最近先生の様子がおかしい。
目があえば先生は目をそらすし、先生のそばに近づこうとしてもそれとなく離れられる。
率直に言って、避けられていた。
とはいっても明確に避けられているというわけじゃない。今までの距離感から少し離れているだけ。
けれど、あの先生が理由もなく生徒を避けるだなんてありえない。避けるにはそれ相応の理由があるはず。
そしてその理由に思い当たる節はある。なぜなら、先生の様子がおかしくなったのは私が先生の寝込みを襲った日の翌日からだったから。
もしかしてあの時先生は途中で起きていて、私の行動を知っているのではないか。そして対応に困り、距離を置かれているのではないかと考える。
とはいえ、真実を追求することもできない。もし拒絶されたらと考えるだけで胸が張り裂けそうになるからだ。先生が生徒を拒絶する、そんなことはあり得ないと思っても私の心は常に最悪の想像をする。そのたび私は不安に駆られ、恐怖に怯える。
そんな風に不安に飲み込まれた毎日を送っていたある日の夜。私はシャーレからの帰り道で忘れ物をしたことに気が付いた。
今はもう夜でシャーレには先生しかいないだろう。つまりシャーレに忘れ物を取りに戻るということは先生と二人っきりになってしまうこと。
……正直言って気まずいし、怖い。今までは他の生徒もいたこともあって先生はあの日のことを口に出していないだけで、二人っきりになったときにあの日のことを追求してくるのかもしれない。
生徒のことをだれよりも大切に考える先生のことだから嫌われた、ということはないだろうが今まで通りの関係でいられないことは確かだ。
「……失礼します」
恐る恐る部屋に入る。
「……先生?」
「――――すぅ」
どうやら寝ているようだった。そのことに安堵しつつ部屋の中を見渡す。
「……あった」
忘れ物はすぐに見つかった。これでここから立ち去れば何事もなく事が終わる。明日からもギクシャクとした関係を続けることになるが、今以上に先生との距離が離れることもない。
先生を起こさないよう部屋を出ようとする。けれどその前に先生の顔を一瞥していこうと目を向けた。
「――――――――え?」
遠目からでもわかるほど先生のズボンの股間部分が膨れ上がっていた。その光景を見たとき、私の頭に先日の行為が思い起こされる。
先生の男性器を手にし、口に含み、先生の精液を体内に取り込んだあの日のことを。
気の迷いでは説明がつかないが、気の迷いとしか言いようのないあの日のことを。
「先生……」
離れていてもわかるほど膨らんだ股間部。実物の大きさをおぼえている私には苦しそうに、出してほしそうにと私に訴えてきているように感じる。
「……もしかして」
私の頭に都合のいい考えが思い浮かぶ。
先生は私に襲われようとしているのではないか、と。
そんなことはないだろうと否定するが、次々と私の頭の中では都合のいい事実が並べられる。
私の忘れ物は目立つところにあり、名前も書いてある。先生が気が付かないはずがない。私が忘れ物を取りに来ることは予想できただろう。だというのに起きているわけでも、どこかに姿を隠しているわけでもなくなぜ前回と同じソファーで寝ているのか。
もしかして先生もあの時の続きを望んでいるのではないかと考えてしまう。
気が付けば私の足は先生の下へ向かっていて、体は発情を始めていた。
息は荒くなり、体は火照り、期待に胸を膨らませて先生の下へと歩みより、とうとう目の前まで近づいた。
上から見下ろす先生の体。女性とは違い硬く、がっしりとした体。頭は下をむき表情をうかがうことは出来ない。腕はだらんと垂れ下げていて、両足は少し広げている。まるで人一人が足の間に入れるように。
私は前回のように膝立ちし、目の前にある膨れ上がった股間部を注視する。たびたびピクピクと震える布は私を催促いているようで、その要望に応えるよう私は手を伸ばした。
ベルトを外し、チャックを下ろした。瞬間前回のように、前回以上の臭いが私の鼻を襲う。癖になる臭い。また嗅ぎたいと思っていた臭い。私の心を満たし、私の心を震わせ、私の心に渇望を湧き上がらせてくるあの臭い。
