※この作品はR-18です。

TSゆりフタ令嬢侍女メイド!   作:min(みならい)R18

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4章 アスカリア女伯と、ぐちょぐちょ
ユリと、温泉で


◆♀◆ 1、雪のダンゼイズ ◆♀◆

 

 ざく、ざく、べちょっ。

 雪です。

 雪が降ってきました。

 白い雪。チラリ、ホラリ・・・。

 ごつごつした石造りの都に飛んできます。

 遠くそびえる連峰は、すでに白く凍ってます。

 

「フターリア姫の故郷は、寒いなー」

 女勇者さまが、肩を押し付けてきました。

 私も腰を押し付けて、

「ユリさまは、あったかいですね♥」

 などと。

 イチャイチャしながら、歩いていたところ。

「キャー・・・!」

「勇者さまとドラゴンさまぁー・・・!」

 路地から、黄色い声が。

 勇者さま。

 そちらを見て、ニッコリ。手を振ります。

 娘どもは、キャーキャー言って大喜び。

「・・・すみませんね。ダンゼイズの女どもが」

「声、デカいよね。男も女もw」

 

 フターリアです。

 今日は、休日です!

 雪が降ったら、野外の仕事は終わり。ブレロッケ王国の常識です!

 

「ま、私は、休んでるヒマないんだけどね」

「アスカリア伯爵におかれましては、恙なく領地を治められますよう、お祈り申し上げます・・・」

「ふざけてんじゃないぞw」

「ふふふ。はーい」

 勇者さまは、私に腕を貸して下さいました。

 喜んで手を絡ませ、くっついて、彼女の耳元に囁きます。

「今日は、いいじゃん。せっかく2人で抜け出したんだし♥」

「そうだね!」

 

 はい。

 我々、2人っきりです。

 ユリとリア、秘密の逃避行なのです!

 

「キャー・・・!」

「キャー・・・!」

 ・・・そんなに秘密でもないですね。

 

 ま、ホントのコト言いますと、市内の温泉に行くだけですね。

 ユリも、マレーナ姉さんにキチンと伝えて来たそうですし。

 私だって、キチンと・・・

 

 「ちょっと出かけてきます」

 「どこに? 誰と?」

 「あー・・・ちょっと、勇者さまと、温泉に」

 「この淫乱痴女メイド」

 「なんというおっしゃりよう・・・」

 「ふたなりにしとく?」

 「いえ。そこまで迷惑は」

 「ん」

 「行ってきます」

 「行ってらっしゃい。アスカリア伯があなたの眼前で溺れて死んでしまいますように」

 「ひどい!」

 

 ・・・って感じで、伝えてきましたし!

 護衛のモリーヌにも・・・

 

 「――かくかくしかじかで、許しはもらったわ。見張り、お願いね」

 「ひどいですね」

 「でしょ?」

 「御身がですよ」

 「そんな!」

 

 ・・・って感じで、見張りを頼んでおきましたし!

 

 ・・・。

 あのさ。

 なんか、俺、扱い軽くなってるよね?

 

「手柄を立てたハズなのに・・・おかしいですよね・・・」

「ふひゃひゃw」

 笑う勇者さまと私は、身体をくっつけたまま、温泉に着きました。

 

◆♀◆ 2、ユリと、温泉で ◆♀◆

 

 サアーラの湯。

 坂道の上の、天然温泉ですね。

 子宝の効能があるとかで、淫魔神サアーラメグミーテさまにちなんだ名になってます。

 

「お嬢さまと楽しんだって?」

「ええ、まあ、エロいコトされましたね」

 お嬢さまとモリーヌと一緒に入って、嬲られましたね。

 あれは、王女殿下を救う旅に出る前のことでした。

「1ヶ月は経ったような気がします」

「ご無沙汰だよねぇ?」

 ユリはニヤニヤしてます。私もニヤニヤしました。

 

 ハダカになって、お風呂に入ります。

 黒い岩風呂。

 お湯はネットリ白~く、もうもうと湯気を上げてます。

 そこに、空から雪が降ってくる。

 白の三重奏ですね!

 そこを歩くユリの背中、綺麗です。

 野生の獣みたいにイイ筋肉してる・・・のに、瑞々しくて、なまめかしくて。

 『私を食べて♥』って言ってるんですよ、肌が!

