「姫さまー!」
あれから、1月ほどが経って、とある廃棄された砦に吸血鬼とエレーナ姫の目撃情報があり、捜索していたセリスは部下を引き連れてその砦に攻め入ったのだ。
「ちゅーちゅー♡……ぷはっ!あなたの血は美味しいわね♡もう少し見た目が可愛ければ、旦那様の妻に推薦してもいいけれど残念ね……壁にしてあげる♡」
セリスが広間で見た光景は、壮絶なもので血を吸われた若い女性たちが取れた床の上に白い肌を血で染めたエレーナが躍っていた。
「あ……姫……様?」
セリスは目の前の光景が、理解できなかった。エレーナの麗しい姿はそのままなのに、その振る舞いはあまりに変わり果てている。そしてこちらを一瞥する瞳は青から赤に染まっている。そしてその瑞々しい唇からのぞく牙。……これでは悪鬼のようではないか、そんなことをセリスは思ってしまった。目の前の女は、本当にエレーナなのか分からなかったし、分かりたくなかった。
「ああ……やっと来たのね、セリス。待ちくたびれたわ。私としてはさっさと屋敷に引きこもって、親愛なるお姉さま方と共に、ご主人様に奉仕する宴に興じたかったのに……」
以前、エレーナがセリスを呼ぶ、その声は確かな愛情と信頼を感じさせてくれた。しかし今はどうだ、虫を見るような視線と心底から冷えた軽蔑を感じさせる声色だった。
「ご主人様があなたも一緒に堕としたいっておっしゃるから、待っていたの」
自分を待っていた。しかし自分のためではなく他の誰か、おそらくあの誘拐犯のため。そう理解したセリスは頭が冷えて、何も考えられなくなる。剣を構える余裕もない。周りの部下たちも、あまりの光景に困惑している。
「とりあえず、むさくるしい男どもは、死んで……」
“バシュ!”
勢いよく水が噴き出すような音が、セリスの耳に入る。
「へ?」
続いて、何かがゴトゴトっと倒れるような音がする。セリスが目を向けると、血で形成した槍のようなモノで脳髄を貫かれた部下たちがいた。
「お前たち!……ああっ!」
セリスは、悲鳴を上げてしまう。女とはいえ騎士となったもの、戦闘そのものへの恐れはない。しかし、目の前にある現実があまりに理解を超えていた。
「それで、セリスはどうする?」
「あ、ああ……!?」
エレーナは、今しがた肉塊になった人間のことは意にも返さず、セリスに詰め寄る。
「姫様が、これを……?」
「そう、すごいでしょ!ご主人様と同じ吸血鬼にしてもらったの!」
エレーナは口を指で引っ張って、その牙を見せつけてくる。もう人間ではないとセリスに言い聞かせるように。
「…………」
セリスは黙り込んでしまった。
「それで、セリスはどうする?どんな堕ち方をする?もう全て諦めて、受け入れる?それとも、抵抗してみる?」
まるで、結果はあらかじめ決まっていて、後の全てが余興であるかのような言い方、実際セリスではどうしようもないほど結末は決まっていた。しかし、セリス自身にそれを理解することはできない。それは彼女にとっては不幸なことかもしれない。
「せ、エレーナ様!お城に帰りましょう!……化け物に掛けられた魔法も、きっと何とかなります!国王陛下も、大変ですから、一緒に……!」
セリスは悲痛な声で懇願するように言った。
「残念だけどセリス、今の私にとってこれまでの全ては無意味なの。価値観もあなたとの思い出も何もね?だから、そんな無粋なこと言わないで」
エレーナは口をゆがめて、セリスをあざ笑う。
「……!?」
セリスは彼女の中のエレーナ像が崩れていくように感じた。記憶の中の姫はそのような邪悪な顔はしないはずだ。エレーナが、こんな風になるはずはない。こんなものが彼女であるはずがない。これは夢だと思った。
セリスは目の前の現実を受け入れられなかった。
「エレーナ様、そんな顔しないでください。いつもみたいに笑ってください!」
セリスの選んだそれは、抵抗でもあきらめでもなく。ただの現実逃避としか言いようのないものだった。そんな騎士を姫だった鬼は冷めた目で、見つめていた。
「……そうね……あなたがその腰に収めてる剣で私を切り殺せたら、あなたの愛するお姫様が戻ってくるかもね♪」
「……あ、ああぁあっ!」
エレーナはセリスを焚きつけるためにでたらめを話す。彼女があまりに不甲斐ない反応しか返さないので、もう少し反応するように理由を与えるのだ。その方が女騎士を陥落させるショーをもっと面白くできる。
「姫を、愛する人を返せー!」
セリスは半分錯乱しながら剣を振りかぶり、エレーナの姿を騙る怪物に斬りかかる。
“シュピ……パキン!”
