猫塚ヒビキに愛されてオナホ狂いで女装癖の包茎よわよわマゾペットに躾られちゃうお話 作:瑚白糖
「はぁ……はぁ……」
誰も居ない真夜中の男子トイレ、私は一人虚しく快楽を貪っていた。ヒビキとの性行為から一週間、私は毎日のようにこのトイレに通い詰めている。生徒の為に、皆の為にと抑え続けてきた性欲が、ここに来て抑えきれないほどに膨れ上がってしまった。オフィスから一番遠い離れのトイレに態々向かうのは、あの時の体験を少しでも思い出したいからだ。最も、自室やその周辺には盗聴器等が付けられている事も多く、自慰なんて出来る環境でもないとも言えるのだが……。
「ヒビキ……」
汗ばんだ彼女から湧いてくる色香、健康的でいてむっちりとした女性ならではの肉の感触、耳元で囁かれる優しい音色、恥辱の触診を受けながら弄られ続けた自分の乳首、未知の刺激に怯えきった私を救いあげた慈愛の笑顔、その全てが鮮明に思い出されてしまう。一人の少女から浴びせられた快楽がいつまで経っても忘れられない。未だに本番を知らない私ではあるが、抵抗のない私を狂わせるには十分すぎる刺激であった。
「うぅ……」
ヒビキに見られたあの日から、自身に異変を感じるようになった。ふとした事から彼女との情事が想起され、集中が途切れてしまう。上の空なまま時間が経過してしまい、仕事が手に付かなくなる事が増えた。あの日の一件から更に加速し、凡ミスや忘れ事が増え、事務仕事を手伝いに来てくれた生徒にまで叱られ、気を遣わせてしまう始末。何とかしなければとは思いながらもその解決策を掴めずにいた。
「で、出る…、ヒビキ!」
恋焦がれた少女の名を叫び、白濁液を捻り出す。彼女の可愛らしい顔を汚す妄想に耽りながら、排泄物を流す便器に子種を吐き捨てた。
「…………はぁ…」
一時の快楽により性欲が収まっていく。それらに反比例するように込み上げていく虚無感に、自身の心が押し潰されそうになってしまう。そんな現実を前に力なく溜息をつく他にやれる事はなかった。
「……………ヒビキ……」
今すぐにでも連絡を送り会いに行きたい。叶わずとも声を聞きたい。そんな恋人として当たり前に出来るはずの事が私には出来ない。彼女は普段何らかの研究、開発に熱中している為用事がなければ連絡はしてこない。だからこちら何らかの誘いをしなければ行けないのだが、今の私にはそれが出来なくなってしまった。
「……………………」
襲いかかってくる眠気と戦いながらモモトークを起動する。彼女とのトーク画面は施設復旧作業の後始末を最後に止まっている。あの日、疲弊した私は最終的に彼女の肩に抱かれたまま、またも気を失ってしまった。目を覚ました頃には作業伝票と簡素な書き置きだけ残し、既に帰ってしまっていた。つまり、その後の会話も出来ないまま、彼女は気まずい空気になってしまった。
「…………子どもみたいだな……ははっ……」
気まずい関係なんてすぐに打ち明けて擦り合わせるのが大人だ。同じような事で悩む生徒がいたとしたら、そうなるように手助けするだろう。分かっているのに上手く動けない。ヒビキを意識するようになってから、正常な判断が出来なくなっている自分に、苛立ちと歯痒さを感じるようになっていた。
「…ん?、こんな時間に……」
虚しさと寂しさを抱えながらの自室に向かう途中、携帯から通知が聞こえた。一瞬、ヒビキからの連絡かと期待したものの、現実はそう単純なものではない。生徒からの連絡であるにも関わらず落胆を感じた自分を責めようとしたが、思いもよらない所からの送り主に私は目を丸くした。
「ウタハから…?明日の夜部室に来て欲しい……?どういう……」
「こんばんは、ウタハ」
「やぁ先生、よく来てくれたね」
連絡を貰ってから数日後の夕暮れ時、私はミレニアムのエンジニア部に顔を出すことになった。 そして部室に向かう途中、依頼者であるウタハに声を掛けられた。
仕事の合間、等ではなく、抱えた仕事を片付けてから来て欲しいと無茶振りを出され、今までになく苦労を強いられてしまった。他所での揉め事も起こらなかったのは幸運と見ていいのかもしれない。
