※この作品はR-18です。

TSゆりフタ令嬢侍女メイド!   作:min(みならい)R18

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お嬢さまと、侍女メイド

◆♀◆ 24、家にもどって ◆♀◆

 

 凱旋式を終えた私たちは、アスカリア領に戻りました。

 あらゆる人から引き留められたのですが・・・

 振り切って、帰ってきました。

 

 忙しい日々になりました。

 仕事は山積みだし、ひっきりなしに使者や手紙が来るし。

「有名人は大変だろ?」と、ユリに言われて。

「そうですね・・・」と、げんなりするしかないほどでした。

 

 お嬢さまには、魔術大学から勧誘が来ました。推薦入学!

 以前からマレーナ姉さんがアプローチしてたんですが。

 やっと本決まりになったらしい。

 

 私には、(なんと!)伯爵への叙勲の話が持ち上がりました。

 

「マジかよ。俺、15歳だぜ?」

「功績が積み上がってるからな、リアも」

 ユリは肩をすくめました。

「ツナが求めたそうだ。バーシーも強く反発はしなかった、とさ」

「ツナちゃんが・・・」

「行くのかよ?」

「いやまだ決まってない話だし・・・」

「ハッキリしろ。今夜、寝室で待ってる」

「え」

「はい仕事仕事!」

 

◆♀◆ 25、フタゴンと女勇者 ◆♀◆

 

 で、夜です。

 

「来たか! ・・・って、なんでフタゴンなんだよ」

「フルパワーで来た」

「意味がわからん」

 

 私は、ユリの寝室を訪れました。

 ドラゴン娘の、フタゴン(ふたなりモード)です。

 今日はもう予定はありません。あとは寝るだけです。

 ユリもそうでした。

 

「フタゴンは禁止って言ったよな?」ユリは後じさります。

「うん言った」フタゴンは間合いを詰めます。

「おい?」ユリの足がベッドにぶつかりました。

「なに?」フタゴンの膝がユリに触れました。

「ホントにダメだからな? フタゴンは・・・ハ、ハードすぎるから」

「わかってる」

「ホントにわかってんのか?」

「うん」

「『フタゴンが勝手にやった』とか、許さんからな?」

「わかってる。フターリアが悪い!」

「なら、いいけd──」

「フタゴン悪くない」

「おい!?」

 

 ユリをベッドに押し倒しました。

 いい匂い。

 わかるぞ。『リアは来てくれるかな』とか不安に思ってたね?

 フタゴン、美女の不安、大好物です♥

 

「やっ・・・コラッ! ふ、服が破れる!」

「ユリ言った」

「なにを」

「『好きにしていい』『ツケといて』って」

「言っ・・・言ったけど! フタゴンはダ──」

「だからお嬢さまに頼んで、こうしてもらったのに」

 

 私は、ユリのお腹に、フタゴン連装砲を押し付けました。

 太さはふつうですが、長さが1尺もある。

 それが2連装になってるっていう。

 フタゴンの時だけ、なぜかこうなる。

 すごすぎて、いまいち使いどころがないんだけど。

 

 グリグリ・・・

 

「やっ、やめろってっ!」

「若いうちだけじゃん?」

「はぁ?」

「フタゴンが本気でセックスできんの、ユリだけ。ユリが若くて元気なうちだけじゃん?」

「そ・・・それはそうだけど・・・いやいや! 私だって限界ってものがあって・・・きゃあっ!?」

 ユリのタイツをフタゴンが引っ張ります。

 爪に破かれるのを恐れたユリがあわててお尻を浮かせ、自分で脱いでくれました。

「頂きまーす!」

「ああああ・・・!」

 

 ユリの女性器。トロトロでした。

 なんだ期待してたんじゃん。ってニンマリ笑ったら、襟首掴まれた。

 フタゴンのトーガは首に軽く回してあるから、掴まれると首が締まる。

 ・・・けど筋肉強いから平気だもんね!

