「さて、食料は無いかな・・・」
森の中をマサルが一人歩いていた。異世界に来て食事に困らないように食料を探していた。
「アストルフォと旅をするんだから、何か食べ物が無いとな・・・」
旅をするにあたって食料は大事である。それを探して森の中を歩いていた。
「あれは・・・?」
探していると一つの木が見えて来た。駆け寄るとそれはリンゴの生る木だった。
「リンゴか、食料が見つかった」
マサルはリンゴを手に取ってそれを袋に入れていった。
「ようし、これでしばらくの食事には困らないな・・・」
リンゴを採るとマサルはアストルフォの方へと戻っていった。
「アストルフォ、これだけ沢山のリンゴを目にしたら喜ぶだろうな」
アストルフォの喜ぶ顔を目に浮かべながら戻っていくと、何かが聞こえて来た。
「アストルフォ?」
それはアストルフォの声だった。よく聞くと歌を歌っているようだった。
「君と初めて出会った時、君は僕の膝の上で眠っていた。君の事が愛しくて、離したくないよ。君が好き、君が大好き、君がいないと、胸が苦しくなって、死んじゃうの。それぐらいに君が好きだよ。愛してる、愛してる、僕を抱き締めて、僕を触って、僕を愛して、大好きな、僕の愛しい人・・・」
見るとアストルフォが座りながら歌っていた。その歌声は美しく、森の中で歌う妖精のように愛らしかった。
「アストルフォ、歌ってたんだ」
「あ、マサル。聞いてたんだ・・・」
歌を聞いていた事に気付いたアストルフォは頬を赤くしていた。
「恥ずかしいの?」
「う、うん、ちょっと照れちゃうって言うか・・・」
「アストルフォの歌、嫌いじゃないけどな」
「そ、そうなんだ。じゃあ、またマサルに聞かせてあげようかな?」
「じゃあ、また聞かせてくれるかな?」
「うん、いいよ♪」
アストルフォがまた歌を歌い始めた。アストルフォの透き通った歌声をマサルは落ち着いて聞いていた。すると、一匹の小鳥が羽ばたいてアストルフォの指に止まった。
「あれ、何だろう、この子?」
「ヤヤコマだね、アストルフォの歌声に惹き付けられたのかな?」
「そうなんだ、君、僕の歌声が気に入ったの?」
アストルフォが言うとヤヤコマは嬉しそうに鳴いた。
「えへへ、嬉しいな。僕の歌声が動物も気に入っちゃうなんて・・・」
「アストルフォがそれだけ魅力的なんだろうね」
「えへへ、ねえ君、僕に付いていく?」
アストルフォがヤヤコマに仲間になるかを聞いた。ヤヤコマは元気よく頷いた。
「よろしくね」
アストルフォがヤヤコマを指で撫でるとヤヤコマは喜んでいた。
「良かったね、アストルフォ」
「うん、仲間が増えて嬉しいよ」
ヤヤコマを指に乗せながらアストルフォは喜んでいた。
「アストルフォ、俺、食料を集めて来たんだけど・・・」
マサルが袋からリンゴを取り出した。
「わあ、食べ物を集めてたんだ」
「ああ、旅をするにあたって食料は大事だからね」
「そうだね、じゃあ食べよう」
アストルフォにリンゴを差し出して一緒に食事をした。アストルフォがリンゴをひとかじりして食べていった。
「リンゴ、美味しいね」
「ああ、いいね」
集めたリンゴをアストルフォと一緒に食べていった。
「なあ、アストルフォ」
「なあに、マサル?」
『アストルフォにリンゴを食べさせていいかな?」
「食べさせる?」
「こう言う事・・・」
マサルがリンゴをかじってそれを咀嚼していった。そしてアストルフォにキスをする。
「マサル、あ・・・」
マサルがアストルフォの口内に咀嚼したリンゴを流し込んでいく。アストルフォはそれを口に含んで味わっていく。
「どう、アストルフォ?」
「うん、マサルの味が感じられて、美味しいよ・・・」
「それは良かった」
「ねえ、僕もしていいかな?」
「ああ、いいよ」
「えへへ、それじゃあ・・・」
アストルフォがリンゴをかじって咀嚼していった。そしてマサルにキスをして口内に流し込んでいった。マサルはアストルフォの唾液の混ざったリンゴを舌で味わい、飲み込んでいった。