※この作品はR-18です。

雄牛牧場   作:錆田缶

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続き、祭り編と実家帰省まで。
いつも通りがっつりなので自衛してね。


雄牛牧場(仮)2

「お二人共今回の巨根祭の祭り衣装は初めてでしょうか?」

俺達を部屋へ案内してくれた華さんがそう聞いてきて徐に頷く。

「一応実家の祭りには法被と半股引で参加した事はありますけど、、、。」

「基本男性の方はねじり鉢巻、サラシ、法被、六尺褌、をお召しになっていただきます。」

「褌は経験無いです。」

真下さんの方を見ると真下さんも経験が無いらしく俺を見て首を振る。

「なに、慣れれば簡単です、私がお教えしましょう。」

陽久さんが快く教えてくれるようで俺達は陽久さんに軽く頭を下げてお願いする。

 

「話は戻りますが、牛飼い様は命の儀がありますので、白の半纏をお召しになって頂きます。」

「わかりました。」

命の儀、事前調べによると此方では搾精の事を命の儀と言うらしい、、、まぁ、片割れだけど命の素だよなぁ。

 

「それでは荷物を置いて頂いて衣装のサイズ確認をお願いします、分からないことが有れば私にお知らせ下さい。」

「わかりました。」

 

俺達は荷物を置いて陽久さんに教えられながらも皆んなで協力して祭り衣装を着ていく。

 

「褌はこのように、、、横にずらして、、、更に大きい時は、、、」

俺の想像以上に褌が左右に動くのを見て驚きつつも陽久さんの説明を聞く。

「簡単そうに見えてコツを掴むのに時間かかりそうですね。」

「まぁ、実際やってみましょうか、祭りスタイルなのでしっかり捻りましょう。」

「はい。」

俺と真下さんは足袋を履き下半身丸出しで褌を締める練習をする、華さんがいるので下着を脱ぐ事に憚られたが華さんは気にしていないらしく顔色も表情も変えず陽久さんの衣装を準備している。

「華も男です、安心してください。」

「そうだったんですねぇ。」

華さんは体つきは細く、まつ毛も長いおかっぱ頭で巫女衣装を着ていたので先入観で女性の方だと勝手に思っていた、陽久さんに言われなければずっと女性だと勘違いしていただろう。

 

話は戻るが、下着を着たままだと褌を巻くのに布が伸びて邪魔をする為、出来るだけ素肌で練習した方がいいらしい。

「長さは人それぞれです、何回かやってみてその都度調整して覚えるしかありませんな。」

何回か褌を締めてみるものの最後の巻の方が長かったり、最初が短かったりと見本が無ければ着れない気がしつつもなんとか真下さんと共に形になった、そこへ晒しを巻いて、法被に袖を通す。

 

「やっぱり法被が有ると一気に祭りらしくなりますね。」

真下さんの黒の襟に青の法被姿を見て俺は納得する。

陽久さんは黒法被、自分は白法被、全員襟に家紋のような牛の絵が施されていた。

 

俺は初の褌祭り衣装に鏡を見て色んな角度で確認する。

俺は塩顔だから結構近所のおじさん達に祭り衣装よく似合うって褒められてだけど、こっちも本格的で何か嬉しいな。

 

「悟史さん、似合ってますよ。」

「ありがとうございます。」

陽久さんに褒められて丈雄君のようにはしゃいでしまった自分が急に恥ずかしくなる。

「お二人はもう少し練習してみて下さい、私は丈雄君達を見てきます。」

「はい。」

陽久さんはそう言って華さんと共に部屋を出て行く。

 

祭り衣装、真下さんと2人きり、、、俺は急に静かになった部屋で顔を赤くしてしまう、俺どうして直ぐにそんな事考えるんだろう。

 

「と、取り敢えず練習しましょうか?」

「そうだな。」

がいきなり2人きりになって急に恥ずかしさが勝ち俺の手は止まってしまう。

 

「どうした?」

「あ、いえ。」

真下さんは既に褌を解いて下半身を剥き出しにしたまま此方の異変に気づく、俺は真下さんを直視出来なくなり畳みに目線が落ちてしまう。

 

見たいけど、2人きりだけど、いや流石に、、、流石にダメだろ俺。

 

「そう言えば悟史くんの後ろの捻り左右巻く回数違うぞ。」

「え?」

先程陽久さんに教えてもらったが、両端の捻りの回数は揃っているのが美しいらしい、素人なので自信の無い俺は鏡を見ながら捻りの数を数える。

 

「ほら、最後の右側4回だ、もう少し最初を短く持った方がいいな。」

「そ、そうですね。」

俺は改めて褌を解いて真下さんと一緒に練習をする事になった、最初の長さを口に咥え調整し直す、一旦股に通して捻りながら腰を一周して、下から入れて3回捻る、、、俺は陽久さんに教えられた事を思い出しながら褌を締める。

「どうですかね?」

「いいんじゃないか。」

真下さんも一緒に鏡を見て頷く、ホッとしていると真下さんの手が伸びるのを鏡から確認するとその手は俺に伸び後から抱きしめられていた。

 

「似合うな。」

「ありがとうございます、真下さんも似合ってますよ。」

「ありがとう。」

「真下さん?」

「ん?」

真下さんの手は襟に伸び俺の法被をずらし剥き出しになった乳首を中指でそっと擦られる。

「真下さん、エッチな事無しですからね。」

和室なら壁は薄いだろうし、人様の家を汚したくは無い。

それにいつ陽久さん達が帰って来てもおかしくない現状だ。

「わかった。」

「、、、。」

わかった、と言いつつ真下さんは俺の乳首を捏ねる、鏡に映る真下さんの顔と俺の顔、面白いほどに形を変える俺の乳首、、、ちょっとずつ体が興奮し始め、小さく俺は声が漏れてしまう、掠れる指に体が反応しきつく締めた褌がそっと膨らむのがわかる。

「真下さん、マジ駄目だから。」

「ん?悟史君は可愛いな。」

「真下さん。」

真下さんは俺の言葉が理解出来ない様で顔を少し押しても指が止まらない、どうしようかと悩んでいるとドタドタとわかりやすく走る音が聞こえ勢いよく襖の開く音が聞こえた。

 

「ねぇ!悟史さん!見て見て!陽久さんに着せて貰った!!」

丈雄君が元気よく嬉しそうに此方に宣言する頃には真下さんの手は離れていて、俺も衣装を整える風の仕草をしながらそちらを向く。

 

わかりやすくて助かったーっ!

