撮影は、あの控室での激しい情交の熱気を引きずったまま、どこか夢見心地のうちに終了した。
幸か不幸か、撮影クルーは別の場所で待機していたらしく、控室での惨状が露見することはなかった。もちろん、鏡やソファに飛び散った淫らな痕跡は、二人が慌てて拭き取ったものの、微かに残る精と蜜の匂いまでは消しきれず、ゼウスは撮影中、ずっと頬を染めたままだった。
「じゃあ、俺はこれで。急ぎの用事があるんだ」
「え……あ、はい。お疲れ様でした、○○さん」
撮影機材が撤収され、人影もまばらになった頃、○○はそそくさとゼウスに別れを告げた。彼の表情はどこか気まずそうで、ゼウスはそれが先程までの激しい交わりのせいだと察し、少しだけ寂しさを覚える。
「あの……また、今度……♡」
「あ、あぁ。またな」
逃げるように去っていく彼の背中を見送り、ゼウスは一人、大きくため息をついた。まだ身体の奥、子宮のあたりが疼くように熱い。四度も注ぎ込まれた彼の精液が、まだ中で蠢いているような感覚だった。
「……わたしも、早く着替えないと」
すっかり裾が汚れ、あちこちがシワになったキトン風のウェディングドレスを翻し、ゼウスは貸し出された控室へと足を向けた。月桂冠を被り直しながら、先程までの○○との淫らな行為を反芻し、無意識に口元が緩む。
「お疲れ様でした、ゼウス様」
控室に入ろうとしたところで、穏やかな物腰の支配人らしき男に呼び止められた。その後ろには、数名のスタッフが笑顔で控えている。
「あ、お疲れ様です! 素敵な衣装、ありがとうございました!」
「いえいえ。ゼウス様のおかげで、素晴らしい宣伝写真が撮れました。つきましては、ささやかですが、私どもからお礼の場を設けさせていただきたく」
「お礼、ですか?」
「ええ。スタッフ一同による、ささやかな『打ち上げ』と……ゼウス様への『祝福』の披露宴でございます」
『披露宴』という言葉に、ゼウスは無邪気に顔を輝かせた。
「わあ、披露宴! いいですね、楽しそう!」
「どうぞ、こちらへ。主役の花嫁様」
支配人に促されるまま、ゼウスは疑うこともなく、式場の奥にある一際大きなバンケットホールへと案内された。
重厚な扉が開かれる。中は薄暗かったが、奥のステージだけがスポットライトで照らされており、そこにはなぜか、簡素なテーブルが一つだけ置かれていた。そして、会場の壁際には、大勢の人影が息を潜めるように立っているのが見えた。
「あれ……? 打ち上げって……」
ゼウスが戸惑いの声を上げた瞬間だった。
彼女が足を踏み入れた床、その大理石に刻まれた幾何学的な紋様が、突如として淡い光を放った。
「な、なんですか、これ……!?」
直後、全身を金縛りにあったような強烈な脱力感が襲う。
「あ……う、ううっ……!」
立っているのがやっとだった。手足から力が抜け、膝が笑う。愛剣「ケラウノス」に手を伸ばそうとするが、指一本動かせない。
「身体に……力が、入らない……っ」
その感覚には覚えがあった。忌まわしい記憶。村の外れで、ある信民に組み伏せられた、あの日の絶望。
「μの力を……封じる、装置……っ!」
ゼウスが蒼白になって支配人を見上げると、そこには先程までの穏やかな笑顔はなく、粘つくような欲望を湛えた、昏い瞳があった。
「ご名答です、ゼウス様。……さあ、皆様! 本日の主役、ゼウス様のご入場です!」
支配人はうっとりとゼウスの顔を覗き込む。
「ああ、なんて美しい。その清らかさ……まさに女神そのもの! ゼウス様こそ至高の女神!」
「な……」
支配人の豹変に驚く間もなく、会場中の暗がりから人影が飛び出し、ゼウスを取り囲むように立ち塞がった。それは式場のスタッフに扮していた信民たちだった。彼らは皆一様に目を血走らせて息を荒げており、中には股間を膨らませている者すらいる始末だ。
「最強のμが、我々ごとき下賤な人間に犯され、精液に塗れる……。これ以上の『祝福』がありましょうか? さあ、披露宴の始まりです!」
その言葉を合図に、ゼウスはテーブルの上に仰向けに押さえつけられた。
そして、彼女が身につけていた、○○との愛の記憶が染み付いた純白のウェディングドレスが、バリバリというけたたましい音と共に、四方八方から引き裂かれていった。
