TSゆりフタ令嬢侍女メイド! 作:min(みならい)R18
フターリアと、お嬢さま
◆♀◆ 1、フターリアと、お嬢さま ◆♀◆
「フターリアです。お嬢様、いらっしゃいますか?」
ノックする俺。
伯爵令嬢、15歳。
──前世と同じ年齢になってしまった。
「お嬢さま? お部屋の掃除に参りました」
前世は、男子高校生だった。
付き合ってた女子の家に招かれて、いざ初体験! ってとこで、そっちの記憶は終わってる。
「失礼します」
部屋に入る。
水の入ったバケツを、メイド服のスカートに当たらないように、ぐるっと回す。
後ろ手で、ドアを閉める。
さて、どこから掃除しようか──と、顔を上げたら。
ベッドの上で、お嬢さまが。
股おっ広げて、割れ目をいじっていた。
お嬢さまは、私を見た。
ハーフエルフの、とんがった耳を、ピコッと立てて。
──お嬢さま。ハーフエルフである。
名は、テニッサメイズ。侯爵の妾腹の娘。13歳。
フワフワの金髪に、キラキラ光を反射する大きな瞳をした、美少女だ。
その美少女の。
まっ白な内腿が、大開き。
白い股間、丸見え。
ピンクの割れ目は、閉じた唇みたい。
割れ目の上端に勃起した、小指ほどの突起を、つまんでいる。
「失礼いたしました」
バケツを床に置き、頭を深ぁ~く下げ、ササササッとドアまで下がった。
後ろ手にドアを開け、お尻から廊下に脱出を果たs──
「待ちなさい」
脱出失敗である!
「ドア閉めて」
「・・・はい」
「鍵も掛けてね?」
「はい」がちゃり。
「こっちに来なさい」
「はい」
ベッドの脇へ。
顔は上げない。お嬢さまが、さっきのポーズのままなので。
「ちょっと、見てみてほしいんだけど」
「・・・何をです?」
「これ」お嬢さま、自分の股間を指差す。「男のモノに見える?」
「・・・あのですね、お嬢さま」
「なに?」
「あなたは、侯爵令嬢でいらっしゃいます」
「ええ、そうね」
我らが王国の貴族は 伯<侯<王 と並ぶ。
伯 ・・・領地持ちの貴族
侯 ・・・伯を複数従える大貴族
である。
お嬢さま、侯爵家の妾腹の姫。
私、伯爵の娘。『侍女』としてお嬢様の家に奉公中──つまり、人質ですね。
「言いたいことはわかるわ」
「幼い頃から共に育ったこのフターリアに、どうかお慈悲を」
「乳姉妹だものね!」
「まこと光栄なことに」
「私の頼みを聞いてくれる? フアーリアお姉ちゃん」
むかし、お嬢さまは私を「ふあーりあ」と呼んでいた。「フターリア」が発音できなかった頃です。可愛いですね。
たま~に、おねだりするときとかに、これを繰り出してくる。可愛いですね!
「・・・はい。何なりと!」
「いま迷った?」
「グッと来ただけです」
「・・・あ、そう。じゃ、これ見てみて」
「見ないとダメですか?」
「サッサと見てくれない? 足広げてるの、恥ずかしいのよ!」
恥ずかしかったんかい。
乳姉妹の股間を見る。
女性器。
前世では一度も見ることなく死んだ──いまはもう別にどうでもいいかなっていう女性器である。自分のがあるし。
しかし、お嬢さまのモノ、綺麗だな・・・
まっ白な内腿にピンクの唇。雪に花のつぼみのよう。それに、小指くらいのピンク色の突起・・・
ピンクの突起?
「なにそれ」
「これ、男のモノだと思う?」
「いえ。ちがいますね」
◆♀◆ 2、ちがいますね ◆♀◆
お嬢さまの股間。
クリトリスの位置からそそり立つ、ピンクの小っこいのは。
ピンと立ってる様子だけは、男性器っぽいが・・・
「穴がないし、裏側の筋もない。筋というか、管ね。皮もついてきてませんし──」
「ねえ?」
「はい」
「あなた、男嫌いじゃなかった?」
「嫌いですが?」
「なんでそんな詳しいの?」
「・・・。」
しまった。
お嬢さまが私より賢いの忘れてた。バカなポーズしてるから。
「・・・まあ、見たことはあるので」
「あるんだ・・・」
「あるよ」
しごいたこともな!