「先生、ヒビキとはどうだい?」
「な、なんの事かな…?」
「とぼけなくてもいい。先生が私達の先生であるように、ヒビキは私の後輩でもある。後輩の動向を気にしてしまうのが先輩というものじゃないかな」
「まあ…ぼちぼちと言った所かな……」
部室に向かう途中、早速難しい話題を振られてしまった。彼女が私とヒビキの関係をどこまで知っているのかは知らないが、良好な関係として受け取られているのは確かだろう。しかし私は上手く答えられず、今のギクシャクとした関係を現すかのようなはぐらかす回答を示してしまう。
「それで、ヒビキは……?」
「元気にしてるよ。ただまあ、最近は自室に籠りっぱなしだけどね」
「大丈夫なの?」
「勿論、とても活き活きとしているよ」
部員毎個々に抱えた依頼であったり、趣味のコスプレ衣装の製作であったりと、ヒビキが自室に籠りきりになる事は少なくは無い。これ以上ヒビキとの交友を探られるのをバツが悪く感じた私は本題を切り出す事にした。
「それで、今日は何をすればいいのかな?」
「先生に温泉にでも浸かって貰おうと思ってね」
「温泉?旅行券にでも当たったの?」
「いいや、私達の部室だよ」
「ん?この辺って源泉はないんじゃなかった?」
「そうだね。だから天然の温泉とは言えないだろう。けど、再現なら不可能では無いはずだ」
話を聞くと過去にエンジニア部が導入した入浴施設をさらに改良するつもりらしい。浴槽に薬剤を添加し電子制御で濃度、水温をコントロールし続ける事で現存する温泉の性質を再現するという物。色々と問題がある気もするが今に始まった事でもない為、様子見という事にしておく。
「源泉毎に持つ成分の種類や濃度は全く違います!適切な成分を配合出来れば肩こりや腰痛、貧血防止、自律神経の改善等の効力を発揮し、寝不足やストレスを抱える生徒達の助けにもなるはずです!それに……」
「あれ?コトリの声が聞こえない……?」
「気のせいだと思うよ。先生」
今回は部室の浴槽で試運転。これまでにも実験を積み重ねていたらしく、自信のある物にはなっているのが態度から伺える。
「ミレニアムは自分のラボに引きこもっちゃう生徒も多いからね。少しでも入浴者を増やそうと模索するのは偉いと思うよ」
「そう言ってくれると嬉しいよ」
簡単な説明を受けていく内にも部室に到着。例の浴場まで案内された私は目を疑った。
「あの……、ウタハさん?」
「どうかしたかい?」
「どうか……ってこの浴槽なんだけど……」
都合よく2人が入れるサイズ感、謎についてるジェットバス、浴室を光らせるLED、噂に聞いたラブホテルの構造そのままだった。
「全部作り直したさ。並な材質では温泉の成分で浴槽を腐食させてしまう。ミレニアムの浴槽はそこまで想定されてなかったんだ。そこに気が付くとは……」
「そっちじゃないよ……。こ、これじゃあただのラブ……」
「面白かったので参考にさせて貰ったよ。出来ればウォータースライダーとか滝の温泉とかもやってみたかったが、水は無限ではないからね」
「ダメだからね!?」
勝手に関心されているが問題はそこではない。こんな環境どう考えても振りにしか見えない。完全に嵌められた。
「まさかとは思うけど…ヒビキも……」
「抜かりはないさ。彼女も今頃は準備してるんじゃないかな?」
「もーー!」
目的も分かったし、これ以上聞き出す必要も無い。退路を絶たれた私はウタハを更衣室から追い出し、急いで入浴の準備に取り掛かった。
「………ヒビキ?」
風呂椅子に座って身体を洗っている途中、背後から人の気配が感じられた。近付いてくる度に心臓の高鳴りが増していく。背後を振り返るのが怖くなり、鏡から目を背けたまま、震えた声で訪ねてみた。
「うん。久しぶり、先生」
透き通るような声が浴室に響く。一糸纏わぬ姿の彼女を想像しただけで股間に熱が籠って行くのが分かる。それほどまでに彼女を欲していた。
「ごめん、今流すから」
