もし、ヒロイン達が『最後の一線♡』を超えたなら 〜キスシーンで終わり? 朝チュンでごまかす? …「お約束」で守られた純潔なんて、もう、いらない♡〜 作:のびすけ。
セブンスミストの噂と、本当の“初めて”
第七学区、夕暮れのファミリーレストラン。
いつものメンバー…あたし、初春、御坂さん、そして白井さんと、学校帰りの他愛ないおしゃべりに花を咲かせていた。
「…それでですね、最近また新しい都市伝説が流行っているんですよ」
初春が、少し興奮したように切り出した。彼女はこういう話が大好きだ。
「なんでも、『セブンスミスト』っていうアロマを嗅ぐと、能力がなくても、好きな人と身も心も結ばれる夢が見られる…とか」
「まあ、くだらないですわね。そんな非科学的なもの」
白井さんは、いつものようにツンと鼻を鳴らす。でも、御坂さんは少しだけ興味深そうに耳を傾けていた。
あたしは…といえば、その都市伝説よりも、窓の外をぼんやりと眺めていた。
(好きな人と、身も心も結ばれる…か)
あたしの脳裏に浮かんだのは、一人の男の人の顔。
あたしが“レベルアッパー”事件で道を踏み外しそうになった時、何も言わずに助けてくれた、少し年上の大学生。
彼は能力者じゃないけど、誰よりも頼りになって、優しくて…。あたしは、そんな彼に、ずっと密かな恋心を抱いていた。
「佐天さん? 聞いてますの?」
「へ? あ、うん、聞いてる聞いてる! それで、そのセブンスミストって、どこで手に入るの?」
あたしの食いつきように、みんなが少し驚いた顔をする。
でも、あたしの心は、もう決まっていた。
(都市伝説なんかに、頼らない)
あの白い空間で、あたしたちは誓ったはずだ。
脚本(シナリオ)に用意された役割を待つんじゃなくて、自分の意思で、欲しいものを掴み取りにいくって。
あたしが欲しいのは、夢なんかじゃない。
本物の彼に触れて、彼の熱を感じて、あたしの全部で彼を受け止めて…本当の意味で、“結ばれ”たい。
その日の夜、あたしはスマホを握りしめ、彼の番号を呼び出した。
震える声で、たった一言だけ、伝える。
「…今夜、会えませんか? どうしても、あなたに確かめてほしい“都市伝説”があるんです」
彼の部屋のドアを開けた瞬間、ふわりと、あたしがいつも使っているボディソープの甘い香りがした。
彼が、あたしのために、わざわざ同じものを用意してシャワーを浴びて待っていてくれたのだとわかって、胸の奥がきゅん、と熱くなる。
「…それで、確かめてほしい都市伝説って?」
少し緊張した面持ちの彼に、あたしは最高の笑顔で向き合った。
そして、ゆっくりと、自分の制服のベストのボタンに手をかける。
「…レベル0(あたし)でも、大好きな人をめちゃくちゃにできる、っていう都市伝説」
そう言って、にひひ、と笑ってみせると、彼の顔が驚きで固まった。
あたしは、そんな彼の反応を楽しむように、ゆっくりと、一枚、また一枚と服を脱いでいく。
ベストを脱ぎ、ブラウスを脱ぎ…キャミソールだけの姿になったとき、彼がごくり、と喉を鳴らす音が聞こえた。
「さ、佐天さん…?」
「涙子」
「え?」
「あたしのこと、涙子って呼んで。…今夜、あたしは、あなたの涙子になりたいの♡」
もう、後戻りはできない。
あたしは彼の前に立つと、その大きな手を、あたしの胸にそっと持ってきた。
「…触って」
彼の指先が、キャミソールの布越しに、あたしの胸の膨らみに触れた瞬間、びくっ、と身体が震えた。
「ひゃぅっ…!♡」
(すごい…! 触られただけなのに、電気が走ったみたい…!)
彼の指が、おそるおそる、あたしの胸を揉み始める。
きゅ、きゅ、と柔らかく、でも確実に熱を帯びた手つきで。
あたしの小さな突起が、きゅん、と硬くなっていくのが自分でもわかった。
「あっ、んぅ…♡ だ、め…そんなふうに、優しくされたら…♡」
あたしは彼の首に腕を回して、その唇に、自分からキスをした。
最初はただ触れるだけだった唇が、彼の舌が侵入してきたことで、一気に濃厚なものへと変わっていく。
「んんっ…♡ ふ、ぁ…♡」
ちゅぷ、じゅる…っと、いやらしい水音が部屋に響く。
彼の舌があたしの舌に絡みつき、口の中の隅々までを探るように動き回る。
頭がくらくらして、立っていられなくなって、あたしたちはそのまま、ベッドになだれ込んだ。
彼が、あたしの上に乗っていたキャミソールを、ゆっくりと捲り上げていく。
そして、露わになった素肌のブラジャーのホックに、その指をかけた。
プチ、と小さな音を立てて解放されたあたしの胸が、ぽすん、と彼の前に晒される。
「…きれいだ、涙子」
「…見ないでよ、えっち…♡」
(でも、嬉しい…! もっと、あなたのその瞳に、あたしの全部を焼き付けて…!)
