※この作品はR-18です。

雄牛牧場   作:錆田缶

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星見、
悟史君編


雄牛牧場19

その日の日暮、陽久さんが自宅に来てそのまま陽久さんに着いて行く形で敷地内を歩く、しん、と静まった暗闇を陽久さんが持つ懐中電灯が歩く道を照らし俺はそれを記憶しながら足元に気をつけて歩く。

 

「此処ならば施設の光も遠い、星がよく見えるでしょう。」

陽久さんはそう言って既に敷物が敷かれている場所へ俺を促す、俺はお礼を言って敷物の端に座ると陽久さんもゆっくり隣へ座る。

「悟史さん、此方へ。」

「、、、失礼します。」

俺は横になった陽久さんに手招きされて側に寝転ぶ。

「あ、あの星座盤持って来ました。」

「成る程、これはお気遣い痛み入ります。」

「え?」

俺は隣で寝転んでいる陽久さんにも分かる様に腕をいっぱいに伸ばして新しく購入した星座盤を見せるが陽久さんは俺にお礼を言って星座盤を取り上げしまってしまう。

「悟史さん、まずはゆっくり星を眺めましょう、何意味など無くても綺麗なものは綺麗です。」

「は、はい、不粋で、すみません。」

「畏まらなくて大丈夫ですよ。」

おっとりとした優しい声の陽久さんに俺は頭を撫でられ側に抱き寄せられる。

「私の腕はとても太いので悟史さんにとっては高い枕になってしまうでしょうから此方の体制で宜しいでしょう。」

「あ、ありがとうございます。」

陽久さんは俺の返事に軽く俺の体をトントンと叩いて返事としてそのまま星空を眺めてしまう、俺もその沈黙に従って星空を眺める。

 

想像以上に今日は天気が良く星の一粒一粒がしっかり見える、ぼんやり星を眺めていると夜風の寒さに反して陽久さんの体温が心地よく、そしてゆっくりとした心音に揺籠に乗った気分になり瞼が重くなる。

 

陽久さんは大型の人型牛、象までとはいかないが血液をしっかり巡らせる為に通常の人型牛よりも脈拍が遅い、陽久さんの体に耳がピタリとくっ付いている今その心音がよく聞き取れる。

 

体の力がどんどん抜けて目を閉じてしまうと不思議と瞼の奥、星の光が自分に届いている様な感覚になり、時に目を開け星を眺め、又長く目を閉じ星そのものの存在を体全体で感じている感覚になる。

 

変なの、地球の大気圏外、凄く遠い小さな光がこんなに近くに感じてしまう。

 

「今日は本当に天気が良い、星が一つ一つよく見えますな。」

「はい。」

すっかり体を柔らかくした俺に陽久さんのゆったりとした低い声が浸透する。

 

「実は自分も星座については詳しくありませんが、一つよく知っている星があるのです。」

そう言って陽久さんは北斗七星の近くに有る強い光を放つオレンジ色の星を指差す。

「麦星、大麦の収穫時期に現れる星です、これをどう結ぶかは覚えておりませんが、うしかい座の星の一つだそうです。」

「牛飼い。」

「ええ、ですから、悟史さんの星座ですな。」

「なんというか、ありがとうございます。」

 

そんなロマンティックな事を言われてこそばゆくなるが、不思議と陽久さんの言葉はストンと受け止められた。

 

牛飼い座か、、、今の季節、5月終わり、それなら今見える星座は大体六月の星座だろうか、六月と言えば双子座の存在が簡単に思い浮かぶ。

 

「俺六月生まれなんです、しかもその日は牛乳の日で、その時期によく見える牛飼い座なんてなんか、、、。」

 

嬉しい、けれど彼らを家畜とか動物の牛だなんて見れるはずもない、それに今現在彼らの管理もちゃんと出来ているかわからない、俺って彼等にとってなんなんだろう?俺はこれで、このままで良いのだろうか?

 

「俺、このままでいいんでしょうか?」

「、、、よく有る問いではありますな。」

陽久さんは星を眺めながら俺をゆったりと撫でる。

「どうなりたいか、どうしたいかの答えはきっと悟史さんの胸の奥にしっかりとあるのでしょう、しかし、その問いが口に出ると言うことは、現状理想通り上手くいかないと思っている。」

「はい。」

「そうですなぁ。」

陽久さんは撫でる手を止め横向きになり此方を見る。

 

「悟史さんは足りぬと思っている部分はどんなものでしょうか?」

「、、、。」

搾乳の仕事、搾乳機の清掃、乳の転送、それに関しては問題無く出来ている気がする、環境整備?出来ている気がする、俺は自分が日々行なっている事をどうだろうと振り返り陽久さんの顔を見上げる。

「俺は、皆んなに、必要とされているでしょうか?」

 

その言葉に自分を肯定してくれる人達の表情を思い出し、その奥、1人、相良さんの事を思い出す、自分の曖昧な質問に自分の弱さ卑怯さが見えてしまって無意識に俺は眉間に皺を寄せる。

 

「そうですなぁ、多くの方が慕っていると思います。」

「はい。」

陽久さんの返答に満足出来ない自分に嫌気が差した、ちゃんと相良さんの事を聞けばよかったと、既に自分の中ではこれが良いと納得していた筈だ、保護対象である相良さんにストレスを与えない為、無理に近づいて2度とチャンスを貰えない程に嫌われないため、、、それでいつの間にか皆んなと距離が出来た、寂しさを解消したい、その気持ちは俺のエゴだ、何度同じ事を悩み、答えを出しても心は痛む、俺は自分の感情を持て余していた。

 

「最近、寂しさが如何しても処理出来なくて、情け無いばかりです。」

陽久さんなら、と俺は勇気を出して弱音を溢す。

 

「寂しさは消す必要はありません。」

「え?」

必死に寂しさを押し込め消そうと考えていた俺に陽久さんは真逆の事を言うので俺は思わず驚いてしまう。

「寧ろ湧き出る感情を無くそうと抑え込めば抑え込むほど人は捻じ曲がる。」

「捻じ曲がる、、、。」

陽久さんは子をあやす様に俺を胸元に引き寄せ頭を撫でる。

「抑え、無くそうとしても感情と言うのは一度感じてしまったら早々に消えるものではありません、寧ろ抑え込めば抑え込むほど膨らむものです。」

「でもそれじゃ、俺、本当に、、、迷惑掛けるだけの馬鹿になっちゃいますよ。」

「いいえ、誰でも色んな感情が常に沸きます、感情がある事を許せば自ずと消えゆくものです。」

寂しさを、許す?そんな事して本当に消えるのだろうか?

