ながされて藍蘭島エロパロSS
『寝取られて』 第6話
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■登場人物紹介■
ちかげ
西洋館の一人娘の眼鏡少女。15歳。研究家・発明家。
好奇心と知識欲が旺盛。運動はやや苦手。眼鏡で見落としがちだが美人。
ナイスバディが多いためこちらも目立たないが、中肉中背で均整の取れたからだつき。
しずか
ちかげの母。33歳。娘と同じく眼鏡を掛け、普段は和服。
あまり人前に立つことがなく目立たないが、なかなかの美人。
実は元忍者だが結婚を契機に引退し今は西洋館の管理をしている。
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1
その日、オババの姿は珍しく島に一軒しかない洋風建築の館にあった。
「それにしても、オババ様も洋書を嗜むんですね」
客間に置かれたコットン製の応接ソファで、眼鏡を掛けた着物姿の女性が対面した皺だらけの老婆におっとりと笑いかける。
この眼鏡の女性はしずかと言い、忍者一家の双子姉妹の姉で、この西洋館の主であった清正という男に嫁いでちかげを産んだ。他の母親たち同様に十数年前の大津波で夫が行方知れずになると、以来当主代行として館を守っている。
今年で三十三になるが、この島の女性の特徴なのか、彼女もその例に漏れずその肌の張り艶具合はとても三十路には見えず、二十代半ばから後半とも錯覚してしまうほどだった。
名前の通りお喋りな方ではなく落ち着いた物腰で、あまり館の外に出ている姿を見かけられたことがない。そのためあまり目立たないが、ちかげの母親だけあってよく眺めてみれば目鼻の通った綺麗な顔立ちの美女であった。
からだの方も今は着物に隠されて確認こそ出来ないが、嫁に出るまで続けられていた忍者修行で鍛えられていたため、未だにほっそりとした印象を与え、運動量が減った今でも型崩れしていない。むしろ程よく脂が乗って女らしい曲線を描いているほどだ。
「何を言うか。儂はこれでも西洋の医術を学びに大海を渡った身じゃぞ。若い頃は夜を徹して異国の言葉や文字を学び、あちらの医書を読みふけったものじゃわい」
そう言って目の前のローテーブルに出された紅茶のカップを取って啜るオババ。村長をしているこの媼は齢百など疾うの昔に過ぎた最長老だというのに、それでも集落から離れた場所にあるこの館まで自分の足で歩いて来たのだ。
当時の世界を先進する列強の国々に追い付き追い越そうと日本列島ひっくり返したような熱気が渦巻いていた明治維新。
新しい技術や知識などを学ぼうと幾つもの船が欧米に渡ったが、オババが乗った蒸気船もまた同じ目的であった。だが、その帰りに嵐に遭って難破してしまい、オババを始めとした遭難者達はこの島に流れ着いたという。
以降、彼らが藍蘭島と名付けた島の住民に人間が加わることとなり、彼らは自分たちが居住する村を作った。
つまり、オババは村の創始者の一人なのである。
村人の顔ぶれが何世代も入れ替わる中、その人間がまだこうして存命中なのだ。
「あ、そういえばそうでしたわね」
「まあ、十年以上も再読する機会が無くなって、本の保管に長けたおぬしんとこの書庫に預けてしまったがな」
そこにぱな子が客間へ現れ、「これですか?」と言って、手にした大きな本をテーブルの上に置いた。どっしりとした重厚な装丁と横文字のタイトルの古そうな分厚い本であった。
「おお、これじゃこれじゃ」
オババは手を伸ばして本の端を掴み、テーブルの上をずるずる引き摺って手前まで寄せた。
「良かったです♥ ちかげさんに教えて貰いましたから、私でも探せました」
「すまんな。ん? その当のちかげはどうしたのじゃ?」
「えっと……それが、今……ちょっと寝込んでまして…………」
なぜか顔を赤くしてもじもじするぱな子。
「風邪か何かか? 儂が診てやろうか」
「ホホ、違いますのよ。お恥ずかしながら、昨日、東のぬし様が訪ねて来ていたものですから…………」
「ああ、そういうことか」
と、腰を上げようとしていたオババはソファに座り直し、納得顔で頷いた。
「ちかげもやっとそおゆうコトを憶えたか。こりゃますます産術の腕を昔ほどに取り戻さねばのう」
「またお産が近い子がいるんですか?」
「いやまだじゃが、もう何ヶ月かすれば一気に来るぞ。東のぬしの出禁を解いて以降の第二波じゃな。じゃから、今のうちにもちっと外来の分娩術を学び直しておこうと思ってのう」
と、オババは本を両手に取って表紙に目を落とす。産科学に関する書物であった。
「まあ……そんなにおめでたさんがいるんですか?」
「おう、続々と出てきとるぞ。取り上げ婆としては嬉しい限りじゃよ。長年の悩みが解消されたわい。これであと十年は存命できるかの」
オババは破顔一笑しながらそう言った。
「……」
その時、しずかが腹部にそっと手を触れたのを、オババは見逃さなかった。
「なんじゃ、お前もか?」
「あ、いえ――」
と、しずかは首を振ったが、決まり悪そうに身じろぎした。
「お恥ずかしい限りですわ……。実は……東のぬし様がうちに来るようになったのも、ちーちゃんがあの方の秘密を暴くとか何とか言って、此処へ招待したからなんです。心配してたんですが、案の定、食べられちゃいまして。
――で、ちょっと娘の初体験を陰ながら応援してたら、その……。あの方があんまりに凄いものですから、私も悪い心が生まれてしまって、つい、むらむらと……。
あの人に申し訳が立ちませんね…………」
「ほう……。だがそんなに気に病むことはないぞ。村の将来のために協力せよと言ったのは他ならぬ儂じゃし、村の総意でもあるからな。悠長に構えていては貴重な時間が過ぎてゆくだけじゃ。ぱん太郎殿の御種を授かる者が何人出ようが一向に構わん、むしろ大歓迎じゃわい。儂らが大事にせねばならぬのは、行方もわからぬ男達に対する貞操ではない。この村の将来と残された時間じゃ。それに、」
フヒヒ、と笑うオババ。
「女盛りの母親(おまえ)たちの方がある意味辛抱たまらんじゃろう?」
「もう、オババ様ったら、そんな風に……。……でも……。そう言っていただけると救われる気がしますわ」
「特異な事態じゃからな。母親の世代であろうと、まだ現役じゃ。むしろ残り時間は娘たちより少ない。遠慮することなくぱん太郎殿と懇(ねんご)ろになればよい。妊娠しても安心して儂に任せよ。
今はただ産めよ増やせよじゃ」
そう言ってカカカと笑うオババ。
安堵したように緩んだしずかの視線が落ち、頬が薄紅色に染まった。
「オババ様の前だから言えますが、あの方、評判通り凄いですわ……♥ 皆が皆ハマってしまうのもよく理解できました。実は昨夜も、私も混じって今朝方までちーちゃんと二人で狂わされっぱなしで…………♥」
ぱん太郎がぶらっと姿を現したのは昨日の暮れ時で、ちかげは目を輝かせて家の中へ招き入れた。夕食を振る舞った後、しずかも誘われて三人で風呂に入り、そこから性の時間となった。
この洋館の母娘はかなり似通っていた。顔のかたちや髪の揃え方が同じ上に眼鏡を掛けているところからしてそっくりで、そのからだつきもよく似ている。少女と熟女という体型差こそあれ、並んで立つと血を分けた親子だということは一目瞭然であった。乳房のボリュームはさすがに母の方が勝っているが、どちらも同じ半球型。両者とも尻の肉付きは薄いがたるみはなく、男を誘うラインが十分に形作られていた。
ちかげは、「これは本土にあるお仕事ですの」と言って、ぱん太郎を敷物に寝かせると、石鹸を塗りたくって全身に泡を立たせた自分のからだを使い、彼の躰を洗い始めた。また妙な本を読んだのねと思いつつも、しずかもやらされ、母娘で左右に分かれて泡まみれになってぱん太郎の躰を挟み込んだ。
やってみると意外と面白かった。
男の太股に陰部を擦りつけると、ぬるぬると滑るので気持ちが好い。
二人一緒に石鹸をつけた手で男根と精嚢を嬲ると、ぱん太郎も気持ち好さそうにのんのん喘いだ。
「躰も洗えるしヌルヌルして気持ち好いし、一石二鳥ですわね。これを考えた人は天才ですの!」
何を言い出すのやらと娘を心配そうな目で見るしずかであった。
気分が高まってくると、ぱん太郎はちかげをまたがらせ、
「お返しにナカを洗ってあげるのん♥」
と、騎乗位で腰を落とさせた。
石鹸で滑りやすくなった肉根がちかげの中にぬるぬると埋没する。まだ経験回数の少ない少女にとってはそれでも十分すぎる淫激だったらしく、「あッ♥!」と、ちかげは小さくも鋭い媚声を上げて全身を震わせた。