 いやらしいなぁもう!

「ぺろっ」

「ひゃっ!? なに舐めてんの?」

「・・・。」

 私は舌をチロッと出したまま、ユリを見つめました。

 ユリの背中を舐めちゃったんですけどね。首筋に近いトコを。

 なんでそんなコトしたのか、自分でもわからない・・・。

「なんか、舐めたくなって」

「あー。『変容』の天才には、ありがちだね」

「いま、フにゃーリアじゃないですよ?」

「クセは残るらしいよ」

「そうなんだ・・・」

 と言いつつ、ユリの頬っぺたを、ペロリ。

「きゃ♥ このネコちゃんめw」

 

 身体を洗います。

 フターリアの巨乳に、ヌルッとしたお湯が流れます。

 気持ちいい。

 乳首、もう尖ってる。

 エロい。

 この乳首を毎日眺め放題というだけで、俺がどれほど癒やされたか・・・

 ユリも、鼻の下伸ばしてこっち見てます。

 オマエも同類のようだな・・・。

「わかるよ」

「・・・な、なにが?」

「エロいよね?」

 持ち上げて乳首を見せてやったら、「うへへ」ってなってた。可愛い。

 

 さあーて。

 黒い岩を踏み越えて、白いお湯に入ります。

 

 ざぶざぶ。お湯を押し分けて、奥まで行きました。

 首を伸ばせば・・・

 町を、見下ろせます。

 歩いてきた、ダマールトの都・・・。

 国王の大盤振る舞いの余韻がまだ残っているような、賑やかな冬の町が。

 白く雪に、包まれてゆく・・・

 

 ・・・あと、手前の岩場に、人影が2人。

 モリーヌと、ダーリン姉ちゃんですね。

 手を振ったら、お辞儀を返してくれました。

 

 ――その時でした!

 

「いい景色ですね、姫」

「あ・・・」

 勇者さまの手が、フターリアのデカパイにかかったのは。

 

 そーっと、抱きすくめるように・・・

 手を回して、揉んで、撫でて・・・

「あ、あっ、ああっ」

「リアはオッパイ敏感だなぁw」

 首筋をぺろぺろ舐めて、フターリアの若い女体を感じさせようとするのです。

「ううっ・・・うん♥」

 ハイ陥落です。即落ちです。

「私も溜まっててさー。もうガマンできない」

 喘ぐ私のお腹に、ユリの手が這い回ります。

 当たり前のようにクリトリスまで。甘皮ごと、イジメられます。

 私は身悶えました。

「あっ、うぅッ」

「お、濡れてきた濡れてきた」

「ちょ、待って待って」

 モリーヌがジトーッとした眼でこっちを見てます。『バレますよ』の眼ですね。

 わかってる。いまやめます。いま。

「ほ、ほら、見られてるから」

「見せたいからこっちに来たんでしょ?」

「ち、ちがっ・・・あはっ♥」

 勇者さまの指先が、ヌルリと。

 フターリアの裂け目に入ってきました。

「モリーヌに見せつけてやろーぜ」

「趣味悪っ・・・ああン♥」

 フターリアのカラダは、みるみるうちに燃え上がります。

 雪がすぐに溶けて、汗と一緒になるほどです。

 

 くそっ・・・!

 コイツ、ほんとにレズの時は上手いな・・・!!

 こっちがフタナリの時は、小っちゃな女のコみたいに甘えてくるクセに・・・!

 

「ああもうダメっ・・・イク、イクっ♥」

「いいよ、イッちゃえ。淫乱侍女メイドちゃん」

「ひ、ひどっ・・・ああああっ♥」

 

 フターリアは絶頂しました。

 ユリの左手にしっかりと抱きすくめられ、右手には裂け目を可愛がられて・・・

 巨乳を弾ませて、黒い岩に突っ伏して・・・

 脆くも、イカされてしまったのでした。

 

「はーっ、はーっ・・・♥」

「どう? こんな感じ?」

「なにが・・・?」

「リア言ってたじゃん。『ユリに犯されてみたい』って」

「あー・・・」

 

 こっち帰って来る途中ね?

