※この作品はR-18です。

マジカルチンポでスバルがヒロインたちを性的に攻略するだけの異世界性活   作:萎える伸える

4 / 7
高評価も低評価もどんとこい。
どんどん評価しちくりぃ。

※申し訳ない。ミス投稿しました。通知がいった人いたらごめんね。26/6/5 14:40


第一章『エルザ①(盗品蔵 酔姦)』

 

 

 ――ちゅ、ちゅぱ、じゅるるっ♥

 

 

 フェルトが(初めてなのに連戦した挙句に最後に抜かずの8連射をくらったことによる気絶から)覚めるまでの束の間の時間。

 貧民街はいつもの静けさを取り戻したが、そこには未だに淫靡な音色が響き続けていた。

 

 

「え、エミリアたん! そんなに吸ったら射精ちまう!」

 

「ん……我慢しなくていいのよ? ほあ、ほほに」

 

 

 両手で口を開けて、発射寸前のチンポを前に構えるエミリアたん。

 てらてらと光を放つ口腔内と、ちろちろとうごめく舌のコントラストがエロく。

 本能が、チンポの銃口をその穴へと向ける。

 

 ――出したい。

 

 本当は、フェルトとのセックスで汚れたチンポのお掃除フェラだけをしてもらう予定だった。だが、スバルの所感としては、やはりこうなったか、と納得するばかりである。

 スバル自身、エミリアとエッチなことをするのはやぶさかじゃない、というか、時間さえあれば一日中でもまぐわりあっていたいと思う。

 けれど、今日は転移初日という現状で、それももう少しで日が落ちるかといった時頃。しかも、フェルトとセックスしたことでうやむやになっているが、交渉としてはフェルトの体を買うためにミーティア(携帯電話)をわたすと言ってしまったところだ。

 

 今はダウンしているフェルトだが、起き上がったらまた喚くことだろう。

 そうして、このミーティアに本当にそれだけの価値があるのか確かめようとするに違いない。あのがめつくて、されど義理堅いメスガキは、そこらへんを妥協することはないだろう。

 とすれば、いくらフェルトが寝ているとはいえ、エミリアたんと一発おっぱじめる時間はスバルたちにはないと言える。

 ゆえにこそ、とても後ろ髪をひかれるが、スバルがエミリアたんの口の中に、極長マジカルチンポをぶちこんで、喉の奥の奥で大量射精からの彼女の胃袋をザーメンで満たす様なことをする時間はないわけで。

 

 

「――ぉごっ♥」

 

「エミリアたん、残念だけど時間がないからさ。抜くのはまた余裕ができてからで……ん?」

 

「んーん!♥ ん、んんふ?♥」

 

 

 ――目の前に、チンポをねじ込まれているエミリアたんがいた。

 

 誰のチンポか? スバルのである。

 むしろ、スバルのものでなければ、その不貞の輩を八つ裂きにしなければならないだろうから、スバルのものに決まっている。

 オウ、Shit!

 どうやら想像しているうちに我慢できなくなってヤってしまったらしい。

 とんだ根性なしである。

 自分の堪え性のなさに我ながら辟易とする。

 

 ――だが、ここまでして射精しない選択肢などあるだろうか。

 

 いや、ない。

 スバルは即断した。

 ゆえに、スバルはフェルトの幼膣にさんざん中出しした挙句に、エミリアの口内にも排尿するように精液を流し込んだ。

 

 ――どびゅるるるるるるるるっ♥♥ どぷどぷっ♥♥ 

 

 チンポの中を出来立てのザーメンが昇っていき、やがて彼女の胃袋へと直に収まっていく。

 

 

「んぐ、ん、こく、こく――――ぷはぁっ♥ ん、すごーくたくさん……お腹、少しだけポッコリしちゃった」

 

「ありがと、エミリアたん。ちょっとお腹が出てるエミリアたんも魅力的だぜ! あいたっ」

 

「もう、思っててもそういうこと言わないの。恥ずかしいんだから」

 

「自分で言ったのに、なぜ……? 乙女心は複雑怪奇だぜ……」

 

「茶化さないの……ん」

 

 

 話しながら、口の端から垂れてきた精液をぬぐい舐めとるエミリアたん、マジEMT!