 

「悟史さんは大変お優しい、貴方が此方を向いてくれる事でどれだけ皆心温まった事でしょう。」

「そう、言って頂けるのはありがたいのですが。」

「それは悟史さんの寂しさと言う感情があってこそでは無いでしょうか?」

「わ、わからない、わからないです。」

 

本当に?そうかも?そうだっただろうか、それならあまりに幼稚なのでは無いだろうか、、、必死に踏ん張って立っていた場所が泥濘みに変わった様で体が凍える。

 

「陰陽で一つ、何方もあるのは自然界の理、片方を消せば消す程その片方はバランスを取ろうと強くなる。」

「すみません。」

陽久さんの言葉を俺は呑み込みたく無いのか如何しても逃げ腰になり何も頭に入らない。

 

「悟史さん、私はそれでも、今の悟史さんでも良いと思います。」

「ごめんなさい。」

情けない、何処かで逃げてしまった、己の弱さと向き合えない俺に陽久さんは穏やかな表情を変えず俺の頭を撫でる、きっと、本当は、此処でそうなんだと理解して、一歩進める俺を期待していただろう陽久さんの気持ちに答えられなかった事、如何しても寂しさを受け入れられない意地っ張りな俺は今とても、情けない。

 

ぐす。

 

俺は涙が込み上げ鼻を啜る。

 

「おや、寒かったでしょうか?気付かず申し訳ありません。」

陽久さんはそう言って俺にブランケットを頭から掛けてすっぽり覆い隠し俺を仕舞う様に腕に抱き寄せる。

情けない、情けない、情けない、みっともない、みっともない、みっともない、自分の声はいつの間にか姉の強い口調に変わる、本当にそうだ、俺は皆んなともっと会話したいし、皆んなが生活している様子が見たいし、俺も輪に加わりたい、相良さんに恨む気持ちは無い、でも相良さんが居ると皆んなの側に寄れない、それさえも自分が馬鹿なガキみたいで自分を許せない。

 

もう良い大人なのに、陽久さんにあやされながら涙を溢すなんて、本当に情けない、気を遣って貰っている今も俺は本当に情けないダメな奴だ、もっとしっかりしないと、しょんぼりしている場合じゃ無い、そんな事をしていたら皆んな俺を気にする、心配を掛ける、そんな事したく無い、皆んなの負担になりたく無い。

 

「っ〜〜〜っっっっ!!。」

 

自分の余りの情けなさに悔しくて悔しくて涙がボトボトと止まらない、それでも最後の意地で俺は声を押し殺す、俺が落ち着く迄陽久さんはずっと辛抱強く背中を摩ってくれた。

 

 

「本当にすみませんでした。」

陽久さんとの星見の帰り道、俺達はそれぞれ片付けた道具を持って遠くほんのり光に照らされている牛舎へ向かう。

「いえ、少しでも楽にしていただければと思いましたが、、、私もまだまだですな。」

「そんな、全て俺が悪いので、本当に、陽久さんは何も悪く有りません。」

「、、、。」

陽久さんは沈黙の後俺の頭を撫で俺を片手でグイッと持ち上げ俺の視線は陽久さんと同じぐらい高くなる。

「は、陽久さん。」

「少しヤケです、私だって完璧では無い、多くの人の悩みを聞いて来ました、貴方より多くの年月を生きて来ました、、、自惚れていましたな。」

「陽久さん、、、す「謝らなくて結構、貴方より随分年上の私も怒ったり寂しがったりするのです。」

 

陽久さんの聞いた事のない声音の可愛い怒り方に俺は呆気に取られる。

 

「悟史さんがしょんぼりしているとどうにか出来ないかと皆悩む、悟史さんの考えも理解できる、だからこそ長年人と寄り添って生きてきた経験がある私なら貴方をどうにか出来ると思った、全く歳を幾ら重ねても辿り着けぬ場所は有りますな。」

「ごめ「謝らなくて結構」

 

寧ろ謝りたいのは私です。

 

そう言われてしまうともうなんて話しかければいいか分からなくなる、そうこうしていると牛舎の入り口に着いてしまい俺はゆっくり陽久さんに降ろされる。

 

「す、、、ありがとうございます。」

咄嗟に謝ろうとして陽久さんが眉を顰めるのを確認して俺は感謝の言葉に切り替える。

「いいえ、此方も悟史さんと子供っぽい話が出来て楽しかったです。」

「あ、あはは、えっと、その。」

「悟史さん。」

「はい。」

「どの悟史さんでも構いません、いっその事貫いても良いのです、どの生き方も間違いでは無いのです。」

「陽久さん、、、。」

「貴方の人生は、どう生きて、どう感じたいかは全て貴方が決めて良いのです。」

「すみま、ありがとうございます。」

こんなダメな俺をそれでも陽久さんは辛抱強く肯定してくれる、ありがたさと情けなさ、そして陽久さんの大らかな気持ちが伝わって来て体の奥、心のもっと奥から貰った優しい熱が灯る。

 

陽久さんはまだまだと言うけど、俺も人生を重ねれば貴方の様になれるだろうか?

 

「おや、相良さん、お散歩ですか。」

「、、、おう。」

「こ、こんばんは。」

「、、、はぁ、陽久、このいじけ虫なんとかなったか?」

「有意義な時間でしたよ。」

「そうかよ。」

相良さんは俺の挨拶を無視してため息を吐き陽久さんに今日の結果を聞く、いい結果じゃなかったのは俺が1番知っている、だからこそ俺の視線は自然と下を向く。

「陽久。」

「なんでしょう?」

「お前夜弱いんだろ、さっさと寝ろよ。」

「お気遣いありがとうございます、悟史さん今日はありがとうございました、お荷物も後は此方で。」

「えっ、あ、はい。」

陽久さんに今日使った敷物を渡すと陽久さんは牛舎の扉を開ける。

 

「おや、華、寝ていても良かったんだよ。」

「お荷物お預かり致します。」

「よろしく頼むよ、それと真下さん、悟史さんを頼みます。」

「はい。」

陽久さんは玄関にいる2人の返事に頷いて相良さんの方を見る。

「もう夜も遅いですし相良さんも寝ましょうか?」

「いや、俺もそれ言っただろうが、陽久の方が眠いだろ、さっさと牛舎入れよ、俺達デカいんだから2人同時に入れねぇだろうが。」

「それもそうですね、悟史さん、今夜は付き合って頂きありがとうございました。」

「此方こそ、ありがとうございました。」

陽久さんは俺の返答にゆっくり頷いてそれではまた明日と牛舎へ入って行く、相良さんもそれに伴い牛舎へ入る、少しすると牛舎から真下さんが顔を出した。

 

「送ってく。」

「ありがとうございます。」

牛舎と自宅の短い距離、1人で帰れる距離をいつも通り真下さんが着いて来てくれる事にホッとしている自分に何が正しいのか分からなくなる。

「ついでに少し話でもしようか。」

時間は大丈夫そうか?と此方を気にしてくれる真下さんに俺は頷く。

「真下さんは大丈夫ですか?」

「今日のタスクは終わっているから明日朝の搾乳時間まで俺の仕事は無いな。」

「分かりました。」

俺は頷くと行こうかと真下さんに手を握られ2人薄暗い中自宅までの少しの距離を歩く。

 

最近寂しい気持ちが内で暴れていたせいか真下さんの握る手さえゾクゾクとしてシミが広がる様にじわじわとその温度にホッとする。

 

離したくない、ずっとこのままがいい、しかしそれは甘えでは?

