不死川をお花見に誘っておはぎをあげようとしたら失敗した。(さねぎゆ) 作:笛の吹けない笛吹き
原作:鬼滅の刃
タグ:R-18 ボーイズラブ さねぎゆ 不死川実弥 冨岡義勇 お花見 おはぎ 愛言葉 接吻 愛撫 情交 恋仲 乳繰り合い
2025年9月28のR−18新作日間ランキング♡
21位とR−18ルーキー日間ランキング♡
12位にランクインさせて頂きました♡
めっちゃ嬉しかったです♡(∩´∀`)∩ワーイ♡
有難うございます♡m(_ _)m♡
普段あまり見ねェ鏡なんざ見てホントに己自身に呆れてくるぜェ。俺はこんなに女々しかったかァ?
よォ?……不死川実弥……。鏡の中の己に問いかける。
傷だらけの無愛想な不貞腐れた
……つーか、やっぱ綺麗な
色白で餅みてぇにモッチモチな傷もシミもねぇ頬。
ーー……冨岡、義勇……ーー
昨夜の
不覚にも一人照れて悶えるまさか恋仲になるとはなァ。
…ここ最近…冨岡の奴は体調を崩しがちで、どうにか滋養を付けられねぇかと産屋敷輝利哉樣に相談したところ鰻屋を御紹介頂いた。其処の鰻屋のうな重を食べると
はたと思ったーー…冨岡…アイツ片手で抜けんのか!?
昼間の鰻屋で不器用な箸使いでポロポロとうな重をこぼしていたのを思い出した俺は、冨岡もきっと精がつきすぎて寝れなくなってんじゃあねぇのかァ!?と心配になり真夜中に疾風怒濤に冨岡の元へと馳せ参じればアイツ冨岡の野郎!!
満月の月明かりの下で障子を開けっぴろげにして、あられもない格好で風流にマス掻いてやがった!!危ねェ!!馳せ参じてホントに良かったぜ!!そして、その後は、まぁ。アレだ。アイツの下の世話してやったワケだ。そしたら、その。アイツが、冨岡が、余りにもクソ可愛いかったから。その辛抱ならなくなって、抱いちまったらーー恋仲になった。
アイツは、冨岡は、俺を受け入れてくれた。
『…テメエが好きだ…冨岡義勇』と告げた。そしたら奴は俺に口付け『…好きだ…不死川……実弥』と返した。
「…俺で…良いのかよォ?……冨岡ァ」もう一度。姿見を見る。こんな傷だらけの傷モンが、あんな男前と恋仲で良いのかァ?ホントに此れで良いのかァ?正直な話をすりゃあ昨夜…冨岡に…受け入れて貰えるとは夢にも思ってなかった。奴が抵抗さえすりゃあ潔く身を引くつもりだった。だのに奴は、俺を受け入れた。そして御世辞にも優しくシてやれなかったってのにアイツは『ー此れからー花見に行かないか?』なンてクソ可愛いく俺を誘いやがるから『そりゃァ…良ぃ…楽しそぅだ』俺は、身の程も弁えずに了承しちまった……。
「……はぁ」冨岡くらいの器量良しなら。嫁の一人や二人いや、三人は娶れるだろうになァ。こンな学もねぇ。器量も良くねぇ。しかも野郎と恋仲になってる場合かァ!?野郎同士で乳繰り合ってもなァ。
……子も出来やしねェ。
……俺は、冨岡に何をしてやれるってンだ?
……冨岡は、俺と居て幸せなのかァ!?
……アイツの大事な余生を共に過ごして良いのかァ?