「あ~あ、折れちゃったぁ~♪」
達人の両腕から放たれた神速の刃は、戦いのたの字も知らないような吸血鬼の指二本によって受け止められ、粉々に砕かれてしまった。セリスの騎士としての矜持と共に。
「私ね、セリスのこと国で一番の騎士だって思ってたんだよ?その力で私を悪いものすべてから守ってくれるんだーって言ってくれたよね?でもがっかり、指だけで何とかなっちゃうんだもん♪ほらこんな風に……」
“ピンッ!……バコンッ!”
エレーナが硬直するセリスの胸のプレートに指をかざすとその防具はたちまち外れ、二人の足元に落ちてしまった。
「あ、ああ……!」
セリスはすでに目の前の現実の過酷さが、脳のキャパシティーを超えているため呻くことしかできない。
「守ってくれるとか嘘だったんだ。だってほら、もう麗しい姫エレーナはすっかり消えちゃったんですから♪ここにいるのは吸血鬼になって、ご主人様からの寵愛と、血を吸う悦楽のことしか頭にない化け物♪」
「あ、ああ……うわあああぁぁぁ!!」
セリスのうめき声は、悲痛な叫び声に変わっていく。そんな彼女に、エレーナは更なる追い打ちをかけていく。
“ドンッ!……バタンッ!”
「ふふ、胸当て以外も、硬いものは全部外しましょうね♡」
エレーナは固い床にセリスを押し倒して覆いかぶさると、蠱惑的に笑ってそう言った。そして言葉通りに、セリスの来ている鎧を解体し始める。セリス自身の心を丁寧に解体して行くように。その矜持を一つ一つ丹念に踏みつぶすように。
「私、セリスの甲冑姿凛々しくて好きだったのよ?でも、こうして今見てみるとこんな硬いだけのもの何の役にも立たないわね!本当の悪意と力の前には。うふふふふ……」
「やめ……これ以上は、何も……」
エレーナはもういっそ殺して欲しいとすら思っているセリスの心を、その誇りや想いの一つ一つをしらみつぶしにするように追い詰めていく。
“ビリィ……!”