その臭いを嗅いだだけで私の体は制御を失った。私の手は欲望の赴くまま先生のパンツに手をかけていた。そのままパンツを下ろそうとするがそそり立った男性器がパンツに引っかかり、抵抗する。けれどそんな抵抗は無駄だといわんばかりに無理やりパンツを下ろした。引っかかっていたパンツから解放された先生の男性器は解放されたことを喜ぶように力強く上を向き、臭いを思う存分まき散らす。
「――――はぁああっ❤❤❤」
これだ。この臭いだ❤
私が待ち望んでいた臭いだ❤
もう二度と嗅げないだろうと思っていた臭いだ❤
「あいかわらず、麻薬のように危険な臭いですね❤❤❤」
どれほど不安に駆られようとも忘れることが出来なかった臭い。思い返すだけで体がうずき、幾度となく一人で慰めた。けれど所詮は記憶。実際にその臭いを嗅いで慰めることは出来ず、毎回名残惜しさを抱えながら慰めていた。
「――フフッ❤」
そそり立った男性器を両手でゆっくりと握ると先生の体がビクッと震えた。
「なんて硬く、熱く、立派で大きいおちんちんなのでしょうか❤」
私は挨拶をするかのように亀頭の先端へと口づけをする。
「――ッン❤」
唇に触れただけ、ただそれだけで私の口の中には先生の男性器の味が広がった。
私の口はゆるみ、目は蕩け、発情した私の体は周囲の空気を熱くする。
私の両手が自然と動く。前回のぎこちなさはどこへやら、慣れた手つきで男性器をしごき始める。
「しーこ……❤ しーこ……❤」
やさしく、じらすように、ゆっくりと、ていねいに。
口を近づけ、吐息を当てる。男性器の先端からは先走り汁がにじみ出ていて、舌を伸ばして先端だけを舐めとる。
たった一滴。それだけで体が満たされていくのを感じる先生の味。もっともっと欲しくなってたまらない。
衝動に突き動かされている体は何の迷いもなく先生の男性器を口に咥える。
口の中に広がる先生の味。幸せの味。もう一度味わえたことで私の心は歓喜に震えた。
そのままフェラを始める私の体。奥まで咥えるたびにこつんと喉奥に当たる先生の男性器。口の中を快楽で支配してくる先生の男性器。何度も何度も頭を上下に揺らし、じゅるじゅるじゅぽじゅぽといやらしい音を立てる私の口。きっと私の口はしゃべるためでも、食事をするためでも、呼吸をするためでもなく、先生の男性器を咥えるために存在しているのだ。先生の男性器に奉仕することが私の口の役目なのだ。
奉仕する喜びを知った私の体は止まらない。快楽を求める私の口が止まることはない。全身が喜びと快楽で満ち、破裂するまで私は体を止めるつもりがない。
淫らで、いやらしい音を立てる私の口が先生の男性器が強く脈打つのを感じ取る。
どうやら先生の限界が近いらしい。私の口はそれを受け止める準備がとっくにできている。今以上に音を立て、力強く、勢いよくフェラを続けた。
「――んっ❤ じゅる❤ じゅぼ❤ んんっ❤ じゅるる❤ んんっ❤!!」
口内に勢いよく発射された先生の精液。私はそれをのどで直接受け取り、食道に流し込む。一滴たりともこぼさないように。
濃厚で、どろっとしていて、癖の強い先生の精液。のどに引っかかりそうになるけれど、後から出てきた精液がそれを押し込んでいく。
「んく❤ んぐ❤ んく❤ んく❤」
止まることない精液は先生が無理やり私に飲ませているみたいで興奮する。どうやら私には被虐趣味があったらしい。
出し終えた男性器は役目を終えたといわんばかりに力を失い、小さくしぼんでいく。
私が男性器を口から放したことで力なく垂れ下がった男性器が目に映る。こんなにも小さく、弱々しく、やわらかそうなものが先ほどまであんなにも凶悪な姿をしていたことが信じられない。
もし、あの凶悪な姿で犯されたらと思うとお腹の奥がキュンキュンとしてくる。期待せずにはいられない。求める心は抑えられない。望む体はうずかずにはいられない。
私は自身の上着を脱ぎ、ズボンを下ろし、ブラを外し、パンツを脱いだ。一糸もまとわないことであらわになった白い肌はほんのり赤く染まっている。
