※この作品はR-18です。

相棒の放浪騎士:氷と炎のパコられふたりたび   作:ハンノーナシ

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メギラスさんの本来の実力描写とクソ長いファンタジー小説があるぞ!!!
エロはないよぉ!エロないよぉ!


邪神……きっと君にも理由がある。

 

「なになに〜?誰かいたの〜……?」

 

「何じゃ、貴様ら……二人だけでヒソヒソ話しおって。我にも聞かせんか」

 

メギラスとケイドは二人の会話が気になった様で、にゅっと隣から顔を覗かせる。

二人の視線の先にある物に気付いたのか、二人はアレンに目線を向ける。

 

「あれって、アレンさんの家族とか〜……?」

 

「アレン、貴様に良く似ておる……」

 

「私にもわからないんだ、あれは……きっと、昔の私だ……」

 

「私も……お前をよく見ていたから知っている。あの髪の長さも、少しボサついた感じもな……」

 

四人はこちらを見つめるアレンらしき人物に近付くと、幼きアレンは突如後方へと走り出す。

まるで四人を何処かに案内するかのように。

 

「着いていこう、あれが何かわかるかも……」

 

「……如何せん、怪しいが……火に飛び込むのはいつもの事だ……」

 

「怪しい物は正体解明したくなるよね〜……行こっか〜」

 

「貴様らが行くと言うなら、我も着いて行こう……」

 

四人は駆け足で幼きアレンを追いかける。

幼きアレンは裸足で走っている様だが、足の痛みは無いのだろうか。

そんな些細な疑問が浮かぶ四人だったが……そんな事を考えている余裕は無い。

人混みを抜けると、町の外側……町を囲む様な森へと出てくる。

 

「……この先を、私は覚えているよ……」

 

「一体、何処なんだ……?」

 

「ここの奥は……ヴズルィーフ教の跡地。邪神信仰のあった宗教だよ。そして……私の産まれた場所だ」

 

アレンは何処となく焦りを覚えた様な表情で木々をかきわける。

幼きアレンは振り向くと、焼け落ちた木々や建築物の跡を退かし始めた。

そして、謎の地下へと入っていく。

 

「……あそこには地下室があった、そこの……跡地だろうね」

 

「……お前の産まれを、聞かない事にしていたが……これが終わったら、詳しく聞かせてくれ」

 

「勿論……君になら聞かせられる。一番信頼してる仲間……親友だからね」

 

三人は覚悟を決めた表情をすると、地下室へと入っていく。

ケイドは姉のケイシーに待機命令を下された。

 

「僕も姉さんの友達と姉さんの力になりたいけど……重いお荷物を背負わせるのは、ちょっとね〜……」

 

ケイドは笑顔で三人を送り出す。

ケイシーとアレンは優しい笑みを浮かべ……ケイドに背を向ける。

メギラスはケイドの頭をぽんぽん、と優しく叩くと後を追う。

 

「何があったか、聞かせてね〜……!」

 

段々とケイドの声が遠ざかっていく。

地下室は深く、空洞音が響き渡る。

三人共、無言で長い階段を降りて……一番奥に辿り着いた。

 

「やっと……来てくれた」

 

最奥には、幼きアレンが待ち構えていた。

幼き姿をしたアレンは口を開き、今のアレンに向かって話しかける。

 

「来てくれたって、こんな嫌な場所に呼び出さないで欲しかったんだけどな……」

 

「仕方無いよ、ここは私と……私の魂が繋がった場所だから」

 

幼きアレンは心臓があるであろう位置をとんとん、と叩くと……三人に背を向ける。

 

「私達はここで産まれて、ここで再誕した……私達は二つで一つだったの」

 

「……難しい事は言わないで欲しいな、わかりやすく言った方が伝わるよ……」

 

「まぁ、簡単に言えば……私の意識と『私』の意識が、一つの殻に纏まってしまったの。『私』は私だけど、もう一つ人間としての私がいた……それが貴方」

 