「…兎に角…着替えて早く冨岡ンとこに戻らねェと」
グルグルと回る目眩がしそうな頭を振って、折角。
冨岡が花見に誘ってくれたンだ。顔の傷はともかく。
身なりぐれぇは、どうにかしたいンだがなァ。と着物を箪笥から引っ張り出して畳の上に広げて見る。
冨岡に花見の前に一度、着替えに戻ると言ったら。
『…不死川とは体格が違わない…俺の服を着ると良い』
曇りなき眼で、そンな事を言いやがるもンだから。
『……其れはァ、その…アレだァ…まだ。早ぃ……』
冨岡の服なンて着た日には平静でいられる気がしねぇ。
俺が小さく『…一旦。帰る。小一時間で戻る…』
そう言えば冨岡は不思議そうな顔をして『そうか』と。
切れ長の艶っぽい伏し目を瞬かせ『では、待ってる』
『…実弥の帰りを…』とか言いやがってクソ可愛い。
……冨岡は、ハイカラな服を着てるよなァ。
……書生みてぇな御上品な格好。……良く似合う。
……学のねぇ俺には、似合わねぇだろぅなァ。
ーー結局。俺は着替え映えしねぇ。着替える前と何ら変わらねェ格好に着替え。苦し紛れに粋な手拭いを胸元に巻いて、冨岡の元へ急ぎ戻った。グルグル色ンな思いを胸に抱きながら。
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……不死川が『…一旦。帰る。小一時間で戻る…』と言って、一度。着替えに帰ってしまった。
……正直。……義勇。……寂しい。
『…不死川とは体格が違わない…俺の服を着ると良い』
と言ったのがいけなかったのだろうか……。
『……其れはァ、その…アレだァ…まだ。早ぃ……』と言われてしまった。まだ早い。とは、どう言う事だろ?
寂しかったけども。行かないで欲しいと。此処に居て欲しい。傍に居て欲しい。……と、言えず。
『そうか』『では、待ってる』『…実弥の帰りを…』
途切れ途切れに。そう…何とか…それだけ言った。
俺は不死川が着替えに帰る前に着替えを手伝って貰い。
着替えは済ませたので此の儘だと寂しくて死にそうだ。
ーーくすん。不死川が疾風怒濤に駆けていった方角を見詰め。俺は寂しさに、最早泣いてしまいそうだった。
と言うか……実際にはもう。ちょっと泣いてます……。
そして涙で滲む視界で不死川が疾風怒濤に駆けていった方角を見詰めて俺は、思い出す……。不死川は《おはぎ》が好物だった事を。懐に《おはぎ》を忍ばせておいて、不死川に会うときにあげようと思っていた事を。唐突に思い出した。
「…まだ…不死川に《おはぎ》をあげていなかったな」
不死川が戻るまで小一時間かかると本人が言ってた。
「…そうだ…《おはぎ》を作ろう」
そうしたら不死川ともっと仲良くなれるはず。ムフフ♡
俺は、そう思い立ち。てちてちと台所へと向かった。
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「…どうして…こうなった?」己の不器用な左手に握られし此れは、何だろう?俺は確か不死川にあげる為に《おはぎ》を作っていた筈……。左手に握られている暗黒の物体は、果たして《おはぎ》と言えるのだろうか?「材料は、問題無かった筈だ…鱗滝先生から頂いた餅米を…炊いた餡子で包む」其れが《おはぎ》な筈……。冨岡義勇は己の不器用な左手に握られた《おはぎ》を目指した何かしら《おはぎ》の最終選別に落ちた哀れな暗黒の物体を見詰め「……なんで?」と独り