最初は主にちかげの思うように動かさせ、少女が当たると気持ち好い部分を見つけて腰回しに夢中になってくると、そこからはぱん太郎も参戦してちかげをさらに悶えさせていった。
石鹸とは違う蜜のような汁が少女の中から溢れて二人の下腹部を濡らし、パチュパチュと粘性のある水音が立つ。
「んっ……んっ……あっ……♥」
甘美な淫惑に喉を震わす少女。
石鹸の泡で洗われたからだじゅうに光沢が照り、それが少女とは思えないほどの艷やかさを生みだす。
ぱん太郎の運動は緩やかだったが、しっかりとちかげの気持ち好い部分を捉え続けているようだった。
途中、気分転換に体位を変えながら時には激しく責め、また騎乗位に戻り、さらに十数分も経つと、ぱん太郎の腰の振りはかなり大きくなっているのにも関わらず、ちかげは少し苦しそうながらも受け止められているようになっていた。
その頃にはもう、まだ経験の乏しい筈のちかげは快感に追い詰められた顔を真っ赤にさせて涙を溜め、喘ぎまくっていたのである。
「あっ、あっ、あっ……♥! わ、わたし、もう……だめですの……♥!」
ちかげの膣運動の変化を察していたぱん太郎は、突き上げながら尋ねた。
「最後はどんな体位がいいのん?」
「あ、あ、……せ、正常位で……♥」
少女の要望通り上下逆になると、その腰を掴み、一気にラストスパートに入った。
ちかげは泣き悶えながら声を上げる。
「あっ! あっ! ああーっ♥!」
「のん!」
ちかげが弓反りながら絶頂を迎えるのと同時にぱん太郎の肉棒が爆発し、濃厚な精液がちかげの膨らんだ膣奥にどくどくと溜まってゆく。
終わらない射精の中、ぱん太郎は限界まで深々と挿し込んでちかげの子宮にも己の遺伝子を思う存分に注ぎ込み、好奇心旺盛な知的少女を種付けされる感覚以外何も考えられない生殖快楽の坩堝に溶かし込んでゆく。
「あっ……♥ あっ……♥ ああぁぁ…………♥!」
ちかげの目の奥には平時輝いている知性は欠片もなかった。
妊娠に対する不安もなかった。
以前はあれほど興味を持っていたもう一人の男──
少年に対する想いも消えていた。
あるのは……今、彼女と一つになって子種を送り込んで来ている男の存在だけ。
性の悦楽に惚け切った顔で涎垂れる口から赤い舌を覗かせ、その瞳にはただただぱん太郎から与えられる快感の煌めきがあるだけで、ちかげは絶頂アクメの至純世界でぱん太郎に種付け射精される気持ち好さだけをひたすら感じていたのだ…………。
少女がぐったりしてしまうと、次は母親の番であった。
この西洋館に来るまで十年以上も忍びとしての厳しい鍛錬に耐えたしずかのからだは、子を産み三十路を越した今でこそ年に応じた肉の落ち着きと体型ながらも、しなやかな筋肉は健在で贅肉も少なかった。細く見えてもその実、肌に触ってみるとその下に隠された張りのある弾力に驚く。
そんなまだ若々しさを失っていない女肉を、ぱん太郎は心ゆくまで味わった。
泡踊りと娘の性交観察で昂ぶっていたしずかのからだは、すぐに燃え上がり始めてしまった。
「ああっ! ああ~っ♥!」
お腹の奧が熱く潤んでいる。抑えようにも、ぱん太郎の逞しい巨根と精悍な責めの前には脆くも崩れ去ってしまう。
この男が凄まじい絶倫であることは、娘の初体験と共に不倫が始まった日からもう三、四回も体験済みであった──つまり、これまでのぱん太郎とのセックスすべてで、しずかはそのとんでもない性豪ぶりをたっぷり味わうまで抱かれたのだ。
固さや太さ、長さ、反り具合もさることながら、傘の広い雁首の下面にびっしり生えたツブツブで膣ヒダを擦られるのがまた堪らなく気持ち好いし、粗野な態度に見えながらちゃんとこちらの様子を窺っている。これほどの巨根なのに、ナカを突かれて痛みを覚えたことなど一、二回しかない。その時も、「あ、痛い?」と、すぐに動きを修正したりして痛くしないように試みる。東のぬしの性格であれば自分勝手に楽しみそうなものなのに、こちらに合わせてどう動けば良いか考えている節があった。
女の感心を買いたいという下心があるのかも知れないが、男はセックスの昂奮に囚われ過ぎるとつい自分のことしか考えられなくなる。女への配慮を忘れないのは大事だし殊勝なことだ。
今日もどれだけ肉慾の海に沈められてしまうのだろうと思うと、しずかはからだの芯が溶けるように疼いて仕方なかった。
最初は娘と同じく騎乗位から始まり、盛り上がってくると何回か体位を変えながら、ひたすら欲望の赴くままに絡み合った。
「のふふ、やっぱり子供と違って蜜液の湧く量も段違いのん。キミのオマンコ、もうスケベ汁でビショビショのん♥」
腰を振りながらそう喋るぱん太郎。
「あ、あ、あ、あ……♥ そ、そんな風に言わないで……♥」
「恥ずかしがらなくていいのん。正直に欲しがればいいのん♪」
そう言うと、ぱん太郎はしずかの深いところまでさらに突き入れ、子宮を小突き上げる。
「ああ、ああっ、ああ~~♥!」
普通ならこうして奥を突かれれば痛みを伴うものだが、それすら心地好さに変わってしまうほどにしずかのオマンコは発情していた。ぱん太郎はそれをわかってやっているのだ。まだ痛みを与えると判断すればやって来ない。
二人は上になり下になり、しずかは固く反り返った肉棒でさんざんに掻き回され、貪られ、その気持ちよさにすっかり女肉は愛の汁を湛える蜜壺となり、最奥まで突き上げられてどくどくと子種を子宮に注がれると、
「あああっ――♥!」
ぱん太郎の雄魁に膣いっぱい征服された上、はっきりと感じられる中出しの感触がたまらなく善く、肉棒が暴れる度に奧壁を叩く射精の力強さに、しずかはからだを震わせながら恍惚の表情で身悶えた。
夫ではない男の生中出しを受けている、孕まそうという意思を籠められて思いきり膣内射精されているとわかっていても、こころもからだも悦びで打ち震え、腰を離すことができなかった。
(ごめんなさい……ごめんなさい、あなたあ…………♥)
なぜこの男とのセックスがここまで気持ち好いのかわからない。
なぜここまでこの男を慾してしまうのかわからない。
そう思いながらも、彼女のからだは無意識に自分からも腰を押し付け、夫ではない男の種を噴き出している逞しい極太肉棒をもっと慾しくて堪らずに締め付け、さらに膣深くに招いてその精液を子宮に直接浴び悦んだのである…………。
その後も風呂の中で親子尻を並べて官能に喘ぎながら二度三度と交互に注ぎ込まれ、ちかげとしずかのオマンコに白濁粘液のネチョネチョの釣り橋が掛けられた後、からだを汚した白濁や汗をもう一度落としてから母娘に眼鏡を掛けさせ、湯にのぼせたような状態になった二人をぱん太郎が両脇に半ば抱えるようにしてちかげの寝室に移り、さらなる本番が始まった。
本で得た知識だけは豊富な二人だったが、ぱん太郎を相手にするとそんなものは吹き飛んでしまい、ほとんど本能に従うままに享楽に耽るだけであった。眼鏡をかけたいつもの顔に戻ったちかげとしずかは、しかし、その奥の瞳からは知性の光など消え失せて肉体の快楽に悦ぶ淫色にどっぷりと染まり、その口からは理性を感じる言葉など出ては来ず、ただただ浅ましい嬉悦に満ちた嬌声を発するのみであった。
ぱん太郎はダブルパイズリから前後二点奉仕、親子丼の種付け渡りまで、洋館母娘に色々な奉仕を命じて楽しんだ。
ちかげとしずかはその命令に唯々諾々と従ったのである。
夜半過ぎ、何度目かの連続絶頂の大波を被ったちかげがとうとう気を失ってリタイヤすると、その後はしずか一人でぱん太郎の相手をすることとなった。
ぱん太郎はこの家は幾つも部屋があって面白いと楽しがり、しずかと二人全裸で館のあちこちを案内させながら、その場所ごとに彼女を抱いた。ダイニング、台所、客間、書斎、地下書庫、階段の踊り場などなど……その場で一度ヤッてから駅弁状態で次へ移るのだ。
二人が通った所には白く濁った跡が点々と続いた。
ぱん太郎の無尽蔵な精力には驚かされっぱなしで、彼女のからだを挿入したまま軽々と持ち上げてのし歩くのだから、歩行の衝撃がズンズンとオマンコに響き、しずかはわずかに残った理性も保つ余裕が無くなり、あられもない痴態を曝け出けて喘ぎまくってしまうのを抑えられなかった。
ぱん太郎の膣奥射精を一度味わうたびに、長い長い射精の中で何度も小さくないアクメを覚え、嬌声は途絶えることなく淫らに深まっていくばかりであった。
夫の匂いがあちこちに残る書斎では、机に手を付いて立ちバックで犯されると、しずかは倒錯した感情で他の場所以上に乱れ喘いでしまった。
硝子窓の外の夜陰に顔を向けながら、
(ごめんなさい、あなた――! でも、でも……すごくきもちよくて……♥ 全然止められないのぉ……♥!)
