もし、ヒロイン達が『最後の一線♡』を超えたなら 〜キスシーンで終わり? 朝チュンでごまかす? …「お約束」で守られた純潔なんて、もう、いらない♡〜 作:のびすけ。
誕生日に贈られた、一番欲しかったもの
北側諸国での旅の途中、立ち寄った街でのことでした。
その日は私の誕生日で、フリーレン様は「人の身を老いから守る魔法」の魔導書を、シュタルクは…ためらいながらも、小さな包みを差し出してくれました。
「ほらよ、フェルン。誕生日、おめでと」
ぶっきらぼうにそう言って、すぐに顔を逸らしてしまう。
本当に、不器用な人。
包みを開けると、中には綺麗な装飾が施された、繊細なブレスレットが入っていました。
「これ、この前の街で…お前が見てただろ。似合うんじゃねえかなって…」
「…ありがとうございます」
嬉しい。心臓が、きゅーっと甘く締め付けられるくらい、嬉しい。
でも、素直に「ありがとう、嬉しいです」と笑えないのが、私の悪い癖。
いつものように、むすーっとした顔で、私は彼の手を取った。
「つけてください」
「へ? あ、ああ…」
彼の、分厚くて、戦士らしい硬い指が、私の手首に触れる。
その瞬間、びりり、と微弱な電流のようなものが、指先から腕を駆け上がって、心臓にまで達しました。
(ああ、だめ…)
あの白い空間で誓った、私の決意。
脚本(シナリオ)に流されるだけの、受け身のヒロインでいるのは、もうやめる。
私は、私の意思で、この人との“物語の続き”を紡ぐのだ、と。
このブレスレットは、ただのきっかけ。
私が本当に欲しかったものは、こんな綺麗な装飾品なんかじゃない。
貴方の、全部。
貴方の心も、身体も、その不器用な優しさも、情けないところも、全部、私のものにしたい。
「…シュタルク」
「ん?」
私は、ブレスレットをつけてくれた彼の手を、離さなかった。
そのまま、ぎゅっと、力を込めて握りしめる。
「今夜、私の部屋に来てください。…話が、あります」
私の紫の瞳が、どんな色をしていたのか。
きっと、彼にはわからなかったでしょう。
ただ、獲物を前にした獣のように、ギラギラとした欲望の色をしていたに違いないのですから。
コン、コン。
控えめなノックの音に、私はベッドの上でぴくりと身体を震わせました。
約束の時間。
湯浴みを済ませ、いつもより少しだけ肌の透ける寝間着に着替えて、私はずっと、この時を待っていたのです。
「…シュタルクですか」
「ああ…」
ドアを開けると、そこには案の定、気まずそうな顔をしたシュタルクが立っていました。
私は無言で彼を部屋に招き入れ、背後でカチャリ、と鍵をかける。
その音に、彼の肩が少しだけ跳ねたのがわかりました。
「ふ、フェルン? 話って…」
「しー…」
私は人差し指を自分の唇に当てて、彼に静かにするように促します。
そして、ゆっくりと彼に近づき、その胸に、こつん、と自分の額を当てました。
とくん、とくん、と、彼の心臓の音が、うるさいくらいに聞こえてくる。
(ああ、緊張しているのですね。…私も、ですよ)
「…好きです、シュタルク」
顔を上げて、まっすぐに彼の瞳を見つめて、告げました。
もう、回りくどいことは言いません。
フリーレン様との旅で学んだのです。
人の命は短い。
想いは、伝えられる時に伝えないと、永遠に後悔することになる、と。
「お、俺もだ! 俺も、フェルンのこと…!」
「知っています」
彼の言葉を、唇で塞ぎました。
初めて自分からしたキスは、少しだけぎこちなくて、でも、とてつもなく甘い味がしました。
「ん…っ♡」
最初はただ唇を合わせているだけだったのが、どちらからともなく、舌が絡み合っていく。
シュタルクの、大きくてゴツゴツした手が、私の背中と腰に回され、強く抱きしめられる。
苦しいくらい。でも、それが心地いい。
「んんっ…♡ ふ、ぁ…♡」
ちゅぷ、じゅる…っと、唾液の交じる音が、静かな部屋にいやらしく響きます。
長い、長いキスの後、唇が離れた時には、二人とも息が上がっていました。
「…フェルン。俺、お前のこと…」
「言葉は、いりません。…今夜は、私に全部、任せてください♡」
これは、私が主導権を握ると決めた、私のための夜。
