※この作品はR-18です。

もし、ヒロイン達が『最後の一線♡』を超えたなら 〜キスシーンで終わり? 朝チュンでごまかす? …「お約束」で守られた純潔なんて、もう、いらない♡〜   作:のびすけ。

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とある科学の超電磁砲 御坂美琴編
アンタへの想いは、演算不能!


「……待ちなさいよ、アンタ!」

 

あたしの声は、自分でも情けないと思うくらい、上ずって震えていた。

第七学区の、自販機がポツンと置かれたいつもの路地裏。

追いかけて、ようやく捕まえたと思った彼の背中は、なんだかいつもよりずっと遠く感じられた。

 

「…ビリビリ?」

 

振り返ったアイツ…上条当麻は、困ったように眉を下げて、その右手でガシガシと頭を掻いている。

ああ、もう、その顔! いつもいつも、あたしのことなんて眼中にないみたいに、飄々としてて。

 

でも、誰かのためなら自分の危険も顧みずに、どんな絶望の中にだって飛び込んでいく。そんなアンタだから、あたしは…。

 

(ダメ。また、このまま「お約束」の展開に流されちゃう…)

 

ふと、あの白い空間での記憶が蘇る。

数多の世界から集められた、あたしと同じ“ヒロイン”たち。

脚本(シナリオ)に抗い、自らの意思で幸せを掴むのだと誓った、あの決意。

 

いい雰囲気になって、でも次の瞬間には何もかもがリセットされる。

そんな不完全燃焼な関係は、もう終わりにする。この胸の中で、ずっとショート寸前だった恋心。今日、この場所で、最大出力(フルスペック)でぶつけてやるんだから!

 

「アンタさ…あたしのこと、どう思ってんのよ」

 

「へ? どうって…そりゃ、ビリビリで、すぐ怒るし、おっかないけど…でも、いざって時は誰よりも頼りになる、すごいヤツだって…」

 

「そーいうこと聞いてんじゃないのよ、この朴念仁!」

 

あたしは一気に距離を詰めて、彼の学ランの胸倉をぎゅっと掴んだ。

見上げた先にある、少し驚いたような彼の瞳。もう、逃がさない。

 

「単刀直入に聞くわ。あたしは、アンタが好き。…アンタは?」

 

言った。

言ってやった。

 

心臓が、まるでモーターみたいに激しく脈打って、全身の血液が沸騰しそう。顔が熱い。耳まで真っ赤になっているのが、自分でもわかる。

 

彼は、あたしの言葉の意味を咀嚼するように、何度か瞬きを繰り返した。

そして、何かを言おうとして、口を開き…そして、閉じた。

 

(また…また、そうやってはぐらかす気!?)

 

もう、待たない。

待っているだけじゃ、何も変わらない。

 

あたしは、掴んでいた胸倉をさらに引き寄せ、ぐっと背伸びをした。

狙うは、彼の唇。

 

「…っ!」

 

彼が息を呑むのが、わかった。

あと数ミリ。

 

触れるか、触れないかの、ギリギリの距離。

物語(シナリオ)が、またここで幕を引こうとする。

 

(させるもんですか…!)

 

あたしは、目を閉じて、自らの意思で、その最後の数ミリを埋めた。

 

あたしの覚悟、受け止めなさいよね!

柔らかい感触が、唇に触れた。

 

(…しちゃった)

 

あたしから、キス、しちゃった…。

頭の中が真っ白になって、でもすぐに、後悔と羞恥と、そしてほんの少しの達成感がごちゃ混ぜになって押し寄せてくる。

あたしは弾かれたように身体を離した。

 

「ご、ごめん! 今のは、その…事故よ、事故! 不可抗力っていうか…!」

 

しどろもどろな言い訳を並べ立てるあたしを、上条は呆然と見つめている。

やばい。完全に引かれてる? 最悪だ。もう顔が見れない。

 

「…なあ、御坂」

 

「な、なによ! 文句があるなら聞きなさいよ!」

 

「…ここじゃ、なんだから。場所、変えないか」

 

彼の真剣な声に、心臓が跳ねた。

その手があたしの手首を掴む。いつもみたいに振りほどくことなんて、できなかった。

 

あたしたちは、誰にも見つからないように、路地裏を抜けた。

彼がどこへ向かっているのかはわからない。でも、この手を離したくない。

ただ、それだけだった。

 

たどり着いたのは、何の変哲もないビジネスホテルの一室だった。

無言でチェックインを済ませ、部屋に入って、ドアが閉まった瞬間、沈黙が重くのしかかる。

 

(ど、どうしよう…! なんでホテル!? いや、あたしが望んだことだけど、いざとなると…!)