 あ、やばい。

 また、勃ってきた。

 まだフェルトも目を覚まさないことだし、一回くらいなら……そう思い始めた時だった。

 

 

「んぅ……――はっ」

 

 

 どうやら、股間から白濁液を垂れ流して眠っていたお姫様がお目覚めのようである。

 

 

◆◇◆

 

 

 未だに股間から溢れる白濁液に対し、嫌そうにパンツを履き直したフェルト。

 その光景にイチモツが反応しかけたが、どうにか抑え込み、スバルは声をかけた。

 

 

「ようやくお目覚めみてぇだな! ――っ、ばんぐらでぃしゅ!」

 

 

 威勢よく声を張り上げた次の瞬間、返ってきたのは挨拶ではなく、鋭い回し蹴りだった。

 不意をつかれたスバルは、まともにそれを食らい、情けない悲鳴とともに吹き飛ばされる。

 打ちつけた尻をさすりながら立ち上がったスバルは、講義するように声を張り上げた。

 

 

「っ、おいおい、いきなりだな!」

 

「はんっ! 好き勝手やっといて何が『お目覚めみてぇだな』だ! こっちは初めてだったってのに……兄ちゃんにはこれで十分だろ! べーっ!」

 

「こ、このメスガキ! もっかいわからせてやらぁ!」

 

「もうっ、スバル!」

 

 

 まるで犯してくれと言わんばかりの生意気さに、危うく勃ち上がりかけたスバルだったが、エミリアの制止によってどうにか踏みとどまることができた。

 

 

「っとと、あぶねぇあぶねぇ。危うく同じ過ちを繰り返すところだったぜ。止めてくれてさんきゅな、エミリアたん」

 

「ほんとよ……また放置されたらどうしようかと思っちゃったじゃない」

 

「突っ込むとこ、そこなの? なら今度は3pしよっか、って言ってる場合か!」

 

「一人で騒いでんじゃねーよ! 誰がするか!」

 

「くそっ、今は時間もないし、やらないけど、今度絶対3人でヤろうな! な!?」

 

「だーもう、その熱はどっから沸いてくるんだよ! やらねーったらやらねーから!」

 

「――本音は?

 

「……どうしてもっていうなら、シてやらなくもないけど」

 

 

 そう頬を朱に染め、視線を逸らしながら強がるフェルトの声は、少しばかり甘すぎた。

 

 

「お前ホント……可愛いなぁ! 昨今まれに見る正統派ツンデレ! ありがとうございます!」

 

「うっせー! 時間ねぇんだから、さっさといくぞ」

 

「……ぱーどぅん? いくって、どちらへ?」

 

「忘れたのかよ兄ちゃん。アタシの体買うって言っただろ? そのミーティアで」

 

「……あー、そんなことも言ったような、言ってないような……」

 

「今さらしらばっくれようったって無駄だからな!」

 

 

 わかりきっていたことではあるが、どうやら無かったことにはできないらしい。

 というか、忘れたなどと口にしようものなら、即座に鋭い蹴りが飛んでくるに違いない。

 ゆえに、スバルは潔く両手を上げた。

 

 

「ごめんってば! いや、覚えている覚えてる。確かに売り言葉に買い言葉で言った! 言いました! 認めるよ!」

 

「ったく、仕方ねーから、徽章はサービスで返してやるよ。でも、アタシを買ったんだから、そこは一銭たりともまけねーかんな!」

 

「なんだか納得いかねぇけど! 俺も男だ! 二言はねぇ!」

 

「はっ、そうかよ。そんじゃ、さっさと行こうぜ。いい値がつかなかったらヒドい目に遭わせっかんな」

 