彼の顔が近づいてきて、その唇が、あたしの胸の先に、ちゅぷ、と吸い付いた。
「あああんっ♡♡♡ だ、だめぇ…! そこは、だめだってばぁ…!♡」
(なにこれ、なにこれ! 感じたことない感覚…! 吸われてるだけなのに、身体の奥が、ずくんずくんって熱くなる…!)
きゅぅ…と吸われて、じゅるじゅるって舌で弄ばれて。
もう、わけがわからなくなって、ただ彼の頭を抱きしめて、可愛く喘ぐことしかできない。
「あっ、んくぅっ…♡き、もち、い…♡もっと、もっとぉ…♡」
彼の大きな手が、あたしのお腹を撫で、そして、ゆっくりとスカートの中へと滑り込んできた。
「ひぃっ…!?♡♡」
パンティの上から、あたしの秘密の場所が、指の腹で優しく、くるくると円を描くようになぞられる。
「あ、あんっ♡♡♡ も、もう、そこ、濡れちゃっ…♡」
彼の指が、パンティのゴムを少しだけずらして、中に侵入してくる。
そして、愛液でぬるぬるになった割れ目を、直接、こりこりと刺激した。
「あああああんっ♡♡♡♡♡♡ いっちゃ、う! そんなとこ、されたら、あたし…!」
彼はいったん指を離すと、あたしのスカートとパンティを、一緒に、ゆっくりと引き下げていった。
そして、露わになったあたしの花園に、その顔をうずめる。
「え…? な、なに…? 嘘…♡」
じゅるっ…
彼の温かくて、ざらりとした舌が、あたしの割れ目を、一本の線を描くように、下から上へと舐め上げた。
「きゃあああああんっ♡♡♡♡♡♡♡♡」
(だめだめだめだめ! 気持ちよすぎる! 頭が真っ白になっちゃう! こんなの、知らない…!)
くちゅ、くちゅ、くちゅ…♡ じゅぷっ、じゅぷっ…♡
彼の舌は、あたしの花びらを一枚ずつ丁寧に開き、その内側の柔らかい粘膜を、吸い上げるように舐め回していく。
一番敏感な、小さな豆を見つけると、そこに舌先を押し当て、ちゅぷ、ちゅぷ、と小刻みに吸い始めた。
「あっ、あ、あひぃっ♡♡♡ そ、そこ! そこ、いちばん、だめなとこぉぉぉ!! いっちゃいます! いっちゃいますからぁぁぁ!!!」
腰が、びくん、びくん!と痙攣し、シーツをぐしゃぐしゃに握りしめる。
ねちゃ、ぐじゅ、と、あたしの身体から溢れ出る蜜と、彼の唾液が混じり合う音が、脳に直接響いて、あたしの理性を完全に破壊した。
ぴゅっ、ぴゅっ、と、あたしの身体から、熱い潮がシーツに飛び散る。
びく、びく、と痙攣するあたしの身体を、彼は優しく抱きしめ、そのお尻を大きな手で包み込んでくれた。
「…すごい、濡れてるな、涙子」
「…あ、なたの、せいです…♡」
息も絶え絶えに答えるのが精一杯。
彼は、自分の服をすべて脱ぎ捨てると、熱く、硬く、あたしの見たこともないくらいに膨れ上がったペニスを、その手に握った。
(お、大きい…! あんなに大きくて、硬いおちんちんが、あたしの中に…)
怖い。でも、それ以上に、早く、早くあれでぐちゃぐちゃにされたい、という欲望が、あたしの身体を支配していた。
彼は、あたしの足を持ち上げ、大きく開かせると、そのペニスの亀頭を、潮と愛液でぐしょぐしょになったあたしの入り口に、ぐりぐりと押し付けた。
「…っ♡♡♡」
「…涙子、入れるぞ。初めてだから、痛いかもしれないけど、我慢できるか?」