と、突かれる度に全身を駆け巡る快美感に、もはやしずかの目の焦点は定まっていない。
そんなしずかの様子とさらに締まりの良くなった蜜肉に気付いたぱん太郎が、より抽送を速めて彼女を求め、成熟した肉壺をこれでもかというぐらいに隅々まで掻き回してゆく。
「ああっ、ああっ、ああっ、ああぁっっ♥♥!!」
抑えきれない肉悦が夥しい愛液と喘ぎ声になって溢れるままに、しずかは悶えまくる。
どうして夫以外のオチンポがこんなに気持ち好いの。
あの人を裏切っているのに、どうして私は喜んでセックスしてるの。
私まで孕まそうと中出しされまくってるのに、どうしてそれを拒めないの。
どうして────
だが、分析しようとする思考が働かない。
あるのはこれまでの自分が無くなってしまうと思うぐらい気持ち好くて堪らない快感だけ…………!
「イク、イクッ、イクゥッ♥!!」
「ボクもッ! のうんッ!」
二人は同時に絶頂に達し、その瞬間、しずかの頭の中は完全に真っ白になって何も考えられなくなった。
永遠に感じられた──実際には十数秒ほどだったが──時間、彼女は極楽浄土に旅していた。
ちかげの時と合わせてこれでもう十回目にはなるだろうぱん太郎の射精は、その勢いをまったく衰えさせることなく、他の男のモノの筈であった胎内に濃度のまったく落ちていない精液を撒き散らしてゆく。
しずかの子宮口は既に夫ではない男の精子で真っ白になり穴も埋まっているほどだったが、そこへさらに浴びせかかって上塗りされていったのだ。しずかの子宮口は伸び縮みしてそれをゴクゴクと美味しそうに飲み込む。
夫に捧げた筈のからだが、他の男に侵食されてゆく。
夫だけに許していた筈のオマンコが他の男の肉棒と精液で塗り替えられてゆく。
収まりきらずに結合部から溢れてボトボト、ボトボトと床に垂れ落ちる白濁の塊。
「──ハァッ、ハァッ、ハァッ…………♥」
こんなに気持ち好く感じるなんて、生まれて初めて――──
長い射精を受け続けた後、やっと絶頂の高原から降り始めても、机に突っ伏したまま喜悦の涙や涎を流しながら、しずかはそう思った。
十年以上も忘れていた女の悦び──いや、これほどまでとは知らなかった。
愛してもいない男との性慾を衝き動かされただけの肉と肉の交わりで、こんなに深く濃密に酔い痴れてしまうほど満足できるなんて知らなかった。
心地好い歓喜に打ち震える全身の中で、アソコの悦びようが最も鮮やかな感覚だった。まさしく肉慾の目覚め。オマンコ全体が歓喜の海に浸っていて、それが全身に広がっているのだ。このままじっとしていてもその余韻の波風だけでまた逝ってしまいそうだった。夢中になる女が絶たない理由がからだの芯から理解できた。
ましてや、男をまったく知らない娘たちだったら、どれほど囚われてしまうのだろうか…………。
(いえ…………私たちだって………………)
夫はこの点に関しては淡泊だった。
一、二回で終わることが多かったし、今振り返ってみればからだを重ねた回数自体も平均的な夫婦より少なかったのではないかと思う。
とはいえ不満があったわけではない。それとこれとは話が別だ。
夫婦寄り添って寝ているだけでも幸せだった。
愛していたからこそ何の不満もなかった。
だけど────
しずかの膣内(なか)にたっぷりと出し終えたぱん太郎がずるりと男根を引き抜き、どけていた椅子を引き寄せて座った。
「もっかいやるのん♥」
と言って、白濁雪崩を無数に滴らせているまだら雪化粧の大剛根が僅かの疲れも見せずに絶峰も険しく屹立する股を拡げ、しずかを膝上に乗るよう誘った。
しずかは快楽にけぶる目に喜色を光らせて頷き、同じく股間から孕まし汁の白滝を垂らし流す腰を上げながら、紅(あか)い唇を淫蕩に緩ませたのだった────
他の場所と違って書斎ではもう二発分もしずかを昇り詰めさせて悦ばせ、ぱん太郎は計三発も濃厚な子種を彼女の子宮に注ぎ込み、しずかにしっかりと種付けられているのを味あわせて。
椅子に腰掛けての対面座位で、オマンコの最奥での精液の受け渡しをしながら、舌を絡めながらのディープキスでお互いの唾液の受け渡しもしずかとぱん太郎は夢中になってやった。
夫の書斎で長い時間情夫との生ハメセックスに耽り、さんざん善がった末に三発も中出し種付けされたしずかは──その顔に不貞への負の感情などまったくなく、浮かんでいるのは悪感情すら押し退けた深い満足感、生殖本能の悦び、目の前の男への恋慕だけであった。
それどころか、男の精液が孕ます気で雄々しく膣内発射されて、夫のものではない精子がからだの奥深くへ送り込まれる感触に、ただ言葉にならないだけで、間彼女のからだは、オマンコは、明らかにこの上ない歓喜に包まれていたのだ。
さすがに体液まみれになったからだを綺麗にしようと風呂場に戻り、だが、せっかく洗ったからだで先ほどの泡踊りで使った敷物の上で正常位になってもう一発。
本当の夫婦になったようにお互いを求め合ってフィニッシュを迎え、
「イクよ、イクよ、キミの中に出すよ♥!」
そうぱん太郎が叫んで抽送を早めると、
「来て♥! 来て♥! 奥でいっぱい出してぇ♥♥!!」
と、しずかは夫にも言ったことのない台詞を甘えた声で叫び返し、ぱん太郎の太い首と腰に回せる限り手脚を絡め、ただひたすらにぱん太郎の強靭な種付け射精を膣奥で感じ続けたのである。
それで腰が抜けて歩けなくなってしまったしずかをお姫様抱っこしてぱん太郎が寝室に戻ると、夜もだいぶ更けていたがその物音でちかげが目を覚ましたので、彼は再び親子揃って組み敷き、眼鏡の美女と美少女をベッドの上でまた喘ぎまくらせた。
二人とももう、抱かれるままに、オマンコを掻き回されるがままに、そのからだをぱん太郎に捧げ、顔じゅうからだじゅうを汁まみれにしながら悦びの嬌声を上げるだけであった。
ぱん太郎はちかげを屈曲位にさせ自分の脚を押さえさせると、上を向いた肉穴に打ち下ろすように肉棒を出し入れながら言った。
「キミの穴もだいぶほぐれてきたのん♥」
その言葉の通り、すっかり柔らかく開いたちかげの肉孔は、淫汁にまみれながらぱん太郎の剛棒をすんなり迎え入れ、中ではきゅうきゅうと締め上げていた。
「あ、あ、あ……♥! ぱん太郎様の逞しいペニスが……♥ お、おく、奧まで当たってますの……♥! あ、あ……♥! も……もっと……もっと知りたいですの……♥ もっとせっくす……♥ だから……もっと、もっと、いっぱい……ずぽずぽしてくださいですの…………♥!」
泣き腫らした顔であられもない言葉を口にするちかげ。
「のふふ、わかったのん。せっくすの気持ちよさ、オンナであることの悦び、キミのカラダにももっとたっぷりと教えてあげるのん……♥」
ぱん太郎はさらに腰を激しく上下に動かし、ちかげの淫孔を責め立てた。
ぱん太郎の長大な肉棒が長いストロークで出たり入ったりし、ちかげはひっきりなしにからだをわななかせ、悶え叫んだ。
「ああっ、ああんっ、あああぁんッ♥!!」
そろそろ外は白みかけていた。
ぱん太郎は思うがままにちかげを善がり狂わせ、少女に大きな波が来るのを見て取ると、覆い被さるようにほとんど根元まで挿し込んで、彼自身も最期の運動に入った。
「あー! あー! ああーーーッ♥!」
「またどぷどぷ出してあげるのん! キミもゼッタイ孕ませてあげるのんっ♥!」
「あアーーーッッ♥♥!!」
「ののん!」
ぱん太郎の律動が止まり、少女に密着した腰がビクビクと跳ねる。
「あ……あ……♥! また……いっぱい……種付け……されてますの……♥ せい、えき……! あかちゃん……の、素、がぁ……♥ 私の、ナカにぃ…………♥」
娘のベッドの端に座ってそれを眺めていたしずかは、二人が繋がった部分から、夥しい白濁液が腹と背に分かれて流れ落ちていくのを蕩けた目で見つめた。
父親似で頭が良く読書好きな娘だったが、まだまだ幼稚さが抜けていない子供だと思っていた。
その娘が苦しむことなく大人のペニスを腟内に迎え、女の快感に目覚めている。
娘のオマンコの奥に、言葉ではない原始的な本能に支配された体液が注がれてゆく。
本能に屈服し、知識も知性も吹き飛んだ酔い痴れ顔で嬉々としてからだを開き、その種付け膣奥射精を心から受け入れる娘。
今日だけでももう何度目だろうか。
(私も……また慾しくなってきちゃった…………♥)
彼女自身も今日だけでもう十発以上膣奥射精されていて、下半身が甘く痺れ過ぎて感覚がおかしくなって立つのもやっとだというのに、こうして眺めていると、まだアソコが、子宮あたりが熱く切なく潤み、疼き、もっと慾しいと思ってしまう。
上擦った声を漏らして何度も気持ち好くアクメしながら精液注入され続ける娘に、しずかはふと気付いた。