 

気付けば否定してる自分とぐるぐる対話をしているとすぐに自宅に着いてしまう、俺は真下さんの表情を一度確認してから鍵を開けて真下さんを家に入れる。

 

「星見はどうだった?」

真下さんと俺はいつもの会議の様にリビングのテーブルを挟んで座る。

「綺麗でしたよ、星座盤を準備したんですけど陽久さんに取り上げられて、ゆったりと星を眺める事になりました、その後麦星の話や牛飼い座の話をちょっとしましたね。」

お陰でゆっくりした時間を過ごせましたと真下さんに言うと星座盤が気になった様で俺から星座盤を受け取った真下さんはくるくると星座を回し方角を合わせるために体を捻る。

 

「牛飼い座成る程、ここだな。」

「多分?」

星の見えない室内で真下さんは天井と星座盤を眺めて頷いている。

 

「牡牛座は知っていたが、牛飼い座は初めて聞いたな。」

「俺もです、牛飼い座なので、牛飼いのエピソードとかありそうですよね。」

星座はギリシャ神話の物語がついていることはなんとなく知っている、ヤギが慌て変身して下半身が魚だったり、先に死んだ兄弟と一緒にいたいと星になったり、ぼんやりした知識で星座の逸話をどんなだったかを思い出し頭を捻るが牛飼い座の話は俺の頭の中に無い。

 

「あぁ、うしかい座ね、、、牛飼い関係ない見たいよ?」

「え?」

丁度いい所にむぎわら君が来て牛飼い座について話してもらう。

 

「一般的に大熊座を追いかける狩人や、母親が大熊座で息子が牛飼い座とか、お酒を振る舞って毒と勘違いされた男が星座になったとか複数のお話があるね、だけどどれも牛どこ〜?って感じだよ。まぁ、もっと古くメソポタミア?とかの星座が牧夫起源じゃないか?みたいな、なんか意味不な星座だね」

 

本当に牛飼いの影が何もなくて俺は少し悲しくなる、陽久さんと見た時はいいなって感動したのに、、、。

 

「確か陽久さん曰く牛飼い座には麦星がある、とか言ってたからそんな農家的な意味もあったかも知れないよね?」

「そうだね、一等星アルクトゥルスが麦星、麦刈星って和名的に呼ばれているみたいだね、、、牛飼い座だと股間が光ってるみたいな位置のやつ。」

「、、、。」

 

え、なんか、やだ、俺は不満に下唇を噛んでいると真下さんはその横で成る程、本当だな、と感心している、俺も確認したくて真下さんに再び星座盤を見せて貰い覗き込むと確かに足の生える付け根が一等星らしく股間が強く光っている様に見える、しかも星座絵はかっこいいが星と線を繋いだだけの星座だと足の形がシュールに見えて益々俺の微妙な気持ちは強くなる。

 

「猟銃も使える悟史君には熊を追いかける牛飼い座はぴったりだな。」

「アリガトウゴザイマス。」

真下さんは素直にそう言って褒めてくれるので俺は硬くなりつつも頷く。

 

「今度は俺と一緒に牛飼い座を探そうか?」

「それなら今行きましょうか、今日天気良いのですぐ見つけられると思います。」

真下さんも頷いてくれたので俺達は改めて自宅を出て一緒に星空を見上げる。

 

「北が、此処で、北極星、北斗七星は、、、悟史君こう、だろうか?」

俺は真下さんに近寄って北斗七星を描く真下さんの指先を眺めながら北極星の光を頼りに北斗七星の形を確認する。

 

「あ、俺も見えました、そうですね、こう、ですね。」

「あってるな、ならアルクトゥルス、麦星はすぐそこのあれか。」

「、、、多分?」

「描くなら、、、こう、か?」

「、、、俺まだ見えないですね。」

真下さんは牛飼い座がわかる様で俺にわかる様に何度も指を動かしてくれる。

「目線が合っていないのかもな、、、北極星から少し進んで北斗七星、の先」

「あ、あれがアレル、なんでしたっけ?」

「アルクトゥルスだな。」

「アルクトゥルスで、足がこうで、胴体がこうですかね?」

「合ってると思う、ついでに近くの冠座は、、、こっちの方が星の間隔が狭いから分かりやすいな。」

「ですね、こう、ですよね。」

「俺もそうだと思う、こう、、、だな。」

俺達は星と星座盤を見ながら目線を出来るだけ同じにする様に寄り添って夢中で星座を描いていく。

 

「色んな星座があるんだな」

「そうですね、季節によっても見えやすい星が変わるので牛飼い座ものそのうち探しにくくなるでしょうね。」

「そうか、季節で変わるのか」

「そうですね、地球が自転と公転してるので。」

「そう言えばそうだな、太陽の周りを回れば位置も変わるか。」

「真下さんはそう言う勉強もしたんですか?」

「勉強と言う程では無いが、宇宙人のニュースが出た時にむぎわら君に軽く説明をしてもらった時があってな。」

「え?宇宙人?」

 

なんか、居るか居ないか的な?UFO的な何かが空を飛んでて実は最新の軍事兵器でした、みたいな???

 

「あ、こっちの世界では宇宙人と既にコンタクトしてるし、交流も一部ではしてて、まぁ、僕ら庶民にはまだまだ関係無い感じなんだけど。」

「居るの!?!?」

てっきりフェイク的な何かかと思っていたらむぎわら君から驚く様な情報を得て俺は固まってしまう。

 

本物?本物の宇宙人ってこと!?

 

「そうそう、本物本物、多分?小さく技術提供されていて、だからワープゲートが安定的に稼働してその法の整備が整ってるしね。」

「宇宙の技術って、こと?」

「そうそう、ワープゲートはそう、今はAIをもっと進化させようとか、人の精神進化?を推し進めようとか、なんか面白い事してるみたいよ???知らんけど。」

「そ、そうなんだ。」

宇宙人、居るのか、いきなりの事に驚きつつもぼんやり星を眺めていると真下さんに手を握られる。

 

「夜も遅いしそろそろ寝ようか。」

「あぁ、はい。」

 

意識の範囲外で握られた大きく暖かい手にドキッとしながら真下さんに手を引かれ俺は自宅に戻り、当たり前の様に真下さんはお風呂の準備してをしてくれて一緒に入る事になる。

 

緊張するし、期待するってっ!!!