 弟がポカやった日の、夜にね。

 

「言ったねw 言った言った。ハァハァ」

 私は、振り向いて・・・

 ユリを、胸に抱き締めて・・・

「ちゃんと覚えててくれたんだ。好き♥」

「ふふふ♥」

 ディープキスしました。

 ブレロッケ王国の誇る女勇者さまと。

 ちょっと乱暴に。

 彼女の赤い髪を、ギュッと握るようにして。

 フターリアの長い腕で、蛇みたいにユリの裸体を巻き上げて。

「ん・・・んん、ん・・・っ・・・♥」

 ユリが私にもたれかかってくるまで、唇を奪いつづけました。

「はっ、はっ・・・」

 素っ裸の勇者さんは、目元を真っ赤にして後じさって。

 私とは反対に、入り口に近いほうの黒岩に、仰向けになりました。

 伸びするみたいに反り返った裸身。

 彫刻みたいになめらかで綺麗です。

 でも生きてて、喘いでる。

 発情した牝の匂いもしてる。

「ユリ・・・♥」

「ふふふ♥ こういうのもイイね・・・」

 私たちは、乳房をくっつけ、股間をくっつけ・・・

 代わる代わるキスを仕掛けては相手を喘がせ、岩に押しつけて、弄びました。

 お互いに満足する頃には、私はすっかり汗だくになってました。

 

 それにしても・・・

 

「はーっ、はーっ・・・くそ。やっぱり、ユリのこと、犯したい」

「うふふっ♥」

 ユリが下になって、足をゆっくりと大開きにしました。

 彼女の秘密が丸見えになりました。

 それから、私の腰を挟んで・・・

 対面座位みたいに、下腹を押し付けてきました。

「リアぁ・・・♥」

「ユリ・・・!」

 私たちは、そのまま3回戦に突入しようとしました。

 

 ――この時でした!

 

 ガラガラガラ。と、入り口が開いて。

「邪魔するぞ、勇者どの。フターリア姫」

 赤い金髪の美女と・・・

「私も失礼しますわ。アスカリアの勇者さま、ダンゼイズのお姫さま」

 真っ黒ツヤツヤ髪の乙女が・・・

 

 私たちの目の前に、入ってきたのは!

 

◆♀◆ 3、ツクノーさまと、お風呂に入る ◆♀◆

 

「あ・・・殿下」

「く、クロ?」

「ゆ・・・勇者さま!!?」

「え」

 

 淫魔の湯のフターリアです。

 えらいコトになってしまいました。

 私とユリがヌルヌルねちょねちょレズキスしてたら、乱入者が。

 それも。

 

「・・・そちら、いったい」

 日焼けした肌に、赤く焼けた金髪の。

 槍もよくし、治癒の呪文も使いこなし、さらに美人! の三拍子。

 あと、どうやらネコがお好きらしい。

 南海の大貴族、ツクノー・コノマーズ侯爵と・・・

 

「ゆ、勇者さま。そんな。ユリさまに限って、そんなコト」

 2年の眠りから覚めたばかり。

 雪よりも白いその肌を、寒気にふるふる震わせる。

 悲運の姫君、ネムリタロッカ王女。

 

 ダンゼイズの要人ランク、2位3位。

 決して失礼があってはならない御二方に。

 

 どうにも誤魔化しようのない至近距離で。

 私が、ユリをFu○kしているところを、見られてしまったのです。

 

 ヤバい・・・これはヤバいよ!

 どう誤魔化せば・・・!?

 

「こりゃ。そちら、何をふざけておる」

 ツクノーさまに、怒られました。

「ここは風呂じゃぞ? 格闘の真似事なら、外でやるがよい」

「は、はい・・・失礼いたしました」

 私は、ユリを助け起こし、頭を下げました。

 ユリは髪をかいて、「いやー、参った参った」などと言ってます。

「貸し切りだと思って、バカ騒ぎしてしまいました」

「うむ」

 ツクノーさまは、うなずいて。

 こんな風に、フォローをして下さったのです。

「こちらも、下女が伝えてくれたものと思っておった」

「お見苦しいところを」

「なに。――さ、殿下。お身体が冷えますぞ。湯をかけましょう」

 ツクノーさまは、矛を収めて下さったのですが。

「・・・。」

 ネムリタロッカ姫は、鋭い眼で、私を睨んでいました・・・

 