ここにはもう、知性のかけらもなくあさましく男を求める女が二人いるだけだと……。
ならば、もう………………。
娘への種付け注入を終えたぱん太郎が悠然と振り向くと、年甲斐もなく胸を躍らせて妖艶に微笑み返すしずか。
にじり寄って来て隣に座った大男に軽々と抱え上げられて膝上に乗せられ、対面座位でお互いに強く抱き合って貪るようなキスをする。彼女の脳裏からは夫の面影は消え去り、脳が痺れるような口づけを堪能した後に一つに繋がると、これほどの肉悦で満たしてくれる男のことしか考えなくなった。
ぱん太郎が上体をベッドに寝かせるとその上に跨ってぶるぶると乳房を揺らしながら自分から腰を振りまくった。普段の知的でたおやかさすら感じる姿など何処にもなく、館じゅうに響くほど乱れた艶声を張り上げる痴態を晒し、もし夫の清正が見たならば、これが自分の妻だとはとても信じられなかっただろう──娘も同様であるが。
しずかの夫からすれば、女を肉穴としか見ていないような飢えた獣によって、大事な娘の純潔を散らされ、大切な妻の貞操を穢された──
どころか。
妻も娘もセックスで頭をいっぱいにした淫乱な女に塗り替えられてしまい、とても認められない男の下卑た子種を悦んで肉穴に注がれまくる女に変貌させられてしまい。
娘は何人もの女と関係を持つ男と悦んで子作りする女になってしまい、妻は自分以外の男と悦んで子作りする女になってしまったのだ。
だが、それは実際には此処にいない男の益体もないもしもの話であった。
ちかげは父のいないところで、しずかは夫のいないところで、心から気持ち好くぱん太郎とセックスし、肉穴同然にぱん太郎に犯されても快感を覚えるばかりで、幸福すら感じる快楽絶頂に包まれ、ぱん太郎に膣内射精されてその精子が子供が宿る場所に入ってゆくのを本能で認めてしまい。
ちかげが寝静まっても、その隣でしずかとぱん太郎のお互いに求め合って高まってゆくセックスは続いていた。
愛し合う夫婦のように二人は性器を一つに融け合あわせていた。
間もなく獰猛なほど精力漲る膣内(なか)出しがしずかのからだ奥深くで始まると、その強靭な脈動と子宮を叩く精液の塊の衝撃で嬉悦の光一色のアクメ世界に翔んだ彼女は、夫に詫びるどころかその存在すら忘れ、こころもからだもぱん太郎で満杯になり、今、彼女と一つになっている大男の本能が吼え猛る彼女を孕ませたいという意志に精一杯応えようと、夫ではないこの男に種付けられることしか考えなくなっていた………………。
2
「おーい」
「――あ」
ハッと我に返るしずか。
「どうしたんじゃ、ぼーっとして」
「あ、な、なんでもありません。ホホホホ……」
「ふむ。お前は休まんでも大丈夫なのか?」
「え、ええ、そこは年の功で何とか。あの方も軽薄そうに見えて無理な一線はちゃんとわきまえてるようですから……。ですが、ちーちゃんは私より体力ないし、まだ慣れてないから刺激が少しこたえるようですね」
「そうか。よく見ればおぬし、顔がつやつやしとるのう」
「フフ……」
しずかは袖で口元を隠したが、確かにいつもよりどこか艶めいた雰囲気があった。
「あまりうるさくは言わんが、躰にたたるほどやるのは感心せんぞ。うーむ、その辺は皆にも釘を差しておくか……」
「ぱん太郎様って一度始めると、四回五回、いえ、十回以上だって平然とヤリますし、私達が本当に満足するまでなかなか止めてくれませんから、ついつい…………♥」
「ほんにあやつの精力は底なしのようだのう」オババは感心したようにフンと鼻息を立てた。「聞くところによると、連日連夜飽きもせずに幾人も抱いているらしいが。一体どうやったらそれだけの元気が続くのやら。分けて欲しいぐらいだわい」
「いっそのことお二人で長寿健康の秘訣本でも書いたらどうですか? 代筆しますわよ」
「年寄り話など好んで読む奴がいるかね」
「ホホホ……。――ですが、オババ様の言う通り、元から体力自慢だったにしても、ちょっと桁外れすぎますよね、あの絶倫っぷりは……。実際に味わっている身としては、あそこまで満足させてくれるのはとっても気分が晴れるんですけど……あれはまさにバケモノ、いえ、それだけでは説明がつかないかと……」
「ふむ。だがまあ、男一人で大勢の女を相手にしてくれとるんじゃ。産まれた赤子は立派な人間だしのう。何であろうと、今の村にとってこんなに素晴らしいことはない。それほど問題視することでもあるまい?」
「それはまあ、そうですけど…………」
「まったく、ぱん太郎殿の積極さを少しでも分けられるなら、もう片方に煎じて飲ませたいぐらいじゃよ。律儀な性格は良いことじゃが、それだけでは村は栄えんのじゃ……」
「あ…………」
と、しずかは何か思い出したような顔をした。
「そうそう、それに関してですけれども。どうも……あの子が…………」
「あの子? ん?──ああ、あれか」
オババは途中から誰を指しているのか見当が付いたようで、軽く溜め息をついた。
「儂もこないだ偶然にぱん太郎殿と一緒に森の中に消えていくところを見かけたわ。驚いたが、まあ、あれだけの器量好しをほっとく方がどうかしとるしのう。儂の見たところ、関係もだいぶ進んでいる雰囲気じゃったな。村で一番そういう面に疎いと思っとったが……おぬし達の評価の通りであれば、変えられてしまったのかも知れぬな。女は男次第とも言うしの。
フフ、あの娘すら落とすとはのう。ぱん太郎殿もなかなかやるではないか」
「なら、尚更…………彼が可哀想ですわね…………」
「……自業自得じゃよ」
そう言って嘆息したオババの表情は、険しいが残念そうであった。
「ぱん太郎殿の御種蒔きが始まってから、儂はそれまでにも増してきゃつにはさんざん発破をかけたんじゃが、相変わらずというか、まともな反応ひとつ返ってこなんだわ。まったくもってまごうことなき玉無し野郎じゃわい。やはりこの島の人間ではないから、考えがズレとるのかも知れんな。状況は一変したというのに、やれやれ…………」
目を瞑って首を振るオババであったが、再び瞼を上げた時には、決然とした目つきをしていた。
「これも定めじゃろ。儂らは儂らを救うものを選び取らねばならん。またとない好機を振ってまで、きゃつのその気を延々待つわけにもいかん」
「……そうですね…………。ただ、彼は今の状況を把握してないみたいですから、真相を知った時、精神的にかなり参ってしまうのではないかと……」
「うむ……しかしまあ、二人は恋人になったわけでも、夫婦になる約束を交わしたわけでもあるまい?」
「まだそこまでは行ってないみたいですわね。でも、家族以上の気持ちを抱いているのも間違いなさそうですわ。言葉にしないだけで……」
「年頃の男女がひとつ屋根の下で長く暮せば自然とそうなるわな。儂もそれを期待しとったんじゃが。しかし、今の段階で部外者がどうこうと口を差し挟むわけにもいくまい」
「それは少々意地が悪うございませんか、オババ様?」
「そうじゃな……。しかしまあ、何かあったら儂が出るわい」
と、オババは温くなった紅茶の残りを啜って空になったカップをカチャンと置いた。
「では、このまま黙って見ていろと……?」
「無理やり手籠めにされたというなら考えもするが、儂が見た限りはそうでもなさそうな様子だったからな。それとも何か、強姦されたりそんな気はないといった証拠でもあるのか」
「いえ、オババ様のように目撃した者たちの話では、あの子も満更ではなさそうだったと……少なくとも拒んだりはしていないようですね」
「なら、やはり強いて口出しすることもないじゃろ」
と、肩を竦めるオババ。
「本人が決めることじゃよ。男女の間柄など、うかつに他人がしゃしゃり出てもただ引っ掻き回すだけで、当人達にはいい迷惑ということが多い。成るようにしか成らんじゃろ。それとも、おぬしには何とかする自信や策があるのか?」
「いえ……」しずかは視線を落とした。「不貞に堕ちた私が言う資格はないですね……」
「まあまあ、それはそれじゃ。行人に同情する気持ちは分かるが、今は見守るしかなかろう。これはきゃつの問題なのじゃからな。さっさと手を出していれば良かったんじゃ。儂らはただ、何かあった時に助けてやることしかできん」
3
東の森にほど近い茅原が麓に広がるなだらかな小山の上に新しい屋敷が造られ出したのはつい一月ほど前からであったが、暇あらば女衆が押しかけて手を貸した上、腕の良い大工の仕事もあり、それは見る見るうちに完成に近づいていった。
屋敷林のためにわざわざスギやマツが移植され、温泉が掘られ、特製の巨大ベッドの材料が運び込まれて組まれたりしたというのだから、彼女たちの熱の入れ込みようも伺える。
