食事の後片付けが終わると、何もすることがない今日子は、寝室からノート型のパソコンを持ち出し、食事用のテーブルで開いた。
「あ~あ、今日も一日が終ったんだわぁ」
50代になる独身女の悲哀を込めてつぶやいた。
「何か、面白いことないかしら?」
デスクトップに映し出されているフォルダーの中から日記を選択し開いた。
過去の自分をノゾキたくなったのだ。
5年ごとに括られているファイルの中から15年以上も前の日記帳を開いた。
当時の今日子は性に対して好奇心旺盛なOLだった。
特に刺激的な行為に興味があり、就業中のオフィスで同僚たちが懸命に執務を行っているのに、ひとり自慰行為に耽ったり、ノーパン・ノーブラで散歩するなどの野外露出プレイに挑戦したり・・・・・・スリルを伴うプレイをエンジョイしていた。
もっと楽しいプレイはないのかなぁ~
と、そんなことを考えているときに思いついたのが、成人映画館。・・・・・・いわゆるポルノ映画館に行ってみること。
土曜日の昼下がり、隣人にはプライバシーを干渉されたくない思いをこめ、さっそくJRの電車に乗車し、隣県に在るポルノ映画館へ向かった。
駅前の映画館とはいえポルノ専門の映画館。人通りもあまり多くはない、さびれた飲食店街に在る映画館。
入口の右てにある上映中、ならびに、これからの封切映画のポスターが、ガラス製の枠の中に貼られている。そして、左てには入館切符の自動販売機。
切符を購入し、入り口の扉を開けて館内に入ると、独特のすえたような臭いは一般の映画館では味わうことができない雰囲気。
そして、男女が交わりあっているシーンがいきなり目に飛び込んできた。
今日子はそっと座席に腰を下ろして、あたりを見回した。
「やっぱり・・・ポルノだからかしら?」
館内は真っ暗だが、人の頭だけがぼんやりと見えた。座席は空席が目立ち観客はまばらだった。
大きなスクリーンに映し出された男女の痴態と館内に響き渡る女優の嬌声と喘ぎ。
興奮を覚えた今日子は、周囲の座席に気を配りながら、スカートの上から股間をまさぐり始めた。
ハァ・ハァー
と、ひとり息を洩らしていた。
いよいよ映画はクライマックス・シーンを迎え、男優が大きく腰を振り続けている。
今日子は周囲を伺い、人がいないことを確かめてから、スカートの上から股間を指で激しく摩擦した。
それでも、やはり初めての場所ということもあり、自慰行為に集中できずに、物足りなさを覚えた今日子はトイレに向かった。
トイレのプッシュ式のドアを押し開いて今日子が驚きを覚えたのは、掃除が行き届いていないタイルの床面だった。
従来は白色のタイルだと思われるのが、黄色くまるで尿でも垂らしたように変色していた。
入り口から1番遠いところにある個室に入り、パンストとショーツを下ろして便座に腰を下ろすや否や中指を恥部へと滑らせた。
「はあっ・・・・・・」
と、吐息を洩らし指をワレメに這わせると、愛液がヌル・ヌルとまとわりついてきた。館内から聞こえてくる女優の喘ぎ声を聞きながら、さらに激しく指を動かしアクメに達することができた。
はぁ~
ひと息つくと、トイレット・ペーパーで恥部とヌル・ヌルがついていた指を丁寧にぬぐい、身支度を整えてから個室のドアを開けると・・・・・・。なんでっ!? 目の前に中年の男性が立っていた。
「キャッ!」
思わず声を上げた今日子だった。
その中年男性は50代の後半といったところ。小柄で小太り、不潔な感じがする男性だった。
*肉棒を咥えて・・・
「何してたの?」
中年男性が小声で聞いてきた。
言葉の意味ができずに今日子は沈黙を通していた。
すると男性が突然、
「オナニーしてたでしょう?」
とっさに質問の意味を理解でき今日子は首を左右に振った。
「本当かなぁ~!? 俺、トイレの下にある隙間からずっと見てたんだよなぁ」
のぞき見されていれば委縮して立ち尽くすしかない。
「来いッ!」
中年男性は今日子を個室に押し込み錠をかけた。
「何なんですか、いったい?」
今日子は抵抗の意味も込めて中年男性の顔をキッと睨んだ。
「よく来るの?」
今度は横柄な態度ではなく、優しい口調で中年男性が訊いてきた。
「いいえ、初めてです・・・・・・」
今日子が答えると、中年男性はまたニヤ・ニヤしながら、
「女性がポルノ映画なんか観ていると、痴漢されるよ。そんなに短いスカートで脚を出して・・・・・・。痴漢されたくて来たの?」
中年男性がそう言うと、今日子の肉体を下から上へ舐め上げるように見て、ニヤ~ッと笑みを浮かべた。
「違います・・・・・・」
今日子の声はさらに細くなっていった。
「女性が独りでポルノ映画なんか観にきたら、いやらしいことされても仕方ないよね」
中年男性は急にドスの効いた声で言い放った。
服までに気を配らず来たことに後悔し、今にも泣きだしそうだったが、中年男性は荒々しくスカートの中に手を入れてきた。そしてパンストの上から恥部を慣れた手つきで揉みほぐしていった。
「はああっ」
しかし、今日子は声を出さずにはいられない快感が淫部に走り、女体が反り返った。
中年男性は今日子を壁に押しつけると、ショルダー・バッグを奪い取り、
「ここに、掛けておこうね」
と、ドアに取り付けられている荷物掛けに吊るした。
「さぁ、それじゃあ、恥ずかしいところを見せてもらおうか」
中年男性はそう言って、スカートの裾をつまみ捲りあげた。そして、パンストの股間を破り、ショーツを下ろした。
今日子は抵抗できずに、中年男性の前で淫部をさらけ出されてしまった。
中年男性は今日子の淫毛をなで上げ、指を恥部へと滑らせていった。
「あうっ、いやっ・・・・・・」
今日子は身をよじって中年男性の指から逃れようとした。でも、心の中ではこうして欲しかった・・・・・・もっと、いやらしいことをいっぱいしてっ! と、思いながら、淫らな喘ぎ声を上げていたのです。
中年男性は節くれだった指を恥部へと差し入れ、恥部の位置を確かめると、ゆっくり抜き差しをはじめた。
「あぁん、そんなことしちゃイヤ・・・・・・」
今日子はあまりの会館に、自ら腰を動かし、中年男性の興奮をたかめる声を発してしまった。彼女はこの時すでに、とろけるような快感の連続に、理性を失いかけていた。
「俺のチンコをしゃぶってみたい?」
今日子は中年男性の言葉にハッと我にかえり、首を横に振ってみせた。
すると、中年男性が
「大丈夫、俺が教えてあげるよ。さっ、握ったまましゃがんで」
そう言って、今日子の肩を押して無理やりそこにしゃがませた。そして、頭の後ろを片手で押さえて、彼女の顔を肉棒へと近づけさせた。
なんともいえない異臭に顔をしかめ、唇をかたく閉じて拒否していた。が、肉棒が唇を押し広げ口の中へと入っていった。
「俺が満足するまでしゃぶるんだよ」
今日子は悲しくなったが、巧みに舌を使って肉棒を愛撫した。
「そろそろイクよ、口の中に全部だすからね・・・・・・出るう~っ」
中年男性は今日子の頭をつかんだまま、彼女の口の中に精液を放出した。
「ほら、一滴も残さずに飲んでっ!」
吐き出したかったが、今日子はゴクリと、飲み干してしまった。
つづく