※この作品はR-18です。

Re:ビルドハレム   作:たっぷり

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スランプなので初投稿です

プロット書いたらその通りに書くよという方出来て欲しいなって思ってます。切に


・001 チャートをガバらせてはいけない(戒め

──◆──

 

 東部地域。統企連が統治するその地域の一つ。坂下重工が経済圏を広げているその中腹に位置するクガマヤマ都市。その下位区画の外側に建てられたハンター向けの宿泊施設。その数ある内の一室に朝日が差す。

 

 その部屋を借りている少年が、暗闇を消す日の光を浴びて目を覚ました。

 

 少年はまだ寝ぼけていることを自覚しつつも、そこへ掛けられた声に『(・)お(・)は(・)よ(・)う(・)』(・)と返す。その言葉は決して他者には聞こえない音として相手へ届けられた。

 

 いつもであれば少年は自分の口から発音として伝えただろう。しかし今日は、今は出来ない理由があった。

 

 少年が自分の視界にのみ存在する美女へと目を向ける。彼女は微笑ましそうに、それでいて呆れたように、その表情の理由へと視線を向け、少年もいい加減現実を見る時だと覚悟を決めてそちらを見た。

 

 そこには美少女と呼んで差し支えない同年代の少女が眠っていた。

 

 その程度であれば問題ではない。問題なのはその少女が全裸であること。彼女の纏っていた衣類はベッドの近くにでも落ちていることだろう。

 

 そして何よりも──。

 

 少年が視線を少女の下半身へ。より詳細に言うならば彼女の股座(またぐら)へと視線を向ける。

 

 そこからは今もなお、昨日の昼頃から再度短針が12を過ぎるまで続けていた情事の結果が、ゴポリッと音を立てて主張していた。

 

 顔は幸福と快感に蕩け切っている。身体は激しい運動後もかくやの高い体温をどうにかする為に発汗している。

 

 そのあまりにも煽情的な様子に、時間をおいて復活した自身の股座に存在するカノンが再度対空準備に取り掛かろうとしていることに気付き、邪念と定めて振り払った。

 

(どうするかな……)

 

 一度冷静さを取り戻してみれば、取るべき選択肢があったにも拘らず、情欲を優先したことで生じるあれこれが脳裏を過(よ)ぎる。当然、不都合は発生するだろう。

 

 かと言って面倒だからと放置も心情的に厳しく、しかしおいそれと処理も出来ない。

 

 隣で今もゆだった顔をだらしなく披露している少女を知識として先に知っているだけに、少年はこの場で斬り捨てる選択は不可能だった。

 

 シェリル。それがこの少女の名前だからだ。

 

 そして昨日、その名前を本人の口から聞かされるより前に、少年は彼女を知っていた。

 

 彼女がどんな経緯で自分のもとを訪れたか。自分に何を求めるのか。そして何を差し出すのかすら。

 

 それらを知っていたからこそ取るべき選択肢があったのだが、少年はここ最近一切発散することが叶わなかった、どころか溜まる一方だった性欲というモノを吐き出せる機会を選んでしまった。

 

 そこへ、少年にしか視認不可能な美女が取り敢えずの提案をする。

 

『シャワーでも浴びたらどう? まだ脳が働いてないだけかもしれないし』

 

『……それもそうだな』

 

 そしてその提案に少年は乗った。冷水でも浴びて更に頭を冷やせば良案も浮かぶかもしれない。か細いそれに期待して。

 

 アキラと呼ばれる少年は着替えを持って浴室へと向かう。

 

(原作……、とうとう壊しちゃったなー……)

 

 僅かばかりの後悔をその部屋に残して。

 

(────にしてもアキラ(俺)のチ○コ(コレ)……、デカいなー…………)

 

 ぶらんぶらんと振り子のように揺れるモノを少々動き辛く感じつつ。

 

──◆──

 

 シェリルという少女がいる。

 

 彼女は産まれてざっと十数年、クガマヤマ都市のスラム街で生きてきた。

 

 しかしその生活で不満はあれど不安はない。スラム街に生きる者たちの中では比較的裕福といえる側の人間だ。

 

 プラチナブロンドの髪に、アクアマリンのような綺麗な瞳。整った顔のパーツ。足りないのは胸部装甲の厚み程度。しかし年齢が低いこともあり、そこまで重視されない。

 

 彼女はスラム街の中では将来性を感じる高い容姿を持っており、その上で利口な人物であったがゆえに、常にどこかの集団の中で安定した地位を得ることに成功していた。

 