屋根に茅を葺(ふ)く作業中、とげ太がぽつりと、「村一の豪邸にしちまったなあ……」と呟いた通り、これより大きな建物は洋館と学校のみというほどの立派な一軒家が出来上がりつつあった。
もう外観はすっかり完成したように見える新屋敷を、まちは道の遠くに佇みながら眺めていた。
彼女とあやねだけは手伝いに参加したことが一度もなかったので中の様子までは判らなかったが、想像以上に広く豪勢な造りらしい。作業場からは毎日賑やかな喚声や槌や鋸の音が絶えることがなかった。
「よくやるわねえ……」
屋根葺き用に茅を刈り取られて見通しが良くなった野原に、どこか虚ろな風が吹き抜けている。
「まちじゃないか」
呼びかけられてハッとして振り返ると、木刀を肩に乗せた行人が集落のほうから歩いて来るところであった。
「行人様じゃない」自然と嬉しそうな笑顔が広がるまち。「こんなところで何をしてるの?」
「村の見廻りだよ」
そう言いながら行人は木刀を軽く持ち上げた。
「からあげさんが東へ出張中、ボクが代わりを務めてるんだ」
「あら……からあげ様の代理とは、かなりの大役を任されたわね」
「そうなんだよね。ちょっと大変だけど、個人的にはやり甲斐があって楽しいよ。ただ、一概には喜べないんだけど……」
「と言うと?」
「……いや、ね…………」
と、行人は言葉を濁し、曖昧な苦笑いを浮かべた。
西のぬしであるからあげが東に出張っている理由。ぱん太郎が西の人里にいることが多くなったために東の森が留守がちになっているので、その代行が必要になったというわけだった。
東の住人ではないからあげに本来そんな事をする義理など全く無いのだが、オババまでが頭を下げて頼み込んで来たために断るに断れなかったそうだ。ぱん太郎とも直接話をつけたらしく、行人に後を任せて烈火の白刃は東の森へと出向くこととなった次第であった。
「なんでからあげさんがあんな奴の尻ぬぐいをしないといけないんですか? ボクにはさっぱりわかりませんよ」
と、出立時に行人が半ば呆れ気味にそう怒ると、からあげは首を振り振りこう答えた。
「村のため、さ。……それより、すずをよろしく頼んだよ」
――そういう経緯があってから、もう何日ぐらい経つだろうか。
とんだとばっちりだと口端に登らせかけたのだが、行人は思いとどまった。
目の前の巫女少女にこんな不満をぶちまけても埒があくわけではない。それに、からあげ自身が決めた事になおも言い募るのは、あまり格好の良いものではなかった。
話題を変えることにした。
「そういうまちこそどうしたの? こんなところで。なんだかボーッとしてたみたいだけど」
「ええ、まあ……。あれを眺めてたのよ」
と、まちは小山の屋敷に向き直った。
「あー、あれかあ」
まちの視線を追った行人は口を曲げ、木刀の背で肩をトントンと叩いた。
「確か東のぬしが入るんだっけ。こっちの住人でもないのに、随分とでっかい家を建ててるみたいだね」
そう言った後に、「まさか永住する気じゃあるまいな……」と小さく付け加える。
「張り切ってるしね――東のぬしに鞍替えした女たちが」
「だよね。よくやるよ……」
「あら? そういえば、行人様は今日はおひとり?」
「ぷー!」 ぷー!」
と、行人の頭の上に乗っていたとんかつが無視されたと思ったのか怒って上下に飛び跳ねる。
「あらごめんね、とんかつ。
でも、もう一人がいないわね……」
まちはすずの姿が見当たらないことに今さら気付いた。いつもならごく当たり前のように一緒にいる二人だったので、つい見落としてしまっていたのだ。
「あ、うん。すずはすずで仕事の手伝いを頼まれたって、別のところに行ってるよ。まちが言った通り、女の人たちがあれだからね」
と、行人は木刀の柄でトンテンカンテンと槌の音がする屋敷の方を指し示した。
「近頃そういうのが多いみたい。ま、建て終わるまでだとは思うけど」
「なるほどね……」
「そういやボクも見廻りするようになったし、最近は別々に行動するのが増えてきたかなあ」
「へえ~。じゃあ、行人様は今、ふりー状態が多くなったってワケね。……ねえ、行人様♥」
つつつ、と滑るようにまちは行人に近付いていった。
「え?」
後ろ手で少年を仰ぎ見るようなしなを作ったまちは精一杯可愛い顔をした。
「な、なにかな……?」
まちの顔面が寄って来る分だけ上体を反らす行人。
背の低いまちが前屈するものだから、巫女装束の下にある白い胸が垣間見えてしまいそうで、慌てて視線も逸らす。
その童顔低身からは想像もつかない、だが年相応のむっちりとした裸体をまちが持っていることを、何度か見たことがある行人は知ってしまっている。
以前に本物のセックスを盗み見てからというもの、妙に女体に気がいってしまうことが多くなり、そんな過剰な意識を振り払うのに苦労もしていた。
(そんなんだから最近ヘンにすずも色っぽく見えちゃうんだよ)
と、自戒もしている。もっと心も鍛えなければ、と行人は思っている。
そんな少年の考えを知ってか知らずか、まちは胸元に空いた広い隙間から双つの膨らみがまろび出そうなど上半身を傾けながら、
「よかったら、これから私とでえとしない?」
と、猫撫で声を出した。
「ええっ、デート!? ――で、でも、ボクはまだ見廻りが残ってるし……」
「そんなの後でもいいじゃない。ね、どっか遊び行きましょうよ♥」
まちは行人の服の袖を掴んでねだるように言ったが、急にしゅんとして、
「……それとも――私とじゃ……イヤ?」
と、子猫のように潤んだ瞳で少年を見上げた。
「えっ!? いや、あっ、そっ、そんなことないけど」
キョドキョドと周りに視線を向ける行人だったが、だだっ広い野原に救いの手があるわけでもなく。
「じゃあ行きましょうよ♥」
あっという間に態度を変えてぐいぐいと少年の袖を引っ張り始めるまち。
行人はどうしようかと内心戸惑っていた。デートと言われるとちょっと抵抗があるが、まちの頼みを無碍に断るのも心苦しい。
しかし、それらより何より、任された役目を途中でほっぽり出してしまうのは、からあげに対して顔向けができなかった。男子の名折れである。
「ご、ごめん!」
行人は焦ったようにまちの手を振り解いた。
困り笑いを浮かべながら後ずさり、
「ほら、あそこに大勢いるからその様子を見とかないといけないし! 仕事の途中だから今日のところは、ね!? ごめん、さよなら!」
と謝りながら、行人はあたふたと小山の方へと走って行ってしまった。
「あ…………」
取り残され、また一人ぽつんと佇むまち。
がっくりと肩を落とし、溜め息をつく。
「乙女の切な願いをむげに断るなんて、ひどいわ、行人様…………」
恨めしげな視線を駆け去る背中に送ったが、それはすぐ心細そうなものに変わった。
「……やっぱり……今のままじゃダメなのかしら…………」
もっと女の魅力を磨いていれば、もしかしたら行人も考えが違っていたかも知れない。
不安な表情はそのままだったが、まちは意を決したように眦を上げた。
「今のままじゃ…………!」
これ以上くよくよと迷っているのは性に合わない。
小山に背を向けるとごっちらのを召喚し、その背に乗って村の方へと飛んでいった。
まちはあの大男の行方を捜して、出遭った者に片っ端から尋ねて回った。主に村の中を歩き回っていると言うぱん太郎の足取りを掴むことはそう難しくはなく、すぐに大体どちらの方角へ行ったかも判明した。
だが、それと共に気になる別の情報も得た。
ある娘と一緒だったという。
「こっちの方向に、あの娘と……?」
その道の先にあるのは、その娘の住居を含めた二、三軒しかない。
行人は遠く離れたところにいる。
(…………まさか…………)
思いも寄らなかった展開に、まちはおかしな胸騒ぎが湧いてくるのを抑えられなかった。
4
その頃、男の姿は建築現場ではなく、別の場所にあった。
「ぅにゃああんッ♥!!」
青いリボンのポニーテール少女はひときわ高い嬌声を上げ、男の最後の一突きを受け止める。
ねろねろに蕩(とろ)けた膣内を最奥まで侵す熱い肉の塊。そこからさらに熱い液体が溶岩のように激しく噴き出し、奧壁に叩き付けられるのを感じると、少女のからだは淫悦に震え、その喉からより甲高い媚声が立ちのぼった。
海が見える岬に建った彼女の家の濡れ縁。
そこで少女は男と裸同士になり、真昼の情事に耽っていた。
縁側に腰を下ろす男の太腿に彼女が尻をつけるような背面座位の姿勢で、両膝裏を掴まれ海原に向けてガバリと拡げられた格好。
小高い淫丘の裂け目を野太い肉棒が貫き根元まで埋(うず)まり、少女の握り拳ぐらいはある二つの精嚢から、夥しい子種が飽くことなく供給される。
(ああぁ……子宮(おく)に──精液が……当たるのぉ…………♥♥!!)
