マジカルチンポでスバルがヒロインたちを性的に攻略するだけの異世界性活 作:萎える伸える
――ナツキ・スバルにとって、目が覚めたとき隣に女の子がいない朝とは、縁の遠いものだった。
ゆえに、知らない天井が目に飛び込んできて、隣を見ても誰もいないベッドを目にしたとき、スバルにはまるで長い長い夢から覚めたような虚脱感があった。
ベッドの大きさは、普段スバルが使っているものよりもずっと大きい。まさしくキングサイズと言えるもので、ここでなら女の子三人と一緒に寝られるだろう――などと、そんな下世話な想像が浮かぶ。
部屋を見渡すと、二十畳はありそうな広さだった。高級そうな家具や絨毯、壁に飾られた装飾品を見ても、ここがただならぬ屋敷であることは容易に想像がつく。
――同時に気付いたのは、勃起した己のムスコだった。
俗にいう『
わが子を朝から奮い立たせる種の保存欲求とやらは、どうやら相当な勤勉家らしい。ただのすけべとも言うが。
周りを見渡しても、やはり女の子の姿はない。仕方なく、人生において経験のない『
「待て待て……っ! いくら何でも
伸ばしかけた手を止め、スバルはぐっと己のなけなしの良心を総動員した。
いくらスバルといえど、ここは自分家ではなく他人の家だ。しかも、ここがエミリアの関係する屋敷である可能性はかなり高い。
そんな場所で朝っぱらからやらかすなど、ナツキ・スバルの品格に関わる。もとより、評すべき品格などスバルには備わってはいないが。
「万が一そんな最中にエミリアたんが入ってきてみろ。エミリアたんに、俺が右手に浮気してる
それは、なんとしても避けなければならない。
別の女の子に浮気することはままあるスバルでも、さすがに右手に浮気するのは、
そのように考えるスバルは、常識的に見ればだいぶずれている。だが、それが事実なのだから、おかしいのは世界の方だった。
――
あまりにも不毛で、あまりにも救いのない修羅場である。仮に右手へ死刑判決が下されれば、スバルはその日、片腕を失うことになる。
※閑話休題。
とはいえ、朝の厄介ごとをこのまま放置しておくわけにもいかない。自力で穏便に鎮める術を、スバルは持ち合わせていないのだから。
「朝勃ちを自分で鎮めることもできないとか……情けねぇなぁ、俺」
――畢竟、ナツキ・スバルは朝の厄介ごとをどうにかしてくれる相手を探すことにした。
◆◇◆
慎重にドアノブを回し、扉を開け、外に出る。
そこで待っていたのは、長い長い廊下だった。
長々と続く廊下には、左右に扉が点在している。ところどころに調度品が飾られ、絵も壺もまさしく高級品といった風情で、見ているだけで落ち着かない。
さらに、廊下には生活音がなかった。あるのは不気味で、人情味のない静けさだけだ。
「適当な扉を開けて、勝手に入っていいものか……」
スバルが心配しているのは、もし扉を開けて、その先で誰か――たとえば女の子が着替えていたりしたら、ということだった。
――その場合、自分は紳士的に振る舞えるだろうか。
昨日あれだけ抜いたというのに、一晩経てばすっかり元通り。それがナツキ・スバルという男である。
そんな不安がまず出てくるあたり、発想が危険人物そのものである。
うんうん唸りながら廊下を歩いていると、スバルはふと足を止めた。
「あれ? この絵、さっきも見たよな?」
廊下はどこまでも続いている。いつまで経っても出口にも階段にも辿り着かない。さらには何度も目に入る同じ絵画ときた。
これはつまり、
「ループする廊下、ってわけか」
まさしく魔法あり、なんでもありの異世界らしい現象だ。
だが、日本暮らしでアニメ、漫画、ゲームと数多くの娯楽に慣れ親しんできたスバルにとって、これも理解の範疇ではあった。
そして、対処法にも心当たりがある。
「あー、困ったなー。このままトイレにも行けないってなると、ここで
聞くだに最低な発言だ。
だが、スバルがいそいそとズボンへ手をかけようとした、その直後だった。
――視界がぐにゃりと歪む。
周囲の景色は現実味を失い、長く続いていた廊下も、水面に映る景色のように輪郭を揺らがせた。しばらくすると、あの何とも言えない違和感は鳴りを潜め、夢から覚めたような明瞭さが戻ってくる。