…とっ、兎に角…不死川が戻ってくる前に片付けよう。
そう思い不器用な左手に握られた《おはぎ》の最終選別に落ちた哀れな暗黒の物体を全集中で笹の葉に巻いた。
そして、……台所が、大惨事だ……。
餡子が暗黒に四方八方を闇色に染めている……。
ーー其れは、まるで太陽が昇らないーー
ーー残酷な夜に輝ける世界の様だったーー
……出来あがったのは《おはぎ》では無く。
……大正浪漫な
……ぐすん。そんな事を言っている場合では無い。
……猛烈に《おはぎ》作りに失敗した。
……この暗黒の物体は《おはぎ》とは言えない。
……不死川……未熟者で、ごめん……。
「…駄目だ…哀しすぎる。一旦…泣こう…」
そうして、さめざめと哀しみに涙していた時だった。
ーーガラガラッッ!!と。玄関の引き戸を引く音がして、「
着替えに一旦帰った不死川が着替えて戻って来た。
胸元に巻いた風車柄の手拭いが粋で良く似合ってる。
「なっ!?ど、どーした冨岡ァ?大惨事じゃねぇかァ!!」不死川が風のように飛んできて良く似合ってる風車柄の手拭いを外し「だっ、大丈夫かァ!?何があったってンだ!?」と。俺の涙を拭ってくれた。
「…妖怪…小豆とぎ…が、出て…ぐすんっ」
「馬鹿!小豆とぎは小豆とぐだけの無害な妖怪だ!小豆は炊かねェ!つまんねー嘘ついてねェで正直に話せ!」
不死川にドヤされて俺はポツリポツリと正直に話した。
「不死川に…おはぎ…をあげようと思って失敗した」
言ってて哀しくなる。もう駄目だ泣こう。ぐすんっ。
「おはぎぃ?何でまた…おいおい…そんな泣くンじゃねェ!男前が台無しだぜェ!?」不死川が困惑気味に言い。本格的に泣き始めた俺の背を傷だらけの手で優しく擦る。
俺は泣きながら懐から笹の葉に何とかかんとか不器用な左手で包んだ《おはぎ》を取り出して不死川に渡す……。
「ーおっ?ン?ー何だ何だァ!?」困惑気味に不死川が俺から手渡された《おはぎ》を受け取る……。
「…柱稽古の時に…不死川は《おはぎ》が好きだと…言っていたから…今度から…懐に《おはぎ》を忍ばせておいて…不死川に会う時…あげようと思って、そうしたら、きっと、仲良くなれると…思って、だけど…失敗して、ぐすんっ」嗚咽混じりに言えば不死川は「ぐっ!」と何故か謎に何かしらの痛手を被った様に呻き小さな声で「その話は忘れろォ」と呟く。ので、「不死川は《おはぎ》が好きじゃないのか?」と訊ねる。
「…………」「…………」餡子が暗黒に四方八方を闇色に染めている台所に暫しの沈黙が流れる。沈黙に耐えかねた俺は、「…俺は…こし餡が好きだが、不死川は粒餡が好きな気がしたから…粒餡の《おはぎ》を作った…餅米は、俺は全殺しが好きだが…不死川は半殺しが好きな気がしたから…半殺しにした」と。《おはぎ》の話をしてみる。
すると不死川は神妙な
そして不死川の大きな目から大粒の涙が流れ傷だらけの思いのほかに
「ーーハッ……」と息を呑むほどに……。
不死川が泣いてる。俺は不死川が俺の涙を拭ってくれた粋な風車柄の手拭いで、そっと不死川の綺麗な涙を拭う。
そして「ごっ…ごめん…泣くほどに不味かったか…無理して食べなくて大丈夫だ…不死川」と謝罪する。
すると不死川は、涙が
「ーそうかー」嗚呼。どうしよう。
ーー果てし無く不死川が可愛い。可愛く泣きながら笑う不死川を俺は片手で、そっと抱き締めた。
……どう伝えたら良い?……この馳せる想いを。
……流行りの言の葉にでも乗せて伝えてみようか?