「怖い! てか、結局どこにいくんだ? 鑑定屋か?」

 

「まぁ、みてーなもんだな。うちのロム爺、そういうの得意なんだ」

 

「また新キャラか……きっと偏屈な頑固で人相の悪い爺さんなんだろうな」

 

「はっ、ちげーねーな」

 

 

 話がまとまるや否や、フェルトはさっさと踵を返して歩き出す。

 そんな盗人娘の背中を追いかけるように、スバルとエミリアも後に続いた。

 

 

◆◇◆

 

 

「――ワシは絶対に認めんぞ!」

 

 

 巨躯の老人が、盗品蔵に響くほどの声で吠えた。

 その迫力だけなら山賊の親玉もかくやというものだが、言っている内容は駄々をこねる子どもそのもの。年季の入った顔つきと岩のような体格も相まって、その姿はひどく滑稽だった。

 

 

「だぁから、何度も言ってるだろ? アタシと兄ちゃんはそんな関係じゃねぇって」

 

「そうだぜ、ちょっと互いのほくろの位置を確かめ合った仲だっての」

 

「なぁんじゃとぉ!?」

 

「兄ちゃんは黙ってろよ! 話が進まねーだろうが!」

 

 

 スバルが茶化すたび、大型犬じみた老人が吠え、それに負けじとポメラニアンみたいなフェルトがキャンキャンと吠え返す。

 漫才かなにかにしか見えないその光景に、スバルはすっかり面白さを見出していた。

 だが、そんな騒がしい応酬に終止符を打ったのは、清廉潔白を人の形にしたような少女――エミリアだった。

 

 

「ねぇ、私からもお願いするわ。この人が節操なしなのは私からも謝ります。ごめんなさい。でも、今はフェルトちゃんとの交渉のために、このミーティアの価値を見てもらえませんか?」

 

「むぅ……お主、エルフじゃな。それも銀髪ときたか、難儀な生まれじゃのぉ」

 

「……兄ちゃん、姉ちゃんにここまで言わせて、男として恥ずかしくねぇのかよ」

 

「ぐっ、胸が痛い、とか茶化してる場合じゃねぇよな。おう、爺さん。真面目な交渉だ、聞いてくれ」

 

 

 先ほどまで軽口ばかり叩いていた男とは思えないほど真剣な眼差しだった。

 ロム爺はそんなスバルをじっと見つめる。

 そして何かを測るように目を細めると、無言のまま一杯の酒を差し出した。

 

 

「ふん……飲め」

 

「あ? なんだこれ、酒か?」

 

「おうとも、酒の一杯も飲めん男など、交渉相手とは認められんな」

 

「いつの時代の交渉だよ……。わーったよ、飲めばいいんだろ?」

 

「え、あ、スバル、だめっ!」

 

 

 スバルが酒に手を伸ばした途端、エミリアが制止の声を上げる。

 だが、その声は一歩遅かった。

 スバルは差し出された酒をぐいと煽り、そのまま一息に飲み干してしまう。

 誰もがスバルの様子を窺う中、その静寂を最初に破ったのはフェルトだった。

 

 

「どうしたんだよ、姉ちゃん。そんな慌てて」

 

「………………」

 

「す、スバル?」

 

「なんか、兄ちゃん……すげーふらついてねぇか?」

 

「む、さては相当に弱い口か? だが、よかろう。お主を交渉相手と認めて……何をしとるんじゃ?」

 

 

 ふらついたスバルが、彼を支えるように寄り添っていたエミリアへとしなだれかかる。

 そのまま力なく預けられた体を受け止めたエミリアだったが、不意に首筋へ埋められた顔に肩を震わせた。

 

 

「ひゃっ」

 

 

 かすかな吐息が肌を撫でる。

 それは不快感とは違う、説明のつかない感覚だった。ぞくり、と背筋を何かが駆け上がり、思わず身を強張らせる。

 そしてエミリアは知っている。

 酒の入ったスバルが、決して大人しく酔うタイプではないことを。

 