 ・・・それはそうと、姫、なかなかいいカラダしてましたよ。

 御歳13歳。まだ手足がひょろっと長くてアンバランスな感じはあるのですが。

 乳房は麦畑の丘のように優しくふくらみ、お尻はぷるんとしてて。

 もちもちした柔らかな肌が、本当に光が透けて輝く感じで。

 完璧に黒い髪が、これまたよく似合うんですよ。

 

 20代半ばのツクノーさまは、姫とは対照的ですね。

 これまた生ける裸婦像みたいなヌードです。

 ユリとは別の流派の名作ですね。丸みが強くて、見るからに抱き心地よさそう。

 やっぱいいモン食ってる女は綺麗だなー。

 

 と、私が現実逃避しておりますと。

 

「・・・フターリアよ」

「あ、はいっ」

 近付いてきたツクノーさまに、話しかけられました。

「・・・そち、アイメンカの姫に仕えておるそうじゃが」

「・・・はい」

 小さな声です。

 あっちのほうでポツーンと湯につかっている王女には聞こえない程度。

 ユリには聞こえてるでしょうけども。

「自由に旅ができるのであれば、我が領にも、遊びに来てはどうじゃ?」

「おお。なんと!」

 私はちょっとビックリしました。

 侯爵って、もっと厳しいモンだと思ってた。

 まさか、御本人から誘われるとはね。

「そう驚くことでもあるまい」

 ツクノーさまは、笑いました。

「コノマーズも、良いところじゃぞ。暖かいし」

「いいですね・・・。あ、海は見えますか?」

「イヤというほど見れるぞ」

「おお・・・!」

 

 海行きてぇ!

 こっちの世界来てから、一度も見てないんだよ。海!

 

「見てみたいです!」

「はっはっは」

「とはいえ、我が女主人の予定次第ですので、いまはお答えできません」

「当然じゃ。ま、私は楽しみにしておるぞ」

「ありがとうございます」

 と、私が頭を下げたところで。

 ユリが身を乗り出して、口を開きました。

「侯爵。フターリアは、私の大切な仲間でしてね・・・」

「ふんw 女色の恋人じゃろ?」

「いやいや! まず第一に、ちゃんとした意味で」

「はいはい。女色は後なんじゃな。わかったわかった」

「む・・・」

 ユリは不愉快そうにしました。

 そして。

 事もあろうに、私を挟んで言い合いを始めたのです!

 

「侯爵こそ、ウワサの多い御方だ。美人で身分も高いと、大変ですな?」

「・・・な、なんのウワサじゃ。身共はそんな、ふしだらではないぞ」

「おや? この私がふしだらだと仰る?」

「知らぬと思うなよ?」

「こちらのセリフですぞ」

「なんじゃと!?」

「美しい女侯爵は、とある高貴な姫を想って、結婚を断わってこられたとか・・・」

「こりゃ。めったなコトを抜かすでない」

 ツクノーさまは、真っ赤になりました。

 それから真顔になって、

「私が結婚しておらぬのは、これぞ! という男が、居らぬからじゃ」

「どのような男で?」

「伯爵以上で、最低でも私より強く、『ノガダーパの娘』を求めぬ男じゃ」

 

 ノガダーパさま。

 先代コノマーズ侯爵ですね。

 ドラゴン殺しの英雄だったかな? フタゴンの資料調べで、お名前拝見しましたわ。

 

「意外と現実的ですね」

「意外とはなんじゃ」

「しかし、最後のはどういう意味で? 御身はノガダーパさまの娘でしょうに」

「無論じゃ。じゃが・・・」

 ツクノーさまは、うつむいて・・・

 

 「たしかに、身共はノガダーパの娘じゃ。

  それを誇りもし、感謝もしておる。

  つらいこともあるが・・・

  領主としては、先代と比較されるのは当然じゃし・・・

  槍術についても、『先代より弱い』というのも、事実じゃ・・・

  じゃから、ガマンしよう。努力もしよう。

  しかしじゃ。

  夫に『ノガダーパの娘』として抱かれるのは、御免こうむる!