「そう・・・」
「あ、このフターリアは純潔ですよ」前世もな。「念のため」
「ま、いいわ」
「ホントですよ?!」
「信じるって言ったのよ。──で、男のモノとはちがうのね?」
「ちがいますね。クリトリスが長く伸びただけに見えます」
「わかったわ」
お嬢さまは、勃起した自分のモノに、ちょんと指を触れて、呪文を唱えた。
「元にも~どれ!」
お嬢さまの勃起は、シュルッ! と、小さくなって。
柔らかな鞘の中につつましく隠れた。
「やっぱり魔術か」
「気付いてた?」
「ええ、まあ。『そんな形じゃなかったよな』とは」
「乳姉妹だものね!」
「まこと光栄なことに!」
ずっと一緒にお風呂入ってるからね。
あんなサイズのがついてたら、とっくに気付いてますわね。
「それに、一緒に魔術を習った身ですから」
同じ家庭教師に、一緒に魔術を習ったのだ。
お嬢さまは『発動』の天才だと先生に褒められていた。
・・・私? 全然ダメ。
「にしても、こんな変態・・・珍しい呪文を、どこで?」
「母の遺品に呪文書があってね。封印解くのに1年かかったわ」
「・・・お母さまが、男性器を生やす呪文を?」
「勃起不全の治療呪文よ!」
お嬢さまは、ノーパンのままベッドから降りた。
スカートだけ直す。
「じゃ、次はあなたの番ね」
「え?」
「ドアに鍵は?」
「掛けましたが」
「じゃ、脱いで!」
「なにが『じゃ』なのか?」
「・・・。」
お嬢さまのエルフ耳、下がる。
左右の耳が └(・v・)┘ から ─(・_・)─ に。
これはいけませんね。「マジで引っ掻いてやろうか」の耳ですわ。
「はい! フターリア、お嬢さまの魔術研究に資するべく、脱がせて頂きます!」
「ほんと? うれしいわ!」
伯爵令嬢、フターリア。
15歳。処女。
乳姉妹のためにストリップします!
◆♀◆ 3、フターリアのストリップ ◆♀◆
いま着てるのは、メイド服。
下女の作業着ですね。
なんで伯爵令嬢が下女の服着てんのかと申しますと・・・
・お嬢さまがメイド服のフターリアを気に入ってるから
・俺もメイド服のフターリアを(ry
・・・など、さまざまな理由があるのですが。
似合うんですよね。ダークブルーのメイド服。
フターリアちゃん。
長身で、手も足も長くて。
キリッとした美男子系の顔してるクセに、乳はすごい突き出してて。
メイド服着て、ムスッとした顔してると・・・
バックから抱き締めて、メッチャクチャに犯したくなりますね!
男にやられるのは絶対にイヤだけど。
お嬢さまも、似たようなこと考えてると思う。
たまに私を見る目がオオカミみたいになってますからね。
「それでは・・・」
まずは、手首のボタンを外す。
白いシャツの生地は絹。ボタンは鼈甲。
初めて着た日、洗濯を下女に任せたら「ボタンが取れていたようですわ。奴隷に付け替えさせました」とか言って、安物の貝殻のボタンになって帰ってきました。以来、洗濯は自分でやってます。
襟のボタンも。
あらわになった鎖骨を見て、お嬢さまがゴクリと唾を呑んだ。
「・・・。」近いな?
「・・・。」
ジロッと見たぐらいでは、お嬢さまはビクともしない。
逆に見つめ返されて・・・なんか緊張してきた。
エプロンをほどいて、外す。お嬢さまが手に取って、たたんでくれた。あなた貴族の令嬢ですよ? 私もですが。
手を後ろにやって、ワンピースの背中の紐をほどく。
腕を動かすたびにムニムニと動く胸を──私の乳房がふくらませている濃紺の生地を──目で追いかける。
ワンピースがゆるんだ。
ちなみに、メイド服の生地は亜麻である。
コットンじゃないの? と言われそうだが、侯爵家ではすべて亜麻ですね。下女は亜麻100%。
私のは、南方の麻がブレンドされたフターリア・カスタム。お嬢さまの贈り物。美しい光沢があって、丈夫で、皺もできにくい。肌に直接触れるとチクチクするが、シャツとタイツを着るので問題はない。
フターリア・カスタムは、メイド長のおばちゃんにもプレゼントされている。賄賂ですね!
その専用メイド服から、ゆっくりと、上半身を解放する。
上が白いシャツ、下が脱ぎかけの濃紺ワンピース、という状態になった。
「・・・。」すごい見てますね?
「・・・。」
なんか熱くなってきました。こめかみに汗が。心臓がドキドキ。
ちょっと、まずいかも知れん・・・。
ワンピースを足元へ下ろす。左足を抜いて、右足を抜いた。
お嬢さまに取られた。目の前で丁寧にたたまれて、ベッド脇の椅子に置かれる。
なんか、すごいな。
脱いだ服を目の前に並べられるの。
ストリップ感というか、剥かれていく感が。
さあ、これで、白いシャツと絹のタイツ姿になった。本格的に『下着姿』のフターリアちゃんだ。
シャツはパツパツに張ってる、下半身はスマートなタイツだ。
「・・・。」
「・・・。」
どうだお嬢。これはクルだろ? と見たら、お嬢さまも真っ赤になっていた。
「全部・・・ですか?」
「下は、全部、脱いでもらわないと、ね?」
「は、はい・・・」
タイツか・・・
この下はもう、パンティだけ・・・
ゴクリ。
作業用のローファーを脱ぐ。
お嬢さまが手を出してきたが、ペチンと叩いて自分で脇に置いた。さすがに靴はね。お嬢さまを感染症から守るために、私が掃除までやってんだから。
ベルト代わりの紐をほどく。このタイツ、伸縮性はあるんだけど、さすがにゴムみたいには行かないからね。紐で締める必要はあるんだ。
ずり下ろす。
お尻を、タイツから解放する。15歳にしては大人っぽい、でも肌のツヤは間違いなく15歳という、フターリアのお尻。
左足を抜いて、右足を抜いて・・・
お嬢さまが手を出してきたので「シャー」と威嚇して、ワンピースの下に隠す。
素肌である。生足である。貴族の娘のする格好ではない!