そしてそのまま先生の上にまたがった。ギィとソファーが音を鳴らす。先生に体を預けるように胸と胸を、股と股を密着させ、抱き着いた。先生の太ももに、体に私の体重がのしかかる。
普通なら起きてしまうこの状態。けれど先生は目を開けることはせず、微動だにしなかった。
「ふふっ❤」
先生が起きないことをいいことに腰を動かし、何度も股を擦りつけた。股からは愛液があふれ出していることで一回擦りつけるだけでびちゃりといやらしい音が部屋中に響き渡る。
胸を下から上へと何度も押し付ける。そのたびピンと張った私の乳首が擦れ、全身に快楽が走り回る。
目の前で引きつっている先生の顔を舐める。頬を、耳を、唇を。れろぉ、れろぉと先生の顔が私の唾液まみれになる。
何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も――――――。
「――ここまでやって本当に起きていないんですか?」
一度体の動きを止める。
「いいえ、起きていますよね……先生」
先生の耳もとに口を近づけささやき、ふぅと息を吐いた。ビクンと先生の体は反応し、「んッ」と小さな声が漏れ聞こえた。
「いつまで狸寝入りを続けるつもりですか? まだ続けるつもりなら――」
さっきよりより一層小さな声でつぶやく。
「――最後までしてしまいますよ❤」
つぶやいた後、急に快楽が体を襲った。どうやら先生の男性器が反応し起き上がったことで私の女性器に当たったらしい。
私の股に当たる感覚は先ほどまでの小さくなったものとは違い、雄々しく、猛々しく、荘厳な力強さを感じる。
「興奮、してくださったんですね❤」
「……そりゃ、こんなことをされたら、ね」
今まで硬く閉ざされていた口は開き、光を拒絶していた眼は解放されていた。
「おはようございます……いえ、こんばんは……でしょうか?」
「こんばんは、いい夜だね」
「ええ、本当に……今宵は良い夜です」
いつものように挨拶をする。このやり取りだけ見れば普通の夜の挨拶だけど、この状況が異常である限り、ただの挨拶でさえ非日常のように感じてしまう。
「いつから起きていらしたのですか?」
「……最初からだよ」
「やっぱり……」
私の考えは当たっていた。やっぱり先生は起きていた。
……けど、なぜ? その疑問が解消されたわけじゃない。なぜわざわざ寝たふりをしていたのか、聞かずにはいられなかった。
「どうしてこのような真似を?」
「それはこっちのセリフだと思うな……」
それはそうだろう。けれど、その理由は至極単純なものだ。
「先生のことが好きだからです」
直接ぶつけた私の好意に先生は唖然とした。
「私の理由は教えました。次は先生の番です」
ぽかんと開かれた口を閉じ、困ったように頬を掻く。
「……普通だったら人の寝込みを襲うなんてダメだよ、って他の生徒には怒っていたと思う。けど……」
他の生徒という言葉を聞き、私の鼓動は速くなる。期待に胸を膨らませ、逸りそうになる心を抑え、先生の続く言葉を待った。
「……けど、それがアキラだったから」
「……どうして私だったら怒らないのですか?」
「………………」
長い沈黙。
「…………だって」
「だって……?」
「だって……好きな子に襲われたらうれしくなっちゃうでしょ」
好きな子。好きな子と言った。先生が、好きな子と。
「だから、どうしていいかわからなかったんだ。先生として怒らないといけない、そう思っていても私の心は怒れるような状態じゃなかった」
心が跳ね踊り、体は歓喜に震え、空っぽになった私の脳内には両想いという一言だけが存在し、顔は真っ赤に染まった。
「うれしくて、うれしくて……。でも初めての経験だったから、どうしたらいいかわからなくて」
「それで気付いてないふりをして、寝たふりをして、襲われるのを待っていたのですか?」
「…………」
何も言わず、顔を真っ赤にしてうつむく先生。答えを恥ずかしがり、沈黙で返答する姿はまるで乙女のようだ。
なんて――なんて可愛らしく愛らしい人なのだろうか❤
両想いだったこと。今まで感じていた不安や恐怖は杞憂だったこと。これからの未来が希望に満ち溢れていること。あらゆるすべてに心を躍らせ、衝動のまま口付けをし、先生の口の中へと舌をねじ込む。
