俺を好きな【悪霊】が、美少女に【憑依】してくれる話。さっそく【銀髪美少女】を寝取ります。 作:BIBI
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「…………⁉」
呪難の言葉を聞いて、ナギはハッとする。
そうだ……。そうだった……。これは呪難が手助けしてくれるってのもアリだったんだ……! そっか! 呪難はそれ込みで、勝機があるって教えてくれてたんだ……!
肌で感じただけでも凄い霊力の神様だったし! あんな凄い神様が援護してくれるなら絶対に勝てる……!
再び目に光が戻り、希望を感じて「ヤチヨの力があれば、絶対上手くいく……! お願い……、ハジメ……! 力を貸して……!」とナギは、テーブルの上に置いてるハジメの拳を取って両手で包む。
普段の男嫌いな彼女なら、絶対嫌であろう行為。しかし今はハジメを口説かなければならない状況で、手段は選んでられない。
「…………。それを信じたとして、五分か……。命を賭けてもいい確率ではある……。とはいえ俺はバイトだし、最終的な判断はアミさんに相談してから――」
疑いの視線を多少向けつつ、ハジメは携帯を取り出そうとした。
「やめて。アミさんは駄目。絶対、危険だって止めるから。修祓院は、絶対、リスクを嫌がるから……。また、見捨てられる……」
その目には恐れが滲んでいる。ある種のトラウマを感じる弱々しい瞳だった。その様子だけでナギの抱く修祓院への不信感の強さが見て取れるほど。
「……分かった。修祓院には相談なしに決める。確かにアミさんは霊媒師としての在り方に固執してそうな感じもするし。ただ、俺は無償で命を賭ける程のお人好しじゃない。何のメリットもなしには引き受けられない」
ハジメは邪悪な笑みを浮かべ、カットしたステーキを頬張る。明らかに彼の視線はナギやヤチヨの体に向けられており、そういう事なんだと二人は察する。
「…………! わ、私にできることなら、何でもする……!」
前のめりになり、ナギは宣言した。元よりそのつもり。体を好きにされるくらいは、当然の対価だと受け入れていた。
「じゃあお前等二人共、俺の女になれよ。勿論、一生俺に一途に尽くせ。そうすれば依頼を引き受けてやる」
改めて、明確に言葉にした。ハジメは自分でもクソな提案だと思いながらも、ここで手を緩めるのは男じゃないと笑う。
善意に満ちた草食系男子なんて、ただ良い人として終わるだけ。それに好かれることは目的じゃない。
ハジメにとって目的はあくまでセックス。そして女を自分一人で独占すること。だから正直、誰にどう見られようが、それは二の次だった。
「…………ッ」
これが工藤ハジメの本性かと、ヤチヨは身震いした。こんなゲスに体を好きにされる。子供まで産まなきゃいけない。そう思うと全身に怖気が走った。
だが――。
「――ヤチヨ……! 分かってるよね……⁉ ここで断ったら、どうなるのか……!」
「…………!」
ナギの言葉を聞いて、ヤチヨはハッと我に返る。そうだ。そうなのだ。ここで断ればヤチヨは自分の死を確定させることとなる。
二週間……。多分だけど、結界が壊れる二週間以内に私、命を捧げなきゃいけないんだよね……?
私が命を捧げれば、きっと結界は修復されて、とりあえず危機は先送りにできる訳なんだし……。
だとしたら……、修祓院が誰か知らない男を連れてくる訳で……。きっと二週間って短い期限な以上、私に選択肢はない……。
死刑囚とか、碌でもない男を連れてきて、私の体を……――。
……こんな人生で、私、良いのかな。こんな形で死ぬ為に、私は生まれてきたの?
でも、呪難の言葉なんて信用できないし……。
だってさ、呪難は憑依を解いた訳じゃないんだよ? あくまで一時的に体の主導権を返してくれただけ。それだけ……。
本当に善良な神様なら、最初から憑依なんてしない……。
でも、それは人間ならではの思考で……。神様が何をどう判断したかなんて、分からなくて……。だったら本当に善良な神様の可能性もある訳で……。
だとしても、やっぱり私視点だと呪難の言葉は信用に値しない……。
不確かな言葉を信じて、ハジメ君に命を賭けさせるの? ハジメ君が霊媒師として無知なのをいいことに、適当な事を言って騙すの……?
そんなの最低だし、絶対に許されない行為だ。
…………。でも、でもさ……。
ここで断っちゃうと、私、死ぬのが確定しちゃうんだよね……?
「私は……――」
言わないと……。私はハジメ君を巻き込む気はないって。伝えないと……。でも……、ここで断っちゃうと、もう私は死ぬしか……。
で、でも、ここで断ったら、死ぬ……。
ここで、断ったら、死ぬ……。
ここで、断ったら――……。
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――思考がぐちゃぐちゃになって、気づくとヤチヨはハジメに抱かれていた。
「うおぉ♡ 処女ゲットぉ~~♡ 気持ち良いぃ~♡ ヤチヨちゃんマジサンキュ~~♡ 最高だよ、お前の体♡」
マンションの一室。ベッドの上でハジメはヤチヨを押し倒していた。「ふぅ……、ふぅ……」ヤチヨは乱れた服で、目を閉じたままギュッとハジメに抱き着いている。足でもガッシリと彼の腰にしがみつき、処女膜を失った痛みに耐えていた。
「…………」
呼吸を整える。そしてゆっくりと瞼を開けた。何が何だか、まだ状況の理解が追い付てないのか、それとも後戻りできない現実に後悔したのか、ヤチヨの目から光が失われていた。
股からは破瓜の血が流れ、その痛みで無理やり見たくない現実に引き戻されてしまう。
彼女は――。
何でこんなことに、なったんだっけ?
そう朧気に想いながら、幼馴染のケイタの姿を思い出していた。別の男に処女を捧げた癖して、まだケイタに未練が残っている。
そんな自分が――心の底から気持ちが悪かった。
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