・・・シャツの裾のあいだには、パンティが見えているはずだ。
パンティも、絹である。それも、お尻にぴったり合うオーダーメイド。芸術的なレースの入った、真珠のように輝く・・・
「・・・。」
「・・・。」
シャツの裾をかき分けて、パンティを・・・
パンティを・・・
・・・あれ? 手が動かねえ。
「実験だから」お嬢さまの、手が。「誰にも言わないでね? 私も言わないから」
「・・・。」
お嬢さまの、指が。
私のパンティに!
パンティが、逃げていく。お尻から、ぷりん! と。
涼しい空気が。下腹の茂みに。わ、割れ目に・・・
絹の感触が、膝の裏まで、下りてゆく。
それを追うように、トロリと粘液が・・・。
「・・・。」
「・・・。」
見られた。完全に。
なんで濡れてるの? フターリア・・・。
「ハッ・・・ハッ・・・」
ちょっと誰? 発情した獣みたいに喘いでんの。
「ふあーりあお姉ちゃん?」
「ハッ・・・、ハイ」
「やるわね?」
「・・・・・・ハイ・・・」
お嬢さまは、うっすらと唇に笑みを浮かべつつ、呪文を唱えた。
「変容せよ、フターリア。女性器/クリトリスよ、疑似男根に。──ふたなりに、な~れ!」
「んッ!?」
クリトリスに、ゾクゾクッと快感の稲妻。
快感がそのまま天へとそそり立って、一気に弾けそうになって・・・
目の前が真っ白になる、その一歩手前で、せき止められた。
「ふ・・・ぅン・・・ッ♥」
「すご・・・!?」
お嬢さまが床に膝をついて、まじまじと私の股間を見つめている。
私は息もできないほど、切羽詰まった感覚で、シャツの中のブラジャーに詰め込まれた乳房をいっぱいにして、汗をかいて・・・
震えながら、自分の股間を見た。
そこには、ピンク色の男根が、そそり立っていた。
◆♀◆ 4、フターリアの1尺砲 ◆♀◆
「・・・。」
私は、身体を傾けて、自分の股間を見た。
乳が邪魔で、まっすぐには見えないのだよ・・・。
あと、じっとしてると、先端がシャツを犯そうとしてくるのだよ。
そのぐらい、長いんですよ。フターリアちゃんの男性器(?)。
お嬢さまが、自分の腕で長さを計っている。
肘を私の股間に合わせて、可愛い拳をニュッと握って、「このぐらいあるわ」
「そんなにゴツくないですよね!?」
「長さよ」
「ああ、長さ。・・・・・・1尺あんの!?」
「ありそうね。これは、男のモノかしら?」
「ええと・・・ちょっと、触って確かめたいんですが」
「いいわよ」お嬢さまはハンカチを取り出して、「念のため、はい」
「え?」
「これで触れば安全でしょ」
「こんなモノをお嬢さまのハンカチで!!!」
「こんなモノだからでしょ。素手で触るの、なんか恐いし」
真っ白な絹のハンカチが、フワッ・・・と、かぶせられて。
お嬢さまのなよやかな指が、その上から。
私に。
私の、クリトリス(?)男根(?)に。
きゅっ♥
「ぬッひッ!!???」
「えっ?」
フターリアちゃん、精通してしまいました。
「く、うっ、ひッ、ぃン♥」
床に転がった私。
顎を突き出して、バカみたいにガクガク震えながら、絨毯に射精する。
とっさに横に倒れたので、お嬢さまは大丈夫。手で押さえたので、私の服も無事だったが・・・
絨毯に、糊をブチまけたみたいに、糸引く粘液をぶっかけてしまいました。
「だ、大丈夫?」
「ハァ、ハァ・・・だいじょうぶれす。ケガれは、ないのれ・・・」
「えっと、も、もしかして、それ射精? ねえ、いま射精したの?」
「は、はい」
「ちょっと握っただけよ!?」
「・・・・・・・・・ハイ」
すみませんね?
ちょっと握っただけで暴発して。
・・・いや、しかしですね。
先端部分を、お嬢さまに握られた瞬間。
股間から後頭部まで、快感の光がつながったんですよ。
その瞬間には、すでに身体が思うようにならなくて、倒れるのがやっとだった。
よくやったと思う。
よくぞ、お嬢さまを守った。倒れてなければ、侯爵令嬢ぶっかけフィニッシュになってた。
絨毯は妊娠したけど。
「す・・・すみません。お部屋の、床をッ・・・♥」
「い、いえ・・・」
お嬢さまも、初めは呆然としていたが。
立ち直るのは、早かった。
「そのままで!」と叫んで、隣の部屋に引っ込む。
「は・・・はひっ・・・?」
「そのままよ! 拭いたりしないで! 拭き取っちゃダメ、何もしちゃダメ、動いちゃダメ」
「え・・・え?」
何もするなと?
射精して、コケたままで?
お尻もチ×ポも丸出しなんですけど?!