男の濃く熱く元気すぎる子種は、まだ孕み産んだ経験のない少女の膣内でも中を満たされる温かさがありありとわかる。
一度したおまんこの余韻は、数日は下半身に残る。そしてここ一ヶ月以上、一日たりとてその余韻が消えたことはなかった。
昼の陽光を海面で穏やかに煌めかせる青海原を眺めながらの、今日四回目の中出しの感触に、少女は背を反らせて悩ましげな声を上げる。
瑞々しい媚肉がキュウキュウと窄まりながら蠕動する。それがさらに気持ち良い摩擦を生むのだ。
仰け反って上を向いた紅い唇を、すぐに男が奪いにやってくる。
少女の瞼が夢心地にうっとりと降りた。唾液にまみれて絡み合う舌。
少女の股の間から溢れ出た白濁汁が縁側の板を汚し、ぼとりぼとりと地面に落ちていく。
射精が終わると小休止を挟む間も置かず、まだ体液で汚れてない隣に少女を四つん這いにさせ、男自身は縁側から降り地面に膝を突いての後背位に移った。
「にゃああッ♥! あああんッッ♥♥!!」
立て続けに再開された激しい抽送に、少女の胸と尻、二箇所の白い双丘が波打つ。
少女は唾を垂らしながら喘ぎ悶え、子宮を小突かれる度に光る高みへと誘われてゆき、絶頂に飛ぶとともに今日五回目の種付けを味わった。
「あっ……♥ あっ……♥ ああっ……♥!!」
男は射(だ)し終わるまで絶対に抜かない。膨らんだ子宮口に接吻するように先端をくっつけ、最後の一滴まで子宮に浴びせかける。少女のからだの奥の奥まで己の存在を染み込ませようとするかのように。
胎奧で射精される感触を味わう度に、子供を作っているという、まだよくわからない感情に襲われる。
しかし、その感情は肉棒と精液、両方の熱さと鼓動に招かれる絶頂によって充足感に包まれ、白い世界の中で気持ち好く溶け散っていってしまうのだ。今ではその感覚に浸らずにはいられなくなっていた。
五回目が終わって抜いても、今度は少女を縁側に仰向けにして脚を拡げさせ、男はまたもやハメようとする。
「ホラ、脚開くのん」
命じられた通りにすぐ股を広げ、白濁の沃野と化した秘陰をさらけ出しながらも、
「ああ、もう……帰ってきちゃうよお…………♥」
と、少女は涙目で──だが、本当に悲しんでいるとは思えない緩んだ頬で──声を震わした。
男と偶然出遭ったのは、頼まれた畠仕事を終えた後、思ったより土で汚れた服を取り替えようと一旦家に戻る途中であった。
「一度キミの家を見てみたいな♥」と言う男に、「う、うん……」と、少女は言われるがまま我が家まで案内したのだ。
家には他に誰もおらずガランとしていて、彼女の口から同居人が出掛けていることを告げられると、男は抑えきれない昂奮に少女を抱き寄せて玄関の壁に押し付け、そのからだを撫で回し始めた。
「あ、だめ……♥」
そう言って男の腕の中で身を捩ろうとする少女だったが、その力はまったく弱々しく、男がしゃがみ込んでスカートの中に顔を入れて下着越しにアソコを舐め始めると、
「あ、だ、だめぇ……♥ あ……♥ うにゃ……♥」
そう言いながらも少女は甘んじて受け入れてしまう。
男がこのような行為をしてくることは予想できていた。
──期待する気持ちがなかったと言えば嘘になる。
男の唾液と彼女自身の体液で何本も糸が引くほどベチャベチャになったパンティを脱がされ、剥き出しになった濡れた割れ目をさらに舌と指で直接弄られると、少女はその気持ち好さに声を抑えられなくなって喘ぎ悶える。
青リボンの少女の準備が十分に整うと、男は立ちバックでハメようとしてきた。少女は吐息を熱くして男を受け入れる体勢になりながらも、せめて中で服を脱いでからと懇願した。
板間に二人の衣類と滴った体液の道が生まれているのはそのためだった。
部屋の真ん中まで来る頃には二人は完全に裸となっていて、四つん這いになった少女に男が覆い被さり、慣れた手つきで禍々しく反り返って怒張した極太肉棒の狙いを当てて腰を押し進めると、少女の甲高い嬌声と共に男の孕まし棒はぬ"る"ぬ"る"とすんなり入ってゆき、「のおお……♥」と、快感の低い嘆息をひとつついてから男は動き始めた。
少女はと言うと──
彼女もまた、昂奮にまみれた表情でハァハァと息を乱していたのである。
挿入された快感で剥がれた仮面の下から、秘かに期待していたものが得られた喜びが漏れ出していた。
少女の顔に走ったのは、間違いなく性の歓喜であった。
あっという間に二人は燃え上がったが、男の少女のオマンコへの責め立ては何十分も続き、その間何回も体位を変え、側位で脚を絡め合って繋がったり、立って部屋の壁や箪笥などに手をつき立ちバックでやったり、駅弁になったり、対面や背面の座位になってヤッたり、時には激しく、時には緩やかに、時には完全に止まって挿入したまま抱き合いながら上半身で緩やかな愛撫をしたり、行為中の会話を楽しんだり、口づけを堪能したり。
そして律動が再開されると少女はまた喘ぎ出し、苦しそうな、だが快感にまみれた甘やかな嬌声は熄(や)むことがなかった。二人が見つめ合う時間も実に多かったし、繋ったまま見つめ合いながら口づけを交わすのも何度もあり、唇を離す度に青リボンの少女の双眸は眼前の男に対する思慕で潤んでいた。
最後は部屋の中央に戻り、男は少女をまんぐり返しにして長い両脚を大きく拡げさせ、激しく腰を振ってラストスパートをかける。
「うにゃ♥! にゃ♥! にゃ♥! にゃあぁ♥!」とひときわ高い艶声を漏らしながら期待を宿している光りを目端に溜めた蕩け顔の少女。おそらく本人は気付いてないが、その頃には、もう、明らかに射精を──男の膣内射精を待ち望む気持ちを隠しきれない女の表情になっていた。
そんな青リボンの少女の胎内で、
「のおおお…………ッッ♥♥!!!!!!」
と、男は少女の内心の期待通りに深々と挿し込んでの膣奥射精を放つ。
少年と少女がいつも一緒に過ごしている部屋の中で。
男は彼女の子宮間近まで孕まし棒を突き入れ、とびきり濃厚な子種をドクドク、ドクドク、ドクドク、ドクドクと永遠に止まらないような勢いで。
「うにゃあ……♥ うにゃ……にゃあぁぁ…………♥!」
まだ前後不覚に乱れるほど惑溺した状態まで行っていないのにも関わらず、青リボンの少女は己が子宮に少年ではない男の精液が浴びせ掛けられるのを嫌がる素振りなど微塵も見せず、それどころか恍惚となって嬉悦の涙を流し、胎奥深くで脈動を感じている表情であった。
秘かに期待していたのだから当然だろうが。
男は心の底からこの状況を愉悦する。
少年と少女のための部屋で、少女の許しのもとセックスする。
少年と少女のための部屋で、少女に許されてその胎内に精子を注ぎ込む。
この空間でこの青リボンの少女を孕ませられるかも知れないと思うと。
少女自身がまだ孕むというのがどういうことなのか分かっていなくとも、もう妊娠可能な子宮に己が精子を送り込む。
膣内(なか)出し射精を待ち望んでいた少女を気持ち好くイカせながら────
──初めてこの少女をモノにした時の、まだ精液の味を知らない膣内に放った一発目に劣らないほどの気持ち好さに包まれた射精であった。
男の精子が詰まりに詰まった火傷しそうなほど熱い精液が、少女の子宮の外壁に際限なく浴びけ掛けられ続け。
少女の期待に応えて浴び掛けせられ続け。
青リボンの少女は気持ち好さそうな声を漏らしてそれを感じ、何もかも忘れるほどの快感をもたらしてくれる男の肉棒と射精に応えるように締め付け続け。
少年と少女の部屋の中で、少女の部屋の扉は男のために快楽の鍵で開け放たれ、男の精子は歓待を受けながら無数に招き入れられていったのだ。
意識では自覚しようもないことだったが、彼女のからだは一足先に、男の精子を大事に扱うようになり、受精への旅路を手助けするようになっていたのである。
