カンスト勇者のやり直しハーレム無双~異世界帰りの俺、今度はアニメの推しヒロイン達を全員幸せにします~ 作:のびすけ。
1.勝負の朝と親友たちのエール
昨夜、佐藤海斗への想いを自覚し、初めての感情に身を焦がした佐天涙子は、翌朝、興奮と寝不足で少し潤んだ瞳のまま、スマホを手に取った。
約束の時間は午前十時。まだ時間はある。
だが、この昂る気持ちを誰かに聞いてほしくて、彼女は親友たちがいるグループLINEを開いた。
佐天涙子: 『おはよー!みんな、聞いて!昨日、海斗くんと付き合うことになりましたーっ!!(≧▽≦)』
メッセージを送るや否や、既読の数字が瞬く間に増えていく。
初春飾利: 『わーっ!おめでとうございます、佐天さん!よかったですね!(^▽^)』
初春飾利: (ゲコ太がクラッカーを鳴らすスタンプ)
一番乗りは、やはり初春だった。純粋な祝福の言葉に、佐天の頬が緩む。
白井黒子: 『なっ…!涙子、お付き合いですって!?わたくしとしたことが、昨日の今日でそのような関係にまで発展しているとは…!』
白井黒子: 『…ですが、涙子が幸せなら、わたくしは何も言いませんの。本当におめでとうございます。ただし!あの殿方が涙子を泣かせるようなことがあれば、この白井黒子が黙っておりませんわ!』
ツンデレ全開ながらも、その言葉には親友への深い愛情が滲んでいた。
御坂美琴: 『へ、へぇー。アンタもやるじゃない。まあ、アイツ、悪い奴じゃなさそうだし?せいぜい頑張んなさいよねっ』
素っ気ない文章。だが、佐天にはその裏にある照れと優しさが手に取るようにわかった。
そして、美琴から個人チャットに短いメッセージが届く。
御坂美琴: 『…アンタん家の冷蔵庫、ゲコ太のプリンあるけど食べる?なんか、お祝い』
不器用すぎる祝福の言葉に、佐天の目頭が熱くなった。
最高の親友たちに背中を押され、佐天は今日のデートへの決意を新たにする。
佐天涙子: 『みんな、ありがとう!それでね、今日、海斗くんのお家に行くことになったんだ!』
その一言で、LINEの空気が一変した。
初春飾利: 『お、お家ですか!?』
白井黒子: 『なんですってー!?涙子、早計ですの!殿方の家にホイホイついていくなど、はしたないにも程がありますわ!』
御坂美琴: 『…アンタ、わかってんでしょうね?』
心配と、ほんの少しの羨望が入り混じった三人の反応。
佐天は苦笑しながら、『大丈夫だよ!』とだけ返信し、クローゼットへと向かった。
今日のために選んだ服は、昨日とは少し趣向を変えた、白のワンピース。
清楚でありながら、ウエストがキュッと絞られ、スカート部分がふわりと広がるデザインは、彼女のスタイルの良さを際立たせる。
そして、その下に着けるのは、昨日、美琴たちと選んだ『勝負下着』。
鏡の前に立ち、おもむろに制服を脱ぐ。現れたのは、まだ少女の瑞々しさを残す、しなやかな肢体。
彼女は、淡いピンクのレースがあしらわれた、その小さな布を手に取った。
ブラジャーは、カップの上辺に繊細な花の刺繍が施され、中央には小さなリボンと、朝露のように煌めく一粒のイミテーションパールが飾られている。ショーツはサイドが華奢な二本の紐になっていて、お尻を包むバック部分には、フリルが二段重ねになっていた。
昨日、初めて自分でお風呂でいじってしまったことを思い出し、顔に熱が集まる。
(こ、こんなの、あたしにはまだ早いんじゃ…)
それでも、彼女は覚悟を決めた。海斗くんに、一番可愛い自分を見てほしいから。
慣れない手つきでホックを留め、ショーツに足を通す。
鏡に映る自分の姿は、いつもよりずっと大人びていて、恥ずかしくて直視できない。
だが、その恥ずかしさ以上に、胸の奥から湧き上がる期待感で、身体中が熱を帯びていた。
2.天空の城と王子様
午前十時、駅前。
待ち合わせ場所に立っていた海斗の姿を見つけた瞬間、佐天の心臓が、とくん、と大きく鳴った。