「…はい♡ あなたのなら、どんな痛みだって、あたし、嬉しいです…♡」
あたしの言葉に、彼は少しだけ目を見開いた後、愛おしそうに微笑んで、ゆっくりと、そのペニスをあたしの中に沈めてきた。
ず…っ、ずぶ…っ。
先端が、ぬるぬるとした粘膜を押し広げながら、中に入ってくる。
「んんっ…!♡ い、痛い…けど…っ、奥に、何かが…♡」
みち、みちち…っ。
今まで誰も入れたことのない、あたしだけの聖域が、彼の大きなペニスによって、無理やりこじ開けられていく。
処女膜が、ぷつり、と小さく破れる感覚。
鋭い痛みに顔をしかめたけど、それ以上に、彼と完全に繋がれたという、とてつもない幸福感が、あたしの全身を包み込んだ。
ずぶり、と湿った音を立てて、彼のおっきいおちんちんが、根本まで、あたしの奥深くに埋まる。
「…っ、はひ…♡ お、奥の、いちばん奥まで…入ってます…♡」
(すごい…! 熱い…! 硬い…! あたしの中が、あなたの大きいおちんちんで、いっぱいにされちゃってる…♡)
彼は、あたしが痛みに慣れるまで、しばらく動きを止めてくれていた。
そして、あたしがこくん、と頷くのを確認すると、ゆっくりと、本当にゆっくりと、腰を動かし始めた。
ずぷ…ん、ちゅぽ…♡ ぐぷ…ん、ぬぷ…♡
「あっ…♡ん…っ♡ふ、ぁ…♡」
最初は、ただただ彼のペニスが体内を往復する感覚に戸惑っていたけど、すぐに、それがとてつもなく気持ちいいことなのだと、あたしの身体が理解し始めた。
おちんちんが、中の一番敏感な壁を、ぐり、ぐりと擦り上げるたびに、背筋に甘い痺れが駆け上がっていく。
「きもち、い…♡ あなたのおちんちん、あったかくて、硬くて…すっごく、気持ちいいです…♡」
「涙子…っ、お前、本当に可愛いな…」
彼の腰の動きが、だんだんと、力強く、そして速くなっていく。
ぱん! ぱん! ぱん!
あたしたちの肌がぶつかる音と、ぐちゅ、ぐちゅ、という膣内から聞こえる水音が、いやらしいハーモニーを奏で始めた。
「あああっ♡♡♡ んあっ♡♡♡ きもち、いい! きもちいいです! もっと、もっと激しく、あたしの中を、ぐちゃぐちゃにしてくださいぃぃ…!♡♡」
「涙子…! 涙子…!」
彼は、あたしの名前を、まるで喘ぎ声のように何度も呼びながら、ただひたすらに、あたしを突き続けた。
もう、どちらの汗なのかもわからない。
肌と肌がぶつかる音、いやらしい水音、そして、私たちの喘ぎ声だけが、世界に響いている。
ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ、ぱん、ぱん、ぱん!
(ああ、ああ、ああ…! 壊れちゃう…! あなたと、一つになって、あたし、ぐちゃぐちゃに壊れちゃう…!)
彼のペニスが、あたしの中で、さらに一回り大きく、硬くなったのがわかる。
びくん、びくん、と、中で何かが暴れている。
「涙子っ…! ごめん、もう、出る…!」
「…はいっ♡」
あたしは、彼の首に腕を回して、最高の笑顔で、言った。
「いっぱい…いっぱい、あたしの中に、あなたのぜんぶをください…♡ あたしを、あなたの赤ちゃんができる身体に、してくださいぃ…♡♡」
その言葉が、最後の合図だった。
「うおおおおおおっ!」
びゅるるるるるっ…!
どくっ、どくっ、どくっ…!