 

俺は無闇矢鱈に発情しないよう下唇を噛んで真下さんに頭を洗って貰いながら無心になる様頑張る。

 

後ろに裸の真下さん、後ろにむっちり筋肉の真下さん、、、ダメだ煩悩がすごい、抑えろ俺、耐えろ俺、、、触りたいーっ、ちょっと、ちょっとだけ舐めたい、いやダメだろ自分そもそもそんな雰囲気じゃ無かったし、星空見てロマンティックでしたねぇ、じゃ寝ましょうか?見たいな?清楚な雰囲気だったじゃん!!でも後ろに裸の真下さんが至近距離に居たら意識するの当たり前じゃん!!!

 

「悟史くん少し上向いてくれ」

「、、、はい。」

俺はシャンプーが目に入らない程で煩悩を消そうとギュッと目を瞑り顎を上げて真下さんにシャワーを掛けられる。

 

 

一緒のお風呂と言う久しぶりのラッキーイベントに耐えに耐えて平静を力の限り装い、お風呂上がりの俺は身近にある星座盤で自分の顔を冷ます。

 

耐えた、偉い自分。

 

「真っ赤だな、すまないお湯の温度が高すぎたみたいだ。」

「、、、いえ、その、すみません。」

 

流石にお互い体を拭いている時に見てしまったオフでもそれなりの大きさがある真下さんの股間のそれが頭から離れなくて茹っているなんてそんな素直に馬鹿な事は言えない。

 

俺本当、真下さん好きだよなぁ、、、って言うか本当俺雄だよなぁ。

 

既に頭の隅では真下さんのアレコレについて考えている自分がいる、なんか、なんか情けない、俺は煩悩を消すために持っていた星座盤を眺めた。

 

「次はどの星を見ようか?」

「え?あ、えぇと、分かりやすいので言うと、オリオン座?」

学校の授業で家で探す課題で唯一必死に探したオリオン座の真ん中の三つ星、それを俺は咄嗟に答える。

「そうか、また一緒に探そうな。」

「はい。」

 

真下さんの優しく微笑む顔にホッとして体の緊張が解ける、本当この人凄いよなぁ。

 

俺は少し湿った髪を真下さんに拭いてもらってそのまま2人で自室のベッドに寝転ぶと真下さんに当たり前の様に体を引き寄せられる、今日は他人の体温に温められてばっかりだ、真下さんの弾力のある体と体温をしっかり感じられる様に俺は目を閉じて一息付いていると真下さんに頭を撫でられる。

 

「少しは寂しさが紛れたかな?」

「え?あ、いや、その、、、はい。」

やっぱり皆んな人より敏感だし、真下さんは俺の事をしっかり見てくれている、俺が必死に隠そうとしている事もやはりバレている様だ。

 

だから今日、陽久さんにも声を掛けてもらえたのだろう。

 

俺はそれでも隠したいし、我慢したい、甘えて迷惑をかける事はしたく無い。

 

「俺も悟史君の前ではかっこいい俺でいたい、いつだって頼れる俺でいたいんだ。」

 

悟史君も同じなんだな。

 

そう言って未だに俺の頭をゆっくり撫でる真下さんの顔を見上げる、いつも通りの優しい余裕のある笑みにまた泣きそうになってしまう。

 

「本当に辛くなったらいつでも頼ってくれていいし、甘えてくれていい、我慢するのもいいが息抜きも必要だ。」

「はい、ありがとうございます、、、?真下さん?」

真下さんの暖かさにじーんと感動していると真下さんは真剣な顔になって俺を撫でる手を止める。

 

「、、、そう言えばお仕置きがまだだったな。」

「ん?」

 

お仕置き、、、?その言葉を聞いて搾乳されている真下さんの姿を思い出す、あ、あぁぁぁ、、、プラグ、丈雄君と達也君の訓練で深夜過ぎて真下さんに連絡しなかったヤツ。

 

「何にしようか考えていたんだが、、、そうだな、甘える練習として悟史君からお願いして貰おう。」

「へ?」

 

俺が真下さんにお願いする、、、それご褒美では?既にスケベな事で頭いっぱいの俺をよそに真下さんはのそりと起き上がりベッドの上に座り両腕を伸ばし此方を見下ろす。

 

「悟史君、意識してただろう?どうしたかった?」

「え、えっと、、、。」

 

俺の貸した私服、少しぴっちりしてて人型牛の乳頭がぷくりと目立つ白の半袖シャツとゆるりとしたスウェットズボン、妙に人間味溢れた真下さんにベッドの上でそう言われて俺は自分で顔が赤くなるのを自覚してしまう。

 

やっぱり人型牛には俺の感情は隠せない様だ。

 

「っ、あの、えっと、だ、抱きしめる?とか?」

 

真下さんは嬉しそうに笑って頷いてくれる、俺はベッドから起き上がって両腕を伸ばした真下さんの腕の中に潜り込み大きな肩に顎を乗せる。

 

し、幸せ過ぎるっっ!!!

 

いつも使っているシャンプーの匂い、その奥に真下さんの匂いがして体の奥からゾワゾワとしてしまう、呼吸で膨らむ硬く弾力のある筋肉、しっとりした皮膚、抱きしめてくれる太い腕に、大きい手、どれも興奮してしまう、俺は思わず顔を埋めて真下さんの匂いを嗅ぐ。

 

「こら、悟史君、お願いをしないと嗅いじゃ駄目だぞ。」

「え?ま、真下さんの匂い嗅ぎたいです。」

「ちゃんとお願い出来て偉いぞ、好きなだけ嗅いでいいからな。」

そう言って満足そうに真下さんは俺の頭を撫でる、事細かにお願いしないといけない系プレイって事かな、、、何それ興奮しないわけ無いじゃん、、、真下さんみたいな逞しい人に躾される様にして甘えるとか、、、真下さんは天才だろうか?俺のピンポイントでぶっ刺さるプレイの提案に今までグラグラと熱してきた欲の蓋が少しだけずれじわじわと溢れ出す。

 

本当に良いだろうか?俺は体を少し離して真下さんの顔を見るいつも通り余裕のある優しい顔、俺を受け入れてくれる目の色。

「どんなお願いでも、いいですか?」

「どんなお願いでもいいぞ、但し、ちゃんとお願いしてからだ。」

「、、、。」

俺はやっとこの最高な現状を受け止め真下さんに頷く、良いのかぁ、、、明日槍とか降って来そう。

 

「真下さんの、、、ちんぽしゃぶりたいです。」

俺は口を開くと考える前に本能のままに勝手に口が動いていた、、、俺って本当頭ん中スケベしか無いじゃん。

 

「良いぞ。」

真下さんは頷いてスエットズボンと下着を同時に脱ぐ、あーっ、、、下着の上から匂い嗅ぎたかった触りたかったっ!!俺の馬鹿!!