私は泡まみれの身体を流す為シャワーに手を伸ばす。しかし、ノズルを握る事は出来なかった。目の前に来ていたヒビキにシャワーを取られていたからだ。抗議しようと振り返るも、ヒビキの裸体が目に入り反射したかのように目を背けてしまった。
「ちょ、ヒビキ!」
「洗い残しがあるよ。私に任せて」
ヒビキは私の背後で身体を洗い流した後、ボディソープを身体に塗り込み始めた。石鹸を取るために身体を乗り出してきた彼女の裸体にドキりと心をときめかせてしまう。
「そ、それじゃあ……、触るね」
「うん……」
ヒビキの胸元から伝わってくる鼓動が、バクバクと脈打つ私の鼓動と重なる。私の背中にヒビキの身体が抱き着かれるような形で接触した。
「先生、緊張してる?」
「ヒビキこそ……」
「そうだね……」
鏡越しでは彼女の表情までは見えないが、彼女のシンクロする脈動と、揺れ動く尻尾が見られてただけでも安心感を得られていた。
暫くの静寂の後、ヒビキが動き始める。彼女の身体が私の身体を這うように何度も上下した。
「んっ……」
「はぅ………」
ヒビキの控えめながらも年齢以上には発達している胸が擦れる。胸部の心地よい柔らかさと固く張り上がった乳首の感触に酔い、情けない声が漏れてしまう。
「あっ……先生……、気持ちいい……?」
「気持ちいいよ……、あっ、そこはっ…!あぅ……」
ヒビキの指が腰に触れる。石鹸の混じった滑らかな手つきで左右両方を撫で回され、脇の下を丹念に洗われてしまった。
「や、そこは……!乳首…、摘まないで……、くぅ…」
「先生のも硬いよ。女の子みたいだね」
側面を洗った指が今度は前方まで伸びて来た。私のお腹と胸、首筋までもがヒビキのヌルヌルとした指先に支配されていく。彼女の思うままに弄り回され、私の乳首を摘み、転がされ私はただ喘ぎ声を漏らしながら快楽に耐える事しか出来なかった。
「可愛いよ、先生」
「あうぅ……」
マイスターを名乗るだけの抜きん出た器用さと順応性はこんな所でも発揮する。最初はぎこちなかったヒビキの手つきは時間を重ねる毎に丁寧に、そして大胆になっていく。腕、胸、腹部、上半身全てを満遍なく執拗に撫で回された私は、股間を固く張り上げ恍惚と浸っていた。
「はい、上はこれで十分かな。どうかな、先生?」
「はぁ……はぁ……ごめん、気持ち良すぎて……」
「ふふ、それなら良かった。それじゃあ次は……。うん、そうだね…。ちょっと先生、下から失礼するね」
「下って……、え!?ちょっ!ヒビキ!?」
背後からの抱擁に開放されたのも束の間、私の座っていた椅子の下から突然愛くるしい顔をした少女が飛び出してきた。不自然に空いていた椅子の空洞にヒビキが身体を潜らせて来たらしい。
「先生知らなかった?この椅子ってこんな使い方も出来るんだよ?」
「そ、そんな知識どこから……」
「ほら、私達の部に喋りたがり屋さんが」
「コトリ!」
「導入したのは先輩だけど」
「あの子たちは!」
無邪気に解説し、屈託のない笑顔で許可した彼女らの姿が目に見える。彼女らを怒るべきか叱るべきか褒めるべきか頭を抱えていた私に耐え難い苦痛が走る。他者に向いていた思考は、狭い包皮口を無理やりこじ開けるようなヒビキの強い一擦りによって、一瞬にして彼女ただ一人の物へと引き返されることになった。
「はぅっ!?」
「先生」
「ご、ごめん…わ、悪かったから…、だからやめてぇ…」
見下ろすとヒビキが私の股下で嬉しそうにこちらを見上げている。情けなく悶えている私の姿を、誰にも見せられない角度から観察されていることに気付いて、羞恥心が込み上げてきた。
「ここからなら先生がよく見えるよ。気持ち良さそうにしてる所も、辛そうにしている所も……」
「あぁ……やめて……」
「先生の包茎なペニスも、垂れた睾丸も、お尻の穴までしっかりと」
「あっ、あっ、だ、だめ……」
「出ちゃいそう?出しそうになったら言ってね」
玉を揉まれながらペニスを扱かれる。三度も経験した筈なのに、その快感は慣れる事もない。それを今回は誰よりも近い距離で反応を見られている。羞恥心を煽られ更に興奮した事で我慢の限界がすぐそこまで来ていた。
「や、で、出ちゃう!出ちゃうから!」
「はい」
