※この作品はR-18です。

もう一度サッカー選手に生まれ変わったなら美女も世界一も掴み取りたい!   作:クズ吉

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198話

 満員の豊田スポーツアレナで試合が始まろうとしている。

 

 今日の名古屋のスタメンはこんな感じ。

 

 背番号1GK長嶋

 

 背番号2右CB種口

 

 背番号4中央CB高尾

 

 背番号6左CB堀井

 

 背番号19右WB八木

 

 背番号31右ボランチ大瓦

 

 背番号8左ボランチダミスコム

 

 背番号11左WB成田

 

 背番号39右シャドークラウチ

 

 背番号36左シャドー妻神

 

 背番号18CFノグァロディッチ

 

 フォーメーションは3-4-2-1だ。

 

 主審が笛を持っている。さぁ…始まる!

 

 ピーッ!

 

 アジアCL決勝第2戦

 

 名古屋アハトVSアル・アサド

 

 KICK OFF!

 

 名古屋ボールで始まった。

 

 

 ・・・・・・・・・・

 

 

 前半10分頃

 

 アル・アサドのフォーメーションは4-3-3だろうか。

 

 現在名古屋の攻撃。

 

 俺達の3-4-2-1のシステムは広島や浦和と同じだ。

 

 攻撃時4-1-5、守備時5-4-1の可変型。

 

 二階堂監督の思いで、超攻撃的でも超守備的でもない、バランス型のシステム運用をしている。

 

 広島に対抗するためにぱくっ…採用したシステムであるから、浦和より広島に近いサッカーをしているだろう。

 

 さぁ、今は献身的な守備でボールを奪取した左WB成田が、左シャドー妻神と連係して左サイドを攻略するところだ。

 

 成田はワンツーパスを妻神と交わし、左サイドを抜け出す!

   

 ハヤブサ成田の高弾道クロス!

 

 ボンッ!

 

 

 

 

 

 

 ボンッ!

 

 CFノグァロディッチが頭で合わせる!ヘディングシュート!

 

 

 

 

 

 

 

 パシッ!

 

 枠内に飛んだシュートは相手GKが指先で弾きゴール外へ!

 

 名古屋のコーナーキックだ。

 

 今日のスタメン組は高尾、八木、ダミスコム、俺、ノグァ、コーナーキックを蹴る大瓦と、185cm以上の高身長選手が多い。

 

 高さを活かしたセットプレーでチャンスを演出したいが…

 

 ボンッ!

 

 コーナーエリアの大瓦から高弾道のボールが中央に送られる!

 

      

 

 

 

 

 ボンッ!

 

 合わせたのはキャプテン高尾!ヘディングシュートを放つ!

 

 …このシュートはゴール枠外だ。

 

 悔しそうにするキャプテン高尾。

 

 「ドンマイドンマイ!続けて行きましょう!」

 

 俺は声を出してチームメイトを鼓舞する!

 

 高尾キャプテンからは手を挙げるサインで返事がきた。

 

 チームの雰囲気は悪くない。この試合を乗り切ればアジアチャンピオンだからな!

 

 まずは一点を入れて安心したいところだ。

 

 

 ・・・・・・・・・・

 

 前半20分頃

 

 名古屋の攻撃  

 

 俺がボールを持ち運んで…大外の右WB八木にパス!

 

 八木はシンプルに高弾道クロスを上げる!

 

 ボンッ!

 

 

 

 ボンッ!

 

 このクロスは相手CBに弾き返される!

 

 クリアボールは相手MFに渡った。

 

 相手MFは名古屋の守備陣形が整う前にサイドに展開する。

 

 相手左WGがドリブルを開始、グングンと前進する!

 

 名古屋右CB種口はなんとか相手を遅らせようと守備する!

 

 相手左WGはカットイン!

 

 対応するのはボランチダミスコム。

 

 シュートコースを塞ぎに行く。

 

 中央エリアに侵入した相手左WGは右WGにボールを渡す。

 

 相手右WGの縦への突破!

 

 これは前線から戻ってきた左WB成田がボールを掻き出す!

 

 アル・アサドのコーナーキックに持っていった。

 

 すごい運動量だハヤブサ成田!

 

 

 ・・・・・・・・・

 

 

 前半35分頃

 

 アル・アサドの攻撃。

 

 左WGがドリブルを仕掛ける!

 

 またぎフェイントから…オーバーラップした左SBへスルーパス!

 

 左SBはクロスを上げ…られない!

 

 名古屋右WB八木のブロックでボールはタッチライン際へ!

 

 八木は前方にボールを飛ばす!

 

 俺は右サイドタッチライン際でボールをトラップ、ターンして中央エリアに向かう!

 

 細かいタッチで首を振りながら徐々に前進する俺、右サイド大外から右WB八木が駆け上がるのを感じ、そこへパスを出す。

 

 彼もまた無尽蔵のスタミナを持っている!

 

 八木は相手DFを躱すため中央へ向かってドリブル!

