※この作品はR-18です。

禁断の夕暮れ ~良妻賢母の堕落~   作:優作

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次の日

翌日、千里は昨日の出来事を振り返りながら、台所でお茶を淹れていた。

 

隆司の突然の告白と大胆な行動に、まだ動揺が収まらない。

 

 

 

しかし、彼の若さ溢れる情熱が、彼女の心に小さな波紋を広げていたのも事実だった。

 

 

 

「もう来ないでしょう……」

 

 

 

そう呟いた瞬間、ドアベルが鳴った。千里は眉をひそめながらドアを開けると、そこには再び隆司が立っていた。

 

 

 

「隆司くん……また来たの?」

 

 

 

「千里さん、昨日はごめんなさい。でも、僕の気持ちは本物です。どうかもう一度だけ話を聞いてください。」

 

 

 

彼の目は真剣で、昨日のような狂気は感じられなかった。

 

千里は戸惑いながらも、ドアを開けたまま立ち尽くした。

 

 

 

「隆司くん、あなたはまだ若いのよ。私みたいなおばさんを好きになるなんて……」

 

 

 

「おばさんなんかじゃないです。千里さんはとても美しいし、僕には手が届かないくらい素敵な人です。でも、だからこそ、どうしても伝えたかったんです。」

 

 

 

隆司の言葉に、千里の胸が再びドキドキと高鳴った。

 

彼女は彼の真剣な眼差しに吸い込まれそうになり、思わず一歩下がった。

 

 

 

「隆司くん、そんなこと言わないで……」

 

 

 

「千里さん、僕はただ、あなたと話がしたいだけなんです。少しだけ時間をください。お茶でも飲みながら……」

 

 

 

彼の穏やかな口調に、千里は抵抗できずにいた。彼女はため息をつきながら、ドアを開け放った。

 

 

 

「わかったわ。でも、長くはダメよ。」

 

 

 

隆司は笑顔で家に入り、千里は彼をお茶の間に導いた。

 

隆司は千里の前に座り、ポツリポツリと自分の生い立ちを語り始めた。

 

彼の母親が離婚していないこと、父親がいないこと、そして孤独な少年時代を送ってきたことを、静かな声で話した。千里は彼の言葉に胸を痛め、不憫に思わずにはいられなかった。

 

 

 

「そんなに辛い思いをしていたのね……隆司くんは強い子だわ。」

 

 

彼女は優しく微笑み、彼の手をそっと握った。その温もりが、隆司の心に染み渡る。

 

 

「千里さん……ありがとう。誰かに聞いてもらえるだけで、楽になる気がする。」

 

 

 

「しょうがないわね。私みたいなおばさんで良ければ、いつでも話を聞くわ。これからも、いつでも遊びに来ていいから。」

 

 

 

隆司の目が輝いた。

 

 

 

「ほんとに? 千里さん、いいの?」

 

 

 

「ええ、もちろん。あなたは良夫の大切な友達なんだもの。」

 

 

 

しかし、千里は知らなかった。隆司が語った生い立ちは、すべて嘘だったということを。

 

彼は千里の同情を引き、彼女の心に近づくための策略だった。

 

 

 

その日から、隆司は頻繁に千里の家を訪れるようになった。最初はただ話をするだけだったが、次第に彼の態度に変化が現れた。彼は千里の言葉に耳を傾けながら、時折、意味深な視線を投げかけるようになった。

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