相棒の放浪騎士:氷と炎のパコられふたりたび 作:ハンノーナシ
竜人族が!!!!
好きだ!!!!!
ちなみに僕は戦闘員洗脳とかハイグレ洗脳とかおジャマ洗脳とかのギャグとも言われがちなエロがだいだいだいすきです
そういう描写もいつか入れてやるからな
ぐへへへ
「うにゃ〜……汚いのを取る為だから仕方ないけど、びしょ濡れだにゃ〜……!」
「そう言えば、猫の獣人族は水が苦手だったね……大丈夫かい?」
「無理だけはするな……まぁ、仕方の無い事だが……」
三人は現在、絶賛水浴び中である。
滝つぼ付近の水溜まりで体の汚れを洗い流していた。
女の子はあからさまに嫌そうな顔で耳をへんなりさせながら仕方なく水を体に浴びせていた。
ゴブリン達に見つからない穴場とはいえ、水分補給等で動物やモンスター達が現れるかもしれない。
三人はそそくさと水から飛び出し、軽く水気を落としていた。
「というか、服が無いにゃ……このままじゃ変態扱いにゃあ〜……え〜ん……」
「認識阻害魔法ならあるが……」
「出た、君お得意の奴……ちょっと、今はお願いするよ……ゴブリンの巣穴で服をもう一度借りる訳には、なんかプライドが許さないからいかないし……」
ケイシーは手のひらに意識を集中させ、封じていた自らの魔力を取り出す。
菱形の魔力の集合体であるそれは、ケイシーの魔力の根幹であった。
しかしケイシーはその力を自分で封じた。
アレンも同様であり、二人は騎士の頃とは決別の意識もあったのか……以前の力には頼らなかった。
「なんか、すごいキラキラしてるにゃあ……それに、すんごい魔力を感じるにゃ……」
「これを砕いて、一時だけ魔力を取り戻す……少しざわつくかもしれないが……許せ」
ケイシーはその菱形の魔力の塊を握り潰し、自らに取り込む。
その魔力の塊を砕いた時、地面が少し揺れた様な気がした。
そして、少しすると……鳥達が逃げ出した。
「……懐かしい感覚だな」
「な、なんか……こ、怖いにゃ……」
「久しぶりにケイシーの魔力のオーラが見えたけど、やっぱり膨大だね〜……流石元序列2位の氷雪卿様だね?」
「騎士の頃の話は、辞めろ……元序列三位……」
お互い過去をいじり合い、二人は少し和やかな雰囲気だが……女の子は鳥肌が止まらず毛を逆立たせていた。
ケイシーは心臓があるであろう胸の上に手を置く。
そして体内に更に魔力を注ぎ込むと……ケイシーの存在がぼんやりとぼやけるように見える。
「やっぱりそれ、めちゃくちゃだね……透明魔法とかならいいけど、概念的な存在そのものを薄れさせるって、結構インチキじゃない?」
「私にも原理はわからない……だが、使える物は使うべきだ……ほら、心臓部分に触れさせてくれ……」
ケイシーはアレンと女の子に概念的な認識阻害魔法を施す。
認識阻害魔法を使える者やケイシーの魔力のオーラを感じ取れる者以外には、ぼんやりとした何かにしか見えないだろう。
「そう言えば、にゃーの名前を言い忘れてたにゃ!にゃーはミロエ!盗賊やってるにゃ!勿論、悪い人から良い人にお金を流す義賊にゃ!」
「王都軍に通報したら普通に捕まる奴だけど……君は良い人だし、それに悪事って悪事もしてなさそうだし。何より私達の命の恩人なんだから、そんな事しないけどね……」
「義賊か……富むべき人に富を与えるのはいい事でもあるだろうな……」
三人は全裸のまま、森を抜け王都に戻っていく。
王都の商店街を通っている最中……。
ケイシーは肝心な事を忘れていた。
「そう言えば、ケイシー。君って魔力の封印もう一度したっけ?」