 

丈雄くんは襟は黒ので赤の法被を着ており、秋茂君は真下さんと同じ襟が黒の青法被を着ていた、2人ともしっかり着付けられ様になっている。

 

「かっこいいね。」

「でしょ!」

丈雄くんは頷いて両手を腰に当て後ろを向く、ビキニパンツの日焼けあとがくっきり見えて俺は一瞬戸惑うも、これはこれで風流だと思い直した。

「綺麗に着付けて貰ったね。」

「自分一人でだと難しいから陽久さんとか秋茂さんに手伝って貰う。」

秋茂君は丈雄君の言葉に無言でうんと頷く、丈雄君なら誰かに甘えられるし、秋茂くんもしっかりしてるからなんやかんや大丈夫だろう。

 

「おーい、そろそろ夕方の搾乳でしょ?こっち準備整ったよ。」

むぎわら君にそう言われて俺らは一旦普段着に着替えて機材が設置された場所へ向かう。

「お、バケットミルカーだ。」

「うん、使った事ある?」

「あるよ、乳炎とかになって薬を与えてた牛とかは単体で搾らないといけないから。」

基本抗生物質使用の牛などの出荷制限のある牛に使うバケットミルカー、一応俺が預かる今の牧場でも数台設置されている。

 

「搾乳はよろしく、生乳の移送と、器材の消毒はこっちでやるね。」

「掃除大変じゃない?いいの?」

「まぁ、それ目的で来てるし、悟史君はここの搾乳が終わったら陽久さんと明日、朝イチで行う命の儀のデモンストレーションの予定でしょ?」

「あ、そうか、もう朝から始まるのか。」

「祭りって夜にするイメージだけど、今回は明朝の命の儀と黄昏の命の儀?って奴で2回陽久さんには頑張って貰う予定なんだよね。」

「皆んな早起きは慣れてるけどむぎわら君達大丈夫?」

「まぁ、そこは目覚まし時計かけてなんとかするよ。」

ね?と他のスタッフにむぎわら君がいうと皆んな苦笑いで申し訳無さが勝ってしまった。

 

「まぁ、消毒よろしく。」

「はいはい。」

スタッフに誘導され座らせられた人型雄牛達と向き合い俺はいつも通り前絞りから始めていく。

 

いつも牛舎で搾ってるけど、和室でやると背徳感が凄いな。

 

「真下さん痛くない?」

「問題ないぞ?」

初めて使うミルカーに真下さんは余裕そうに微笑む、俺はホッとして他の牛達と向き合った。

 

 

その後、陽久さんの櫓での搾乳、搾精が済み、豪華な夕飯を頂き、むぎわら君チームを除く俺達牧場チーム皆んなで温泉に浸かる事となった。

 

「悟史さん!背中洗って!」

「はいはい。」

陽久さんが華さんに体を洗われているのを見て目を光らせた丈雄くんに元気に頼まれて俺は泡を立てた手縫いで丈雄君の背中を洗ってく。

「なら俺は悟史君を洗うか。」

「ありがとうございます。」

「秋茂さんもっと近く来てー!俺が背中洗うから!」

真下さんも秋茂くんも混ざってお互いに背中を洗う事になった光景はなんだか面白い。

 

益々家族感が増したなぁ。

 

「俺も陽久さん洗っていい?」

「お願い致します。」

丈雄君は綺麗になった後陽久さんの方へ行って華さんと一緒に陽久さんの体を洗う。

「華ちゃんも背中洗う?」

「結構です。」

丈雄君の提案に華さんは断って黙々と陽久さんの介助をする。

 

「、、、なんか従者って感じですね。」

「ん、そうだねぇ。」

秋茂君の呟きに俺は頷く。

「まぁ、僕らも陽久さんの従者って言う程でここに来てるからなぁ」

「なんか、、、いやなんでもないです。」

秋茂君的に此処の雰囲気に色々思う事があるのだろう、けれど彼はそれを言葉にせず思いとどまった。

「まぁ、明日は楽しもう、夕方からは賑やかになるみたいだし。」

「はい。」

秋茂君は顔の半分迄お湯に浸かって陽久さん達を眺めていた。

 

 

寝れない。

俺は寝付けない自分が嫌になり気分転換にトイレへ向かう、衣装合わせで悶々とさせられ、そのまま就寝となり、浴衣姿の真下さんが隣で寝ていると思うとどうしても目が冴えてしまう。

「はぁ。」

まぁ、これが普通だよなぁ、、、と俺は真っ暗な窓を見てため息を吐く。

「牛飼い様」

「うわっ!あ、すみません。」

薄暗い廊下でぼんやりしていると華さんに声を掛けられて驚く。

「寝れないのですか?」

「まぁ、そうです。」

「よろしれば陽久様について少々お話をお聞きしてもよろしいでしょうか?」

「いいですよ。」

皆んなに大切に崇められていた陽久さんの事だ、牧場でどんなふうに過ごしていたか気になるのだろうと俺は快諾して頷く。

 

「粗茶でございますが、どうぞ。」

「ありがとうございます。」

華さんに通された部屋は独特な香の匂いが立ち込めていた、可愛いらしい華さんにそう言う優雅な趣味があっても違和感は感じない。

「お香?とか好きなんですか?」

「そうですね、気分によりますが。」

「へぇ、、、。」

特に会話は弾まず俺は気まずくなって出されたお茶を啜る、お茶も普段飲む緑茶より苦くて華さんからいい思いをされていないのか、逆に高級なお茶を出されたのか判断がつかなかった。

 

「今日のデモンストレーション、陽久様はいつもあの様な感じでされていらっしゃるのでしょうか?」

「そうですね、日によりますけど概ねあの工程で搾乳しています。」

搾乳はいつも通り牛と同じ工程だし、搾精は本人達に任せているのでその日の気分に合わせて行う。

 

「陽久様は大切な神の御使い、それを普通の牛共と同じ様に扱っておられると。」

「俺にとっては特に上下なく大切に扱っているつもりですよ。」

大切に、、、うん、俺は今までの真下さんとの関わりを思い出してちょっと下唇を噛む、激しい時もあるな、もうちょっと丁寧を心掛けないといけない。

 

「、、、そうですか、陽久様は其方ではどの様に過ごされておりますか?」

「のんびり過ごしてますよ、時々畑作業を手伝って貰ったり、みんなとお話ししたり、バスケットボールで遊んでいたり?」

俺は丈雄君がバケットゴールに入れる為に持ち上げて貰っている事を思い出していたが華さんの鋭い目線に慌てて姿勢を整える。

 

「そうですか、、、一つ進言させて頂きたいのですが。」

「はい。」

華さんは此方を糾弾する前提の雰囲気で此方を見る。

「牛飼い様は経験が足りない様に思われます。」

「は?」

いや、実家牧場でしたけど?と口を開く前に後ろの襖が開いてびっくりして後ろを見ると数名の牛面和装の人達が出てきて俺は血の気が引く。

神を粗末に扱ったとかで殺されて山に捨てられる奴だ!!

どうしようと思い逃げようと腰を浮かすもあっさり捕まり後から羽交締めにされ動けない。

 

「は、華さん?」

「明日が本番ですが、何も無いよりマシでしょう、陽久様の為自身の体で覚えて頂きます。」

「は?いやちょっと待って、、、。」

俺は華さんに浴衣の襟を掴まれ左右に勢いよくひん剥かれる、驚く時間もなく牛面達が俺に手を伸ばし俺の体を弄っていく。

 

気持ちいい、気持ち悪いの問題よりも怖いと言う感情が勝ってしまう。

 

ガッツリと捕まっている為か体を捻っても逃げられず他人の手に恐怖していると華さんが徳利を持ち出して俺に満遍なく油を掛けていく。

「ありがたく思いなさい、お茶も香も、そして香油も全て効果のあるものです、貴方には苦痛では無く極楽を見て貰います、全ては明日の陽久様の為、思う存分嘆きなさい。」

 

「えっ?や、やだ、、、めっろよっ!!」

暴れても多数の手が俺を撫でていく、気持ち悪いのに体が敏感な所を手が通ると反応してしまう自分に恐怖した。

 

触手系ってこんな感覚なのかな。

 

胸や足をそっと撫でられ快楽に吐き気を催していると下着の上からそっと揉まれてゾッとする。

逃げなきゃ逃げなきゃ、マジで勘弁、絶対嫌だ。

 

