※この作品はR-18です。

TSゆりフタ令嬢侍女メイド!   作:min(みならい)R18

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vs お嬢と勇者

◆♀◆ 25、我が祖国、ダンゼイズ ◆♀◆

 

「おお、祖国よ・・・」

 

 パカ、ポコ、パカ。

 フターリアです。

 地元に帰ってきました!

 

 ダンゼイズ伯爵領。石橋から見渡す、その景色は──

 

 森、森、山。山。山。

 

「・・・山しか見えねえ」

「そういう国ですから」モリーヌ。隣の馬から。

「お山の国ですからねぇ」ばあや。モリーヌの後ろから。

「そっかー」

「覚えてないの?」と、テニスお嬢さま。

「はい。なんとなく、ホッとする感じはしますが」

「そういうものかしらね」

 お嬢さまは、私の前にチョコンと座っています。

 騎手なのですが──お母ちゃんの前に座ってる子供みたいな感じです。言ったら怒られるので言えませんがね。

 とか考えてたら、お嬢さまが振り向いてきました。

 唇がくっつくぐらいの距離から、ジーッとこっちを見上げてきます。

「・・・なんでしょう?」

「楽しみね。ファリアの故郷」

「そうですね。田舎ですから、がっかりなさるかも知れませんが」

「そんなことはないと思うわ!」

 お嬢さまはニッコリして、前を向きました。

 

 パカ、ポコ、パカ。

 馬は橋を渡ります。

 総勢20人。

 騎兵班長。私たち。お祖父ちゃんが付けてくれた護衛が5騎。そして、ずっと付いて来てる下男ども。

 小っちゃな大名行列みたいに、ゾロゾロと。

 

 渡り終えました。

 ここから、ダンゼイズ伯爵領です!

 

 馬は、丘を登ってゆきます。下男どもも「・・・。」と嫌そうな顔で付いて来ます。

 最初の丘を登り切りました。

 丘の上から見渡す景色も、森森山山山、です。

 

 ・・・地味。

 

「すいませんね。地味で」

「なに、突然」お嬢さまは笑いました。「風景って、こんなもんでしょ」

「そうでしたわ」

 ついつい、航空写真みたいな景色を期待しちゃうんだよなー。

 地ベタ歩いてるんだから、そんな視点になるわけないのに。

「それよりファリア」

「あ、はい」

「あれは何かしら?」お嬢さまが、前方を指差しました。「煙が立ち上ってるわ」

 

 前方。わずかに左手。

 山山山山山・・・の、2番目ぐらいの山の上空。

 青空に、うっすらと煙がたなびいてます。

 

「・・・狼煙かも知れませんね」と、モリーヌが言いました。

 

◆♀◆ 26、前方の異変 ◆♀◆

 

「全体、止まれ!」

 騎兵班長の命令で、私たちは停止しました。

 みんなで、狼煙のようなものを確認します。

 

「救援を求める狼煙ではないかと思います」モリーヌが言いました。

「あのあたりに、砦が?」

「川船の宿場村ですね。名は・・・たしか、カクレミ村」

「ふむ」

 騎兵班長は馬の上で伸び上がりました。

 しかし、すぐに首を振って座りました。

「何も見えぬ。山が邪魔じゃ」

「班長殿、」お祖父ちゃんの付けてくれた護衛が、口を開きました。「我々の任務は、フターリアさまの護衛ですぞ」

「承知しておる。だが、そのフターリアさまは、ダンゼイズの姫じゃ」

 そして、班長は私のところにやって来ました。

「フターリアさま。いかがいたしましょう?」

 

 おっと?

 いきなり重要そうな選択肢が飛んで来たぞ?

 

「そうですね」

 私は、お嬢さまを見下ろしました。

 お嬢さまは、すでに私を見上げていました。

「・・・お願いしても、よろしいでしょうか?」

「いいわよ」

「ありがとうございます」

 私は顔を上げました。

「──私が見て参りましょう。ドラゴンになって」

 

 私は、木陰に入って。

 ストリップしました。

 

 ・・・カッコつけた直後にコレだもんなぁ。

 

 でも、『ネコ娘』とはちがうんで。

 パンティずらすだけじゃあ、ダメなんですよ。

 ダークブルーのメイド服を脱いで。シャツ脱いで。ブラジャーを外して。

 タプン・・・! と波打つおっぱいを、お嬢様に揉まれて。

「揉むな」

「ちょっとぐらいいいでしょ」

「いいけどさ」

 ぷりん! とタイツをずり下ろして、パンティも脱いで。

 靴も脱いで。

 樹木の作る影の中で、フターリアは素っ裸になりました。

「さっぶ・・・」

「鳥肌立ってるわね」お尻を撫でられました。

「ああん♥」感じるからやめろ。

 

「──地を這い、火を吐き、空を飛べ! フタゴンに、な~れ!」

 

「がおーぅ!」

 フターリア・ドラゴン──フタゴンに『変容』です! ・・・名前ダサっ。

 

「んじゃ、行ってきます」

「服! 服!」

「っとっと」

 

 ばあやを呼んで、トーガを巻き付けてもらいます。

 頑丈な大麻のトーガ。お祖母ちゃんのプレゼントです。

 フタゴン用に仕立ててくれました。

「空飛ぶと寒いだろうから」って、襟元の生地を二重にしてくれてる。ありがてぇ。

 胸にはショーシナー伯爵家の紋章が入ってます。抜け目ねぇ・・・。

 

「あー、寒・・・」

 トーガを巻き付けてもらうあいだに、身体が冷えてきました。

「だるー・・・」

「どうしたの?」

「ドラゴン的に、寒いと、やる気が出ないようで・・・」

「へー」

 装備完了。

 木陰を出ます。

「・・・おおお!」

 護衛や下男が、私を見て、歓声を上げました。

 熱い視線を浴びせてきます。・・・エロい目じゃないよ? 「ドラゴンだぁ!」って視線ね。

 おかげで、ちょっと身体が温まりました。

 馬も騒いでます。

 私たちを乗せてた去勢馬も、ベロンと舌を出して、ギョロ目で私を見ています。

 誰だオマエ!? ってか?

「私だよ。行ってくるぜ♥」

 ウインクしました。去勢馬は、両目でゆっくりと、まばたきを返してきました。ベロ出したまんまで。

 さて。

 モリーヌに手を持ってもらって。

 羽ばたきます。

 モリーヌのブーツが、ズリズリと滑りました。

「力が・・・強くなりましたね!」

「慣れてきた感じはある」

 頭を下げて、空中水泳の体勢に。

 3、2、1。

 手を、離して。

 

 空へ!

 

 ・・・こっわ!!!

 

 すんげー恐い!

 メッチャメチャ高い!

 丘の頂上から離陸したせいで、いきなり足元が・・・

 高層ビルからジャンプしたみたいな感じ──って言えばわかる?

 これは恐いわ!

 あわてて羽ばたきました。

 地面がさらに離れてゆきます。

 フタゴンのボディはグングン上昇してゆきます。

 プールに潜ってから、浮力任せで浮かび上がるように、ラクラクと・・・

 

「──ふっはははは!」

 私は、笑いました。

 ドラゴンの翼は、重力に負けない!