 

 ここは…ポジションチェンジで俺が大外に行こう。

 

 右サイドに張った俺に八木はもう一度パスして、ペナルティエリア中央に入っていく。

 

 これは完全に任されたな。いいよ、完璧なクロスを上げてやる!

 

 右サイドから中央へのカットインを警戒させる細かいタッチを見せてから…大きなタッチでボールを前方へ!

 

 相手DFを置き去りにしてクロスを上げる!

 

 ボンッ!

 

 

 

 

 

 

 ボンッ!

 

 俺のクロスボールに合わせたのは…

 

 右WB八木!決めてくれ!

 

 

 

 

 

 

 パサッ!

 

 勢いよくゴールネットを揺らす八木のシュート!

 

 GOAL!

 

 名古屋アハト1-0アル・アサド

 

 ワアアアア!ウオオオオ!キャアアア!

 

 一斉に歓声を上げる豊田スポーツアレナ!

 

 八木選手は右サイド端にいる俺の元へ走ってくる!

 

 「ナイスクロス大雅!」 

 

 「八木さんもナイスシュート!ボックスの中に入っていった動きさすがです!」

 

 俺と八木選手は抱きしめ合って讃え合う!

 

 「お前ら最高だー!」

 

 「よくやった!これで2戦合計2-0だぞ!追加点もどんどん狙おう!」 

 

 「いけるぞ!なろうアジアチャンピオンに!」

 

 俺達の周りには名古屋の選手たちが集まりゴールを祝福した。

 

 

 ・・・・・・・・・・

 

 

 ハーフタイムを挟んで…

 

 後半5分頃

 

 名古屋の攻撃

 

 左サイド端左シャドー妻神がボールを受け、ぬるぬるとしたドリブルで中央エリアに向かう。

 

 妻神はCFノグァロディッチにボールを預け前方に走る。

 

 ノグァはポストプレー、寄っていった俺にパスを出す。

 

 俺はダイレクトでペナルティエリア内へループパス!

 

 その先には…妻神が走り込んでいる!妻神のボレーシュート!

 

 ボンッ!

 

 

 

 

 

 

 

 パサッ!

 

 

 相手のゴールキーパーの横を通り過ぎ、シュートは勢いよくゴールへ突き刺さった。

 

 GOAL! 

 

 名古屋アハト2-0アル・アサド

 

 ウオオオオ! ワアアアア! キャアアア!

 

 待望の追加点に大興奮の豊田スポーツアレナ!

 

 「よっしゃー!」

 

 妻神選手はゴール裏のサポーターの下へ!

 

 サポーターも嬉しそうに妻神選手を迎えている。

 

 妻神選手は移籍1年目だが、名古屋サポーターとも良い関係性を築けているようだ。

 

 「ヨーシ!まだまだ気抜くなよ!90分終わるまで全力だぞ!」

 

 高尾キャプテンが喜び終わった選手達を引き締めた。

 

 名古屋アハトは勝者のメンタリティが育ってきている。

 

 アジアチャンピオンという称号を手に入れればもっと育つだろう。

 

 このチームがどこまで行けるか、楽しみだ。

 

 

 ・・・・・・・・・

 

 

 ピッ、ピッ、ピー!

 

 試合終了の笛が鳴った。

 

 「よっしゃー!」

  

 「初優勝だー!」

 

 「俺たちアジアチャンピオンだぞー!」

 

 歓声が上がるなかピッチへとベンチから名古屋アハトの監督、コーチ、スタッフ、控えメンバーが雪崩込む!

 

 名古屋アハト2-0アル・アサド

 

 2戦合計3-0で完勝、俺達はアジアチャンピオンとなった。

 

 

 ・・・・・・・・・

 

 

 今、整列した選手達の真ん中に立つ高尾キャプテンの元へ、アジアCL優勝を証するトロフィーが届けられた。

 

 ォオオオオオ?

  

 観客もクラブ関係者もチームメイトも皆その瞬間を待ち望んでいた。

 

 高尾キャプテンがトロフィーを掲げる!

 

 イエエエエエイ!!

 

 スタジアム中が一斉に歓喜の声を上げた!

 

 パシャ!パシャ!パシャ!

 

 高速でカメラのシャッターを切る音が鳴り響き、ヒラヒラと金の紙吹雪が舞う。

 

 満員のホーム豊田スポーツアレナでのトロフィーリフト。

 

 それもアジアチャンピオンという名古屋アハトにとって初タイトル!

 

 「やったー!」

 

 「フー!」

 

 「最高だぜー!」

 

 名古屋のファン・サポーターも、監督も、コーチも、スタッフも、選手も!そしてNリーグファンも!皆が喜んでいる!

 

 「カンピオーネ♪カンピオーネ♪オーレ♪オレ♪オレー♪」

 

 ホームで優勝。いいもんだ。

 

 これでクラブワールドカップへの切符を手に入れた。

 

 次は…目指せ!ワールドチャンピオン!

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