ついにはセリスの下着を剥ぎ、その乳房をそのままさらさせる。
「たくましい腹筋、傷の刻まれた肌……私を守ろうとする。戦士の証……以前はそう思っていたけど、今となっては見苦しいだけよ!メスである私たちの価値はどれだけご主人様を気持ちよくできるか、もしくはその劣情を煽ることが出来るのか……なのにあなたの身体はご主人様にはとても見せられないほどに、醜い!」
エレーナは、セリスに跨ってその腹や乳房を撫でて品評し、そのあまりの価値のなさに語気を強めて罵倒する。
「やめて……ださい……姫……」
セリスは、涙を流して声を絞り出して懇願した。彼女の鍛えた肉体も、技もすべてはエレーナを守り他一心で身につけたものだった。それが、今はそんな守りたかったものに愚弄されている。セリスにとって、耐えがたい苦痛だった。
「でも、安心して?慈悲深いご主人様があなたにチャンスをくださるとおっしゃっているわ!」
ご主人様に言及するときのみ、暗く冷たいエレーナの顔が、かつてと同じ輝きを見せるのだ。エレーナの中に、自分はいない。それが分かったセリスは深い絶望に沈んでいく。
「チャンス……?」
「そう、ご主人様があなたの見た目を気に入ったから、欲しくなったんですって。私の血を受け入れれば、あなたは私と同じ吸血鬼になれるわ!」
「吸血鬼?……あんっ♡え、エレーナ様!や、やめ……あうん……♡」
セリスは部下たちの死体に目を向ける。あんな犠牲者を出しながら、生きていくのが吸血鬼なら、そんな存在になるわけにはいかない。セリスのそんな思考を、エレーナの胸への愛撫が妨害する。セリスがエレーナからの愛撫を受けたのは初めてではないが、よりねっとりと雌を刺激する触り方に進化している気がした。
「私は、なりたくないです……私は騎士なんです」
騎士たるものが正義も大儀もなく己のためだけに、命を犠牲にするなど言語道断だ。
「隠れて使えるべき女と交わっている雌が今更何を言っているの?まぁ、いいわ。私が吸血鬼のすばらしさの一端を教えてあげる」
「……え?ひ、姫様何を……!?」
「カプ……♡」
「痛っ……♡姫様っ!?……ひう……♡」
エレーナはセリスに覆いかぶさるままにその首筋に咬みついた。セリスは痛みと共に自分の主は本当に人外になってしまったのだと、自身の身をもって理解らされた。
“ちゅーちゅー……♡”
悲しみに暮れるセリスの心を癒すように、彼女の中に吸血の官能がやってくる。普通はそこで完全に陥落してもいいはずだが、その快楽が生んだある種の精神的余裕が、彼女に行動を促した。
“ザシュ!”
「え……?」
肉の避ける音が聞こえ、一瞬理解できなかった。エレーナが声を出す。セリスが短剣を引き抜いて背中から、エレーナの心臓を貫いたのだ。短剣は背中から胸まで見事に貫通していた。
「申し訳ございません……!姫様を外道に堕とすわけにはまいりません……だから、
どうか私の手でお眠りください。私もすぐ後を追います!だから、一緒に……!」
セリスは、エレーナの血を浴びながら、泣きながら叫んだ。そして短剣ごとエレーナを抱きしめた。エレーナが死ぬまで、なんとしても話さない覚悟だった。
「ふ、ふふ……!あははははは!」
しかし、エレーナはセリスの決死の抱擁からいともたやすく脱出し、高笑いを上げる。まるで力が衰えていないようだ。
「うふふ、この程度じゃ死なないわよ?これが聖別されたものならまた違ったんでしょうけど、ただのナイフじゃねぇ?」
「ひ、ひぃ……!」
主を殺すという、これまでの人生をかなぐり捨てるような覚悟の行為が無駄になり、あまつさえ嘲笑される。その時のセリスの心情たるや、絶望という言葉すら生ぬるい壮絶なものだった。
「セリスったらそんなに早く私の血が飲みたかったの……?いいわ、飲ませてあげる♡」
