※この作品はR-18です。

アストルフォと異世界冒険記   作:たくと七星

6 / 39
第3話「束の間の休息、アストルフォの歌」1

「さて、食料は無いかな・・・」

 

 

 森の中をマサルが一人歩いていた。異世界に来て食事に困らないように食料を探していた。

 

 

「アストルフォと旅をするんだから、何か食べ物が無いとな・・・」

 

 

 旅をするにあたって食料は大事である。それを探して森の中を歩いていた。

 

 

「あれは・・・?」

 

 

 探していると一つの木が見えて来た。駆け寄るとそれはリンゴの生る木だった。

 

 

「リンゴか、食料が見つかった」

 

 

 マサルはリンゴを手に取ってそれを袋に入れていった。

 

 

「ようし、これでしばらくの食事には困らないな・・・」

 

 

 リンゴを採るとマサルはアストルフォの方へと戻っていった。

 

 

「アストルフォ、これだけ沢山のリンゴを目にしたら喜ぶだろうな」

 

 

 アストルフォの喜ぶ顔を目に浮かべながら戻っていくと、何かが聞こえて来た。

 

 

「アストルフォ?」

 

 

 それはアストルフォの声だった。よく聞くと歌を歌っているようだった。

 

 

「君と初めて出会った時、君は僕の膝の上で眠っていた。君の事が愛しくて、離したくないよ。君が好き、君が大好き、君がいないと、胸が苦しくなって、死んじゃうの。それぐらいに君が好きだよ。愛してる、愛してる、僕を抱き締めて、僕を触って、僕を愛して、大好きな、僕の愛しい人・・・」

 

 

 見るとアストルフォが座りながら歌っていた。その歌声は美しく、森の中で歌う妖精のように愛らしかった。

 

 

「アストルフォ、歌ってたんだ」

 

 

「あ、マサル。聞いてたんだ・・・」

 

 

 歌を聞いていた事に気付いたアストルフォは頬を赤くしていた。

 

 

「恥ずかしいの?」

 

 

「う、うん、ちょっと照れちゃうって言うか・・・」

 

 

「アストルフォの歌、嫌いじゃないけどな」

 

 

「そ、そうなんだ。じゃあ、またマサルに聞かせてあげようかな?」

 

 

「じゃあ、また聞かせてくれるかな?」

 

 

「うん、いいよ♪」

 

 

 アストルフォがまた歌を歌い始めた。アストルフォの透き通った歌声をマサルは落ち着いて聞いていた。すると、一匹の小鳥が羽ばたいてアストルフォの指に止まった。

 

 

「あれ、何だろう、この子?」

 

 

「ヤヤコマだね、アストルフォの歌声に惹き付けられたのかな?」

 

 

「そうなんだ、君、僕の歌声が気に入ったの?」

 

 

 アストルフォが言うとヤヤコマは嬉しそうに鳴いた。

 

 

「えへへ、嬉しいな。僕の歌声が動物も気に入っちゃうなんて・・・」

 

 

「アストルフォがそれだけ魅力的なんだろうね」

 

 

「えへへ、ねえ君、僕に付いていく?」

 

 

 アストルフォがヤヤコマに仲間になるかを聞いた。ヤヤコマは元気よく頷いた。

 

 

「よろしくね」

 

 

 アストルフォがヤヤコマを指で撫でるとヤヤコマは喜んでいた。

 

 

「良かったね、アストルフォ」

 

 

「うん、仲間が増えて嬉しいよ」

 

 

 ヤヤコマを指に乗せながらアストルフォは喜んでいた。

 

 

「アストルフォ、俺、食料を集めて来たんだけど・・・」

 

 

 マサルが袋からリンゴを取り出した。

 

 

「わあ、食べ物を集めてたんだ」

 

 

「ああ、旅をするにあたって食料は大事だからね」

 

 

「そうだね、じゃあ食べよう」

 

 

 アストルフォにリンゴを差し出して一緒に食事をした。アストルフォがリンゴをひとかじりして食べていった。

 

 

「リンゴ、美味しいね」

 

 

「ああ、いいね」

 

 

 集めたリンゴをアストルフォと一緒に食べていった。

 

 

「なあ、アストルフォ」

 

 

「なあに、マサル?」

 

 

『アストルフォにリンゴを食べさせていいかな?」

 

 

「食べさせる?」

 

 

「こう言う事・・・」

 

 

 マサルがリンゴをかじってそれを咀嚼していった。そしてアストルフォにキスをする。

 

 

「マサル、あ・・・」

 

 

 マサルがアストルフォの口内に咀嚼したリンゴを流し込んでいく。アストルフォはそれを口に含んで味わっていく。

 

 

「どう、アストルフォ?」

 

 

「うん、マサルの味が感じられて、美味しいよ・・・」

 

 

「それは良かった」

 

 

「ねえ、僕もしていいかな?」

 

 

「ああ、いいよ」

 

 

「えへへ、それじゃあ・・・」

 

 

 アストルフォがリンゴをかじって咀嚼していった。そしてマサルにキスをして口内に流し込んでいった。マサルはアストルフォの唾液の混ざったリンゴを舌で味わい、飲み込んでいった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。