「はぁ……はぁ……え……?」
「まだダメだよ、先生。綺麗にしてからじゃないと」
「あ、あぁ……」
寸での所で手を止められ、開放される。ヒビキは射精を目の前にしてビクビクと震えるペニスを余所に、未だ洗っていない私の足に手を伸ばした。
「先生、気持ちいい?」
「うぅ……」
「うん、分かってるよ。触って欲しいんだよね?でも我慢だよ」
あやす様に応援しながら両足を洗い始める。我慢汁と石鹸の混じったドロドロとした液体を顔で受けても彼女は怒りもせず笑うだけ。粗相をするペットのような扱いにたまらなく情けなくなり、更に興奮してしまう自分がいた。
車の整備みたいだと辱めを受けながら、洗体を終えたヒビキは私の身体から手を離した。
「はい、よく頑張ったね。先生」
「そ、それじゃあ……」
「うん。でも、手だけじゃあ、飽きちゃうよね?」
「……えっ?」
椅子の下からペニスの目の前に身体を起こしたヒビキは上目遣いでこちらを見据える。
「ねぇ、わかるよね?」
「で、でも……」
「大丈夫、先生のは綺麗だよ?」
泡まみれの勃起したペニスに心地よい温水がかけられる。そして優しく洗い流されたペニスに彼女の唇が触れ合った。
「あぅ……やめてぇ……」
ペニスに幾度となく口付けが重ねられる。私からのおねだりを煽りながら続けられるキス責めは、我慢汁を絡めて糸を引く程に艶めかしくなって行った。
「お、お願い……」
「なに、先生?」
「あの……、その……、舐めて…欲しい」
「ふふ、任せて」
私のおねだりを聞いたヒビキは優しく微笑み、私の男根をしゃぶり出した。
「あむ、ん……じゅる、じゅる……じゅるるるる……」
「あぁ、あぁぁ……」
私の情けないペニスがヒビキの口の中で揉みくちゃにされた。唾液をふんだんに絡ませ舐め上げられる。真空状態のまま吸い上げられながら、囲った柔らかい唇で優しく、激しく擦られていく。夢にまで見たヒビキの口内はその想像を遥かに超えて気持ちよかった。
「ぐぽっ、ぐぽっ!ちゅぅぅ……っ!」
「はぅ…気持ちいいよぉ…」
止まらないバキュームの感触に身を捩らせる。ヒビキの唇が、頬が、舌が全てが気持ちいい。偶に触れる歯の感触でさえ彼女の肉体を感じられて気持ちよく感じられた。
「んっ……れろっ…」
「あぁ…、そこは……弱いん、だって………、やめ…、舌入れないでぇ…!」
舌が僅かに顔出した亀頭に触れる。味を占めたのか、ヒビキは舌先で亀頭を執拗に舐め始めた。皮に覆われて刺激への耐性が皆無な亀頭が舌の責めに晒される。ざらざらとした舌で磨かれ、包皮と亀頭にある狭い隙間に舌先をねじ込まれる。痛いのか気持ちいいのか分からない、未知の感触に目をチカチカとさせながら身体を反らせてしまう。
「んっ!んっ!」
「あっ…!だ、ダメ、いっちゃう!」
限界が迫ってくるの感じられる。私が彼女に泣きつくより先に察知されたのか、彼女のフェラチオはまた一段と激しさをました。私の我慢を嘲笑うかのような彼女の激しい責めにこんな弱々しい私が敵うはずもなかった。
「あ、あぁ……ああああぁ……」
「んぐ!んんんん!」
せき止められていた精液が遂に彼女の口内で吹き出した。どくどくどくどく、とペニスが脈打つ度に漏れてくる。止められない精液は愛する少女の体内へと全て流し込まれていく。
「ちゅっ…、ちゅーっ」
「あぁ……吸い取らないでぇ…」
睾丸に残った精液を根こそぎ絞り出そうとするヒビキに、為す術もなく吸い取られて行った。
「んっ!んはぁ……!へんへぃ……ほぁ…」
「あ、あぁ……」
ちゅぽん、とヒビキ口がペニスから離れ、私の見える位置で開かれる。白濁液に満たされた口内はドロドロとしていてあらゆる所から糸を引いている。そんなネバネバとした精子を彼女は勢いよく飲み込み、私の遺伝子は全て彼女の体内へと収められてしまった。
「ご馳走様、先生」
空になった魅惑の口内を見せつけられ、艶めかしく笑う。こんな彼女に敵うはずがないんだ、という心からの屈服をしていた事に気が付いた。
「どうかな、先生」
「思ってたよりちゃんと温泉だね。ゲヘナにあったのと遜色ないかも……」
