※この作品はR-18です。

天使様を我が物に   作:ゔぇる

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天使様が椎名真昼になる時

 俺たちは湯船で十分に温まってから、風呂を出た。

 風呂では手を出さなかったので、俺の股間はビンビンだ。

 

 風呂を上がって早々だが、汗を流すことにしよう。

 

「真昼。ベッドに行くぞ」

「・・・今日もやるんですか......」

「こちとらお前の裸をずっと見てるんだぞ。生殺しと一緒だわ」

 

 そうして俺は真昼をベッドに連れていく。

 お互いに服を着ていないので、脱がす手間は省ける。

 

 まあ、その手間も大事なスパイスではあるのだけど。

 今回はお風呂という前哨戦があったから無くても良いだろう。

 

 真昼をベッドに寝かせ。俺は真昼の上に跨る。

 未だに真昼はベッドの上だと顔を赤らめる。

 その初々しさが俺の興奮を誘う。

 

 今日はお風呂で甘い雰囲気を作っていたので。今日は徹底的に優しくしよう。

 

 まずは頭を撫でながら優しく、軽い口付けをする。

 そして、優しく真昼の胸をなぞる。

 

「......んっ。ん」

 

 乳首を弄ったり、脇腹やへその辺りも優しく触る。

 くすぐったいのか、少しだけ身体をくねらせる。

 

 胸からへそ。へそから陰部へ。彼女の身体をなぞっていく。

 

 そして、陰部へと指を入れていく。

 優しく、ゆっくりと愛撫していく。

 

 どんどんと愛液が溢れ出してくる。

 というか、元々結構濡れていた。

 

 だがそれでもゆっくりと丁寧に愛撫していく。

 

「...んぁぁ......」

「別に声を我慢しなくてもいいんだぜ?」

 

 真昼は目を逸らした。

 

 真昼は俺とのセックスは一切抵抗しない。

 だが、自分から行動することは苦手なようだ。

 自分の声を出したり、自分から何かを求めたり。

 

「ねえ、みなとくん」

「なんだ?」

 

 そんな中で真昼が口を開いた。

 俺は愛撫している手を止める。

 

「みなとくんは、他の女性と関係を持っていたのですか?」

「なんでだ?」

「妙に......上手いから......」

 

 俺は少しだけ笑ってから愛撫を再開する。

 

「少なくとも、生まれてからお前以外に関係を持ったことはないよ」

「...んっ。じゃあ、なんで、こんなに上手なんですか......んっ...」

「まあいいじゃねえか。こうして気持ちよくなってるんだし」

「あっ......んっ!」

 

 真昼はイったようで、少しだけ息を切らしている。

 そろそろ本番だな。

 

「はぁ、はぁ。本当に、いないんですか?」

「なんだ?嫉妬か?」

「......そんなんじゃないです」

 

 真昼は顔を背けて、俺と目を合わせようとしない。

 だが、この一瞬で頬と耳は真っ赤に染まっている。

 

「安心しろ。今のところ真昼以外と関係を持つ気はないし、今後一生真昼を手放す気もない」

「・・・」

 

 そろそろ挿れるか。

 

 俺は自分の性器を真昼の膣内に挿れる。

 

「んんっ......くぅ......」

 

 俺の性器が真昼の膣内の奥深くまで入った。

 

 優しく、だだし力強く腰を振る。

 生でヤっているので、真昼の体温を直接感じる。

 

 真昼は口を閉じているが、反射的に出てくる喘ぎ声を抑えきれていない。

 抑えなくてもいいんだけどな。

 

 俺のピストンは少しずつ速度を速めていく。

 

「んぁああっ......んんっ......んんぅ......あっん......」

 

 だんだんと真昼も声を抑えきれなくなる。

 

 そして......

 

「んぁぁああああ......」

 

 真昼はイった。

 俺もそれの直後に真昼の中に出した。

 

「はぁ、はぁ。中に、出さないでくださいよ......赤ちゃんできたらどうするんですか」

「その時は責任持って育ててやるよ」

 

 俺は真昼から性器を引き抜いて、真昼の横に寝る。

 ちょっとした賢者モードだ。

 

 だからちょっとしたピロートークへと入ることにしよう。

 

「なあ真昼」

「なんですか」

「もうちょっと楽に生きようぜ」

「楽?」

 

 真昼は俺の前では素直に感情を出す。

 だが、出すのは表面の感情だけだ。

 自分で何かがしたい、何かをしてほしいなどの欲望を表に出さない。

 

 椎名真昼がこうしたいと思っても、天使様がストッパーとなる。

 それがどれだけ苦であるか。

 

「セックス。気持ちよかっただろ?」

「・・・そう、ですね......」

「何でここで言い淀むんだ?何でセックスの時に声を抑えるんだ?」

「それは......」

「気持ちよくなることはダメなこと。声を出すのは下品なこととか思ってんだろ?」

「......そう、なのかもしれません」

 

 真昼は自分の考えであるにも関わらず、不確定な返しをしてくる。

 だから、真昼にちょっとした疑問を問いかける。

 

「何でダメなことや下品なことはしちゃいけないんだ?」

「・・・え?」

 

 真昼は鳩が豆鉄砲を食ったような表情をする。

 

「なんで......?」

 

 やっちゃいけないことは、主に二種類ある。

 世界からのルールか、自分からのルールか。

 

 世界からのルールは法律やモラルなど。

 守らなければ生きていくことが難しくなる。

 だから誰もが守ろうと意識する。

 

 だが、自分からのルールは違う。

 例え破ったとしても、罰則などは一切ない。

 自分でルールを簡単に書き換えることすらできる。

 

 だが、真昼にはその自分へのルールは簡単に書き換えることはできない。

 なぜなら彼女の中には、『天使様』の仮面が存在するから。

 

「それは誰からも好かれていたいお前の中の『天使様』がしちゃいけないって言っているんだ」

「私の中の天使様?」

「俺はお前に言ったはずだ。俺が欲しいのは『天使様』じゃなくて『椎名真昼』だ。例え下品でも、醜くとも、天使様なんかよりずっといい。誰からも好かれる『天使様』じゃなくて、俺にだけ好かれる『椎名真昼』であれ」

 

 俺は真昼に覆い被さる。

 

「だからこれからは一切我慢をするな。自分に正直になれ。俺に遠慮をするな。どんなことがあっても、俺はお前の側に居続ける」

 

 逃げ場のない至近距離で、互いの視線が深く繋がり合う。

 

「・・・本当にずっと側に居続けてくれるんですか」

「約束だ」

「急に居なくなったり、嫌いになったりしませんよね」

「当たり前だ」

「本当の私は可愛げとかないし、臆病で自分勝手だし、性格悪いし口悪いし」

「でも、それが『椎名真昼』だろ?」

 

 先ほどと同じように目を見開いているが、今の目には光がある。

 

「じゃあ、我が儘言ってもいいですか?」

「いいぞ」

「キス、してください」

 

 真昼が目を瞑る。

 俺は真昼に顔を近づける。

 

 そして、深く、長く、キスをした。

 

 口を離すと、そこには幸せそうな表情があった。

 

「もし、赤ちゃんが今欲しいって言ったら叶えてくれますか?」

「別にいいぜ。一緒に育てるか」

 

 すると真昼はくすっと笑った。

 

「これは後の楽しみに取っておくことにします」

 

 その笑顔は、俺の人生の中でも最も可愛いものであった。




う〜ん......
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