 それがわかったら、高所の恐怖が『飛べる』という快感に化けたのです。

「気持ちいいー!」

 

 ・・・っと、目的を果たさないと。

 

 狼煙(?)を目指して飛びます。

 森の上空を飛び、山を越え(ちょっと気流に揉まれてフラついた)、谷を渡って・・・

 ・・・見えました!

 

 川沿いの村です。

 

 モリーヌが言った通り、川船が停泊しています。

 山と森に囲まれた谷間にあって、航空写真の視点からでないと、見ることはできなかったでしょう──

 

 ──その村に、ガイコツどもがひしめく、恐ろしい光景を。

 

◆♀◆ 27、カクレミ村の勇者 ◆♀◆

 

 カクレミ村、でしたっけ。

 そこは、ガイコツ軍団に蹂躙されていました。

 

 村は、扇形をしていました。

 私から見て右手側の森の中が、扇の要です。そこは崖になっていて、滝が流れ落ちていました。

 滝は、村を横切る小川となって流れています。

 小川の手前は、ゴミゴミした宿場。低地で、ジメジメしてそうです。

 奥は、田畑と住宅地。崖の上から下まで、段々畑のように住宅が重なっています。

 そして、小川は大河に合流していました。深緑川ですね。ずーっと西の方まで、森の中を流れています。

 合流地点は広い池になっていて、丸太がたくさん浮かべてありました。木材置き場かな。

 

 ──そんな村が、動き回るガイコツで、いっぱいになっていたのです。

 

 私は、一瞬迷いました。

 いったん報告に戻るか?

 それとも、いますぐ助けにゆくか?

 

 その一瞬のあいだにも、フタゴンの身体は村に近付いてゆきます。

 空では、『立ち止まって考える』ということはできないのです。

 私は見つけてしまいました。

 ガイコツどものひしめく中に、たった1人、血と肉をそなえた生者が立っているのを。

 彼女は、段々畑式の住宅地の一番上、大きな邸宅の門のところに、立っていました。

 

 赤毛の女剣士。

 剣をひらめかせ、ガイコツどもを、斬っている。

 

「──ユリ!?」

 

 『報告に戻る』選択肢は、消えました。

 全力で、彼女のところへ飛びます。

 着地は自信ないんだけど・・・それどころじゃねぇしな!

 

「ユリぃぃぃぃ!!!」

「!?」

 私の声が聞こえたか。

 ──いや。聞こえてないようですね。

 女勇者さまは、私を睨んで、剣を構えました。

 こっちを指差して、呪文を唱えようとしています。

「待て待て待て! 私! フターリア!」

「は?」

 間の抜けた顔になった女勇者──ユリは、ピタッと止まってしまいました。

 あぶない! ガイコツの爪が!

 ユリは、反射的に剣の柄を上げて、かろうじて、爪を弾きましたが。

 

 私は、激怒しました。

 

≪ガイコツどもォォォ!!! 私のユリをぉぉぉッ、ウガーーーッ!!!≫

 咆哮しながら地面にダイブします。

 

 すると。

 

 私の口から、赤い炎が噴き出して、辺り一面を吹き飛ばしてしまったのです。

 

◆♀◆ 28、フタゴンブレス ◆♀◆

 

「えっ」

 

 私の口から、赤い炎がほとばしり。

 ガイコツどもは、バラッバラ。

 女勇者も、火の中に。

 

 ビックリした私は、減速もできずに、地面に突っ込んでしまいました。

 ドガア!!! 顔と乳を強打して、一瞬、意識が飛びます。

 

「リア! リア!」

「うう・・・?」

 気を取り戻せたのは、彼女の声のおかげでした。

「ユリ・・・?」

「ホントにリアなの!? 夢じゃなくて?」

「はい・・・フタゴンです・・・」

 

 私は、立ち上がりました。

 焼け焦げた地面の上から、ヨロヨロと。

 四つ足で『立って』。

 首をグイーンと上げて。彼女を見上げて。

 ピロピロッと、舌を伸ばして、周囲の空気を確認して・・・

 

「・・・誰だオマエ?」

「あ、すみません」

 意識のハッキリした私。

 自分がトカゲ的な動作をしていたことに気付きました。

 後ろ足で立ち上がります。

 ニューッ・・・。

 まっすぐに立ったフタゴンは、ユリを大きく見下ろす形になりました。

「ポーズが悪かったですね」

「いや、ポーズというか」

「フターリアです。ドラゴンです。略してフタゴンです。すみません。炎は、出すつもりなくて」

「ああ。『妨害』したから、平気だけど・・・」

 赤毛の女剣士は、私の姿を上から下まで眺めて、

「・・・ホントにリア?」

「そうだっつってんだろ」

 と、ぶっきらぼうに答えてから。

 私は、ユリの目元に浮かんだ濃い隈に気付きました。

「・・・おい。大丈夫か?」

「は、はははw その不安定な口調、本物のリアだね。ははは・・・」

 

 カシャカシャッ!

 背後に足音が迫って来ました。

 私は、ユリをかばって、振り向きました。

 

 突進してくるガイコツ。

 頭は狼。足は人間。

「ドックロージン──だっけ」

「そう、髑髏狼人」

 走ってくる。

 血も肉もないクセに、生きてるみたいに、スムーズに!

「ひッ・・・!?」

 私、ひるむ。

 ダメだ。やっぱ俺、ガイコツ苦手。

 なんで動くんだよ。おかしいだろ。ロボットみたいに軸関節とかちゃんとしろや!

 ビビる私を、敵は引っ掻きにくる。

 ピョーン・・・! と、跳躍。フタゴンの頭より高く、躍り上がる。

 私は──ユリの背中に半分隠れつつ──右手を、突き出した。

 ズドン!!!

 ドラゴンクロー・ストレート。

 竜の爪で打突する、ロボットみたいな一撃です。パイルバンカーみたいな感じね!

 太い爪が、敵の頭蓋骨を捉えた。粉砕する。

 敵は、バラッバラの骨となって、私たちの足元に散らばりました。

「いいパンチだね」

「本能的に出ちゃった」私はユリにしがみつきます。

「なにビビってんのさw」

「だ、だって、恐いだろ。ガイコツが動いたら」

「大丈夫。オマエのほうが恐いから」

「・・・ア?」

 飛び込んでくるガイコツ。

 その首を、ユリが斬り落とします。

 カラーン! バラバラの骨。

「ほらね? どうってコトないさ」

「おまえヘロヘロじゃん」

「寝てないんだもん」

 

 次々に飛び込んでくるガイコツを、私たちは撃退しました。

 3体目を粉砕したあたりで、私も平気になってきた。

 ガイコツが動くのは、気持ち悪いけど・・・

 勝てるわ。

 悲鳴上げるほどじゃなかったわ。

 

「いつから戦ってんの?」

「昨日の昼から」

「大変だね」

 情報交換する余裕も出てきた。

「村の人たちは?」

「避難させた。あそこ」

 ユリが指差したのは、滝と洞窟でした。

 

 私たちのいる住宅地から、道を登っていったところ。

 道は、崖っぷちの細道となります。手すりも何もない、足踏み外したら終わりの道です。

 その道の途中に、洞窟の入り口と、滝があるのです。

 

