もう一度サッカー選手に生まれ変わったなら美女も世界一も掴み取りたい! 作:クズ吉
ワアアアア!ウオオオオ!
音楽と共に選手入場。
観客が指笛を鳴らしていたりと、とてもうるさい。
これがドイツの…W杯を3度優勝した国のホームの雰囲気か。
日本で親善試合をやるのとはまた違う。
俺は白色のユニフォームに身を包んだドイツ代表を見る。
強い。
間違いなく。でも…
だからこそ倒し甲斐がある。
2014W杯は今世では準優勝だったが、前世では優勝だったチーム。
強くないわけがない。
それでも俺達が、日本代表が彼らを食らってしまったら。
ドイツ代表のファンは…
日本代表のファンは…
世界のサッカーファンは…
どれだけ面白い反応を見せてくれるだろうか。
それが今から楽しみで仕方ない。
やってやるさ。
・・・・・・・
ピーッ!
試合開始の合図が鳴った。
親善試合
ドイツ代表VS日本代表
KICK OFF!
ドイツボールで始まる。
・・・・・・・
前半5分頃
ここまでドイツにボールを握られる展開。
ドイツ代表は3バックのフォーメーションを敷いてきた。
形は…3-1-4-2だろうか。
ケヴィナがアンカー、DMFポジション。
右IHにエディム、左IHにギュルボアン、ツートップにロウィクとゲッチェの陣容だ。
スタメンからある程度は予想していたが、ドイツはテストマッチらしく2014W杯とは異なる陣形で来たな。
だが新しいフォーメーションということは選手たちがまだ不慣れなはずだ。
そこに勝機はある!
さて現在はドイツ右WB対左SB中園の攻防。
相手右WBはサイドに張ってボールを受けた後、縦への突破を試みる!
しかし中園も簡単には突破されない。
相手右WBのサポートに来たのは右IHエディムだ。
エディムは右WBからパスを受け、すぐさまFWのロウィクにボールをつける!
ロウィクは日本DFに背を向けた状態で再びエディムにパスを送る。
エディムは今度は右WBとワン・ツーパスを交わし、日本陣深くまで侵入する!
エディムは右サイドからグラウンダーのクロスを放つ!
ボンッ!
パシッ!
このボールがロウィクに通る!
ロウィクのトラップ&シュート!
ボンッ!
ガンッ!
シュートはポストに当たりゴールの外側に流れた。
日本ボールのゴールキックだ。
・・・・・・・
前半15分頃
日本の攻撃。
ドイツゴールから見て左斜め35m程の所からのフリーキックの場面。
キッカーは星野が務める。
日本のCB2人とDMF羽賀田は前線に陣取る。
ピーッ!
主審が試合再開の合図を鳴らす。
ボンッ!
星野がボールを蹴る!
ボールが向かう先には…
俺がいる!
相手DFと競り合って…
ボンッ!
ゴール前中央に折り返しのヘディングパス!
そこで待っていたのは…
左CB米谷!
スカッ…
しかし米谷のヘディングは空振りだ。
ボールは相手にクリアされる。
・・・・・・・
前半30分頃
日本の攻撃。
ゴールキックの場面。
GK神山がロングフィードで最前線の俺にボールを放つ!
ボンッ!
パシッ!
俺は相手DFにユニフォームを引っ張られながらも、なんとかボールを足元に収める!
それから左IH金田にパスを送り、金田は左WG大杉にボールを預ける。
そして大杉がドリブルでボールを運ぶ外側に回り込む金田。
大杉から金田へのスルーパス、金田のダイレクトグラウンダークロス!
その先には俺!
ボールをトラップして、ドリブルで切り返し、左足でゴール左隅にシュートを放つ!
ボンッ!
パサッ!
相手GKは俺のシュートに触れることは出来ず、ボールはゴールに吸い込まれた。
GOAL!
ドイツ0-1日本
ワアアアア!
ドイツのスタジアムに駆けつけてくれた、少数の日本代表サポーターが喜びを爆発させる!
俺もコーナーエリアに向かい、膝スライディングタイガーポーズでドイツ国民にご挨拶だ!
がおー!
「ナイス先制点!」
「大雅今日もイケイケだな!」
チームメイトからも祝福を受け試合再開のため自陣に戻る。
その途中でドイツ代表サポーターの様子をうかがうと、残念がってはいるがまだ自国の勝利を信じ切っている。
あぁ、彼らを絶望させたい…
W杯優勝経験のある国の国民として驕り高ぶったそのプライドを、俺がズタズタに引き裂いてやる!
・・・・・・・
前半40分頃
ドイツの攻撃。
左IHギュルボアンが中央をドリブル突破!
左サイドに流れたFWゲッチェにスルーパス!
ゲッチェの外側から左WBがオーバーラップする!
ギュルボアンもインナーラップしていく!
しかしゲッチェはそれを使わずカットイン、もう一人のFWロウィクにパスを送る!
ロウィクは自身の外側を走るエディムを使う!
エディムはペナルティーエリア内に侵入し、シュートを放つ!
ボンッ!
バシッ!
左CB米谷がスライディングでブロックした!
こぼれ球をDMF羽賀田が前線まで一気に飛ばす!
しかし相手左CBがヘディングクリア!
その先にいたのはDMFケヴィナと右IH柳下!
競り合って勝った柳下がヘディングで俺にパス、俺はダイレクトで左サイドの左WG大杉にパス!
大杉は右CB相手にドリブルで前に進んでいく!
そしてペナルティーエリア付近でカットイン!
さらにシュートフェイントを入れてから俺にパス!
俺はペナルティーエリア内でボールを受け取り、ゴール右隅にシュート!
ボンッ!
パサッ!
ボールはゴールに突き刺さる!カウンターゴール炸裂だ!
GOAL!
ドイツ0-2日本
ウオオオオ!
ざわざわ…ざわざわ…
日本サポーターは大声で喜び、ドイツサポーターは信じられないとでも言ってるかのように騒然とする。
「よっしゃー!」
俺はコーナーエリア付近でジャンピングガッツポーズ!
日本代表の皆も祝福しに来る!
「大雅は相手がドイツだろうと関係ないのな!最高のストライカーだぜ!」
「よくやった!まだまだ点を取ろう。安心しないようにな!」
その後前半は終了し、前半のスコアは…
ドイツ0-2日本
よしっ!とりあえず2点リードだ!
だが相手はドイツ代表。
まだまだ油断できない。後半追加点を取ってドイツ国民に日本の強さをこれでもかと見せつけよう!
投稿文字数が39万文字を突破しました!
39(サンキュー)ということで、今日は皆様に感謝をお伝えしたいと思います。
ここまで大雅の歩みを共に追いかけてくださり、本当にありがとうございます。
39万文字、文庫本にすれば数冊分の文量ですが、私の構想ではまだ全体の8分の1程度といった感じです。
完結まではまだ道のりがありますが、2030年までには終わらせるつもりでいます。
どうか残りの8分の7も、読者の皆様にとって面白い物語でありますように。
そうなるよう、これからも努めていきたいと思います。