カンスト勇者のやり直しハーレム無双~異世界帰りの俺、今度はアニメの推しヒロイン達を全員幸せにします~ 作:のびすけ。
1.夜が明けるまで、この腕の中で
【佐天涙子の視点】
お風呂の中で、もう一度、愛のシャワーを浴びせられて、私は、完全に蕩けきっていた。
海斗くんの腕の中で、ぐったりと、されるがまま。
そんな私を、彼は、またお姫様抱っこしてくれて、大きなバスタオルで、赤子を扱うように優しく拭いてくれた。
髪も、丁寧に乾かしてくれる。
その間、私は、彼の膝の上に乗せられたまま、うとうとと、微睡んでいた。
綺麗にしてもらった私を、彼は、またベッドへと連れて行ってくれた。
シーツは、いつの間にか、新しいものに替えられている。
どこまで、この人は、優しくて、気が利くんだろう。
ふかふかのベッドに横たわり、二人で、一枚のシーツにくるまる。
肌と肌が触れ合う感触が、もう、当たり前みたいに、心地いい。
「…涙子」
「…ん…」
「今日の、感想…聞いてもいい?」
いたずらっぽく、でも、少しだけ、不安そうに彼が聞く。
私は、彼の胸に、自分の顔をすり寄せながら、今日の、最高の、初めての体験を、思い返した。
「…すっごく、幸せだった♡」
「うん」
「最初は、痛くて、怖くて、どうしようかと思ったけど…。海斗くんが、あたしの中に、全部入ってきてくれた時、なんだか、やっと一つになれたんだって、涙が出ちゃうくらい、嬉しかったの」
「僕もだよ」
「あとね…すっごく、すっごく、気持ちよかった…。あたしの身体、あたしの知らないところで、いっぱい変な声出しちゃって、いっぱいお水も出ちゃって…。恥ずかしいけど…でも、海斗くんだから、全部、見せられたんだと思う」
素直な気持ち。
包み隠さず、全部、彼に伝えたかった。
「僕も、最高の気分だったよ。涙子が、僕の指や舌だけで、あんなに感じて、可愛くイっちゃう姿を見て、正直、理性が何度も飛びそうになった。僕を受け入れてくれた時の中は、熱くて、きつくて、僕が涙子の初めてなんだって思ったら、それだけで、イってしまいそうなくらい、感動したんだ」
お互いの感想を、恥ずかしそうに、でも、嬉しそうに言い合う。
なんて、幸せな時間なんだろう。
「ねえ、海斗くん」
「ん?」
「これからも、ずっと、一緒にいてくれる…?」
少しだけ、不安になる。
今日だけが、特別な夢だったんじゃないかって。
すると彼は、私を抱きしめる腕に、ぎゅっと、力を込めてくれた。
「当たり前だよ。僕が、涙子を離すわけないじゃないか」
その言葉だけで、十分だった。
でも、ふと、私の頭に、大切な親友たちの顔が浮かんだ。
美琴さん、黒子さん、初春…。
「…あ、でもね」
「うん?」
「御坂さんたちも…たぶん、海斗くんのこと、好きだと思うんだ」
私の言葉に、彼は、少しだけ、驚いた顔をした。
「あたし、海斗くんのことが大好き。独り占めしたいって気持ちも、本当はある。でもね、あたしの大切な親友たちも、もし、海斗くんのことが好きなら…なんていうか、その…できれば、四人一緒に、幸せになりたいなって…思ったり、なんて…」
我ながら、何を言っているんだろう。
嫉妬とか、しないんだろうか、あたしは。
でも、不思議と、嫌な気持ちはしなかった。
海斗くんの隣に、美琴さんたちが並んで笑っている姿が、すんなりと、想像できたから。
彼なら、きっと、全員を、平等に、幸せにしてくれる。
そんな、確信があった。
私の言葉を聞いた海斗くんは、少しの間、黙っていた。
そして、私の頭を、優しく、何度も、撫でてくれた。
「…涙子は、本当に、優しい子だね」
彼は、それ以上、何も言わなかった。
でも、その眼差しは、私の、突拍子もない提案を、決して、否定してはいなかった。
その日は、そのまま、私たちは、お互いを抱きしめ合って、深い、深い眠りについた。
私が、本当の意味で『女』になった、最高の夜だった。
ーーーーー
2.ファミレス作戦会議と、四つの恋の始まり
あの日から、数日後。
いつものファミレスには、いつもの四人の顔が揃っていた。
テーブルの上には、パフェやジュースが並んでいる。