私の唐突な行動に驚いた先生は少し体をビクつかせ、私の舌を受け入れてくれた。私と先生の舌が絡み合い、求め合う。お互いの唾液を交換し、相手の唾液と混ざり合った自身の唾液をまた交換し合った。
先生の背中へとまわした両手で先生を強く抱き寄せる。私の背中にまわされた先生の両腕が力強く私を抱き寄せる。私たちの間には一ミリたりとも隙間はなく、押し付け合った体から相手の体温とともに気持ちが流れ込んでくる。
「「っん……❤ じゅる……❤ れろ……❤」」
艶めかしい水音を立てながらキスを続ける。先生の口内を舌で撫で、先生に口内を舌で撫でられる。ぶつけ合うたびにお互いの唾液でぬるぬるとなっていく舌。お互いに求め合うキスがこんなにも興奮し、幸せを感じ、快楽をおぼえ、心を満たしていくだなんて。この行為を知ってしまってはこれから先、この行為なしでは生きていけない。そう思ってしまう。
「「――――ぷはっ」」
お互いの離れた唇。けれどその間にはさっきまでつながっていた証拠のように唾液が糸を引いていた。
先生の荒い息、とろんとした瞳、赤く火照った頬、蕩け切った表情を見て自分も同じような表情をしているのだろうと思う。
キスの余韻を楽しむかのような甘い沈黙。見つめ合う瞳には同じ気持ちが映っていた。
合図するまでもなく自然とお互いの顔は近づき、もう一度キスをする。
ねちっこく、いやらしく、愛を確かめるように。
再び触れ合うことが出来た舌は喜び、感度も鋭敏になっていく。舐め、舐められ、なぞり、なぞられ、遊び、遊ばれる。
口内からはよだれがとめどなく溢れ出て、お互いの舌が動くたびにぐちゅぐちゅと音を立てる。
発情した体から吐き出される息は生暖かく、甘い匂いをまとう。それは先生も同じで、先生に生暖かな甘い息を送り付け、先生から生暖かな甘い息を受け取る。
先生の息が食道を通り、肺を満たす。満たされた肺は幸福感をおぼえ、先生の息を血液に乗せ、全身に余すことなく送り届ける。体中の細胞一つ一つが先生の息を受け取ることで私の体は先生と一つになった感動を覚えた。
「「――ぷはっ❤」」
再び離れ離れになる唇に寂しさをおぼえる。けれど唇よりも寂しさをおぼえている部位があった。
そこはとろりと透明な液体を流し、フェロモンをまき散らし、今か今かと待ち遠しそうにひくひく動いている、男性器を受け入れるための女性器だった。
私は先生に抱き着いたまま、私が下になるようソファーに倒れ込んだ。
「先生、好きです。大好きです。ですから――」
真っ赤に染まった先生の顔はなにかをこらえるかのように硬い顔をしている。けれど私が見たい顔はそんな顔じゃない。
だから先生の理性を壊すように甘い言葉をささやいた。
「――先生の好きにしてください❤」
その言葉を放った瞬間、先生の顔が獣へと変化した。理性なんてものは感じず、ただひたすら、己の欲望の赴くまま貪る肉食動物のように。
私の女性器と先生の男性器が触れ合い、くちゅっと音が響く。男性器はそのまま私の中に侵入してきた。
「――ッ!?」
「!? アキラ!?」
ミチミチと私の子宮に音が響く。それと同時につうと先生の男性器をいろどる赤い雫。初めて感じる痛み、けれど――。
「へいき、です」
傷つけられた私の体。先生が傷をつけた私の体。生徒を守る先生が初めて生徒を傷つけた私の体。その事実が痛みを快感に変えてしまう。
「つづけて……ください」
「……いいんだね?」
「はい……❤ ――おォ!?❤」
強烈な衝撃と快感に自分でも信じられない声がもれた。
「おォ!?❤ んぉ!?❤」
子宮の入り口にたたきつけられる男性器。引き抜かれしまっていく膣を再びこじ開け侵入してくる男性器。優しさや気遣いは感じられず、自身の欲望を満たすための乱暴な動き。けれどそれは先生も慣れていないことの証拠。
そもそも乱暴にされても私の体は強く快楽を感じていて、むしろもっと乱雑に扱ってほしいと私の心は思っている。
「――ッ! っ! ッう!」
「――オ゛❤ ォ゛❤ お゛ォ゛❤」