「なら良かった。今日の調整は前に先生が話してた所を参考にしてたから……」
身体を洗い終えた私たちは2人で湯舟に浸かっていた。私も彼女の身体を洗う事になり、緊張と興奮でどうにかなりそうになった。一度根こそぎ搾り取られた影響で私は目的を失うこと無く洗体に専念し、彼女を満足させられた。
「他の水質にも変えられるんだよね。調整とか難しくないの?」
「うん。結構苦労したよ。設定ミスで強アルカリが発生しちゃった時はコトリが……」
「そういえば今日コトリの姿を見なかったんだけどもしかして……」
「…………上手くいって良かった」
「ねぇちょっと、これ本当に大丈夫なの?」
ヒビキに洗われた時とは反対に、今度は私が彼女の背中を抱える形で浸かっている。この体勢なら浴槽が広く感じられるが、今は彼女との距離を少しでも縮めていたかった。裸体を見つめられるのは恥ずかしいという互いの意見の合致でもあるけれど。
「ただまあちょっと、景観がね……」
「景観?」
「だってさここ、その……殆ど如何わしいホテルじゃん」
「確かに、ちょっと落ち着かないね……」
「まずはゆったりとリラックス出来る所に導入するのがいいんじゃないかな。浴槽の改修にも予算がかかるし」
「そうだね、先輩に相談してみる」
彼女に対して気まずさを感じ、距離を離そうとしていたが、今は自分でも驚くぐらい自然な心持ちで話せている。あれ程に恥を見せてきたにも関わらず、こうして他愛のない会話を楽しめているのは彼女の器の広さに他ならない。
「ところでなんだけど…先生、聞いてもいい?」
「どうしたの?」
「うん。最近連絡が連絡が止まってたんだけど、何かあった?」
「ゔっ…それはだね……」
「私がその、先生の…自慰行為を見てから…だよね……嫌だった?」
歯切れの悪い問い掛け、後ろからでもヒビキが赤面しているのが分かる。余程の勇気を出してくれたのだろう。本来であれば、私が上手くリードしてあげなければ行けない立場だというのに……。
「そんな事ないよ!ヒビキにして貰えて、嬉しかった。これは本当だよ」
「そうなの?てっきり嫌われちゃったかと……」
「こんな事してくれるのヒビキしかいないよ!」
水中で揺れ動く尻尾が私の胸元を擽るように擦れ気持ちよかった。
「ごめん、ヒビキ。私こそ嫌われたと思ってたんだ。こんな事初めてで……、情けない姿しか見せてないから引かれててもおかしくないってね……」
「……そうだね、先生がこんなに恐がりだったの、知らなかった。彼女が出来た事ないって言ってたのも、今なら信じられる」
「なかなか痛い所を付くね……」
「ふふ、だから分かるよ。私に告白したのも勇気を出してくれたんだなって」
「うん……。そうだね……」
私は彼女に腕を伸ばし、華奢な身体を静かに抱き締める。悩める生徒達の傍に立ち、分け隔てなく接するのが先生だ。それはヒビキも、他の生徒たちにも同様に当てはまる。だから先生である私が、ヒビキに手を伸ばしたのは間違いなのかもしれない。
「けど、私はヒビキを選んだ。だから責任を取るよ。大人の、いや、一人の男として」
ヒビキは何も答えない。けれど、隣から見える彼女の笑顔は、真っ暗な夜道を照らしたあの日見た夜景のように美しかった。
「ヒビキ」
「ん……」
そんな綺麗な彼女を独り占めしたくて、私は彼女の唇を求めた。私のおねだりに気付いたヒビキは口付けを交わす。彼女と肌を重ね合うこの瞬間は間違いなく幸せだった。
「あの、先生?」
「ごめん……」
その後も湯舟に浸かりながら談笑していたが、身体も回復してきたせいか、ヒビキの裸体にむらむらと情欲が沸いてきてしまった。勃起したペニスに臀部を押し上げられたヒビキは呆れたような嬉しそうな複雑な目でこちらを見つめていた。
「ヒビキ、言いづらいんだけど……その……」
「……うん」
「もう1回、してくれないか?」
「……任せて」
一瞬だけ笑顔を見せたヒビキは突然立ち上がり、浴槽から離れた。そして何故か更衣室へと歩き始める。予想外な彼女の行動に惚けた顔でヒビキを見つめる事しか出来なかった。
