※この作品はR-18です。

よう実 in Bクラス   作:弱虫さん

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21話 盲点

 

中間テストも終わり、ユックリと出来る。

比企谷と姫野の仲もそれなりに進展しているようだ。

 

赤点組の南方と長谷川は、自己採点の結果を朝登校すると報告に来た。長谷川は平均で85点、南方も80点と赤点にはならない、まぁ過去問のおかげではある。2人にはコレからもっと中学の復習と普段の授業で分からないところをチェックし、何が分からないのかを理解し質問をする様に話してある。

 

習ったところを分からないまま進むと余計に分からなくなり勉強が付いていけなくなり勉強がつまらないとなってしまう。

 

そうさせない為に、分からないままにしない、させない。

 

南方からもしPtが貰えたら、お礼をさせてとも言われた。案外義理堅いのかもしれない。

 

そして、行われるはずのクラス内投票、クラス内で称賛に値する人物3名と批判に値する人物3名を書いて投票する。絶対に退学者が出る特別試験。

それが、1人なのか2人なのか判断しかねるがその為にも、今関係を持っている女全てと、これから関係を持つ女の分の救済Ptを稼がなくてはいけない。

 

結果発表の日が訪れる。

星乃宮が教室に入ってきて、朝のHRを始める。

筒状に丸められた紙を広げ黒板に貼る。

 

数学、国語、英語、理解、社会の5教科全て九条承太郎の名前がそして100と書かれていた。

長谷川、南方は其々自分の名前を見つけて喜んでいた。

 

星乃宮

「はい、静かにしてね。みんな良く頑張ったよ、でもね」

 

そう言うと英語の結果表に赤ラインが引かれ、その下には白波千尋の名前があった、点数は40。

ざっと計算すると、平均点は82点で41点が赤点になる。

 

星乃宮

「白波さんあなたは、英語が赤点で退学になります。荷物を持って職員室まで来てくれるかな」

 

白波

「イヤー絶対に退学なんてしたく無いよ、帆波ちゃん助けて」

 

一之瀬

「先生、何とかならないのですか」

 

星乃宮

「ゴメンね、これもルールだから、諦めてね」

 

白波

「ヤダヤダー」

 

駄々っ子みたいに騒ぎしまいには、教室から飛び出して行った。

 

一之瀬が席を立ち追おうとするが、追いつけなかった。

 

星乃宮

「困ったわね、手続き出来ないわね」

 

するとDクラスでも叫び声が聞こえてき。

 

「なんだ」「何」「何ごと」「非常事態か」

 

星乃宮

「佐枝ちゃんのクラスもか」

 

その一言で他のクラスでも退学者が出たコトを理解した。

 

一之瀬が俺を見て近付いて来た。

 

一之瀬

「九条くんお願いします。千尋ちゃんを助けて下さい」

 

「なんで俺」

 

一之瀬

「入学初日にSシステムに気付いたから」

 

柴田

「そうだ、お前なら何か知ってるんだろう」

 

神崎

「俺からも頼む九条」

 

小橋

「お願いします」

 

「報酬は10回だ」

 

一之瀬

「うん、わかった」

 

柴田

「なんだ、その報酬って」

 

一之瀬

「何でも無いよ柴田くん」

 

「なぁ知恵ちゃん、幾らで売ってくれる」

 

星乃宮

「何をかな」

 

「察しが悪いなもう、この学校ではPtで買えないモノは無いんだよね。なら、赤点の点数だって買えるはずだよね。ルールは適正に適用されないとね不公平でしょ、一方的にルールだからと言って退学にするのは」

 

星乃宮

「なる程ね・・・今回だけの特別で10万Ptで売ります」

 

一之瀬

「払います!10万Pt」

 

柴田

「俺も出すぜ」

 

神崎

「俺も出そう」

 

小橋

「わたしも出します」

 

網倉

「わたしも出すよ」

 

と同調空気が漂い出す。

 

「俺は出さない」

 

と言うと「何故だ」「Ptいっぱい持ってるだろ」「お前が全部出せ」

 

一之瀬

「止めて!みんな、この方法を教えてくれたのは九条くんだよ」

 

星乃宮

「はい、静かにしてみんな落ち着こうね」

 

一之瀬

「先生今、送りました」

 

星乃宮

「うん、確認したよ」

 

一之瀬

「じゃあコレで、千尋ちゃんの赤点はなくなりましたよね」

 

星乃宮

「そうね」

 

一之瀬

「有難う九条くん」

 

星乃宮

「ホントにキミには脱帽だよ、初めてだよ赤点を買うなんて発想をした生徒は」

 

「なぁ知恵ちゃん、其れより報酬は何時入るんだ」

 

星乃宮

「来月1日に一緒に振り込まれるよ」

 

「了解」

 

「こんな時でもPtのことかよ」「守銭奴め」

 

星乃宮

「はい其処まで、余り酷い事言わない様にね。じゃHRは終わりよ。授業は2時限からだからね。それと今度の期末試験を無事に乗り切れたら夏にはバカンスが待ってるからね。詳しくはまた後日ね」

 

星乃宮が教室から出て、一之瀬がやって来た。

 

一之瀬

「放課後、待ってて」

 

そして、白波を探しに教室を出て行ったと思ったら、神崎と小橋がやってくる。

 

神崎

「有難うな九条」

 

小橋

「助かりました。流石九条くんって感じですね。南方さんに長谷川くんのあの躍進には驚きです。いったいどうすれば、あんなに躍進出来るのですか?」

 

神崎

「何か特別な勉強法でもあるのか?有るなら是非、教えてくれないか」

 

「そんなモノ無い、アイツ等は中学で躓いて分からないまま勉強が進んだだけだからな、もう一度、初めから分かるまで教えただけだ」

 

神崎

「なる程な」

 

小橋

「九条くんの話しは、勉強になりますね」

 

「そんな事は無い。其れよりこのクラスは異常だとは思わないか?」

 

小橋

「そうですね」

 

神崎

「そうだな、同調圧力か」

 

「ああそうだ、今のうちに手を打った方がこのクラスの為だぞ」

 

小橋

「九条くんの言われる通りですね」

 

神崎

「九条の言いたい事は分かるが、意識の問題だからな」

 

「まぁ俺にはどうでもいい話しだがな」

 

神崎

「九条、兎に角助かった」

 

小橋

「有難う御座いました」

 

「(2人とも優秀なんだがな)」

 

 

 

 

 

 

 

 

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