 

「あっ! あっ! あっ♥」

「俺、お嬢さまが最優先だけど、」

 私は2連装砲を交互にユリの奥まで抜き差しして、イカせ切らない程度にユリを弄びました。

「ユリも、逃がす気、ないからなっ!」

「こっ、この私を、どうにかできるとっ・・・あッはッ♥」

「どうにかしちゃうよ~んw」

 

 下側のペニスを突っ込み、上側のペニスをクリトリスにこすりつけて、ピストンを開始しました。

 ユリが悶え狂って絶頂します。そのユリを押さえ込んで、女性器の隅々までくすぐってやります。

 子宮とお腹に同時に擬似精液を浴びせて・・・

 喘ぐユリをうつ伏せに転がして、差し直し、やはりクリトリスと膣奥を同時責めにします。

「やめっ・・・!」とか言ってますが聞きません。声が出るうちは大丈夫・・・まだ大丈夫・・・

 

「お゛ま゛え゛っ・・・覚えてろよ・・・!」

 翌朝、腰を押さえながらヨロヨロと起き上がったユリは。

 『変容』が解けた私を見下ろして、言いました。

「次は私の番だからな・・・!」

「あわわ。すみませんお館様。一晩中イカせちゃって」

「うるさい! くそ。ホントだよもう!」

 ユリは腰の曲がった状態でベッドを離れ、バスローブを纏って、ドアを開けて。

 熱い瞳でこちらを振り向いて、

「こんなにイカされたの、生まれて初めてだぞ。もぅ・・・♥」

 と、囁いてきました。

 

◆♀◆ 26、旅路にて ◆♀◆

 

 それから、いばらく経った、ある日のこと。

 

 にょろにょろにょろ。

 私は、秋の街道を這い進んでおりました。

 

 樹ターリアです。

 ウロの中には、お嬢さまが。

 そして、乳母のリチャータがいます。

 

 お嬢さまと私の乳母、リチャータ。

 もう40歳近いですが(この世界では寿命に近いです)、まだまだ元気です。

 

 樹ターリアの左側には、モリーヌがいつもの青鹿毛で騎行中。

 右側には戦士長たちがいて、ベロ~ン君の手綱を引いてくれてます。

 ベロ~ン君が、『俺じゃアカンのか・・・?』という目で私を見て来るんですが。

 

「おまえ種付けで疲れてるだろ?」

「ブヒ・・・」

 彼はここのところ、子作りに励んでたんですわ。

 お嬢さまの『種馬にな~れ』の呪文でね。

 ちょっと発情期過ぎちゃってるんですが、牝馬がその気になって、無事交尾できたそうな。

「口説くの上手いらしいじゃん」

「ブヒ?」

「馬番が言ってたぜ。『ナッツマレーノは優しいから、牝馬に人気です』って」

 ナッツマレーノってのは、ベロ~ン君の本名ですな。

 馬番は本名で呼んでるんですわ。俺も、牝馬の前ではそうしようと思いました。

「色男だな、ナッツ」

「ブヒィ~ン♥」

「誰に似たのかしらね」ウロの中から辛辣な言葉が飛んできました。

「誰でしょうなぁ?」

 私は、ツタを巻き上げて、ウロに戻りました。

「ペットは主人に似ると申しますが、テニッサメイズさま?」

「 私 は 女には人気ないわよ」

「大人気ですよ。私に」

「あっそう」

「冷た・・・」

「ほほほw」リチャータばあやが笑いました。

「ばあや、乗り心地は悪くない?」訊いてみた。

「ええ。こんな楽な旅は初めてですよ」ばあやはニッコリしました。「楽しみですねぇ。アスカリア」

「歓迎するから、期待しててよ」

 

 ばあやを招いたのは、お嬢さまと私です。

 『アスカリアで成功したから、見に来て!』ってね。

 徒歩や騎馬だと、ばあやには毒ですが。樹ターリアならね!

 

「──それにしても、久しぶりね」テニスお嬢さまが言いました。「このメンバーで旅をするのは」

「ですな。1年ぶりかな? アイメンカを出た時以来ですね」と私。

「ね! あの時は大変だったわ。呑馬狼に襲われて」

 と、お嬢さまが口にした、その時でした。

 

「ドンマローだぁー!」

 前方をゆくアスカリア兵が、叫びながら逃げてきたのは。

 

「はいはい。呑馬狼呑馬狼」

 私は、ウロの前で、お嬢さまとばあやを守る体勢を取りました。

 モリーヌが青鹿毛を私に近づけ、『鉄身』の呪文をかけてくれます。樹ターリアは鋼の樹になりました!