「すぐ戻るから、ここで待ってて欲しい」
そう言い残し、ヒビキは風呂場を後にする。直前に向けられた彼女の一瞥にぞくりしたと悪寒が走る。僅かに見えた一仕事終えたようなすっきりとした彼女の表情、それは一波乱の前兆でもあるからだ。しかし、自分からおねだりした手前、逃げる訳にもいかない。これから私はどんな目に合わされるのか、恐怖と期待に胸と股間を膨らませていた。
「ただいま、先生」
「う、うん。何かあったの?」
それ程待たずして、ニコニコと上機嫌なヒビキが浴室へと帰ってきた。ヒビキの両手には私がプレゼントしたワイヤレスイヤホン、チア衣装に使っていた物らしきゴーグル、そしてタンブラーのような筒状の物体が握られている。
「あの、ヒビキさん?それらはいったい……」
「先生を気持ちよくさせる為の物だよ。私が居られない時でも性欲を発散させる為に、作ってみたの。自信作だよ」
「ヒビキ……」
ウタハの証言によると最近のヒビキはあまり寝付けていなかったらしい。こんな私の為に全力を尽くす、いつも通りな彼女に微笑ましさと呆れでつい笑ってしまった。その一方、湧いてくる性欲を貪るばかりで、彼女の事など一切頭に無かった自身の情けなさ。そこまでして私の事を想ってくれた勿体ないぐらいの愛情に、自分でもどうしていいか分からない程に心が彼女に傾いているのを感じていた。
私はヒビキの指示に従って湯舟から上がり、再び風呂椅子へと座らされる。そして彼女の持っていた筒状の容器を手渡された。全く見た事のない形状だが、恐らくはオナホールという淫具だろう。シリコンやゴムでペニスを圧迫し刺激するはずだが、内部は空洞でそれらしい物は見当たらない。
「えっと、これはなに?」
「オナホールだよ。使った事ない?」
「ないかな……、自分の、こんなだし……」
厳密に言えば使えなかったという方が正しい。狭い挿入口によって包皮のめくれる痛みが強いため、奥まで入れられること無く刺激を得られなかった。確かに、この空洞な容器ならペニスを挿れる事ぐらいは出来るだろう。
ヒビキはオナホを持って困惑している私の手を取り、彼女の裸体に興奮しているペニスにオナホを被せた。余程の自信が伺える為、従ってみることにする。
「これからだよ、スイッチ入れるね」
「ね、ねぇヒビキ……、これってほん…とにッ!?」
突然、ペニスが柔らかい何かに包み込まれる。根元から亀頭まで、肌触りのいい材質をした何かが私のペニスを覆い尽くしてきた。予想外だにしなかった刺激により、最後まで言葉を繋げられず裏返った喘ぎ声を上げてしまう。
「なにこれ!?」
「最初のは持ち運びする為のカモフラージュ。電源を入れるとカバーが外れて人工肌のオナホが顔を出すよ。それで中に入った先生のペニスが分析されて肉壁が膨張、伸縮されていくの。リアルタイムでペニスの膨張率や刺激指数を計測されていくから、それで気持ち良くするための最適な形に微調整されていく仕組みだよ」
「す、すご……あぁ……」
どういう構造なのか、人間の肌触りと遜色ない不思議な感触をしている。しかも温もりまで完璧に再現されている。目隠しして人間の肌か人工肌かを比べられたら間違えてしまう程だった。
「すっぽりハマったみたいだね」
「こんなに……気持ちいい、なんて……」
「ふふ、けどそれだけじゃないよ」
「え……、ちょ、ちょっと!?なんかヌルヌルする!」
「うん、これはローション。肉壁の吸着後、自動で分泌されるように出来てるの。これで準備は完了」
容器内から発生した潤滑油によってペニスからぐちゅぐちゅとした淫らな水音が聞こえてくる。ヒビキは私の表情が見える股座に座り込み、自家製オナホの何処にあるか判別のつかない電源のスイッチを押した。
「な、なにこれ……!中で…形が変わって……くぅ…」
「どうかな、気持ちいい?」
どういう仕組みなのか分からないが、オナホは内部で形を変え続けている。動かなくても繰り返される肉壁の前後運動、締め付けられたり緩められたりと不規則な伸縮を続ける人工肌によりペニスは揉みくちゃにされ、今にも射精してしまいそうな快楽が容赦なく伝わってきた。