「出来ない、この最中に封印したらこの認識阻害魔法が途切れる」
「なら、魔力のオーラを掴める人なら……君の姿、見られるんじゃない?」
「……」
ケイシーは少し頬を赤く染め……恥ずかしそうに胸とおまんこを隠し始めた。
「はは……私達の無事の代償がケイシーの一生の恥か……」
「なんか、可哀想だにゃあ……。……!おっ、にゃーの宿屋に着いたにゃ!それじゃ、一旦お別れにゃー!」
ミロエは元気よく走り去ると、宿屋の中に走っていく。
宿屋の店主がぼんやりとした何かがドアを開けたことに驚いて転んでいた。
ケイシーは早足で家へと帰っていく……アレンはケイシーに同情してちょっとだけ涙を流していた。
しばらくすると、家が見えて来た。
二人は急いで家の中に入ると、全裸からちゃんとした服に着替える。
「情景保存魔法で撮られてないと良いね……」
「……撮られていたら、この魔力全てを使ってその情景を消してやる……大丈夫だ……」
ケイシーがほっと一息着いたのか、ソファにだら〜んと倒れ込んだ。
目を閉じて……睡眠……するかと思いきや、すぐさま飛び起きた。
「何か強大な気配がする……だが、何処か懐かしい……上空か?」
「私は何も感じないけど……私も力を解き放ったら普通に感じれるようになるかな?」
ケイシーとアレンは家から出ると、上空を見る。
そこには端正な顔立ちの竜人族の女性が二人を見つめていた。
そして、ケイシーとアレンはその人物に見覚えがあった。
ケイシーとアレンが過去に所属していた、『白光騎士団』の一人。
序列1位の存在であり……圧倒的な雷の力を持つ、人間に中立の異端の竜人。
「貴様ら……もしや、氷雪卿と炎絶卿か……?氷雪卿は変わりはないが、炎絶卿に関しては……随分と弱化した様じゃのう……」
上空からゆっくりと降りてきた『雷槍卿』は二人をじっと見つめる。
「貴様らの素顔は初めて見るが……存外、実力に似合わず愛い顔をしておるではないか……ふふ」
大人びて、尚且つ妖艶な雰囲気を持つ彼女は……雷槍卿。
王都でも屈指の実力を持つ……王都の最強談義では絶対に名前が上がるであろう一人だった。
「今の私達はその称号じゃないよ、アレンとケイシー……そう呼んでほしいな」
「貴様達がそうして欲しくばそうするに決まっておろう……会えて良かった、あの時……貴様ら二人の力の残光が消えてから不安な毎日だったのじゃ……だが、こうして再会出来た……」
雷槍卿は二人に近付くと、ゆっくりと二人を抱き締め……頭を撫でる。
二人は自然と、再会の嬉しさに笑みがこぼれた。
「そうじゃ、お茶にでもするか?我は良い茶屋を知っておる、そこで失った時間の埋め合わせでもしようではないか。それと……我は二人の名を気に入った、我も真名を名乗ろうではないか……我はアレクサンドリア・メギラス。好きに呼ぶが良い」
「ふふ……そうだね。それが良い。じゃあ、メギラスさんとでも呼ぼうかな」
「私は……アレクと呼ぼう……アレンとどことなく響きが似ているからな……」
「良いではないか、ばりえぇしょんがある。それでは早速……案内してやろう、此方じゃ」
メギラスは扇子を振りながら、二人を引き連れ街の中を歩く。
メギラスは人気者であるが故に人々が一目見ようと近付き始める。
だがケイシーとメギラスの威圧感で、すぐさま離れていく。
(なんか……私だけ格落ち感が凄いね……)
アレンは絶妙な顔をしながら、二人に守られながら歩いていた。
メギラスは上機嫌に尻尾を左右に揺らしている。
この再会は、これからの二人にどんな影響を及ぼし……どんな物語と無様な恥辱を綴るのだろうか。