※この作品はR-18です。

よう実 in Bクラス   作:弱虫さん

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2話 入学

 

15歳中学を卒業して、無事に入学式を迎える。

春の日差しを浴びて俺は晴れて、

【東京都高度育成高等学校】に合格しバスに乗り窓側の席に座っていた。

夢にまでみた憧れの制服を着ている。

 

バスでのイベントは残念ながら見れそうも無い、何故か、それは高円寺が優先席に座ってないからだ。

流石にバスの時間まで詳しく描かれていなかったが、まだ他にもイベントはある。特別棟での須藤健の暴力事件、佐倉愛理のストーカー事件、無人島でのサバイバル、帰りの船上干支試験まだまだ目白押しだ。

おっと、そうだ堀北兄妹の綾小路乱入と櫛田桔梗の裏桔梗もあった。

 

そんな事を考えているといつの間にか、バスは走り出していた。流れる街並みを眺めていると橋を通り学校が有る埋立地まで渡っていた。ふとガラスに映る自分の顔とその後ろにはストロベリー色の髪、この学校でロングで、ストロベリー色の髪の女、一之瀬帆波だった。

 

(オラ、ワクワクしてきたぞ)

 

ニヤケ顔を晒さない様に自然体を装って流れ行く風景を眺めていた。

 

【次は東京都高度育成高等前】

 

とバスの案内が告げると誰かがボタンを押した。

バスが止まりゾロゾロと乗客が降りて行く、隣の一之瀬も立ち上り列に入り降車口へと向かって歩いていた、俺は最後に立ち上り列の最後にバスを降りた。

 

石造りのアーチを見上げ、敷地に脚を踏み入れた。守衛所で手荷物検査を受け携帯の電源を落して預かり証を受取り、校舎に向かって歩き出した。

 

校舎の入口の横にクラス表が貼り出されていたので、確認をする。Aクラスには坂柳、神室、橋本、鬼頭、葛城の名前があった、Bクラスに網倉、一之瀬、小橋、白波、神崎とまさかの俺の名前もあった。Cクラスには龍園、伊吹、椎名、アルベルト、石崎の名前が、そしてDクラスに松下、軽井沢、堀北、櫛田、綾小路、高円寺、須藤、山内、池の名前と2人違和感を覚えた名前が由比ヶ浜と雪ノ下まさかと思いもう一度各クラス表を見返すと、Bクラスに比企谷の名前があった。

 

(なんで、此処にアイツ等が居るんだよ。総武に行けよ総武に)

 

取り敢えず、Bクラスへと向かった。教室に入り

黒板に貼ってある座席表に目を通し廊下側の1番後の席に腰を下ろした。

ダン・ブラウンの【ダ・ヴィンチ・コード】の原作を読む。

何故原作を読むかというと、翻訳家の解釈で原作とのニュアンスの差異が生まれるから、原作を読む様にしていた。

 

すると、女の教師が入って来て着席を告げた。

 

「私は担任の星之宮知恵、保険医をしています。この学校では3年間クラス替えが行われないので長い付き合いになるから、気軽に知恵ちゃんとか知恵先生と呼んでね。それと、配布した学生証端末の名前が違う人は名乗り出てね・・・いないね、その端末には10万円分のPtが入っています。どう、金額の多さにびっくりした、この学校に入学した君達にはそれだけの価値があると認められたからね。それと、必要な物や欲しい物、娯楽施設でその端末を翳すだけで決済が行われるからね、此処ではPtで買えないモノは無いから。それから、恐喝やイジメには厳しいからやらないでね。これまでの説明で質問あるかな」

 

見渡すが手をあげる生徒はいなかった。

 

「無いみたいね、じゃあこの後の入学式には遅れないでね」

 

と言って教室から出て行った。

その後、1人の女子生徒が立ち上がった。俺は後の扉を開けて星之宮の後を追った。

 

「知恵ちゃん待って」

 

「うん、きみは九条くんだよね。何かな」

 

「さっきの説明って何処のクラスでも同じ?」

 

「う〜ん、多少差異はあるけど同じだと思うよ、なんで?」

 

「そうなんだ、凄い嫌らしい説明だったよね」

 

「えっと何処が?」

 

「此処ではなんだから職員室まで行きましょうか」

 

「ふ〜ん、そうだね」

 

星乃宮と一緒に職員室まで入った。

 

「それで」

 

「他に担任の教師はいる?」

 

星之宮は見渡した。

 

「みんな揃ってるね」

 

「じゃあ其処で話そうかな」

 

1年の担任教師がいる場所まで行く。

 

「紹介するね、Aクラスの担任の真嶋くん、Cクラスの担任の坂上先生、Dクラスの担任の茶柱先生だよ」

 

「忙しいところスミマセン、Bクラスの九条承太郎です。先程の説明の件でお話しがあり来ました」

 

真嶋

「それで」 

 

「そうですね、ザックリと1000万で黙りますよ」

 

星之宮

「何をかな」

 

「惚けるんですか、まぁいいでしょう。では、来月支給されるPtはまだ、先生方にも分からない、何故なら査定が出てないから仮に授業を真面目に話しもせず居眠りもしない遅刻、無断欠席もしない、素行も悪くなければ10万Ptは支給されるでしょうね、それと3年間クラス替えが無いのはクラス単位で評価されてクラスの順位が変わるからでしょ、生徒を実力で測るので試験で赤点即退学ですか?まぁそれもPtで買えないモノが無いと断言しているから退学無効とか出来るね、どうですか合ってますよね」

 

真嶋

「ほほう、面白い生徒がいたもんだな星乃宮」

 

星乃宮

「驚いたよ」

 

茶柱

「・・・」

 

坂上

「まさか」

 

「どうなんですか」

 

茶柱

「九条といったな、何処で得た情報だ」

 

「こんな情報何処にも転がってませんよ、皆さんご存じですよね」

 

真嶋

「ああ、その通りだ。1000万か・・・よし、初日でしかも説明の直ぐ後とかいうことで認めよう「真嶋」「真嶋くん」構わない、俺が全責任を追うから」

 

坂上

「まぁ学年主任がいいのなら問題ありません」

 

真嶋

「九条くん、誓約書にサインしてもらうよ、少しでも他人に話したら退学となるけどいいかな」

 

「ええ、大丈夫です」

 

誓約書を読み問題無いのでサインをする。

 

真嶋

「Ptは昼前には端末に振り込まれるから」

 

「はい、わかりました」

 

星之宮

「入学式には遅れないでね」

 

「勿論です、では失礼します」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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