足で蹴ろうにも複数人には敵わない、意図も簡単に下着は脱がされ半立ちの俺は撫でくりまわされる。

周りでは準備をしているのか俺の近くて数名が自身のそれをシゴいておりその先の未来に絶望する。

 

「っっ!!触んな!」

丁寧に骨盤を触られけつの割れ目からそっと陰茎まで撫で上げられる、その度に喉から声が漏れ反応する自分が嫌になる。

優しく下半身を丁寧に撫でられながら敏感になった乳首も手のひらで焦ったく刺激を与えられ俺の頭は湯立ち始める。

 

やだ、マジで気持ち悪い、なのに反応してしまう自分が嫌いだ。

 

「くそが、、、っっんっ!」

 

準備の整い赤くそそり立つ自身をに握られ上下に刺激を与えられれば否応無しに俺のちんぽはぴくぴくと反応して快楽の涙を流す、自己嫌悪に浸る間もなく乳首も摘まれコリコリと刺激されれば力も入らず声を出さない事しか抵抗を示せなくなってきてしまった。

 

シゴかれながら反対の手で優しく何度も肛門周りを撫であげられ焦らされる事にどんどん俺の体は反応して頭の隅でもっと欲しいと願う自分がいる事に苛立ちを覚える。

 

さっさと終われよ。

 

そう諦めて声を押し殺しているが攻めの一手はやって来ずずっと焦ったい刺激にどんどん力が抜け羽交締めをしている後ろの人にもたれかかり横でイキリ立ちシゴかれているちんぽを眺めながら諦めの感情で反応する自分の体を見下ろしていた。

 

「〜〜っあ"っ!」

指がそっと侵入した事に苛立ちながらもゆっくり指は出し入れされるそれに待ちかねたと嫌悪の感情と同時に俺は畳を足で押して腰を浮かせる。

 

まだ来ない、全然来ない、もうダメかも、嫌なのに反応する、マジで消えて無くなりたい。

 

俺は指に合わせて自分の腰を振っている事に嫌気が差す。

 

「〜〜〜っっ!!がっ!!!」

イキたくないのに体はメスイキを達して拒絶反応にこめかみから血が吹き出るのではないかと思うほどに血が巡る。

 

最悪、最悪、最悪、最悪、、、。

 

落ちてもなお牛面達は離さない、それどころかゾッとする様な黒光りが俺の前に差し出される。

 

「は?嫌だ!やめろ!やめろって言ってんだろ!クソが!!離せ!!」

 

本当それだけは勘弁、嫌に決まってる、コイツら絶対許さねえ、怒りに震えて暴れても取り押さえられればけつを差し出す事しか出来ない。

 

「やだ!やだやだやだやだ!!!!」

 

「華!!」

 

襖が勢いよく開いて陽久さんが俺に近づくと牛面和装達が離れていき俺は力無く畳に倒れ込む。

 

「悟史さん大丈夫ですか。」

「、、、結構やばいかも、、、でも助かりました。」

陽久さんは俺を抱えて華さんを見る。

 

「華、どう言う事だ。」

「私は、私は陽久様が雑に扱われるのが我慢ならないのです!この下手くそ牛飼い!!」

 

経験が無い、下手くそ牛飼い、そんな言葉に傷つく暇もなく俺は陽久さんの安心感で力無く息をして華さんを眺める事しか出来ない。

「華、使ったな、ほとばしりを。」

 

ほとばしり?

 

「別に傷つける為に行った訳ではありません、適応量ですし問題ありません。」

「華、話は後だ一旦失礼する。」

 

陽久さんは俺を連れて手慣れた様に廊下を迷い無く歩き誰も使っていない部屋に入る。

 

「すみません、陽久さん、助かりました」

「此方こそ華が暴走し申し訳ありませんでした。」

 

陽久さんは胡座をかき俺を寝させて頭を下げ太くて大きな親指と人差し指で俺の爆破寸前のちんぽにゆるゆると刺激を与える。

「ほとばしりは一般的に流通している雄牛の精を使った強壮薬の強化版です。責任をとってお相手させて頂きます。」

「んっ、あぁ、そうだったんですね。」

あんなに他人に触られるのが嫌だったのに陽久さんに触られるのは全然平気で俺は力無く頷く。

 

滾りの上位互換がほとばしりって事かな?確か華さんが香とお茶と香油のフルコースで使った話は聞いた気がするので俺がこんなにクタクタになってしまったのは仕方ないと納得して陽久さんを見上げる。

 

「俺、知らない奴に触られるの滅茶苦茶嫌でした、陽久さんは?俺に触られるの嫌じゃなかったですか?」

俺の元に来た雄牛達はどうだったんだろう、怖いとか嫌とか憤りとか感じた事は無かっただろうか、ただ捨てられたく無くて体を差し出していたら?

俺が牧場主だから怖くて言えなかったんじゃ無いだろうか。

 

「ごめんなさい、俺、皆んなに酷いことしていたかも知れない。」

ちゃんと見ていた気がしてた、けれどそれでも不安は消えない、今回の件で快楽がこんなにも苦痛に感じると思わなかった、世話をしてきた人達と顔を合わせるのが今は怖い。

 

「そんな事思った事もありませんでした、あそこはとても居心地が良い、皆んな思い思いに生きたい自分を生きている、生きていれば悩みもありましょう、それでも貴方は心を砕き私達の側にいて下さった、私にはそれが真実です。」

「陽久さん。」

「さぁ、楽にさせますのでそのまま私に身を委ねて下さい。」

「お手数お掛けします。」

陽久さんは皺を深くして穏やかに任せてくださいと笑う。

 

「っっあっ、んっ。」

陽久さんの胡座の上で俺は安心しながら快楽に体を捻り、大きな陽久さんの指に自身を擦り付け淫らに腰を振る。

 

やばい気持ち良すぎる、ほとばしりのせいか細かい事が考えられない、ずっと柔らかく温かい感覚がする。

 

「陽久さん、、、すみません。」

「いえ、悟史さんは大丈夫ですか?」

「凄い気持ち良くて、俺本当駄目になりそう、ごめんなさい。」

「全く問題ありませんよ。」

「陽久さん、、、。」

俺は堪らなくて陽久さんの太い指先を俺の花に近づける。

「こっちが欲しくて。」

陽久さんは子をあやす様に俺の頭を撫でて微笑む。

「わかりました。」

 

「っっうっぅ、、、。」

陽久さんの太い中指がゆっくり解された俺のけつ穴に吸い込まれる、ゆるゆると動く指に俺は大人しく片足を持ち上げて陽久さんが動きやすいように羞恥心も捨てて体勢を整える。

 

「私もお願いしていいでしょうか?」

前屈みになった陽久さんは浴衣をずらして胸を曝け出す、陽久さんに見合った大きな逞しい乳首に俺は口を大きく開けて吸い付く。

 

「ふっ、んっ、、、」

俺と陽久さんはお互いに声を溢しながらお互いを慰め合う、次第に俺は波の到達点へ近づき、懸命に陽久さんのおっぱいを味わいながら自身の手で憤りを擦り上げ、陽久さんの指に甘える様に腰を振る。

 

あ、やば、来る、、、イきそう。

 

俺は静かに天辺へ辿り着き熱棒から白液を溢れさせ体を震わせる。

 

 

果てた後陽久さんに頭を撫でられながら、丈雄君が陽久さんのお膝の上に飛び込む理由に納得してしまう。

圧倒的安心感、それに目を細めて俺は陽久さんに浸る。

 