ぐちゅぐちゅといやらしい音をBGMに私との喘ぎ声と先生のうめき声が共演する。
ドン、ドン、ドンと小気味いいリズムで突かれる子宮は突かれるたびに快楽を生み出し、全身に広がっていく。
「あ゛❤ い゛い❤ ぎもぢ❤ い゛い❤」
「わたしも、アキラの中、気持ちいいよっ!」
一突きされるたびに感じる圧迫感。抜かれていくたびに感じる開放感。満たされ、寂しさをおぼえ、また満たされ、寂しさをおぼえる。
「あったかくて、ぬるぬるしてて、しめつけられてっ、いいっ!」
先生の男性器によって与えられる快楽と、褒められたことで湧き上がる歓喜の心が混じり合い、幸福感へと変わっていく。
「せんせっ、のおちんっ、ちん❤ もっ❤ きもちっ、いいです❤」
先生との交尾によって脳は麻痺し、思考することが出来なくなった脳は感情、感覚、あらゆるものをそのまま口からこぼす。
「もっと❤ もっとほしいです❤ きもちいいのっ❤ ほしいです❤」
自身の欲望を反射的に話すが、話した内容さえ理解できていない。
「――んォ❤」
私の膣内で暴れている男性器が一層硬くなり、膨張したのを感じた。
「やばいッ、でる!」
どうやら先生の限界が近いみたいで、それは私も同じだった。体中を満たし続ける快感は私の体からあふれ出そうになっている。
「だすよ!」
「はい❤ だしてください❤ なかに❤ なかに❤ いっぱい❤」
ラストスパートをかけた先生の腰は何度も何度も私の腰に強く押し付けられ、膣内で交互に感じる圧迫感と開放感が速くなり、連続で突かれる子宮はきゅんきゅんとその時を今か今かと待ちわびている。
「――いッ、くうぅぅ!」
「――――ッ❤❤❤❤❤!!!!!」
先生の射精とともに絶頂する私の体。全身に快楽が走り、バチバチと脳が刺激され、ビクビクと震える体。
ドクドクと子宮に流し込まれる先生の熱く重たい精液。満たされ、熱くなり、重くなり、喜びに震える私の子宮。
「――ぁ❤ ぁあ❤ あぁぁ❤❤❤」
快楽に震える私の体はしびれて動かすことができず、呼吸すらまともにできない。閉じることもできず開きっぱなしになった口から絞りだされたのは声ですらない音。
「――おっ❤」
ずるりと引き抜かれていくことで膣内をこするカリ。最後の最後まで快楽を与えてくれる先生の男性器。
絶頂したばっかりの体は過敏になっていて、少しの刺激だけで再び絶頂に達してしまいそうになる。
「ふぅ……ふぅ……」
先生の荒い吐息が私の肌を撫でる。
「――っ❤❤」
それだけで全身に快感が走る。
「ふぅ…………はぁぁ……」
ギシリとソファーが音を立て、先生は立ち上がる。離れたことで見えた先生の男性器はしぼんでいて、先っぽからつぅと精液と愛液が混じった液体が流れ落ちていく。
私の体もうまく動かすことが出来ず、これ以上の快楽は許容範囲外だ。
満足だ。体は満足している。満たされ、幸せに包まれ、この快楽の余韻を楽しみたいと主張している。
……けれど、私の心は貪欲だった。
まだ欲しい❤ もっと欲しい❤ いっぱいほしい❤
足りない❤ 足りない❤❤ 足りない❤❤❤
「はぁ……はぁ……もう、おわりですか?」
私は体を回転させうつ伏せになり、膝を立て、お尻を先生の方へと突き出す。
「まだ……できますよね❤」
挑発するような顔を先生に向け、フリフリとお尻を左右に振る。突き出した女性器から精子がこぼれ、ふくらはぎに落ちるのを感じた。
「――ッ!」
「――あっ❤」
先生の男性器がみるみる起き上がり、膨張していく。その光景を見て歓喜する私の心と体。女性器からは精液が混じった愛液がとろとろと流れ出す。
「――知らないからねっ」
先生は強引に私の腰をつかむ。そして狙いを定めて、一気に挿入する。
「――オ゛ぉ゛!?❤❤❤」
先ほどの体位でシてた時よりも奥に入ってくる先生の男性器。子宮の入り口に当たるだけだったのが子宮を押しつぶしてくる。
「おっ❤ おくっ❤ さっきとちがっ❤ ぉお❤ すごっ❤ きもち、いいっ❤」
体位が違うだけでこれほどまでに快感が変わるのかと驚く暇すらない。
「イくっ❤ イくッ❤ イッちゃう❤ イッてるのにイッちゃう❤」