 戦士長たちは、私とベロ~ン君を中心に、円陣を組みます。得物は長槍です。7人で槍を突き出した姿は、でっかいハリネズミのようでした。

 

 怪物がやってきました。

 馬よりも大きな狼。3頭です。

 

「魔王が死んだから、もう出ねえって聞いてたのに! ヒィヒィ」アスカリア兵が円陣に逃げ込んできました。

「死んでねえよ」私は訂正しました。「魔王陛下は試練の神霊として封印されただけだ」

「へ、へぇ」

「まあ心配すんな。呑馬狼の2頭や3頭──」

 「油断はいけません」とモリーヌ

  「敵を舐めちゃいけませんぞ」と戦士長。

「あ、はい。全力で行きます」

「団長、クロスボウ撃てます」ダークエルフ兵が私の命令を求めました。

「まだだ。そのまま待て」この旅行の団長である私。彼らを待たせます。

 

 怪物狼を、十分に引き付けてから・・・

 左右の手を振って、ツタを繰り出します!

 

 ズバゴォン!!

 ものすごい音がして、左右2頭の鼻面がひしゃげました。

 どうだ! 『鉄身』のツタムチ!

 

 2頭は跳び上がって身をすくめました。

 しかし中央の1頭はノーダメ。私に飛びかかってきます。

 私の足元のツタを狙ってきやがった。一目で足場と見抜いたのか。

「賢いじゃないか。だが甘い」

 私は、足を蹴り上げました。

 ズバン!!

 足から伸びているツタが、狼の腹を撃ちます。

 足にも自由に動かせるツタが生えてるんだよな。正確性はちょっと劣るけどね。

 喉から腹を打たれた呑馬狼は、息を詰まらせ、私の右サイドに落ちました。

「いまじゃ!」戦士長が怒鳴ります。

「手柄じゃ!」「姫に加勢じゃ!」「野良犬狩りじゃ!」

 老練なダンゼイズ戦士たちが、長槍をブスブス突き立てました。

 呑馬狼(中央)、討伐です。

 手負いの2頭(左右)は逃げ出しました。

「いまだ、クロスボウ撃て!」

「へい」

 ダークエルフのアスカリア兵2人が応えて、射撃。

 1発は、逃げる呑馬狼(左)のケツの穴をブチ抜きました。狼絶叫。ちょっとかわいそ。

 もう1発はハズレ。狼(右)は逃げ切りの体勢に。

「撃ち方やめ! モリーヌ、仕留めろ!」

「ハイ!」

 モリーヌが青鹿毛の腹を蹴って、突撃を開始しました。

「姫、長槍」ダンゼイズ戦士が槍を放り投げてきます。

「ほい」私はツタでキャッチ、ツタでモリーヌに。

「借ります!」すでに走り始めている彼女が受け取ります。

 

 しばし追跡。狼がヘタったところを、見事、その槍で貫きました。

 

「よくやった!!」

「御主人さまの手柄です。鼻を砕かれたので、ヤツは完全に息が上がっていました」

 

 戦闘終了。被害ゼロ。完勝でした!

 

「十分やって行けそうですね?」とモリーヌ。「伯爵になっても」

「いやいやいや!」

 

◆♀◆ 27、リンゴの樹 ◆♀◆

 

 ユリたちは、ばあやを歓迎してくれました。

 ・・・孤児院で育ったユリは、他人の子を育てた女には優しい気がします。

 

 あ、孤児院と言えば、孤児たちも、ばあやに懐きました。

 ばあやの帰る日には泣きながら見送りに来る子がいたほどです。

 

 そんなばあやの滞在中に、私は、仕事をちょっと見てもらうことにしました。

 リンゴの樹を、樹ターリアで育てるのです。

 マレーナ姉さんが「仕事もしてもらわないと・・・」って、言いづらそうに言うんですわ。

 しょうがないんですわ。

 

「すげー! 樹がどんどんデカくなる!」

 クリッカちゃん。栗毛の美少女。

 枝にブラ下がって、足をバタバタしております。

 そうするあいだにも樹が育ってゆくので、だんだん地面から離れてゆく。

 他の子供たちも、幹に手を触れて、それが太くなってゆく動きにキャッキャ言ってます。

「こらこら。降りれなくなっても知らんぞぃ!」村の爺ちゃんが注意しても、

「ならねーよ!」クリッカは聞きません。

「枝が折れてしまいますよ」リチャータが言いました。

「大丈夫だって!」

「折れたら、実が減ってしまいますよ」

「・・・。」クリッカは飛び降りました。

「やれやれ」爺ちゃんは、ノコギリを出しました。「あそこの枝を頼みますじゃ」

「はいな」

 ノコギリを受け取り、にょろ~んと空中へ。

 ギコギコギコ・・・天に向かって伸びてる枝を、切ります。

「減ってんじゃん!」

「これは剪定じゃ」とお爺ちゃん。「いらん枝は切って、栄養を集中させるんじゃ」

「へぇ」

 