でも、今日の空気は、いつもとは、少しだけ違っていた。
三人の視線が、私に、突き刺さるように、注がれているのだ。なぜなら、三人は知っているから。
私が昨日、海斗くんと二度目のデートをしたことを。そして、三人とも、週末に、彼からデートの誘いを受けていることも。
(もしかしたら、自分も…いや、きっと、多分…)
そんな期待と不安が、三人の表情からありありと見て取れた。
そして私は、そんな親友たちのために、決めていた。私が体験した、最高の初めての全てを、正直に話すことを。
「…で?」
最初に口火を切ったのは、美琴さんだった。
腕を組み、そっぽを向いているけど、耳が真っ赤なのが、バレバレだ。
「涙子。あの殿方と、どうなったのですの?わたくし、心配で、夜も八時間しか眠れませんでしたのよ!」
白井さんも、身を乗り出してくる。
「さ、佐天さん…!ご報告、お待ちしております!」
初春も、目をキラキラさせて、私を見ていた。
三人の、期待と、心配と、好奇心が入り混じった視線を受けて、私は、一度、ごくり、と喉を鳴らした。
そして、覚悟を決めて、報告した。
「あのね…あたし、海斗くんと、お付き合いすることになりました。…それで、その…『女』に、してもらいました♡」
しーん、と、ファミレスの一角だけが、静寂に包まれた。
三人が、鳩が豆鉄砲を食ったような顔で、固まっている。
そして、数秒後。
「「「―――なあああああああんですってえええええええええええっっっ!!??」」」
三人の絶叫が、綺麗にハモった。周りのお客さんが、何事かと、私たちの方を見ている。
「こ、声が大きいよ、みんな!」
「大きいも何も!涙子!あなた、ついに一線を越えてしまったということですの!?」
「お、お、お、大人になったって…!そ、それってつまり、最後まで…!?」
「べ、別に、アンタがどうなろうと、私には関係ないんだからねっ!…で、ど、どうだったわけ!?」
ここからは、もう、尋問…ううん、興味津々の質問会だった。
私は、親友たちのために、そして、これから彼女たちが迎えるかもしれない未来のために、恥ずかしい気持ちをぐっと堪えて、話し始めた。
「まずね、デザートの時に、あたしが口にクリームつけちゃったのを、海斗くんが…その、唇で、取ってくれて…」
「「「唇で!?」」」
「う、うん。それで、もう、あたし、我慢できなくなっちゃって、自分からキスしちゃったんだ。そしたら、すっごく優しいキスを返してくれて…。もう、それだけで、あたし、とろとろになっちゃって…。『僕と、一つになって欲しい』って言われて、頷いたら、お姫様抱っこで、ベッドまで…」
初春: 「お、お姫様抱っこですか!?少女漫画みたいです!」
黒子: 「そ、それで、ベッドでは、すぐに、その…破廉恥な行為に及んだのですの!?」
私(涙子): 「ううん、全然。まずは、私が着てたワンピースを、すっごくゆっくり、優しく脱がしてくれて…。下着姿になったら、『すごく可愛いね』って、心から褒めてくれたんだよ」
美琴: 「ふ、ふーん。まあ、私たちが選んだんだから、当然よね!…で、それで?下着も、すぐに?」
私: 「うん…。ブラジャーのホックを外されて、ショーツも、ゆっくり…。あたし、その時、もう、いっぱい濡れちゃってて、ショーツを下ろす時に、とろって、糸を引いちゃったのが、見えちゃって…」
「「「い、糸!?」」」
「もう、恥ずかしくて死にそうだった!でも、海斗くんは、そんなあたしを見て、『すごく綺麗だよ』って…。『僕が初めての男になれるなんて、本当に幸せだ』って、言ってくれたんだ…」
私の言葉に、三人は、ごくり、と喉を鳴らす。
初春: 「き、綺麗だなんて…!それで、その、は、裸になったら、すぐに、その…?」
黒子: 「さあ、涙子!ここからが本番ですわよ!何をされたのか、詳細に報告なさい!」
私: 「う、うん…。まずは、また、すっごく深いキスをされて…。それから、海斗くんの指が、あたしの胸を…。乳首を、くるくるってされただけで、もう、あたし、変な声が出ちゃって…」
美琴: 「…指だけで?」
