※この作品はR-18です。

Mad empire 黒獣黙示録   作:YU-GO

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第10話 ~魔竜襲来~

レックス「うおらぁぁ!!」

 

『バコォォッ!!』

 

娼婦「ぐああっ!!」

 

レックスの猛烈な右フックで、魔薬で凶暴化したエルフの娼婦を打ちのめした。

 

ルーク「レックス…容赦無えなぁ…」

 

ルル「ルークお兄ちゃん!前!!」

 

少年奴隷「ギャアア!!」

 

ルーク「やべっ!!」

 

ルカ「ッ!!」

 

『ヒュン!!ザクッ!!』

 

少年奴隷「グアッ!?」

 

ルークを食いちぎろうと飛び掛かった奴隷の少年は、ルカが投げた投げナイフに刺さった。

 

奴隷「グルルルル…!」

 

ルカ「ルークと言ったな…?行けるか?」

 

ルーク「言われなくてもわかってるぜ…!ルル!!俺から離れるなよ!」

 

ルル「!!う、うん!」

 

ルルは落ちていたナイフを持ち、ルーク達は臨戦体制を取った。彼らが臨戦体制を取っている中、レックスも彼らの中に加わる。

 

レックス「イカれたパーティの始まりって訳か…!!」

 

『バサッ!!バサッ!!バサッ!!!』

 

レックス「ッ!!!?」

 

突如巨大な翼が羽ばたく音が鳴り響き、レックス達は音がした方角を見た。彼らが目にしたのは…!!

 

ルル「お、お兄ちゃん…何あれ…!?」

 

ルーク「あんな奴…知らねえよ…!!」

 

レックス「ドラゴン…!!」

 

レックスが目にした巨大な魔物は、黒く染まった鱗を持つ魔竜だった。

 

ルカ「魔竜…!奉仕国家が主力として使う予定だった生体兵器…だが、危険である事を奉仕国家の地下世界の中で閉じ込めたはず…!!」

 

ルカは、あの魔竜が奉仕国家の新兵器である事を理解していた。

 

魔竜の存在は、ごく一部の者でしかわからない存在で、あまりの危険な力を持ち、流石のディレクでも恐れたという。

 

ルカ「ディレク…お前はあの魔竜を解き放って、何を考えている…!!」

 

魔竜『グオオオオオオオオッ!!!!!』

 

魔竜が咆哮し、レックス達はその咆哮を耳で塞いだ。

 

レックス「コイツは野放ししては行けねえ奴だとわかった。」

 

ルカ「ああ、アイツがここから解き放ったら、セレヌス大陸の環境が悪影響を及ぼす…!」

 

レックスとルカは戦闘態勢を取り、魔竜を睨みつける。

 

ルーク「魔竜…俺達は余りにも無理がある…ルル、ここはレックスとルカを任せて、俺達は安全な所へ隠れるぞ。」

 

ルル「レ、レックスおじちゃん…ルカお姉ちゃん…。」

 

ルークとルルは安全な所へ隠れた。

 

◇◆◇

 

レックス「そう言えばお前、ルカと言ったな?」

 

ルカ「………(この人…ディレクに似ている…だが、私が知っているディレクと同じ匂いがする…)」

 

レックス「………今は戦闘に集中する状態だな…!」

 

魔竜『グルルルル…』

 

レックス/ルカ(口から黒炎が漏れている…)

 

レックスとルカの予想は的中で、魔竜の口から黒炎弾が放たれた。二人はその攻撃を躱し、それぞれの武器で魔竜に攻撃し始めた。

 

ルカは二本の短剣で魔竜を攻撃し、レックスは得意の肉弾戦で魔竜を攻撃する。

 

魔竜『グルルルルッ!!グアアアアッ!!』

 

魔竜は反撃するかの様に尻尾を鞭の様に二人を打った。

 

『バチィィィン!!』

 

ルカ「ちいっ!!」

 

レックス「くっ!」

 

二人は魔竜の攻撃を防ぎ、周囲にいた娼婦や奴隷達も巻き込まれた。

 

魔竜『グアアアアッ!!』

 

『ドスンッ!ドスンッ!ドスンッ!!』

 

娼婦「グアアッ!!『ぶちっ!!』」

 

『バリッ!!バリッ!!バリィッ!!!』

 

奴隷「ギャアアアッ!!!」

 

魔竜に踏み潰されたり、貪り食われ、放たれる黒炎の息によって黒焦げに焼かれる奴隷達と娼婦達。

 

レックス「歯が立たねえ…あのバカでかい尾っぽをなんとかしねえとな…!!」

 

レックスは魔竜の尾を切断出来る物を探すと、オーガ戦士が使っていた大剣を見つけた。丁度その大剣はまだ誰も使われておらず、出来たばかりの物だった。

 

レックスはその大剣をすぐさま持ち出し、魔竜に攻めていった。勿論、狙う場所は…!!

 

レックス「コイツでぶった斬ってやらぁ!!!!」

 

レックスは大剣で魔竜の尾をぶった斬った!!

 

『ザシュッ!!!』

 

レックス「まぁ、そう簡単には斬れねぇよな(汗)」

 

『ブォン!!』

 

レックス「ッ!!」

 

魔竜の尾っぽが鞭の如くレックスに向けて襲い掛かった。

 

『バチィィィ!!』

 

レックス「ゴフッ!?」

 

レックスは吹き飛ばされるも、直ぐに受け身を取る。

 

レックス「へっ、コイツは面白え相手になるじゃねえか…!」

 

レックスは獲物を発見した獣の様な眼をして、魔竜を攻めていく。

 

ルカ「……………!!」

 

ルカはレックスに追い付くかの様に、彼女も魔竜に喰らい付いていく。

 

◇◆◇

 

ルーク「レックス…それに…ルカ…まるで…!」

 

ルル「お兄ちゃん…わかってるよ…でも…!」

 

二人が目にしているのは、魔竜を勇猛果敢に立ち向かっていくレックスとルカが見えていた。

 

まるでレックスがディレクに見え、ルカはディレクと共に最後までお供する部下の様に見えた。

 

ルーク「レックスの奴がディレクに見えて来たな…ルル…!?」

 

ルークは側にいたルルを見ると、側にいたはずのルルが消えていた。

 

ルーク「ル、ルルッ!!どこいって『ここにいますよ』ッ!!」

 

ルークは老神官の様な声がした方角を見ると、そこに触手に拘束されたルルと、異形の存在へと成り果てた老神官がいた。

 

ルーク「て、てめぇは…クソ神官のレイモンドゥス!!」

 

レイモンドゥス「クソとは失礼ですね!貴方もこちらへ来てもらいますよ!」

 

レイモンドゥスはそう言うと触手を召喚し、ルークを捉えた。

 

ルーク「くそっ!!なにしやがるッ!!離せッ!!」

 

レイモンドゥス「貴方達二人は、闘技場の所へ向かいますよ。私と共にね!」

 

レイモンドゥスは転送魔法でルークとルルを捉えたまま闘技場へ転送した。




次回、ルーク、ルル奪還!!
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