※この作品はR-18です。

もし、ヒロイン達が『最後の一線♡』を超えたなら 〜キスシーンで終わり? 朝チュンでごまかす? …「お約束」で守られた純潔なんて、もう、いらない♡〜   作:のびすけ。

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からかい上手の高木さん 北条 響子編
恋の勝負は、これからだよ


「じゃあ、また明日な」

「…うん、また明日」

 

夕暮れの帰り道。いつもの分かれ道で、浜口はそう言って、少しだけ照れくさそうに笑った。

あたしたち、一応、付き合ってる。

 

でも、その関係は、まだ手をつなぐのが精一杯。隣を歩くだけで、お互いに緊張しちゃって、まともに顔も見れない。

 

高木さんみたいに、西片をからかう余裕なんて、あたしにはない。真野ちゃんみたいに、中井くんに素直に甘えることもできない。

 

(このままじゃ、ダメだ…)

 

遠ざかっていく浜口の背中を見つめながら、あたしはぎゅっと拳を握りしめた。

あの白い空間で、あたしは誓ったんだ。

 

物語の脇役(モブ)みたいに、ただ主人公たちの恋を見守ってるだけじゃなくて、あたし自身の物語を、あたしの手で動かすんだって。

 

(あたしは、浜口と、もっと先に進みたい…!)

 

高木さんたちが知らない、あたしたちだけの、特別な関係になりたい。

あたしは、踵を返して、浜口の背中を追いかけた。

 

「浜口!」

 

あたしの声に、彼が驚いて振り返る。

 

「北条? どうしたんだ?」

 

「…あのさ」

 

心臓が、うるさいくらいにドキドキしてる。でも、ここで引いたら、何も変わらない。

 

「今日、あたしの家、誰もいないんだ。…だから、その…寄ってかない?♡」

 

あたし、どんな顔してたんだろう。

きっと、熟れたリンゴみたいに、真っ赤になってたに違いない。

 

浜口は、あたしの言葉の意味を理解したのか、一瞬、固まった後、同じくらい顔を赤くして、こくり、と小さく頷いてくれた。

 

ーーーーー

 

あたしの部屋に入った途端、気まずい沈黙が流れた。

さっきまでの勢いはどこへやら、二人とも、どうしていいかわからずに、ただもじもじしてる。

 

(あたしから、誘ったんだから…! あたしが、頑張らないと…!)

 

あたしは、意を決して、浜口の前に立った。

そして、震える手で、彼の制服の裾を、きゅっと掴む。

 

「…浜口」

 

「…なんだよ、北条」

 

「…キス、して」

 

自分でも、すごくか細い声だったと思う。

彼は、あたしの言葉に、少しだけ目を見開いた後、おそるおそる、その顔を近づけてきた。

そして、あたしの唇に、彼の唇が、そっと触れた。

 

(…これが、キス)

 

柔らかくて、温かい。

最初はただ触れるだけだった、ぎこちないキス。

 

でも、あたしが思い切って、彼の首に腕を回して、ぎゅっと抱きつくと、彼のキスも、少しだけ大胆になった。

 

「ん…っ♡」

 

彼の舌が、あたしの唇を、そっとこじ開けようとしてくる。

あたしは、びっくりしたけど、嫌じゃなかった。

 

むしろ、もっと、って思ってる自分がいた。

あたしが少しだけ口を開けると、彼の舌が、ぬるり、と中に侵入してくる。

 

(な、な…!?)

 

「んんっ…♡ ふ、ぁ…♡」

 

あたしの口の中を、彼の舌が、探るように、でも優しく動き回る。

ちゅぷ、じゅる…っと、初めて聞くいやらしい音が、あたしたちの間で響いた。

 

頭が、くらくらする。

身体中の力が抜けちゃって、彼に寄りかかってないと、立っていられなかった。

 

長い、長いキスが終わった後、あたしたちは、お互いの額をくっつけたまま、ぜえぜえと息を切らしていた。

 

「…北条」

 

「…ん」

 

「…好きだ」

 

「…あたしも、好きだよ」

 

あたしは、彼の瞳をまっすぐに見つめて、言った。

 

「…セックス、したいな♡」

 

彼の肩が、ぴくり、と震える。

でも、彼は逃げなかった。

あたしの瞳を、同じようにまっすぐに見つめ返して、言ってくれた。

 

「…俺も、したい。北条と」

 

その言葉だけで、あたしはもう、どうにかなっちゃいそうだった。

あたしたちは、まるで示し合わせたかのように、お互いの服に、手をかけた。

 

あたしは彼の学ランのボタンを、彼はあたしのセーラー服のリボンを。

ぎこちない手つきで、一枚、また一枚と、お互いの服を脱がせていく。

 

下着姿になったときには、もう、恥ずかしいとか、そういう気持ちはどこかへ消えていた。

ただ、目の前にいる、大好きな人の、初めて見る裸の身体に、釘付けだった。

 

(これが、男の子の身体…)

 

傷一つない、あたしとは全然違う、硬そうで、ゴツゴツした身体。

あたしは、吸い寄せられるように、その胸に、そっと手を伸ばした。

 