私: 「うん。それから、下の…あたしの一番大事なところを、触られて…。もう、ぐしょぐしょだったから、くちゅくちゅって音がして…。それで、一番硬いところを、きゅって、つままれただけで…あたし、一回、イっちゃったんだ」
初春: 「い、イっちゃったんですか!?服を着たままで!?」
私: 「うん…。それから、裸にされて…。あたし、昨日、お風呂で自分でしちゃったこと、正直に言ったの。そしたら、海斗くん、『もっと気持ちよくしてあげる』って…。今度は、指で、直接、あたしの…蕾のところを、皮の上から、ぬるぬるって…。それで、またイっちゃって…」
黒子: 「に、二度目ですの!?」
私: 「うん…。それで、皮を、そっと剥かれて…初めて出てきたところを、直接、つんってされたら…もう、今まで感じたことないくらい、すごいの!脳みそが、真っ白になっちゃうくらい、すごいのがきちゃって…!」
美琴: 「…皮を、剥く…?」
私: 「うん、男の子みたいに、少しだけ剥けるんだって…。それでね、その後、今度は…舌で、してくれたの…」
「「「舌で!?」」」
「クンニ、っていうんだって。あたしの、おまん…この、入り口から、蕾のところまで、全部、ぺろぺろって…。もう、気持ちよすぎて、あたし、潮、吹いちゃったんだ…」
黒子: 「し、潮ですって!?は、破廉恥ですわ!」
私: 「それでね、今度は、指を、中に入れてくれて…。一本、二本って…。奥の方に、あたしも知らなかった、すごく気持ちいい場所があって、そこをぐりってされたら、また、すぐにイっちゃって…」
初春: 「も、もう、何回イってるんですか!?」
私: 「わ、わかんない…。それで、いよいよ、海斗くんの、ペニスを、入れてもらうことになって…」
私は、そこからの、本当のセックスの全てを、思い出せる限り、詳しく、三人に話した。
「…それで、海斗くんが、『僕のなにを入れて欲しい?』って、あたしに聞くの」
「「「ええっ!?」」」
「あたし、恥ずかしくて死にそうだったけど、でも、早く入れて欲しくて…『海斗くんの、ペニスを、あたしのおまんこに、奥まで入れて、めちゃくちゃにしてください』って、全部、言っちゃったんだ」
私の爆弾発言に、三人が息を呑む。
そして、最初の質問者は、意外にも美琴さんだった。
美琴: 「…で、その…入れる時って、痛いって言うじゃない?実際、どうだったわけ?」
私(涙子): 「う、うん…痛かったよ、最初は。彼の、熱くて硬い先端が、あたしの狭い入り口を、むにゅーって、押し広げてくる感じ…。身体が、裂けちゃうんじゃないかって思った。でもね、それ以上に、嬉しかったんだ。『ああ、やっと、海斗くんが、あたしの中に入ってきてくれるんだ』って思ったら、なんだか、幸せな痛み、みたいな…」
私の、思い出補正のかかった、うっとりとした説明に、美琴さんは「ふ、ふーん…」と、顔を赤くしてそっぽを向いた。
黒子: 「涙子!その…いわゆる処女膜というのは、どのような感覚で…その、破瓜したのですの!?風紀委員として、正確な知識を蓄えておく必要がありますのよ!」
私: 「しょ、処女膜…。ええとね、あたしが『奥まで入れて』ってお願いしたら、海斗くんが、一気に、ぐっ、て…。そしたら、奥の方で、『ぷつん』って、本当に、小さな音がしたの。痛みは、ほんの一瞬。でも、その瞬間、あたしたちを隔ててた、最後の壁がなくなったんだって、わかった。なんだか、すごく、神聖な気持ちになったんだよ。あたし、嬉しくて、泣いちゃった。そしたら、海斗くんも、『ありがとう、僕だけの涙子だ』って、言ってくれて…」
私の言葉に、黒子さんは、ぐっと拳を握りしめて「な、なんという破廉恥な…しかし、ロマンティックですの…」と、ぶつぶつ呟いている。
初春: 「さ、佐天さん…!その…彼が中に入っている時って、外からは、ど、どう見えるんですか…?」
私: 「あ、うん…!それがね、海斗くんが、『お腹、見てごらん』って。あたし、自分の下腹部を見たら、彼のペニスの形で、ほんの少しだけ、ぽっこり、盛り上がってたの!『本当に、海斗くんが、あたしの中にいるんだ』って、実感できて…。彼が、そのお腹を優しく撫でてくれて、あたしも、その上から自分の手を重ねて…。もう、感動しちゃった」