「いやああああああああっ!!」
ゼウスの絶叫が、嘲笑と拍手に包まれた会場に響き渡る。
月桂冠は無残に床に叩きつけられ、砕けた。純白の衣装は見る影もなく引き千切られ、彼女の豊満な肢体が、大勢の観客の視姦の前に、下着姿で晒される。
ブラジャーに包まれた豊満な乳房は、恐怖と屈辱に激しく上下し、その谷間には汗が光っている。純白のショーツは、先程までの○○との性交で漏れ出した愛液と、恐怖で滲み出た新たな蜜で、すでに中央部がぐっしょりと濡れ、半透明になっていた。
「は……っ、はぁ……っ、や、やめて……ください……っ」
「おや? もうこんなに濡れていらっしゃる。さすがは女神様、我々の『祝福』を、心待ちにしておられたようだ」
支配人は下卑た笑みを浮かべると、ゼウスのショーツのクロッチ部分に指を這わせた。
「ひぃっ♡ さ、触らないでっ! そこは、○○さん、の……っ♡」
「ほう……すでに、他の男のモノが……?」
「い……っ♡」
支配人はわざとらしく目を丸くすると、ショーツを乱暴に引き裂いた。既に彼女のそこは濡れそぼっており、ひくひくと痙攣して雄を待ち望んでいた。
「……素晴らしい」
支配人はその秘所に顔を近づけると、大きく口を開けたかと思うとそのまま吸い付いた。じゅるるるる! という下品な音が響くと同時に、ゼウスの背が大きく仰け反った。
「いやぁっ!やっ……ああぁっ!」
同時に会場から割れんばかりの拍手喝采が巻き起こる。その歓声に混じって信民達の興奮した声が響き渡る中、彼女は必死に抵抗した。だが四肢の自由を奪われている状態では、支配人の頭を押しのけることすらままならない。
「やぁっ♡ ああぁっ♡ だめっ♡ そこ、舐めちゃ、だめぇえっ♡」
ゼウスの悲鳴に呼応するように、彼女の秘所からはとめどなく蜜が溢れ出し、それを支配人が音を立てて吸い上げるたびに、彼女の反応は激しくなっていった。
「はぁっ♡ ああぁっ♡」
あまりの快楽に、意識を失いそうになる。だが、その直前で彼は唇を離した。
唾液と愛液が混ざり合ったものが糸を引いて床に落ち、ショーツだった残骸と混じり合ってぐしょ濡れになる。
「はぁ……っ♡ はぁ……♡」
肩で息をしながら、なんとか呼吸を整えようとするゼウスだったが、そんな彼女の努力を踏みにじるように支配人は次の責め手に出た。彼の指は彼女の秘裂をなぞり上げながらゆっくりと下りていく。やがてそれは彼女の一番大事な部分へと到達し、そのまま膣内に侵入したかと思うと激しく出し入れを始めた。
「ひっ♡ ああああああぁぁぁあああぁっ♡」
ゼウスの腰ががくがくと震える。その反応を楽しむかのように、彼は指の動きを速めていった。
「おお、すごい声だ……!」
「最強のμがこんなに感じるとは……」
ゼウスの痴態を見ている周りの男達からの声が聞こえてきた。
やがて彼の指先がある一点に触れた瞬間、彼女の身体がびくんと跳ね上がる。
「あああっ、くっ…! こ……これっ、あっ……いやぁぁああぁぁぁっ♡♡」
それと同時に膣内が激しく痙攣し始め、同時に潮を吹き出した。
「おぉ、これが……!!」
会場中から感嘆の声が上がる。
「だ……だめぇ……! 見ないでくださいぃ……! 見ないでぇ……!」
ゼウスは泣きながら懇願したが、会場中の視線が集まる中でそれは逆効果だった。快楽を感じながらも、頑張って抵抗するゼウスの顔を見て、男達は更に興奮する。
「いいぞ……! もっと見せてくれ……!」
「感じるところも可愛いな、ゼウス様は」
「最高だぜ!」
そんな野次が飛び交う中、支配人はゼウスに顔を近づけ、耳元で囁いた。
「どうですか? ゼウス様?」
「……っ♡」
ゼウスは顔を真っ赤にして顔を背けるが、支配人の指の動きに合わせて腰が勝手に動いてしまう。その様子に満足したのか、支配人は指を引き抜くと、今度は自らのペニスを露出させた。それは既に限界まで怒張しており、血管が浮き出て脈打っている。そして彼はそれを一気に突き入れた。
「い、挿れないで……ひぐぅうっ♡ ああぁぁあっ♡♡」
待ち望んでいたモノを受け入れて歓喜に打ち震えるかのように膣内が激しく痙攣する。
「あ……あぁ……♡」
(す……ごいぃ♡ これ……おっきい……♡ ○○さんと同じくらい……いや、もしかしたら……!)
