もう一度サッカー選手に生まれ変わったなら美女も世界一も掴み取りたい! 作:クズ吉
2014年12月
いよいよこの日が来た。
今日は2014Nリーグ最終節、浦和ロートVS名古屋アハトの試合だ。
アウェイ埼玉ハイパースタディオンで行う。
現在試合開始直前だが、会場は優勝をかけた大事な大事な一戦ということもあり、かなり空気がピリついている。
2014Nリーグ最終節優勝の可能性が残されているのは…
第33節終了時点で勝ち点67の1位浦和ロート、勝ち点66の2位名古屋アハト、二つのチームに絞られた。
3位ピエルナ大阪は勝ち点64で最終節を勝っても勝ち点67止まり。
浦和と名古屋の首位攻防戦がどうなろうが、もう追いつけない。
これで優勝の条件はシンプルになった。
浦和ロートの優勝条件は引き分け以上。
一方で名古屋アハトの優勝条件は勝利のみ。
勝てばいい。俺達は勝てばいいんだ。
「「ウィーアーロート!ウィーアーロート」」
スタジアムはびっしりと人で埋まっている。
浦和サポーターの合唱が地響きのように心の臓まで伝わる。
それはまるで相手チーム、俺達を畏怖させる事が目的であるかのように大きく鳴り響く。
このNリーグ最強の要塞、アウェイ埼玉ハイパースタディオンで俺達は優勝杯を掲げなければならない!
「いいか!今年最後の試合だぞ!1年間長く苦しかった戦いを喜びに変えるか、絶望に変えるかはこの一試合にかかっている!絶対に浦和を叩きのめして優勝しよう!いくぞ!」
「「オウ!」」
円陣を組んで高尾キャプテンの闘魂を注入してもらった。
それぞれ真剣な面持ちで散らばっていく。
名古屋アハトのスターティングメンバーは以下の通り。
背番号1GK長嶋
背番号19右SB八木
背番号3右CB陸奥
背番号4左CB高尾
背番号15左SB堀井
背番号8DMFダミスコム
背番号20右IH八尾
背番号28左IH立木
背番号39右WGクラウチ大雅
背番号18左WG成田
背番号16CFケリー
俺達は4-3-3フォーメーションでいく。
一方で浦和ロートのスターティングメンバーは…
背番号21GK
背番号46DF
背番号4DF
背番号5DF
背番号14MF
背番号16MF
背番号22MF
背番号3MF
背番号8MF
背番号7MF
背番号30FW
フォーメーションは間違いなく3-4-2-1でくるだろう。
名古屋アハトボールで始まる事となったので、センターサークルにケリーと向かう。
「タイガーと一緒にプレーする最後の試合だな」
「うん。ケリー、最後にいい思い出を作って終わろう。俺達はNリーグ最強のFWだ」
「ああ、そうだ。絶対に優勝してそれを証明しよう」
「いこう!」
2014Nリーグ最後の大一番。
その開始を告げる笛の音が埼玉の地に鳴り響いた。