「ひぃ、や、やめっ!ほんとに!いっちゃう!」
「いいよ。見ててあげるから。たくさん出して」
「あ、あああぁ……!」
否応もなく繰り出される責めに屈した私は、肉壁の中で呆気なく果ててしまった。漏れ出た精液によってオナホの中は白濁として汚れているだろう。
「はぁ……はぁ……」
「2回目なのにたくさん出たね。けど、このままじゃ気持ち悪いよね」
「……え?なにこれ…なんかぬるいのが……」
「洗浄モードに移行したよ。内部に装填された洗浄水が精液とローションを洗い流してくれる。次使うなら排水の為にトイレか風呂場をお勧めするかな」
内部でシャワーがペニス全体にかけられる。先端が開き、粘液が洗い流されていく。ヒビキに小便をしている姿を見られてるようで、言いようのない羞恥心が込み上げてきた。
「なんて超技術……」
「先生のペニスは敏感だから、刺激を強く出来なくて調整に苦労したけど、どうかな、弱過ぎないかな?」
「これで弱いんだ……」
ヒビキが言うには締めつけ具合は市販されているオナホ以下に調整されているらしい。並のペニスでは刺激が弱過ぎる為、ヒビキから心配されていた。それ程までに手加減されているという容赦のない事実に赤面して応えることしか出来なかった。
「ありがとう……、気持ちよかったよ……」
「気持ち良さそうにしている先生を見られて、私も嬉しい」
「そ、それなら……よかった……」
激しい責めからは解放されたが、肉壁は私のペニスに吸着したまま小刻みに伸縮を続けている。甘い快感によってペニスは萎えさせられず、次の射精を促されていた。
「それじゃあ次はこれ、つけてみて」
「え…、あ、うん」
ヒビキは私の顔に身を乗り出し、手持ちのゴーグルを装着させてきた。全裸故に見える彼女の綺麗な乳首と女性器にドキリと心を弾ませてしまう。
「ふふ、私とお揃いだね」
「これには何が……」
「待って、今起動するから」
ヒビキはゴーグルを操作する。程なくして、ゴーグルに覆われた視界からは見知らぬ数式が広がってきた。謎のプログラムが閉じると同時に出てきた映像は、過去に見たチアリーダー衣装を纏ったヒビキそのものだった。
「ヒビキ!これはなに!?」
「えっと、なんて言うのかな。先生の為に作った応援グラスだよ。……あとごめん、イヤホンの方は私が居ない時に着けてほしい。ちょっと恥ずかしいから……」
映像に映るチア衣装のヒビキは私に向けて応援のようなダンスを始める。寄せた乳が揺れ動き、スカートの先に覗かせるパンチラに目がチラつく。目の前にいる丸裸な彼女とは違い、可愛らしい衣装を身に纏ったもまた魅力がある。私に向けて挑発的な仕草を見せつけられる度に、萎えかけてた肉棒が硬度を取り戻していく。彼女の仕草一つ一つが私の情欲を誘い、鼻息を荒くする自分がいた。
「ひ、ヒビキ……はぁ……はぁ……」
「凄いでしょ、そしてこれが本番。きっとびっくりすると思う」
本物のヒビキがオナホールを操作すると肉壁がぐちゅぐちゅと変形する。私のペニスを弄り倒しながら、何故か非常に既視感のある形状へと変化を遂げた。陰茎を咥えるプルプルとした感触、裏筋に沿わされたザラザラとした舌ベロの感触、全てがこの短期間で味わったあの感触と酷似していた。
「あぅ……こ、これ……もしかして……」
「分かるよね。私のここ、だよ?」
ヒビキは口を大きく開き、彼女の口内を指さした。その光景は私の精液を根こそぎ吸い取った、あの時の淫らな一瞬と重なる。あの快感をもう一度、底知れない期待に私は思わず息を飲んだ。
ヒビキは私の隣に座り肩を寄せる。耳元に彼女の吐息がかかり、情けない声が漏れてしまう。そんな口を塞ぐかのように、彼女の唇が襲いかかってきた。僅か数秒のキスだったが、危うく精液が漏れかねない程に、悦びに打ち震えていた。
「っぷは……、可愛いよ、先生」
「うぅ……」
「そろそろかな。ねぇ先生、前を見て。何が見えるかな?」
「え……、あ……、ヒビキが……」
戻った意識で正面を見据えてみると、先程まで踊っていたVRヒビキは姿を消していた。驚くのはその先、チア衣装のVRは私の股間に蹲り、私のペニスを頬張る姿が映し出されていた。