ー
……と訳した文豪の如く。
「ー実弥ー…
耳元で囁やけばーー実弥の大きな瞳が揺らいだ。
「…そりゃぁ…流行りの奴だったなァ…学の
可愛く言う実弥に俺は囁いた……。
「ー白昼の残月ー昼間も月は空に残ってるよ…実弥…」
「…そうかィ…そりゃぁ…知らねェなァ…」
実弥は小さく呟いて「…なんて返すンだったか…」と。
一度、大きな目を伏せ「あゝ…そうだ思いだした…」
そう囁いて「
ーー……そう返してくれた。
「ふふっー実弥ー白昼の残月見に行こうか?」
「ハハッ!花見に行くンじゃなかったのかィ?義勇」
「ふふっー両方見に行こうー実弥」
「ハハッーテメェ案外欲張りなんだなー義勇」
実弥は、そう言って笑い俺に甘く口づけたーー。
ーー優しい口付けは、甘い《おはぎ》の味がした。
❀❀❀ ❀❀❀ ❀❀❀
「白昼の残月ってのは、アレの事かィ?」
風に舞う桜吹雪の中で仲良く縁台に座り青く晴れた空に浮かぶ白っぽぃ月を指差して俺は、冨岡に訊く。
「ーああーそうだ」
俺の指差した方を見て、冨岡が応える。
「…昼間の月も…綺麗だろう?」
ーーなンて、言いやがるから。
「綺麗だが、俺は、昼間の月よりも桜よりも……」
「ん?」
唐突に口を噤む俺を冨岡が不思議そうに見てくる。
……なンて伝えりやぁ良いのかねェ?
……幻想的な昼間の月よりも。
……儚く美しい桜の花よりも。
……俺は、冨岡義勇…テメェの方が、何よりも。
……綺麗だと思う……だなンて、なンと言おうかねェ?
冨岡の深い海の様な瞳を見詰めて暫し考えてみる……。
……心に押し寄せてくるこの
……あゝそうだ。……此れが良い。
……冨岡っぽぃと思う。
「ー俺は、
冨岡は俺の言葉に「ーーハッ……」と息を呑み。嬉しそうに微笑んで「
ーー風に桜が舞っている……。
ーー吹雪く桜に春が雨みてェに降る……。
ーー暖かく優しい愛……。
並んで花見をしてりゃぁ。
それだけで、なンッてェ
余りの
どうしてこんなに涙が出てくンのかわかンねェなァ。
ボンヤリ思いながら風に舞う桜吹雪を眺めていたら。
「ー実弥ー
そっと、冨岡を見遣れば、思わず
俺と同じ様に涙が頬を伝ってるもンだから……。
俺等は、こンなに泣き虫だったかねェ……と。
可笑しくなっちまって目と目が合って
「義勇テメェといるからこそより
俺は、そう返した。色んな言の葉に想いを乗せてーー。
月から始まり。海に桜に。沢山の愛言葉があるンだなァ。呼吸の派生の様に…そンな事を思いながら…。冨岡の頬の涙を指で拭えば、冨岡も不器用な左手で俺の頬の涙を拭ってくれた。どちらからともなく。互いに唇を喰む様に口付け合って、柔い唇にー、甘いー香りがするのは、冨岡が作ってくれた《おはぎ》の香りのせいだろうかねェ。
……まだ礼を言っていなかったと思い。
「…おはぎ…有難うなァ」と。小さく言えば、
「…今度は、もっと。上手く作る」と。冨岡が言う。
ーー
唇を重ねて、額を当てて、鼻先をくっつけて、花を見に来たはずなんだがなァ。昼間の月は何処に行ったンだか。
最早もうー互いに互いしかー見えねェなァ……。
ーー互いに互いしかーー見えちゃいねェ……。
「なぁ…ぎゆ、もぅ…お前しか見えねェ」甘ッたれて言ってみれば「うん…俺も…さねみ…しか見えない…帰ろう」なンてェ、冨岡が言うもンだから……。
「ぅん」俺は小さくコクンと頷いた。
♡♡♡ ♡♡♡ ♡♡♡
「ーー…ッア…」ほんのりと《おはぎ》の香りが残る風通しの良い玄関から続く土間の台所ー上がり
「ー…ンッ…ー」俺の
俺の