暫くすると襖の隙間から水桶と手拭いがそっと差し出され陽久さんは俺の体を拭いていく。

 

「何から何まですみません。」

「いえ、全く、いつも皆と仲良くしている悟史さんに実は甘えてみたいと常日頃思っておりまして。」

役得ですな、と言われて仕舞えば陽久さんに足元にも及ばない事を理解してしまう。

 

「皆、優しいのです、皆私の事を考えて下さる、私はそれが怖かった。」

「、、、。」

「時に信仰とは盲目になります、私の言動1つで世界が変わる者もいる、、、私は、逃げたかったのでしょうなぁ」

陽久さんの独白に寂しさを覚える。

 

「何というか、俺は俺達の場所で陽久さんに会えて良かったと思ってます。」

神ではない、信仰されない、唯の優しい人型雄牛、陽久さんは俺の言葉にに泣きそうな顔でくしゃりと笑った。

 

 

「そう言えば、俺下手くそですか?」

今回の原因は俺が下手くそだから、それは流石に引っかかって流せない所だった、テクニックは伸ばし過ぎてもいいじゃないか。

「そうですなぁ、、、もっとゆっくりが私は好きです。」

「え?焦らす方が好みでした?」

陽久さんは照れながら無言で頷いた。

 

 

「薬忍ばせられてたんだけど?」

宗教やばー、とむぎわら君は淡々と朝一で俺にそう言う。

「それ朝食中に言う?」

「まぁ、理由を聞いた後だし、さっき軽くチェックしたし、大丈夫じゃない?」

相変わらず胆力のあるむぎわら君に呆れつつも昨夜の事情を聞くとどうやらお茶に睡眠薬が混入していたらしい。

「警察案件じゃない?」

「まぁ、ぐっすり眠れるお茶になりますって言われてて飲んだしなぁ、、、一応何もされてないし、立件は難しいかも?」

「ふ、ふーん。」

俺は実害あったんだよなぁ、、、陽久さんのお願いもあったし、華さんに頭を下げられたので此方としては水に流す気持ちでいるけど。

 

通りであんなに叫んでたのに誰も起きなかった訳だ、、、宗教怖。

 

俺達はそんな話をしながら朝食を終え、明朝の命の儀の支度をする。

「昨日何かあったか?」

「、、、まぁ。」

祭り衣装の最終チェックを真下さんにお願いしているとそう聞かれて俺はドキリとしてしまう。

「俺に話せない話しだろうか?」

「いえ、うーん、帰宅してからの報告で許してくれませんか?」

水に流すといった手前、何も知らないで寝ていた真下さん達に昨夜の事を今話すのは憚られた、華さんに頭を下げられた手前、水に流して、祭りを最後までやり遂げる気も今はしている。

「本当大丈夫か?」

「ええ、大丈夫です、けど本当に大変な時は頼っていいですか?」

「それは勿論、何時でも頼ってくれて構わない。」

「真下さん、ありがとうございます。」

「2人共準備いいかい?こっちは準備整ったけど」

「悟史さん、真下さんはやくー!陽久さん待ってるよー!」

襖越しにむぎわら君と丈雄君の声が聞こえ準備出来たよ、と言いながら俺は襖を開ける、既に準備が整っている皆んなを見てほっと安心の息を溢す。

「やっぱ緊張する?」

「まぁねぇ。」

俺は丈雄君の質問に頷く。

「それが普通じゃない?」

「、、、だよね。」

むぎわら君の返答に俺は肩を落として苦笑いする、緊張しない方がおかしいのかも。

「まぁ、時間も無いし行こうか。」

むぎわら君にそう言われて俺達は塊、むぎわら君を先頭に命の儀に向かう。

 

 

本番の櫓の上では華さんが巫女服を着て舞の奉納を鑑賞し牛面和装の人達に誘導されて陽久さんと櫓に上がる。

昨日のデモンストレーションとは違い多くの人の目線が此方を向き下唇を噛む。

「悟史さん」

「はい。」

「何時も通りで構いません。」

陽久さんを見上げて目線を合わせて一呼吸置いて俺は頷く。

「よろしくお願いします。」

「此方こそお頼み申す。」

 

搾乳はいつも通り、セロトニンを出す様にしっかりと前絞り、丁寧な消毒、正確なミルカーの設置、ミルカーが外れないのを見て俺は顔を上げる。

「搾精の準備を始めますね。」

陽久さんはいつも通りの表情で頷く、きっとこの景色の中で搾乳していたのが陽久さんの日常だったのだろう、世界が違いすぎる。

それでも俺にも俺の矜持がある、俺はしゃがんで陽久さんの褌をずらし丁寧にプレディッピングをして後ろに周り用意された香油を丁寧に陽久さんの花に塗り込む。

 

そっと陽久さんの皮膚に触れ陽久さんの花を指の腹で凹凸の感触をしっかり感じる様に撫でいく、緊張が溶け、肛門周辺の皮膚が柔らかくほぐれてきたら中指薬指でそっと浅く陽久さんに侵入し、丁寧に出し入れして穴全体をほぐしていく、納得するまで柔らかさを感じたら陽久さんの前立腺の位置まで指を入れ外側にゆっくりリズムカルに押していく。

「、、、っ。」

「痛く無いですか?」

「えぇ、問題ありません。」

俺は指を穴に添えたまま反対の手でお尻をなで、袋をそっと蛇が這う様に撫でていく。

少しずつ前立腺が主張する様に浮き出てきたら今度は指の動きを強さを変えず、早くしていく。

「悟史さん、、、そろそろお願いします。」

「はい。」

俺は手袋を変えディッピング液を拭き取り搾精機を陽久さんに取り付け最終確認をする。

「続けても大丈夫ですか?」

「勿論。」

俺は後ろに戻り陽久さんの尻を、袋を皮膚を味わう様に手の面積を広く使って優しく撫でていく、赤く染まる陽久さんの後ろ姿と時折気持ち良さに反応する場所を見極めつつピンポイントを偶に通過する様にしっとり撫で回していく。

 

「くっっ〜〜っっ!!」

拍手喝采な中陽久さんの精がラインを通っていくのを見守り、後処理を丁寧に施していく。

 

「お疲れ様でした。」

「良きお手間で。」

「ありがとうございます。」

俺と陽久さんは晴れた心持ちでゆっくり櫓を降りて休憩室へ向かった。

 

 

「悟史さん抱っこ。」

「はいはい。」

昨日の夕方の搾乳は皆緊張もあったのか搾精は無かったが、今日の少し遅い朝の搾乳時間では3人から搾精希望があった。

俺は甘えて来た丈雄君の背中を撫でてその時を待つ。

和室で祭り衣装のまま搾乳って凄い背徳感あってスケベな光景だ、昨夜大変な目に遭っておきながら艶かしい光景に心が満たされていた。

 

 

「〜〜っ、はぁ、いっぱい出たかも。」

「よく頑張ったね。」

皆んなの片付けをしているとまだ甘えたり無いのか丈雄君が頭を擦り付けてくる。

「なんか何時にも増して甘えん坊だね。」

「んー、陽久さんの見てたら羨ましく思ったのかも。」

「成る程。」

昨夜華さんに散々に言われたので、丈雄君にそう言われ俺の自己肯定感は満たされる、、、天狗の鼻は早めに折っておこう。

 

