学園都市キヴォトス。ここでは驚くべきことに学園が国家のような役割を果たしている。学園の運営は生徒たちが行っており、大人の役割は基本的に授業をする程度。その授業すら大半は通信教材で済まされており、大人が生徒を教え導くということはほとんどない。
つまりここは、学生が学生の力だけで運営する国が、無数にひしめき合う混沌とした世界ということだ。
……と、そんな知識を僕は目の前の銃を持った少女から聞いた。
とはいえ、銃を持っているという特徴はここでは特徴足りえない。なにせキヴォトスの住人はほぼ全員銃を持っているらしいのだから。これも彼女から聞いた情報だ。
彼女の名前は月雪ミヤコ。
特殊部隊のような装備を身に纏い、ウサギの耳のようなアイテムを頭につけている。そんな彼女は今、虚ろな瞳で呆然と立ち尽くし、涎を垂らしながら僕の指示を聞いている。
なぜこんなことになったかというと、どうやら僕は海難事故にあったらしいのだ。そして気づけばこの砂浜に、キヴォトスに流れ着いていた。
それを発見したミヤコが、心臓マッサージと人工呼吸を行い、蘇生をしてくれたのだが、問題だったのはこの人工呼吸だ。
僕はキスをした相手に魂の一部を送り込める特異体質だ。これを僕は分魂憑依体質と呼んでいる。
元の世界では他人とのキスなど縁遠かったので一切役に立たず、居酒屋でキス魔のおっさんが絡んできた時に偶然発見しただけの体質だったが、まさかこんな形で女子高生に乗り移る時が来るなんて思いもしなかった。
僕の魂が入り込んだ相手は、本人の意識が一時的に睡眠状態になり、虚ろながらも僕の指示に従う操り人形になる。
つまりミヤコは今、完全に僕の操り人形だ。質問には何でも答えてくれたし、何をしても抵抗はされない。キヴォトスの人間は銃弾が直撃しても軽傷で済むほど頑丈らしいが、それすら全く問題にならない。
とりあえず、近くにあった海の家に入ってみた。
今はシーズンオフなので、人の気配は全くない。完全な空き家だ。僕の後に続き、ミヤコもおぼつかない足取りで室内へと入る。僕とミヤコは今、二人きりで人気のない部屋にいるのだ。
こうなれば、僕のやることなど一つである。
ひとまず、彼女にはスカートを脱げと命令してみた。
「はい」
嫌がる素振りも無く、ミヤコは即座に実行へ移す。上半身は重装備のままだが、下半身は下着一枚となった。細く引き締まりつつも、艶のある太ももの全貌が露わとなる。
この光景だけでも眼福ものだが、これで満足できるほど僕は殊勝な男ではない。僕は近くにあった机の上に寝そべると、ズボンのチャックを開ける。すると中からは、すっかり硬くなった男根が顔を覗かせる。
本来なら面倒な手順をいくつか踏まねばならないはずだが、この体質のお陰で命令一つで済む。
ミヤコは僕の指示を聞くと、すぐさま下着を脱ぎ去った。それを惜しげもなくそこらへ放り捨てると、僕の下半身に跨る。そして躊躇うこともなく、立ち上がっていた男根を一気に膣内へ挿入した。
「うっ……」
彼女は苦しそうに悶えたが、竿は奥まですっぽりと入った。というより、閉じていた穴を無理やりこじ開けるような感覚だ。
僕はただ寝ていただけなので、実際に押し込んだのはミヤコ本人である。嫌がる素振りすら見せず、忠実に命令を遂行する彼女を見て、改めて僕が操っているのだということを実感する。
次は、腰を動かすように命じてみた。するとミヤコは即座に指示通り体を上下させ始める。自分の体を道具としか考えていないような動きだ。あまりに激しく動くので、やがて彼女の股から、赤と黒の中間のような色をした液体が滴り落ちる。
どうやら初めての経験だったらしい。それは僕も同じことだ。男根を柔らかな肉に包み込まれ、温かい体温に触れることによって、さらに硬くなっていく。
「くっ……うんっ……」
ミヤコがまたしても悶えた。
女性は初体験の時、あまり快感を得られないと聞いたことがある。だからこそ丁寧に扱わなければならないのだろうが、分魂憑依にそんな事情は関係ない。
ひたすら腰を動かすよう命じ続け、僕はそれを寝転びながら見ていた。段々と性的な快感は薄れてきたが、代わりに支配欲や征服欲が満たされるのを感じた。
なにせこんなにも可愛い美少女が、僕の命令に服従し、本来であれば絶対にしないようなことを一生懸命しているのだ。