私は彼の手を引いてベッドに座らせると、彼の服に手をかけました。
分厚い上着を脱がせ、シャツのボタンを一つずつ外していく。
現れたのは、数多の戦いを潜り抜けてきた、傷だらけで、しかし逞しい筋肉に覆われた戦士の身体でした。
(これが、いつも私を守ってくれる、シュタルクの身体…)
思わず、その胸板に頬ずりをする。
彼の匂いが、私の理性を少しずつ麻痺させていく。
今度は、彼が私の寝間着の紐に手をかけました。
するり、と布が肌を滑り落ち、私は下着だけの姿になる。
「…きれいだ、フェルン」
「…見ないでください、えっち」
(でも、嬉しい…。もっと、見てほしい…)
彼は、私の言葉とは裏腹に、まるで芸術品でも見るかのように、私の身体の隅々までを、その熱い視線でなぞりました。
そして、私の胸の膨らみに、そっと手を伸ばす。
「ひゃぅっ…!♡」
下着の上から、柔らかく揉まれて、それだけで変な声が出てしまいました。
きゅ、きゅ、と指の腹で優しく揉まれ、てっぺんの突起を、こり、こりと親指で刺激される。
「あっ、んぅ…♡ だ、め…そんなところ…♡」
腰がくねり、彼の手に自分の胸を押し付けるような形になってしまう。
彼は、私の反応を楽しんでいるかのように、ふっと笑うと、今度はその手をゆっくりと下腹部へと滑らせていきました。
そして、私の下着の中に、その大きな手が、もぞり、と侵入してくる。
「ひぃっ…!?♡♡」
布越しではない、直接の刺激。
そこはもう、彼を待ちわびて、じっとりと湿っていました。
指が、その湿った割れ目を、優しくなぞる。
「あ、あんっ♡♡♡ な、に…これぇ…♡」
くちゅ、と小さな音を立てて、指が入り口を少しだけ抉る。
それだけで、身体の奥がずくん、と疼いた。
彼は、私をゆっくりとベッドに横たわらせると、私の足の間に顔をうずめました。
「え…? シュ、シュタルク…? なにを…」
彼が何をするつもりなのかを察して、私の顔はカッと熱くなる。
彼は、私の下着を歯でくわえると、ゆっくりと引き下げていきました。
そして、露わになった私の秘密の花園に、彼の生温かい吐息がかかる。
「ひぅっ…♡♡♡」
(だめ、そんなところ、見られたら…!)
じゅるっ…
生々しい音と共に、彼の舌が、私の割れ目を、下から上へと、一本の線を描くように舐め上げた。
「あああああんっ♡♡♡♡♡♡」
(なに、これ、なにこれなにこれ!? 気持ち、いい…! 気持ちよすぎて、頭が、おかしくなっちゃう…!)
くちゅ、くちゅ、くちゅ…♡
彼の舌は、まるで蜜を味わう蝶のように、私の花弁を一枚一枚丁寧に舐め取り、吸い上げていく。
一番敏感な、小さな突起を見つけると、ちゅぷ、ちゅぷ、と音を立てて吸い始めた。
「あっ、あ、あひぃっ♡♡♡ そ、そこ、だめぇ! いっちゃ、うぅ、いっちゃいますぅぅぅ!!」
腰が、びくん、びくん!と大きく跳ね上がるのを、彼の手が優しく押さえつける。
ねちゃ、じゅぷ、と、私の愛液と彼の唾液が混じり合う、いやらしい音が絶え間なく続く。
もう、私は彼が何を言っているのかもわからないくらい、快感の波に溺れていました。
「ああああーーーーーっ♡♡♡♡」
一度、小さく果てた私の身体から、彼はゆっくりと顔を上げた。
そして、自分の服を全て脱ぎ捨てると、熱く、硬く膨れ上がった彼のペニスを、私の目の前に晒しました。
(お、大きい…! あんなものが、私の中に…)
ごくり、と喉が鳴る。怖い。でも、それ以上に、早く、早くあれでめちゃくちゃにしてほしい、という欲望が勝っていました。
彼は、私の足を持ち上げ、大きく開かせると、そのペニスの先端を、愛液でぐしょぐしょになった私の入り口に、押し当てました。
「…入れるぞ、フェルン」
「…はい♡ やさしく、お願いします…♡」
ず…っ。
先端が、ゆっくりと、ぬめりを立てて私の中に入ってくる。
「んんっ…!♡ い、たい…けど…っ」
みちみち、と内側が押し広げられる感覚。
初めての痛みに顔をしかめましたが、彼は私の唇に優しいキスをしてくれて、動きを止めてくれました。
私がこくん、と頷くのを見て、彼は再びゆっくりと腰を進める。
ずぷ、ずぷ、ずぶり…!
