相棒の放浪騎士:氷と炎のパコられふたりたび 作:ハンノーナシ
「……もう、散々だよ〜……」
「ケイド、貴様が言うには……脳の中の謎の声の影響でこうなったと?……全裸なのが少し可哀想じゃな」
ケイドはメギラスに救われた後、次に進むポータルの前で経緯を説明していた。
自分がこうなった原因という物もあまり理解出来てはいないが……推測として話していたのが大半だった。
「珍妙な話ではあるが……この世界は、神の気まぐれで何かが決まる事も多い。貴様に目を付けたのがその神だったとして、氷神か……長年姿を表していなかったと言うのに、何故突然……」
「わかんないけど、性癖だとか何とか言ってたよ〜……ほんと悪趣味だよね〜……」
二人は談笑しながら、ポータルの中に入る。
ポータルから飛び出すと、そこは暗く埃臭い空気が蔓延する廃工場であった。
「……けほっ、ここ……ずっと使われてないのかな〜?」
「そうであろう……足を進めるとするかの」
二人は廃工場の中を歩いていると……脇道の部屋に人の空気。
談笑する声も聞こえてきた。
その声は酷く聞き覚えがあり……ケイドは焦って走り始めた。
「どうやら、無事な様じゃな……偽物の様な雰囲気も無い」
「あっ、でも……この姿じゃ……。皆に、説明しなきゃな〜……」
ケイドは憂鬱な気分に陥りながらも、戸を開ける。
「うわ、大半が凄い格好してる」
「素の驚きじゃったな、貴様も大概だが」
ケイドが見たのは、自分と同じく全裸の姉、下半身がびしょ濡れのヴィズ、変態痴女みたいな格好のアレン。
このダンジョンで散々な辱めを受けたのであろう三人衆だった。
「……ケイドか?アレクも居るのか……全員集合だな」
「よ、よくわかったね〜……」
「どんな姿でも家族は家族だ、独特の雰囲気がある」
「ケイドくん、ケイシーっぽくてかわい〜……♡」
三人は少しやつれた様に大きな缶の上で座っていた。
随分と酷い目に合ったのは明白だろう。
ケイドとメギラスも辺りの缶の上で適当に座ると、作戦会議を始めた。
「アレンのその格好は……どうせ、ここの嫌がらせであろうな」
「そうそう!酷いよね〜……私がこんな格好する訳ないだろう……?」
「それ以前に二人全裸なのもおかしいけどね……」
ケイドとケイシーの姉弟……姉妹?の二人が明確に全裸である。
五人はこれまで自分が経験したダンジョン内での辱めを赤裸々に語る。
メギラスは語るのを少し躊躇していたが、アレンに背中を押され顔を赤くして話していた。
「とりあえず……このダンジョン、すっごい悪趣味ってコト!」
「一体誰が作ったのか……」
「しかも、ケイドくんは人の様な魔物にも出会ったんだろう?この環境に適応して成長したにしては、不自然だよ」
五人の中に疑問は渦巻く物の……ケイシーが啖呵を切る。
「とにかく、進むしかない。前線は私が行く、ここに来たという責任は私が負う」
「さっすがケイシー、男らしいね。ケイドくんも早くその体に慣れないとね〜」
「戻れるかもわかんないしね〜……暫くはこの姿になっちゃったままだろうし〜……」
「ケイシーと同じ格好したら、わかんないかも?そのくらいそっくり……」
二人全裸、一人痴女、一人下半身びしょ濡れ、一人普通。
この状態のパーティは明らかに異質である。
早くここから出なければ……五人の決意は固まる。
次のポータルを発見し、手を触れる。
「次はどんな悪趣味空間が広がってるんだろ〜……」
「願わくば、まともな空間を望みたいな……」
五人は眩しい光に包まれ、目を開く。
するとそこには──。
「……服、着てるね〜……」
「運動服と言う奴だろうな。昔……騎士学校で着た事がある」
「運動服にしては、ズボン部分が小さ過ぎない……?」