「ひゃぅっ…!♡」

 

逆に、彼の手が、あたしの胸に触れた。

ブラジャーの上から、柔らかく、でも、少しだけ力を込めて揉まれる。

あたしの小さな胸が、彼の大きな手の中で、形を変える。

 

「あっ、んぅ…♡ だ、め…そんなふうに、触られたら…♡」

 

腰がくねり、彼の手に自分の胸を押し付けるような形になってしまう。

彼は、あたしの反応を見て、少しだけ自信がついたのか、今度はその手をゆっくりと、あたしのお腹へと滑らせていった。

 

そして、あたしのショーツの中に、その大きな手が、もぞり、と侵入してくる。

 

「ひぃっ…!?♡♡」

 

布越しではない、直接の刺激。

そこはもう、彼を待ちわびて、じっとりと湿っていた。

指が、その湿った割れ目を、優しくなぞる。

 

「あ、あんっ♡♡♡ な、に…これぇ…♡」

 

くちゅ、と小さな音を立てて、指が入り口を少しだけ抉る。

それだけで、身体の奥がずくん、と疼いた。

彼は、あたしをゆっくりとベッドに横たわらせると、あたしの足の間に顔をうずめた。

 

「え…? は、浜口…? なにを…」

 

彼が何をするつもりなのかを察して、あたしの顔はカッと熱くなる。

彼は、あたしのショーツ、ゆっくりと引き下げていきました。

そして、露わになったあたしの秘密の花園に、彼の生温かい吐息がかかる。

 

「ひぅっ…♡♡♡」

 

(だめ、そんなところ、見られたら…!)

 

じゅるっ…

生々しい音と共に、彼の舌が、あたしの割れ目を、下から上へと、一本の線を描くように舐め上げた。

 

「あああああんっ♡♡♡♡♡♡」

 

(なに、これ、なにこれなにこれ!? 気持ち、いい…! 気持ちよすぎて、頭が、おかしくなっちゃう…!)

 

くちゅ、くちゅ、くちゅ…♡

 

彼の舌は、まるで蜜を味わう蝶のように、あたしの花弁を一枚一枚丁寧に舐め取り、吸い上げていく。

 

一番敏感な、小さな突起を見つけると、ちゅぷ、ちゅぷ、と音を立てて吸い始めた。

それだけじゃなくて、彼の舌が、あたしの割れ目の中に、ぬるり、と侵入してくる。

 

「きゃあああんっ♡♡♡ 中、だめ、舌、入ってるぅぅ…!」

 

膣の中を、彼の舌が、ぐりぐりとかき回す。

今まで感じたことのない、奥の方を直接刺激される、強烈な快感。

 

「あっ、あ、あひぃっ♡♡♡ そ、そこ、だめぇ! いっちゃ、うぅ、いっちゃうぅぅぅ!!」

 

腰が、びくん、びくん!と大きく跳ね上がるのを、彼の手が優しく押さえつける。

ねちゃ、じゅぷ、と、あたしの愛液と彼の唾液が混じり合う、いやらしい音が絶え間なく続く。

 

もう、あたしは彼が何を言っているのかもわからないくらい、快感の波に溺れていた。

 

「ああああーーーーーっ♡♡♡♡」

 

一度、小さく果てたあたしの身体から、彼はゆっくりと顔を上げた。

そして、自分のズボンを脱ぎ捨てると、熱く、硬く膨れ上がった彼のペニスを、あたしの目の前に晒しました。

 

(お、大きい…! あんなものが、あたしの中に…)

 

ごくり、と喉が鳴る。怖い。でも、それ以上に、早く、早くあれでめちゃくちゃにしてほしい、という欲望が勝っていた。

 

彼は、あたしの足の間に割り込むと、そのペニスの先端を、あたしの入り口に押し当てた。

でも、初めてだから、どこが入り口なのか、よくわからなかったみたい。

 

「…浜口、こっち…♡」

 

あたしは、彼の手を取って、自分の手で、彼のペニスを、正しい場所へと導いてあげた。

愛液でぐしょぐしょになった、あたしの入り口に。

 

「…ごめん、北条」

 

「…ううん。あたしも、初めてだから…♡」

 

ず…っ。

 

先端が、ゆっくりと、ぬめりを立ててあたしの中に入ってくる。

 

「んんっ…!♡ い、痛い…けど…っ」

 

みちみち、と内側が押し広げられる感覚。

初めての痛みに顔をしかめたけど、それ以上に、彼と繋がっているっていう実感で、胸がいっぱいになった。

 

ずぶり、と湿った音を立てて、彼のおっきいおちんちんが、根本まで、あたしの奥深くに埋まる。

 

「…っ、はひ…♡ お、奥まで…入ってる…♡」

 

彼が、おそるおそる、腰を動かし始めた。

最初は、本当に、ぎこちなく。

 

ずぷ…ん、ちゅぽ…♡ ぐぷ…ん、ぬぷ…♡

 

あたしが痛みに慣れてきたのを見て、彼は少しずつ、動きを大きくしていく。

 

「…動いて、いいよ♡」

 

その言葉を合図に、彼は、一生懸命、ピストンを始めた。

あたしの顔色を伺いながら、痛くないか、気持ちいいか、確かめるように。

その不器用な優しさが、あたしには、たまらなく嬉しかった。

 

「きもち、い…♡ 浜口の、おちんちん、すごく、気持ちいい…♡」

 

あたしの言葉に、彼が、嬉しそうに顔を綻ばせる。

そして、ピストンの速度が、少しだけ上がった。

 

ぱん! ぱん!

