※この作品はR-18です。

カンスト勇者のやり直しハーレム無双~異世界帰りの俺、今度はアニメの推しヒロイン達を全員幸せにします~   作:のびすけ。

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二人きりの城、とろける時間

1.勝負の朝と親友たちのエール

 

昨夜、佐藤海斗への想いを自覚し、初めての感情に身を焦がした佐天涙子は、翌朝、興奮と寝不足で少し潤んだ瞳のまま、スマホを手に取った。

約束の時間は午前十時。まだ時間はある。

だが、この昂る気持ちを誰かに聞いてほしくて、彼女は親友たちがいるグループLINEを開いた。

 

佐天涙子: 『おはよー!みんな、聞いて!昨日、海斗くんと付き合うことになりましたーっ!!(≧▽≦)』

 

メッセージを送るや否や、既読の数字が瞬く間に増えていく。

 

初春飾利: 『わーっ!おめでとうございます、佐天さん!よかったですね!(^▽^)』

初春飾利: (ゲコ太がクラッカーを鳴らすスタンプ)

 

一番乗りは、やはり初春だった。純粋な祝福の言葉に、佐天の頬が緩む。

 

白井黒子: 『なっ…!涙子、お付き合いですって!?わたくしとしたことが、昨日の今日でそのような関係にまで発展しているとは…!』

白井黒子: 『…ですが、涙子が幸せなら、わたくしは何も言いませんの。本当におめでとうございます。ただし!あの殿方が涙子を泣かせるようなことがあれば、この白井黒子が黙っておりませんわ!』

 

ツンデレ全開ながらも、その言葉には親友への深い愛情が滲んでいた。

 

御坂美琴: 『へ、へぇー。アンタもやるじゃない。まあ、アイツ、悪い奴じゃなさそうだし?せいぜい頑張んなさいよねっ』

 

素っ気ない文章。だが、佐天にはその裏にある照れと優しさが手に取るようにわかった。

そして、美琴から個人チャットに短いメッセージが届く。

 

御坂美琴: 『…アンタん家の冷蔵庫、ゲコ太のプリンあるけど食べる?なんか、お祝い』

 

不器用すぎる祝福の言葉に、佐天の目頭が熱くなった。

最高の親友たちに背中を押され、佐天は今日のデートへの決意を新たにする。

 

佐天涙子: 『みんな、ありがとう!それでね、今日、海斗くんのお家に行くことになったんだ!』

 

その一言で、LINEの空気が一変した。

 

初春飾利: 『お、お家ですか!?』

白井黒子: 『なんですってー!?涙子、早計ですの!殿方の家にホイホイついていくなど、はしたないにも程がありますわ!』

御坂美琴: 『…アンタ、わかってんでしょうね?』

 

心配と、ほんの少しの羨望が入り混じった三人の反応。

佐天は苦笑しながら、『大丈夫だよ!』とだけ返信し、クローゼットへと向かった。

 

今日のために選んだ服は、昨日とは少し趣向を変えた、白のワンピース。

清楚でありながら、ウエストがキュッと絞られ、スカート部分がふわりと広がるデザインは、彼女のスタイルの良さを際立たせる。

そして、その下に着けるのは、昨日、美琴たちと選んだ『勝負下着』。

 

鏡の前に立ち、おもむろに制服を脱ぐ。現れたのは、まだ少女の瑞々しさを残す、しなやかな肢体。

彼女は、淡いピンクのレースがあしらわれた、その小さな布を手に取った。

ブラジャーは、カップの上辺に繊細な花の刺繍が施され、中央には小さなリボンと、朝露のように煌めく一粒のイミテーションパールが飾られている。ショーツはサイドが華奢な二本の紐になっていて、お尻を包むバック部分には、フリルが二段重ねになっていた。

昨日、初めて自分でお風呂でいじってしまったことを思い出し、顔に熱が集まる。

 

(こ、こんなの、あたしにはまだ早いんじゃ…)

 

それでも、彼女は覚悟を決めた。海斗くんに、一番可愛い自分を見てほしいから。

慣れない手つきでホックを留め、ショーツに足を通す。

鏡に映る自分の姿は、いつもよりずっと大人びていて、恥ずかしくて直視できない。

だが、その恥ずかしさ以上に、胸の奥から湧き上がる期待感で、身体中が熱を帯びていた。

 

2.天空の城と王子様

 