「これは、ブルマと言う奴での……我が小さな頃、着た事がある……」
五人は全員統一されたブルマの体操服を着ていた。
そして、場所は……王都に似た何処か。
何処からか……アナウンスが聞こえ始める。
『やぁやぁ、どうも!探索隊を助けに来た哀れな皆様〜!魔王軍幹部の、ハーレーだよ〜!』
「……ここは、魔王の管轄の様じゃな……魔王とは、遥か昔に討伐されたと聞いたが」
『皆様には今から、王都の男性をコピーし、性欲をMAX状態まで押し上げたコピー体から逃げ延びてもらいま〜すっ!勿論、捕まったら……合意無し生ハメ〜!一人でも逃げ延びたら次の階層に一直線!』
「技術の無駄遣いも良い所だ……はぁ、疑問が浮かぶな……」
『時間制限は10分!さぁさぁ、3.2.1でスタートですよ!3──」
アナウンスが始まると、ケイシーは各々に指示を飛ばす。
「こういった訓練では集まって逃げるのは得策では無かった。全員、解散しろ」
聞いた各々は頷くと、勢い良く多方面に走り始める。
『2──1!!!スタートですっ!!!』
何処からか男達が現れ、5人を追い始める。
意思は無いように見えるが……何に動かされているのか。
──────
「はぁ〜……鬼ごっこなんて、慣れない体でする物じゃないよ〜……うわわっ……と」
慣れない胸を下品に揺らしながら、ケイドは見慣れた王都に似た場所を駆け抜ける。
足取りは重く……見つかったのなら、逃げるのは到底叶わないだろう。
男達はちんぽの欲求に従い、一心不乱に五人を探し求める。
ケイドは隠れながら、何故王都の者をコピー出来たのか考える。
(王都の人のデータを魔王ってのに横流ししてる人がいるの〜……?どうして、こんな正確な人物の姿をコピー出来るんだろう……)
そんな事を考えながら、路地を通り抜け……大通りに出る。
……ケイドの動きは、予測されていた様だ。
「ちょっ、まっず〜……挟み撃ち〜……?」
大通りの左右には大量の男、男、男。
「コピー体だから、僕が男だって言っても聞いてくれないよね〜……?」
普通に犯される時でも男だと言えば逃してくれると思っている、甘い思考である。
「せめて、時間稼ぎだけでも〜……!」
ケイドは自ら路地に入り、自分をあえて行き止まりに追い込む。
ケイドを犯し尽くした後……出る時に詰まったりはしないだろうかという、時間稼ぎ前提の考えである。
「うわわ、ちょっ……♡んむっ……♡んちゅ……♡」
(手捕まれてっ……無理矢理キスとかぁ〜……さいて〜……♡)
ケイドは初めての男とのキスに、メロメロになってしまった様だ。
口内に侵入する舌を受け入れる様に舌を絡める。
(なんか、頭がぼーっと……♡)
ケイドは無意識に、キスをする男の背に腕を回す。
抱き締めてしまった。
長い長いディープキスの後は、啄む様なキスを何度も繰り返す。
そしてお待ちかねの……生ハメの時間が始まってしまった。
男達がケイドを取り囲み、頬や尻にちんぽを押し付ける。
「しょうがないな〜……♡全員、相手してあげるから〜……♡」
どうしようもない性欲に囚われた男達に……『母性』にも似た何かが発芽し始めたケイド。
自分の左右を取り囲むちんぽを両手に据え、しこしこ♡と手を動かす。
(これで、ちょっとだけでも人数を減らして、時間を稼げたら〜……♡)
そんな冷静な思考が脳裏を過ぎるが……感じた事のない子宮の疼きを見るに、そんな思考は二の次……今の思考の最優先、本能でもあろうもの。
『女』の状態の生殖本能は、何よりも優先されているようだ。
そのまま、ズルズルと路地裏の奥へ、奥へと引きずられていく。
すべてが終わった後、路地裏から呼び出されたケイドは……全身が白濁とした濃厚な精液に塗れていたと言う。