 年の近い少年少女の思考や人柄を素早く把握し、何を求め、何が出来るのか。それらを整理し、そして纏め上げる。本人でも気付いていない得意分野があろうと、ある程度の期間接していれば見抜けるほどに、その能力は高く、他者に有能だと、有用だと認められてきた。

 

 その能力と高い容姿も相まって、ここ最近出来たにしては広い占有領域と、他組織との交渉の際に張れる高い武力を持つシベアというハンターがボスの徒党に属すに至る。更にはそのシベアから将来を期待され、一部幹部扱いまで受けるほどにシェリルは有能で、他徒党からもそう認知されていた。

 

 しかし先日、それは突如として崩れ去る。

 

 1、2ヵ月ほど前から噂となって広まった、スラム上がりの子供がクズスハラ街遺跡で遺物を見付け、大金を得たという話。

 

 その話には尾ひれも背びれも付いていく。人の少なくなったクズスハラ街遺跡の外周部にはまだ遺跡の保管されている倉庫でも埋まっており、その子供特有の小さな体格にモノを言わせて掘り当てたのだろうと、憶測だけが飛び交った。勿論その噂は同じ徒党に所属していた同年代や、シベア本人から暇潰し程度に聞かされて記憶に新しい。

 

 しかしその噂は然(さ)して時を得(え)ずに収まった。子供が遺物をハンターオフィスの買取所に持ち込むことはあれど、数十万数百万になるわけもなく。じきに噂は所詮(しょせん)、噂だったとして消えていった。

 

 しかしシベアは逆だと考える。

 

 その噂の人物は早い段階で己の失態に気付き、遺物の換金量を抑えめにしたのだと。

 

 ならばその人物が再度高額の遺物を持ち込むのはいつになるか? いつまでも安値の遺物を運んでなどはいないだろう、と。

 

 それらを部下に伝えたシベアはすぐに情報を集め、そして運が良かったのか悪かったのか、件(くだん)の人物は早く見つかった。

 

 即座にシベアは動いた。他の徒党が同じ結論に至る前に。自分たちで利益を独占する為に。

 

 シベアは実質徒党の全メンバーで件(くだん)の人物であるアキラを脅迫した。遺物に関する情報を、持っているモノ全てを、差し出せば見逃してやると。

 

 シベアも、そしてその襲撃に参加していたシェリルも成功するだろうと確信していた。

 

 相手はハンター稼業に身を投じてはいても、所詮はスラム上がりの子供で碌な装備もない。

 

 加えて言えばチームも組んでおらず、身体的にも数的にも弱者だ。全員が全員、雑魚にしか見ていなかった。

 

 勝利とこれから得られる利益の皮算用に思考を費やしていた者たちで溢れた瞬間、事態は急変した。

 

 アキラがその場で素早(すばや)くAAH突撃銃を構え、一瞬の内にシベアの頭を貫く。銃撃音と共に周囲に散らばる血と肉片。

 

 自分たちが信頼を置くリーダーが死んだ。その事実を突き付けてくる光景に呆然としていた徒党員は思考が止まり、反応が遅れる。しかし予定通りのアキラはただ当然とばかりに空(あ)いていた左手に拳銃を取り出し、AAH突撃銃と合わせて周囲へ乱雑な銃撃を開始した。

 

 勿論状況が変われば動く者もいたが、アキラを逃がさない為に周囲を取り囲んでいたのが仇(あだ)となる。同士討ちを避けようという思考が更に動きを阻害し、その場からアキラを取り逃がすという大失態を生み出した。

 

 頭を失い、負傷し、目標も見失った。統率の無くなった有象無象になった彼等では最早効率的な行動など取れる筈もなく。

 

 一部の者は諦め、そして怖(おそ)れを抱いた者は逃げ出す。また一部の者は舐められたままでは終われないと激情や恨みを募らせてアキラを追った。

 

 その光景をシェリルは黙って見ていることしか出来ずにいた。

 

 シェリルは運が良かった。シベアに贔屓されていることを周囲の者たちに示すためにもシベアの近くに立っていたが、シベアの頭が花火のように弾けた光景を目にしてからはしりもちをついたあと、呆然とし動けずにいた。

 

 それが功を奏し、アキラの雑な掃射は頭上を通過するだけで被害は出(で)ず、周囲の混乱により発生した身内同士の誤射も逃げていった者たちの間だけで起こったため、それも受けずに済んだ。

 

 結果として、アキラを追った者はその後死体となって見つかり、襲撃に参加していた者たちは報復を恐れ、他の徒党に伝手のある者から順に移っていく。

 