「──あの洞窟の中?」

「そ。貯蔵庫なんだってさ。熊を防ぐ岩扉がついてるんだ」

「なるほど」

 洞窟の前にも、ガイコツがウヨウヨしているのですが。

 右往左往するばかりで、突入できないようです。

「大丈夫そうだね」

「そ。余裕さ!」

 ユリはギラギラした目で私を見上げてきました。

「──こっちも、怪物が来てくれたし♥」

「後で覚えてろよ?」

 

 新手のガイコツが押し寄せて来ます。

 私は、ズシンズシンと前進しました。

 右前足で薙ぎ払います。3体やった。いや、4体か。カスっただけのも死んだわ。

 左前足で、もう一度、薙ぎます。今度は3体。

 1体だけ飛びのいて回避したので、身体をグルンと回して、リーチの長い尻尾でブン殴りました。

 

「どうだ!」私が威張ると、

「よし! 勝負しよう」などと、ユリが言い出しました。

「勝負?」

「倒した数が、多い方が──」

「多い、方が?」

「──犯す、側だッ!」

「なに言ってんの?」

「1体、2体、3体! ──4、5、6、7!」

「なにハッスルしてんの!?」

 

 ユリは本気だ。

 男として・・・元男として・・・いや、クール美女メイドとして、尊厳の危機を感じる!

 

≪女役はイヤだァァァァ!!!≫

 

 あ、またブレス出ちゃった。

 

「ゲホッ」

「背後から撃つなバカッ!」

「・・・ダメなの? 余裕かと」

「『妨害』し損なうとこだったよ!?」

「ゴメンゴメーン。・・・いまので17ね」

「くそっ! 12、13──14ッ! いいぞ、やれ!」

「え?」

「ブレス吹けって!」

「ゲホッ。無理。息が切れて」

「使えない子!」

「うるせえ!」

 

 こうして。

 順調に敵を倒してゆく、私たちでしたが・・・

 

 半刻(1時間ぐらいね?)も、戦い続けると。

 

「ハァハァ。202。・・・なあ、ユリ」

「ハァハァ。300! ・・・なに」

「コイツら、何匹いんの?」

 

 さすがに、腕も上がらなくなってきました。

 

◆♀◆ 29、種馬にな~れ ◆♀◆

 

「船で、ハァハァ・・・上がって・・・来るんだ! さんびゃくいち・・・!」

 

 なんと。

 ガイコツどもは、船でやって来るのです。

 深緑川の上流から、流れに任せて漂って来て、この村の船着場に近付いて。

 ピョンコピョンコと、飛び降りて来るのです!

 1隻から、何十体ものガイコツが!

 

「これは・・・ハァハァ、まずくない? にひゃく・・・ええと・・・なな」

「ズルすんな。にひゃくさんだろ、ハァハァ」

「余裕あんなオマエ・・・」

 

 邸宅前は、骨だらけです。

 スパッと切られた骨、砕けた骨、炭になった骨。

 私のドラゴン足は、グシャグシャと骨を踏み砕けるので、滑ることはないのですが・・・。

「うっ!?」

 ユリは、何度も尻餅をついてます。

 だんだん起きるのが遅くなって、私が手を貸して立たせてやっている状態。

「ごめん。また足が攣った・・・」

「わかった。回復もらっといで」

 

 それでも、彼女が戦えているのは・・・

 

「回復行きます!」

 ・・・館の2階から、支援が飛んでくるからです。

 

 マレーナさん。

 ダークグレイの髪をした、魔術師のお姉さん。

 彼女も隈を浮かべた顔をして、窓から乗り出し、呪文を唱えます。

 

「ユリ、変容せよ。口にしたもの、喉通るもの、すべてを力に──死力を、振るえ!」

 

「ウウウウ」

 ユリは狼みたいに呻きながら、ポケットから団子を取り出して、丸ごと口に入れました。

「ングググ・・・!」

 口をいっぱいにしたまま、女勇者は戦線に復帰しました。

 大丈夫かよ・・・。

 

 状況は、ずっと同じでした。

 村いっぱいに、ガイコツ軍団。

 倒しても倒しても、船が着いて、ピョンコピョンコ。

 足元の骨が増えてゆくだけです・・・。

 

「どうなってんの? ハァハァ・・・死霊使いだって、疲労は、するんでしょ・・・!?」

「一度『起こした』死体は、魔術をかけなくても動き続けます。従って、」

 と、マレーナさん。

「死霊使いに時間を与えると、度を超してクドい戦いになりがちです。現状のように」

「くそっ・・・!」

 

 ホント、クドい!

 弱いクセして、クドい!

 

 それが、私とユリの命取りになってゆくのです・・・。

 

 ユリが、何もないところでつまずいて、倒れました。

 手を引っ張っても、起きない。

 気絶しとる・・・。

 私は彼女を抱き上げました。

 迫るガイコツを尻尾でブッ飛ばして、玄関の扉を開け、ユリを放り込んで、閉める。

 

 いよいよ、フタゴンの1トップ体制です。

 

 そのフタゴンも、もう、ドラゴンクロー・ストレートが撃てません。

 手も翼も、地面に引きずるほど重たくて・・・。

 なんか・・・ドラゴン筋力が消えていってるような、イヤーな予感が・・・。

 

「『変容』が、終わりつつあるのかも知れません」

 2階のマレーナさん。

「力を使えば、変身効果も薄れるハズですから」

「ああ・・・そうだったね・・・」

 フタナリ呪文も、だんだん縮んでいくもんね・・・!

「完全に切れる前に、中に飛び込んでください。支援しますから」

「了解・・・」

 

 しくじったな。

 あの時、引き返すべきだった。

 報告はもちろん、1人でも連れて来てれば。

 モリーヌ。彼女を抱いて一緒に来てれば、私を守ってくれたろうに・・・。

 

 そう考えた、私の耳に。

 

「お嬢さまーーーッ!」

「ファリアー・・・!」

 モリーヌとお嬢さまの声が、聞こえてきたではありませんか!

 

 見れば、滝の向こうの、山道から!

 騎兵たちが、駆け降りて来るところでした!

 

 騎兵班長。槍を構えて。

 お祖父ちゃんが着けてくれた護衛のうち、3騎。こちらは剣を抜いて。

 そして、モリーヌと、お嬢さまが。

 

 ・・・しかし。

 その山道には、ガイコツどもがひしめいているのです。

 

 滝をくぐるところまでは良かったのですが。

 洞窟のあたりで、ガイコツの大軍に阻まれます。

 ピョンコピョンコ飛び回るガイコツは、大柄な戦馬からは、狙いづらい相手。

 班長が討ち漏らしたヤツが、モリーヌに。

 モリーヌが討ち漏らしたヤツが、お嬢さまに、襲いかかる!

 お嬢さまの乗る去勢馬が、イヤそうな顔をして、後退するのが見えました。

「いけません、お嬢さまッ!」私は絶叫しました。「下がってはいけません!! 前に、前に出て!!!」

 あんな細い崖の道で後退したら、足を踏み外して・・・!

