※この作品はR-18です。

もう一度サッカー選手に生まれ変わったなら美女も世界一も掴み取りたい!   作:クズ吉

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160話

 2015年3月 ドイツ

 

 代表ウィークに入った。

 

 2015アジア杯を優勝した日本代表はアビーネ監督の去就問題に揺れたが、日本サッカー連盟の監督継続宣言によって終結した。

 

 アビーネ監督は選手達が協力して解任反対声明を出したこと、解任反対署名を日本サッカー連盟に提出したことにものすごく感謝していた。

 

 日本代表はこれから始まるアジア予選でよっぽど酷い成績を残すでもない限り、2018W杯までアビーネ監督でいくことになる。

 

 前世でもし2018W杯まで指揮を続けていたら、W杯期間中アビーネ監督は指揮する事が出来る状態にあったというインタビュー記事を見た記憶がある。

 

 さらに今世ではアビーネ監督の去就問題は前世以上に世界で大々的に報じられたことから、もしかしたらスペインの検察や裁判所もアビーネ監督の業務が滞りなく遂行できるよう協力してくれるかもしれないな。

 

 ところで2014W杯ベスト8という成績は日本代表の世界での存在感をガラリと変えた。

 

 それは世界のニュースの日本代表に関する報道量もそうだし、今回の代表ウィークのマッチメイクにも現れている。

 

 今回の代表ウィークは欧州遠征。

 

 親善試合を2試合行うのだが対戦相手は…

 

 ドイツ代表と、イタリア代表だ。

 

 彼らはこの代表ウィークで欧州選手権2016の予選を戦うのだが、ドイツ代表は予選の前に、イタリア代表は予選の後に日本代表と親善試合を行う予定となっている。

 

 この親善試合の予定が発表されたのは2014年のうちだったので、2015アジア杯で優勝したことは影響していない。

 

 また前世ではこんな親善試合はなかったと記憶してる。

 

 つまり両国と対戦することが出来るのは、2014W杯の影響がほとんどだろう。

 

 前世の2022W杯後、ドイツ代表に日本代表がドイツに招待された時も思ったが、W杯でインパクトを残すことはその後のマッチメイクにかなり影響を及ぼすようだ。

 

 ただ思うのは後付けにはなるが、2015アジア杯を優勝して本当に良かったということ。

 

 俺達日本代表はアジア王者として胸を張って両国と対戦できるし、両国もアジア王者と対戦するということで箔が付くだろう。

 

 両国との対戦が楽しみだ。

 

 まずは今からドイツ代表との試合。

 

 これから戦うドイツ代表は、2015年3月時点で、世界フットボールランキング2位のチームだ。

 

 彼らが2位である理由のほとんどは、ランキングのポイントが大きく動いた2014W杯にある。

 

 2014W杯では準々決勝でフランスに勝ったところまでは前世と変わらず。

 

 準決勝ではコロンビア戦にて怪我をしなかったネウィラウルJrありのブラジルと対戦し、延長までもつれ込んだ戦いは120分で2-1、ドイツ代表の勝利だった。

 

 決勝ではオランダ代表との隣国対決となった。

 

 しかしオランダ代表の強固な5バックを打ち崩す事が出来ず、日本代表も食らったオランダ代表の高速カウンター攻撃によって0-2で敗戦。

 

 決勝戦は俺はオランダ代表を応援していたので、ドイツ代表が試合を支配している展開にドキドキした。

 

 だがオランダ代表には数少ないカウンターのチャンスを完遂する力があった。

 

 『戦術ロッデヌ』、あれほど怖いものはない。

 

 両国ともGKがかなり活躍していたので面白い試合だった事を記憶している。

 

 そんなドイツ代表だが、現在のドイツ代表監督は2014W杯後も継続してレーズ監督が務めている。

 

 そして今日のスタメンの注目選手を確認しようか。

 

 ドイツ代表はこの後欧州選手権の予選があることから、100%のスタメンでは来ていない。

 

 それでもこれだけの選手達と戦う。

 

 ・背番号6MFサニ・ケヴィナ

 

 王者レガス・マドリード所属の中盤の潰し屋。

 

 この後たしか白黒ユニフォームでおなじみイタリアトリノのユビラントFCに移籍する選手だ。

 

 ・背番号8MFメルホ・エディム 

 

 元レガス・マドリード所属の技巧派天才パサー。

 

 現在の所属はロンドンの赤と白のユニフォームが特徴のアーモリーFCだ。

 

 ・背番号21MFイヌハウィ・ギュルボアン

 

  FCドルトムント所属の万能型テクニシャン。

 

 この後マンGことマンチェスターギャラクシーに移籍する選手だ。

 

 ・背番号19FWマウィノ・ゲッチェ

 

 SCバイエルン所属。

 

 前世の2014W杯決勝アルゼンチン相手に決勝ゴールを挙げた選手だ。

 

 ・背番号11FWマスト・ロウィク

 

 FCドルトムント所属。

 

 怪我しがちだが、全てのプレーにおいて巧みの極みと言っていい物を見せてくれる選手だ。

 

 一方で日本代表のチーム情報は…

 

 2015年3月時点の世界フットボールランキングは18位とかなり順位を上げた。

 

 これはやはり2015アジア杯優勝でランキングのポイントを荒稼ぎしたのが大きい。

 

 監督はアビーネ監督。

 

 今日の日本代表のスタメンはこんな感じ。

 

 GK背番号1神山悦人(かみやまえつと) (ベルギー)

 

 右SB背番号21澤田権六(さわだごんろく) (ドイツ)

 

 右CB背番号6望岡茉祐(もちおかまひろ) (東京)

 

 左CB背番号22米谷真羽(よねやまう) (イングランド)

 

 左SB背番号5中園由一(なかぞのゆいち) (イタリア)

 

 DMF背番号17羽賀田勝(はがたまさる) (ドイツ)

 

 右IH背番号16柳下誉(やぎしたほまれ) (ドイツ)

 

 左IH背番号10金田修斗(かなだしゅうと) (ドイツ) 

 

 右WG背番号4星野謙一(ほしのけんいち) (イタリア)

 

 左WG背番号9大杉修人(おおすぎしゅうと) (ドイツ)

 

 CF背番号19クラウチ大雅(たいが) (名古屋)

 

 注目選手は右IH背番号16柳下選手だ。

 

 彼は2014Nリーグでブロッサム大阪を残留に導いた後、2015年1月にドイツ1部のクラブに移籍した。

 

 攻守に渡り優れた能力を持っているので、クラブでも代表でも活躍するだろう。

 

 さぁ試合開始の時間が近づいている。

 

 今日のスタジアムにはドイツ代表サポーターが大勢詰めかけている。

 

 完全アウェイの中でやれる2014W杯準優勝ドイツ代表との試合。

 

 貴重なこの一戦に勝利して世界をあっと言わせてやる!

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