挿入された快楽で支配人に抱きつきながら、ゼウスはそんなことを考えていた。
「おや? もう他の男のモノのことなど考えられないと?」
支配人の言葉に、彼女は慌てて否定する。
「ち……違っ♡ああぁっ♡」
否定の言葉を口にしようとするが、すぐに激しいピストン運動が始まりそれどころではなくなってしまう。
「ああぁっ♡ だめぇっ♡ そんなっ♡ いきなりぃっ♡」
(やだやだやだぁ♡ ○○さん以外のちんちんで気持ち良くなりたくないよぉ……!)
しかしそんな思いとは裏腹に身体は正直で、ゼウスの意思に反して膣内はきゅんきゅんと締まり、さらなる快楽を求めて腰を動かしてしまっていた。
「はぁっ♡ ああぁっ♡ だめぇえっ♡」
激しい抽挿によって生じる快感に耐え切れず、何度も絶頂に達しそうになるが、その都度タイミングよく動きを止められてしまい達することが出来ない。それがもどかしくて無意識のうちに腰が動いてしまうという悪循環に陥ってしまっていた。それでもなおゼウスは必死に抵抗しようとするのだが……。
「こら、動くな! あなたは、花嫁なんですよ?」
支配人はそう言うと、ゼウスの尻を平手で打った。
パァン! という乾いた音が響き渡り、同時に彼女の身体がビクンと跳ね上がる。その衝撃で膣内がぎゅっと締まり、より強く剛直を感じてしまう結果になってしまった。
「ひぁっ♡ ああぁっ♡」
(だめぇ……お尻叩かれて感じちゃってるぅ……! マンコ、キュってなってるぅ……!)
痛みと共に襲ってくる甘い痺れに困惑しながらもなんとか抵抗しようとするものの、身体は正直に反応してしまい再び絶頂を迎えそうになる。しかしまたしてもそこで動きを止められてしまい達することが出来ない。そんな状態が続いたためか次第に頭がボーッとしてきて何も考えられなくなった頃になってようやくまた激しい抽挿が始まった。
「あぁっ♡ ああぁっ♡」
(イク、イっちゃうっ! ……あ、また焦らされてるぅ……!)
先程よりも強い力で尻を叩かれると同時に膣内が激しく痙攣して絶頂を迎えそうになるがまたしても直前で止められてしまう。
「だめぇえっ♡ そんなぁっ♡」
あまりの切なさに腰が勝手に動いてしまうがそれを無理矢理押さえつけられてしまう。
「なんだぁ? ケツ叩かれただけで感じるのかこの変態女神は!」
客席からの罵倒の声に反応するように膣内の締まりが良くなってしまう。それが恥ずかしくて顔を背けようとするものの強引に正面を向かされて唇を重ねられてしまった。
口内に侵入してきた舌が歯茎や上顎などあらゆる箇所を責め立てる。息継ぎのために一旦口を離すものの、すぐにまた塞がれてしまい酸欠状態に陥ってしまう。
頭がボーッとして何も考えられなくなりそうになっているところで再び突き上げられ子宮口まで一気に貫かれる衝撃に目の前が真っ白になった。同時に膣内が激しく痙攣して絶頂を迎えそうになるが、またしても直前で止められてしまったためイクことができない。
「んちゅ……あっ……はぁっ♡ ああぁっ♡ だめっ、だめぇえっ♡」
(やだぁ! こんな焦らし……辛いよおぉっ!)