 おおおお・・・!!

「ビビるなッ! おいッ! オマエ、男だろ!」

 私は、去勢馬に叫びました。

「前に出ろ! ブチかませッ!! コイツら雑魚だぞ、オマエのほうが強い!」

 去勢馬は・・・

 ダメです。ズリズリ後退していきます。

 お嬢さまは私を見ています。声も聞こえているようです。しかし、馬を御することができません。

 

 まずいまずい! 後退すんなって!

 ビビって転落死とか、最低だぞ!?

 男になれよ! なあ! おい!

 

 男・・・ん? 男に?

 

「お嬢さまァ!!!」

「なにーーー!?」

「あの呪文を、そいつにかけてぇ!!!」

「はぁーーー?」

「オトコにしてやってぇ!!!」

 

 っと、いかん。

 私もガイコツを討ち漏らしてる。扉を破ろうとしてるヤツがいる。

 中に入れたら、ユリが殺される。

 私は振り向きもせず、尻尾でそいつを、右手で右のを、左手で左のを、ほとんど同時に潰しました。

 正面のは攻撃できなかったので、ツノでブロック。それから、ドラゴン・ビンタで粉砕した。

 だが、まだ数がいる。

 騎兵たちも苦戦している。

 

「リアさん!」

 マレーナさんから声がかかりました。

「細く吹けませんか?」

「細く?」

「ドラゴンブレス! ロウソクを、吹き消すみたいに!」

「・・・わ、わからん」

「風の呪文で支援します。やってみて!」

「・・・やってみる!」

 

 私は、お嬢さまのほうを見ました。

 ドラゴンブレスを、あの滝のところまで届かせる・・・

 ただし、先頭の騎兵班長には当てない。崖に当てて、上に散らすッ・・・!

 

≪お嬢さまにィ、手を、出すなァ・・・・・・・・・ッフゥォォォォ!!!≫

「大気よ変容せよ! 竜の炎を捧げ持ち、髑髏狼人どもを貫かしめよ!」

 

 できました。

 細くて長いドラゴンブレス。

 巨大な舌のように伸びてゆく炎──それを、マレーナ姉さんが包んで、引っ張って、伸ばしてくれた!

 まるで、特撮映画みたい。

 シュルシュルシュル・・・って、空中に炎が伸びていく!

 山道の上をなぞるように炎が飛んで、ガイコツどもを貫いて、崖に当たって、上空に散った!

 バッタバタ倒れるガイコツども!

 

 そして、お嬢さまも。

 

「変容せよ、我が騎馬よ。失われた性器を、おまえの種を取り戻せ。──種馬に、な~れ!」

 呪文を詠唱して。

 

「ブッヒヒィィィン!!!」

 私たちの去勢馬を──種馬に『変容』させました!

 いまや雄馬となった彼は、敵に腹を見せつけるように反り返って──いや、見せんでええわ。デカいのはわかったから──いなないたかと思うと、猛然と反撃を開始しました!

 前足で、敵を弾き飛ばす!

 私のドラゴン・ストレートにも優るその威力! ガイコツは、ピンボールのごとく吹っ飛ばされ、崖に当たって跳ね返り、道から飛び出して転落してゆきました。

 胸で、ブチかまし!

 ガイコツ3体を蹴散らし、1体目は崖に激突させ、2体目は押し倒して踏み潰し、3体目は落っことす。

 それでもしぶとくかわしたヤツも、背後が見える馬の目で捉え、リアキック!

 泡を噴いて戦う彼。ものすごい迫力です。

 モリーヌの騎馬が気押されて、立ちすくむほどでした。

 お嬢さまが心配でしたが、ちゃんと鞍にしがみついてらっしゃいました。さすがはエルフの血を引く私のお姫さま!

 

「どうやら・・・大丈夫か・・・」

 安心した私は、ブッ倒れました。

「リアさん!? リア、だめっ、起きて! 中に・・・──此は烈火、焼き討て! ──焼き討てッ!」

 マレーナさんの声を、遠くに聞きながら。

 

 私は、もうどうにも動くことができず、意識を失ってしまうのでした。

 

◆♀◆ 30、回復しました ◆♀◆

 

「む・・・」

 

 フターリアです。

 気付いたらベッドの上でした。

 

 遠くに、戦闘の音が聞こえます。剣戟、馬のいななき、男の命令、怒号。

 私は頭を起こしました。

 隣のベッドに、ユリがいます。

 ピクリともしません。──あ、「んごー」ってイビキかきました。生きてるみたいです。

 

 私は、静かにベッドを抜け出しました。

 身体は・・・人間に戻ってますね。

 服はトーガのままです。

 

「・・・モリーヌ、いる?」

「はい。ただいま」

 扉が開いて、モリーヌが顔を見せました。

 私は、ドッと安心しました。

「そっち行くわ」

「お身体は?」

「大丈夫」

 

 ユリを起こさないよう、廊下に出て話すことにします。

 

「お嬢さまは?」

「御無事です。スタミナ回復の呪文が使えるとのことで、補給所で働いておられます」

「スタミナ回復ね・・・」

 それ、俺にかけるつもりだったんじゃないかな・・・。

「・・・補給所ってのは?」

「滝のところの、洞窟ですね」

「ああ。んじゃ、ちょっと差し入れ行ってくるか」

「ダメです!」

 モリーヌに袖を引っ掴まれました。

「もう夜です。戦闘中ですし、私の目の届く範囲からは絶対に出しませんよ」

「む・・・」

「それとも、私と2人で移動しますか? 愛しのユリさまを放ったらかして」

「それはいけませんわね」

 私は素直に従いました。

 で、モリーヌのお尻をつねります。「愛しのユリさまって何だ。こいつめ」

「きゃん♥」

 

「・・・で」

「・・・はい。私たちの後から、ダンゼイズ軍が1部隊到着しまして、」

「あ、来たんだ? ウチの軍」

「ええ。勇者さまの奴隷が、敵中を突破して呼びに行ったとか」

「あー」

 

 ダーリン姉ちゃん!

 姿が見えないと思ったら、援軍呼びに行ってたのね。

 

「現在、ダンゼイズ軍が、川港を封鎖しているところです」

「封鎖?」

「ええ。材木置き場の丸太を、こう、ロープで繋いでですね・・・」

 モリーヌは、指を開いて、『並行に繋がれた丸太』を表現しようとしました。

「・・・それを川に浮かべて」

「ああ、船が桟橋に寄りつけないように?」

「そうです」

「なるほど、封鎖か」

「夜が開けたらケリを付ける──と、ダンゼイズの隊長が」

「ほう」

「ですから、お嬢さまはお休みください」

「わかったよ」

 

 私は、モリーヌの側で過ごすことにしました。

 椅子と毛布を持って来て、あったかくして、座ります。

 

「・・・ごめんね」

「何がですか?」

「いったん報告に戻るべきだったなーって」

「ああ」

 モリーヌはほほえみました。

「テニスお嬢さまも、『行く』と仰って、いきなり走り始めたんですよ」

「そう」

「本当に、似た者主従ですね」

「いやー・・・ごめんね」

「お嬢さまは戦士ではありませんから。それに・・・」

「それに?」

「・・・。」

 モリーヌはしばらく迷ってから、小さな声でこう言った。

 

「優柔不断な指揮官よりは、マシですよ」

 

◆♀◆ 31、戦闘終了 ◆♀◆

 

 翌朝。

 村には、人間だけが立っていました。

 ガイコツどもは、すべてバラバラになって、地面に散らばったのです。

 

 戦闘終了。

 カクレミ村の防衛、成功です!