…ああ。どうしたものか。…躰が言う事を聞かない。
俺の一瞬の逡巡に目敏く気付いた不死川は器用な左手で徐に俺の着物の下の襟無しシャツの
不死川の傷だらけの手が
……痛いくらいに。……血潮を送り出す。
……下腹部が張り詰めている……痛いくらいに。
不死川の指が俺の胸の小さな突起に当たる……。
「…ァッ…」
不意に掠めた甘い感覚に小さく声が洩れた。
すると不死川は悪戯っ子の様に可愛らしく微笑み。
俺の胸を撫で揉みしだきあろうことか小さな胸の突起を指で抓み捏ねくり回す「…不死川ッ…痛気持ちいい……」と伝えれば……「そうかィ…じゃぁ…此れは?」と。もう片方の胸の突起を口に含み舌で舐めて甘噛みしてくる。
「ーーッア……!だっ、ダメッ、だっ!」
感じた事の無い甘い感覚に困惑して躰を捩れば捩る程に不死川の愛撫が甘く烈しくなってゆくーーーー。
「…ァッンッ…さねみっ!…もうっ…
「ーうんーぎゆ…
……実弥に甘く囁かれ俺は呆気なくも果ててしまった。
……俺ばかり気を
……ようやっと躰の力が抜けた。
……そして逆に四肢に力が入らなくなる。
「俺ばかり気を
乱れる
……不死川は笑うと可愛いな。ぼんやりと
其処からの記憶は頭の芯が甘く痺れて曖昧だったが、何度も何度も俺は不死川に揺さぶられて波の様に躰と心を襲う甘い快感に身体の芯が心の芯が揺れている……。
ーー嬉し恥ずかし。想いをこの身に受けてーー
ーーこの身の奥の奥に迸るーー
ーー不死川の烈しい白き熱風にーー
……
ー何度も何度もー俺の
ーー月が、海が、桜が、綺麗だーーと。
……沢山の愛言葉を甘く添えて……
ふと甘い涙が浮かぶ視界に桜の
ーー不死川の白銀の髪に桜吹雪が映えて綺麗だった。
……甘い《おはぎ》の香りがする。
彼の思いのほかに柔らかな
「ぎゆ…
……不死川が甘く囁いた。俺達だけの愛言葉をーー。
「…さねみ…の為ならー
…そう返した事を甘く曖昧な意識の中で憶えてる…。
✿✿✿ ✿✿✿ ✿✿✿
日も暮れて夕暮れに日が焼け落ちる頃ーー。
幾度も情を交わし愛し合った後、乱れた服を整えて不死川は、短く一言「帰る」と言った。
俺は「…そうか…」と。短く一言返すのが精一杯で、またしても行かないでくれと…言い出すことができずに…言い出せずに、乱れた服と
……そう。見送る筈だったのだ……。なのに……。
……ポロポロと……涙が止め処なく。
……流流舞いと流れる。堪えきれずに……。
……寂しさが、頬を伝い落ちてゆく。
「ー…冨岡…ー」
上がり
嗚呼…
……何処にも行かないで欲しい。……傍にいて欲しい。
俺は、咄嗟に上がり
いきなり抱き着いたので不死川は俺を抱きとめきれずに土間へと二人して倒れ込む……柔らかな土間の土に桜の
驚く不死川の上で不死川に縋って想いを伝えてみた。
「…寂しい…行かないでくれ…実弥…」
……と。……涙ながらに……。
ーーすると不死川は優しく俺を抱き締めて甘く囁いた。
涙に濡れた声で俺の髪を指の欠けた手で撫でながら。
「わかったー春が終わるまでー義勇の傍にいてやンょ」
「ーぅんー」
俺は零れる涙をその儘に小さく甘く頷いた。
ーー桜の花の盛りに花風が吹くーー
ーー春爛漫に桜の花を散らしてーー
……不死川をお花見に誘って、《おはぎ》をあげようとしたら失敗した。だけど。不死川は、失敗した俺の《おはぎ》を食べてくれた。『ぎゆ…
ーー俺達だけの愛言葉をーー。
ーー桜雨の様に桜の
ーー…嗚呼。
ーー…花月に
ーー…
不死川をお花見に誘っておはぎをあげようとしたら失敗した。(さねぎゆ)❀