  そんなコトになったら、気が狂ってしまいそうじゃもの」

 

 ・・・と、打ち明けました。

「なるほどね」と、ユリがうなずき・・・

「当然ですわ」と、私も、呟いてしまいました。

「おや?」

 ツクノーさまは、ほほえみした。

「私を甘やかすつもりか? そちは悪い娘じゃな、フターリア」

「いえいえ、そんな。私なんて、『変容』がちょっと高いだけの小娘ですからねぇ」

「身共の生命の恩人じゃのに」

「それはまことに光栄なことです」

 

 このとき、ざばー・・・と王女が立ち上がったので、話は終わりになりました。

 

「ではの」

 出て行こうとするツクノーさま。

 その、大人のオンナの尻に向かって・・・

「よければ、一緒に行きますか?」ユリが声を掛けました。

「ん?」

「我が領地、アスカリア伯爵領にです」

「・・・なんと?」

「方向は同じだ。いずれにせよ南に行く旅になりますからね」

「本気か・・・」

「ええ」

 ユリは笑いました。

「どうしようもなく貧しい土地ですが、冒険と内緒話はできますよ」

「うむ! 考えておこう」

 

 侯爵は明るい顔になって、お風呂を出て行かれました。

 

◆♀◆ 4、フターリア姫、うろたえる ◆♀◆

 

「さて、私たちも出よっか」

「・・・。」

「リア? どした?」

 

 勇者さまに声をかけられたのですが。

 そのときの私は、立ち上がることができませんでした。

 

「王女殿下を怒らせてしまった・・・ヤベぇ・・・」

「ビビってたのかw」

「だって。すみません。勇者さままで巻き添えに・・・」

「オマエなぁw」

 ユリは、お湯の中をふわ~んと浮かぶように近付いてきて、

 

「いまさら何言ってんだよ。私たちは、仲間だろ?」

 と、肩を抱いてくれました。

 

「ユリ・・・」

 私は、彼女の顔を間近に見つめて。

「ぺろ、ぺろ、ぺろ・・・」愛情たっぷりに、お礼をしました。

「ふひゃひゃw」

 

 しかしですね。

 勇者さまは、「大丈夫大丈夫」とか、笑っておられますけどもね。

 やっぱり、恐いモンは恐いワケです。

 

 温泉から引き返す途中、モリーヌとダーリン姉ちゃんと合流したのですが。

 モリーヌの、出発前と同じ表情、『まったく御身は・・・』って表情で、恐怖がぶり返して。

 『城壁の間』に戻って、お嬢さまの顔を見る頃には、足が震えてきまして。

 

「・・・どうしたの?」

「じ、実は・・・」

 私は、縮み上がったまま、お嬢さまに相談しました。

 初めは笑っていたモリーヌも、だんだん、険しい表情になってゆきます。

 まるで私の立場のようです。

 話し終えると。

 モリーヌは頭を抱えました。

「私が表に立つべきでした。下女どもを信頼したばっかりに」

「いえ・・・私が悪ノリしたせいだから」

 私と2人で、お互いをかばいます。

 ところがです。

「ふむ」

 テニッサメイズお嬢さまは、平然としてました。

 首を傾げ、ハーフエルフの耳をパタッと動かし(髪が触れると、耳が勝手に動くらしいです)・・・

 モリーヌの肩をポンと叩くと、

「あなたの主人には、暖かいお茶が必要なんじゃないかしら?」

「よいお考えです。すぐに」

 モリーヌは暖炉に向かいます。

 その動きはキビキビしていました。

「ファリア。ソファに行きましょ」

 お嬢さまは私をソファに座らせ、膝に毛布をかけてくれました。

 その毛布に、御自身も足を突っ込んで、くっついてきて・・・

「ファリア?」

「はい・・・」

「あなたは、英雄みたいなモノよ」

「?」

「バーシー王だって、簡単にあなたを捨てたりはできないわ」

「・・・はい」

「もちろん、アイメンカだってそうよ」

 お嬢さまは、私の背中を撫でてくれました。

「女同士がセックスの 真 似 事 をした程度で、処分なんて、できないわ」

 

 ここで、モリーヌがお茶を手渡してくれました。

 