 

肌がぶつかる音が、少しずつ大きくなる。

でも、その時だった。

 

「…あ、ごめん、北条! もう、出る…!」

 

彼は、そう言うと、びくん、びくん、と身体を震わせて、あたしの中で、最初のそれを終えてしまった。

熱いものが、少しだけ、中に注ぎ込まれる。

 

「…ごめん」

 

「…ううん、気にしないで」

 

あたしたち、繋がったまま、しばらく動けなかった。

でも、不思議だった。

彼のおちんちんは、あたしの中にいるまま、すぐに、また、大きくなってくれたのだ。

 

「…すごい。また、おっきくなってる…♡」

 

「…お前が、可愛いから」

 

(嬉しい…! また、してくれるんだ…!)

 

「…もっと、して…♡」

 

あたしは、彼の上に乗っかるようにして、体勢を変えた。対面座位。

そして、彼の唇にキスをしながら、自分から、腰を動かし始めた。

 

彼も、それに合わせて、下から腰を動かしてくれる。

それだけじゃない。彼の手が、あたしの乳首を、同時に、強く、捏ね始めた。

 

「あああんっ♡♡♡ ふたつ、いっしょは、だめぇ…!」

 

上と下からの、初めての刺激。

あたしの頭は、完全にショートしてしまった。

 

「あああああーーーーーっ♡♡♡♡」

 

視界が、真っ白になる。

びくん、びくん、と身体が痙攣して、あたしの前から、ぴゅっ、と少しだけ、熱いものが飛び散った。

 

「…もう一度、出してもいい?」

 

「うん、たくさん、出していいよ…♡」

 

その言葉を合図に、あたしたちの最後のラウンドが始まった。

だんだんと腰の動きが激しくなり、ぐちょ、ぐちょ、ぱん、ぱん、と、部屋中に、あたしたちのセックスの音が響き渡る。

 

お互いの興奮は、マックスに達していた。

 

「出る!」

 

彼の叫びと同時に、子宮の奥深くに、今度はさっきよりもずっとたくさんの、熱いものが、何度も、何度も注ぎ込まれる。

 

あたしも、それに合わせて、二度目の絶頂を迎えていた。

 

しばらく、あたしたちは抱き合ったまま、啄むようなキスを繰り返した。

幸せ、だった。

ただ、それだけだった。

 

ーーーーー

 

ベッドに、抱き合ったまま横になる。

さっきまでの興奮が嘘みたいに、穏やかで、静かな時間。

 

「…すごかったな」

「…うん」

「北条、可愛かった」

「…浜口も、かっこよかったよ」

 

お互いに、初めてのセックスの感想を、照れながら言い合う。

なんだか、可笑しかった。

でも、こんなふうに、素直に、いろんなことを話せるのが、すごく、すごく嬉しかった。

 

「…高木さんたちも、もう、してるのかな」

「え?」

「高木さんと西片とか、真野ちゃんと中井くんとか」

「…さあ、どうだろうな」

 

あたしは、今まで、ずっと自分に自信がなかった。

高木さんみたいに、可愛くて、頭も良くて、いつも堂々としてるわけじゃない。

 

でも、今日、浜口と、こうして一つになれて、わかった。

あたしは、あたしのままでいいんだって。

あたしだけのやり方で、幸せになればいいんだって。

 

「…これから、どうする?」

「どうするって?」

「あたしたちのこと」

「…どうもしないよ。今まで通りだ」

 

浜口の言葉に、少しだけ、胸がちくり、とした。

でも、彼は、続けた。

 

「…今まで通り、ずっと、一緒にいる。それだけじゃ、ダメか?」

 

「…ううん、それが、一番いい♡」

 

あたしたちは、どちらからともなく、また、優しいキスをした。

 

ーーーーー

 

次の日、学校に行くと、高木さんが、あたしの顔を見るなり、にやにやしながら言った。

 

「北条さん、なんか、昨日と雰囲気違うね。…いいことでもあった?」

 

その隣で、西片が、あたしと浜口のことを、ちらちら見ている。

きっと、高木さんに、あたしたちのことで、また何か勝負を仕掛けられてるんだろうな。

 

「…さあ、どうでしょう? それは、高木さんの想像にお任せします♡」

 

あたしは、初めて、高木さんに、少しだけ、余裕のある返しができた。

隣にいる浜口と、そっと、指を絡ませる。

 

あたしの名前は、北条響子。

好きな人は、浜口。

 

あたしたちの恋の勝負は、まだ、始まったばかり。

でも、大丈夫。

 

きっと、あたしたちは、高木さんたちとは違う形で、最高の“勝利”を掴んでみせる。

二人だけの、甘くて、秘密の、勝利を。

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