目を虚ろにさせ、口をだらしなく開け、呼吸を荒げ、髪を乱し、自分がどれだけだらしない顔をしているのかも自覚できずに腰を振り続ける。その滑稽な姿に、こっちも昂ってきてしまう。
もはや我慢の限界だった。
男根の先にまで集まっていた熱が迸る。これだけは勘弁してやろうと思っていたのに、結局堪え切れなかった。
ミヤコの膣内に思い切り射精した僕は、いっきにぐったりとした疲労感に襲われた。しかし眠気に負ける前に、彼女に感謝するよう命令してみた。
「あ……あ、ありがとう……ご、ございます……」
ここまでくると当然のことだが、命令通りミヤコは脱力して呆けた顔のまま、息を切らしながら僕に対して感謝の言葉を述べた。笑顔を見せろと言えば、満面の笑みも浮かべた。
初めての体験を見ず知らずの男に奪われ、さらに避妊具も無しに膣内で出されたというのに、笑顔で感謝するだなんて滑稽にもほどがある。その全てを僕が命令してやらせたのだと思うと得も言われぬ満足感を覚える。
その満足感と共に、僕は瞼を閉じた。もはや全身を襲い来る疲労感には抗う術もなかったのだ。
「…………ん?」
気付くと、目の前には寝そべる僕の姿があった。
視界の端には白い髪が見える。下半身は妙に熱を持っていて、特に股が焼けるように熱い。
少し顔を上げると、そこには鏡が置いてあった。そして、鏡の中のミヤコと目があった。どうやら今度は彼女の体に僕の意識が乗り移ったらしい。
「なんで……? これはどういう……?」
自分の口から漏れる疑問の声もミヤコの可愛らしいものだ。自分の耳で聞いている分、さっきまで聞いていた声とは声質が違うが、それでもミヤコのものであることに間違いはない。
これは推測だが、僕の分魂憑依体質はキスした時に発動するものではなかったのかもしれない。
恐らくは相手の体内に体液を入れることが重要なんだ。これまではキスの際に唾液が混ざることで魂の一部が入り込んでいたが、今回は大量の精液を流し込んだために僕の意識までもがミヤコへと憑依したと考えるのが妥当だろう。
「まさかこんな可愛い女の子の体になる時が来るなんてなぁ」
ひとまず邪魔な装備を剥ぎ取り、ブラジャーの下に手を入れて胸を揉んでみた。あまり大きくはない。しかし確かな柔らかさを感じる。
「う~ん……想像より気持ちよくはないんだな。やっぱりちゃんと開発しなきゃ駄目か」
乳首をつねったりもしてみたが、いまいち快感は得られなかった。どうやら胸を弄って遊ぶような趣味をミヤコは持ち合わせていなかったらしい。
だが、それも今日までだ。僕がやれと命じれば、彼女は全身のどこだって性感帯になるまで弄り続けるだろう。それこそ寝る間も惜しんで自慰行為にふけさせることだって可能だ。
そうすれば、簡単に快楽を得られる敏感な美少女の肉体が完成する。そうした暁にはまたこうして体を乗っ取り、女体の快楽を貪るのも悪くない。
「ふひ、ひひ……最高だ……最高だよ……この体質……」
相手の意思など関係なく、その肉体を自由に使うことができるだなんて、まさに夢のような力じゃないか。しかもこのキヴォトスには可愛い女の子が山のようにいる。僕の肉奴隷候補が他にも大勢いるのだ。
「────ミヤコ? どこに行ったんだミヤコ⁉ ここか⁉」
胸を揉むのが少しずつ気持ちよくなってきて、口をだらしなく開けながらひたすら両手を動かしていると、海の家の扉が勢いよく開け放たれた。
現れたのは、鉄帽をかぶった黒髪の少女だ。ミヤコと同じような装備を身に纏っており、何よりミヤコの名前を知っていることから、二人は近い間柄にあることがわかる。
「……空井サキ」
ふと、口からそんな単語が零れ出た。
これは驚きだ。僕の魂がミヤコの記憶を読み取り、目の前にいる少女の名前を導き出したのだ。
「なっ……何をしてるんだ……? ミヤコ……?」
サキは目の前の光景を信じられない様子で、口をポカンと開けて硬直していた。
それもそうだろう。机の上には男が寝そべり、その上にミヤコが跨っているのだ。互いの性器はズブリと奥まで接合しており、さらにミヤコは理性など一切感じない顔つきで自分の胸を揉みしだいしている。
本来のミヤコを知っている自分であればあるほど、信じ難い光景に違いない。しかし残念なことにこれは現実で、ミヤコの肉体はもうすっかり僕のおもちゃなのだ。
「見てわかりませんか? ご主人様にご奉仕しているんです」