しかし脱いでもらった真下さんの足の間にはオフでも立派なちんぽが鎮座している、それを目にいれてしまうといやらしい色と形に心拍数が上がる。

 

「えっと、ベッド端に座って貰っていいですか。」

「わかった。」

真下さんはベッド端に座り、俺はベッドから降り真下さんの足の間に座る、目の前には真下さんのかっこいいスケベなちんぽがある、俺は吸い込まれる様に顔を近づけ一呼吸すると鼻腔から真下さんのスケベな匂いが体の奥に入りゾワゾワと体が性欲に染まっていく、もっと嗅いでたい、、、。

 

「こら、悟史君、ちゃんとお願いするんだ。」

「あ、ま、真下さんのちんぽの臭い嗅ぎたい、です。」

真下さんは俺の頭を撫で犬を褒める様に許可を出す、本当それ、好きです、ありがとうございます、本当俺的にピンポイントです。

 

真下さんから褒められ歓喜で頭いっぱいにしながら俺は真下さんのちんぽに鼻をくっ付けいやらしい雄の臭いをクンクンと嗅ぐ、鼻を擦り付けながら真下さんの雄の臭いを堪能して舌を伸ばして真下さんにお願いする。

 

「舐めて良いですか?」

「勿論、良いぞ。」

真下さんの許可を貰い俺はそっと真下さんのちんぽを持ち上げ舌を付ける、ゆっくり舌を移動して真下さんの形を味わい根本から先へ何度も往復して柔らかい鈴口を丁寧に優しく何度も撫で上げると真下さんのちんぽは気持ち良さに何度も反応してくれる。

「真下さんハミハミもしたい。」

真下さんはいやらしい雰囲気を醸し出しながら微笑み頷いてくれる、俺は素直にそのまま唇を動かし真下さんのちんぽに刺激を与え時に舐め撫でる。

 

俺のお願い事は続く、陰嚢を触りたい、ちんぽを握りたい、しゃぶりたい、真下さんはそのどれもに許可を出し俺は舌をしっかり纏わせ角度を変えじゅぽじゅぽと音を立てながらそそり立って行く真下さんのちんぽをしゃぶる。

 

口の中いっぱいに真下さんを含みその嬉しさに理性を甘く溶かしながら俺は夢中になって真下さんのちんぽの形を口内で覚える様に味わっていく、次第に血が巡り膨れ硬くなる真下さんのちんぽと上から降り注ぐ興奮に染まった息に真下さんが射精寸前だと理解し、俺は口を開け真下さんのちんぽを拭きながらお願いする。

 

「真下さんの濃い精子、いっぱい飲みたい。」

「〜っ、、、はぁ、悟史君は最高にいやらしい子だな。」

真下さんの余裕の無い表情にゾワゾワドキドキしていると手を伸ばされ頭をそっと掴まれちんぽの方へ押し込まれ真下さんの腰が欲望のままに動く、真下さんが興奮してる、それだけで俺の下半身は素直に反応し熱くなる、俺は真下さんに気持ち良くなって貰えるよう腰の動きに合わせて口内圧をかけしっかり舌で刺激していく。

 

「〜っふっ、、、出すぞ、、悟史君、、、〜っっっつ!!!」

どっっぷりと大量に口の中に注がれた精子を俺は目を閉じ深くまで咥え込んで喉を鳴らして呑み込んでいく、それでも余る濃い精子を口の中に溜めて真下さんに見せつける。

 

「口の中いっぱいだな、悟史君、呑み込めるか?」

俺はその言葉に口を閉じ口の中にあった精子を全て呑み込む、真下さんは満足そうに微笑み甘く俺の頭を顔を撫でる。

 

「悟史君次の願い事は?」

「真下さんに俺の体触って欲しい、舐めて欲しい、真下さんのちんぽけつ穴に埋めたい。」

「、、、俺から言ったのもなんだが、悟史君は本当に素直で可愛いな。」

真下さんの濃厚な雄に当てられフラフラと真下さんを見上げていると、おいでと腕を伸ばされベッドの上に招かれる、顔を触られ唇が重なりお互いの舌を混ぜ合い水音を鳴らす。

 

幸せ過ぎる、ずっと真下さんと混ざっていたい。

 

真下さんの全てが好きだ。

 

口を重ねたまま俺は丁寧に押し倒され真下さんに体を貪られる、優しく情熱的に求められて俺の体の熱はどんどん回っていく。

 

「んっ、、、っ。」

「咥えていた時から服の上から主張していたぞ、俺のちんぽはそんなに美味しいかったか?」

真下さんにスウェットズボンの上からそっと膨らみを撫でられる、それだけでも気持ち良くて俺のちんぽは歓喜に反応してしまう。

服を託し上げられ胸を吸われながらズボンをずらされ素肌のまま竿を撫でられ思わず喉を反る、反った首元を丁寧に舐められ耳を舌で擽られながら真下さんの手の中に隠れている俺のちんぽは元気に血が巡り赤く染まる。

「ま、真下さん、キスしたい。」

可愛いキスじゃ無い、貪る様なキスがしたい、欲に溺れた淫らなやつ、気持ちよさに視界が朦朧としている中真下さんの唇が近づき俺の口を乱暴に熱く貪る、俺は必死に舌を絡めてその気持ち良さにどんどん沈む。

 

「随分いらやしい顔になったな悟史君。」

そう嬉しそうに笑う真下さんに体が反応してしまう。

「真下さん、全部脱いで、真下さんの体見たい。」

俺のお願いに真下さんは上のシャツを脱いで裸になる、綺麗な艶りとした肌、大きな筋肉、綺麗な凹凸、俺は自分の服を全て脱ぎ捨て腕を伸ばす。

「真下さんを抱きしめたい。」

「わかった。」

ベッドに寝そべっている俺に覆い被さり真下さんと肌を隙間無くくっ付ける、彼のしっとりと汗に滲んだ肌に頬擦りをして真下さん全体を自分に取り込む様にして大きな体に必死に腕を回してしがみ付く。

 

生きてて良かった。

 

真下さんの側に、彼の側に、こんなに近くに居れる事がとんでもなく嬉しい。

 

「それで次のお願いは?」

少し体を離して真下さんと目線が合う、俺はお願いをする為に口を開ける。

 

「好きです、俺、真下さんの事凄ぇ大好き。」

 

 