 

「エミリアたぁん……」

 

「す、スバル、一度外に出ましょ? ここじゃちょっと……ね?」

 

「――エミリア」

 

「そ、そんな真剣な顔してもだめ。スバル、酔ってるんでしょ? ね、いい子だから……」

 

 

 ――その時だった。

 

 盗品蔵の戸が叩かれる。

 こん、こん、こん。

 妙に優雅で、どこか余裕を感じさせるリズムが盗品蔵に響いた。

 そのおかげか、うつらうつらとエミリアに寄り掛かっていたスバルの意識が、扉の方へ向く。

 

 

「たぶんアタシの客だな。ちっ、よりによって今かよ。なんて言い訳すりゃいいんだ……」

 

 

 フェルトが応対に向かい、しばらくして戻ってくる。

 その後ろから姿を現したのは、一人の女だった。

 艶やかな黒髪に、妖しく光る紫の瞳。黒い外套を羽織っているものの、その下には胸元から腹部にかけて大胆に開いた衣装を身に着けている。

 何より目を引くのは、その豊かな胸だった。

 スバルをしてそうそうお目にかかったことのないその胸囲は、今この場で彼の注意を引くには十分すぎた。

 

 

「――あら、お邪魔だったかしら? 約束の時間だったと思うのだけれど」

 

 

◆◇◆

 

 

「……どうやら、依頼は失敗したようね」

 

 

 黒衣の女は切れ長の目をエミリアへ向け、静かにそう判断した。

 まとわりつく気配は剣呑で、近づけば肌を裂かれそうな鋭さがある。

 だというのに、胸の前で腕を組み、困った子を見るように目を細める仕草には、どこか姉めいた余裕と、母性にも似た艶があった。

 危険で、優雅で、底知れない。

 いっそ恐ろしいほどの静けさを保つその女に、怖いもの知らずなフェルトが声をかけた。

 

 

「悪いな、依頼人の姉さん。この徽章はそっちの姉ちゃんに返すことにしたんだ。だからさ、今回は大人しく引いてくれねーか?」

 

「――それが通ると、本気で思っているのかしら」

 

「思っちゃいねーよ。けど、こっちの姉ちゃんのほうが、アンタの出した額より上を積むってんなら仕方ねーだろ? アタシは高く買ってくれるほうに売る。それだけだ」

 

 

 フェルトの言い分は、正確ではない。

 スバルはすでに、彼女との取引の対価としてミーティアを差し出している。

 ならばフェルトは、徽章を黒衣の女に渡し、さらにスバルからミーティアを受け取ることもできたはずだった。

 だが、危険な気配をまとう女を前にしてなお、フェルトはスバルとエミリアを裏切らない方を選んだ。対価があっての判断ではある。けれど彼女が通したのは、徽章をエミリアへ返すという、盗人らしからぬ筋だった。

 

 ――断じて、気に入った男の前で格好をつけたかったわけではない。

 

 ないったらない。そういうことにしておくのが、きっとフェルトのためだった。

 

 

「そう……所詮は貧民街の人間、ということね」

 

「好きに言えよ。けど、四対一だ。アンタだって、分が悪いのはわかってんだろ?」

 

「そうかしら? ――やってみなくてはわからないでしょう」

 

 

 黒衣の女が、女豹を思わせる低い姿勢で身を沈めた。白い指の先で、刃先の曲がったククリナイフが妖しく光る。

 その動きに応じるように、盗品蔵の主――ロム爺が棍棒を掴み取り、エミリアもまた胸の前で両手を構える。

 そうして、この場においても、先陣を切ったのはフェルトの一声だった。

 

 

「ロム爺ッ!」

 

「そぉら、キリキリ舞え!」

 

「私もっ」

 

 