 

 バラバラの骨は、うんざりするほどの量ですが・・・

 もはや、ただの遺骨。牙を剥くことはありません。

 

「やれやれだねー」

「まったくですわ」

 ユリと私は、明るい陽光の中、その洞窟へと歩いてゆきます。

 途中、落ちている骨を拾いながら。

「この骨は・・・人間かな?」

「だね」

「では、こちらへ」

 後ろを歩くマレーナ姉さんが、袋を広げてくれました。

 私は、火箸で拾ったお骨を、丁寧に袋の底に収めました。

 人間のお骨は、後で葬式をするんだそうです。

「どこの誰なんだろうね」

「モターズ伯領の方々じゃないかな」

「ああ・・・『領主もろとも殺してやった』とか言ってたもんなぁ・・・」

「お、これは狼の前足だな」

「どうぞ、ご主人さま」

 ダーリン姉ちゃんの袋に、ユリが狼の骨をポイッと。

 

 洞窟に着きました。

 滝の音がすごい。冷たい空気が気持ちいい・・・ちょっと寒いけど。

 中で働く村人の声が、反響して聞こえて来ます。ザワザワ、ザワザワ・・・と、波が打ち寄せる音のようです。

「おはよう・・・」

 お嬢さまが出てきました。

「おはようござ──大丈夫ですか?」

「ええ。魔術の疲れで、眠いだけよ・・・」

 私はお嬢さまを抱き寄せました。

 フワッフワの金髪が、ふにゃー・・・と、フターリアのデカパイの上に広がります。

「失礼。フターリアお嬢さまでいらっしゃいますか?」

 ダンゼイズ軍の隊長が、私に頭を下げて来ました。

「ええ」

「おお・・・! 御無事で何よりでした。まさか、このような場所で、お目にかかるとは」

 

 私はモードを切り替えました。

 メイド:off

 侍女:off

 伯爵令嬢:ON!

 

「皆さんの活躍は、モリーヌから聞きました。見事、魔王の残党を撃退なさいましたね」

 尊敬を込めて、うなずきます。

「さすが、ダンゼイズの勇敢な戦士ですわ」

「ははー! ありがたい御言葉」

 ・・・などと、隊長相手にやっていると。

 戦士たちがキラキラした目をして集まって来て、すっかり囲まれてしまいました。

「フターリアさま!」「我らの姫が、お戻りじゃ!」「母君にそっくりですぞ・・・!」

「久しぶりです」

「本当ですか!? 姫!」

「何がでしょう?」

「ドラゴンになって、空から舞い降りたというのは」

「あー。ええ、それは、私のことでしょう」舞い降りたってか、墜落だけどな!

「おお・・・姫は、『変容』の天才でいらっしゃったか!」

 ずいぶん騒いだので、村人も当然やって来ます。

 しかし、遠慮して名乗れない様子。

 私から声を掛けてあげました。

「代表の方ですか?」

「はい。カクレミ村を預かる、村長でございます。お姫さま。勇者さま。まことに、まことに・・・!」

「よく村人を守り、生き残られましたね」

「勇者さまのおかげ。ダンゼイズの戦士のおかげ。姫君の・・・つまり・・・」

 

 なんや。

 フタゴンか? おまえもフタゴンに言及したいんか?

 いやー、ダメダメ! いまは時機が悪い!

 お嬢さまが寝ぼけてるからね。

 フタゴンの話題は、母上の魔術書の話につながる。

 アレは寝ぼけて話題にしていいブツじゃない。

 ここはブロックですわ。侍女として──

 

「──皆様、今朝は、お忙しいでしょう。アイメンカの姫君もお疲れですし、今は失礼いたしますわ」

 私は、逃げを打つことにしたのでした。

 

「やれやれだぜ」

「伯爵令嬢さんw」ユリが笑いました。

「仕方がないんですわ」私は弁解しました。「伯爵令嬢は、5歳の頃から休業中でして。錆び付いてるんですわ」

「虐げられてるんだね。かわいそうに。ウチ来る?」

「・・・ダメよ!」お嬢さまが顔を上げました。

「私は、お嬢さまの侍女ですから」

「そうよ!」

「そっかー」

「Zzz・・・」お嬢さまは私のデカパイでお休みになられました。

「いやー、それにしても、人望あるね。リアは」

「中身がバレてませんからね。彼らには」

「モリーヌさんが苦労するわけだよ」

「・・・モリーヌと言えば!」お嬢さまが頭を上げました。

「どうなさいました? アイメンカの姫」

「聞いてくださいませ、間女の才能豊かな御方」お嬢さまは暴言を吐きました。

「それは誰の事ですか? 変態魔術の専門家さん」ユリもやり返しました。

 2人はちょっと睨み合ってから・・・

 お嬢さまが、手招きをして。

 ユリが、耳を貸しました。

「ファリアがね・・・ゴニョゴニョ・・・今度はモリーヌと・・・ゴニョゴニョ・・・」

「なんだってぇ・・・!?」

 

 あいやー、ダメダメ。この状況良くないね!

 

「──皆様、今朝は、お疲れでしょう。ダンゼイズの娘としての仕事もありますし、今は失礼いt」

「「待て」」

「ぐえ」

 

 戦闘終了。

 フターリアの敗北です!

 

◆♀◆ 32、フターリア、2人に挟まれる ◆♀◆

 

「さて。説明してもらおうか?」

「そうよ」

 

 えー、こちらフターリア。

 お嬢様と勇者さまに挟撃されております。

 現在地点は、ベッドの上。ダブルベッドの上です。村長宅。客間。

 現地時間は、宵の口。夕食は終了済みで、えー、逃げる口実がありません・・・

 

「キョロキョロしてもダメよ!」

「私もお嬢さまも、朝とはちがうからね。もう『お疲れ』じゃないぞ?」

 

 メイド服の、右の袖をお嬢さまが。左の袖を勇者さまが。

 それぞれしっかり掴んで、体重をかけてきます。

 やめろ。伸びる。ばあやが直してくれたメイド服が伸びる。

 

「かしこまりました」

 私はベッドの上で土下座しました。

「このフターリア、お二人のお望みのままに。なんなりとお申し付けくださいませ・・・」

「・・・。」「・・・。」

 2人が顔を見合わせる気配がしました。

「いつもこうなの?」

「そうよ! どう思います?」

「『こう言っとけば許してくれるだろ』って感じかな」

「でしょ! 誠意がないのよね!」

 

 手強い・・・。

 

「まあ、浮気したのは私が悪かったですけどもね」

 私は開き直ることにしました。

「勇者さま」

「なんだよ」

「御身は、正妻1号・2号をお持ちのハズ。私を責める資格がありますか?」

「うっ」

「お嬢さま」

「なに」

「色んな相手と恋愛してみたい、ファリアもそうしろ──などと、仰っておられましたよね?」

「むっ」

「つまり、そういうコトです」

 私は、ふんぞり返りました。

「私たちは、似た者同士。どんぐりの背比べ。私だけが責められるいわれはないのです」

「わかった!」

 ユリがパンと手を叩きました。

「時間がもったいない。責めるのはやめよう。ね? お嬢さま」

「どうするの?」

「私に考えがある。ゴニョゴニョ・・・」

「・・・なるほど!」

 ハーフエルフの美少女と、赤毛の美人剣士。

 耳打ちで相談して、私を見て、ねっとりした笑いを浮かべました。

「・・・何をなさるおつもりで?」

 

「変容せよ、フターリア。女性器/クリトリスよ、疑似男根に。──ふたなりに、な~れ!」

 お嬢さまは、私をフタナリにしました。

 

「うっ!?」

 私の股間に、長さ1尺のフターリア砲がニュルニュルと勃起します。

 パンティにこすれて、切羽詰まった快感が流れ込んできます。

 ヤバいって!