「むぎわら君終わったよ、この後って俺らなんかあったりする?」

「ん?全然無いねぇ、散歩でもしてきたら?神社とか自然位しか無いけど、気分転換には充分じゃない?」

隣の部屋にいるむぎわら君に声を掛けるとそう提案されて俺は皆んなの方を向く。

「良ければ案内しましょうか?」

陽久さんのその言葉に丈雄君は嬉しそうに頷き皆んなで陽久さんに連れられこの周辺を探索する事となった。

 

「真下さん?」

「道は舗装されてないし、人も多いだろ?」

「はぁ。」

陽久さんを先頭に丈雄君秋茂君を見守って後ろを歩いていると真下さんに手を繋がれる。

俺は嬉しいのを顔に出さない様に真下さんに聞くが理由に納得出来なかった、舗装されてなくてもそんなに悪路でも無いし、人は多いけど迷子になる程窮屈じゃない。

 

時折真下さんの親指が俺の手の甲を撫でる、ちょっと下心でにぎにぎしてみると真下さんもにぎにぎと握り返して来て顔が赤くなるのを実感してしまい下唇を噛んで精神を落ち着かせようと俺は努める。

 

俺は嬉しいけど真下さんはどんな気持ちで手を繋いで来ているのか分からないまま俺達は神社に着く。

 

俺達は手水で手を清めお社に近づく、お社は年季が入っているが、彫刻などが派手に施されていて重厚感があった。

「神社って何?」

「神様のお家ですな」

「皆んなお賽銭いる?」

俺しか現金を持っておらず皆んなの掌に小銭を乗せていく、奉納箱に一礼してそっと賽銭を入れたら鈴を鳴らしニ拍ニ礼、挨拶をしたら一礼して下がると俺と陽久さんが手本を見せて他の3人も神様に挨拶する。

 

そう言えば、人型牛にとって神と言う概念すら学ぶ機会は無いのかも知れない、経験する機会が無いだろう人型牛達にもっと機会を与えてやりたいと思うのは駄目な事だろうか?家畜の牛では叶わない事なのは分かるが、人に近い彼らはもっと自由を経験を積んでも良いのではないだろうか?

 

彼らが拝む姿を見て俺は彼等との境界線に悶々と悩んでしまう。

 

むぎわら君なら好きにするればいい、とさも当たり前の様に言うだろう、けれど俺はその先の見えない不安に足を踏み出せないでいた。

 

その後陽久さんに川を案内され皆んなで足を浸したり水切りをしたり、自然を堪能してからお昼過ぎは俺たちの寝室でのんびりと過ごした。

 

陽久さんを除く搾乳を終わらせてから黄昏の命の儀が終わり、外はすっかり祭りムードで提灯の灯りが点々と並び賑やかな声があちこちで聞こえてくる。

 

「じゃ、お疲れ様でしたー!」

「「「お疲れ様でしたー!!!」」」

俺はご馳走様が並べられたテーブルでむぎわら君のスタッフと混じり乾杯をする。

 

「色々緊張したけどお酒美味しいねぇ。」

「日本酒久しぶりかも。」

「ビール派?ワイン派?チューハイ派?」

「ビール中心チューハイ派」

成る程とむぎわら君は頷きながらお刺身を食べて満足そうに頷いている。

「むぎわら君は?」

「勿論色々派、ハイボールとかも好きだし、カクテルするのも好き。」

「むぎわら君らしいね。」

「でも1番好きなのは酒のつまみ。」

「うん、知ってた。」

 

「悟史さんだけずるいー。」

「まぁ、俺ら牛だし、それでもなんか種類多くない?」

丈雄君は俺らが色々食べているのが羨ましくて唇を尖らすが秋茂君は祭りの主催者が用意した人型牛用のご飯の数々に驚いている。

「真下さん、どれか気に入ったのありますか?」

帰っても食べれる様にしておきたいと俺は隣の真下さんに好きな物を聞く。

「この白いのが濃くて美味しいな、それとおにぎり?が食べ易くていいと思う。」

「成る程、豆腐と麦おにぎりか、、おにぎりなら作れるかな。」

「人型牛用なら豆腐に苦汁は使ってないだろうね」

「ゼラチンで固めるのも無しかな」

「だね、、、まぁ使うならカルシウムかマグネシウムかな。」

「自作も有か。」

「俺やっぱりとうもろこしが好き!」

「俺も。」

むぎわら君と豆腐をどう固めるかで悩んでいると丈雄君と秋茂君はとうもろこしについて推してくる。

「やっぱり来年はとうもろこし植えようかな。」

「畑が広くなりそうだな、幾らでも手伝うぞ。」

「その時はよろしくお願いします。」

俺達は和やかに食事を終え温泉に浸かろうと元来た道を戻ろうとしていた。

 

灯りの少ない道、牛面和装の人達が森の茂みであちこち見かける様になりその声も色めき立っている。

 

「巨根祭、、、だから?」

「そうですな、祭りの締めはお互い掛け合うのが習わしとなっております。」

「は?」

「お互いに精を掛け合い、この一年の無病息災を願うのです。」

「は、、、はぁ。」

俺は巨根祭の風習について行けず陽久さんの説明に頷く事しか出来ない。

「俺達もやろ!」

丈雄君ならそう言うと思ってた。

「あ、混ざらないからね?先にお風呂入って寝てるね、明日は10時出発予定で、朝食はちゃんと食べておいてね?」

俺寝れなかったらイヤホンしてゲームしてるから安心してねーとむぎわら君はそそくさとチームを連れて去っていく。

 

「え、えと。」

「森の中だと虫刺されが気になりましょう、空いている部屋に案内します。」

陽久さんも行う前提で此方に話しかけてくる。

「えっと着替えたり、お風呂とか、、、。」

「かなり汚れますから祭事の後が宜しいかと。」

「、、、成る程。」

もう俺は諦めて陽久さんの後を追う、ちらりと真下さんの方を見るがいつも通り笑っていて俺はどう言う気持ちでいればいいのか分からなくなってしまった。

 

通された木材床の建物は壁が薄い様であちこちで艶めき立つ声が響いている。

陽久さんが灯りをつけてくれたが、天井はオレンジ色の豆電気しか灯らず、部屋の隅にある電気式の行燈も数台あるがそれでもなお薄暗い。

 

「敷き物も自由に使って構いません、今回の為に新調しておりますし、汚しても明日お焚き上げ致しますので。」

「はぁ。」

何というか、こういう事を長年続けて来たのだろうな、と感慨深くなってしまう、長く続くくらい大切にされた、需要のある祭りだったんだな。

 

「悟史さん、良ければ此方へ。」

昨日の様に陽久さんは胡座をかき俺を誘導する、俺は周りを見てから失礼しますと言ってゆっくり陽久さんのお膝に座る。

「命の儀、とてもようございました、改めて御礼申し上げます。」

「は、はい。」

昨夜の事を思い出して俺は緊張に体を縮こまさせて頷く。

 

「さぁ、悟史さんの無病息災を願い掛け合いましょう。」

そう言って陽久さんは俺に手を伸ばす。

 

 

「っ、、、んっ。」

3人に見られている中陽久さんの大きな手がそっと俺の法被をずらし大きな指が体を撫でる。

指が乳首や脇に掠れるたび俺の体は震え快楽の波に体が揺れる。

「大丈夫ですか?」

「大丈夫です、、、っ、気持ちいいですよ。」

俺は穏やかな声を上から浴びてその声に応えようと微笑む。

「お酒をお召しになられたのですから血の巡りも早いでしょう、既に体が温い。」

「っ、、、んっそ、そうですね。」

俺何杯呑んだっけ?日本酒ってアルコール度数高いよな。

 