エレーナはそう言うと、身体を前に出し自分の心臓がセリスの口の上に来るようにする。唖然とするセリス。そんな彼女の口に吸血鬼の血が入るのはもはや必然だった。
「んご、んぐ~~~!?……ゴクン!?」
セリスも吸血鬼の血が危険であることは理解していたが、ボロボロな精神状態では碌な抵抗もできず、心臓から直接流れ出た大量の血液をもろに飲まされてしまう。鉄の臭いがセリスの身体全てを満たすようで、彼女は血の海に溺れた。
普段ドレイクや、眷属たちが他者を吸血鬼化するときには飲ませることのない量の血がセリスに注がれる。
「……お、おご……!い、イヤッ、イヤァァァアアアアア!!!」
巨大で邪悪な力が、セリスの中で暴れまわる。痛み、熱、吐き気、めまい……あらゆる不快な感覚が彼女を襲って、暴れまわる。彼女は涙や、よだれを噴き出しながら、悶える。
「ふふふ、がーんばれ、がーんばれ♡」
それを見下ろしていたエレーナの顔は、悪魔のように悪辣であり、それでいて女神のような慈しみもにじむ笑顔を見せてくれた。
「お゛、おお……!あ゛ウウウゥゥゥぅ……!」
しばらくすると、彼女の中の感覚に変化が出た。苦痛に思えた痛みが、悩ましい官能の刺激にかわり焼けつくような痛みが、サウナの中にいるような高揚の熱に変わる。
「だんだん、変わっていくよー♪もう少し!」
やがて、セリスの瞳が真っ赤に染まり、剣士が伸びて牙になる。
「はーっ!はーっ!」
セリスは目を見開いて、自分の中にくすぶる熱を逃がそうとするように激しく息をする。
「はーい!ご主人様に忠実な淫乱吸血鬼の完成♡……セリス、あなたは何?」
「わ、私は、ドレイク様の忠実な性奴隷妻……!」
エレーナは、変生の完了を確認するために質問する。セリスは、血を介して入力された情報を自動再生するように、機械的な声で言った。
「そう♡じゃあ、あなたの生きる理由は何?」
「いつでもどこでも雌穴を濡らして、ご主人様の肉棒を受け入れて、気持ちよくすることです~~~♡♡♡」
セリスの声に、色気が乗ってくる。まるで恋する乙女のように甘ったるい熱を感じさせる声だった。血と一緒に、ドレイクに媚びる心が刻み込まれてしまったのだ。数刻前のセリスにしてみれば尊厳破壊にしかならないことだったが、今の彼女には気づけない。
「そうそう、気づいてる?あなたの身体筋肉とかがなくなって女性らしくなってるわよせっかく鍛えたのに残念ね♡」
エレーナの身体からは傷跡が消え、女性らしい曲線を描くようになった。セリスの腹を撫でながら伝える。彼女の鍛えられた体は、エレーナを守るための努力の結晶だったが、それが消えてドレイクに媚びるための身体に変えられてしまった。
「そうですか~♡ごしゅじんしゃま、好きになってくれますか~♡」
セリスの頭の中にあることは、ドレイクの寵愛を受けることが出来るかどうか、ということだけであった。
「ええきっと、ご主人様は雌の柔らかい身体がだ~い好きだから、きっとすぐにおチンポ突っ込んでもらえると思うわ♡」
エレーナはセリスの頭を愛おしそうに撫でながら教えてあげる。
「そうだとうれひ~れす~♡」
完全に媚薬のような吸血鬼の魔力に脳を犯されたセリスは、盛りのついた雌犬だった。
「お、噂をすれば、来たよ~♡……わっは~♡バッキバキじゃないですか!?」
「~~~♡♡♡」
セリスの視線を送るとそこには裸のドレイクがいた。勃起した剛直を惜しげもなくさらしていた。セリスは一目で魅入ってしまった。エレーナと違い、経験こそないものの仕事柄男のペニスを見たことがないわけではなかった。
しかしこんなものは見たことがなかった。そんなものを入れられてしまえば、他のものでは毛ほども感じることが出来なくなるだろう。かつて、これ以上ないほど幸福感と快楽を得られていたエレーナとの逢瀬など、記憶の彼方の取るに足らないものだと思うようになってしまうだろう。それは寂しいことなのかもしれなかったが、セリスの中にはドレイクを求める欲望しかなかった。