真下は堪える、欲しかった物が胸の奥、深くて大きい空洞の中にポトリと落ちた、目の前の彼には、悟史君にはいつでも頼もしくかっこいい自分でいたい、そう思ってもらいたい、だから泣くのを耐えいつもの様に微笑む。

 

悟史は情欲にすっかり溺れて全身を赤く染め本能のまま、真下を望む、それが何より嬉しいかった、だから真下はそれに答える。

 

「っ、、、はっ、、、ん"っ。」

真下は悟史のちんぽを拭きながら丁寧にけつ穴の皺一本一本丁寧に舐め回し壊れものを扱う様にそっと舌を中へ潜らせる、柔らかく時に弾力ある舌で悟史を味わう、己の唾液に濡れ美味そうにテラテラ光る悟史の赤いアナルに自身の中指を入れその締め付けに自身の下半身に熱が籠る。

 

「っう"ぅ〜っっっ、、、ん"っ。」

既に緩やかに始まっている蠕動運動に指が中に吸い込まれ奥で締め付けられる、何度も経験してきた悟史のケツマンコの気持ち良さを思い出し逸る気持ちを抑え丁寧に指を動かしその時を待つ。

「真下さんっ、欲しいっ。」

「待て、もうちょっと待つんだ。」

「あ"っ、んぅぅぅっっ。」

気持ち良さに膨らんだ悟史の前立腺をトントンと刺激するとそれにあわせ悟史のちんぽの先は我慢汁が溢れ落ち悟史の臍に水溜りを作る、真下は口を開け亀頭を先だけ唇で覆い隠してレロレロと舐め磨く。

「っっ〜っっ、、、あ"っ。」

ちゅぽんと音を立てて悟史のちんぽから口を離すと息荒く呼吸して脱力している悟史が見えた、それに自分も限界だと悟史の両足を持ち上げ自分の足を潜り込ませて悟史のアナルに自分のバキバキに血の通ったちんぽを擦りゆっくりと中へ沈ませる。

 

「っ〜くぅっっ、、、あ"っ、、、んっんっ。」

「はぁ、全部入ったな。」

入れるだけでも気持ちいいのか悟史は快楽に喉を鳴らし体に力を入れる、全てを受け入れた悟史の腹を満足そうに真下は撫でる。

 

たしか、付け根を押すと気持ちいいのだったか。

 

「んっまっ、まって真下さん、それ気持ちっ、、ん"っ。」

外側から前立腺へ刺激を与えると分かりやすく望む反応をする悟史に真下は自然と口角が上がり体を前に倒す。

 

「ほら、悟史君、お願い事しないとな、そのままなんて望んで無いだろう?」

真下は悟史を誘う様に腰をぐりぐりと動かす。

 

「う"っ、中、、、俺のケツマンコ真下さんにいっぱいゴリゴリズポズポされたいっ!」

「わかった。」

真下はゆっくり腰を引き悟史へ叩きつける様に腰を振る、あぁ、本当にこの子は、、、最高に淫らだ。

 

 

意味が分かんない意味が分かんない意味が分かんない、気持ちいい、気持ちいい、気持ちいい、ただ気持ちいい、、、。

 

真下さんに体を貫かれて射精一歩手前の気持ち良さに視界が滲み俺はギュッと目を閉じる。

 

「っ!っ!っ!、、、んんんんんんん"ん"ん"っ!!」

余りの気持ち良さに俺のちんぽは勢いよく射精して自分の腹を汚す、スッキリとしてどくどく下半身が鳴る中真下さんの腰は止まらない、その振動でふにゃりと柔らかくなった俺のちんぽは俺の腹の上で踊る。

 

「っあ"っ、んんっ、んっ!っっっあ"っっ!!」

やばいドライイキの感覚短い、真下さんの圧倒的に大きなちんぽで中を圧迫され俺は何度も射精の快感を味わう。

 

一度真下さんが完全に腰を引いて俺をうつ伏せにして俺の体へ乗る、寝バックかぁ、、、好きです。

 

「ん"んぅ、、、う"っ。」

真下さんの太い足が俺の太ももに乗り狭くなった肉尻を割ってアナルへちんぽが挿入される、ベッドのスプリングがガジガシ乱暴に音を立て俺の体がベッドに沈む、息苦しさと逃げられない気持ち良さに圧倒な雄感、俺は気持ちのままに喉を鳴らす。

 

「んっん"ん"ん"ん"ん"ん"っっっっ!!!!」

「気持ちいいか悟史君?良く鳴くな。」

気持ち的な部分もあるが圧迫がある中で足を伸ばして体を締めると真下さんのちんぽがグイッと奥、気持ちいい所に当たり感度が上がる、全身が性感帯になりかけている所に背中を撫でられ唇で触れられたら頭は沸騰した水の様に茹るしか無い。

 

「さて、取り敢えず1回目、受け止めてくれよ?」

真下さんにまたゴロンと仰向けにされて真下さんが腰を反る、真下さんの上反りちんぽが俺の前立腺をドコドコと刺激しその気持ち良さに俺の抑える事も忘れた嬌声が自室に響き渡る。

 

「ぁぁあぁぁあ"ぁ"あ"っ、、、っばいっ!イクっ、気持ちっ、ん"んん"ん"ん"っ、、、ばい、やばい、、、イクイクイクイグッ。」

「っ!!」

本日2回目、それでも尚ドロリと熱い精液が大量に中に侵入して俺の体を焦がしていく、、、っばい、マジで、、、トブ。

 

「っはぁ、、、悟史君気持ちいいか。」

「、、、は、ん、、、はい。」

息も絶え絶えに必死で声を出して俺は真下さんに頷く。

 

「まだしてない体位も有るし、まだ俺は元気だから、、、。」

「真下さん?」

「頑張ろうな悟史君。」

真下さんは疲労で伸ばした俺の片足を折り曲げて抱き腰を引く、、、あ、生きて帰れない。

 

 

「あのねぇ、真下君?君いい加減納得してくれない。」

この牧場、人型雄牛の保護場が出来る前、捨てられた真下はオフィスのテーブルをじっと眺めイライラが募るむぎわら君事、鈴木真孝に叱られながら肩を窄める。

 

「俺は捨てられたんだ。」

「聞いた、何度もきいた、それに何度も答えてきたよ?君ぐらい牧場の作業に長く深く関わって来た奴は居ない、年齢的にも丁度いい、だからこそこの企画に参加して欲しいって。」

「でも、俺は、、、。」

 

真下は捨てられた、大好きな牧場主は老衰で亡くなり次代の息子は俺を嫌った、それが事実だ。

真下は亡くなった牧場主が大好きだった、小さい頃から大らかに、大切に育ててくれて色んな事を教わった、牧場主が年老いて色々生活に困難が生じた時本当はずっと側に居て世話をしたかった、けれどそれを牧場主の家族は優しさで拒み、真下は牧場主の死に際に立ち会う事は無かった。