「はっ、はっ・・・」
それにしても、快感がヤバい。
背中、腰のあたりに、ジンジンと痺れが駆け巡ってる。
『気持ちいい』と『金縛り』の中間ぐらいのヤツ。全然、立てそうにない。
「はい、採取するから、どいてどいて」
お嬢さまが戻ってきた。
スプーンとシャーレを持っている。
「どいて」
「どけません・・・」
「もう! 恥ずかしがってる場合じゃないでしょ」
「あひっ♥」
脇腹を押されて、転がされた。
やめろ。イク。もう一発出ちゃうwww
「う、ひィン♥」
「しっかりなさいな」
「無理ぃ・・・♥」
脇腹にあなたが触っただけで飛び出しそうになるんだぞ?
絨毯に転がされた背中の刺激で、もう一回イキそうになったし。
いま射精したばっかりなのに、バッキバキに勃起してるし。先端がシャツにブチ当たってイキそうになるし、それを避けようと手で押さえたら、自分の手(女の子の手だから柔らかいんだよね・・・)でイキそうになるしさぁ!
「どっか痛いの?」
「気持ちイイだけでしゅ・・・」
「ならいいわ。そのままじっとしてて。採取が終わるまで」
「・・・?」
もうダメだ。
お嬢さまが何言ってるかわかんねえ。
乳姉妹なのに、声がものすごく可愛く聞こえる。耳元でその声出されたら間違いなくイケる。
「ハッ、ハッ・・・」
ぼーっとしたまま、お嬢さまの行動を見る。
お嬢さまは呆れ顔で、スプーンを動かしている。
「それ、疑似男根で、子種はないハズなんだけど。確認はしないとね。本番で万が一があっちゃ困るから」
精液をすくい取って、シャーレに入れて。
匂いをかいで。
「ちょ!? 何してんの!!?」
お嬢さま、小指でツンツンと精液をつつく。
ペロ。
舐めた。「苦っが」
「ちょーーー!!!?」
「・・・ん、大丈夫だわ。指でも舌でも、生命の気配を感じない」
お嬢さま、にっこり。
「じゃ、もう1回出してみてくれる?」
「うわーん!」
フターリア、限界です。泣き出してしまいました。
◆♀◆ 5、フターリア、搾られる ◆♀◆
「う・・・ぐぐぐ・・・」
「いつまで泣いてるのよ」
「そうは言いますがね、お嬢さま・・・」
幼稚園ぐらいから一緒にいる乳姉妹だぞ?
実家で過ごした時間より、お嬢さまと過ごした時間のほうが長いんだぞ?
しかも、家としては子分やけど、私が姉やぞ?
妹に射精させられて、精液を味見される姉の気持ち──おまえにわかるか!?
「・・・私はみじめです」
「ごめんね。じゃ、お詫びをするわ。ベッドに座ってちょうだい」
あなたの「じゃ」は信頼できません・・・
「まず、元に戻してくだしゃい・・・」
「ちゃんと戻してあげるから、ベッドに座って」
「ですが・・・濡れてしまいますから・・・」
「大丈夫。あなたに洗ってもらうから」
「・・・。」
グスグス泣きつつベッドに座る。
ああ・・・お嬢さまの匂いがする。
股間の大砲に、また血が集まって・・・。
「リラックスしてね」
「は・・・はい」
「汚れるとか、気にしなくていいから、」
「はい」
「思いっきり出してね♥」
「え」
お嬢さまの手が、また、キュッ♥
「ぇいッひッッッ!!?」
フターリアちゃん、また射精。
ホントに砲弾みたいな勢いで、白い粘液を射出。
自分の顔に、命中させてしまいました。
「んんっぷ!?」
「すごい。こんなに飛ぶんだ」
「ッぷぁ、しごっ、しごかないでッ!!?♥」
フターリアちゃん、三たび射精。
快感がすごすぎて・・・!
これッ・・・クリトリスの感度ッ・・・だなッ・・・!