陽久さんの皮膚を撫でる指が気持ちよくて自然と腰が動き下半身がぴくりと何度も反応しているのがよくわかる。

 

丈雄君は秋茂くんのお膝に乗り秋茂君に触られながらとろりとした目で此方を見ている、一方で真下さんは何もせず此方をじっと見ていて不安になる。

 

「真下さん?」

真下さんを呼ぶとゆっくり真下さんは近づいて来てそっと顔を寄せる、俺は堪らなくなって真下の唇に自分の唇を寄せる。

 

「ふっ、んっ、、、ふっ、、、。」

あぁ、真下さんも待っていてくれていたんだと思える様なキスに俺は嬉しさに真下さんの法被の襟を掴んで真下さんのキスを欲しがる。

陽久さんに鼠蹊部とうち太ももを優しく弄られながら真下さんの匂いとねっとりとした刺激に俺は体を開きながら快楽の中を泳ぐ。

「悟史さん俺も。」

丈雄君も近くにやってきて俺の顔を両手で包み甘く貪る様に俺の口内を犯していくその間にも真下さんは俺の右手を自身の下半身に擦り付け褌の上からしっかり主張する形を俺に覚えさせる。

 

「そろそろ失礼します。」

俺は陽久さんに足を持ち上げられ腰を前に突き出す褌の隙間から花を撫でられその期待に俺は体を緊張させる。

しっかり褌で抑えつけられているから結構キツくなって来たかも、そう思っていると褌の上から真下さんが俺の抑えられた膨らみをハクハクと唇を動かし刺激する。

「んっ真下さん、ふっ、、、んっ。」

丈雄君からの与えられる暴力的な甘さのキスの隙間から恥ずかしさに真下さんを止めようとするが3人に手を伸ばされ俺は身動きが出来ない。

 

昨夜はあんなに気持ち悪かったのに、人って不思議だ、、、そう思いながら俺は与えられる気持ち良さに体を波打ちながら3人に答える。

「悟史さん、俺もいいですか?」

「良いよ。」

ずっと此方を見守っていた秋茂君は丈雄くんと交代して褌をずらして我慢に耐えきれずポタポタと滴る熱棒を俺の口元に近づける。

 

俺は陽久さんに褌をずらされ耐えていたちんぽをぶるりと天に向ける、丈雄君と真下さんはそれに顔を近づけてバラバラに舐め上げていく。

陽久さんが俺を支え俺の口は秋茂君の欲望を捻り出させる様に圧をかけ、下半身は真下さんと丈雄君に遊ばれる。

 

本当俺変な所に来たな、、、アドレナリンに支配されながら頭の片隅で此処に来る前の日々を思い出す。

 

受け入れられないと散々に理解し、望みを捨てたあの時が嘘の様に反転して淫蕩に耽る淫らな俺がいる。

 

本当変なの、、、。

 

恋とか愛とか分からない、けれど皆んなの欲望が心地よかった、今はそれで良い様な気がする。

 

「悟史さん、掛けます。」

秋茂君は限界が来た様で俺の口から血管を浮き出させた裏筋が張っているちんぽを引き抜き最後とばかりに自身を吹き上げる、俺はそれを受け入れようと口を開けてその時を待つ。

「っあぁぁっ〜っ。」

秋茂君の熱は俺の口に注がれ残さない様に俺は口窄め取り残された精を舐り呑み込んでいく。

「次俺!」

「おいで。」

今度は丈雄君が側により俺の口元に当てゆっくりと奥へ押し込んでいく。

「んっ、、、。」

陽久さんの太い薬指が俺の肛門にゆっくりと入りほぐす様にぐるりと圧をかける。

「悟史さん凄く顔赤いよ、可愛いね。」

既に汗だくの俺に丈雄君は甘く微笑んで子供をあやす様に俺の頭を撫でる、反対では俺の手を取り秋茂君が足りぬ快楽を求めて自身を握らせ刺激を与えていた。

 

「悟史くん、そろそろ俺も良いだろうか。」

そう言って真下さんは切なげに俺を見て自身のそそり立つちんぽを俺のけつ穴にぐいぐいと当てていく。

俺は丈雄君を咥えながら真下さんのちんぽを俺のけつ穴に導いてゆっくりと真下さんにちんぽを沈めて貰う。

 

「んっ〜〜〜〜っっ、、、っ。」

けつ穴から背中、頭までゾクゾクと電流が走り俺は体を仰け反らせる。

「相変わらず悟史君の中は最高だな。」

真下さんのその声に俺の脳は溶けもっと側にいて欲しいと足で真下さんを手繰り寄せる、細かくゆさゆさと真下さんが揺れるたびに気持ち良さが襲ってきて俺は丈雄君のちんぽを離しそうになる。

「悟史さん頑張って。」

丈雄君は俺が離しそうになるのを頭を抑えて固定させ甘い声を上げながら腰を振る。

「っ、はぁ、俺出すね、ちゃんと受け止めてね。」

「んっんんっ、、、んっ。」

丈雄君のビキビキに張った裏筋を舌先で感じて居ると限界に達したちんぽから熱い欲情が口内へ雪崩れ込む。

真下さんから与えられる快楽に茹ってきた俺は丈雄君の全てを取り込めず口の隙間からぼたぼたと白液を溢した。

「はぁ、はぁ、悟史さんの顔凄いエッチ。」

丈雄君は雄顔で俺を見下ろして俺が溢した精液を掬い上げて俺の口元に運ぶ、俺は素直に口を開け赤子の様に素直に丈雄君の指を吸う。

「そろそろいいか?」

真下さんの声に丈雄君は俺と距離を取り本格的に腰が振れる様真下さんは位置を調整する。

 

待っていたと頭の中では欲望が叫び、俺は荒い呼吸をしながらその時を待つ。

 

ドンっ

 

「っっ〜〜〜っ!!」

待ち望んでいた暖かく強い刺激に俺の頭は一瞬真っ白に染まる。

「がっ、、、あっ、あっあっやばっあぁっ!!」

余りの快楽に声が自然と溢れ真下さんから与えられる刺激に俺は嬌声を垂れ流す。

 

「っはぁ、気持ちいいな。」

真下さんが時々溢す悦びの言葉に俺は答えたくてリズムよく真下さんに合わせて下半身に力を入れる。

 

陽久さんの膝の上下半身を投げ出し真下さんに突かれゆさゆさゆさ揺られていると陽久さんの指が俺の泣きべそちんぽを包み刺激を与えていく。

「私も失礼します。」

俺の顔の隣にはいつも見ている陽久さんの丸太が褌から飛び出してその独特な鼻を刺す刺激的な臭いで更に興奮が高まってしまう。

「触ってもいい?」

「勿論。」

丈雄君は腹を使い陽久さんの我慢汁でテラテラと濡れた丸太に刺激を与える。

「悟史さん。」

秋茂君に名前を呼ばれ其方を向くと舌先が俺の唇を割って侵入してくる。

 

も、ダメかも、俺ダメかも、かなりやばい、気持ち良すぎて意味が分からない。

 

真下さんの腰の動きが終わりに向かってスピードが上がる、それに応えるように俺の体も熱が上がり体が大きく畝り始める。

 

やばいマジやばい、これはやばい、頭馬鹿になる。

 

