「それにしても、街で裸は恥ずかしいな・・・」
司馬懿は恥じらいながらも街を歩いていた。夜風が当たって肌寒さを感じていた。
「よお、姉ちゃん。こんな夜に素っ裸で歩いてどうしたんだ?」
するとそこで不良達に絡まれてしまった。
「な、そんな・・・!」
「へへへ、こんな恰好でうろつくなんて、犯してくださいって言ってるようなもんだぜ?」
「俺達で可愛がってやるからな・・・!」
不良達が舌なめずりをして近付いて来た。
「く、来るな!」
司馬懿が胸を両手で隠して怯えていた。すると、空から矢の雨が降り注いだ。
「ぎえ!」
「ぐああ!」
矢が不良達に当たっていく。
「あたしも助太刀するわよ!」
そこへ恵瓊がやって来て、水晶玉を飛ばして不良達を殴っていった。
「さあ、私が相手になるわよ?」
「ひいい、逃げろ!」
不良達は一目散に逃げていった。
「すまない、助かった」
「礼を言うなら輝元にもね。あの子も陰で守ってたから」
「そうか・・・輝元、ありがとう」
陰から隠れていた輝元は矢を携えて微笑んでいた。
その頃・・・。
「ふう、まさか襲われるなんてな・・・」
別の場所では楽進と広家が不良達を倒していた。足元には倒された不良達が転がっていた。
「危なかったな」
「お前の助けなど必要なかったが、感謝するよ。それで、学園にはあとどのくらいで着くんだ?」
「そうだな、もう少ししたら辿り着くぜ」
「そうか、感謝するぞ」
広家と別れて楽進は学校へと進んでいった。
「ようやく着いたな・・・」
司馬懿は指定された公園に辿り着いた。そこにはある箱が置かれていた。
「輝元の奴、私に何をさせるつもりなのだ?」
司馬懿がその箱を開けるとある衣装があった。
「ふふ、輝元め、これを渡しに着せるつもりか?」
司馬懿はクスクス笑ってそれに着替えていった。
「さて、目的地の学園に着いたな・・・」
楽進も目的地の萩学園に辿り着いた。学園の広場で箱が置かれていた。その箱を開けて中身を確認する。
「ふうん、私にこれを着せる気だな・・・♪」
楽進は悪戯っぽく微笑むと、それに着替えていった。
「そろそろ着る頃ですね・・・」
ある神社で輝元は司馬懿と楽進が来るのを待っていた。人参と大根を燻製にしたいぶりがっこを持参して二人が来るのを今か今かと待っていた。
「恵瓊、広家、準備は出来ましたか?」
「ええ、上々よ♪」
「あとは二人が来るのを待つだけだ」
「そうですか、楽しみですね」
輝元は薄笑いを浮かべて二人が来るのを待った。
「あら、そろそろ来たわね・・・」
「じゃあ、俺達は先に失礼するぜ」
司馬懿と楽進が近付いているのに気付いて恵瓊と広家は先に戻っていった。
「うふふ、輝元、戻って来たぞ♡」
「お望みの衣装で帰って来たぞ♡」
司馬懿と楽進が妖艶な顔をして輝元の前に現れた。司馬懿は腋と太腿を露出したバニーガールの恰好をしていて、楽進はⅤ字型の布地の少ない水着を着ていた。
「二人とも、とても似合っていますよ」
「まさか、こんな衣装を着させるために裸にさせるなんてな・・・」
「これも恥ずかしいが、君が喜んでくれるなら・・・」
司馬懿は妖艶に微笑んで、楽進は恥ずかしがりながらも嬉しそうな表情をして輝元に近付いた。
「二人とも、可愛いですよ」
「そうか、気に入ってくれるのだな」
「それなら着た甲斐があったよ。君に喜んでもらえて嬉しい・・・♡」
「それでは、ここで特別な撮影会といきましょうか」
輝元がカメラを持ち出して撮影をしようと言った。
「ほう、私の美貌をフィルムに収めるのだな?」
「ええ、貴女達の美しさを取っておこうと思いまして・・・」
司馬懿が言うと輝元は笑顔で頷いた。
「撮影してくれるなんて嬉しいな。可愛く取ってくれたまえよ♡」
楽進が輝元にキスをして微笑んだ。
「それにしてもいい匂いがするな?」
司馬懿がいぶりがっこの匂いに気付いた。
「ああ、いぶりがっこを用意しておきました」
「そうか、では一つまみしてもいいか?」
「ええ、大変でしたから撮影前の腹ごなしをしましょう」
「それは楽しみだ」
「私も頂いておくぞ」
いぶりがっこの味に舌鼓を打ってから輝元の特別な撮影会が始まった。