 

大きな空洞、如何にもならぬ人間と人型牛の距離、心の拠り所を無くした真下はそれでも思い出の詰まったその牧場で人生を終わらせたかった、、、けれどどんなに牧場の為に働いても次代の息子は真下を受け入れなかった挙句此処へ売り飛ばした。

 

もう、いいじゃ無いか、、、もう、何も無い、、、何か頑張る事なんて出来そうに無い。

 

「うっっっっぜっっっ!!!」

鈴木はそれに対してニコニコとブチギレる。

「鈴木さん!?」

それにやり過ぎだと近くに居た司は慌てる。

 

「いいよ、君の理想の牧場主連れて来てやる、真下さん、全部言って、君の理想連れて来てやんよ。」

 

落ち込んだまま横目でちらりと鈴木を見た真下はまた目線をテーブルに落とす。

 

「鈴木さん、それは難しいんじゃ無いですか?」

人型雄牛、特に男性らしい人型雄牛に価値は無い、それが当たり前のこのご時世で牧場主も決まらぬ今、無責任な鈴木に司は嘘は良くないと嗜める。

 

「僕も所属していたこの会社のAI立ち上げチームの中に最近安定して来たワープゲート技術に関わってる知り合いが1人いる、そいつと話しつけて来てやるよ、だから真下さん好みの奴異世界からでも何処でも見つけて引っ張ってきてやんよ。」

「異世界?」

「そう、この世界に居なくても他の世界なら真下さん好みの人はいるでしょう、AIは元々僕の特化だし、徹底的に探して上げるから、ほら、君の性癖を全て話しなさい。」

「鈴木さん!」

 

異世界、この世界じゃない人、そこまで探してくれるなら自分の望む牧場主に会えるだろうか?

 

「真面目に仕事をしてくれて、俺達、人型雄牛を愛してくれる人。」

 

俺を必要として欲しい。

 

「足りない、もっと、ほかには?」

 

「、、、素朴な感じで、思いやりがあって、俺より背が低い子。」

 

大好きだった、褒められて嬉しかった、もっと自分に微笑んで欲しかった、もっと、もっと長い時間側にいて欲しかった、、、気づけば真下は大切な愛おしい牧場主を思う。

 

「そう、で?取り敢えず思いつく限り喋って。」

 

「笑顔、少し引っ込み思案な感じの笑い方をする人、忍耐強い人、畑、植物を愛する人、麦わら帽子が似合う人、作業着を泥だらけにして俺達に時間を掛けてくれる人、、、」

 

もう会えない、どんなに願っても、俺の大切な人はあの人だけで、、、その人との思い出はもう新しく作れない、、、。

 

「もう、会えない。」

 

「そうだよ、会えない、その沢山与えられた経験で前に進め、真下、ほら喋って、次、次理想の人と牧場で生きるならどんな人がいい?」

 

真下は涙をボタボタと流しながら愛しい牧場主の姿を語る、もう会えない人、もし、次人を好きになる事があったら、その人の為に人生を命を使いたい。

 

「共に、俺と共に人生を歩んでくれる人。」

 

 

「、、、もう無い?」

一通りメモを取った鈴木は冷めた口調で真下に言う、それに真下は司に心配されながら頷く。

 

「はぁ、よし、連れて来てやる、だから真下さん、本格的に牧場運営が始まる迄の一年半、徹底的に其奴をサポート出来る様に勉強して貰うから。」

「え?でも、真下さんだって別に学校とかで修了した訳じゃないですよね。」

司は人型牛が勉強をする難しさを知っている、その為鈴木の言葉に慌てる。

 

「いや、一年半、付け焼き刃だろうがやって貰う、足し算引き算は出来てる、そこから畳み掛ける。」

「無理ですよ。」

「いんや、やらせる、僕を此処まで動かすんだ、やって貰う、真下さん、とびっっきり可愛い子連れて来てやるから、それまでにかっこいい真下さんを作るよ。」

「かっこいい俺?」

「そう、やっぱり好きな人には頼りになるかっこいい人って思われたいじゃない。」

「、、、。」

 

鈴木は少しだけ真下の目に光が戻ったのを見逃さない。

 

「既に真下さんにはこの会社の管理チップが埋め込まれている、それを使ってAIで効率よく学習するスケジュールを作る、司くん、データは共有するから講習などの手続き頼んだよ、君は真下さんのサポートを優先にこれからスケジュール組み直すから。」

「それは良いですけど、、、鈴木さんは?」

「僕?僕はとびっきり可愛い子を連れてくる為に全力尽くすから、2人共頑張ってね!」

 

爽やかに笑う鈴木は1人立ち上がり唖然とする司と真っ赤に泣き腫らした真下を置いて会議室を去っていった。

 

 

「とびっきり可愛い子か、、、。」

疲労でぐっすり寝てしまっている悟史の寝顔に満足そうに口角を上げ真下は微笑む。

 

この子は俺の事が大好きで、俺も悟史君の事が大好きだ。

 

丈雄の様に毎日体全部で表現はしないもののいつだって悟史の事を真下は想っている。

 

皆んなを優先して寂しさに耐え意地を張る姿がいじらしい、1人で色んな悩みを内で多く抱えるくせにエッチな事にはあっという間に深く此方側まで来て溺れてしまう。

 

「俺がいる。」

 

悟史君を支えるのは自分だ、最後の時まで、今度こそ。

 

「だから好きに進んでいい。」

 

生命らしい矛盾した生き物、その愛らしさに真下は満足するまで悟史の寝顔を見守った。

 

 

やっぱり、真下さんとのセックスって濃厚過ぎるよね。

 

俺はぼんやり畑の作業をしながら昨日の事を反芻する、良かった、濃かった、、、一つ残念な事を言うなれば、真下さんの脇舐めたかった、、、自分の欲望に負けて直ぐにちんぽしゃぶりたくなるのは本当、本能って怖い。

 

もっと時間を掛けて、焦らしてからの方が感度高いじゃん?もう始まりから頭の中真下さんのちんぽしかなかった自分を叱りたい、脇も舐めたかったし、おっぱい焦らしながら触りたかった、、、変化球でお尻に顔埋めるとかさぁ〜もっと色々堪能の仕方があったじゃん?はぁ、、、本当、俺の馬鹿。

 

でも最高でした、ありがとう真下さん、俺凄く幸せ者です。

 

そんな反省と良かった場面を振り返って黙々と俺は本日の畑作業を終わらせる。

 

「さて、紫陽花の根っこが出て来たか様子でも見に行こうかな。」

 

俺はふぅと一息吐いて納屋に道具を仕舞おうと歩き出すと偶然にも相良さんに会ってしまう。

 

此処最近良く相良さんに遭遇してしまうのは、本当に偶然だろうか?