どうやら、この最低極まりない脅しにも、一応の効果はあったらしい。
勝利を確信したスバルの前には、一つの扉があった。ここは確か、最初にスバルが出てきた部屋の前だ。
だが、スバルは形容しがたい確信を抱いていた。
――この先にあるのは、最初の部屋ではない、と。
少し汗ばんだ手のひらを服の裾で拭い、意識を覚醒させるように両頬を叩く。
それからスバルは、意気込んだまま扉を開いた。
すると、そこにいたのは、
「――なんて、心の底から腹立たしいやつなのかしら」
学校の図書室のように本棚が敷き詰められた部屋。
その中心、扉の前に、彼女はぽつんと座っていた。
特徴的なクリーム色の縦ロール。容姿に見合わぬ高飛車さと、容姿に見合った可憐さ。そして、不埒者たる少年をきつく睨む、宝石のような瞳。
その小柄な少女を見るなり、スバルは満面に笑みを浮かべて叫んだ。
「――ベア子~!!!」
「うきゃー、なのよ!?」
彼女を見るなり駆け出し、くるくると回るように持ち上げようとしたのは、スバルにとっては必然と言えた。
が、突然部屋に割り入ってきた見知らぬ男にそんなことをされれば、彼女がこのような対応をすることもまた当然の帰結である。
「離すかしら――っ!」
「ばーむくーへんっ!?」
この一日二日で、いったいスバルは何度女の子に吹っ飛ばされれば気が済むのだろう。
いいや、きっと治らないに違いない。彼の頭の中身は、小学校から今までまったく変容していないのだから。
だが、当の本人はぶっ飛ばされたにもかかわらず、その顔を幸せを満喫しているかのように緩めたまま、気を失っていた。
救えないやつである。
◆◇◆
「はっ」
意識を飛ばしていた。
おそらく、気絶していたのはほんの短い間だろう。スバルは自前の髭時計でそれを確信する。
そして、おもむろに顔を上げれば、そこには変わらず佇む人形のような美少女がいた。
ベアトリスである。
「ベア子~~!!」
「それはさっきもやったのよ! いい加減にするかしらっ」
「いやいや、すまんすまん。でも、ベア子は怒った顔も最高にプリティーだな!」
「やかましいのよ! お前がベティーの何を知っているっていうのかしら。お前とベティーはこれが初対面なのよ」
初対面。
そう言われて、スバルはその表情に若干の影を落とした。
ベア子と出会ってから数年。
――だが、スバルには希望がある。
突然の転移で、ワクワクと心細さを感じていたスバルに与えられた一筋の希望。それこそが、元の世界での
そして彼女たちは、スバルとの
細かい理屈はわからない。だが、ナツキ・スバルはそう信じていた。
ゆえに、スバルはこの状況でも絶望せずにいられる。
――畢竟、ナツキ・スバルのすべきことはただ一つ。
己のマジカルチンポで、彼女たちを性的に攻略する。
ただそれだけなのだ。
「ベア子」
「変な名前で呼ぶんじゃないかしら」
「そう言うなよ、ベア子。俺とお前の仲だろ?」
「ベティーとお前にどんな関係があるっていうのかしら。ベティーはお前のことなんて何も知らない……」
そう言いかけて、ベアトリスは言葉を止めた。
スバルがいきなり懐をまさぐり、躊躇なくズボンを下したからだ。パンツ諸共。
――ブルンっ♥
そんな空を切る音とともに、スバルのデカブツが彼女の眼前に晒された。
彼女の髪が風に揺れ、スバルはやけに真剣な顔で突き出す。
そのあまりに突然かつ変態的な行動に、ベアトリスは平静を失った。
「な、ななななな、何をしているのかしら!? お、おおおおお前、頭がおかしいのかしら!?♡」
「俺はいたって大真面目だぜ?」
動揺しながらも、その声に混じった甘い揺れを、スバルは聞き逃さなかった。
彼女は憤慨しているし、動揺している。だが、それだけではない。
高飛車な態度の裏に、緊張、不安、そして期待のようなものがわずかに滲んでいる。
ベアトリスという少女を知っているスバルには、それがわかった。
「そんなこと言って、本当はわかってんじゃないのか? ほれ、ほーれ」