「っっ〜〜〜っっっ!!」

真下さんが俺の中で跳ねると同時に俺も快楽の到達点へ辿り着き秋茂君に口を吸われながらも声にならない声を上げ陽久さんに触られていたちんぽから思いっきり精子が吹き出す。

「私も参ります、、、ぬぅっっ。」

どっと解放される様に血が巡る感覚を感じていると顔近くにあった陽久さんの丸太から精子が打ち上がりその場に居た俺ら全員が白液に飲み込まれる。

 

目が開かないし、呼吸が出来ない、と俺は気怠いなか手で顔を拭う。

「陽久さんってやっぱり凄いねっ!」

丈雄君はまだ元気がある様でケタケタと笑い、陽久さんは恐縮です、大人しく背中を丸めている。

「拭くものってどこですかね?」

「それならその襖の奥に。」

秋茂君は俺たちの為に陽久さんから教えられた場所からタオルを数枚持って来て皆んなで体を拭き合う。

「悟史くん、大丈夫か?」

「無茶苦茶疲れました、、、んっ。」

真下さんに心配されながら体を拭いて貰っていると残り火に当てられ俺の体は反応してしまう。

真下さんは嬉しそうに俺に顔を近づけ優しく触れるキスを俺に落とす、しっかり目が合うと今度は真下さんは口を開けねっとりと熱いキスを重ねて来た。

 

「あ、ずるい。」

近くにいる不満そうな丈雄君の声を聞きながら、依然離れない真下さんと長く、濃いキスをする、俺達は腕を回して抱き合いお互いの熱を交換する。

 

満足するまで熱を分け合ったあとゆっくり距離を取ると真下さんは嬉しそうに俺の顔を撫でる。

「お疲れ様。」

「はい。」

 

 

朝風呂最高ーっ!!

 

昨夜とんでもない祭りの習わしに巻き込まれてクタクタカピカピだった俺は早朝の温泉に肩を付けていた。

 

昨日はエッチ過ぎたし、疲れた、、、祭りって言うか、巨根祭って凄いな、、、いや、真下さん達が凄いのか。

 

俺は昨夜の事を思い出しながら風呂に沈む。

 

今更ながらに恥ずかしいと言うかとんでもない事をしでかした気がして俺の常識と言うか良心というか、日常的な物が俺の心をぐらぐらと揺らしていた。

 

マジで性欲ってなんなんだろうなぁ。

 

「悟史さん居る?」

「いるよ?」

温泉に1人のんびり浸かっていると丈雄君達も入ってきてそれぞれ体を洗い始める、俺は風呂に浸かりながら皆んなの背中を長めていた。

 

真下さんは肌もっちり筋肉質、丈雄君は小麦肌の細め筋肉質、秋茂君は傷跡が体中にあるが、最近は本来の健康的な筋肉質の体に戻ってきた、そしてこの中で1番毛深い。

陽久さんは体格が1番大きく、座る椅子も特注品、頭を洗う後ろ姿からでも背筋の畝りは迫力がある。

 

極楽。

 

贅沢な眺めに俺は目を閉じて腕に顎を乗せる、なんか色々あったけど楽しかったかも?知れない。

 

 

「じゃーんこれなーんだ。」

「なんかのチケット?」

帰りのバスでむぎわら君は何かのチケットを俺に差し出す、よく見ると牛の絵と旅館の絵が描かれていた。

「祭り主催者が今回のお詫びにって、人型雄牛と泊まれる温泉チケット。」

あげる、と差し出すむぎわら君からチケットを貰い俺はチケットを眺める。

「人型雄牛と泊まれるって何?」

「あー、そこ昔は人型雌牛とエッチな事する遊郭的な場所だったらしいよ。」

「はぁ。」

人間のエゴって怖。

「だから人型牛が来ても大丈夫な設備が整ってて、今は改良されて宿泊施設になってる見たい、個室温泉とか贅沢だよねぇ。」

「はぁ。」

俺はむぎわら君が差し出したタブレットでその温泉の写真を眺める、スクロールして何枚か写真をみるが何処から見ても普通の旅館に見えた。

「人型牛可、みたいなのって増えてたりする?」

「いや全然、そう言う流れは来てるだろうけど、人型牛可の旅館なんて此処ぐらいじゃない?」

「、、、そうなんだ。」

 

まぁ、何というか、やっぱり人と人型牛って距離あるんだなぁ。

 

「祭り後に行くのは疲れると思うから、気が向いたら期限内にどうぞ。」

「うん、ありがとう、貰っとくね、そう言えばむぎわら君達は何も無いの?」

「ん?普通の温泉旅館のチケット貰ったよ。」

「、、、そう。」

ならいいか、と俺は軽くなった心でチケットを鞄に仕舞う。

 

「にしても是非来年も来てくださいって言われたんだけど。」

俺はむぎわら君のその言葉に下唇を噛む。

「俺は陽久さん次第かな、むぎわら君は?」

「君らが行くなら行かないとねぇ。」

お互いに苦笑いして先の話は止めようとのんびり帰りの道中は寝る事にした。

 

 

「ちょっとだけ実家に帰ろうと思います。」

祭りから帰宅後何時もの日常に漸く戻りつつあった俺は意を決して真下さんに相談する。

 

「どのくらいだろうか?」

「1日が理想ですね、、、返してくれれば。」

母親の、親戚の話は長いし、もうちょっと、もうちょっと、と相手を引きづり込むのが上手い為俺は強い意志を持って逃げないと1週間位拘束される可能性を話す。

 

なんか修理してくれ、庭の木切ってくれ、片付けてくれ、灯油入れてくれ、パソコンが分からない、あれが欲しい、これが欲しい、、、。

一応元牧場だからある程度広さがあって手入れをしないと草木が生やし放題だし、畑もあるからそこも男手を欲しがるだろう。

 

ちょっと顔出して帰りたい、1時間で帰りたい。

 

「やっぱ止めようかなぁ。」

真下さんに相談しておいて俺は頭を抱える。

「そんなに酷い場所なのか?」

「酷い訳じゃ無いんですけど、、、拘束力が強いと言いますか。」

なんか、帰らせまいと圧をかけられそう、罪悪感を持たせられそうで俺の眉間の皺は深くなる。

 

やっぱり帰らない方がいい気がしてきた。

 

「一緒に行こうか?」

真下さんにそう言われて嬉しいものの、どうしても真下の牛耳に目が行く、俺の世界に人型牛は二次元の映像か紙媒体でしか無い、しかも殆どがエロ作品だ。

 

どうしたって違和感がある。

 

「ん?帰るなら擬似システム使えば?」

「何それ?」

むぎわら君によく分からないシステムを紹介されて俺は質問する。

「牛耳程度なら擬似システムで人の耳に変えられるよ、尻尾はズボンに隠して貰う事になるけど。」

「そんなシステムあるんだ、、、。」

「ちょっと進んだ世界だからねぇ。」

それに真下さんを連れて行けば夕方の搾乳があるから帰る理由にもならない?とむぎわら君に言われて俺は頷く。

「確かに!搾乳とは言えないけど、真下さんの用事があるから一緒に帰るね、って出来るかも!?」

俺は希望を見出して真下さんの方を見る、真下さんも頼もしく頷いてくれて俺は真下さんを連れてちょっとだけ実家に帰る事にした。

 

 

久々の実家に俺は胸をドキドキさせながら庭に足を踏み入れる、いつもと変わらない雑に置かれた植木鉢がある庭、畑ではブロッコリーなど採取出来るものや種を植えて少し育った春菊やほうれん草が見える。