午前十時、駅前。

待ち合わせ場所に立っていた海斗の姿を見つけた瞬間、佐天の心臓が、とくん、と大きく鳴った。

今日の彼は、黒のカーディガンに白のTシャツ、細身のベージュのパンツという、シンプルで大人っぽい私服姿だった。

それが、彼のスタイルの良さと、穏やかな雰囲気をより一層引き立てている。

 

(か、かっこいい…)

 

ただそこにいるだけで、周りの空気が違うように見える。

好き。好きで好きで、どうしようもない。

改めて、自分が彼に完全に心を奪われていることを自覚した。

 

「佐天さん」

「か、海斗くん!」

 

駆け寄ると、彼は目を細めて、優しく微笑んだ。

 

「ごめん、待った?」

「ううん、あたしも今来たとこ!…あの、今日の服、変じゃないかな?」

「変なわけないよ。すごく似合ってる。昨日も綺麗だったけど、今日の佐天さんは、もっと可愛い」

 

ストレートな褒め言葉に、佐天の顔は一瞬で沸騰した。

手を差し出され、おずおずと、その大きな手に自分の手を重ねる。

繋がれた手から伝わる彼の体温が、佐天の不安を優しく溶かしていった。

 

彼に連れられて歩くこと数分。

辿り着いたのは、第七学区でも一際高くそびえ立つ、超高級タワーマンションだった。

エントランスにはコンシェルジュが立ち、住人らしき人々も皆、品が良さそうに見える。

 

「え、えっと…海斗くん、ここに住んでるの?」

「うん。まあ、ちょっと事情があってね」

 

専用のエレベーターに乗り込み、ボタンを押すまでもなく、カードキーをかざすと、エレベーターは滑るように上昇を始めた。

そして、最上階で停止し、ドアが開く。

そこに、廊下はなかった。

ドアの向こうは、そのまま、広大なリビングダイニングへと繋がっていたのだ。

 

「――ひろっ!?」

 

最上階ワンフロア全てが、彼の家。

壁の一面は全てガラス張りになっていて、そこから学園都市の街並みが一望できた。

置かれている家具も、一つ一つが高級品だと一目でわかる。

 

「こ、ここ全部が海斗くんの家なの!?」

「まあね。一人には広すぎるんだけど」

 

呆気に取られる佐天の手を引き、海斗は部屋を案内してくれた。

最新設備のキッチン、シアタールーム、トレーニングジムまで完備されている。

そして、佐天が最も度肝を抜かれたのが、バスルームだった。

 

ガラス張りの扉を開けると、そこはもはや高級スパリゾートだった。

中央には、数人が余裕で入れるほどの大きなジャグジー。

窓際には、檜造りの露天風呂があり、その隣には本格的なドライサウナ。

さらに、打たせ湯のように滝が流れ落ちるスペースや、信楽焼の壺風呂、ボタン一つで泡立つバブルバスまで備え付けられていた。

 

「す、すごーい…。ホテルみたい…」

「気に入った?よかったら、後で一緒に入る?」

 

海斗が、悪戯っぽく笑いながら言う。

その冗談に、佐天は一瞬、本気で考えてしまった。彼と、このお風呂に、二人で…。

 

「えっ!?は、はいっ!入ります!」

「あはは、ごめんごめん、冗談だよ。でも、佐天さんがよければ、僕はいつでも」

「〜〜〜っ!!」

 

からかわれたことに気づき、佐天の顔は湯気が出るほど真っ赤になった。

この人は、本当に…。心臓に悪い。

 

3.とろける時間と甘い罠

 

リビングに戻った二人は、ソファに並んで座り、他愛のない時間を過ごした。

一緒に最新の対戦格闘ゲームで遊んだ。

最初は手加減してくれていた海斗に連勝し、「あたし、才能あるかも!」と喜んでいたが、彼が少しだけ本気を出すと、全く歯が立たなくなった。

悔しがる佐天を見て、海斗は大人げなく笑っていた。

 

お互いの好きな音楽を、一つのイヤホンで片耳ずつ分け合って聴いた。

すぐ隣にある彼の横顔、長い睫毛、時折、音楽に合わせて小さく動く唇。

その全てが愛おしくて、佐天は音楽よりも、彼のことで頭がいっぱいになってしまった。

 

(好き…好きだなあ…)

 

隣にいるだけで、幸せで、胸が苦しくなる。

この時間が、永遠に続けばいいのに。

そんなことを考えていたら、頭がふわふわしてきて、気づけば、衝動的に彼に抱きついてしまいそうになっていた。

 

(わわっ、危ない危ない…!)