 

「…悪かったな、急にこんなところに連れてきて」

 

「べ、別に…。アンタがヘンな気起こさない限りは、安全でしょ」

 

「…起こしたら、どうするんだ?」

 

彼の低い声に、びくっと身体が震えた。

見ると、彼はあたしのことを、今まで見たこともないような、熱を帯びた瞳で見つめていた。

それは、男の人の“オス”の顔だった。

 

「…っ、起こしてみなさいよ。返り討ちにしてや…」

 

強がりを最後まで言い終わる前に、あたしの身体はぐいっと引き寄せられ、彼の腕の中に閉じ込められた。

そして、今度は彼の方から、深く、唇が重ねられた。

 

「ん…っ♡」

 

さっきのあたしのキスなんて、比べ物にならないくらい、情熱的で、貪るようなキス。

彼の舌が、あたしの唇をこじ開けて、中に侵入してくる。

 

(な、な…!?)

 

「んんっ…♡ふ、ぁ…♡」

 

あたしの口の中を、彼の舌が縦横無尽に掻き回す。

角度を変えながら、何度も、何度も。

 

ちゅぷ、じゅる…っと、生々しい水音が部屋に響く。

頭がクラクラする。立っているのがやっとで、彼の身体に全体重を預けた。

 

「はぁ…っ、ん…♡」

 

唇が離れたときには、あたしたちはベッドの上に倒れ込んでいた。

彼が、あたしの上に覆いかぶさっている。

 

「…御坂。本気なんだな」

「…当たり前でしょ。あたしが、冗談でこんなことすると思うの…?」

 

あたしの瞳から、ぽろりと涙が一粒、こぼれた。

彼が、その涙を指で優しく拭ってくれる。

 

「…あたしから、させてほしい」

 

「え?」

 

「だから! 今日は、あたしが主導権を握るって決めたの! アンタは、黙ってあたしの言うこと聞いてればいいのよ!」

 

そう。これは、あたしが決めた、あたしのための物語の“続き”。

恥ずかしいけど、譲れない。

 

あたしは彼を押し退けて、ベッドの上に座り直した。そして、震える指で、自分のブラウスのボタンに手をかけた。

 

ひとつ、またひとつとボタンを外していく。

彼の視線が、あたしの肌に突き刺さるのがわかる。恥ずかしくて、死にそうだ。

 

ブラウスを脱ぎ、スカートのホックを外す。下着姿になったあたしは、もう羞恥心でどうにかなりそうだった。

 

「…きれいだ、御坂」

 

「う、うるさい! 見てんじゃないわよ、このエロガキ!」

 

(でも…嬉しい、かも…)

 

あたしは勢いのまま、今度は彼が着ている学ランに手をかけた。

ボタンを外し、シャツを脱がせる。現れたのは、あたしなんかよりずっと逞しくて、硬い筋肉に覆われた男の子の身体だった。

 

(な、なによこの身体…! 喧嘩ばっかしてるだけあって、すごい…)

 

ごくり、と喉が鳴る。

あたしは、吸い寄せられるように、彼の胸に顔をうずめた。

汗と、彼だけの匂い。それだけで、身体の奥がじんわりと熱くなっていくのがわかった。

 

「…美琴」

 

彼が、あたしの名前を呼んだ。

下の名前で呼ばれたのは、初めてかもしれない。

それだけで、胸がきゅーっとなって、嬉しくて、涙が出そうになった。

 

「…うん。これからずっと、美琴って呼んで♡」

 

「…あたしも、当麻って、呼んでいい♡?」

 

「…ああ」

 

あたしは彼のズボンにも手をかけた。

バックルを外し、チャックを下ろす。

そして、下着ごと引き下げると、彼の熱く膨れ上がったペニスが、勢いよく姿を現した。

 

(ひっ…!?)