とっくに限界を迎えていた私の体にさらに快楽を与えられることですぐに絶頂を迎えてしまう。
パンッパンッパンッと突かれるたびに絶頂し、全身がしびれ、頭が真っ白になり、呼吸ができなくなった。
このまま突かれ続ければ息絶えてしまう。ということはつまり、私の命は先生が握っているも同然。私のすべてを支配し、征服し、思いのまま蹂躙する先生に私は服従するしかない。そのことを本能で理解したとき、私の心は完全に壊れた。
「すきです❤ すきです❤ すきにしてほしいです❤ せんせいのすきにしてほしいです❤ せんせいにならなにされてもいです❤ あげます❤ すべてあげます❤ わたくしのすべて❤ だからもっと❤」
「――!? なんでそんなうれしいこと言ってくれるの!」
「だってぇ❤ ほんと❤ のことだからぁ❤」
パンパンと先生の腰がぶつかるたび私の胸はぶるんぶるんと震え、半開きになった口から垂れるよだれはあたりにまき散らされ、揺れる視界には何も映らない。
「だいすきです❤ あいしてます❤ せんせ❤ あいしてます❤ あなたのものにしてください❤」
「いいよ! アキラは私のものだ! 誰にも渡さない! 私だけのものだ!!」
「うれっ❤ うれしい❤❤ ですぅ❤」
「私も愛してるよアキラ!」
「はいぃ❤ あいしてますぅ❤❤」
「だから受け止めてね! 全部!」
「うけとめましゅ❤❤ せんせの❤ せーし❤ ぜんぶ❤❤ わたしの❤ せーし❤」
呂律すら回らなくなった私の言葉。
「――ッ、イくっ!」
「イってくだしゃい❤ イって❤ だしれ❤❤ いっぱい❤❤」
「~~~~~ッ!!!」
「~~~~~ッ!!!???❤❤❤❤」
再び子宮を満たしていく先生の精液を絶頂に支配された体で感じる。快楽と多幸感で満たされた私の体からは力が抜け、ソファーの上に力なく突っ伏してしまう。
「…………ぁあ❤ あへぇ❤❤❤」
ビクンビクンと震える体は吐き出す息さえ震わす。
「大好きだよアキラ」
「――!?❤❤」
倒れ込んだ私を上から覆いかぶさるように先生が抱きしめてきて、耳元でそうささやいた。私は急に抱きしめられたこと、急に愛をささやかれたことでまたイってしまう。
「愛してる」
「!?❤」
「大好き」
「!!??❤❤」
「可愛い」
「!!!???❤❤❤」
「私のお姫様」
「!!!!????❤❤❤❤」
何度も何度も何度も何度も。
繰り返し愛をささやかれる。
私の心も体もとっくに壊れてしまっているのに。
「一生離さない」
「~~~~~ッ!!!!!?????❤❤❤❤❤❤」
先生からの熱烈なプロポーズに私の白く染まった脳はその上からさらに白に染まっていく。
「返事を聞かせてほしいな?」
「……これからよろしく、おねがいします❤」
二人で抱きしめ合い、ソファーの上で横になる私と先生。
お互いの火照った体は冷めることはなく、ずっと堪能し続けていた。
体の内側にも先生の熱がまだ残っていて、外からも中からも先生の熱に浮かされる体は心地よさを感じている。
ふと気が付き時計を見てみるととっくに日付をまたいでいて、そんなにも時間が経っていたのかと驚いた。
「ねぇアキラ」
そんな風に驚いている私に先生は声をかけてくる。
どうしたのだろうと、なにを言われるのだろうとぼんやりと考えていると先生が私の耳もとまで口を寄せ、ささやく。
「また、しようね」
「――ッ❤❤❤」
その言葉を聞いただけで私の子宮がきゅんきゅんとうずいたのを感じた。
そうだ。これから何度でも、先生と出来るのだと私は理解した。先ほどまでシていた幸福感で全く考えが及んでいなかった。
「はい❤ これから何度でも❤ 先生の思うままに❤」
先生の唇にちゅっと口付けをし、先生に抱き着く力を強めた。
……朝が来るまでずっと。
何故か続いちゃった❤
でもこれ以上は続きません。
だってネタがないから。
またアキラとイチャイチャする話を書いてもそれは別の世界の話です。
というかほとんど完結しちゃってるし。
むしろここで完結させた方がキリがいいし。
なので続きません。
たぶん、きっと、めいびー。