初春は「ひゃあ…」と小さな悲鳴を上げて、自分の下腹部を、無意識に、そっと押さえていた。
美琴: 「…ずっと、ゆっくりなわけ?テレビとかだと、もっと…こう、激しいじゃない」
私: 「最初は、すっごく、ゆっくりだったよ。あたしが慣れるまで。でも、あたしが『気持ちいい』って言ったら、だんだん、速くなってきて…。もう、そこからは、すごかったんだから!」
「「「…!」」」
「二人の腰がぶつかる、『パンッ、パンッ』って音と、あたしが、もう、びしょびしょだったから、『びちゃ、びちゃ』って水音が、部屋中に響いて…。もう、その音を聞いてるだけで、あたし、もっと、興奮しちゃって…」
黒子: 「途中、体位の変換なども…?どのような体勢に移行したのですの!?今後の参考のためにも、詳細な報告を求めますわ!」
私: 「う、うん…。正常位で一回イかされた後、今度は、海斗くんが、あたしを抱き上げて、彼の膝の上に、向かい合わせで座らせてくれたの。それで、『今度は、涙子が自分で動いてごらん』って…。最初は、どうすればいいか分からなかったけど、身体が、勝手に…。一番気持ちいい場所を探して、自分から、腰を、くねくね、ぐりぐりって…」
私の言葉に、三人は、自分がされているかのように、ごくり、と喉を鳴らした。
初春: 「そ、それで…海斗さんは、その…中で…?」
初春が、消え入りそうな声で、核心に迫る質問をする。私は、顔を真っ赤にしながら、こくり、と頷いた。
私: 「…うん。あたしが、お願いしたの。『海斗くんの全部、あたしの一番奥に、いっぱい出して』って…。そしたら、海斗くんの動きが、すっごく激しくなって…。あたし、中で、彼のペニスが、どくんどくんって、脈打つのがわかって…。次の瞬間、奥の方で、熱くて、濃いものが、びゅるるるっ!って、いっぱい、いっぱい、出てきたの…!子宮が、彼の愛で、いっぱいになる感覚…。もう、あたし、それと同時に、今までで一番すごいの、イっちゃって…!」
「でも…それで、終わり、じゃなかったんだ」
「「「まだあるの!?」」」
私は、お姫様抱っこで、お風呂に連れていかれて、そこで、また、繋がってしまったこと。
洗いっこをして、ジャグジーに入ったら、あたしがふざけて膝に乗ろうとして、また、アクシデントで、奥まで入っちゃったんだ、って説明した。
黒子: 「な、なんですって!?お風呂の中でも、二回戦に及んだというのですの!?」
私: 「う、うん…。今度は、後ろから…。あたしが、お風呂のふちに手をついて、お尻を突き出す格好で…。もう、その時の海斗くん、すごかったんだから…。止まらないの。あたしが、何回イっても、ずっと、激しく突き続けてきて…。それで、また、あたしの中に、いっぱい、出してくれて…。あたし、気持ちよすぎて、本当に、意識がとろけちゃったんだ」
話し終えた時、私は、思い出して、また、顔が真っ赤になっていた。
そして、ふと、三人の顔を見ると、三人も、なんだか、様子がおかしかった。
頬は上気して、瞳は、とろり、と潤んでいる。呼吸も、少しだけ、荒い気がする。
三人も、私の、思い出補正のかかった、甘くて、少しだけ大げさな体験談を聞いて、自分のことのように、興奮して、下着を濡らしてしまっているのが、手に取るようにわかった。
【御坂美琴の心中】
(なんなのよ、これ…。涙子の話、聞いてただけなのに、身体中が、熱い…。お腹の奥が、ずくん、って疼いて、下着の中が…じっとり、してる…。アイツ、涙子にこんなこと…。…あたしと、デートの時も、もしかして、こあんなこと、するつもりなの…?…でも、なんか、嫌じゃない、かも…)
【白井黒子の心中】
(は、破廉恥千万!言語道断!ですのに…!ですのに、この身体は、なんて正直なのですの!?涙子の話を聞いているだけで、おまん…こ、が、きゅんきゅんして、蜜が溢れてきてしまいますのよ!お姉様への裏切りですわ!…ですが、あのように、身も心も、愛する殿方に尽くされるというのは…あるいは、至上の悦び、なのでは…?)