「こ……こんなことしていいんですか……!? こんなしたら、あなた達の人生、何もかも変わっちゃうんですよ……! それでいいんですか……!?」
ゼウスは涙目で今更やめるように訴えた。こんなに絶頂を我慢させられるなら、いっそエッチをやめたほうがいいと考えたのだろう。しかし支配人は嘲るような笑いを浮かべて言った。
「は? 何言ってるんですか。先ほども言いましたが、これは祝福ですよ?」
「祝福……?」
「えぇ。我々下賤な人間には、ゼウス様のような高貴な方と交わる機会などほとんどありませんからね。こうしてお近づきになれるだけでも光栄だというのに、こうして愛し合うことができるなんて……まさに奇跡ですよ」
支配人はそう言って再び腰を動かし始めた。その動きに合わせるように彼女の口から甘い声が漏れ出る。
「あっ♡ ああぁっ♡ 祝福っ……祝福って♡ そんなっ♡」
「ほら、もっと感じて下さい」
支配人はそう言いながらさらに強く突き上げた。子宮口をノックされるたびに目の前に火花が飛び散るような感覚が襲ってくる。
「あんっ♡ だめぇっ♡ ちんちん抜いてぇ♡ 抜いてくださいぃっ♡」
ゼウスは必死に懇願するものの、支配人はそれを無視してピストン運動を続ける。そのたびに結合部から愛液が飛び散り、床に水溜まりを作っていった。
「はぁっ♡ ああぁっ♡ だめぇっ♡ またイッちゃうっ♡もうイきたくなぃっ♡ ああぁんっっ♡♡♡」
絶頂寸前まで高められたところで再び動きを止められてしまい、またもやお預けを食らう形になってしまった。膣内が激しく痙攣し剛直を締め付けるがそれでも動いてくれないため切なさだけが募っていくばかりだ。
そんな状態が続いた後ようやく解放されると今度は仰向けに寝かされて両脚を大きく開脚させられた状態にさせられる。そして支配人はゼウスに顔を近づけ呟いた。
「さぁ、ゼウス様。お望み通りイカせてあげますよ」
「あ……ああ……」
ゼウスは絶望に打ちひしがれながらも期待に胸を膨らませていた。早くこの苦しみから解放されたいという気持ちと、もっと気持ち良くなりたいという欲望が入り混じった複雑な感情に支配されているのである。そんな彼女の気持ちなど知る由もない支配人は容赦なくペニスを挿入してきた。
「ひぁあぁあ♡♡ ちんちん、またっ、はいってきたぁっ!」
待ち望んでいたモノを再び迎え入れたことで、今度こそ絶頂してみせようと、膣内が激しく痙攣し、同時に潮を吹き出す。
「ああぁっ♡ だめぇっ♡」
(すごいぃっ♡ こんな気持ちいいの初めてっ♡)
言葉とは裏腹に身体は正直で、ゼウスの意思に反して膣内はきゅんきゅんと締まり、さらに強く剛直を感じてしまう結果になってしまった。そして支配人はゆっくりと腰を動かし始める。何回も絶頂をお預けされたせいか、ゼウスの膣内は敏感になっており、少し動かされただけでも軽く達してしまいそうになるほどだった。しかしそれでも彼は動きを止めようとしない。むしろさらに激しさを増していった。
パンッ! パァン!! という乾いた音の中に、愛液の湿った音が混じり始める。
「ああぁっ♡ だめぇえっ♡」
(こんなのすぐイッちゃうぅ! ○○さん以外のちんちんで滅茶苦茶にされちゃうぅうぅ!)
「やめてぇえ♡ お願いぃ♡ もう抜いてぇえ♡」
「何を仰っているんですか、これからですよ。ほら、もっと締め付けてください」
「無理ぃっ♡ そんなのできないっ♡ ああぁっ♡」
(だめぇっ! 感じちゃう! イっちゃうぅっ!)
「ああぁっ♡ ああぁあぁぁ~っっ♡♡♡」
(イッてるぅ……今、イッちゃったぁ……♡)
ゼウスは身体を大きく痙攣させながら絶頂を迎えた。それを見た支配人は、ニヤリと笑う。そして腰を動かし始めた。一度イッたばかりということもあり、敏感になっているのかそれだけでも感じてしまうようだ。しかしそれでもなお動きを止めようとしない彼に恐怖を覚えずにはいられなかった。
(やだぁっ! もうやめてぇっ!!)
「ああぁっ♡ ああぁあぁぁ~っっ♡♡♡」
(またイっちゃったぁ……! こんなのおかしいよぅ……っ! もう許してぇええぇ♡♡♡)
そんな思いなど知る由もない支配人はピストン運動を続ける。更に顔を近づけ、喘ぐゼウスの唇を塞いだ。
「んむぅっ!? んっ、ちゅっ♡」
突然のキスに驚くゼウスだったが、すぐに舌を絡ませてきたため抵抗することができなかった。それどころか自分からも積極的に舌を絡めてしまっている始末だ。
(やだ……なんでぇ……? なんでわたしこんな気持ちいいこと拒めないの……? 力を、封じられてるから……?)