……アレンは意味がわからない、と言った表情で幼きアレンに目を向ける。

 

「同じ言葉聞きすぎて色々頭が崩壊して来たよ……はぁ、それで……君は、誰なんだい?」

 

「私?私は……いや、アタシは『ヴズルィーフ』……もう一人のアンタだよ、アレン」

 

幼きアレン……ヴズルィーフはアレンの体を通り過ぎたかと思うと……姿を消した。

三人は姿を探そうとあちこち見るが、何処にも姿はない。

すると突然……アレンの体がパチパチと火花を上げ始めた。

 

「体が、燃えてる……?」

 

「アレン、大丈夫、か……」

 

ケイシーとメギラスがアレンに近寄る。

しかし、アレンの体の異変に即座に気付いた。

 

「貴様、何だ……その、角は……」

 

アレンの前頭部に禍々しい熱気を帯びた角が生えていた。

段々とアレンの体の火の勢いが強くなっていく。

足元からアレンは燃え始め……アレンを炎が包み込む。

 

「熱、い……はずなのに。熱くない……?……はは、そりゃそっか」

 

更に激しい炎がアレンを包み込む。

そして、一気に炎が辺りに弾け飛ぶ。

周りに引火し、辺り一面が段々と燃え始める。

 

炎の中から姿を現したのは……どことなく、アレンの面影を感じる……見知らぬ存在だった。

 

 

【挿絵表示】

 

 

「……アタシが作る新たな時代の幕開けを一番最初に見るのはアンタ達が良いかもね、ケイシー……」

 

「お前は……誰だ?」

 

「もう、さっき自己紹介したじゃん……アタシはヴズルィーフ。前時代の神……世界を支配するはずだった、下等な人間や無駄に人間に情が湧いたモンスター共に風情に封印されし王者……アレンでも良いけど、ヴィズとでも呼んでよ、『相棒』」

 

ヴズルィーフはケイシーを見つめ『相棒』と呼ぶ。

ケイシーは困惑と苛立ち……その両方が混じった顔で目の前の神を見つめる。

メギラスは炎の壁に囲まれ、声さえ届かない。

 

「私の相棒はアレンだけだ……」

 

「だから言ったじゃん、何回言わせるんだって……アタシはアレンなの。神としてのアレンと人間としてのアレン、二つあっただけ。勿論、全部覚えてるよ。アンタとの甘くて切ない……濃厚な記憶はさ」

 

ヴズルィーフはケイシーに近付くと、人差し指を顎に置き……クイッとケイシーの顎を上に上げる。

ケイシーはその行動が嫌だったのか、手を弾き距離を取る。

 

「もう、悲しいなぁ……『私』はこう思ってたんだ、ケイシーと一緒に世界の果てを見たいって。だから、もうアタシに取り込まれちゃった可哀想な私の為に……代わりに願いを叶えてあげるの」

 

そう言うと、ヴズルィーフはケイシーに手を差し伸べる。

 

「下等な罪を持つばかりの人間共と、使役されるばかりのモンスター共を滅ぼして……アタシ達で世界の頂点に立とうよ、ケイシー」

 

ケイシーは口さえ、動かないまま……圧倒的な威圧感で拘束される。

ヴズルィーフは掌に桃色のオーラを顕現させ、ケイシーの頭にそのオーラを入れこもうとしていた。

そんな、絶望的な盤面になった瞬間。

 

ヴズルィーフの横顔に傷跡が突如現れる。

遅れて見えた一閃は、神さえ気付けなかった様だ。

 

「人を、空気の様に扱いおって……久しぶりに本気で戦える相手が出てきた事を喜んでおったらこのザマじゃ……」

 

雷を纏う薙刀を手に、ヴズルィーフを見つめるメギラス。

力の解放が間に合った様で……ヴズルィーフに薙刀を向け、構える。

 