 ロム爺の雄叫びとともに、棍棒が唸りを上げて振り下ろされる。

 巨人族の膂力を乗せた豪撃に合わせ、エミリアの周囲で冷気が弾けた。生み出された氷杭が白い軌跡を引き、黒衣の女へ殺到する。

 だが、それらの連携を前にしてなお、女は薄く笑っていた。

 身を沈めて氷杭を潜り抜け、ロム爺の怪力で振り上げられた棍棒の上へ、いつの間にか爪先を乗せていた。

 

 

「どうやら、様子見している余裕はなさそうね」

 

「なにぃ!?」

 

「――まずは、ひとり」

 

「このッ、やらせっか!」

 

 

 艶やかな囁きとともに、刃先の曲がったナイフが振り下ろされる。

 だが、ロム爺の首筋を断つはずだった一撃は、寸前で飛来した小さな刃に弾かれた。

 甲高い金属音が跳ね、凶刃の軌道が逸れる。

 致命の一撃は、ロム爺を昏倒させるだけに留まった。

 

 

「手癖の悪い子。殺し損ねてしまったわ」

 

「ロム爺ッ! この、よくも!」

 

「いいわ、先に貴方を殺ってあげる」

 

「させない!」

 

 

 エミリアの声が飛ぶ。

 女の視線が、フェルトからエミリアへと流れた。その一瞬だった。

 

 ――誰もいないはずの女の背後で、空気がひび割れるような音を立てる。

 

 次の瞬間、黒衣の足元に白い霜が走り、床ごとその両足を縫い止めるように凍り付かせていた。

 踏み出そうとした体が、わずかにつんのめる。

 

 

「……魔法? いいえ、これは――精霊術」

 

「――大正解!」

 

 

 場違いなほど陽気な声に、全員の視線が向く。

 そこにいたのは、灰色の毛並みをした小さな猫――パックだった。

 愛嬌ある見た目に反して、エミリアの契約精霊にして火を司る大精霊。その小さな体から放たれる気配が、盗品蔵の空気を静かに支配していた。

 

 

「残念だったね。実は五対一でしたぁ!」

 

「ふふ、してやられた、ということかしら」

 

「ボクも、君みたいな女の子にひどいことはしたくないからさ。大人しく、このまま凍ってくれる?」

 

「悪いけれど、氷像になる趣味はないの」

 

 

 女の指先が、羽織っていた黒い外套の端を撫でる。

 その瞬間、黒布の表面に刻まれていた何かが、ぬらりと怪しく光った。

 魔法を拒むための術式――それが効果を発揮し、足元の氷を弾き飛ばそうとした、まさにその刹那。

 

 

「――――。」

 

「……いつの間に」

 

 

 女の声から、初めて余裕とは違う色が滲む。

 黒い外套は、彼女の肩から消えていた。

 そこにあったはずの布が、忽然と持ち去られている。

 

 否――脱がされていた

 

 誰に、などとは問うまでもないだろう。

 命のやり取りの最中に、女の外套を剥ぎ取る馬鹿は、この場にひとりしかいない。

 

 

「スバル……?」

 

 

 エミリアが、戸惑いを滲ませて少年の名を呼ぶ。

 視線の先では、さきほどまで蚊帳の外だったはずのスバルが、黒い外套を片手に立っていた。

 その瞳に、いつもの焦りや虚勢はない。ただ寝ぼけたような顔で、黒衣の女をぼんやりと見つめている。

 

 

「……ンぁ」

 

 

 スバルが、寝ぼけたように瞬きをする。

 そして、まるでそこに立つ殺人者を別の誰かと見間違えたかのように、間の抜けた声で言った。

 

 

「――()()()()()? なんでここに?」

 

 

 意味のわからない呼びかけだった。

 だが、その呼び名を聞いた瞬間、黒衣の女の紫の瞳がわずかに細まる。

 もっと別の、腹の内側を撫でられたような、得体の知れない違和感に触れた顔だった。

 

 

「……面白い子」

 

 

◆◇◆

 

 