 

「こ、こんにちは」

「、、、おう、、、畑か?」

「はい。」

「、、、そうか。」

「はい。」

「「、、、、、、、。」」

 

会話が止まってしまい、俺はその場を離れようと頭を軽く下げ移動しようとする。

 

「あ、悟史さん、今いいですか?」

「うん、大丈夫だよ?」

足を一歩引いた所で達也君が俺に声を掛けて近寄る。

 

「達也。」

「?どうも。」

「お前な、あんまり人間に「いえ、相良さんには説明してもわからないと思いますので、悟史さん、トラクターについて聞きたいんですけど。」

「うん、トラクターについて?」

達也君は相良さんの話を遮り俺に話しかける。

 

「燃料費について記入してたんですけど、牧草地のトラクター?なんか数種類あるじゃないですか、全く知識が無い部分なのでどんな物か一度聞いておきたくて。」

「あぁ、成る程?トラクターと言うよりアタッチメントの方に種類があって、」

「アタッチメント?」

「うん、トラクターに用途に分けて耕す部品を取り付ける?」

アタッチメントについて説明するのが難しく俺は言葉尻が小さくなる。

 

「悟史に聞いても駄目じゃねぇか。」

俺の口篭った姿に相良さんは大きくため息を吐く。

「あはは、気になるなら今日のランニングついでに倉庫覗いて見る?」

「はい、悟史さんが良ければ。」

いつも走っている牧草地の端にある駐車場の側には農耕重機がしまっている倉庫が有る、内容は簡単だけど形は少し複雑なので見せてしまった方が早いかもしれない。

 

「、、、おい達也、本当に大丈夫か?」

「口だけで説明が難しいなら現物を見るのも有りですよね、説明もし易くなると思います。」

「、、、あのな、達也こいつはな「人間と距離を置けと言う話でしたら既にお互い意見を出し合ったので俺はそう言う話いいです。」

「、、、。」

 

達也君のドライな対応に相良さんの口元が曲がり不満をわかり易く示す。

 

な、なんか可哀想な展開になって来た。

 

「悟史さん、お昼過ぎ準備して伺います、どの辺に居ますかね?」

「お昼過ぎなら自宅にいると思うよ、なんなら駐車場で待ち合わせにしようか?」

「はい、それでお願いします。」

 

達也君は俺とのランニングの約束を取り付け俺達に挨拶をして牛舎に戻って行く。

 

「、、、。」

「あの、もしかして達也君とは、何時もこんな感じ、なんですかね?」

牛舎に帰る達也君を見守っているとまだ俺の側に立って不満そうに達也君を眺めている相良さんに俺は徐に口を開く。

 

「あ"?ったく、そうだよ、彼奴は俺の話に全く耳を貸さないで毎日パソコン?カタカタカタカタ遊んでる奴だよ。」

 

遊びじゃなくて、お仕事なんだと思うんだけどなぁ、、、。

 

「ったく、達也もそうだが、皆んなテメェ優先で俺の話を聞いちゃいねぇし、理解もされねぇ。」

「そう、ですか。」

 

そこでふと気づく、相良さんは誰にも理解されないまま人間から仲間を守ろうと人と距離を置く事を説得して来た、、、もしかして相良さんの理解者は前の牧場含め居なかったのだろうか?

 

「相良さん、あの、前の牧場では相良さんの考えに賛同していた仲間っていたんでしょうか?」

「あ?まぁ、、、まちまちだな、理解して人間から距離とっても人間が説得して結局べったりだったり、人間に愛されないって延々恨み言吐いて結局頭ん中人間しかねぇ、そんな奴ばっかだったよ。」

 

なんか、、、それって相良さんが当て馬的に使われて居ないだろうか。

 

「お、お疲れ様です。」

「お前に1番言われたくねぇ言葉だな。」

「デスヨネ〜。」

 

そうか、なんか、納得する形では同じ考えの仲間は居なかったのかな?

 

「あの、相良さんは満足いく形で仲間から理解されない事が多くて、、、その、寂しくなかったんですか?」

「あ?喧嘩売ってんのか?、、、寂しくったって仲間を守る為ならなんだってしてやるよ、俺は俺を貫くだけだ。」

「そう、ですよね。」

 

人生の大先輩、寂しくても、自分が腑に落ちていれば寂しさを抱えたままでも決めたその道を突き進む、俺の目の前には孤独な道を力強く歩き続けている大先輩がいる事に気づいて胸が熱くなる。

 

「相良さんは、凄いですね。」

「あのな、絆されねぇからな!」

「はい、そのままでいいです。」

 

つい相良さんへ向けて溢れた言葉、そこでやっと陽久さんの、真下さんから言われた意味を理解する。

 

ありのまま、そのままの貴方でいい。

 

そうだよな、俺もこの気持ちを抱えたまま前に進もう、みんなの為に頑張ろう。

 

「なーに笑ってんだよ、いいか!?俺の方がお前より何十年と生きてる人生の大先輩なんだかんな!!」

「はい!そうですね!」

 

 

「ランニング!」

「はぁ、、、。」

「一緒に走ろうっ!!」

「走る体力無くなるんで引っ付かないで下さい。」

「俺が達也君のエネルギー吸ってる見たいじゃん!」

「実際そうじゃん?」

 

お昼過ぎ、ランニングを約束して集合場所の駐車場へ行くと早速丈雄君と達也君のが仲良く戯れていて、それを秋茂君が見守っていた。

 

秋茂君も前に数回ランニングに参加していて、問題なく走れる姿を見て彼の回復した姿に何度か胸を打っている。

 

今日はこの3人か。

 

「お待たせ、車に乗ろうか?」

「悟史さーん。」

「はいはい。」

丈雄君は俺に気づいて何時も通り突進してきて俺も何時も通り受け止めていっぱい頭を撫でておく。

 

「車乗るよー、助手席は?」

「行きは達也君!帰り俺!!」

「はーい、じゃ、車乗りましょう。」

「はーいっ!!」

 

俺は丈雄君から元気いっぱいの愛情を受け取りぽかぽかした気持ちで車の鍵を開けて皆んなを座らせる。

 

「シートベルト大丈夫ですか。」

「大丈夫です」

「出来た!」

「問題無いです。」

3人それぞれ返事をしてくれたので俺はエンジンを掛ける。

 

「出発!!全力前進!安全第一!!」

「はーい、安全運転でお連れしまーす。」

 

いや本当丈雄君は元気で癒される、俺は車のギアをDにいれゆっくりアクセルを踏んだ。

 




悟史君の誕生日6月1日、牛乳の日、双子座。

と言う、謎の新情報。

続きは溜まり次第更新予定ですっ。
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