 しかし移れない者もいる。

 

 アキラの襲撃に加担した面々の中でも特にアキラに近い場所に立っていた者やシベアに贔屓にされていた者だ。

 

 シェリルはその地位から他の徒党にも伝手があった。伝手のある者にも頼んだ。

 

 だが伝手があるということは他の徒党にも、シェリルという少女がシベアの徒党でどのような立場だったのか知られているということでもある。勿論、同じ徒党に所属していた者はシェリルの立ち位置を知っていた。当然断(ことわ)られる。

 

 移籍という希望の全てに失敗し、とうとうスラムの路地裏で生きるしかなくなったシェリルには、その先にある、死(・)という避けられない現実(ぜつぼう)だけが見えていた。

 

 このままでは本当に死んでしまう。その恐怖と後悔が、疲労によって動作を鈍らせていた頭で現状改善を望んだ結果、アキラと交渉するという結論を叩き出した。

 

 本来のシェリルであればそんな手は取らない。会った瞬間殺されても可笑しくないのだ。危険すぎる。

 

 しかし碌な食事もとれず、身の危険から浅い睡眠を繰り返した脳ではその危険信号を正しく認識できなかった。

 

 数日掛けてシェリルはアキラを探し、そして幸か不幸か、アキラと交渉の席が自分の目の前に廻る。少々情けない場面が連発したが、無視も銃撃もされなかった分、マシだと考えた。

 

 要求は一つ、自分たちの、シベアが仕切っていた徒党とその縄張りを、アキラに統治して欲しい。それだけだ。そうなれば自分は再度その傘の中に入ることが出来て、今度はシベアを瞬殺し、数(かず)の利(り)をあっさりと覆(くつがえ)す強力なハンターという武力の下(もと)、安全な生活を享受できる。

 

 それを得られるのならばと徒党のボスになることの利益を知りうる限り説明し、何とか説得しようと試みた。

 

 しかしそれら全て無駄に終わる。大した反応は得られなかった。

 

 そこであまり出したくはなかったと思いつつも、命の保証がされるのであればと、自分の身体を差し出すと提案する。今後一生、アキラにどのような使われ方をされようとも、死ぬよりはマシだと。

 

 そしてアキラは反応を示した。そのことに気付いたシェリルは勝利を確信する。

 

 失敗続きだったところに出来た成功の兆しは、シェリルには眩し過ぎた。他の仮定など吹き飛んで、この方法を前提とした説得方法の立案で思考が埋まる。

 

 どうせ男は快楽を与えればいいのだ、とどこかの薄い本で見たことがあった。初めてやるが、やり方は知っている。そして何よりも、アキラの股間をそれとなく見れば、そこにあるだろう男性器が大したモノでもないように見えたからだ。

 

 動き易さを重視したゆったりとした防護服だが、それでもそこに立派なモノがあれば膨らみはあるだろう。しかし、ない。

 

 身体も子供。アソコも子供。であれば手玉にも取れるかもしれない。こちらに都合の良い要求を飲ませることもできるかもしれない。

 

 始める前から優位に立てる気に成っていたシェリルは衣服を手早く脱いでいき、下着姿でベッドに腰かけアキラを誘う。

 

 そこまでは余裕を保っていた。が、アキラが防護服を脱ぎ、下着を脱ぎ、そしてメ(・)ン(・)ズ(・)サ(・)ポ(・)ー(・)タ(・)ー(・)を脱いだ瞬間、全てが砕け散った。

 

「──…………はぇ?」

 

 間抜けな顔に間抜けな声を出し、そして思考を完全に止めてしまう。

 

 目の前に現れた巨大な主砲を前に。

 

 そしてそれは、久しぶりの性欲発散だと滾っていたアキラの前では致命的な隙となった。

 

 ──

 ────

 

 蹂躙。その一言が相応しいほどに、アキラ優位で進められたその流れは、シェリルの嬌声と水しぶきの音で飾られていく。

 

 その誰の手も入っていない無地の紙に好きなように絵を描くかの如く、アキラはシェリルの身体で色々なことを試した。

 

 アキラのチ○コ(カノン)を凝視し、たらーっと鼻血を流して動かないシェリル。彼女の下着に手を入れて数度達させ抵抗力を奪い、片手をそのままに乳房や背筋、耳や舌に至るまで性感帯と連結するまでじっくりと3時間は掛けて。

 