「立て」
「ひゃ、ひゃい♡」
「おっと……♡」
セリスは忠実な従者のように、ドレイクの指示に従って立ち上がる。押しのけるエレーナを気にかけるそぶりもない。エレーナの顔もその様子を寧ろ嬉しそうに見ている。
「脱げ……雌穴を見せろ」
「はい♡仰せのままに……♡」
セリスは言われるままに、下履きを脱いで下着を外し、秘部を晒す。その秘部はすでに濡れていた。
「セリスといったか?俺の性奴隷になる気はあるか?」
「は、はい!」
セリスは即答した。
「即堕ちか……張り合いがないな」
ドレイクは若干、残念そうな声を出す。
「しょうがないですよ。恋人を寝取られた上に、部下も騎士としての矜持も何もかも砕かれちゃった。そんな状態であんなに大量の血を飲んじゃったんですから、完全に魂が壊れて別のお人格が構築された感じですね。……セリス、あなたは何者?私が誰か分かる?」
「私はドレイク様の忠実な奴隷である雌吸血鬼です。あなたは私をご主人様と引き合わせてくださった。私の敬愛する上位眷属、エレーナ様です!」
セリスはどこか虚ろな目をして、つらつらと答えてみせた。
「あー大分まっさらになっていますね。もう吸血鬼としての認識が基礎になってます」
エレーナはかつて恋人だった人間が実質的に消失したというのにけろっとした顔をしている。
ドレイクは様々なアプローチで美女を堕とそうとするが、最終的には快楽でとどめを刺すことが多い。それもあって人格の完全破壊に至るケースは少なかった。
「まあ、まっさらなキャンバスを俺色で塗りつぶすのも悪くないさ……セリス
、お前を俺の性奴隷妻にしてやろう……そこの壁に手をつき、片足を上げろ……」
「……妻にしてくださるんですか?喜んで?」
セリスは涙に濡れた顔をクシャッと歪ませて、無邪気な子供のような満面の笑みをつくる。そして足を上げ、もともとエレーナのために、手入れをしていた整った陰毛と一緒に雌穴を晒す。
「広げてみせろ」
「ひゃい♡」
セリスは言われるがまま、マンコを広げてみせる。その拍子に大量の愛液が下に落ちて、水たまりをつくる。
「挿れるぞ」
“ズププププ……ッ!”
ドレイクの宣言も、セリスの処女喪失の瞬間も割とあっさりしていた。それは、膜は残していたとはいえ、エレーナにたびたび穿ってもらっていた賜物だ。
「お゛っぼおっぉぉぉ……♡ぶっといの来たぁー♡い゛っぐぅーーー♡」
ドレイクは慣れた手つきでセリスのあげた足に腕をかけ、その勢いのままに自らの剛直を挿入する。すでに快楽の受け止め方を心得ていたセリスは、全身を使って底抜けに下品で本能丸出しの汚い嬌声を発した。一応、接合部から破瓜の血が流れるが、セリスは痛みも感じなければ膜を破られたことにすら気づかなかった。
「まぁ、セリスったら私としてた時は、そんな声出したことなかったのにそんなにご主人様のオチンポ様が気持ちいいの?」
意地悪な声のエレーナが、セリスを煽る。
「だってー♡らってーー♡薄っぺらいレズセとじぇんじぇんちが、う゛ぅぅぅーーー♡」
セリスは人間時代の思い出を、自ら嘲笑しつつドレイクの極太ペニスのもたらす快楽に耽る。彼女の膣を裂かんとするようなその存在感が、彼女の昔の情事を取るに足らないものだと教えているようだった。
“ジュルジュル♡パチュンパチュン♡”
「簡単に受け入れる割にはいい締まりだ。悪くない」
ドレイクは気ままに腰を振りながら、セリスの膣を品評する。彼女の身体の形は雄に媚びるものに特化しているが、人間だった頃にした鍛錬は、確かに引き継がれている。騎士として体を鍛えていたことが締まりの良さにつながっているのだ。
「あ、ありがとう……んひぃ♡ございましゅぅ~♡あお゛ぉぉん♡」
