もう一度サッカー選手に生まれ変わったなら美女も世界一も掴み取りたい! 作:クズ吉
2014年 8月 愛知県
今日は望結とデートだ。8月最後の日に名古屋に水族館を見に行く。
変装は暑いし面倒くさいので俺はもうサングラスと帽子しかしない。
コロナ前の時代なのに真夏にマスクしてたら、さすがにそっちのほうが目立つ。
サングラスと帽子さえあれば、俺の西洋人要素が少し強めの容姿から背の高い若い外国人であるくらいにしか認識されないと思う。
多分。
名古屋の水族館までは俺たちの街の最寄り駅から電車で1時間かかる。
水族館の開館時間に合わせて電車に乗るので、7時50分という早い時間に最寄り駅の改札前で待ち合わせだ。
「もー遅いよ!」
望結は先に着いていた。彼女はサングラスとキャップ、デニムのミニスカートに白いブラウス、動きやすそうなスニーカーと夏らしい装いだ。
それに大きな手提げかばんを持っているのが目に付くがなんなんだろう。
「時間ピッタリだけど?」
「私は15分前に来てたよ〜大雅君私とのデート楽しみじゃなかったの?」
「楽しみだったよ。でも昨日は寝るのがちょっと遅かったから、もうちょっと寝たいな〜って思ってたら時間が来てさ」
「そっか昨日夜試合だったもんね。お疲れ様。昨日も最高にかっこよかったよ」
望結は昨日試合会場には来ていないが、家で中継を見てくれたらしい。
「ありがとう。久しぶりに勝ててよかったよ。ところでさそのカバン結構大きいけど何が入ってるの?」
「ふふー秘密♡」
「えーいいじゃんそんくらい」
「だめー♡ほらっ電車来ちゃうよ!行こっ♡」
望結と電車で話しながら幸せな時間を過ごす。電車代は往復で1000円を越えるので俺が望結の分も払った。
「ありがとう大雅君♡お給料貰えるようになって良かったね」
意外でもなかったが、望結は遠慮せず俺の奢りを受け入れた。
遠慮されても俺がカッコつけれないので困ってしまうことを分かっているのだろうか。
おっぱいを俺の腕に当てて感謝なんてされるとおじさんはなんでも奢っちゃうぞ。
・・・・・・・・・・・・
「見てみて〜大雅君!チンアナゴだって!」
「へ〜」
「チンアナゴだって!チン!…」
「聞こえてるよ」
水族館は夏休み最終日ということもあり、沢山の客で賑わっている。
あまり目立つ発言をすると注目されちゃうからやめてほしい。
ただでさえ通りすがりの子供から「あの人大っきい!」と言われたり、皆からチラチラ見られているというのに。
・・・・・・・・・・・・
「イルカショー可愛かったね」
「んー可愛かった」
「イルカと私どっちが可愛い?」
「それは望結に決まってるよ」
望結はふふっと笑うと「やったー」と満足そうな顔をした。
俺達は今水族館の売店でソフトクリームを2つ買って食べているところだ。
「ねぇ望結のいちご味も食べたいな」
「いいよ〜ちょっと待って。レロレロレロはいっ」
望結はソフトクリームの全体に自身の唾液をまぶしてからソフトクリームを俺に渡す。
「汚ねっ」
「ちょっと?恋人とは思えない発言なんですけど?」
「ごめんって。冗談冗談」
「じゃあ大雅君もちゃんと私が舐めたところレロレロして」
レロレロレロ
俺は望結から貰ったソフトクリームを全体的に舐め取っていく。
望結はそれを嬉しそうに見ている。
レロレロレロ
「ちょっと!舐めすぎ!私の分なくなっちゃうじゃん!」
望結は俺からソフトクリームを奪い取るとまたレロレロと舐めていく。そんな姿を眺めていると…
「大雅君!私が可愛いのは分かるけど自分のも舐めないと溶けちゃってるよ!」
「わっほんとだ!」
・・・・・・・・・
ソフトクリームも食べ終わり…
「ふー休憩終わり!」
「このあとどうする?まだ時間あるけど…カラオケでも行く?」
「んーそれもいいけどぉ…私名古屋で休憩したいなぁ…」
「ん?休憩なら今終わったんじゃ…」
え?
俺達はその後名古屋港から名古屋都心部へと向かった。