「もう一度見てもいい?」
お嬢さま、両手でしごきだした。
なめらかに、左右を巧みにずらして、根元から先端の襟首のトコまで、締め上げ、撫で回す。
「やめッ・・・!」
「出していいから」
「息ッ、息できにゃ♥」
フターリア、4発目の射精。自分のシャツと、顔面に。
セルフぶっかけ3連射・・・。
右目にドロッと重たいのがへばりついてる。もうこっちの目は開けれない。
頭の上にも大きな塊が乗ってる・・・。
唇から喉に、ヌルリと垂れてくるし・・・。
・・・ところで、いま気付いたけど、これ精液の匂いじゃないですね。
女の愛液の匂いですね。
もっとハッキリ言うと、フターリアちゃんがオナニーしたときに指先につく匂いですね。
「何か気付いたことある?」
「いえ・・・」
「あるのね」
「はい・・・」
さすが乳姉妹。
言いたくないですの「いいえ」を聞き分けやがる。
「私ね、いま、すごく機嫌がいいの。──あなたが協力してくれてるからね?」
「くそガキ・・・」
「なんて? もう一度」
「匂いがちがうようです。男の精液の匂いではない」
「・・・あなた、本当に男嫌いなの?」
「誓って。性交はもちろん抱擁も接吻も断固拒否いたします」
「女が好きなの?」
「・・・。」
「そう♥」お嬢さまは、御機嫌になった。「で、匂いについて」
「これ、私の匂いだなと。つまり、女の匂い」
「なるほど・・・オスの機能のない疑似男根だと、女の体液をそのまま使うのかしらね?」
お嬢さまはスプーンで私のぶっかけ液を採取した。
「タオルを取ってくるわ。そのまま待ってて」
「はい・・・」
私は、フラフラと上半身を起こした。
心から脱力して、ぼんやりとベッドサイドの鏡を見る。
黒髪の美女が、魂の抜けた目でこちらを見ていた。
ドロッドロに粘液を浴びたままの、みじめな姿で。
黒い髪と白い粘汁が溶け合って、整った顔の上を這い回っている。
垂れ落ちる粘液は糸を引き、娘の呼吸に合わせて揺れている。
いつもはクールな顔は真っ赤になって、唇もトロンとゆるんで、涙で潤んだ瞳はぼんやりしてて・・・
「エロい・・・」
「お待たせ」
お嬢さまが、濡らしたタオルで、顔を拭いてくれた。
「ごめんね。やり過ぎちゃった? 大丈夫?」
乳姉妹の、小さな、優しい手。
私は、正気に戻った・・・。
「大丈夫です。なんか、まだ勃起してますが・・・」
「そうね。小さくはなってるけど」
「出すと小さくなるので・・・?」
「ふつうの魔術と同じでしょうね。使った分だけ、効果が薄れていく」
お嬢さまは、もう一度、たおやかな腕で、私の勃起の長さを計り直した。
「3割ほど縮んだかしら? 10回・・・ってとこかしらね」
「10発出せば、女に戻るのでしょうか?」
「そのハズよ」
「なら安心ですね・・・」
納得した私であったが。
「・・・いやいやいや! 戻して!?」
「そうね。今日はもういいでしょう」
「今日だけじゃなく」
「フターリア/女性器/疑似男根よ、元にも~どれ!」
フターリアちゃんの男根(現在、7寸ほど)は・・・そのままであった。
「・・・戻りませんが?」
「おかしいわね?」
「ホントに戻してくれました? いま」
「誓って。ちゃんと『戻れ』と命じたし、発動もしたわ」
「・・・。」
私は股間を見る。
ビクン。股間の勃起がうれしそうに跳ねた。
「きゃっw」お嬢さま、笑う。「元気なお子さんね!」
なんでそんなうれしそうなの?
「自分で抜くしかないのか・・・」
「?」
私のその言葉を聞いて、お嬢さまは首をかしげた。
いったん私から目を離し、なにやら考えをまとめてから、
「フターリア。あなた、すごいわ」
「なにがです?」
「『変容』の天才なんじゃない?」
◆♀◆ 6、魔術の3つの才能 ◆♀◆
『発動』、『変容』、『妨害』──魔術の、3つの才能である。
魔術の神・マーミクリーテが、人間に下さった贈り物だ。
『発動』は、奇跡を発生させて、物事を動かす力。いわゆる魔術の才能である。
『変容』は、変化を許容する力。
『妨害』は、害のある奇跡を妨げ、自分を守る才能だ。
お嬢さまの『発動』は、家庭教師に「ぜひ魔術大学に!」と言わせるほど。
私は「ダメですね」と言わせるほどであった。
「その私が、『変容』の天才?」
「そうよ。だから、こんなすごいのが生えてきたんだわ」
お嬢さまは目をキラキラさせて私のチ×ポを見ている。
「家庭教師は、私たちに呪文をかけたりはしなかったでしょう?」
「そうですね・・・」
この世界には『呪殺』があるからね。うかつなマネはできんのだ。
「・・・呪文をかけられたのは、初めてです」
「でしょ?」
「なるほどなー」
「実物を詳しく知っているというのも、あるかも知れないけど、」
あ、そっちですわ。
才能じゃないですわ。
「いえ、でも、これは才能だわ。機能まで再現するなんて。私は、いじっても何も出なかったのに」
「それでいじってたのか・・・」
「そうよ」
とか、言いながら。
お嬢さまは、また手を伸ばしてくる。
私、逃げる。
だが。
足に力が入らんし、うつ伏せにもなれないので・・・(うつ伏せになると、シーツに射精してしまうんですね・・・)
キャッチされてしまう。
ギュッと。
「あっ♥ もッ♥ おやめっ♥ くだしゃッ♥ お嬢ッさまあン♥」
フターリアは射精した。
今度は、お嬢さまの手の中に・・・
「ひぃぃン・・・」
「あったかい♥ ヌルヌルしてる」耳元でささやくお嬢さま。
「い・・・言わないでぇ・・・」
恥ずかしさに身をよじる私だが、ひと回り小さなお嬢さまに簡単にホールドされ、仰向けにされてしまう。
ふだんの私なら、筋力とウェイトで、余裕で勝てるのに・・・
悶える太腿に、お嬢さまがまたがった。
私の、太腿に。
お嬢さまの・・・お尻が!!!