生々しい音を立てて、大きいおちんちんが、全部、わたしの奥まで入ってきた。
ずぶり、と音を立てて、彼の大きいおちんちんが、私の奥まで全部、入ってきました。
「…っ、はひ…♡ お、奥まで…入ってます…♡」
(すごい…! シュタルクで、いっぱいだ…♡)
彼は、ゆっくりと腰を動かし始めました。
最初は、本当に、壊れ物を扱うように、優しく。
ずぷ…ん、ちゅぽ…♡ ぐぷ…ん、ぬぷ…♡
「あっ…♡ん…っ♡ふ、ぁ…♡」
痛みはすぐに、熱い痺れを伴う快感へと変わっていきました。
おちんちんが、中の一番気持ちいい壁を、ぐり、ぐりと擦るたびに、甘い声が漏れてしまう。
「きもち、い…♡ シュタルクのおちんちん、あったかくて…きもち、いいです…♡」
「フェルン…っ、お前、かわいすぎだろ…っ」
彼の動きが、少しずつ、力強くなっていきました。
「…私が、動かしたいです」
一度動きを止めた彼に、私はそうお願いしました。
彼は少し驚いた顔をしましたが、すぐにこくりと頷いて、私の身体を支えてくれました。
私はゆっくりと体勢を入れ替え、彼の上に跨る。いわゆる、騎乗位という体位です。
自分の手で、彼の熱いペニスを掴み、ゆっくりと、自分の入り口へと導きました。
ぐぷ、ぐぷ、ぐぷ…♡
今度は、上から下へと、自分の重みで彼のおちんちんを飲み込んでいく。
その感覚は、下から受け入れるのとはまた違った、背徳的で、能動的な快感でした。
「んくぅっ…!♡♡」
奥まで完全に収まると、私はゆっくりと腰を揺らし始めました。
きゅっ、きゅっ、と、膣がおちんちんを締め付けるのが、自分でもわかります。
「…フェルン、すごい…締まってる…」
「…っ♡(こくん)」
恥ずかしくて声も出せず、頷くのが精一杯。
私は、自分で一番気持ちいいと感じる角度と深さを探りながら、少しずつ動きを大きくしていく。
ぬちゃ、ぐちゃ、ぬぷっ♡
いやらしい水音が、先ほどよりも大きく部屋に響き渡ります。
「あっ♡あっ♡あんっ♡あんっ♡♡」
彼の顔が、すぐ下にある。
苦しそうに、でも、気持ちよさそうに歪むその表情を見ていると、私の身体もさらに熱くなりました。
彼のペニスが、中でびくん、と脈打つのがわかります。
(もっと…! もっと激しくして、シュタルクをめちゃくちゃにしてあげたい…!)
「はぁ…っ、シュタルク…! いい、ですか…?♡ きもち、いい…?♡」
「ああ…! 最高だ、フェルン…!」
その言葉に満足して、私はさらに腰の動きを速めました。
しばらくそうしていると、彼が私の腰を掴んで、言いました。
「…今度は、後ろからでもいいか?」
「…はい♡ 貴方の、好きなように…」
私は彼の身体から降りると、ベッドに四つん這いになりました。
熟れた果実のように突き出したお尻に、彼が後ろから近づいてくる。
そして、私の腰を掴むと、彼の熱く硬くなったペニスを、後ろから一気に突き刺しました。
ずどんっ!
「きゃあああんっ♡♡♡♡」
今までで一番深いところまで、彼のペニスが突き刺さる。
お腹の奥を、ぐり、と抉られるような、強烈な快感。
「あ、あ、あ、ああっ♡♡♡ ふかい、ふかいです、シュタルクぅ…!♡」
彼は、私の髪を優しく掴むと、耳元で囁きました。
「フェルンのここ、すげぇ熱い…」
ぐっ、ぐっ、と、私の奥の、一番弱いところだけを、的確に、何度も何度も突き上げてくる。
「ひぃっ、ひぃっ、んひぃっ♡♡♡♡ だめ、だめだめ! そんなとこ、ばっかり…! ああっ、また、でちゃう! いっぱい、でちゃいますううううう!!!」
ぴゅっ、と、私の前のほうから、熱いものがシーツに飛び散るのがわかりました。
びく、びく、と痙攣する私の身体を、彼は優しく抱きしめて、動きを止めずに、さらに奥を突き続けます。
「ああ…♡ もう、だめ…♡ 壊れちゃう…♡」
私の理性は、完全に快感の奔流に飲み込まれていきました。
「…フェルン、こっち向いて」
ぐったりとしている私を、彼は優しく仰向けにさせました。
そして、私の両足を、彼の肩に担がせる。
(こ、この体勢は…!)