僕は記憶を探りつつ、ミヤコ本人の真似をするようにして言った。その間も腰を動かし、胸を揉む手は止めない。
「んっ……はぁっ……わ、私の体は……この方を悦ばせるためにあるんです。わかったら早く帰ってください。そして二度と私の前に現れないでいただけるとありがたいです」
「い、一体何を……? そんなのおかしいだろ!」
「何が……あんっ……おかしいのですか? 私は当たり前のことを言っているだけです」
「当たり前? 何が当たり前だって言うんだ!」
呆然としていたサキだったが、ミヤコの口を使って冷たく拒絶のセリフを吐くと、予想通り室内へ踏み込んできた。
「こいつだな! こいつに何かされたんだろう? 待ってろミヤコ! 今助け……」
そして触れられるくらいまで近くに来たところで、僕はミヤコの体を操ってサキを捕え、抱き寄せてキスをした。
「……っ⁉ ミ、ミヤコ……⁉ はむっ……んぅ……」
「んっ……あなたも一緒にご奉仕しましょう……」
舌を入れ、サキの口に唾液を流し込む。すると最初は抵抗していたサキがみるみるうちに大人しくなっていき、やがて目からは光も失われ、だんだんと絡みつく舌を受け入れるようになった。
「ぷはっ……ふぅ……これであなたもご主人様の奴隷ですね」
数分間たっぷり濃密なキスをした後、ミヤコのフリをしたまま声をかける。
「……ああ、何でも命令してくれ」
ミヤコの体に憑依していた魂の一部を、さらにサキへと移し替える。ぶっつけ本番だったが上手くいった。これで僕は二人目の操り人形を手に入れたんだ。
「実はですね、私この方に処女を捧げたんです。中出しもされました」
ミヤコは体を起こし、ようやく膣から僕の男根を抜く。そこにはべっとりとした長い糸が引き、両者が濃密に絡み合っていたことが見て取れるようだった。
「見てください。精液と血で私のおまんこがこんなに汚れてしまいました。ですので、あなたが掃除してください」
「掃除……?」
「ええ、掃除です。その舌で綺麗に舐め取ってほしいのです」
「わかった」
サキは虚ろな目をしたままその場で屈みこみ、ミヤコの陰部に舌を近づける。そして輪郭をなぞるように舐め始めた。
「ああ……良い……良いですよ。もっと奥まで……あんっ……奥までお願いします……」
ミヤコはサキの髪を鷲掴みにすると、強引に引き寄せた。サキの頭がミヤコの股に埋まるような形になったが、それでもサキは嫌悪感など一切見せない。これこそが自分の産まれて来た意味だとばかりに、必死で舌を動かしている。
「い、意外な発見でした……てっきり奥まで突かれる方が気持ちいいのだとばかり思っていたのに……こうして外側を舐められる方がゾクゾクくるなんて……! まだこの体が性行為に慣れていないからでしょうか……?」
ミヤコの体が痙攣し始める。僕に処女を奪われ、熱と痛みに犯されていた肉体が、今度は友人の舌での愛撫という背徳感で染め上げられていく。
「あ、あぁ……ダメです……何か……あっ……ああっ……!」
気付いた時にはもう遅かった。
ミヤコは両足をだらしなく開き、人間としての尊厳など微塵も感じさせない姿で放尿していた。男と女では体の構造が違う。いくらミヤコの記憶を読んで真似していると言ってもあくまで意識は男の僕だ。尿意を我慢する手段がわからなかった。
尿はとめどなく溢れ、止めようにもその方法など見当もつかなかった。そしてサキは自分の顔面に尿をかけれらているというのに、一心不乱に性器を舐め続けていた。
「ぷっ……あはははは! サキ! 酷い顔ですね! でも都合がいいです。そのまま全部飲んじゃってください」
「うぁぅ……」
返事なのか嗚咽なのかもよくわからない声を上げ、サキはミヤコの陰部にしゃぶりついた。そして公園の蛇口で水分補給でもするみたいにゴクゴクと飲み始める。
「はぁ……無様ですね。可愛い女の子がこんなに無様な姿を晒すなんて、なんだかとても最高な気分です」
溜まっていた尿を出し切り、熱を失ったはずのミヤコの体が火照り出す。どうやら友人が汚れる姿を見て興奮しているらしい。もうすっかりミヤコの肉体も変態に染まってしまったようだ。
「次は何をしましょう……楽しみですね。この力があれば、どんな欲望だって叶えられそうです」
ミヤコは口角を吊り上げ、不気味にニヤリと笑う。キヴォトスでの分魂憑依生活は、まだ始まったばかりだ。