力を封じられているから、仕方ない。
彼女の脳裏に、そんな言葉が浮かぶ。何度も執拗に突き上げられれば、快楽に反応してしまうのも仕方ない。そう、仕方ない──ゼウスは、徐々にこの状況を諦め始めていた。μの力を封じる装置、などという理由があるのだから、このまま快楽に身を任せたとしても、負けたことにはならないのでは。
「ハァッ、あ、あぁうっ、そ、そんな理由があっても、だめ……だめ、なのにっ、ハァッ、あんっ、持つ……頭ぼーっとしてきてぇ……気持ちよくなるなんて、絶対いやなのに……どうしてっ、はぁっ、んぁ、あっ、μの力を、封じられたから……っ?」
「そうですよゼウス様。力を封じられているから、私達のようなただの人間に負けても仕方ないことなんですよ」
ゼウスから顔を離した支配人は、ゼウスの呟きにそう答えながら再び唇を重ねた。
「んっ……ちゅるっ、れろっ」
(だめなのにぃ……もう逆らえないよぉ……♡)
舌を絡ませ合い唾液を交換しあう濃厚なキスに酔い痴れるゼウスの膣内は激しく痙攣しペニスを締め付けていた。その刺激を受けてか支配人も限界が近いようで腰の動きがさらに速くなる。抜き差しされる支配人の太竿が、ひときわ硬さを増した。それが絶頂の前兆であると察したゼウスはなんとか身を捻ろうとする。しかし、身体は言うことをきかない。
それどころか、さらなる快感を求めて自ら腰を動かしてしまっていた。
「ああぁっ♡ だめっ! 動かないでぇっ!」
ゼウスの懇願を無視して支配人はラストスパートをかけるように激しく抽挿を繰り返す。
「だ、だめっ、このまま出すつもりですよねっ……!? そんなの、やだ、あ、あぁうっ、ぜったい、だめっ、あぁんっ! なのにっ、あ、あうっ、からだが……うごかないっ、あ、はぁうっ、いまっ、出されたら、わたしっ、わたしっ、あ、あ、あぁっ!」
「ああああぁぁぁぁぁあああぁぁぁぁんっ♡♡」
どくん、と腟内でペニスが脈打った瞬間、ゼウスの内側に熱いものが拡がっていくのを感じるゼウス。
それをきっかけに、ゼウスの身体もまた小さく痙攣し、絶頂を迎えてしまったのだった。
「あ……あぁ……」
(そんな……これじゃあ、○○さん以外に出されて悦んでるみたいじゃないですか……無理に犯されているのに……気持ちよくなっちゃうなんて、そんなの、だめです……う、うぅっ……)
ゼウスは悔しさに唇を噛み締める。しかし、そんな気持ちとは裏腹に膣内は剛直を締め付けて離そうとしない。それどころか、まだ足りないとばかりにヒクついている始末だ。
そんなゼウスの様子を見た支配人がニヤリと笑いながら言った。
「おやおや……もう終わりですか? もっと楽しませてくださいよ」
「い、いやです……! もう許してください……!」
そう言って拒絶するものの、身体は正直だった。一度絶頂に達してしまったことでさらに感度が増したせいなのか、それともこの異常な状況に興奮してしまっているのか、あるいはその両方か──いずれにせよ今の彼女は快楽に逆らえずにいたのである。そしてそんな彼女に追い討ちをかけるかのように支配人は耳元で囁いた。
「ほら、まだ終わりじゃないですよ? これからもっと気持ちよくなれるんですから」
「い、いや……もう許してください……」
弱々しく呟くゼウスだったが、その願いを聞き届ける者は誰もいなかった。それどころか逆に嗜虐心を煽られたらしく、さらに激しく責め立てられてしまう始末である。そしてそのまま何度も絶頂へと導かれてしまったのだった。
「ああぁっ♡だめぇっ♡またイッちゃいますぅううっ♡♡」
(やだぁっ! もうイキたくないのにぃいいっ!!)