今日の彼は、黒のカーディガンに白のTシャツ、細身のベージュのパンツという、シンプルで大人っぽい私服姿だった。
それが、彼のスタイルの良さと、穏やかな雰囲気をより一層引き立てている。
(か、かっこいい…)
ただそこにいるだけで、周りの空気が違うように見える。
好き。好きで好きで、どうしようもない。
改めて、自分が彼に完全に心を奪われていることを自覚した。
「佐天さん」
「か、海斗くん!」
駆け寄ると、彼は目を細めて、優しく微笑んだ。
「ごめん、待った?」
「ううん、あたしも今来たとこ!…あの、今日の服、変じゃないかな?」
「変なわけないよ。すごく似合ってる。昨日も綺麗だったけど、今日の佐天さんは、もっと可愛い」
ストレートな褒め言葉に、佐天の顔は一瞬で沸騰した。
手を差し出され、おずおずと、その大きな手に自分の手を重ねる。
繋がれた手から伝わる彼の体温が、佐天の不安を優しく溶かしていった。
彼に連れられて歩くこと数分。
辿り着いたのは、第七学区でも一際高くそびえ立つ、超高級タワーマンションだった。
エントランスにはコンシェルジュが立ち、住人らしき人々も皆、品が良さそうに見える。
「え、えっと…海斗くん、ここに住んでるの?」
「うん。まあ、ちょっと事情があってね」
専用のエレベーターに乗り込み、ボタンを押すまでもなく、カードキーをかざすと、エレベーターは滑るように上昇を始めた。
そして、最上階で停止し、ドアが開く。
そこに、廊下はなかった。
ドアの向こうは、そのまま、広大なリビングダイニングへと繋がっていたのだ。
「――ひろっ!?」
最上階ワンフロア全てが、彼の家。
壁の一面は全てガラス張りになっていて、そこから学園都市の街並みが一望できた。
置かれている家具も、一つ一つが高級品だと一目でわかる。
「こ、ここ全部が海斗くんの家なの!?」
「まあね。一人には広すぎるんだけど」
呆気に取られる佐天の手を引き、海斗は部屋を案内してくれた。
最新設備のキッチン、シアタールーム、トレーニングジムまで完備されている。
そして、佐天が最も度肝を抜かれたのが、バスルームだった。
ガラス張りの扉を開けると、そこはもはや高級スパリゾートだった。
中央には、数人が余裕で入れるほどの大きなジャグジー。
窓際には、檜造りの露天風呂があり、その隣には本格的なドライサウナ。
さらに、打たせ湯のように滝が流れ落ちるスペースや、信楽焼の壺風呂、ボタン一つで泡立つバブルバスまで備え付けられていた。
「す、すごーい…。ホテルみたい…」
「気に入った?よかったら、後で一緒に入る?」
海斗が、悪戯っぽく笑いながら言う。
その冗談に、佐天は一瞬、本気で考えてしまった。彼と、このお風呂に、二人で…。
「えっ!?は、はいっ!入ります!」
「あはは、ごめんごめん、冗談だよ。でも、佐天さんがよければ、僕はいつでも」
「〜〜〜っ!!」
からかわれたことに気づき、佐天の顔は湯気が出るほど真っ赤になった。
この人は、本当に…。心臓に悪い。
3.とろける時間と甘い罠
リビングに戻った二人は、ソファに並んで座り、他愛のない時間を過ごした。
一緒に最新の対戦格闘ゲームで遊んだ。
最初は手加減してくれていた海斗に連勝し、「あたし、才能あるかも!」と喜んでいたが、彼が少しだけ本気を出すと、全く歯が立たなくなった。
悔しがる佐天を見て、海斗は大人げなく笑っていた。
お互いの好きな音楽を、一つのイヤホンで片耳ずつ分け合って聴いた。
すぐ隣にある彼の横顔、長い睫毛、時折、音楽に合わせて小さく動く唇。
その全てが愛おしくて、佐天は音楽よりも、彼のことで頭がいっぱいになってしまった。
(好き…好きだなあ…)
隣にいるだけで、幸せで、胸が苦しくなる。
この時間が、永遠に続けばいいのに。
そんなことを考えていたら、頭がふわふわしてきて、気づけば、衝動的に彼に抱きついてしまいそうになっていた。
(わわっ、危ない危ない…!)
