※この作品はR-18です。

超越機神グランダーザ   作:朧Ω

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第三話「降臨!四神合体」

アタシ達は孤児になった。孤児院に先にいたアタシ達以外の子達は元々一人っ子か、片割れを失った子達だった。でもそこにあいつらがやってきた。アタシ達と同じで化物に両親や友達、色んな人を殺されて、それでも何とか生き残った兄弟。初めて会った時、飛鳥と同じような行動をとる紫亜を見て同じじゃんって笑っちゃったなぁ。そこから仲良くなって、一緒に行動することが増えて、気付いたら一緒にロボットなんかに乗って戦うようになってた。今のアタシ達は、もう家族のようなもので、いつもなんだかんだ言って心配になる。男の性なのかアタシ達を守ろうと無茶して頑張ろうとする癖があの兄弟にはある。だからあまり無茶しないように常に目を光らせておく必要がある。それは飛鳥も同じで紫亜の事を注意深く見ている。やっぱりアタシ達は姉妹なんだなって思う。昨日なんか戦闘から帰ってきて講義が終わったらすぐに筋トレするとか言い出して馬鹿なんじゃないかと思って止めたし。あんだけ激しい戦闘したんだから少しは休めっての。大きな赤ちゃんを育ててるみたいでちょっとウケる。二人とも顔も性格もいいのにちょっとそういうぬけた所がある。今日も一緒に朝ごはんを食べに行くと食堂に見知った顔が居た。

 

「あんた達!元気してたかい?」

 

「あれ!?孤児院の食堂のおばちゃん!なんでここにいるの!?」

 

そう孤児院に居た時の弁当を作ってくれていたおばちゃんだった。いつも孤児のみんなを温かく励ましてくれた優しいおばちゃん。私達の大好きな守りたい人の内の一人だ。

 

「あんた達の様子が気になってね、今日は特別に料理を作らせてもらいにきたのさ!」

 

「え!?ってことは今日は、おばちゃんのアレが食べられるの!?」

 

「そうだよ!私の特製グラタンだよ!」

 

「やったぁぁぁ!!!」

 

四人全員が顔を見合せ喜ぶ。おばちゃんの作るグラタンは具だくさんでとても美味しい。それが食べられるだけでとても幸せな気分。でも、そんな歓迎ムードを台無しに、ぶち壊してくれた奴がいる。ーーーそう、奴等だ。食堂にサイレンが鳴り響き、アタシ達の名前が呼ばれる。

 

「四人全員格納庫へ急げ、敵は待ってはくれない」

 

アタシ達は嫌そうな顔をしながら行こうとすると、おばちゃんが引き止めてきた。

 

「ちょっと待ちな!」

 

「なに?急がなきゃなんだけど」

 

「せっかく作ったグラタン、食べないなんて言わせないよ?だから、必ず無事に戻ってくるんだよ」

 

「誰に向かって言ってんの?アタシ達、最強なんだから」

 

アタシ達は、おばちゃんに手を振りながら格納庫へ走った。格納庫に着いて急いでロボットに乗り込む。なんだっけ?確かスサなんちゃらとかいうやつ。四人全員一斉に出撃して、速攻で合体する。

 

「今日の敵はデカイのが一匹だけらしいが、油断するなよお前ら」

 

「そっちこそ、油断してやられたら許さないからね」

 

二足歩行のデッカイトカゲみたいな黒い奴にアタシ達は攻撃を始める。でも、化物はデカイ尻尾で攻撃を叩き落としながらゆっくりと近付いてくる。しかも口元が光り始めて何かを出てきた。アタシ達の後ろにはおばちゃん達がいる、だから自然と体が動いてた。アタシ達四人全員で身を盾にして攻撃を防いだ。

 

「ちょっと!アタシ達の攻撃が効いてないんだけど!」

 

「雑魚とは違うって訳か・・・」

 

「兄さん、どうする?さっきの攻撃でタケミカヅチ達のバリアを張るためのエネルギーが底を尽きそうだよ」

 

「なら講義で習ったばっかりの四神合体っていうのを試してみたらいいんじゃない?私と姉さんの機体の方がエネルギー少ないし」

 

「四神合体?あぁ、あれか、よし!いっちょやってやろうぜ!」

 

「了解!!!」

 

一度姉妹達のタケミカヅチが分離し、兄弟達のタケミカヅチに上下から覆い被さるように合体した。

 

「超越機神!グランダーザ!!!」

 

「今回の操縦はアタシがやらせてもらうよ!この形態でしか出来ない攻撃は色々あるけど、今回はこれ!!!ダンザーブレード!!!」

 

腰から射出された柄を手に取ると、どういう原理か細身の刀身が出てきて、エネルギーを纏い、巨大な剣のようになった。その様子を見てか、化物はまた口元にエネルギーを溜めてさっきの攻撃をしようとしている。

 

「そんなこと!またやらせるかっての!!!いっけぇぇぇぇぇ!!!!」

 

ブーストを全開にし、突撃しながら化物を一刀両断する。両断された化物のエネルギーが行き場を失い、その場で大爆発を起こした。

 

「いっちょ上がり!どんなもんよ!アタシの操縦テクは!」

 

「最高だったぜ恭子!ついでにそのまま操縦して格納庫まで連れてってくれ」

 

「はぁ!?なんでアタシがそんなことーーー」

 

「今回の操縦はアタシがって言ってたのはどこの誰だよ」

 

「そうですよ姉さん、今回は譲ってあげますからさっさと帰っておばちゃんのグラタンを沢山食べましょう」

 

「あ!そうだった!今帰るからね!おばちゃん!グラタン温めて待っててね〜!!!」

 

恭子はウキウキで格納庫へと向かって行った。その後、みんなで食べたグラタンはあの頃と同じ味でなんだかとても懐かしくて温かい気持ちになった。そして、数え切れないくらいおかわりをして三人にドン引きされるアタシだった。

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