そんな思いとは裏腹に身体は正直だった。膣内が激しく痙攣し剛直を締め付けると同時に、またしても絶頂を迎えてしまう。
「ああぁっ♡ ああぁあぁぁ~っっ♡♡♡」
(またイッちゃったぁ……♡ こんなのおかしいよぉ……っ! もう逆らえないなんて、絶対いやなのにぃいぃ♡♡♡)
そんな思いなど知る由もない支配人は、またゼウスの唇を奪った。先程とは違い、今度は舌を絡ませる濃厚なディープキスだった。ゼウスの抵抗は弱まり、支配人とのキスを自ら求めるかのように舌を動かしてしまっている。
「んっ、ちゅるっ、れろっ…んんっ、ちゅっ……れろぉ……」
ゼウスの口内に支配人の舌が侵入し、歯茎や上顎などを舐め回される。その度にゼウスは身体を震わせていた。
(○○さん……○○さん……! ごめんなさい……わたし……もう、○○さん以外の人と……)
ゼウスは心の中で恋人に謝罪する。しかしそれと同時に身体は更なる快感を求めてしまっていた。その証拠に膣内はまるで別の生き物のように剛直を締め付けており、それに応えるように支配人の動きも激しくなっていく。
「おおっ、ついに諦めましたかっ! 今までで一番の締め付けですよこれはぁっ!!」
「ま……まけてない……♡ 力を封じられて、不意打ちされてるんだから、負けじゃ、ない……!」
「そうですね、これは勝負じゃないんですから、どうぞ思いっきりイッてください!」
そう言って支配人は更に動きを早める。その動きに合わせてゼウスも腰を動かしてしまっていた。まるで自分から求めるかのように淫らに腰を動かすその姿からは、もはや最強としての威厳など微塵も感じられないだろう。
「あぁんっ♡ ああぁっ♡ そうですよっ♡ あっ♡ はぁっ♡はぁうっ♡ わたし、最強ですからっ♡ だからっ♡ んあっ♡ ああぁあぁぁ~っっ♡♡♡」
「ああぁっ♡ だめぇっ♡ またイッちゃいますぅううっ♡♡」
(負けじゃない……だから、無理矢理されて気持ちよくされても、それは違うの……だから、仕方ないことなんです……♡)
「ああぁっ♡ ああぁあぁぁ~っっ♡♡♡」
(だめなのにぃいっ♡♡ またイッちゃうぅううっ♡♡♡)
ゼウスは何度目かの絶頂を迎える。その顔は、恐怖に怯えていた時とは違う。その表情は、まるで快楽に溺れているかのようだった。その証拠に、ゼウスの膣内は依然として剛直を締め付けており、この続きを待ちわびているようだ。そしてそんな様子を支配人も感じ取ったらしい。
彼はニヤリと笑みを浮かべるとゼウスに覆い被さった。その体勢はまるで種付けプレスのようだが、実際には違う。これから行われる行為は、もはや性処理ではなかった。ゼウスの意思を無視し、己の欲望を満たすための行為だ。そのため支配人の動きは非常に荒々しいものだったがそれでも彼女の身体は反応してしまうのだった。
「はぁ……んうっ……♡」
「それじゃあそろそろ本番といきましょうかね!」
そう言いながらさらに動きを早めていく支配人だったが、ゼウスもそれに応えるように腰を動かしていた。
「あ、あっ、あぁっ、あーーっ! ちんちん、すごいぃい♡♡きもちいいっ! もっと、もっとついてぇえぇええぇっ♡♡♡」
(気持ちいいぃ♡ この人のちんちん気持ちいいよお♡)
「あ、ああんっ♡ あっ♡あっ♡ああっ♡」
ゼウスは歓喜の声を上げながら快楽に溺れていた。その表情は完全に蕩けきっており、普段の凛々しい姿からは想像できないような乱れっぷりである。そんなゼウスの様子に満足したのか支配人はラストスパートをかけ始めた。
「おほっ! そろそろ出ますよっ!」
「うんっ……出してぇええぇえっ!!」
(わたし……このまま中出しされるんだ……♡ ○○さん以外の精液でイッちゃうぅ!!)
「あっ……!出るッ!!」
「あぁああぁあぁああぁああぁ~っっ!」
(きたっ♡ 熱いのいっぱい出てるぅううぅぅ♡)
その瞬間、ゼウスは今までで一番強い絶頂を迎えた。膣内が痙攣し剛直から精液を搾り取ろうとするように締め付ける。支配人のペニスが脈動する度に大量の白濁液が吐き出され、ゼウスの子宮を満たしていった。
「ああぁぁっ♡ 出てるぅううっ♡♡ わたしぃ、○○さんじゃない人のちんちんでイカされちゃってるぅ……っ♡」
「はぁ……はぁ……」
ようやく射精が終わったのか支配人がゆっくりと身体を起こす。それと同時にゼウスも脱力したのかベッドに突っ伏してしまった。しかしそれでも膣内は剛直を離そうとはしないようで未だにヒクついているのがわかる。そんな様子を確認した支配人は惜しみながらもペニスを抜いた。
「こ……これで、終わりですか……?」
「いいえ、終わりではありません。むしろ、ここからが本番と言ってもいいでしょう」
「え……!?」
「皆さん。準備が整いました。それでは列に並んで、順番に花嫁を可愛がってあげてください」
(そんな……まだ続くの……?)