 

大きい。硬そう。熱そう。

漫画とかで知識としては知っていたけど、本物を見るのは、もちろん初めて。

先端が、あたしを見つめているみたいで、目が離せない。

 

「…すごい、のね。アンタの、ペニス…」

 

「…お前のせいだろ」

 

彼はそう言って、あたしの下着の中に、そっと手を入れてきた。

 

「ひゃぅっ…!?♡」

 

布越しに、あたしの秘密の場所を、指が優しくなぞる。

そこはもう、彼の熱気に当てられて、じっとりと湿り始めていた。

 

「んんっ…♡や、やめ…っ」

 

「嘘つけ。こんなに濡れてる」

 

彼の指が、ショーツの隙間から滑り込んでくる。

そして、一番敏感なところを、こり、と直接刺激した。

 

「あああんっ♡♡♡だ、だめぇ…!そこ、だめだってばぁ…♡」

 

(なにこれ、なにこれ! 電流が、身体中に…! 思考回路が、ショートしそう…!)

 

くちゅ、くちゅ、と彼の指があたしの中を掻き回す。

腰が勝手に、びくん、びくんって揺れて、甘い声が次から次へと溢れ出した。

 

「あっ、んくぅっ…♡き、もち、い…♡もっと、もっとぉ…♡」

 

恥ずかしいとか、もうどうでもよくなっていた。

ただ、この気持ちよさに、身を委ねていたい。

あたしは、彼の大きなペニスに、おそるおそる手を伸ばした。

 

「(これが…アンタの…。あたしを、めちゃくちゃにするもの…)」

 

その熱さに、また身体が震える。

あたしは覚悟を決めて、自分のショーツをずり下げた。

 

「…美琴?」

 

「あたしが、自分でするって言ったでしょ…」

 

あたしは、彼の上に跨った。

そして、彼のペニスを自分の手で掴んで、ゆっくりと、濡れた入り口へと導いた。

 

「…っ♡」

 

先端が、ぬるり、と入り口にめり込む。

それだけで、身体中に電気が走ったみたいな衝撃があった。

 

「い、入れるわよ…! 文句言っても、知らないんだからね…!」

 

自分に言い聞かせるように呟いて、あたしはゆっくりと腰を下ろしていく。

みち、みちち…っ。

狭いところが、無理やり押し広げられていく。痛い。けど、それ以上に、彼と繋がっているっていう実感で、胸がいっぱいになった。

 

「んふぅっ!」「あぁっ!」「んんっ…!♡は、入って、る…♡」

 

ずぶり、と音を立てて、彼のペニスの全てが、あたしの中に収まった。

奥まで、ぎっちりと埋め尽くされている。すごい、圧迫感。

 

「…大丈夫か、美琴」

 

「…平気よ、これくらい」

 

強がって見せて、あたしはゆっくりと腰を揺らし始めた。

最初は、ぎこちなく。

 

ずぷ…ん、ちゅぽ…♡ ぐぷ…ん、ぬぷ…♡

 

「あっ…♡ ん…っ♡ ふ、ぁ…♡」

 

痛みは、すぐに快感に変わっていった。

おちんちんが、中の一番気持ちいいところを、ぐりぐりと擦るたびに、甘い痺れが腰から背筋を駆け上がっていく。

 

「きもち、い…♡ アンタの、おっきいおちんちん…あったかくて、すっごく、気持ちいい…♡」

 

「美琴…っ、お前、そんな可愛い声も出せるんだな…」

 

ぱん、ぱん! とあたしのお尻と彼の腰がぶつかる音のリズムが、だんだん速くなっていく。

あたしはもう夢中で、ただ快感を追い求めて腰を振り続けた。

 

「あっ♡あっ♡あんっ♡あんっ♡♡」

 

「はぁ…っ、美琴…! いい、すごくいい…っ!」

 

(すごい…! すごい電気が、お腹の奥に溜まっていくみたい…!)

 

(このままじゃ、ほんとにショートしちゃう…! でも、もっと欲しい…!)

 

「と、当麻…っ!♡ なんだか、へん…! お腹の奥が、きゅーって…! ああっ、もう、きちゃうぅぅぅ!!」

 

視界が、バチバチって火花みたいに明滅する!

身体が、勝手にびくんびくんって大きく痙攣して、あたしの知らないあたしが、絶頂の叫びを上げた!

 

「あああああーーーーーっ♡♡♡ で、でちゃうぅぅぅ…! いっぱい、でるううううっ♡♡♡」

 

(これが、あたしの…初めての、恋人との、アクメ…!)