【初春飾利の心中】
(す、すごすぎます、佐天さん…。まるで、官能小説みたい…。聞いてるだけで、ドキドキが止まらなくて、お腹の奥が、ぽかぽかして、なんだか、いけないところが、じゅわ…って、濡れてきちゃいました…。わ、私と、海斗さんが、デートしたら…私も、佐天さんみたいに、なっちゃうのかな…?…ちょっと、怖いけど、でも、すごく、体験してみたい、です…)
一通り、私の報告が終わった後、私は、ずっと気になっていたことを、ぼうっとしている三人に聞いた。
「…それで、みんなは、海斗くんのこと、どう思ってるの?」
私の質問に、三人は、顔を見合わせて、もじもじしている。
「…実はね、あたし、海斗くんに言ったんだ。みんなも、彼のことが好きかもしれないから、四人で幸せになれたらいいなって」
「「「なっ!?」」」
「海斗くんなら、きっと、受け入れてくれると思う。…だから、教えて?みんなの、本当の気持ち」
私の、真剣な眼差しを受けて、三人は、それぞれ、自分の気持ちを、正直に、語ってくれた。
美琴さんは、ツンデレながらも、彼を認めていること。
初春は、彼に、淡い恋心を抱いていること。
黒子さんは、お姉様への忠誠と、彼への興味の間で、揺れていること。
やっぱり。みんな、海斗くんのことが、好きなんだ。
私は、嬉しくなって、にこりと笑った。
「そっか。じゃあ、みんなにも、チャンス、あるかもね」
「「「え?」」」
「みんな、海斗くんから、デートに誘われているんじゃない?」
三人は、顔を真っ赤にして、こくこくと頷いた。
美琴: 「わ、私は、週末に、第七学区の新しいクレープ屋に…」
初春: 「わ、私は、次の休みに、書庫(バンク)の資料閲覧に、付き合ってくださるって…」
黒子: 「わ、わたくしは、風紀委員のパトロールに、護衛として同行してくださると…!」
三人とも、すごく、嬉しそうだ。
「ハーレムだね」
私が、ぽつり、と呟くと、三人は、真っ赤な顔で、でも、どこか、嬉しそうに、俯いた。
まんざらでもない、どころか、期待で、胸がいっぱいなのが、伝わってくる。
私は、最後に、一番大事な質問をした。
「もし、彼に、『女として』求められたら、どうする?」
三人は、一瞬、黙り込んだ。
そして、それぞれ、覚悟を決めた顔で、答えた。
美琴: 「…アイツが、本気なら…。あたしも、本気で、応えてやらないことも、ない、かな」
初春: 「わ、私も…もし、海斗さんが、私のことを、望んでくれるなら…受け入れたい、です」
黒子: 「…お姉様が、お許しになるのであれば…わたくしの純潔、あの殿方に捧げる覚悟は、できておりますの」
これから、私たち四人と、海斗くんの、どんな未来が待っているんだろう。
私たちは、顔を見合わせて、それぞれのデートへの期待と、少しの不安、そして、四人で共有する、大きな幸せの予感に、わくわくしながら、笑い合った。
3.次なる世界へ
その頃。
佐藤海斗は、自室の広大なリビングの窓から、学園都市の夜景を、一人、眺めていた。
彼のスマホには、四人の少女たちからの、楽しげなメッセージが、ひっきりなしに届いている。
(涙子ちゃんは、俺を受け入れてくれた。美琴ちゃんも、黒子ちゃんも、初春ちゃんも、きっと、時間の問題だろう)
彼は、この世界のヒロインたちが、原作のような悲劇や、すれ違いに悩まされることなく、全員が、心からの笑顔で過ごせる未来を、確信していた。
彼の『鑑定』スキルと、『好感度アップ』スキル、そして、カンストしたステータスがあれば、この世界のどんな問題も、解決できる。
そして、彼の『ハーレム特化スキル』が、彼女たちの心と身体を、完全に満たしてあげることも。
(この世界は、もう、大丈夫かな。最高のハッピーエンドが、待っているはずだ)
彼は、満足げに、微笑んだ。
だが、彼の役目は、まだ、終わらない。
世界には、まだ、救われるべき、愛されるべき、ヒロインたちが、たくさんいるのだから。
「さあ、次の世界へ行こうか」
海斗は、誰もいない空間に、そう、呟いた。
ユニークスキル『次元渡航』が、彼の意思に応えて、淡い光を放ち始める。
「次の世界は、『うる星やつら』かな。一途で健気なラムちゃんの愛を、この僕が、全身全霊で受け止めてあげたい。もちろん、あたるに振り回されてばかりの、しのぶちゃんだって放ってはおけない。あのドタバタで刺激的な友引町を、僕の力で、もっと平和で、もっと愛に満ちたハーレムに染め上げてみせよう。…宇宙人の女の子との子作りって、どんな感じなんだろうな。うん、ラムちゃんも、しのぶちゃんも、全員まとめて、僕のお嫁さんにしてあげるから、待っててね」
不敵な笑みを浮かべた彼の身体は、光の粒子となって、夜景の中に、溶けるように、消えていった。
カンスト勇者の、やり直しハーレム無双。
彼の、愛すべきヒロインたちを、全員幸せにする旅は、まだ、始まったばかりである。
第一章:とある科学の超電磁砲 編 【完】