車庫は錆びついたシャッターが降りており俺は玄関の前に立ち鍵の掛かっていないガラス張りの引き戸をあける。

 

「ただいまー。」

テレビの音は聞こえているから人は居るだろうと声を掛けると暫くして人の足音が聞こえ母が顔を出す。

「あんれ、おかえり」

「ただいま母さん、顔出しに来た」

「あんた就職先に行ってから連絡無かったけどどう?」

「ん、まぁぼちぼち、あ、この人同じ職場の真下さん。」

「こんにちは、はじめまして、真下と言います。」

「あらぁ、うちの悟史がお世話になってます。」

事前に帰宅する事は伝えていたので会話はスムーズに進み、母親にまぁ、上がって、と言われて俺は親しんだ実家の匂いに包まれながら懐かしい廊下を歩き居間へ向かう。

「父さんいたの?」

「おう、おかえり」

俺は真下さんを父に紹介して真下さんを席に誘導する。

 

「どうだ、仕事先」

「ぼちぼち」

「そうか、」

「そっちは?」

「店仕舞いしても細かく色々あってな、そうそう終わらんよ。」

「そう。」

「知り合いからも場所があるもんで色々言われててな、まぁ無理しない程度にやって見るつもりよ。」

「働くの好きだねぇ」

勤勉な父に眉を顰めるが父は破産してもまだ何かやるらしく凹んだ様子は無かった。

 

何気に1番気掛かりだったから安心したかも。

元々色々挑戦するのが好きな父だったし、横の繋がりも太い、この人なら何かしら手に職を付けるだろうという安心感はあったが、やはり実際に目で見ないと安心しないものだな、と俺は今の感情を知って改めて思う。

 

「そう言えばそっちにはいい子いるの?」

「、、、居るけど居ない。」

お茶とお茶請けを持ってきた母はやっぱりか定番の話を振ってくる。

「真下さん、うちの子1人身なんです、誰かいい子紹介してくれません。」

「俺じゃダメでしょうか?」

俺は真下さんの返答にお茶を溢してテーブルにある布巾で慌てて拭く。

「真下さん。」

真下さんは分からないのか俺の方を見て頭を傾げる。

うれ、嬉しいけど今はやめて欲しい、マジでやめて欲しい、俺はそんな気持ちを込めて真下さんを見る。

「まぁ、まだ、いいじゃん、その話は」

「あんたそんな事言って、子供産んで育てるのだって若さは必要よ、早めに結婚した方がいいのに。」

少しは焦りなさいよ、と母は呆れた様に頬に手を当てる。

 

本当、返答に困るんだよなぁ。

 

「ちょっと取りに来た物があるから部屋見てくる、真下さんも来ます?」

真下さんはキョトンとしながらも頷き2階にある俺の部屋へ付いてくる。

 

俺の部屋は特に何も変わらずそのまんまで少し埃が気になる程度だった、俺は窓を開けて通気性を良くする、窓をからは牛舎の屋根と鶏小屋が見え懐かしさに微笑む。

 

「はぁ、、、本当母がすみませんでした。」

「いや、大丈夫だ。」

俺は真下さんをベッドに誘って一緒に座る。

「はぁ、、、1番帰りたく無い理由があれなんですよねぇ。」

俺は何度も葛藤した時に見た親しみのある天井を見上げて寝転ぶ、もう答えは散々悩んで出した、けれどその答えを母は受け取らないどころか豹変して取り乱し俺の人格否定すらされる恐れがある。

 

ありのままの俺は此処では生きていけない。

 

男好きなだけで後は普通の人間なんだけどなぁ、たった一つの差で此処まで怯えて生きていかねばならない事実を毎回母の言葉で思い出す。

 

やっぱり帰ってくるんじゃ無かった。

 

「大丈夫か?」

「結構ダメージ来てます、、、。」

俺は気を紛らわそうと辺りを見回しベッドの近くに積まれている漫画に手を伸ばしペラペラとページを捲る、当時流行っていた少年漫画、カッコいい演出で戦いを描いていたそれを懐かしげに捲ってその中でも好きだったサポート役のお兄さんに目がいってページを捲る手を止める。

 

少し真下さんに似てるかも、とふと思い気づけば俺は顔を真っ赤に染めて恥ずかしさに漫画にを置いて両手で自分の顔を隠す。

「悟史くん?」

「ん、いや、ちょっと思い出しなんで、大丈夫です。」

はっっずかしっ!真下さんが俺の部屋に居るのもドキドキしてきた。

 

「悟史君は俺じゃ駄目か?」

「駄目じゃないですよ?」

寧ろいい。

「子供は産めないが、ずっと側にいる事は出来る。」

その言葉を俺は理解出来ず、ゆっくり真下さんの方を見る。

「悟史くんの事が好きだ。」

 

周りの音が無くなる。

 

「あ、ど、、、え?、、、そ、」

そっち?

仕事関係じゃなくて、そっち?子供の話が出て来たならそっちだよね?子供の話が出てきてもそっちの可能性もあるよね!?

 

え?どれ????????

 

嬉しいけどどっち?どれ?

 

真下さんが好きだし、嬉しいし、肉体関係もあるっちゃあるし、人と人型牛ではあるけどむぎわら君的には好きにして良いみたいだし、、、頷くしかないこの状況で散々諦めて否定してきた俺が邪魔して来て俺は固まってしまう。

 

「すまない、困らせてしまったな、忘れてくれて構わない。」

けれど俺の気持ちは本当だ。

真下さんの耳は今人間の耳をしているのに頭の中では何時もの牛耳が垂れ下がって見えた。

 

俺は情けなくはぃ、としか返事が出来無かった。

 

「もう帰るの?」

「うん、服とか取りにきただけだったし、元気そうで良かったよ。」

俺達は部屋を降りた後居間で軽く挨拶して帰ろうとした、勿論夕飯を勧められたが、やっぱり親が怖くて俺は首を振って仕事を理由に辞退する。

「じゃぁ作り置き持って来なさい」

「あ、うん、ありがと。」

重みのあるタッパーが数個積み上げられている袋を受け取り俺は靴を履く、玄関に見送りに来た母親が何処か寂しそうで胸が痛む。

 

俺がちゃんと女性が好きだったらもう結婚していて孫も見せてやれただろうに、もしかしたら俺の真実を知って病んでしまうかも知れない。

 

俺がまともだったらなぁ。

 

自分の中で散々考えて答えを出したことでも寂しそうな母親を見ると自分が揺らぐ。

「お世話になりました。」

「いえ、ちょっとした事しか出来ませんでしたが、悟史をよろしくお願いします。」

「はい。」

 

その言葉が、、、。

 

「じゃ、帰んね、また時間作れたら顔出すから」

「偶に連絡はしなさいよ。」

「はいはい。」

「きぃつけてな。」

居間から大きな声でそう言う父に声を張って返事をして俺は実家を去った。

 

 

「大丈夫か?」

「あぁ、すみません、大丈夫です。」

俺は自分の場所に帰ってきて鼻を啜る、やっぱりなぁ、やっぱりこうなるんだよな。

 

「こうする事しか出来ないが嫌なら言ってくれ。」

「すみません、ありがとうございます。」

真下さんに強めに横抱きされて自分の欲しかったものを改めて思い知る。

 

俺寂しかったんだよな。

 

俺は視線を落として手に持った重い袋を覗く、きっとこれから帰って食べる親の手料理に俺はまた罪悪感を感じながら美味しいと咀嚼するのだろう。

 




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