慌てて理性を総動員し、衝動を抑え込む。
そんな佐天の葛藤を知ってか知らずか、海斗が立ち上がった。
「そろそろお昼だね。今日は僕が腕をふるうよ」
キッチンに立つ彼の背中は、広くて頼もしかった。
異世界で鍛えたという彼の料理の腕は本物で、出てきたのは、ふわふわの卵に包まれたオムライスと、彩り豊かなサラダ、そして具沢山のコンソメスープだった。
オムライスの上には、ケチャップで可愛らしいハートマークが描かれている。
「すごい!美味しそう!」
「口に合うといいんだけど」
一口食べて、佐天は目を丸くした。
お店で食べるより、ずっと美味しい。
夢中でオムライスを頬張り、あっという間に完食してしまった。
食後、少し休憩してから、海斗は「デザートもあるよ」と言って、手作りのショートケーキを運んできた。
「こ、これも海斗くんが作ったの!?」
「まあね。甘いものは好き?」
「大好き!」
ふわふわのスポンジに、甘さ控えめの生クリーム、そして真っ赤な苺。
完璧なショートケーキだ。
佐天は、幸せな気持ちでケーキを頬張った。
その時、つい、はしゃぎすぎてしまったのだろう。
「あはは、佐天さん。口の端にクリームがついてるよ」
「え、ほんと?」
自分で取ろうとした佐天の手を、海斗が優しく制した。
「ん、じっとしてて」
彼が、ゆっくりと顔を近づけてくる。
指で拭ってくれるのかな、なんて、のんきに考えていた佐天の思考は、次の瞬間、完全に停止した。
【佐天涙子の視点】
彼の唇が、私の口の端に、ちゅ、と触れた。
え…?
柔らかくて、温かい感触。
次の瞬間、彼の舌が、クリームをぺろりと舐めとった。
「ひゃっ…!?」
全身の血液が、顔に集まって沸騰するみたい。
舌の、生々しくて、ぬるりとした感触が、私の理性を焼き切った。
もう、駄目。我慢できない。
好き、大好き、海斗くんが欲しい。
私は、衝動のままに、彼の首に腕を回し、その唇を奪っていた。
【三人称視点】
突然の、しかし、待ち望んでいた彼女からのキス。
海斗は驚くでもなく、優しくそれを受け入れた。
最初は、お互いの唇を確かめ合うような、甘いキス。
ショートケーキのクリームと、苺の甘酸っぱい味が、口の中に広がる。
だが、それだけでは足りなかった。
佐天は、もっと深く彼を求め、海斗もそれに応えるように、舌を絡ませていく。
「ん…んちゅ…♡」
ちゅぷ、れろ…と、粘膜が触れ合う水音が、静かなリビングに響く。
お互いの唾液が混じり合い、甘いデザートの味は、もっと官能的で、背徳的な味へと変わっていく。
佐天の下着の中は、もう、昨日の比ではなかった。
決壊したダムのように、愛液がじゅわ…と溢れ出し、勝負下着のクロッチをぐっしょりと濡らしていく。
「ふ、ぁ…はぁ…んん…♡」
長く、長く、深く、お互いを貪るようにキスを続ける。
もう、頭の中はぐちゃぐちゃで、彼とのキスが気持ちいいことしか考えられない。
やがて、どちらからともなく唇が離れる。
二人の間には、銀色の糸がきらりと光って、すぐに消えた。
はあ、はあと、荒い息を繰り返す佐天の瞳は、熱っぽく潤み、完全に蕩けていた。
そんな彼女の瞳を、海斗は愛おしそうに、そして、真剣な眼差しで見つめ返した。
彼は、彼女の濡れた唇を親指でそっと拭うと、決意を込めた声で、囁いた。
「佐天さん…僕と、一つになって欲しい」
その言葉は、まるで魔法のようだった。
佐天は、最高の幸せを噛みしめるように、涙を瞳にいっぱいためて、そして、世界で一番美しい笑顔で、小さく、しかしはっきりと、頷いた。
「…うんっ♡」
二人の時間が、今、本当の意味で始まろうとしていた。