ここが少年とのかけがえのない空間であることに思い至りもしない少女は、少年ではない男の存在を感じ取るのでいっぱいになり、男に種付けされる心地好さに悦んで支配され、少年のことなどかけらも考えずに淫らな快楽に染まってゆくばかりであった。
少年と暮らす大切な家で、違う男とセックスし。
違う男に種付けられて、精液を子宮に注がれて悦ぶ青リボンの少女────
最初は多少強引だったかも知れないが、少女は抵抗らしい抵抗も見せず、始めから彼女の方も望んでいたとしか思えない受け入れぶりだった。行為が始まってからの積極さや悦びぶりが何よりの証拠であった。
これだけ種付け射精されながら、これだけ生殖セックスの快楽を覚えさせられながら、この少女はまだ自分が子供を作ろうとしていることを、その意味を真に理解しているようには見えない。
男とのセックスの快楽が圧倒的すぎて、そちらにばかり心を奪われているのかも知れない。あまりにも気持ち好くなってしまう体験を日を置かずに塗り重ねまくっているためにかえって判断できないということか。この年頃の娘は妊娠がわかってから初めて真剣に考えるようになるのかも知れない。
だがそれでも、これまでも子作りだと公言して男はこの少女ともセックスしてきた。その意味をまだ本当に飲み込めていなくとも、セックスすることは子供を作ることであり、少年ではなくこの男と子作りしている事実は少女も理解している筈だ。
その上で──少女は。
少年との暮らしの思い出を重ねたこの家の中でも。
内心まだ迷いが残っていたとしても。
男と子作りセックスすることを望んでしまい、男が少女の子宮に精子を送り込むことを許してしまい、実際に男の子種を注がれて生殖本能のもたらす歓喜にそのこころとからだを存分に浸したのだ…………。
一時間近くも繋がった果ての中出し種付け。最後の一滴まで出し終えた男がやっと肉棒を引き抜くと、余韻に浸ってしばらく起きられなかった少女だったが、
「ふ、蒲団敷くからあ……♥」
と、何とか立ち上がって小刻みに奮える脚で股から精液を溢れせながら、押し入れから蒲団を出して敷こうとした。
その後ろから男は抱き付き、そのままその場に落ちた蒲団の上に少女ごと倒れ込んでまた犯し始めた。
「うにゃあ♥ ダメ、ダメだよぉ♥」
と、弱々しく訴える少女だったが、その甘い声には説得力はまるでなく、男にハメられてすぐに喘ぎ悶えるだけとなり、されるがままにズポズポとオマンコを責められ、ギュウッと蒲団の布を両手で握りしめながら嬉声を発するだけになるのにそう時間は掛からなかった。
それはもう、傍から第三者がからだの動きだけ見れば、完全に気を許した恋人同士の愛の営みであったのである。
今度は二発、三発と立て続けに胎内に注ぎ込まれると、青リボンの少女は、「ウニャアァ~~~ッ♥♥!!」と全身を快感に奮わせ、実は少年が使っている蒲団の上で違う男の膣奥精液注入を恍惚の表情でしっかりと受け止めたのだ…………。
そして今度は縁側に場所を移し、二人の交歓はなおも続いたのだった──。
縁側で情熱的に交わる二人。
男は片手で白濁の中に先端を潜らせ、もう片手で呼吸によって上下に揺れる少女の乳房を揉みながら、
「もし帰ってきても、その時はその時のん。ボクとキミのらぶらぶ子作りせっくすを見せつければいいのん♥」
そう言って、男は少女の蜜孔に精気漲る鉄棒を押し込み、立て続けに二度も放った大量のオス汁を掻き分けてピストンを始めた。
「にゃあっ♥ ああ、ああっ、ああん~っ♥!」
既に絶頂を迎えた淫洞だったが、満足して収まるどころか、男と同じくまだ快感を欲して昂奮が続いていた。
再び始まった気持ち好い刺激に、少女は喉を晒して嬌声を張り上げずにはいられなかった。
男がその巨体を折って被さってくると、少女は両手両足でしがみつくように掻き抱き、男を深く迎え入れてしまう。
「にゃあっ、にゃあんっ♥!」
どうにかなってしまいそうだった。アソコが溶けて男と融合しそうなほどにとろとろと熱かった。
男の逞しい肉棒の感触が一々心地好く、一突きごとに頭の芯まで甘く痺れ、喜悦の涙が止まらない。
さんざん腰を振って少女を善がらせた後、
「のおっ……イクのんッ!!」
と、男は深々と挿し込んだまま尻を震わせ、少女の胎内に六度目の熱い精を放った。
「――ッ♥♥!! ――~~~ッッ♥♥!!!!」
少女は腰を浮かし、からだを強張らせ、首を掻き抱いた腕に力が籠もり、その爪が男の首裏に食い込む。
声にならない声が漏れる。
長い長い射精の間、組み敷いた女へ種付け作業中であることを本能的に示すように、男は二度、三度と圧し込む動作をする。
甘く爛れたからだと心を掻き乱されるに任せ、少女の頭からはもう、同居人が帰ってくる心配など吹き飛んでいた。
男の全てを受け入れたように、ただただ熱い肉悦と被征服感に溺れ、心臓の鼓動よりはっきりと感じる射精の感触を心ゆくまで味わっていた。
その後、まるで口がおまんこになったかのような積極的な口唇奉仕を一度挟み、七回目、八回目と二人の行為は続いた。
尺八中、少女の肉壷からごぽり、ごぽりと縁側の下に溢れ落ちる白濁汁は尽きることがなく、まるで滾々と水湧く源泉のようであった。
男に疲弊の色はまるでなく、フェラチオ清拭後にまた挿入しても、一切衰えない精力を全身から発散させ、ひたすらに少女のオマンコを責め立てる。
少女はもう顔面汁まみれで男と一つに溶け合うように交わり、彼の肉棒と種付け射精を求めることしか頭にない。
それを、近くの物陰から驚愕の目つきで見守っている人物がいた。
5
まちの驚きは、母親のそれを見た時とは比べものにならなかった。
開いた口が塞がらなかった。
今、ほんの数歩離れたところで繰り広げられている出来事は、つい半時前まで全く思いも寄らないものであった。
その少女は、いつも少年と共にいた。一緒に暮らし、一緒に仕事して、一緒に食事して、一緒に遊んで──。
まちが心密かに羨ましいと思ったことは一度や二度ではない。他の娘だってそうだろう。
それでもその少女が両親(りょうおや)とも居なくなってから一人で生活していたこと、少年と暮らし始めてからは寂しそうな顔をしなくなったこともあって、不平を言う者は一人もなかった。
その少女が、ぱん太郎と真っ裸で絡み合っている。
ぱん太郎の行為を何もかも許容し、あの巨根を腰が密着するまで突き入れられても気持ち好さそうに善がりまくっている。陶酔した表情で悶えている。
明らかに昨日今日の関係ではなかった。
厭がるどころか聞いてる方の背すじがゾクゾクするような艶声を上げ、悦び震える少女。
その子宮に少年のものではない子種が何度も何度も注ぎ込まれてゆく。
少年の存在など介在する余地もなく、少女はぱん太郎を求め、ぱん太郎は少女を貪り、二人は何度も一つとなっていた。
まちの目から見れば、まぎれもなくその少女はぱん太郎との子作りに没頭していた。子作りする様が堂に入っていた。
何もかもが信じられなかった。
(ま、ま、ま……まさか…………。あの子までだったなんて…………)
まちがここに着いたのは、最初の射精の直前であった。
恋する感情すらまだ知りもしないウブ以前のお子様だとばかり思っていた少女が、梅梅にも負けない気持ちよさそうな喘ぎ声を漏らしながらぱん太郎の巨根を苦もなく迎え、顔が近づけば唇を差し出し、言われれば体位を変え股を開く。そういった要求にすぐ応じられるほどやり慣れてる様子であった。
あの大木のような肉塊を根元まで突き入れられて掻き回されても、痛がる素振りなど微塵もない。