「ずずー」

 ・・・私は、あったまりました。

「そもそもにして、」

「はい」

「あなたを戦わせて、目立たせて、英雄っぽくしたのは、この私よ」

 お嬢さま。

 可愛らしい胸を張って、

「テニッサメイズは、責任を取るわ! 私のあなたに、手なんか出させない」

「お嬢さま・・・!」

 

 私は、お嬢さまを抱き寄せました。

 ギューッと抱いて、デカパイに押しつけ、フワッフワの金髪を撫で回しました。

 

「さすがはティニーモノーシャさまの娘。見直しました」

「・・・私が慰めてるんだけど」

 お嬢さまは、私の乳の谷間から見上げてきました。

「それに、見直したってどういう意味? あなた私のコトどう思ってたの?」

「まだ13歳だし、って」

「十分に大人よ!」お嬢さま、頬っぺたプーとします。

「はいw」私は、笑いました。

 

「・・・それにしても、ファリア」

 私が落ち着いたと見て、お嬢さまはいつものペースになりました。

「あなた、予定をメチャクチャにする女神かなんかなの?」

「ピンポイントな女神ですなぁ!」

「だって、あなたの才能――『変容』の才能は、隠すつもりだったじゃない」

「そうでしたねぇ」

「それがなんでこんなコトに」

「まったくですねぇ・・・」

 私はうなずきました。

 暖炉にかかったスープを混ぜ混ぜ。相槌モードです。

「狼にパックンされてた頃は、自分はまだ令嬢だと思ってました」

「本業は侍女なのに」

「ホントですよ」

「いまや痴女だものね」

「うるさいよw」

 はぁ。

 私は、ため息をつきました。

「お嬢さまに対しては、頼りになる男でありたいんですが・・・」

「・・・。」お嬢さまは赤くなって、横を向きました。「そんな日もあるわよ」

「私、戦士に向いてないんですかね」

「そんなコトはないわ」

「王女殿下を救うとか、誰がやったの? って感じですもん。いまだに」

「御身ですよ」

 と、モリーヌ。

 私は彼女を招き寄せ、ヨシヨシしてやりました。

「♥」

「・・・。」

 お嬢さまが、微妙なお顔で、侍女を見ている!

「あのー・・・」

「なに」

「お礼に今夜、セックスします?」

「あなたは本当に淫乱ね! ・・・・・・・・・ふたなりにな~れ!」

「ひゃっほー!!」

 

 お嬢さまと、ソファで。

 その後、待たされて涙目のモリーヌを、テーブルに押し倒して、バックから。

 起きてきたお嬢さまに、軽い食事をお出しして・・・

 ベッドに引きずり込んで、もう2~3発。

 

 ふたなーリアは、がんばりました!!!

 

「がんばりすぎよ・・・!」

「これでは馬に乗れません・・・」

 

 怒られましたけどねw

 

◆♀◆ 5、旅の仲間が増えました ◆♀◆

 

 そして。

 それから、しばらく経った、ある日のこと。

 

「ユリよ。そなたの申し出、受けようと思うのじゃが」

 ツクノーさまが、そう言ってこられました。

「お! 家臣を説得できましたか」

「いや、説得したというか・・・」

「ん?」

 

 そして、女侯爵の後ろから、さらに要人が2人、現れました。

 

「ツクノーをわしから引き剥がそうなどと、通ると思うなよ? アスカリア伯爵」

「陛下・・・」

「余もついてゆくからな!!!」

「は?」

 バーシー・ブレロッケ国王陛下が、そう宣言なさり・・・

 

「その通りですわ。私が眠っているうちに、勇者さまが、こんな泥棒ネk――友人を作っておられるなんて!」

「姫・・・」

「道中の護衛、よろしくお願いしますわ。王女救出の泥b――英雄さま!」

 ネムリタロッカ王女殿下は、馬上からギロリと、哀れなフターリアを睨み付け・・・

 

 ってか、なんでこの姫だけ馬に乗ってるんですかね?

 もしかして、私を見下ろすためでしょうか。

 ・・・ぷw

 

「泥棒ネコ! いま私を笑いましたね!?」

「いえそんなw」

「ぬうーーー!」

「・・・というワケでじゃ、」

 ツクノーさまは、肩をすくめて『ヤレヤレ』とし、

「みんなして、ユリの世話になることになったのじゃ」

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