ベッドの中で私は、ご主人様に優しく可愛がられている。隣では、先にご主人様のお相手をしたロクサーヌさんが、ぐったりと伸びている。揺れるロウソクのほのかな光だけが、部屋を柔らかく照らしていた。私はおもむろにご主人様に身を任せ、その温かさと快感に全てを委ねていた。
ご主人様の唇が私の身体を滑り、舌でそっと撫でる。甘くて心地良い刺激に身を震わせながら、私は自然と返礼の気持ちを抱いた。今度は私がご主人様の体を丁寧に舐めていく。手探りで股間の、その大事な部分に辿りつくと、なんとなく違和感を覚えた。
私がそれを口に咥えるのは、ロクサーヌさんと二人で宮廷侍女服を着てご奉仕させていただいた時以来。あの日の後も、ロクサーヌさんはたびたびお風呂でされていたのに。良いなぁ私もしたいなぁって毎回見てたけど、まぁ、タイミングがね。
右手でそれを優しく握り先端にキスをしたあと、舌で包み込むようにしながら口の奥へと誘い込む。大きさは以前からあったけれど、舌で転がす口の中のそれにはやはり、前と比べ違和感があった。
口から離し、握ったそれを取っ手のように動かし、いろいろな角度から眺め、また咥える。そんなことを何度か繰り返す。その大きさを確かめるため、私は自分の指や手のひらと比べてみた。細い指先と、肉厚の手のひらに照らし合わせると、確かに前より少しだけ長く、太く感じる。微妙な違いではあるけれど。その感覚に戸惑いながらも、私はその温もりと重みを楽しんでもいた。
ご主人様は私のしていることを見ていた様で、「セリー、すっごく観察してるね」と、少し照れくさそうにお声をかけられた。ハッとして咥え直す。その照れた顔を思い浮かべながら必死に舌を動かし夢中になって吸った。やだ、恥ずかしい、見られてた。でも、ご主人様が喜んでいる声が聞こえてきたので、恥ずかしさをごまかすためにも私は激しく首を前後に動かした。その瞬間、私の心はご主人様との繋がりを強く感じ、身体中が熱く満たされていくのを覚えた。
ご主人様が熱いものを解き放ち、私は口も心も満たされ、先程感じた――大きくなったような、でもどこか微妙な感覚について静かに思いを巡らせつつ、口の中いっぱいに広がるそれをゴクリと飲み込んだ。
私の心は不思議と落ち着いていた。変化への戸惑いは消え、ただご主人様を喜ばせたい一心だけが胸に広がる。先ほどの繊細な違和感も意味を持ち、今では愛しさの一部となっていた。