 枝を切り終えて、地上に降りてきますと。

 クリッカがその枝を持ってくれました。

 お、処分してくれんのか。と思ったら、クソガキ仲間とチャンバラ始めやがった。

 

「おいこら。危ないだろ」私が捕まえようとします。

「うへへへ!」クリッカは逃げ回ります。

「この野郎!」私もムキになりました。

「きゃーw」他の子供たちも、はしゃいで逃げ出します。

 

 走り回るクリッカたちを、爺ちゃんが。

 追いかける私のことは、リチャータが。黙って見守ってくれたのでした。

 

◆♀◆ 28、フターリアから、お嬢さまに ◆♀◆

 

 リチャータが、ダンゼイズに戻って(もちろん帰路も送りました)。

 とある夜のこと。

 私は、男体フにゃーリアになって、自分の寝室にいました。

 ネコミミ男です。

 カッコつけてガウンなんか羽織ってるんですが・・・

 その裾の内側で尻尾がピコピコ動いて、いまいち締まらない感じです。

 

 ノックの音。

 モリーヌに付き添われて、お嬢さまが入ってきました。

 

「お邪魔します。フターリア」

「こんばんは。テニッサメイズ姫。待ってましたよ」

 私たちは、他人っぽいあいさつをしました。

 

 テニッサメイズお嬢さま。

 ハーフエルフの美少女。

 最近だいぶ背が伸びて、小っちゃくて可愛らしかったお顔も、くっきりしてきました。

 『頭良さそう』とはっきりわかる感じになってきた。

 灰緑色の目が、特にね。賢そうで、魅力あって、とてもいいです。

 おお、我が姫・・・!

 

「ぷっw」お嬢さまが吹き出しました。

「おいw」

「だって面白いんだもんw」

「笑うの早ぇーよ。もうちょっとガマンしようよ」

 

 私たちは、モリーヌを交えておしゃべりをし、夜食を軽くつまみました。

 モリーヌがそれを片付けると言って退出してくれました。

 

「ニーズ」

「なあに?」

「よかったら、ちょっと踊らない?」

「踊るの?」

「地元の、アスカリアの踊りね。練習中なんだけど」

 

 お嬢さまの手を引いて、部屋の中で踊ります。

 私は『踊りの練習をしている』風で、さりげなく動きます。そのつもりです。

 ・・・まあ尻尾が暴れてるの見れば喜んでるの丸分かりなんですがね。

 お嬢さまは私を見上げて、この時間を噛み締めている風です。

 

 お互いに体が温まり、わずかに息が上がったところで、お嬢さまを見つめます。

 

「ニーズ」

「ん・・・?」

「やっぱりさ、君に会えて、よかったよ」

「・・・そう?」

「そう。前にも言ったし。前から思ってはいたけど。やっぱり、そうだなって」

「そう」

「そう・・・」

 

 私は、点々としゃべりました。

 

 5歳でアイメンカ家に出仕した、というか、ダンゼイズ家的には『取られた』、その日のこと。

 私自身は、ほとんど記憶ないんですがね。

 ばあやが来て、モリーヌと色々話をして、私たちにも聞かせてくれましたんで。

 それから、私の記憶と。

 10歳ごろの、窮屈だった日々のこと。

 そして、2人の記憶。

 初めてふたなり呪文かけられた日のこと。

 それから起こった冒険のこと。

 

「俺、アイメンカで人生終わるんだろうなって、諦めてた」

「・・・。」

「ニーズが、そうじゃなくしてくれたんだ」

「あなたが自分でしたのよ」

「君がいなきゃできなかったよ」

「こっちの台詞よ」

「・・・。」

「・・・。」

 

 私は彼女を抱き締めて、なが~いキスをしました。

 彼女は、ネコみたいにギューッと、私の腕に爪を立ててきたのでした。

 

◆♀◆ 29、お嬢さまと、侍女メイド ◆♀◆

 

「フターリアです。お嬢さま、いらっしゃいますか?」

 

 ノックする俺。

 アスカリアの侍女メイド。16歳。

 ──前世より歳上になっちゃったぜ!