「あ、あの……もう、許してください……」
ゼウスが弱々しく呟くも支配人は聞く耳を持たず、それどころか他の男達に向かって指示を出す。
「それでは皆さんお待ちかねの時間です! どうぞご自由にお使いになってください!」
その声と同時に、列に並んでいた男達が一斉に動き出した。そして次々とゼウスの元へと群がっていく。支配人とゼウスのセックスで興奮した男達は、一目散にゼウスの元へと押し寄せてきた。そして、あるものは胸を揉んだり秘所を弄ったりしてくる。また別のものはキスをしたり乳首を舐めたりとやりたい放題だった。
「あっ! やめてくだ……ひゃうんっ!」
抵抗しようとするも後ろから別の男に抱きしめられてしまい身動きが取れなくなってしまう。その間にも男達の手は止まらずゼウスの身体を責め立てていった。特に胸への責めが激しく乳首を中心に攻め立てられるものだから堪らない。
「だめっ♡ だめぇっ♡ みんなっ、やめてぇえ♡ からだおかしくなってるからぁっ♡ああぁぁああぁあんっ♡♡」
ゼウスの懇願も虚しく男達は好き勝手に彼女の身体を責め立てていく。ある者は胸を揉みしだき、またある者は秘所に指を挿入し弄び始めた。さらには耳元で囁きかけたり首筋に舌を這わせたりとやりたい放題である。そんな様子を見て支配人は満足げな笑みを浮かべており、その傍らにはいつの間にか壺に入った酒が置かれているのだった。
「ひゃあん♡ そこっ、吸っちゃやだぁ!」
一人の男がゼウスの乳首へと吸い付くと強く吸い上げ始める。ちゅぱちゅぱという音が辺り一面に響き渡り、それと同時に快感までもが襲ってきたことで思わず声を上げてしまった。
「あ、あぁんっ♡ ああぁぁ~っ♡♡♡」
(だめぇ……おっぱい吸われるの気持ちいいぃ……♡)
ゼウスが感じている様子に気を良くしたのか、男はさらに激しく責め立てるともう片方の胸に手を伸ばし同じように愛撫し始めた。そして、それと同時に他の男達も負けじとばかりに彼女の身体に手を伸ばしていったのである。ある者は胸を揉みしだきながら乳首を摘まんだり引っ張ったりと刺激を与えていき、また別のものは愛液と精液で濡れた秘所から指を抜き、今度はペニスを膣内へと挿入していく。そしてまた別のものは耳や首筋を舐め回し始めたのだ。
「あぁっ!だめっ、そこ弱いのぉおっ!」
(だめぇ……こんな奴らに感じちゃだめなのにぃいっ)
そんな思いとは裏腹に身体は正直に反応してしまうのだった。秘所からは愛液が流れ出し太ももを伝っているのがわかるほどだし、乳首もピンと勃起してその存在を主張している有様である。その様子を見た男達はさらに興奮してしまったようで愛撫が激しくなっていったのである。するとそれに負けじと他の男たちもまたゼウスへの責めを強くしていった結果、ついに限界を迎えてしまったようだ。
「ああぁあっ♡ もうダメぇえっ!! イッちゃううぅううっ♡♡」
その瞬間、ゼウスは絶頂を迎えてしまい、身体を弓なりにしならせて痙攣させていた。秘所からは潮を吹き出して床を濡らしており、全身が汗まみれになっているその姿は、とても神とは思えないほど淫らで美しかったのである。しかしそれで終わりではない。ゼウスの絶頂で締め付けられた膣内が、男の剛直から精液を搾り取ろうとしていた。その刺激に耐えかねた男は、そのまま膣内に精を解き放ってしまう。
「ああぁあぁっ♡ あついの出てるぅううぅっ♡♡」
熱い奔流を感じ取りながらもゼウスは幸せそうな表情を浮かべていたのだった。そしてそれと同時に他の男達も次々と射精していく。ある者は顔射し、また別の者は胸や腹の上にぶっかけていったのである。
そうして全員が出し終わったところでようやく解放されたのだが、その時にはもう既に彼女は意識を失っておりぐったりとしていたのだった。そんな状態であるにも関わらず男達はまだ満足していないらしく今度は彼女を四つん這いにして尻を突き出させるような体勢を取らせると再び挿入して激しく動き始めたのである。
「ああぁぁあっ♡ だめっ、もう許してぇえぇぇええっ♡♡」
ゼウスの絶叫にも似た懇願も虚しく男達は容赦なく彼女を犯し続けたのだった。そしてそれから数時間後……ようやく解放された時には既に彼女は体力を使い果たしており完全に脱力しきっていたのである。しかしそれでもなお彼女を求める者は後を絶たず、結局その後も数え切れない程の回数をこなす羽目になったのだった。
数時間後、散々ゼウスを嬲った男達は、満足して会場を去っていった。今は、列の最後に並んでいた男がゼウスを犯しているところだ。