 元気な時にこれやられると射精しそうになるんだって!

 フターリアは早いんだから! 配慮してよね!

 私はあわててスカートに手を入れ、パンティとタイツを下ろしました。

 お嬢さまとユリの目が、ネトーッと、私の股間を見つめます。

 一応、まだ、スカートに隠れてはいるのですが・・・

 1尺もあるフターリア砲ですから、先端の位置はバレバレです。スカート突き上げてますからね。

「次行くわよ」とお嬢さま。

「は?」

「フタゴンになってもらうわ。脱いで?」

「・・・えーと」

「脱がなくても唱えるわよ? 変容せよ、フター・・・」

「わあああ! ぬ、脱ぎます、脱ぎます!」

 

 私は慌ててエプロンを脱ぎました。

 背中に手をやって、メイド服の胸元を締めている紐を解きます。

 このポーズしてると、お嬢さまの目はフターリア・デカパイの膨らみに吸い寄せられます。可愛いね。

 ユリはヨダレ垂らしそうな顔で股間を凝視してます。オマエは飢えすぎだ。

 

 ・・・くそ。手がふるえてきた。

 

「あれ? 感じてるの?」とユリ。

「うるせえ・・・」

「ファリアは、見られるだけで濡れるのよ」とお嬢さま。「もうヌルヌルよ!」

「痴女なんだね、リアちゃん?」

「ううっ・・・」

 

 ベッドに膝立ちになって、濃紺のワンピースを脱ぐフターリアですが。

 お嬢さまの言う通り・・・太腿に、トロッと、牝の蜜が垂れてます。

 フターリアちゃんマジ痴女・・・中に入ってる俺の身にもなれ・・・。

 

 ワンピースを脱ぎ終えるころには、もう胸がドッキバックドッキバックしてました。

 

「早く脱いでくれない? それとも、途中で唱えていいのかしら」

「リアは見られてキモチイイかも知れないけど、私たちは焦らされてるだけだもんねぇ」

「そうよね! 主人を焦らすなんて、悪いメイドだわ」

「ああン・・・♥ お、お待ちください」

「待てないわ!」

「早く見せてよ、ファリアのいやらしいとこ。どれだけ濡れてるか、2人で見てあげるから」

「そ、そんな・・・ハァハァ」

 

 ワンピースを、私の横、ベッドの上に。

 シャツを──ふるえる指で、ボタンを外して。ブラジャーを2人に見られながら──その上に、重ねます。

 

 これで、フターリア砲は丸見えになってしまいました。

 

 黒髪は、まだ結い上げたまま。メイド用の髪飾りも乗ったままです。

 火照った頬は、2人に見られて、燃え上がりそうです。

 高級品のブラジャーにしっかり支えられた乳は、白くて、つややか。お二人に、ご満足頂けることでしょう。

 そして、脱ぎかけのタイツとパンティが絡む、長い脚──

 中心にそそり立つ、ほっそりと長い、男性器。

 その下には、可愛らしい割れ目があって、女の蜜汁を垂らしているのに。

 刀のように反り返ったフターリア砲は『オレはオンナじゃないぞ』と、主張しています。

 

「はぁ、はぁ・・・♥」

 私は、フラフラしながら片足を上げました。

 ブルンと揺れるフターリア砲に、2人の視線が浴びせられます。

 タイツを、脱ぎます。

 脱ぎ終わってから、お尻を突き出すようにして、パンティを脱ぎました。

 2段階で脱いだのは、サービスです。パンティ1枚の姿も、お見せしようと思って。

 チロッと目を上げて確認したら、2人とも夢中でした。フフフ、チョロい女どもよ。

 私は、タイツでパンティをくるんで、メイド服の下に入れ──

「隠しちゃダメだよ?」

「全部見えるようにしなさい」

「え・・・」

「パンティは一番上に置くんだよ、痴女ちゃん」

「・・・!」

 ブレスを噴いてしまいそうなほど、赤くなって。

 フターリアは、タイツをメイド服の上に、パンティをタイツの上に、置きました・・・。

 太腿に垂れる愛液は、もう滴ではなく、糸になっていました。

 

 ブラジャーを、外します。

 これも『よく見えるように』、パンティの側に置きます。

 呼吸が乱れて、苦しいほどです。乳房がタップンタップン揺れて、自分自身を責め立てます。

「フターリアはエロいよね」ユリに笑われました。「身も心も、エロすぎでしょ」

「ホントよ。この歳まで待ってあげた私を褒めてほしいわ!」

 おまえ年下じゃん。毎日、いやらしい目で見てたじゃん。

 まあ確かに、フターリアが成人するまで手出しはしてこなかったけど。

 (※ブレロッケ王国は、15歳で成人です。)

 

 最後に、白い髪飾りを外して。

 それを右手に握ったまま、黒い髪を解きました。

 丸裸の背を、髪の毛が撫でてゆきます。

 もう、これだけでゾクゾクする・・・。

 

 髪飾りと髪留めを・・・置く場所が、パンティの側しかないんだよなぁ・・・。

 

「ぬ・・・脱ぎました・・・♥」

「足、開いてみてくれる?」

「え・・・?」

「どれだけ濡れてるか見てやるって、言っただろ? もう忘れたのか、リア?」

 ユリの手が伸びてきました。

 顎を持ち上げられました。

 お嬢さまと2人、ちょっと高い位置から、喘ぐ私を見下ろしてきます。

「またをひらけよ。フターリア」

「う・・・あ・・・♥」

 

 フターリアは、ベッドにお尻をつけて、Mの字に足を開かされました。

 

「はッ、恥ずかしッ・・・♥」

「キモチイイくせに」

「少し暗いわね。ランプの方に向いてくれる?」

「うああ・・・!」

 ランプの明かりに、股を向けます。

「まだ暗いわね」

「お尻上げろよ、リア」

「ひぃぃ・・・!」

「よく見えるようになったわ! ドロドロね!」

「上げすぎじゃない? お尻の穴まで見えてるよw」

「ひ、ひどい・・・♥」

 

 指一本も触れてもらえないまま、さんざんに視線と言葉で嬲られて・・・

 

「あ、あ、あ・・・!」

 

 フターリアは、射精してしまいました。

 

「もうw タリアは出したがり屋さんねぇ」

「自分にかけちゃって・・・しょうがない子だなぁ」

「う・・・はっ・・・♥」

 

 粘っこい疑似精液が、揺れる乳房からブランブランと垂れ下がります。

 唇からも・・・

 フターリア砲は長いので、不用意に撃つと簡単に自分の顔にかかってしまうので・・・

 

「じゃ、始めましょうか」

「やっと本番か。焦らしてくれるんだから、リアは」

 

 射精してしまって惚けている私に、2人はそんな言葉をかけて。

 

「変容せよ、フターリア。幻のドラゴンの力よここに。地を這い火を吐き空を飛べ! ──フタゴンに、な~れ!」

 私を、ドラゴンにしました。

 

◆♀◆ 33、フタゴン射精する ◆♀◆

 

「・・・(グビリ)」

 

 生唾を呑む音がしました。

 今度は私じゃないぞ。2人のほうです。両方かな?