もうダメだ♥
フターリア、6発目。
絹のシャツに、どっぷりと。シャツだけでなく、ブラジャーまでベトベトに濡れて、乳房に張りつく。
その乳房をハァハァと激しく上下させて喘ぐフターリアちゃん。
自分の乳の重みで、呼吸が止まりそうです・・・。
「テニス・・・お嬢さま・・・」
「なあに?」
テニッサメイズ。略してテニスお嬢さま。
幼い唇を妖艶に光らせて、私を見下ろしてくる。
「よ、横ッ・・・向かせて、くだしゃ・・・」
「あら、そうね。重たいものね・・・」
お嬢さまは、私の乳房を撫で回した。
べっとりと精液(≒愛液)のついた手で、重たい乳房をユサユサと愛撫する。
「苦しいでしょ? ブラ、ゆるめてあげるね・・・」
お嬢さまの手が、シャツのボタンを外した。
背中に入って、這い回る(ヌルヌルする・・・)。
ブラジャーの留め具を外した。
横になった私に馬乗りになったまま、ブラジャーの中に手を入れて、ヌルヌルとお揉みになられる。
「あ・・・ふッ・・・♥」
「ファーリア♥」
「ああ・・・テニスお嬢さま。あ、あ・・・」
2歳年下の乳姉妹に弄ばれて、私は、夢見心地だった。
そのせいで、反応できなかった。
お嬢さまが、ぱくっと、肉棒を咥えたのに。
「んんんっ♥♥♥」
なんにもできず、背中を反らして、快感を満喫して。
7発目。お嬢さまの、お口の中に。
愛らしい唇でキューッと締めつけられながら。
お嬢さまの髪を撫でながら腰を突き上げて、最後に、もう一絞り──
初体験の記憶は、ここで終わっている。
・・・まあ、そりゃな。7発も連続絶頂したら、失神もしますわね。
◆♀◆ 7、侯爵閣下の執務室 ◆♀◆
「魔王の残党が、この領地に侵入した」
ヨーセイ・アイメンカ侯爵は、低い声でそう言った。
侯爵。四十代半ばの、がっしりした男である。
隣には長男が立ち、脇には正妻が座っている。
机を挟んで、正面に次男と長女。次男は成人したばかり。長女は未成年。13歳だ。
全員、ヒューマンだった──妾腹の長女以外は。
「敵は、深緑川沿いに、ここへ迫っておる」
「・・・モターズ伯は何をしていたのです?」次男が口を尖らせた。「やすやすと国境を抜かれるとは」
「詳細は不明だ」長男が答えた。「全滅したか、逃げたか」
「いずれにせよ、敵が迫っておる」と侯爵。「それが事実だ。おまえは王都へ走って、この知らせを伝えよ」
「はい!」次男が背を伸ばした。
「重要な役目だ。騎兵隊を預けるから、しっかり頼むぞ」
「必ずや」
次男は満足そうにニヤッと笑って、隣に立つ、ハーフエルフの妹を見下ろした。
妹は反応しない。まっすぐに立っている。次男はフンと鼻を鳴らした。
「テニス。そなたは、侍女の実家に向かえ」
「フターリアの。ダンゼイズ伯爵家ですね」
「そうだ」
テニスは、父・侯爵に頭を下げると、さっさと部屋を退去した。
廊下に女剣士が待っていた。テニスがスタスタ歩くのに、静かについてくる。
「モリーヌ。あなたの主の御家に向かうことになったわ」
「・・・ダンゼイズに、ですか?」と、女剣士・モリーヌ。
「ええ。侯爵閣下の御命令よ。ばあやに準備をさせて」
「かしこまりました」
女剣士モリーヌと別れ、テニスは自室に戻る。
自室だが、ノックをした。「私よ」
「お帰りなさいませ」
ドアが開いた。
火照った顔をした黒髪の美女が、脇に下がって、テニスを迎え入れる。
彼女の身体からは、甘酸っぱい匂いがした。ダークブルーのメイド服の下は、桜色に染まったままだろう。テニスはちょっとだけニンマリした。
「着替えたのね」
「騒がしいようなので」
「正解よ。残党が攻めてきたわ」
「それでは?」
「あなたの実家に向かえと言われたわ。準備をしましょう」
「うちに? かしこまりました」
「ねえ、お姉ちゃん」
テニスは手を伸ばし、美しい侍女のお腹に触った。
硬くて熱い肉の棒の感触がした。
「あひっ♥」
「ごめんね? 着いたら、ちゃんと最後まで、してあげるから・・・」
テニスは小さな手で円を描くように勃起をあやした。
「はッ、はっひッ・・・♥ じゃない、ダメれす。そんにゃッ、のっ♥」
「ふふふ」
◆♀◆ 8、運試しの旅 ◆♀◆
フターリアです。
私たちは、その日の午後に出発しました。
2頭立ての馬車。
中には、お嬢さま、私、女剣士モリーヌ、乳母のリチャータ。
お嬢さま。テニッサメイズ(テニス)。侯爵令嬢。ただし妾腹。13歳。
私。フターリア(ファリア)。侍女メイド。実家は伯爵。15歳。
女剣士モリーヌ。27歳。
うちの実家に仕える武家の娘。私と一緒に奉公に出て、もう11年目。
キリッとした美人なのに、未婚のまま、口元に皺の見える年齢に・・・。
乳母のリチャータ。38だったかな?