「ああぁっ……! あなたのちんちんいいですね……っ、ああぁっ……」
ゼウスの身体は既に限界を迎えており、意識を保つので精一杯といった様子である。身体には男達にかけられた精液がそのままになっていた。そして乳房は、沢山揉まれたせいか、少し赤くなっている。
しかしそれでもなお彼女は、快感を得ていたようだ。その証拠に、彼女の秘所からは愛液が流れ出してしまっている。
「いっぱいエッチして……わたし、もう……っ」
「僕はまだまだこれからですよ。ほら、もっと気持ち良くなりましょうね」
男はそう言うと再び腰を動かし始めた。その動きに合わせて彼女もまた喘ぎ声を上げる。
「あぁんっ♡ すごぉい……気持ちいいよぉ♡」
(もう……どうでもいい……。気持ちいいの好きぃ……)
「ゼウス様の身体も気持ちいいですね……!他の男どもにいっぱい犯されてたみたいですが、まだまだこれからですよ!ほら、もっと感じてください!」
男はそう言うとさらに動きを早めていった。その度にゼウスの口から甘い声が漏れ出る。そんな彼女の反応を見て気を良くしたのか、男はさらに激しく責め立てていくのだった。
「あぁんっ♡ そこぉ……気持ちいいっ♡♡」
(ダメぇ……もう何も考えられないよぉ……♡)
ゼウスは快楽に溺れきっており、もはや理性など完全に吹き飛んでしまっていたようだ。その表情は完全に蕩けきっており、普段の凛々しい姿からは想像できないような乱れっぷりである。
あれだけ嫌がっていた他人のペニスも、今は自ら進んで受け入れてしまっている始末である。そんな彼女の姿からは彼女が完全に堕ちてしまったことを物語っていたのだった。
「どうですか? 出そうですか? いっぱい出してください。私のナカにいっぱい出してくださいね♡」
ゼウスがそう囁くと、男は限界を迎えたのかそのまま大量の精液を解き放ったのだった。その熱を感じ取った彼女は身体をビクビクっと震わせて絶頂を迎えると同時に秘所からは潮を吹き出してしまうほどだった。
「あぁんっ!熱いの出てますっ!すごい量……こんなに出てたら、ホントに妊娠しちゃうかも……」
そう言いながらも彼女の顔はどこか嬉しそうであった。彼女の頭の中には、もう○○の姿はない。あるのは快楽を与える男達の顔とペニスだけだ。そして全てを出し切ったところでようやくペニスを引き抜かれたのだがその際にもまた軽く達してしまったようだ。
「……ゼウス様。こんなことを言うのは、少し気が引けるのですが……」
「いいですよ。気持ちいいのに流されて、最強じゃなくなったわたしなんて、もう、誰もいらないんですから……」
ゼウスは数時間の陵辱で、完全に快楽の虜と化していた。もはや自分が最強のμであることすらも忘れてしまっているようだ。そんなゼウスに対して男は、彼女に言う。
「なら、僕のお嫁さんになってくれますか? ゼウス様なら、大歓迎ですよ」
男の言葉に、ゼウスは蕩けたような表情を浮かべる。
「え? ……わたしを……お嫁さんにするんですか?」
男の言葉に、彼女は聞き返す。
「はい。僕と結婚してくれたなら毎日可愛がってあげますよ。毎日一緒にいて、毎日こうやってセックスして……もちろん子供もたくさん作りましょう。毎日、愛して……そして可愛がってあげます」
「あ、あぁ……っ、そんな……っ」
男の甘言にゼウスは顔を赤くしながら息を荒げる。もう自分は最強じゃない。最強じゃなくなった自分なんて誰も見ない。誰も手を差し伸べない。
「さぁ、ゼウス様。僕のお嫁さんになるって……言ってください」
「わ……わたしを……」
「はい」
「……あなた様の女にしてください……」
ゼウスは男の告白に応え、μとしての地位と立場、名誉を捨てることを誓った。
そして、ゼウスの宣言に呼応するように、男の顔が近づく。そしてゼウスの唇を奪い、誓いの証として舌をねじ込んだ。
「んっ……ちゅぷ……れろぉお……んむ……」
男はゼウスの舌に自分の舌を絡める。最初は戸惑っていた彼女も次第に積極的に動き出し、互いの唾液を交換し合うような濃厚で淫猥なキスをした。やがて二人は口を離し見つめ合いつつ息を整える。
そして再び唇を合わせると今度はゆっくりと時間をかけて愛し合った。最初は戸惑いを見せていたゼウスも次第に快楽に溺れていき自ら求め始めるようになる。
混沌に満ちた結婚式場で、一組の夫婦が誕生した瞬間である。
マリッジの寝室見てから、いつかゼウスでも似たようなシチュエーションが見たいと思って書きました