 

「すごいわね・・・」

「昨日も、こんなだったの?」

「いいえ。昨日より、ずっとすごいわ!」

 2人が、私の股間を見てしゃべっています。

 

「な・・・なんの話です?」

「あなたのオチンチンの話よ!」と、お嬢さま。「昨日、ブッ倒れてる時に見たんだけどね」

「倒れてる人の股間を見るんじゃないよ」

「見えたのよ。あなた、ノーパンで足広げるんだもの」

「・・・待て」

 私は素に戻りました。

「それ、ダンゼイズ軍の戦士には」

「見られてないわ! マレーナさんが毛布をかぶせてくれたから」

「マレーナさんありがとう・・・!」

「そのマレーナが教えてくれたんだ」と、ユリ。「2本ついてましたよ、って♥」

「マレーナさん覚えてろ・・・!」

 

 フタゴンの、男性器は。

 1尺のフターリア砲が、縦に2本連なった形。

 2連装砲になっているんですね。これは前にも言いましたけど。

 

「これ、初めて見せた相手は、モリーヌなのよ」

「ふざけてるよねー」

「まったくだわ! 私の呪文なのに」

 

 ・・・お嬢さまには言ってませんけど。

 

「ご・・・ごめんなさい・・・」

 私は体育座りみたいなポーズになって、股間を隠しながら謝りました。

「お嬢さまに言ったら、絶対イタズラされると思って・・・」

「失礼ね!」

「こらこら、誰が隠していいって言ったの?」

 ユリに膝を掴まれました。

「ああっ・・・♥」

「またをひらけ、って言ってるんだよ」

 ガバッと股を開かされます。

 こういうアクションをさせられるたびに、ビタンビタンとペニスに肌が叩かれるのが、すごい恥ずかしい。

 フターリアは、デカパイだから・・・乳房にも先端が当たるんですよ。

 恥ずかしい・・・!

 胡座座りみたいなポーズに押さえ込まれました。

 前に屈もうとしたら、お嬢さまにおっぱいを掴まれて、押し戻されました。

「ふぁ・・・♥」

「私の呪文なのに、私に報告しないなんて。お仕置きが必要ね?」

「ああ・・・ニーズ・・・」

「あ、そんな呼び方するんだ? 私は『ユリ』だけなのに」

「オマエ縮めようがないだろ」

「なんだよー・・・」

「はいはい。可愛いユーリ。ユリ、ユリ、ユーリア」

 適当に呼んでやったら、ユリはふわーっと笑顔になりました。

「それイイ。ユーリアって、フターリアの姉妹みたいで」

「私の乳姉妹よ!」

「ボクも仲間に入れてよー」

「しょうがないわね。特別に、歓迎するわ!」

「やったー! じゃ、頂きまーす」

 

 ユリが私にキス──しようとするのを、お嬢さまが押しのけました。

 お嬢さまと、キスします。

 ユリは笑って許しました。

 が、お嬢さまが離れた途端、私の後ろ髪を掴んで、犯すようなキスをしてきました。

「ん、ん、んんッ♥」

「勝った方が・・・犯すって約束だろ・・・?」

「ぷは・・・♥ そ、それは、ユリア、先に倒れたじゃん」

「いいや、私の勝ちだね。マレーナもそう言ってる」

「マレーナさんも数えてたのか」

「私の第一夫人になる人だぞ? 私の功績を数えてるのは当然だろ」

「・・・くそっ」

「なに嫉妬してるの! あなたは私の旦那さまよ!」

 お嬢さまに二度目のキスを仕掛けられました。ユリの影響なのか、髪を掴まれて、乱暴に吸い立てられます。

「ひ・・・はっ・・・!」

 ガクガクしながら喘ぐ私に、ユリがまたキスをしに来ます。

 息ができない・・・♥

 フターリアは痙攣して、2発目の射精を空撃ちしてしまいました。

 憎たらしいことに、ユリはサッとかわして、ノーダメージです。

 仰向けに倒れた私は、また、1人むなしく自分の乳房と顔をベトベトにしてしまいました。

「うあ・・・あぅぅ・・・」

「予想どおりね! 2本とも同時に射精したわ」

「2本ある意味ないよねw いや、2人で遊ぶには、この方がいいか」

「置いてきぼりにならないのはいいわね!」

「そうだね。ニーズ、どっちにする?」

「私が正妻よ! 先に抱かれたいわ!」

「はいはい。じゃ、上は讓るよ。私は下ので・・・リアの中をいじりながらヤッちゃおっと」

 

 2人が服を脱いで、私に襲いかかってきました・・・!

 

◆♀◆ 34、vs お嬢と勇者 ◆♀◆

 

「はぁ、はぁっ、タリア、タリアっ♥」

「あー・・・! リア、これっ、これイイ、これが欲しかったの♥」

 

 ハーフエルフの美少女と、赤毛の美人が、獣みたいにフタゴンの女体をむさぼります。

 

 仰向けにされた私に、ハーフエルフの裸体がまたがってきました。

 小さな小さな花唇に、ドラゴンのペニスが突き刺さります。

 抱きついてくる身体も華奢で、ドラゴンの爪のついた手では抱くのをためらうほどです。

 私は、爪がお嬢さまに当たらないよう、自分の手同士を組み合わせた上で、肘のあたりで彼女を抱き締めました。そのへんなら女の腕のままですからね。だいぶごっつくはなってますが。

 お嬢さまは、そのごっついフタゴンの腕に抱かれるのがお気に召したようです。

「ああ。タリア。ギュッとして? もっとギュッとしてぇ♥」

「こうですか・・・?」

「ああ・・・!」

 身悶えるお嬢さま。内側も身悶えて、可愛いヒダ肉でフタゴン砲(1)に抱きついてきます・・・

 

「じゃ、私もお邪魔するよー♥」

 赤毛の美人もまたがってきました。

 2人乗りです!