 黒衣の女――エルザが、初めて理解の外にあるものを見るように目を細める。

 対して、スバルはひどく無防備だった。

 殺意も、警戒も、怯えもない。

 ただ酔いに足元を揺らしながら、黒い外套を片手に、身動きを封じられたエルザへ近づいていく。

 

 

「あへはぁ……えるざ先生、動けなくなってら」

 

「酔っているの? それにしては、さっきの動きは妙だったけれど」

 

 

 足元を氷に縫い止められたまま、エルザは値踏みするようにスバルを見る。

 当の少年は、黒い外套を抱えたまま、ふらふらと首を傾けた。

 

 

「んー……ちょうどいいや。えるざ先生――()()()()

 

 

 そう間の抜けた声で言って、スバルは勢いよくズボンを降ろした。

 現れたのは、天を衝かんばかりに屹立(きつりつ)した剛直だった。

 それは酔っぱらいのものとは到底思えないほど熱を帯び、脈打ちながら、ビキビキとそそり立っていた。

 そのあまりにも場違いな光景に、さしものエルザでさえ一瞬、思考を硬直させた。

 何より彼女を驚かせたのは、そんな愚行を働いたスバルに対して、嫌悪より先に興味を抱いてしまったことだった。

 だが、その一瞬の空白が命取りとなる。

 

 

「なにを――――ォ゛ッ♥♥

 

 

 神速の一突きだった。

 腰布をめくり、タイツを破き、露出した黒のパンティをずらし、一突き。

 この間、一秒にも満たない早業だった。

 馬並みと呼ぶのも生温いマジカルチンポが、エルザの長い体へ容赦なく収まった。

 遅れて、破瓜の血が舞った。

 

 ――だが、処女を失っても、すぐに再生してしまう。

 

 それは、吸血鬼を思わせる不死性にも近い呪いだった。

 だが、こと性技において、マジカルチンポに不可能はない。

 処女を奪う。

 ただそれだけの為に、不死の呪いすらも凌駕する。

 

 ――パンっ♥ パンっ♥ パンっ♥

 

 彼女のデカい尻へといい音を立てて腰をぶつけるたび、滴る血は少しずつ量を減らしていった。

 彼女の肉体が、スバルという異物に適応し始めているのだ。

 初めての痛みと、初めての快楽が殺人者の脳を犯していく。

 

 

「へへ、変なの。先生、処女に戻ってらぁ」

 

「くっ、このッ!」

 

「はぁーい、ダメダメ~。大人しくこの子のお仕置き受けときなよ」

 

「精霊ッ! ぐッ♥♥」

 

 

 自由の利く腕で、エルザが反撃を試みる。

 だが、パックの冷気がそれさえ許さなかった。

 氷の枷が両腕を絡め取り、エルザの抵抗を封じ込める。

 ついには大人しく犯される以外、何もできなくなった。

 

 

(おかしい……♥ 不愉快なはずなのに、だんだんと心地よくなってきている♥ これは、『加護』? いえ、それよりももっと悍ましい……♥ まるで私の呪いのような……)

 

「あー、きもちぃー……うっ、出そう。先生、出していい? 出すよ」

 

「いい加減にッ、――~~っ♥♥」

 

 

 ――どびゅるるるるるるるるるッ♥♥♥♥♥

 

 どぷどぷと、破瓜の血とラブジュースでぐちゃぐちゃの膣内を白く染め上げるように、なおも白濁が奥深くへと注ぎ込まれていく。

 一つ脈打つたび、エルザの認識が変化していく。

 

 ――()()()()()()()()()と自覚する。

 ――()()()()()()()()()()()()と思い始める。

 

 そんなこと、あるはずがない。

 理性はそう断じている。

 だというのに、エルザの思考は、まっとうではない何かにじわじわと侵食されていた。

 

 ――このままではまずいわね。

 

 エルザが危機感を覚えた、その直後だった。

 彼女を内側から侵していた異物感が、ずるりと遠ざかる。

 途切れた熱に、乱れた呼吸だけが残る。

 

 ――一度射精して満足した?

