ジジーロンに乗ってカラカラの住処に辿り着いた。
「着いたみたいだね」
「そうだね、これは・・・!」
住処を見るとカラカラ達が逃げ回っていた。ウルトラビーストのアクジキングがカラカラ達を襲っていた。
「アクジキング・・・!」
マサルは前世の記憶でウルトラビーストがアクジキングだと気付いた。
「あいつが襲っているんだ・・・!」
「ふむ、興味深い姿をしたポケモンだな・・・貪欲な生態をしているようだ」
「そんな事言ってないで助けてあげようよ!」
「いいだろう。このポケモン達に恩を売っておくのも得策だ・・・」
アカギはパルキアを繰り出して来た。
「あくうせつだん!」
アカギが指示を出すとパルキアはあくせつだんを飛ばしてアクジキングを攻撃した。攻撃を受けたアクジキングは吹っ飛ばされた。
「おじさん、やる!ようし、僕も!」
アストルフォは剣を取り出してアクジキングに向かっていった。
「やああ!」
剣を振るうアストルフォだったが、アクジキングは腕でこれを防いでアストルフォを吹っ飛ばした。
「わああ!」
吹っ飛ばされるアストルフォだったが、マサルがアストルフォをお姫様抱っこしてキャッチした。
「ありがとう、マサル・・・」
「どう致しまして」
「油断するな、奴は強い」
アカギがパルキアにハイドロポンプを指示した。パルキアはハイドロポンプを飛ばしてアクジキングを攻撃した。
「さあ、攻撃するなら今だ」
「分かった、行くぞ!」
アストルフォが剣を振り下ろしてアクジキングを攻撃した。ジジーロンがりゅうのはどうを飛ばして攻撃し、トゲデマルがワイルドボルトをしてアクジキングを攻撃した。するとアクジキングが口から何かを吐いた。吐き出たのはポケモンだった。
「これは、ポケモン?ガラガラ?」
マサルは吐き出されたポケモンがアローラガラガラだと気付いた。
「どうやらポケモンを捕食する生態があるようだな」
「じゃあ危険じゃん!早く追い払わないと!」
アストルフォが回転切りをしてアクジキングを攻撃した。
「ヨーテリー、イシツブテ、イワンコ、行くぞ!」
マサルの指示でヨーテリーがじゃれつくを、アローライシツブテがワイルドボルトを、イワンコがストーンエッジをしてアクジキングを攻撃した。
「たああ!」
アストルフォが剣から衝撃波を飛ばした。アクジキングは吹っ飛ばされると、異空間の中に姿を消していった。
「やった、勝った!」
アクジキングに勝利してアストルフォはジャンプして喜んだ。
「もう大丈夫だよ!」
アストルフォがしゃがんでカラカラに大丈夫だと言った。マサルが抱えていたアローラガラガラが目を覚ました。それを見てカラカラは嬉しそうに駆け寄った。
「えへへ、どうやら親みたいだね」
「そうみたいだ」
マサルはアローラガラガラを下ろすと、カラカラは親のガラガラに抱き着いた。
「良かったね♪」
「ああ、守れてよかったよ・・・」
「おじさんもありがとう」
「ふん・・・」
アストルフォが礼を言うもアカギは素っ気なく視線を反らした。
「おじさんの子のお陰で助かったんだからさ。僕達感謝しているんだよ?」
「そうか、それもお前達が持っている優しさというものだろう。だがそんなもの、死んでしまえばなくなってしまうものだ」
「だけど、それでも人の思いや心は消えないよ!」
「ふん、私とお前達が分かり合える事はないだろう。だが、お前達との共闘は、悪くは無かった・・・」
「何だ、やっぱり、嬉しいじゃん。おじさんだってきっと・・・」
「むう、お前達といると、調子が狂うな。すべき事は成したのだ。私はこれで失礼させてもらう」
そう言ってアカギは去っていった。
「待って!おじさん、また会えるかな?」
「ふ、どうであろうな・・・」
アカギはそっけなく答えて去っていった。
「おじさん・・・ううん、きっと大丈夫だよ。おじさん、本当は優しいんだ。きっとこの世界を好きになってくれるよ!」
「ああ、そうだといいね・・・」
「じゃあ、元気でね」
アストルフォがカラカラの頭を撫でた。カラカラ達に別れを告げてマサル達は旅を続けるのだった。