その肉穴はぱん太郎の大きさに合わせて問題なく拡がっており、激しく腰をぶつけられても苦悶の表情ひとつしないどころか、少女はただただ蕩けそうな声を出して悶えるだけだった。
時には激しく、時には緩やかな抽送。
幾つもの卑猥な体位になりながら、時には脚を大きく拡げられ、時には閉じた姿勢で、ぱん太郎の巨根を股の付け根に出し入れされる。
絶え間なく続く粘質的な水音と少女の淫声。たっぷりと突かれ擦られ、そうした末に、ぱん太郎の射精を膣奥に何度も何度も浴びたのである。
だが、その度に少女の口から漏れ出てくるのは、底なしに気持ち好さそうな嬌声と涎のみであった。
この場にいない少年に対する気後れなど僅かばかりも感じられなかった。
そもそも考えすらしておらず、ぱん太郎にオマンコされることしか頭にない顔つきであった。
まちは穴が開くほどに二人の行為を見つめた。
舌で夫婦踊りをするような濃密な接吻を交わすどころか、やっとからだが離れたかと思えばぱん太郎の股に顔を埋(うず)め、しのぶやゆきのぐらい積極的な口淫をする。
少年と一緒に暮らしてる少女が、他の娘たちと変わらないぐらい親密な関係になっている。
「のー……♥ とっても気持ち好いのん。すっごく上手だよ♥」
「ありがと……♥」
嬉しそうに答えた少女は口いっぱいに頬張れるところまでぱん太郎の亀頭を含み、傘が広く半分も口に入れられなかったが、それでも目を細めながらむちゅむちゅといやらしい音を立てて先端の鈴口を舐め、同時に両手で青筋張った剛根をしごく。
「の♥ の♥ の♥ とってもいいのん♥ 最高♥」
気持ち好さそうに喉を鳴らすぱん太郎。
ただ、我慢できなくなる寸前になると少女の奉仕を止めさせ、
「ボクの射精は勢いありすぎて誰もクチで全部受け止めきれないからさ」
と、再び股を開かせた上にのしかかり、挿入してからすぐに腰を振り始めると、少女も身悶えながらその激しい抽送を受け止めて乱れ喘いだ。
そうしていやらしい行為に夢中になっている少女は、意識して出しているわけではないだろうが、同性のまちですらドキッとしてしまうほど色っぽい雰囲気を醸し出していた。
覗き見されているのも気付かず、フェラチオ後の七回目、八回目の種付け射精が少女の胎内で放たれた後、行為に埋没していた二人はやっと脱力したような雰囲気になり、ぱん太郎は満足げな息をついて躰を離した。
男と女の性器の間に盛大な粘液の吊り橋がかかる。
ぱん太郎は汗を拭って縁側に腰を下ろした。
少女はがに股で白濁が海嘯のように溢れ返るまま、しばらく恍惚状態でぐったりしていたが、やがてのろのろと身を起こした。
ぱん太郎は少女を優しく抱き寄せると、そのからだを軽く撫で回しながら、何やら囁きかけたり、愛しむような接吻を繰り返す。
少女の表情に安心したような微笑みが浮かび、彼女からもぱん太郎の厚い胸板に頭を預けて寄りかかる。
(まるで恋人同士みたいな雰囲気じゃない――)
まちはますます目の前の光景が現実のものという気がしなくなった。
もしかしたら、まちの知らないところで、この二人は本当に恋人同士になったのかも知れない。
(だけど、この子が…………行人様を差し置いて………………?)
ピロートークをひとしきり楽しむと、少女は立ち上がって後片付けをはじめた。
まずは自分の股を手拭いで綺麗にし、垂れ落ちるのが止まってから蒲団の体液を拭いて外の物干しで乾かし、続いて縁側を掃除すると、散らばった衣服を回収して脱衣所の籠に入れ、最後に床を雑巾がけする。
いつもの手早くてきぱきとした動きであった。
そこへぱん太郎がやって来て、ふざけたように少女の尻をぴしゃりと軽く叩いてびっくりさせた。
「もうっ」と拗ねたように頬を膨らませる少女にヘラヘラ笑ってごまかすと、
「先に入るのん」
と、彼は風呂場へと消えた。
少女も残りをさっさと済ますと、青リボンを解きながら遅れて風呂場へと入っていった。
(まさか……まさか、あの子まで…………一体いつから……!? 行人様はこのことを知ってるの…………!?)
様々な疑問がまちの頭の中を駆け巡るが、何一つとして答えを出せないまま、彼女は家の裏手に回って風呂場の突き上げ窓をそっと覗いた。
覗く前から喘ぎ声が聞こえて来ていたのでわかっていたが、予想通り温泉風呂の中でまた二人はサカッていた。
框に座ったぱん太郎に少女がまたがり、今度は対面座位で腰を打ち付け合っていたのだ。
最初はゆっくりと、だがすぐに貪欲な激しさになってゆく。
やがて少女の声がひときわ高くなり、さらに二人の動きが忙しくなった。
ぱん太郎の両膝に手をついて少女は反り返り、最期の律動を迎える。
少女の腰をしっかりと掴むと、ぱん太郎は深いところで小刻みに膣奥を叩く。
豊かな乳房がぶるんぶるんとあらゆる方向に揺れる。
「だめ、だめぇ♥!」
と、少女の乱れ具合がいよいよ切羽詰まってきた時、
「のぅんッ!」
男の動きが止まった。
「に"ゃっ――――ああぁ~~~ッッッ♥♥!!!!」
少女は男の肩から両手を離し、湯面すれすれまで仰け反った。
男が腰をがっちり掴んでいるのでお湯の中に落ちることはなかったが、その栗色の長い髪の大半が温泉の中に浸ってしまう。
また出されてる――まちがそう思うと同時に、二人の結合部から白濁が溢れ出てきた。
九回目の種付け。一体何回種付ければ気が済むのだろうか。
少女の脚がぱん太郎の腰を蟹挟む。
「あ……♥! あ……♥!」
長い長い、本当に長い射精タイムが始まった。
框を伝って湯の中に流れ落ちる白濁液が温水と混じってゆく。
桶をひっくり返したような大量の精液を八回も注がれて、少女の膣内や子宮は一体どれだけのオス汁に満たされているのだろうか……。
途中、ぱん太郎が少女を起こすと、今度は逆にくたっと男に密着した。
少女の頭はぱん太郎の肩に置かれ、顔がまちの方に向いた。
顔面のあらゆる穴から汁を流し、疲れてはいるが、満足しきった女の惚け顔。
(あの子がこんな顔するなんて…………)
まちは呆然とその表情を見続けた。
少女の耳元で、ぱん太郎が囁いた。
「あとちょっとでボク達の愛の巣が完成するのん。ここより大きなお風呂があるし、ボクに合わせて作った特注の寝床もあるんだ。すっごくでっかくて、ふかふかのん。そしたらもう、ボクがいちいちキミを捜しに歩き回らずとも済むようになるの。キミもそこでたっぷりと可愛がってあげるのん……♪」
「……♥」
少女は期待に燻った瞳で、コクンと頷いた。
と、その直後、目の焦点が窓の外の影に合った。
「――ッ!」
とっさに頭を下げるまち。
「……誰……?」
と、余韻が抜けてない気怠げな声が中から聞こえる。
「誰かいたのん?」
「う、うん……そこの窓の外に……誰かいたような……」
気付かれた。
焦りまくったまちはずっと彼女を乗せていたごっちらのに遁走の指示をしようとし、――寸での所で止めた。
(逃げてどうするの、私はアイツが目的でここに来たんでしょ。か、覚悟を決めるのよ。行人様を振り向かせるため――!)
深呼吸を繰り返すと、逆にごっちらのを元の世界に還した。
袴越しに下腹部の辺りをさする。
(あの“力”――働いてるわよね――ひいお祖母様、信じていますから――)
念じると、お腹の奧にじんわりと温かみのある霊気が感じられる。
微弱だがしっかりと。
それだけを頼りに、少女は歩み出した。
「だ、誰かいるの……?」
少女は不安げな声で誰何したが、返事はなかった。
もし、“彼”だったらどうしよう……。
男を見ると、その視線に気付き、綽々とした笑みが返ってきた。
少しホッとする。
男の肉棒は、依然として少女の胎内で熱く滾っていた。
と、その時、
「私よ」
その言葉とともに風呂場の戸が開いた。
(第7話に続く)