私の全てが、無防備に彼の前に晒される、とても恥ずかしい体勢。
でも、彼のペニスが、一番深く、気持ちよく入ってくる体勢でもあることを、私は本能で理解していました。
「…最後は、フェルンの可愛い顔、ちゃんと見ながらしたい」
彼はそう言うと、最後の戦いを始めるかのように、再び私の身体に、そのペニスを埋め込んできました。
先ほどよりも、ずっと深く、熱く、硬い。
ずぶ、ずぶ、ずぶっ!
激しい水音と共に、彼の腰が、嵐のように往復運動を繰り返します。
「あああっ♡♡♡ んあっ♡♡♡ きもち、いい! きもちいいです、シュタルク! もっと、もっと激しく、してくださいぃぃ…!♡♡」
「フェルン…! フェルン…!」
彼は、私の名前を何度も呼びながら、ただひたすらに、私を突き続けました。
もう、どちらの汗なのかもわからない。肌と肌がぶつかる音、いやらしい水音、そして、私たちの喘ぎ声だけが、世界に響いている。
ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ、ぱん、ぱん、ぱん!
(ああ、ああ、ああ…! 溶けちゃう…! シュタルクと、一つになって、溶けてなくなっちゃう…!)
彼のペニスが、私の中で、さらに一回り大きく、硬くなったのがわかりました。
びくん、びくん、と、中で何かが暴れている。
「フェルンっ…! ごめん、もう、出る…!」
「…はいっ♡」
私は、彼の首に腕を回して、最高の笑顔で、言いました。
「いっぱい…いっぱい、私の中に、ください…♡ シュタルクのぜんぶ、私にくださいぃ…♡♡」
その言葉が、最後の合図でした。
「うおおおおおおっ!」
びゅるるるるるっ…!
どくっ、どくっ、どくっ…!
熱くて、ドロリとした生命の雫が、私の身体の、一番奥深くにある子宮に、何度も、何度も、激しく注ぎ込まれてきます。
「んくぅぅぅ…っ♡♡♡♡」
私は、その熱い奔流を、一滴残らず受け止めながら、シュタルクの背中を、きつく、きつく抱きしめました。
まるで、永遠にこのままでいたい、と願うように。
ーーーーー
行為が終わった後、私たちは、一つの毛布にくるまって、ただ静かに抱き合っていました。
彼の腕の中は、温かくて、安心できて、少しだけ、泣きそうになりました。
「…シュタルク」
「…ん」
「ありがとうございます」
「…俺の方こそ」
しばらく、そんな会話が続いた後、私は、ずっと胸の中にしまっていたことを、ぽつり、ぽつりと話し始めました。
あの白い空間のこと。ヒロインとして、物語に消費されるだけなのは嫌だと思ったこと。自分の意思で、シュタルクと結ばれたかったこと。
「…私、本当は、すごく臆病なんです。フリーレン様や、ハイター様がいなくなったら、一人でどうやって生きていけばいいんだろうって、いつも不安で…」
「……」
「シュタルクも、臆病ですよね。お兄さんのこと、ずっと気にしてて。本当は、誰よりも強いのに」
彼は、黙って私の話を聞いてくれていました。
「でも、そんな臆病な貴方だから、私は、好きになったんです。弱いところも、情けないところも知ってるから。だから、一緒にいたいって思ったんです」
「…フェルン」
「これからは、私が、貴方を守ります。フリーレン様から教わった魔法で、何があっても、貴方のことだけは、私が守ってみせますから」
そう言うと、彼は、子供みたいに、私の胸に顔をうずめて、小さく嗚咽を漏らしました。
私は、そんな彼が愛おしくて、その頭を、優しく、優しく撫で続けました。
ーーーーー
次の日の朝、私たちは、いつもより少しだけ遅く、フリーレン様と合流しました。
フリーレン様は、千年以上を生きるエルフです。
きっと、私たちの間に何があったのか、全てお見通しだったでしょう。
でも、彼女は何も言わず、ただ、少しだけ、本当に少しだけ、優しく微笑んでくれたように見えました。
「さ、行こうか」
フリーレン様のその一言で、私たちの旅は、また始まります。
シュタルクと、自然に、手をつなぐ。
彼の大きな手は、昨日、私の身体の隅々までを愛撫してくれた手。
そう思うと、少しだけ恥ずかしくて、でも、それ以上に、幸せな気持ちでいっぱいになりました。
私の名前は、フェルン。
フリーレン様の、一番弟子。
そして…シュタルクの、一番、大切な人。
魔王を倒した後の、遥か未来。
フリーレン様が、一人ぼっちにならないように。
そして、臆病なこの人が、道に迷わないように。
私は、この永劫とも思える旅路を、愛する人たちと共に、歩んでいく。
その手には、昨日もらったブレスレットと、そして、彼と固く結んだ、温かい温もりを握りしめて。
私の人生という魔法は、まだ、始まったばかりなのだから。