相棒の放浪騎士:氷と炎のパコられふたりたび 作:ハンノーナシ
遅くなってまこと申し訳なく……三ヶ月期間を空けて投稿?!!!!!!!!!!!
「さ、さて、さて……まずね、落ち着いて財布を見て、ね……」
アレンは翌日、謝罪の通りにハルム街観光の案内を進める気づもりであったが……容赦のない現実という名の財布の残りカスの様な小銭をかき集め泣いていた。
ケイシーはそんなアレンに同情する様な素振りを全く見せず、ケイドの背中を優しくさすっていた。
ヴィズはちょっと三人から遠めで口笛を吹いていたが、メギラスに首根っこを掴まれ睨まれていた。
「ア、アタシは確かにこの事件の発案者だけど、同意したアレンにも責任の六割はあると……」
「発案者が最もの悪じゃ、と言うのが我の自論じゃ……罪過を払う時だ」
メギラスの瞳が紫色に怪しく煌めき、ヴィズを威圧する。
ヴィズは人差し指同士をつんつんといじける動作を辞め、目から滝のような涙を流していた。
邪神の尊厳や威厳、何処。
「さて、各々の謝罪は済んだか……アレン、覚悟しろ」
「ケ〜〜イ〜〜シ〜〜!!!相棒として、慈悲とかないのか〜い?!」
「無い」
「短文の即答……とほほ……」
ケイシーはメギラスと同様に目を光らせ、アレンは『てへぺろ』と言った顔で茶を濁そうとするが、通用せず……。
どうしようも無くなったアレンは突然穴の様な空間を作り出すと、そこからどこからか封筒を取り出す。
「露と消える……私の貯金……」
「何故異次元転送穴に貯金をしているんだ、お前は」
「泥棒対策さ、新時代のね……ふふふ……」
アレンは自慢げにそう言うが、この状況で自慢げもクソもないのである。
アレンはムスッとしたケイシーを見つめながら、しょんぼりと封筒をぺりぺりと剥がし中の金貨を何枚か財布に入れていた。
「さて……ヴィズ、お前に出来る謝罪はあるか?」
「アタシは〜……ケイドくんのお姉ちゃんプレイの相手とか〜……」
「『絶氷貫・砕』……」
「まだ見ぬ新技を披露する相手はアタシじゃないって〜!!!」
メギラスに首根っこを掴まれながら新技の練習台にされる寸前で、ハッと何かを思いついた様だ。
「アタシが街で依頼探してくる!資金繰りとかの問題もあるし、それでおあいこって事で……ね?」
「……はぁ、それで納得してやろう……」
「こんな事、繰り返さないでくれ……」
メギラスとケイシーはため息を吐きながら二人を解放する、ケイドは疲れてすやすやと死んだ様に眠っていた。
────────
「それで、何処に連れてってくれるの〜……?」
「地元と言っても、結構変わっちゃったしな〜……とりあえず、散策がてら食べ歩きでもしようか」
アレンは自らの顎を撫でながらルートを考えているようだ。
ケイドは一晩寝たら回復した様で、流石最年少……と言える程の回復力を見せた。
ケイシーはいつも通りのジトーっとした目付きでアレンとヴィズのお目付け役をしていた。
ヴィズはケイシーに見つめられると、『け、敬礼!』と鬼教官と相対した様に足早にその場から離れ依頼を探しに行った。
「あ、あそこ……このハルム街昔からの名物、ミニハルムパイ!果物系のジャムと甘酸っぱい果実を組み合わせた美味しいパイ!おひとつ、いや二つ……三つ、四つどうだい?」
「ふむ、買って来い、アレン」
「……買って来てくれ」
「出た〜、姉さんの食い意地〜」
ケイシーはヨダレを垂らしている所をケイドに脇腹をつつかれながら、パイ屋の看板を見ていた。
暫くして。
列の最後尾に並んだアレンは、数分後……四つのパイを持って集合した。
「ん〜♡すっごい甘いけど、甘いだけじゃない……果実のプチッとした食感と少し酸っぱい感じがたまんないね〜♡」
「……美味い……」
「ふむ、中々に……興味深い味じゃ。この地特有の名産品等を使っておるのか……食した事のない食感のアクセントが絶妙じゃな」