 そしてそれらの快楽によって頭が真面に働かない状態になった後は、条件付けをさせるように、達すると同時に「好き」というように仕向ける。

 

 徐々に早くなる心拍数を恋慕に勘違いすれば御の字。心酔してくれれば嬉しいなという心持ちで丹念にシェリルの内外を刺激し続けた。

 

 アキラにとってシェリルという存在は、先日までなら唯(ただ)都合が良いだけのキャラでしかなかった。しかしこうして対面して見れば、こちらをなんとしてでも利用してやろうという腹の黒い面が多々見える。

 

 このままでは原作のように働くことはおろか、ありもしないアキラという武力を笠に示威的になり他徒党に消されるだけ。どこかのタイミングで危険な目に遭っても助ける価値あるか? と足踏みしてしまうだろうと感じ、自分が、そして自分と契約しているアルファが助ける価値は一応あると感じられる程度には利用価値を底上げする必要が出た。

 

 原作であれば恐怖による精神崩壊からの他者依存でその才覚を覚醒させ価値を一気に引き上げたが、少なくとも現在の自分の為に動かない人物を、このアキラは助ける必要性を感じなかった。

 

 であれば何かしらで己に利する存在にしてしまおう。

 

 そしてシェリルは最後の最後には自分を売ってくることは知っていた。それを利用する。

 

 シェリルを最優先することは決してないが、彼女が自分を最優先に考えるようになったのであれば御の字。更に言えば自分の言ったことには基本的に従順であれば。

 

 などとあれこれ言い訳を並び立ててはいるが、結局のところ、自分の性欲が暴発一歩手前でしかなかったことに、アキラは、そしてアルファは気付いている。

 

『それにしても随分たくさんしたわね。ナカは37回。ソトは16回ってところよ』

 

『なーに数えてんだよ。そしていちいち茶々入れてくるのはやめてくれよ』

 

『良いじゃない! おかげでシェリルの弱いところがたくさん分かったでしょ?』

 

 アキラは自分の視界を拡張する機能の一部を使用されシェリルの弱点とも言える性感帯を映し出されたりして、何度か萎えたりしていた。

 

『……取り敢えずシェリルが起きたら徒党の話をしよう』

 

『あら、あの要求、受けるの?』

 

『ボス云々はしない。ただしシェリルの態度次第で条件を緩和するって感じで。こっちに対した利益もない、将来性も感じない組織に付き合ってもられないからな』

 

『……ふーん? で、そのこころは?』

 

『後宮(ハレム)っていい響きだよな』

 

『私以外の色仕掛けに引っかかったらダメだからね!!』

 

『なんでアルファは良いんだよ!?』

 

 そうこうしているうちにシャワーも終わり、アキラは水気をタオルで拭ったあと、まずはメンズサポーターを着用する。

 

 すると、みるみるうちにアキラのデカすぎるカノンが収納されていく。最後にはそこには何も無かったかのような平地が出来上がる。

 

『これホントに凄いよな』

 

『それも立派な旧世界の品よ。機械製品でなくともそれはもう色々と機能が盛られているのよ。アキラの立派過ぎるイチモツを可逆圧縮するなんて訳ないわ』

 

 アキラが脱衣所の鏡を見る。しかしてそこには一切の膨らみが無い。

 

 租○ン(敗北者)もかくやだ

 

『凄すぎる……』

 

 アキラは内心アルファよりもこの衣類を評価していた。




・大前提として今作アキラは原作開始よりも一年ほど前に自己を自覚して、情報収集の後、比較的原作をなぞれる様にドランカムが人員を大量に入党させたという噂から9か月して、クズスハラ街遺跡へ行きアルファとの契約に至りました。
 シズカの店でAAH突撃銃を購入し、防護服を貰った際にちょっと大砲の誤作動(アクシデント)があったり、エレサラを助けたりはしてます。回復薬は投げ、顔を見せないは徹底している。
 因みにシェリルを助けたら? とかのアルファからの茶々は無いです。原作アキラ程強盗共に殺意を覚えていないし、その程度であればエレサラを助けたことを考慮に入れても些事だったので。シェリルに助力するか否かはアキラが勝手にすれば良いと思っていたら手を出したって感じ。
『誘惑行動し過ぎちゃった♡』は某拡張現実上女性の談。


・作者にはR-18表現の才能はありませんでした。
 誰かがこの文章に触発され濃密な一編を投じて頂けると幸いです。

・なお、このルートではカツヤが死なないように出来ると思います。
 所謂カツヤ生存ルートといった所でしょうか。幸か不幸かは知りません。
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