 

あたしの絶頂を感じ取って、彼が下から強く突き上げてきた。

彼のおちんちんが、びくん! びくん! とあたしの中で脈打つ。

 

「美琴っ…! 俺も、もう、ダメだ…!」

 

「…っ♡」

 

彼が何かを言いかけたけど、あたしはそれを遮るように、彼の唇を塞いだ。

そして、耳元で、あたしの最後の、そして最大のお願いを囁いた。

 

「…あたしの中に、して…♡ アンタのぜんぶ、あたしにちょうだい…♡」

 

その言葉が、引き金になった。

 

「…っ、ああ!」

 

びゅるるるるっ…!

どく、どく、どくっ…!

 

熱くて、ドロリとした液体が、子宮の奥に、何度も、何度も撃ち込まれてくる。

あたしは、そのすべてを受け止めて、彼の首に強く抱きついた。

 

ーーーーー

 

しばらく、あたしたちは汗だくのまま、ただお互いの鼓動を感じていた。

部屋には、荒い呼吸と、シーツの擦れる音だけが響いている。

さっきまでの狂乱が嘘みたいに、穏やかな時間。

 

「……すごかったな、御坂」

 

「…美琴」

 

「ん?」

 

「美琴って、呼んでくれないと、またビリビリするわよ」

 

「…ははっ、わかったよ、美琴」

 

彼が、あたしの髪を優しく撫でてくれる。

その手つきが、なんだかすごく愛おしくて、あたしは彼の胸に顔をうずめた。

 

「…怖かった」

 

「…うん」

 

「でも、すっごく、気持ちよかった…。アンタと、本当に一つになれた気がして、嬉しかった…♡」

 

素直な言葉が、自分でも驚くくらい、すらすらと口から出てくる。

もう、強がる必要なんてないんだ。

 

「あたしね、ずっと、もどかしかったの」

 

「もどかしい?」

 

「そう。アンタといい感じになっても、いつもそこで物語が終わっちゃうみたいで…。本当は、その先がしたいのにって、ずっと思ってた」

 

白い空間での出来事を、彼にわかるように、少しだけ話した。

彼は、黙ってあたしの話を聞いてくれた。

 

「だから、決めたの。もう、物語の都合でアンタとの関係を止められるのは嫌だって。あたし自身の意思で、アンタと結ばれたかったの」

 

「……」

 

「あたしの“ヒロイン”は、アンタだけのものなんだから…! だから、今日、あたしから…」

 

そこまで言って、急に恥ずかしくなって、言葉に詰まった。

すると、彼がくすっと笑って、あたしを強く抱きしめてくれた。

 

「…ありがとうな、美琴。俺を選んでくれて」

 

その一言で、あたしの心は、完全に満たされた。

あたしの長い長い演算は、ようやく、最高の答えにたどり着いたのだ。

 

ーーーーー

 

翌朝。

あたしは、上条当麻と手をつないで、いつもの通学路を歩いていた。

昨日までの自分なら、絶対に考えられないこと。

周りの目も気になるし、恥ずかしいし、そもそも柄じゃない。

 

でも、今のあたしは、そんなことどうでもよかった。

繋いだ彼の手のひらの温かさが、昨日の夜の記憶を鮮明に蘇らせる。

それだけで、心がぽかぽかして、無敵にだってなれる気がした。

 

「あら? お姉様、ご機嫌ですのね。その猿とご一緒だというのに」

「黒子…」

 

案の定、空間移動(テレポート)で現れた黒子に、ジトっとした目で見られたけど、今日のあたしは一味違う。

 

「ええ、そうよ。大好きな人と一緒だもの。機嫌も良くなるわ」

 

「…はへっ!? お、お姉様が、で、デレていらっしゃいま…!?」

 

衝撃のあまり固まっている黒子を横目に、あたしは彼の腕に自分の腕を絡めた。

彼は少し驚いていたけど、優しく微笑んでくれる。

 

あたしは学園都市第三位の超電磁砲(レールガン)、御坂美琴。

でも、今はそれだけじゃない。

 

…上条当麻の、彼女。

 

これから先、あたしたちの世界では、またいろんな事件が起こるんだろう。

面倒なことに巻き込まれるだろうし、すれ違うことだってあるかもしれない。

 

でも、もう大丈夫。

あたしたちの心と身体は、誰にも邪魔できないくらい、深く、固く、結ばれたんだから。

 

「さあ、行こっか」

 

あたしは彼の手をぎゅっと握りしめて、太陽に向かって笑いかけた。

 

「あたしたちの新しい日常(ネクストステージ)が、ここから始まるんだから!」

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