その乳で3人の実子を育て、私を育て、お嬢さまを育てた。
モリーヌによれば、侯爵家の乳母が「エルフに乳をやるなんて」と嫌がったので、リチャータが引き抜かれたらしい。
育てた5人は全員すこぶる元気。本人は皺くちゃ。まるで、自分の生命まで私たちに分けてくれたみたい。
護衛は騎兵が4騎だけ。徒歩で10人ほど付いてくるが、洗濯奴隷や馬の世話係で、戦力にはならない。
「戦力、5人かよ」
「ファリア、めっ」お嬢さまに怒られた。
「失礼いたしました」
私は謝った。
謝ったけども。
「しかしですね!」
「なあに!」
ガラガラガラガラ!
走り出した馬車の音に負けない程度に、声を上げる。
私もお嬢さまも、地声はデカい。モリーヌには「あなたの悪影響です」と褒められたぜ。
「魔王の残党は、深緑川を下って来るのでしょう?」
「らしいわね!」
「我が実家は、深緑川の上流方向でして!」
「そうだったわね」
「これって、『敵に突っ込め』ってことですよね!」
「・・・お嬢さま?」
モリーヌが口を挟んできた。
この『お嬢さま』は、私のことだ。「そのへんにしとけよ? フターリア」という意味ですね。
「我々は深緑川の南に出て、森を抜けてゆきます」
「はぁ」
「運が良ければ、遭わずに済むでしょう」
「運が良ければ」
「はい」
「天よ照覧あれ!」私は両手を広げた。「侯爵令嬢、運試しの旅! よき神々の御加護のあらんことを!」
「もう、ファリアお嬢さまったら」乳母が笑った。
「ふふふ」お嬢さまも。
運試しの結果は、その日の夕方に出た。
「ドンマロウだ!」
御者の叫びがした。
同時に、『敵襲』を伝える騎兵のラッパも。
「呑馬狼・・・!」モリーヌがうめく。
呑馬狼。
魔王軍の偵察獣。馬を呑むという、巨大な狼だ。
恐ろしくデカい顎で、馬の首を一噛みで砕く。もちろん、人間なんぞ、ひとたまりもない。
俺は席を立って、テニスお嬢さまの側に移った。
俺とばあやで、お嬢さまを挟んで、抱き締める。
お嬢さまは何も言わず、私たちの腕を抱き締めた。
「私は変容する」
モリーヌは、自分に魔術をかける。強化呪文だ。Buffってヤツだね。
「我が身は鉄のごとく、獣の牙をはねのける」
「・・・。」お嬢さまは、その様子を見て、「ファリア」
「はい、お嬢さま」
「いまの呪文、あなたも頼んでみてはどうかしら?」
「これは、失礼しました。気付きませず・・・」モリーヌがあわてて、お嬢さまを強化しようとする。
「いえ、私ではなく」
お嬢さまは、手を振った。
「フターリアね、『変容』の才能が、すごく高いらしいのよ」
「そうでしたか!」
モリーヌの顔がパッと明るくなった。
「では、失礼して。──フターリアよ、変容せよ。御身は鉄のごとく、牙も打撃もはねのける」
この呪文が終わるのと同時に。
カーテンの外で、砂利を蹴散らす足音が轟いて──
馬車が、横転した。
◆♀◆ 9、丸呑みの狼 ◆♀◆
「きゃああっ・・・!!」
私たちの悲鳴。
御者の悲鳴。
馬の絶叫。
馬車の屋根が、地面と激突する音。
グゴルルルル!! 血で濁った吼え声。
馬車はグルリと回転し、激しく叩きつけられたあと、ばあやの側を下にして止まった。
横倒しである。
俺は、四つん這いになっていた。
腕の中にお嬢さま。
目の前には、モリーヌの股間。でんぐり返ってお尻を天に向け、M字開脚しとる。
前世のエロ表現で言えば『まんぐり返し』である!
私に呪文かけるのに立ち上がったばっかりに・・・可哀相な子。
ばあやも伸びている。
動けるのは俺だけか。
ブフォッ、ブフォッ。ケダモノの吐息が近付いてくる。
上の窓が、破られた。
ガラスの破片が降ってきた。とっさにかざした腕が、ギャキーン! と、ガラスを砕く。
窓枠も落ちてきた。私の頭に当たって(ガン!)、モリーヌのお尻に落ちた。「きゃん」
私は無傷であった。ここまでは。
巨大な爪が、窓枠に掛かる。引っ掻く。壁が砕けた。
バカデカい鼻面が、飛び込んできた。
牙とヨダレと舌と喉チンコが、私の眼前に広がった。たとえるなら、サメ映画のサメですわ。
お嬢さまを突き放す。
噛まれた。
犬が骨を咥えるみたいに、横抱きに、がっぷりと、胴体を咥えられた!
外に引きずり出される──ガゴーン! 頭とケツが、馬車の壁にぶつかった。
「いッでででで!!!」
ものすごい力で引っ張られ、グリグリねじられ、また引っ張られる。
呑馬狼のヤツ、俺が抵抗してると思ってんのか?
引っ掛かってるだけだよ!
ねじるんじゃない! そーっと引っ張れそーっと!
フターリア専用メイド服が!! 破れる!!!
──破れました。
壁が破れ、スカートが破れた。
外に引きずり出される。
視界がグルングルン回って、何が何やら!