 

 否である。

 一度、酒の入ったスバルはまさしく性の権化。

 視界に入った恋人(セフレ)を手あたり次第に犯しまくるピストンマシーンである。

 にもかかわらず、一度チンポを抜いたのは何故か。

 女の狙いを変えたからか?

 それも違う。

 

 ――狙う穴を変えたのだ。

 

 

「んじゃ、今度はこっちで」

 

「貴方ッ、そこは――ん゛ッ、ぉ゛ぉぉぉぉ゛ッ!♥♥」

 

 

 さしものエルザも、それには堪らず声を張り上げた。

 獣じみた、喉の奥で震えるような声。

 だが、その響きには苦痛だけでは説明できない、甘く歪んだ熱が混じっている。

 昔からよく言うだろう。

 気の強い女は。

 

 ――アナルが弱い、と。

 

 

「先生っ! 先生っ! 先生のアナル、すげー気持ちいいッ!」

 

「このッ♥ やめなさいッ♥ ――ぉ゛ッ♥ ぐッ゛♥」

 

 

 視界が明滅するほどの暴力的な快楽がエルザを襲った。

 無邪気で、だからこそ質の悪い好意。

 善意とも悪意ともつかないそれが、彼女の理性を内側から乱していく。

 

 ――もう一度ナカに出されたらまずいッ♥

 

 それは、先ほどの体感からくる直感だった。

 快楽とも苦痛ともつかない異常な感覚に思考を乱されたエルザは、もはやなりふり構っていられなかった。

 足裏の皮が裂けるのも厭わず、氷の戒めから強引に抜け出そうともがく。

 

 

「うおっ、とと……!」

 

「よくも、好き勝手してくれたわね――っ♥」

 

 

 スバルがたたらを踏むのと同時、エルザが氷の戒めから強引に足を引き抜いた。

 足裏の皮膚が裂けることすら構わず、血に濡れた両足で床を踏みしめる。

 わずかに足腰をガクつかせながらも、その紫の瞳はぎらついていた。

 そこにあるのは、ただの殺意ではない。

 執着にも、好意にも似た歪な情動――だが、エルザにかかれば、それすら殺意へと変わる。

 使えない両腕の代わりにナイフを口に咥え、彼女はスバルへ斬りかかった。

 

 

「天使に会わせてあげるわ」

 

 

 次の瞬間、血の足跡を残しながら、黒衣の殺人者がスバルへ迫る。

 

 ――だが、その応酬は唐突に終わりを告げた。

 ――とある一人の『騎士』の登場によって。

 

 轟音。

 盗品蔵の天井が砕け、木片と埃が戦場へ降り注ぐ。

 その只中へ、鮮烈な赤髪を持つ存在が降り立った。

 

 

「――そこまでだ」

 

 

◆◇◆

 

 

「なぁ、姉ちゃん。兄ちゃんって、いつもあんな感じなのか?」

「……助けを呼んでこいって、正気か? このまま兄ちゃんに任せときゃいいだろーが」

「このままじゃ、あのイカレ女の方が壊れる? それに、いつまでも身動きを封じておける保証もないって?」

「わーったよ、呼んできてやる! その代わり、兄ちゃんの方は頼んだからな!」

「ちがっ、心配なんてしてねーよ! あの姉さんがへばったら、次はこっちに来るかもしんねーだろっ。と、とにかく! アタシが戻るまで、どうにか持たせとけよな!」

 

 




 絵流咲先生ことエルザは、スバルの通う学校の保険医です。エミリアとも面識があります。
 エルザ先生目的に授業をサボりにきたスバルを受け入れて、抜いてあげたり、穴を貸してあげたりするイケない先生です。エロい! 当然、スバルの恋人(セフレ)の一人です。
  
 次話の内容が変わってくるので、アンケートに答えてくれると嬉しいな。
 更新遅くてごめんね。

TSラインハルトをヒロインにするのはアリ?

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