「ち、近いのよ! その粗末な棒をベティーに近づけるんじゃないかしら!」
「ん~? 粗末な棒ってなんのことだ? わっかんねぇなあ。俺のマジカルチンポは粗末なんかじゃねぇし」
「なんなのかしら、その腹立たしい自信は! ちょっと大きいくらいで調子に乗りすぎかしら! こんなの……すん、すん……ぁっ♡」
「その割には、熱心に嗅いでるみたいだけど?」
「ぐっ……く、くさいのよ♡ 鼻が曲がりそうかしらっ♡」
スバルは知っている。
口では嫌だの何だのと突っぱねながらも、
――ベアトリスが、
ベアトリスは恍惚とした表情でチンポを嗅ぎながら、スカートの上から両手で局部を押さえつけた。嗅げば嗅ぐほど、濡れてきてしまいそうになるのを必死に堪えようとしているのだ。だが、その臭気を嗅ぐことだけはやめられずにいた。
ベアトリスは唇を噛み、悔しげに唸る。
小さな手が震え、拒絶のために掲げられたはずの指先が、いつの間にか、おぞましい肉棒へ伸びている。
「……今回だけ、なのよ」
そう言って、ベアトリスはぎゅっと、スバルの差し出したチンポを握った。
熱した鉄棒のように熱く、異様な気配を放つ肉棒。その先っぽからは、ベアトリスが握った途端、一際強烈な香りを放つ透明な汁が溢れ出す。
ひくり、とベアトリスの小さな鼻が微動する。
その蕩けたような顔を見れば、彼女がその香りをお気に召したことがわかる。
しゅこしゅこ、と精緻な音が響く。禁書庫の静謐を損なう、実に間抜けで、実に不埒で、実に淫靡な音だった。
ベアトリスの小さな両手が、スバルの愛息子を握り、夢中になって擦っている。擦れば擦るほど先っぽから溢れる蜜の香りを、ベアトリスは悔しさも忘れたように一心不乱嗅いだ。
何をしているのかと問われれば、答えるまでもない。
強いて言えば、スバルが持ちえる最上の代物に、ベアトリスが
「ふっ、んっ……すん……ぁっ♡ ん、ふっ♡」
「くっ、あどけない顔して、チンポを嗅ぐのに夢中になってるベア子の顔、推せるっ!」
「だ、黙るかしらっ。その余裕ぶった顔、今にベティーが……んっ♡ ベティーが、引っぺがしてやるのよ……っ、せいぜい今のうちに勝ち誇っていればいいかしらっ♡ ――ちゅっ♡」
「うぉっ」
ベアトリスが次なる手段とばかりに、あるいは、もう辛抱たまらないとばかりに鈴口へと口づけた。その所作には、あまりにも躊躇いがなかった。
ちゅう、ちゅう、と小さな音を立てて、彼女は肉棒の先に吸い付いていた。頬がわずかにへこみ、喉がこくりと動くたび、尿道に溜まっていた我慢汁が吸い出されていく。
それはフェラと呼ぶにはあまりに幼稚で、稚拙で、可愛らしいものだった。されど、赤子がおっぱいを吸うがごとき必死さに、単なる快楽以上の背徳感が、快感となってスバルの背筋を上った。
「ぐっ、ベア子、もう駄目だ、
「ふぁっ……ふんっ♡ もう限界なのよ?♡ とんだ甘ちゃんかしら、口ほどにもなかったのよっ♡」
「ぐ、ッ」
「仕方ないから、ベティーの手で達する栄誉を上げるかしら、光栄に思うのよ♡ お前の子種なんて女の手に無駄うちするくらいがお似合いかしらっ♡」
得意げに唇をゆるめ、挑発めいた言葉を投げたベアトリスは、止めとばかりに亀頭に手のひらを押しつける。
そのメスガキじみた笑みに対抗心が湧いたスバルは、彼女の手を振り払い、
――代わりに『おでこ』へとチンポを突き出した。
額を擦る感触が、最後の一押しになった。
スバルが意地でせき止めていた熱が、睾丸の奥からぐんぐんとせり上がってくる。
それが彼女の額へ届こうとした刹那、避けようと身を引いた彼女の頭を押さえるようにスバルの左手が伸び、そのまま射精した。
――どぴゅどぴゅどぴゅるるるるるっ!!!♥♥
「おでこで孕めっ、ベア子ッ!」
「きゃーっ、なのよっ♡」
「うお、すげえ出るっ」
たった一日。されど一日。
普段なら、毎夜毎夜、選り取り見取りの『
一夜とはいえ、満足に抜かずに朝を迎えたことでいつにも増して量があった。
我ながら引くほどの量が出て、ベアトリスのでこを白く染めていく。
どろどろとした流体は、額から顔一面へと広がり、高級そうな衣服にまで筋を引いて垂れていた。