四人が小さな手持ちサイズのハルムパイを、傘の置かれたテーブルの下で食しながら……ゆったりと時間を過ごしていた。
そんな時……ドタドタとした足音が四人の元に近付き始めた。
「あれは……ヴィズか」
「依頼の1つでも見つかったのかな〜?」
四人はテーブル席から席を外すと、急ブレーキで止まったヴィズの目の前に辿り着く。
そしてヴィズは自信満々に依頼の内容を告げる……。
「ふふん、依頼、見つかったよ……アタシの手腕のお陰で!」
「そうか」
「反応薄いじゃん、も〜、ケイシ〜……それで、本題本題!」
ヴィズはアレンの何時からか無くしていたメモ用の手帳をポケットからスっと取り出すと……聞き出した情報を整理し始めた。
「ここ最近、ハルム街では女の子の行方不明者が多発してるんだって……それと……共通した身体的特徴が……」
「特徴が?」
「おっぱいが大きい!」
アレンはそのセリフを聞いた瞬間、ヴィズの頭をぺしっと叩く。
「人前で言う事じゃないよ、ケイドくんの目の前で……」
「だって真実だし!」
ケイシーはその情報を聞くと、顎に手を当てゆっくりと考え出す。
「胸が大きい事で何か利点のある事なんて……無いだろう」
「普通に考えたらね!それで、居なくなった人の家にこの紙が置かれてたんだって!」
四人はヴィズの取り出したその紙をじっくりと見つめる。
……かなり、わかりやすく知能が低い犯人像が見える。
『この娘は我らミルカーズ専用ミルクタンクとしての適性があるでゲス!こんな田舎で燻らず、我らのミルクタンクとして生きる術を見つける方が得策でゲス!頂いていくでゲスよ〜!』
その文言を見たケイシーはかなり呆れた表情でその紙を見つめていた。
メギラスも同様に……全員が呆れているようだった。
「ミルカーズ、か……聞いた事が無いのう。何処かの弱小組織か?」
「とりあえず、コイツらがハルム街から女の子を奪ってるっぽい!そして、こいつらの本拠地が近くの森にあるのも情報あり!」
「組織の本拠地もバレてるの、かなり抜けてる組織っぽいね〜……」
5人は『まぁ、人助けの為なら……」と言った具合でその森に向かうことにしたようだった。
しかし、5人は知らない……いつも通り、屈辱を喫することに。
「ケイドは念の為、情報集めを継続しておいてくれ」
「りょ〜かい、家内の情報担当はいつも僕だったもんね〜」
……ケイドを残す選択が、この先……自らを救う事を知らない。
四人は一度宿屋に戻り、自らの武器や鎧を纏い森を目指す。
ヴィズの目覚めた森とは反対側、教団があった場所の真反対になんて間抜けな組織の本拠地があった事である。
「一応、デカデカと作られてる訳じゃないらしい!地下に作られてるとか!」
「本拠地の形態までバレてるの、有り得るのかい……?逆に何かの罠なんじゃないかと思えて来たよ……」
四人が気の乗らない足での進んでいると。
突然、黒ずくめの男が四人の前に現れる。
「やいやい、ここから先はミルカーズ本拠地でゲス!通りたかったら……おとっほ〜♡良い乳をした女四人♡ミルカーズミルクタンク志望でゲスか?♡」
ケイシーは呆れて物も言えない様で……無言で剣を抜こうとしたが、ヴィズが隣で囁く。
「一応、行方不明者の人がいるんだよ……!だから、助けにきたってわかったら、どうなるかわからないから……ここは、そういう事にしとこって!」
そう言われ、ケイシーは溜息を吐きながら……渋々承諾したようだった。
搾乳、どっち派や。
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──手、ッスかねぇ……
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──機械での乱暴な搾乳も、乙な物やね。