 

「ニーズぅー? 部屋を掃除したいんだけどー?」

 返事がない。

「はい。じゃ、失礼しますよ」

 ドア開けて。

 水の入ったバケツをぐるっと回して、メイド服にぶつからんようにしつつ、中へ。

 ドア後ろ手に閉めて。

「久しぶりだわ。メイドの仕g──」

 

 顔を上げたら。

 

 お嬢さまが、股おっ広げて、割れ目をいじってました。

 

「またかよ」

「またなの?」

 私たちは同時に発言しました。

「・・・。」お嬢さまはしばらく沈黙してから、「これ、私が責められることなのかしら」

「いえ、」

 私はメイド服のスカートを折って、床に正座しました。

 手をついて頭を下げます。

「すみませんでした」メイド土下座です。

「わかればいいんだけど」

「わかりました」

「ファリアは本当に覗き魔ね」

「わかりましたのに、罵倒は続くのでしょうか?」

「新しい呪文の実験をしててね」

「はぁ」

「あ、立ちなさいよ。床が汚れるでしょ」

「お気遣いありがとうごz──床?」

「ユリさまに頼まれてね。男になれなくていいから、女を孕ませる呪文が欲しいって」

「できるの? そんなこと」

「いえ。難しいわね」

「やっぱり」

「でも、もし、完成したら」

「ユリは喜ぶよなぁ・・・」

「でしょ」

「うん」

「あなたも協力してね」

「あ、はい。もちろん」

「約束よ? フアーリアお姉ちゃん」

「はい? はい」

 にっこり。お嬢さまは私を見ます。「良かったわ。元気な子を生んでね♥」

 

「いやだーーー!!!」

 私は逃げ出しました。

 

 ニーズは本気だ。私にはわかる。

 やれるとなったら絶対やる。

 

「孕まされるー!」

「ちょっと! まわりじゅうにタネ仕込んでる女の台詞?」

「まだツナちゃんとモリーヌだけですぅ~!」

「成功したら論文に名前載せてあげるから」

「余計にイヤだぁ!」

「あきらめが悪いわね。あの愛の告白はなんだったの?」

「可愛いニーズの夫になりたいって求愛だよ!」

「夫になれるんなら妻にもなれるでしょ」

「覚悟の重さがちがうわ!」

 

 ・・・ま、結局は捕まるんですけどね。

 

 どうなったかって?

 いや、いまのとこは、何も。

 結局のとこ、『変容』の才能がないと、難しいみたいですわ。

 

 けど、もし、できたとしたら・・・

 出産の危険をニーズに押し付けることはできないよね。

 

 そう言ったらね・・・

 ニーズがすごく喜んでね・・・

 

 みんなに言いふらしたみたいでね・・・

 

「じゃあ私の子も頼む」ユリが。

「身共が先じゃ。歳上なのじゃから」ツナちゃんが。

「歳で申しますなら、私のほうが・・・」モリーヌが。

 私の腕を捕まえて言い争う羽目になり、

 

「たすけてぇー」と、救いを求めたら。

「助けてあげるから、ウチの子生んでぇ~」とダーリン姉ちゃんが。

「孕ませる方なら、リアでもいいわね・・・」マレーナ姉さんも。

「私は人妻ですから、最後で結構ですわ」ネムリタ王女殿下まで!?

 

 いやー、モテる女はつらいですね。

 

「──いやホントにつらいわ!」

「いいじゃないか。7人ぐらい」

「そんな連続で孕まされてたまるか!!」

 

 まあ、先のことはわからんのですが・・・

 

「と・・・とにかく! 俺は本来の役目、すなわちお嬢さまの侍「メイドでしょ」女を最優先──」

 

「え?」私はお嬢さまを見ました。

「あれ?」お嬢さまは首をひねりました。

「どっちでもいいよ」ユリが私をベッドに引きずり込みました。「ヤろうぜリアぁ♥」

 

 ・・・先のことはわからんのですが。

 今夜の私は、みんなに愛されてしまうようですわ!

 

 

 

 『TSゆりフタ令嬢侍女メイド!』 完

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