視点が、ふだんの2倍ぐらいの高さになった。
どうやら、空に向けて振り上げられたようだ。
黒髪メイドゲットだぜ! って?
甘いな。いまの俺に、おまえの牙は通らんぜ。丸呑みにでもされん限りはな!
狼が口を開いた。
──あ、やめて?!
私は落っこちる。
頭からお腹まで、狼の喉に入ってしまった。もう腕は動かせない。
足をガバッと開いて、必死に抵抗する。
スカートが破れてパンティ丸出し状態なのが幸いした。
下顎をカニ挟みにして、足首をロックするとこまで持っていけた。
前世のエロ表現で言えば『大好きホールド』である!
スカートが破れたお尻が寒い。パンティ、狼のヨダレでビショビショ。
パンティの中にかろうじて収まっているフターリア砲が気持ちイイのが気持ち悪い・・・。
このままでは、狼フェラチオでイキながら死んでしまう・・・。
「ファリア、逃げなさい! 『鉄身』では、窒息は防げないわよ!」
お嬢さまの声。
そうですね。そうしたいのは山々なんですがね。
狼が頭を激しく振った。呼吸ができない上にガクンガクン揺さぶられては、意識を保つのは難しい。
(あ・・・もうダメだ・・・)
太腿が、すべった。
喉の奥へ、すべり落ちる。
「お嬢さまーーーッ!!!」
モリーヌの悲鳴が、聞こえなくなった・・・
◆♀◆ 10、アスカリアの勇者 ◆♀◆
暗闇の森。
夕焼けの光は遮られ、ランタンは踏み砕かれて、光るのは呑馬狼の眼だけ。
ギラギラ輝く獣の眼。
中でも強く輝くのは、メイド服の乙女を呑み込んだ、リーダーの狼──
「助太刀、いたす!!」
──その喉を、銀の刃が切り裂いた。
呑馬狼の喉が開く。胃の中に落ちるはずだった乙女が、外に落ちた。「ぐえっ!」
小さな人影の、銀の刃はひるがえる。
背後に迫った2頭目の、その鼻面をカチ割った。
落ちてくる巨体をスルリとかわし、馬車の上に飛び上がる。
馬車の向こうの3頭目、こちらは頬を横に斬る。
呑馬狼は、泣き叫ぶ。
倒れた1頭はそのままに、クルリと向き変え、逃げ出した。
「マリ! 行ったぞ!!」
銀の刃の持ち主は、赤い髪を逆立てて、高い声でそう叫ぶ。
森の向こうで、声がした。「──撃ちます」
爆発!
馬を呑む巨狼の身体、それも2頭を包み込む、赤い炎が燃え上がる。
狼は、その一発で焼け死んだ。
──戦闘終了である。
「うげぇえっっほ!!」
フターリアです。
這いつくばって、えづいてます。
呼吸ができんかったので、息を吸うじゃないですか?
そうすると、狼の悪臭が胸一杯に入ってくるんですね。
えづく→息苦しい→吸う→臭い→えづく(ループ)。地獄ですわ。
「おええええ! げはげは!!」
「ファーリア!!!」
テニスお嬢さまが飛び付いてきました。
「ケガは。『鉄身』は効いてる?」ガコーン! 頭を叩かれた。
「なんでどついた?」
「痛った・・・! 効いてるわね! よかったわ」
「ああ、なるほど。ええ、無事です。だと思います・・・」
「お嬢さま・・・」
モリーヌも来た。メッチャしょげとる。
気持ちはわかる。だが、いまはしょげとる場合ではないぞ?
「モリーヌ。あなたの『鉄身』が救ってくれたわ。──毛布を取ってきてちょうだい」
「はい!」
パンティ丸出しなのだよ、おまえのお嬢さまは。
モリーヌが毛布を取りに行くあいだ・・・
お嬢さまが、自分のケープで、私の腰をくるんでくれた。
そうしておいて、赤毛の剣士に向き直る。
「どなたか存じませんが、助かりました。仲間が、まだ前後に散っているのですが」
「私の仲間もです」
赤毛の剣士は、ほほえんだ。
「もう大丈夫だと思いますよ」
・・・あれ?
女の子じゃん、この剣士。
それも、結構若いぞ。はたちぐらい?
赤い髪を短く刈って、ヘアバンドで留めている。
スマートな身体は、私より少し小さい。女の平均より、ちょい上、ぐらい。
焦げ茶色の目が、こちらを見た。
「ひどい目に遭われましたね。大丈夫ですか?」
「ええ。ま、なんとかね」
「気丈な御方だ」
剣士はほほえんで、私から目を逸らした。
自信に満ちた、鋭い横顔。
美人だ・・・。
随行の者どもは無事に戻ってきた。
だが、馬は3頭やられた。騎兵1・下馬騎士3になってしまった。
馬車もダメだ。1頭が首を噛まれて失血死。もう1頭は横転時に足を折って、ここでお別れだ。
ここから、どうしたらいいのやら?
──ともあれ、お礼はしなくてはならない。
「勇敢な御方。ただの剣士ではありますまい。ぜひ、お名前を」
お嬢さまがそう求めると、赤毛の剣士はこう名乗った。
「私は、ユリ。アスカリアの勇者、ユリです」