 

慌てて理性を総動員し、衝動を抑え込む。

そんな佐天の葛藤を知ってか知らずか、海斗が立ち上がった。

 

「そろそろお昼だね。今日は僕が腕をふるうよ」

 

キッチンに立つ彼の背中は、広くて頼もしかった。

異世界で鍛えたという彼の料理の腕は本物で、出てきたのは、ふわふわの卵に包まれたオムライスと、彩り豊かなサラダ、そして具沢山のコンソメスープだった。

オムライスの上には、ケチャップで可愛らしいハートマークが描かれている。

 

「すごい!美味しそう!」

「口に合うといいんだけど」

 

一口食べて、佐天は目を丸くした。

お店で食べるより、ずっと美味しい。

夢中でオムライスを頬張り、あっという間に完食してしまった。

 

食後、少し休憩してから、海斗は「デザートもあるよ」と言って、手作りのショートケーキを運んできた。

 

「こ、これも海斗くんが作ったの!?」

「まあね。甘いものは好き?」

「大好き!」

 

ふわふわのスポンジに、甘さ控えめの生クリーム、そして真っ赤な苺。

完璧なショートケーキだ。

佐天は、幸せな気持ちでケーキを頬張った。

その時、つい、はしゃぎすぎてしまったのだろう。

 

「あはは、佐天さん。口の端にクリームがついてるよ」

「え、ほんと?」

 

自分で取ろうとした佐天の手を、海斗が優しく制した。

 

「ん、じっとしてて」

 

彼が、ゆっくりと顔を近づけてくる。

指で拭ってくれるのかな、なんて、のんきに考えていた佐天の思考は、次の瞬間、完全に停止した。

 

【佐天涙子の視点】

 

彼の唇が、私の口の端に、ちゅ、と触れた。

え…?

柔らかくて、温かい感触。

次の瞬間、彼の舌が、クリームをぺろりと舐めとった。

 

「ひゃっ…!?」

 

全身の血液が、顔に集まって沸騰するみたい。

舌の、生々しくて、ぬるりとした感触が、私の理性を焼き切った。

もう、駄目。我慢できない。

好き、大好き、海斗くんが欲しい。

 

私は、衝動のままに、彼の首に腕を回し、その唇を奪っていた。

 

【三人称視点】

 

突然の、しかし、待ち望んでいた彼女からのキス。

海斗は驚くでもなく、優しくそれを受け入れた。

最初は、お互いの唇を確かめ合うような、甘いキス。

ショートケーキのクリームと、苺の甘酸っぱい味が、口の中に広がる。

 

だが、それだけでは足りなかった。

佐天は、もっと深く彼を求め、海斗もそれに応えるように、舌を絡ませていく。

 

「ん…んちゅ…♡」

 

ちゅぷ、れろ…と、粘膜が触れ合う水音が、静かなリビングに響く。

お互いの唾液が混じり合い、甘いデザートの味は、もっと官能的で、背徳的な味へと変わっていく。

佐天の下着の中は、もう、昨日の比ではなかった。

決壊したダムのように、愛液がじゅわ…と溢れ出し、勝負下着のクロッチをぐっしょりと濡らしていく。

 

「ふ、ぁ…はぁ…んん…♡」

 

長く、長く、深く、お互いを貪るようにキスを続ける。

もう、頭の中はぐちゃぐちゃで、彼とのキスが気持ちいいことしか考えられない。

 

やがて、どちらからともなく唇が離れる。

二人の間には、銀色の糸がきらりと光って、すぐに消えた。

はあ、はあと、荒い息を繰り返す佐天の瞳は、熱っぽく潤み、完全に蕩けていた。

そんな彼女の瞳を、海斗は愛おしそうに、そして、真剣な眼差しで見つめ返した。

 

彼は、彼女の濡れた唇を親指でそっと拭うと、決意を込めた声で、囁いた。

 

「佐天さん…僕と、一つになって欲しい」

 

その言葉は、まるで魔法のようだった。

佐天は、最高の幸せを噛みしめるように、涙を瞳にいっぱいためて、そして、世界で一番美しい笑顔で、小さく、しかしはっきりと、頷いた。

 

「…うんっ♡」

 

二人の時間が、今、本当の意味で始まろうとしていた。

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