「このVRグラスね、実はこのオナホと連動されているんだよ。だからこうして口淫モードにすると、刺激に合わせて私が先生のをしゃぶる映像が映し出されるの。先生の皮かぶりなペニスじゃないと、ここまで精密な処理は出来ないんだけど…」
グラスを通した映像はAIで透過処理が行われているらしく、オナホは目に見えない。まるで本物のヒビキが直にフェラチオしているかのように投影されている。その発展し過ぎた技術力は畏怖を抱く程の出来栄えだった。
「ヒビキが……2人も……こんな…あぁ……」
今も尚チア衣装のヒビキは僅かに露出した亀頭の先を舌先で舐めている。上目遣いで興奮を見透かしたような笑顔が私の認識を阻害する。妙にリアルな感触は快楽で蕩けた私の脳内をぐちゃぐちゃに狂わせていた。
「もう苦しそうだね。どうかな、先生が望むなら動かしてあげるけど…」
耳元から私のペニスを観察していたヒビキが問いかける。2人のヒビキに誘惑され続けた私のペニスは、彼女の幻の口内でガチガチに勃起させられていた。
「ヒビキ……、お願い……気持ちよくして……」
「ふふ、了解。始めるよ」
私のおねだりに股座のヒビキが微笑み、耳元からの囁き声が脳を震わせる。そしてチアのヒビキが私のペニスを根元まで加えこんだ
「じゅぽっ、じゅるる……」
「あぁ……あああああぁ……」
「私はこっち、弄っちゃおうかな」
「あひぃっ!ち、乳首!やめっ!」
先程まで可愛らしく踊っていたヒビキは私の股間に顔を埋め、下品な顔でペニスに吸い付いている。一発目と同様すぐ果てそうなフェラチオに耐えていると、胸部から痺れるような快感が襲いかかる。摘み、転がされる乳首に身体が悦ぶ。そして上半身から植え付けられる快楽は下半身へと理不尽に加算されていった。
「じゅぷ……じゅぷ……ちゅるるぅぅ……」
「ちゅぅぅ……」
「や、やめっ!せめて、どっちかにして……!」
いやらしい吸着音をあげるのは股間だけではなくなった。悦びに打ち震える私の乳首にも妖艶な唇が張り付いた。痣が残る程の強烈な吸い込み、その口内では舌先でチロチロと突起した乳首を舐め転がす。二点から来る快感に逃げ場を見つけられず、ただ何も出来ないまま涎を垂らし身体を打ち震わせていた。
「んじゅぶ!じゅるうう!」
「気持ちいい?気持ちいいよね?すっごくいやらしい顔してるよ、先生?」
「そ、そんなこと、言わないでっ!」
「ううん、止めない。先生のこんな顔、知ってるのは私だけ。だからもっと見せて?私だけの彼氏さん?」
「あひ、あひぃっ!」
上だけ口辱から解放されるも、耳元で吹き掛けられる言葉責めに襲われる。2人からの容赦ない苛めに限界は急速に近付いていた。
「も、もう無理っ!出ちゃう!ヒビキ!助けてぇ!」
大人としての、男としてのプライドも捨て去りただただ情けなく救済を懇願する。そんな情けない泣き顔を前にしてヒビキは嬉しそうに微笑み、理性のない私を優しく撫でる。そして幾度となく交わした口付けを交わした。
「我慢しなくていいんだよ。何処にいても、私が居なくても、ずっと見ててあげるから。私で、いっぱい気持ちよくなろ?」
「んんっ!んんんんーーっ!!」
心が洗われるような快感、夢見心地な快楽に身を包まれる。私は2つの口に飲み込まれながら精を勢いよく吐き出した。上では互いの唾液を飲み込まれ、注がれる。その下で脈動する度に搾り出る白濁液がちゅうちゅうと吸い出される。
「ちゅぱ、ちゅぅ……」
「くちゅ、じゅぷん……」
糸を引くほどの濃厚なキスは精液が出尽くすまで続けられ、睾丸内の遺伝子が空になるのと同時に解放された。チア衣装のヒビキは吐き出した精液を飲み込み、こちらに妖艶な笑みを見せた後、何事も無かったかのように消滅した。
「どうかな…、 私の発明品は」
「……………凄いよ……、私の…、マイスター……」
我に返ったのか、ヒビキは恥ずかしそうにはにかむ。私はぐったりと彼女の前に倒れ込み、彼女の体温に安心感を覚え、そのまま気を失った。