ラルを仲間になって数カ月、俺達は南の海に来ていた。
他の海と違い気温が高い南国のような海なので露出には最適だった。
ラルの加入で戦闘に関しては安定し、滅多なことがあっても誰かが怪我をすることも無くなった。ラルは普段は武器の手入れを静かに行うクールな状態(無論全裸)だがスイッチが入ると犬のように大はしゃぎで自分で作ったケージで一晩を過ごすこともざらだった。
カーラを倒したことが広まり俺の懸賞金も4000万に上がりハイレベルな賞金稼ぎや海賊が現れたため船を手入れすることになった。
正体を隠し小さな漁港の町に船を付け度重なる戦闘で損傷した箇所の修繕と強化を頼んだ。
「任せてくれっス!!」
繋ぎを着た若そうな女性が元気そうに答えた。
『この子一人で大丈夫なのか?』といささか疑問だったので周りに聞いてみた。
「大丈夫さ。マキはあんなに若いが船に関しての技術ならもう周りの職人たちとも肩を並べられるぐらいさ」
詳しく聞くと彼女は船の修理だけではなく船の操縦技術にも定評があり今では一人で修理を任せられるほどになったようだ。
「それなら大丈夫か」
「そうね」
俺達は船の修理の間にこれから先のルートについても話し合った。東の海に行ったら偉大なる航路に突入するということでまとまりそのためにも船を任せられる人材を至急探すことになった。
「マキは仲間になってくれないかな?」
「緩そうだったけどさすがに海賊になるかな~?」
マキを仲間に誘うか悩んだが結局決まらないので気分転換に露出することになった。
「んふぅん♡♡♡♡♡♡♡♡」
俺達は全員全裸で町の通りを恥部を見せびらかしながら歩いた。ラルは犬スタイルで四足歩行で歩いている。周りの色んなタイプの視線に興奮しながら俺達は歩いた。
それから数日。あと少しで船の修理が完了するらしく俺はマキのもとに向かった。
「お疲れ様っス!あと二日で完成するっスよ」
「そりゃ良かったよ。ありがとうな。それでなんだが・・・」
「驚いたっスよ。まさかお客さんが露出狂だったなんて」
「付け加えると海賊でもあるんだがな」
「マジっすか!?でもそんな風には見えなかったっスよ」
「俺らは露出狂で構成された一味なんでな。変態なのは否定しないが一般人に危害を加える気は無い」
「そうなんスね…。でもそれ以上に驚いたのはまさか同じムジナの人がいることっスよ」
「え…。お前まさか…」
「そうっスよウチも露出狂っス!!」
マキはなんの躊躇もなく着ていた繋ぎを脱ぎ捨て全裸になった。
「ずっと自分だけ変わってるって思って生きてきたんっス。でもあなた達となら面白い冒険が出来そうっすね」
「いいのかよ?偉大なる航路に行くつもりなんだぜ?」
「上等っすよ!!この町で一生を過ごす気なんてさらさら無かったし、どうせなら広い大海原に漕ぎ出したかったっすから」
「それじゃぁよろしくな!」
「はいっす!!」
二日後、俺達は町を出港することになりマキも町の皆に見送られながら旅立った。
マキの改良のお陰もあり以前の倍の速度が出せるようになった。
「ウチ、マキっす!!よろしくお願いいたしますっす!!」
さっそく全裸になったマキは元気に皆に挨拶をするのだった。