俺を好きな【悪霊】が、美少女に【憑依】してくれる話。さっそく【銀髪美少女】を寝取ります。 作:BIBI
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「貴女が私の立場ならどうするっていうんですか? 法を破ることが正義だとでも? 修祓院に逆らえばどうなるか、貴女なら知ってますよね?」
アミは羨ましかった、リリの立場が。シャーロット=ヒルと共に暮らす彼女は、繋がりが深いと考えられて、日本の修祓院は容易に手出しできない。
私も同じ立場で同じ力を持っていたら、修祓院の命令なんて無視できた、そうアミは内心愚痴を零していた。
「私は今も昔も変わらないわ。やりたい様にやるだけよ。貴女みたいに正義だとか悪に拘りないんだもの」
相変わらず猫の様に自由気ままなリリだった。そんな態度は才能に恵まれているから言えるんだと、アミは少し羨ましく思う。
アミには修祓院に抗えるほどの実力はない。少なくとも今はまだ、総代に意見を曲げさせるほどの力はないのだ。
「アミちゃん。大切な人を守れない人生に、何の意味があるの?」
かつてリリはクオンの為に自ら命を差し出した。神を引き受け、自ら死を受け入れた。姉を見捨てるくらいなら死んだ方がマシだと思ったから。
「…………ッ」
アミはリリが過去に命懸けでクオンを守り抜いた事実を思い出した。
リリは決して強いから、環境に恵まれているから、大切な人を守る選択をした訳ではないのだと気づく。
「…………」
だからこそアミは、自分が情けなくなってしまった。
「私が何が正しいのか、分かりません……。ヤチヨを助けたい。呪いによって後僅かな命だとしても生きて欲しいと思ってます。でも彼女を連れて逃げたら、恐らく修祓院の霊媒師に数多くの犠牲が生まれます。私の守るべき部下、後輩達もタダでは済みません」
年齢では破格と言える程の立場。それ故の重責。アミにはあまりにも重すぎて、どうしても、気安く意見は曲げられない。
「私なら修祓院の霊媒師が何人死のうがどうでもいいって割り切っちゃうけど……、アミちゃんはそういうタイプじゃないものねぇ」
困った様に笑うリリ。だが一つ閃いた様に告げた。「大規模の儀式を執り行うのはどうかしら」と彼女はクスクスと小悪魔的に笑う。
「……大規模、儀式。その意味を分かっているんですか? 神殺しの為とはいえ住民の犠牲を意味しているんですよ?」
「凡人なら魂を奪ったり、霊力を根こそぎ奪う結果になるでしょうね。大規模儀式に残虐なイメージを持っても仕方ないとは思うわ。でも、私なら霊力を最低限奪う程度に微調整できるもの。ちゃんと安全に運用できるわ」
「…………そ、そんなこと。……いえ、仮にそれが可能だとして、神を弱体化した後はどうするつもりですか?」
「修祓院の精鋭を十数人集めて、ヤチヨを犯しまくれば良いんじゃない? 呪いを貰った後は結界に入って、全員で神を討伐すればいいのよ」
嫌な予感を覚えるアミに、淡々と非情な提案を口にするリリ。だが、その案は誰一人死なない可能性を秘めたもの。
アミも「…………。死ぬよりは、マシでしょうが……」と、思い悩み渋る様子。孕ませて殺すよりは、マシな案であることは事実。「それしか有りませんね……」と、彼女は携帯電話を鞄から取り出した。
「輪姦が嫌なら、ハジメ君とだけヤルってのも有りなんじゃない? 多分、引き受けてくれると思うわ、ハジメ君って優しい人だから」
「…………だとしたら有り難い話です。でも勝算はあるんですか? 著しく弱体化したとしても、神は神です。簡単には倒せません」
リリの提案に、アミは懐疑的だった。先程の結界前でリリ自身がハジメでは十中八九だと断じていた。大規模儀式の効果次第ではあるが、大した勝率にはならないだろうとアミは考えている。
「勝率は五分。でもナギちゃんの霊媒体質を利用すれば、6割から7割は勝率を引き上げることが可能なはずよ」
「ナギさんを犠牲にする気ですか……? 今どき霊媒体質を呪いの増幅装置として生贄にするなんて、私達ですら躊躇する様な安易な手段です」
「贄にする訳じゃないわ。私のサポートがあれば命は犠牲にせず済むもの」
「そ、そんなことが――……」
リリの話す内容に、アミは目を大きく開き驚いた。
古来より霊媒体質は呪いの増幅装置として、儀式の生贄に用いることが多かったが、それはあくまで苦肉の策。
それを仮に命の犠牲なく、儀式に用いることができるとすれば――。
「――あ。噂をすればって奴ね。ハジメ君からメール。何かあったのかしら」
リリがテーブルに置いていた携帯を手に取り、メールを確認する。そして「ぷは! 何よそれ、手が早すぎない……?」と、クスクス笑っていた。
「…………どうかしました?」
「――ハジメ君が呪いを伝播されちゃった!」
嫌な予感がしつつ尋ねるアミに、リリは満面の笑みでそう言い放った。