 お嬢さまは私にしがみつく感じでうつ伏せになっていますが、ユリは逆に後ろに反る感じ。一見、私に抱きつくお嬢さまに、後ろから挿入するような感じの角度です。

 この角度で、巧みに自分の腰をコントロールしながら、私のフタゴン砲(2)を呑み込んでゆきます。

「オマエのほうが・・・ドロドロじゃないか・・・!」

 私は喘ぎました。

 ユリの果肉はグッチョグチョで、私を締め上げてジュルジュル泡を噴くほどでした。

「しょうが・・・ないだろ・・・♥ あんな、あんな抱き方されて、そのあとお預けで・・・!」

 ユリは、声をかすれさせながら、突き出した腰を上下させました。

 体術の得意な彼女だけあって、騎乗位の制御もじつに上手です。

「オマエ、男とヤッたコトあんの?」

「してないっ・・・!」ユリは私を睨んできました。「はっ、初めてだっただろッ、ボク・・・オマエが・・・!」

「そうだったねw」

 私がニヤニヤ笑うと、ユリは真っ赤になって、ギュッと内腿を絞ってきました。

「え? な、なに!?」

「ゆるさないからな・・・!」

 

 吸い込まれる。

 ユリの内側に、吸い上げられる・・・!

 

「あ、ああっ、あ・・・!」

 フターリアは3発目を射精しました。

 その射精の真っ最中に・・・

「なにイッてるの? まだ、こっち触ってないのに」

 ・・・ユリの指が、フターリアの女性器に入ってきました。

 ニュルリ。円を描くように、内側を撫でられて・・・

 

「ボク、こっちは経験豊富だからね? 覚悟しろよ、リアぁw」

 

 ・・・ユリの指に、私は犯され始めました。

 

「あっ♥ あっ、あっ、あああああッ、待ッ、ちょ待ッあああああ♥♥♥」

 

 2本のペニスは、美少女と美人のヴァギナに包まれて。

 女の割れ目は、レズハーレムのご主人さまに、結構本気で責めたてられて。

 

 フターリアは射精しました。射精しました。射精しました。

 真っ白に燃え上がりながら射精しました。

 

≪イッ・・・く・・・ムムムム!?」

 

「こら! ブレス吹くな。村長の家が燃えちゃうだろw」

 ・・・気が付くと、唇をユリの手でふさがれていました。

 私の愛液でドロッドロになった手で。

「ボクが『妨害』しなかったら、大事件だぞ?」

「むー・・・ッ・・・♥」

「ごめんなさいは?」

 ユリはその手を私の唇に突き入れてきました。

 舐めろ。と、指の動きで命令してきます。

 私は涙をにじませながら、自分の愛液をしゃぶりました。

「ごめんなひゃい・・・♥」

「ふふふ・・・」

 ユリは、手を私の唇から抜いて。

 お嬢さまに、両手を回しました。

「ふぁ・・・?」

 お嬢さまはすでに夢見心地のようで、ユリに抱かれてもボーッとしています。

 

 ユリは、そんなお嬢さまを抱きすくめて・・・

 私を見ながら、お嬢さまの唇を、奪いました。

 

「あ」私は素に戻りました。「オマエ、コラ」

「なんだよ?」

 

 ユリは、ニヤニヤして。

 キスをやめるどころか、もう一度、私のお嬢さまの唇に吸い付いて・・・

 しなやかで可愛らしい裸体に、レズビアンの手を這い回らせて・・・

 小さくて敏感な乳首を、指で転がして・・・

「ニーズ」

「ふぁ・・・♥」

「キスしよ? 私のニーズ」

「ん・・・ん・・・♥」

 ・・・私のお嬢さまの唇に、舌をネジ込んで、ねぶり始めました。

 

「おおおおおオマエぇぇぇ! 私のお嬢さまにィィィ!」

 私はハネ起きました。

 2人はベッドに倒れて、悲鳴を上げます。

 が、すぐにお互いの裸体を求めて、抱き合って・・・またキスを始めるではありませんか!

「う・・・ウソでしょ? お嬢さま?」

「ん・・・ん・・・♥ なあに?」

 ユリと抱き合いながら、お嬢さまは笑ってこちらを見やりました。

 笑って・・・

 私が見たことのない、冷たい笑いを浮かべて・・・

「どう? タリア」

「ど、どうって」

「どんな気持ち・・・?」

 

 お嬢さまは、自分からユリを抱き寄せて、自分でユリの唇に吸い付きました。

 

「勇者さま・・・♥」

「ニース・・・♥」

 2人は喘ぎながらキスを続けます。

 まだ私とつながったままの2人の体内も、気持ち良さそうにうねっています。

 どう見ても、演技ではなく・・・楽しんでキスしてて・・・

 私は・・・

 

「おおおおお俺のお嬢さまが、よそのオンナとキスしてるぅぅぅぅ!!!」

 

 ・・・狂ったドラゴンになって、2人の女性器を犯し始めました!

 

◆♀◆ 35、フタゴン叱られる ◆♀◆

 

 翌朝。

 

「・・・あのさ。加減ってモンがあるよね?」

「・・・。」

 

 えー、こちらフターリア。

 現在、床の上。床の上です。全裸で、正座させられております。

 私の前には、勇者さま。バスローブ一枚で。あー、割れ目とか見えてますが。真顔で。御立腹で。

 救援求む・・・。

 

「ボクは頑丈だし、激しいの好きだから、まだいいけどさぁ・・・」

 ユリはため息をついて、髪をかき上げました。

 隈の浮かんだ顔で、背後を見やります。

 ベッドに突っ伏したまんま、気を失っているお嬢さまの、裸体を。

「・・・ヤリ過ぎでしょ」

 

 ピロッ。

 私は、舌を走らせて空気を探りました。

 

「ピロッじゃないんだよ」

「はい・・・」私はうなだれました。「反省してます・・・」

「うん。次からは、アレだね」

 ユリは屈んで、私の顔に近付いてきました。

 私の顎を持ち上げて・・・

「フタゴンは、縛り上げてヤらないと、ダメかもね?」

「そんな・・・あン・・・♥」

 

 ユリに唇を奪われた私は、喜んで舌を絡めにいきました。

 

◆♀◆ 36、勇者さま御一行! ◆♀◆

 

 数日後。私たちは、カクレミ村を出発しました。

 

「わー!」「うおおお」「勇者さまー」「ダンゼイズのお姫さまー」

 

 村人が、手を振って見送ってくれます。

 小っちゃな子供が、お父さんに抱き上げられて手を振ってくるのが可愛らしいです。

 

「どうぞお気を付けて!」

「勇者さま御一行に、神々の加護と、武運のあらんことを!」

 

「・・・勇者さま御一行にされてしまったわね」

 お嬢さまが笑いました。

「あれ? 私たちも入ってるんですか?」

「私が認めたんだもの」

「・・・あれは、エロい意味の『お姉さま』的なアレでは?」

「・・・仲間ってコトでしょ?」

 私たちが、囁き交わしていると。

 すぐ前を歩く女勇者さまが、ちらっとこっちを振り向いて、ニヤーッと笑って、うなずきました。

 

「フタゴンさまー!」「火ィ吹いてぇー!」「勇者のドラゴンさまー」

 子供たちにも、そう言われて・・・

 

「勇者さま御一行、かぁ」

 

 RPGみたいな展開になってきたなー。

 と、私は笑ってしまうのでした。

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