熱くて、ドロリとした生命の雫が、私の身体の、一番奥深くにある子宮に、何度も、何度も、激しく注ぎ込まれる。
「んくぅぅぅ…っ♡♡♡♡」
あたしは、その熱い奔流を、一滴残らず受け止めながら、彼の背中を、きつく、きつく抱きした。
都市伝説なんかじゃない。
あたしは、あたしの意思で、今、大好きな人と、本当に、一つになったんだ。
ーーーーー
彼が、あたしの中にぜんぶを注ぎ終えても、二人の身体はまだ、熱く結合したままだった。
少しだけ休んだ彼のペニスが、あたしの中で、またゆっくりと硬さを取り戻していくのが、内側の粘膜を通して、はっきりと伝わってくる。
「…涙子」
「…はい♡」
「…まだ、したい」
その言葉を、あたしは待っていた。
一度知ってしまった、この極上の快感。一度で終わらせるなんて、もったいない。
「…あたしが、動かしたいな」
あたしは、彼にそうお願いした。
彼は、少し驚いた顔をしたけど、すぐにこくりと頷いてくれて、あたしの身体をそっと支えてくれた。
あたしはゆっくりと体勢を入れ替え、彼の上に跨る。彼とあたしが、向かい合う形…対面座位という体位だ。
さっきまで彼に貫かれていたおちんちんが、一度、ぬぷり、と抜け落ちる。
そして、今度はあたし自身の手で、その熱く硬くなったペニスを掴んで、ゆっくりと、あたしの入り口へと導きました。
ぐぷ、ぐぷ、ぐぷ…♡
今度は、上から下へと、自分の重みで彼のおちんちんを飲み込んでいく。
その感覚は、下からただ受け入れるのとはまったく違った、背徳的で、能動的な快感だった。
彼が苦しそうに、でも、気持ちよさそうに喘ぐ顔が、すぐ目の前にある。それが、あたしの支配欲を煽って、たまらなく興奮した。
「んくぅっ…!♡♡」
奥まで完全に収まると、あたしはゆっくりと腰を揺らし始めました。
きゅっ、きゅっ、と、あたしの膣が彼のおちんちんを締め付けるのが、自分でもわかります。
「…涙子、すごい…締まってる…」
「…っ♡(こくん)」
恥ずかしくて声も出せず、頷くのが精一杯。
あたしは、自分で一番気持ちいいと感じる角度と深さを探りながら、少しずつ動きを大きくしていく。
腰をくるくると回したり、浅く出し入れしたり、彼の反応を見ながら、あたしは完全にこのセックスの主導権を握っていた。
ぬちゃ、ぐちゃ、ぬぷっ♡
いやらしい水音が、先ほどよりも大きく部屋に響き渡ります。
「あっ♡あっ♡あんっ♡あんっ♡♡」
「はぁ…っ、ねぇ…♡ きもち、いい…?♡ あたしが“上”なの、どうかな…?♡」
「ああ…! 最高だ、涙子…! お前にめちゃくちゃにされてるみたいで…たまらない…」
その言葉にあたしは大満足して、さらに腰の動きを速めました。
彼のペニスが、あたしの子宮の入り口を、ぐり、ぐり、と何度も強く擦り上げる。
(ああ、だめ…! また、きちゃう…!)
「んあっ♡♡♡ あたし、また、いっちゃうぅぅ…!」
あたしが小さく果てたのと同時に、彼が「代われ」と言って、あたしの腰を掴んだ。
そして、今度は彼が、下から激しく突き上げるように、腰を動かし始めたのだ。
「ひゃあああんっ♡♡♡ さっきと、ちがう! ふかい、とこまで、くるぅ…!」
視界がぐらんぐらんに揺れて、快感の波状攻撃にあたしの身体はもう為す術もない。
しばらくそうしていると、彼がまた動きを止め、あたしの耳元で囁いた。
「…今度は、後ろからでもいいか?」
「…はい♡ あなたの、好きなように、あたしをめちゃくちゃにして…♡」
その言葉に、彼の目の色が変わったのがわかった。
ーーーーー
あたしは彼の身体から降りると、言われるがままに、ベッドに四つんただいまになりました。
熟れた果実のように突き出したお尻を、彼が後ろから、大きな手でわしづかみにする。
そして、愛液でぬるぬるになったペニスを、後ろから一気に突き刺してきました。
ずんっ!
「きゃあああんっ♡♡♡♡」
今までで一番深いところまで、彼のペニスが突き刺さる。
お腹の奥を、ぐり、と抉られるような、強烈な衝撃と快感。
「あ、あ、あ、ああっ♡♡♡ ふかい、ふかいです! 奥まで、ぜんぶ、入ってきちゃって…!」
彼は、あたしの髪を優しく掴んで固定すると、まるで獣のように、激しく腰を振り始めた。
がぷ、がぷ、がぷ! ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ!