ドレイクからの賛辞は奴隷妻の雌としての性能を上げる手段としては、最適なものだった。彼女たちは主人にもっと褒められたくて、膣の動きや筋肉、骨の関節などあらゆる工夫をして、ご主人様がセックスを通して得られる快楽を引き上げようとする。
「あ゛あああっ♡♡♡あいじでおりまずードレイクしゃまーーー♡」
先ほど初めて見た男に、セリスは思いつく限りの愛の言葉を掛ける。エレーナに対してそこまで情熱的に求めたことはなかった。
「その情熱的な赤い目も♡たくましくも均整の取れた身体も♡力強く繊細に触れてくれるその手も♡そして女を虜にしてならないその最強雄チンポ様も♡あなた様の全てを愛します♡♡♡……ちゅむー♡♡♡」
熱烈なラブコールに気を良くしたドレイクは、セリスの唇を無理矢理奪い、濃厚で激しいキスハメセックスに移行する。
“パンッ♡パンッ♡パンッ♡パンッ♡”
横から支給を殴りつけるような、腰遣いにセリスは肉棒の出し入れされる度に、断続的な絶頂に至ってしまう。
「~~~!!!♡♡♡」
しかし、口内で暴れるドレイクの舌でセリスはろくに喘ぐこともできず、半ば酸欠になりながら快楽に心と体をズタズタにされてしまう。もうどうあがいてもかつての誇り高い姿を取り戻すことはできない。
“バチュル♡ベルル♡ジュプン♡ジュププ♡♡♡”
激しく生々しいリップ音、ピストン音、と水音がその砦の中に響く。
「素敵よ、セリス♡あなたがここまで淫らになれるなんて、思ってなかった♡♡♡」
欲望のままに盛るかつての騎士を、その主だった者はうっとりと見守っていた。他所の命を踏みにじる、吸血鬼なれど、血を分けた家族への愛情だけは本物なのだ。
「……ふはっ!出すぞ!お前の孕み袋を俺の子種でいっぱいにしてやる!」
ドレイクは顔が裂けるぐらい口角を上げて悪辣な笑みで宣言する。
「はい♡私はあなたのやや子を孕む、繁殖雌です~~~♡あんっ♡あっ♡どうかお情け、お゛おおお~~~お゛~~~♡♡♡」
“ブッピュン♡ビュルビュルビュル~~~♡♡♡”
消防用ホースのような勢いで、ドレイクのペニスはセリスの子宮へザーメンを噴き出す。ズボボボボ、というザーメンが子宮の内壁に当たる音が彼女には聞こえるようであった。
射精の時間は一分に達し、セリスが絶頂から降りてくるまでその3倍の時間を要した。
“バチュンッ!”
力尽きたセリスはへたり込み、その足元に溜まっていた精液と愛液の混合物が跳ねる。
「ーーーっ!ーーーっ!……幸せな時間でございました……♡」
顔半分を体液に鎮めるセリスは、とても穏やかな顔で気絶した。
※
「ダメれすっ♡!二人同時だにゃんて~~~♡」
寝室中にセリスの嬌声が響く。
それからしばらくして、エレーナとセリスは、ドレイクの屋敷で寵愛を受けていた。一糸まとわぬ姿の二人の下腹部には淫紋が輝いている。
「……ぷはっ♡いいじゃない!セリスの血とってもおいしいわ♡」
セリスはベッドの上で膝立ちになり、前後をエレーナとドレイクに挟まれていた。後ろのドレイクからはバックでハメられ、前のエレーナからは胸を揉まれて乳首をクリクリと弄られていた。そして二人とも、セリスの首筋に咬みついていた。世界で一番敬愛する二人から、愛撫と挿入と吸血という三重の快楽拷問を受けていた
「あ゛ああ~~~♡やめへ~~♡ぐるっちゃう゛~~~♡♡♡きもちいことしかかんがへられないバカになる゛~~~♡♡♡あ゛あ゛あ゛~~~♡♡♡」
いろいろな体液を噴き出しながら、セリスは懇願した。
「大丈夫よ♡あなたがセックスのことしか考えられないおバカさんになっても、私もご主人様もあなたを愛してあげるわ♡♡♡」
「あ゛~~~♡!♡!♡!」
外部からの刺激に負けないような愛情と幸福感が、セリスの胸の中にあふれた。姫と騎士は誇りを失ったが、世界で一番の幸福を手に入れた。
女たちの艶やかな嬌声をBGMにして館の淫らな夜は更けていく。
感想、こんなキャラのこんなシチュが見たい!なんてリク待ってます!