「うむぐ……
「やっぱりベア子の『でこ射』は格別だな。にしても、ちょっち出しすぎたか。悪かったよ」
顔中を精液でどろどろにしたベアトリスを見て、スバルは満足げに口元を緩める。その背徳的な光景に、鎮まったばかりのチンポが早くも息を吹き返すのを感じながら、ポケットから取り出したハンカチで彼女の顔を拭ってやった。
小さなハンカチではすべてを拭いきれなかったが、とりあえず、口が利ける程度には綺麗になった。
そんな彼女と目を合わせ、スバルは確かめるように問いかけた。
「どうだ、ベア子。思い出してきたか?」
「…………かしら」
「へ? なんだって?」
「――何も、思い出してなんかいないのよ!」
スバルの問いに、ベアトリスはぽつりと何かをこぼした。聞き返した途端、彼女は怒ったように声を張り上げる。
何も思い出していない。そう言い張る彼女の瞳が、一瞬だけ揺れたようにスバルには見えた。だが、ベアトリスがわざわざ嘘をつく理由もない。
ならば、やはり『
「やっぱり、額じゃダメってことなのか……?」
「なにをぶつぶつ言っているのかしら。ベティーは何も……何も忘れてなんていないかしら。そうなのよ。――それと、ベティーが寛容なのは一回だけかしら。これ以上、書庫の静謐を損なうなら、今度こそ強制的に叩き出してやるのよ」
「くそっ、待ってくれ、ベア子。今、思い出させてやるからっ」
ベアトリスの忠告も聞かず、スバルはさらに一歩踏み込み、そのスカートをめくり上げた。
――あらわになったのは、ぷにりと柔らかな腹と、縞模様の下着。
にもかかわらず、当のスバルの顔は真剣そのものだった。その真剣さが、かえって救いようのなさに拍車をかけている。おそらく本人の頭の中では、忘れられた少女へ想いを届ける感動的な場面でも流れているのだろう。
だが、現実に禁書庫へ立っているのは、つい先ほど彼女の額へと射精した挙句、なおも次なる暴挙へ踏み出そうとする危険人物である。
「に……お前、話を聞いてなかったのかしら! もう終わり、終わりなのよ! やめるかしら!」
「頼む、先っちょだけ、先っちょだけだから! すぐ
「言ってる意味がわからないのよ! この、いい加減に――」
ベアトリスが苛立たしげに手を伸ばしてきた。何をするつもりかと身構えるより早く、その指先がスバルに触れる。
瞬間、体の芯から何かをごっそりと引き抜かれ、
――だが、スバルの体感では、せいぜい一射精終えるくらいの脱力感に過ぎなかった。
「頼む……ベア子!」
「な!? に、お前、どれだけマナをため込んでるかしら! 底が見えないのよ!」
「マナ? マナってなんだ!? そんなことより、頼む! ベア子!」
「そんな顔しても、ベティーはお前の期待には応えられないかしら。だって、ベティーは……」
先ほどまでの拒絶とは違う。
そこにあったのは、スバルを遠ざけるための棘ではなく、自分自身を否定するような響きだった。
その理由は、スバルにはわからない。
問いかけようとした、そのときだった。
――ベアトリスの指先が、もう一度スバルに触れる。
何かを奪われた感覚はない。代わりに、体の内側を巡る何かが強引に掻き回され、全身の感覚がぐらりと傾いた。胃の腑が浮き上がり、視界が歪む。禁書庫の床も壁も、足元からひっくり返るように揺れていた。
――この感覚には覚えがあった。
盗品蔵で、ラインハルトの巻き起こしたマナの暴風に呑まれたときと同じだ。
体ではなく、その内側にある何かを直接揺さぶられる、逃げ場のない酩酊感。
膝から力が抜け、意識が暗闇へ引きずり込まれかける。
それでもスバルは歯を食いしばり、崩れ落ちる寸前で踏みとどまった。
揺れる視界の向こうにベアトリスを捉える。
「ぐ……ぅ……ベア、子……」
「……ふんっ」
ベアトリスは鼻を鳴らす。
いつものように不遜で、いつものように小生意気で、いつものように可愛げがない。
けれど、その声の奥には、ほんのわずかな揺れがあった。
「せいぜい。足掻いてみるといいのよ……ニンゲン」
『ニンゲン』と、そうスバルを呼んだベアトリスの声は――ひどく、泣きたくなるような音をしていた。