「ひぃっ、ひぃっ、んひぃっ♡♡♡♡ だめ、だめだめ! そんな、そんな激しくされたら、あたし、本当に壊れちゃうぅぅ!!」
ぴゅっ、ぴゅっ、と、あたしの前から、また熱い潮がシーツに飛び散るのがわかった。
びく、びく、と痙攣するあたしの身体を、彼は気にすることもなく、さらに奥へ、奥へと突き続ける。
「ああ…♡ もう、だめ…♡ あなたの、オモチャみたい…♡」
自分の口から、そんな恥ずかしい言葉が漏れていた。
でも、本当にそうだった。
あたしは、彼の快感のためだけに存在する、ただの肉人形になったみたいだった。
しばらく、嵐のようなピストンが続いた後、彼がふっと動きを止めた。
「…涙子、こっち向いて」
ぐったりとしているあたしを、彼は優しく仰向けにさせました。
そして、乱れた髪を優しく撫で、汗で濡れた額に、ちゅ、とキスをしてくれる。
「…ごめん、少し、激しくしすぎた」
「…ううん、すごく、気持ちよかったです…♡」
彼の目が、さっきまでの獣のような色から、いつもの優しい色に戻っている。
彼は、あたしを優しく抱きしめると、最後は、あたしの顔をちゃんと見ながら、もう一度、ゆっくりとペニスを挿入してくる。
「…最後は、お前の可愛い顔、ちゃんと見ながらしたい」
ずぶ、ずぶ、ずぶっ…
さっきまでの激しさが嘘のように、愛おしむような、優しいピストン。
「あっ…♡ん…っ♡ふ、ぁ…♡」
あたしは、彼の首に腕を回し、彼の瞳をまっすぐに見つめながら、その愛を受け止めました。
「好き…大好きです…♡」
「俺もだよ、涙子」
そして、三度目の熱い奔流が、あたしの中に注ぎ込まれていく。
あたしは、そのすべてを、一滴残らず受け止めながら、幸せな気持ちで、彼の胸に顔をうずめた。
#ピロートーク:レベル0(あたし)でも、できること
行為が終わった後、あたしたちは、一つの毛布にくるまって、ただ静かに抱き合っていた。
彼の腕の中は、温かくて、安心できて、少しだけ、泣きそうになる。
「…すごい夜だったな」
「…うん」
「佐天さん…いや、涙子が、あんなに積極的だなんて、思わなかった」
「…あたしだって、女の子ですから」
あたしは、少しだけ拗ねたように言って、彼の胸に顔をうずめた。
「あたしね、ずっと、コンプレックスだったんです。レベル0(無能力者)だってこと」
「……」
「御坂さんみたいに、すごい能力があるわけじゃない。白井さんみたいに、風紀委員(ジャッジメント)として活躍できるわけでもない。初春みたいに、天才的なハッカーでもない。あたしには、何もないんだって、ずっと思ってた」
白い空間での出来事も、少しだけ話した。
みんな、それぞれの世界で、すごい力を持ってて、輝いてて。
あたしだけが、空っぽな気がしたこと。
「でも、決めたんです。能力がなくたって、あたしにしかできないやり方で、幸せになってやるんだって」
「…涙子」
「あなたとこうして結ばれたのも、あたしの意思です。誰かに与えられた物語じゃない。あたしが選んだ、あたしだけのハッピーエンドなんです」
そう言うと、彼は、あたしのことを、今までで一番優しい力で、ぎゅっと抱きしめてくれた。
「…お前は、空っぽなんかじゃないよ。お前のその笑顔に、俺は、何度も救われてきたんだから」
その一言で、あたしの心は、完全に満たされた。
ーーーーー
次の日の放課後。
あたしは、いつものファミレスで、いつものメンバーとおしゃべりをしていた。
「そういえば、佐天さん。例のセブンスミストの噂、どうやらガセだったみたいですよ」
「へぇ、そうなんだ」
初春の報告に、あたしは興味なさそうに相槌を打つ。
もう、そんなものに興味はなかった。
だって、あたしは、夢なんかよりもずっと素敵な“現実”を手に入れたのだから。
ちらり、と窓の外を見る。
そこには、待ち合わせの相手である、彼が立っていた。
あたしに気づいて、少し照れくさそうに手を振ってくれる。
「ごめん、みんな! あたし、今日用事あるから、お先に!」
あたしはみんなに手を振って、彼の元へと駆け寄った。
そして、ごく自然に、その腕に自分の腕を絡める。
「お待たせ!」
「いや、俺も今来たとこだよ」
あたしの名前は、佐天涙子。
何の能力も持たない、ただのレベル0。
でも、あたしは今、世界で一番、幸せだ。
これから先、この学園都市で、またいろんな事件が起こるんだろう。
でも、もう大丈夫。
あたしには、この人がいる。あたしの全部を受け止めてくれる、最高の彼氏が。
「ねぇ、今日の夜、また“都市伝説”の検証、しない?」
あたしが悪戯っぽく笑いかけると、彼は顔を真っ赤にして、「しかたないな。涙子が望むなら、いくらでも」と小さく呟いた。
あたしたちの日常は、どんな都市伝説よりも、ずっと刺激的で、甘くて、最高に楽しいものになる。
だって、あたしたちはもう、本当の意味で“結ばれ”たのだから。