「せっかく良い所だったのに……アタシとケイシーの逢引を邪魔しないでよ」

 

「貴様はアレンでは無いと、何度言えば理解出来る?……予測ではあるがまだアレンは完全には取り込まれておらん。ケイシー、貴様の本来の魔力を解放しアレンと彼奴の魂を引き剥がせ。その時間は、我が稼げるだろう」

 

ヴズルィーフとメギラスは向かい合い、お互いゆっくりと横に歩く。

どちらかが先に攻撃するかを読み合い……一手を待つ。

 

ケイシーはメギラスの防護魔法陣に囲まれ、安全な状態になっていた。

 

「急いては行かんぞ、ケイシー。確実に……結果を掴むのが貴様だったであろう」

 

メギラスはそう言い放つと、前方に飛びかかる。

ヴズルィーフはそれを片手で受け止め、肘を使いメギラスを弾き返す。

炎の中にメギラスは放り込まれてしまった。

 

……しかし、炎が雷槍で貫かれ……ヴズルィーフの頬を掠める。

ヴズルィーフはそれを予測していたのか、少し顔を傾け槍を避ける。

 

「竜人族って、竜の紛い物だと思ってたけど……案外強いんだね」

 

炎の中から姿を現したメギラスは、雷を全身に纏い……薙刀を回しながら火の粉を払う。

 

「紛い物だと蔑まれ、差別された竜人族の過去を知る頃には同族はほぼ死に絶えておった。我は竜人族の数少ない生き残り、そして……竜人族を受け入れてくれおった人間共を守る盾として生きる。とうの昔にそう決めた」

 

ケイシーはその間、魔力を解放し詠唱を唱える。

神から人間を引き剥がすという所業は精神を大量に使う筈だ。

 

メギラスはある程度までヴズルィーフに話をさせ……少しでも時間を稼ごうと奮起していた。

 

「無駄に口数多いね。時間稼ごうとしてるのバレバレだけど……」

 

「それに乗る貴様も酔狂な奴だろうに」

 

薙刀と拳がぶつかり合い、激しい火花が散る。

ヴズルィーフは肉弾格闘のスタイルの様で、メギラスと同様に連撃を重視していた。

同じ力同士のぶつかり合いは埒が明かず……何度も武器と拳や足の動きが噛み合う。

 

ヴズルィーフは地面に手を付き、片足の蹴りで頭を吹き飛ばそうと動く。

メギラスはそれを抑え、足を掴み……投げ飛ばす。

 

「ケイシー、今が恐らく……好機であろう」

 

「……任せろ」

 

ケイシーはヴズルィーフの本質にある魂を掴み……重いドアを内側に開く様に魂を引き剥がす。

完全に融合し切っていない魂が、引き剥がされていく。

 

「アタシと私を引き剥がしても…アタシはもう顕現しちゃってるから、消えないけど?」

 

「アレンを取り戻し、お前を斬る……それで、全てが解決する」

 

完璧に魂を引き剥がすと……分離する様に、アレンの体がヴズルィーフから飛び出す。

しかし、やはりヴズルィーフの体は消えず。

ケイシーはアレンの元に走り出し、アレンを揺らす。

 

「起きろ、アレン……!」

 

「……起きてるさ、こんな状態で寝れる訳ないでしょ……あはは」

 

アレンはケイシーの腕の中で目を覚ますと、ゆっくりと起き上がり……ヴズルィーフを見つめる。

そして、こう言い放った。

 

「邪神ヴズルィーフ……いや、私。君にも理由がある筈だ。人間を滅ぼすって言う……どうしようも無い産まれの運命が君にはあった」

 

何か確信めいた何かがあった様に、アレンはヴズルィーフに語り掛け始めた。

 

他2人の戦闘描写とか本来の実力描写欲しい?

  • シコリティに影響があるのでいる
  • いらない
  • 戦闘描写だけの回作れ
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