※この作品はR-18です。

雄牛牧場   作:錆田缶

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海編だよ!!!!!!

健全水着挿絵↓
悟史と真下

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丈雄達の初期装備な水着と服装

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雄牛牧場23

「うーみっ!うーみっ!」

皆んなと水着に着替え俺は綺麗な白い砂浜を改めて踏む、既にライフセーバーさんの指示に従って皆んなとしっかり準備体操を終え、相良さんと丈雄君は真っ先に足を海に突っ込んでジャブジャブ楽しそうに歩いている。

 

「達也はいいの?」

「、、、行きますけど。」

分かりやすく俺の側で耳を下げている達也君に俺は指摘せず微笑む。

「無理せず此処で眺めているだけでもいいぞ?」

遊び道具や水分補給のクーラーボックスを持って来た真下さんもそう言って達也君に選択肢を増やしていた。

それでも海を見て考えている達也君に俺は提案してみる。

 

「せーので一緒に片足だけつけよう。」

「それなら、まぁ。」

俺達は真下さんに行って来ますと挨拶してから波打ち際迄歩いて行き、片足どころか両足が波に巻き込まれる、一瞬の事で達也君は耳を上げ俺の服を掴んで固まっている、そこをまた波がやって来て俺達の足を洗う。

 

「砂がさ、指の間から抜けるの、なんか気持ちいいよね。」

懐かしいなぁ、と海で遊んだ記憶を思い出しながら波と砂の動きを足で感じて俺はニコニコしてしまう。

「まぁ、そうっすね。」

達也君も波の勢いに慣れて来た様でギュッと握っていた俺の服から手を離して脛半分まで海に浸かる、それでも暫くするとランダムに変わる波の高さが怖くなったのかジャブジャブと俺の側に帰って来たので浮き輪の提案をする。

 

「しっかり握っていれば溺れる事はないらね。」

「、、、そうします。」

達也君も納得した様なので一度荷物置き場に戻って浮き輪を取り出し空気を入れていく。

 

浮き輪に空気を入れるコツは空気入れの場所をしっかり前歯で噛んで形を変えて思いっきり空気を入れる事、家族の中でも俺が1番早く空気を入れる事が出来た為家族旅行の際は意気揚々とビーチボールなどもよく膨らませていた。

 

「達也君ばんざーい。」

俺はパンパンに膨れ上がった黄色の浮き輪を達也君に被せる。

「ありがとうございます。」

「如何いたしまして。」

「あの、俺も欲しい、です。」

「秋茂君も?いいよ。」

見ていた秋茂君も浮き輪が欲しくなった様なので俺は緑の浮き輪を秋茂君の為に用意して渡す。

「ありがとうございます。」

「如何いたしまして。」

 

「おい悟史、喉乾いた。」

「え?はい、2人とも大丈夫そう?」

相良さんに呼ばれ俺は真下さんからクーラーボックスから取り出した水を受け取りながら2人に放置しても大丈夫か問うと2人は目を合わせる。

 

「慣れるまで一緒にいて良いですか?」

秋茂君は達也君のお願いに無言で頷く。

「じゃ楽しんで来てね。」

「おーい悟史!」

「今行きます!」

俺は浮き輪をつけた2人を置いて相良さんに水の入ったペットボトルをさしだす。

「開け方わかんねぇ」

「あ、すみません。」

俺はペットボトルの開け方が分からない相良さんにペットボトル蓋を開けて再度相良さんに渡す、相良さんはグイッと一気に飲み干しカラのペットボトルを返却する。

「ありがとうな。」

「はい。」

 

「さーとしさん、おーれも。」

「丈雄君も?今持ってくるね。」

「やーだ、案内して。」

「うん。」

俺は丈雄君と荷物置き場に戻りクーラーボックスから冷えた水のペットボトルを蓋を開けて渡す。

「へへ、悟史さんありがとう。」

「如何いたしまして。」

「あっ!あのね、この前海の勉強したんだけど悟史さんビーチボールある?」

「用意してるよ?」

丈雄君にそう言うと耳を上げ目を見開きもの凄く喜ぶ雰囲気を醸し出す。

 

「一緒に遊ぼっ!!真下さんもっ!!」

「いーよ。」

俺と真下さんは丈雄君の提案に頷いて、俺は早速ビーチボールを用意して3人で海に腰まで入る。

 

「悟史さんパース」

「っと、はいっ真下さん!」

「取った、ほらっ丈雄君!」

俺達は暫く波に揺られながらキャッチボールに夢中なる、その内参加者が増え、いつの間にか全員で遊び始める。

 

「秋茂さんっ!」

「んっ、達也君。」

「、、、陽久さん。」

「それでは友伸君。」

「えっ!えっと相良さん!」

「よーしっ!ほれ華!」

「では正勝さんに。」

「えっ!?俺!?えっと和夫さん!」

「よいしょっ、では真下さん。」

「悟史君!」

「はい!」

皆んなで名前を呼び合いながらボールを投げる、なんか、本当に皆んな仲良くなったなぁ。

 

 

お昼にはバーベキューと言う事で専用のシェフ?スタッフさん?が大きい本格的なグリルで素材を焼いてくれる。

 

「人型牛でも安心して食べれる無農薬で採れた野菜達だ、我々は海鮮もあるから悟史君も楽しんで。」

「ありがとうございます。」

 

俺は大岩社長からキンキンに冷えたビール缶を頂いてお礼を言う、チラリと真下さんの方を見ると頷いてくれるので俺は安心してプルタブを開け、皆んなと乾杯をしてからビールに口をつける。

 

「っ〜〜〜っ、、、うまぁ。」

「悟史君はお酒いけるんだね、後で日本酒も一緒に飲もうね。」

「ありがとうございます。」

 

お昼になり太陽も高く、日差しが強くなって来た、そんな汗ばむ気温の中キンキンに冷えたビールが体を通るこの気持ちよさに生きていて良かったと俺は改めて実感する。

 

最高のシュチュエーションだよなぁ。

 

「これ美味しいです!」

「どれ?」

「かぼちゃです!」

「俺もそれ好き。」

 

皆んなの前には大根、じゃがいも、人参、かぼちゃ、さつまいも、とうもろこし、キャベツ、焼きリンゴ、オレンジ、パイナップルなど草食、人型牛用のご馳走が並ぶ。

 

そんな中皆んなそれぞれ感想を言いながら美味しそうに箸をつけている。

 

「このペレット中々ですね。」

「あぁ、とても美味しいね。」

陽久さんの為に食に拘る誠華君も混合ペレットを上品に食べて満足気に頷いている。

 

楽しそうな皆んなを眺めながら俺は焼きたてのジュワジュワ音が鳴る帆立を箸で解して口に運ぶ、帆立のギュッとした旨みが口の中に広がりその濃い塩味をビールで押し流す。

 

「っ、、、はぁ。」

「美味しそうに食べるね、良かった。」

「はい、ありがとうございます。」

「食事は確かバラバラに食べているんだろう?仲間が居なくて寂しくないかい?」

 

真下さん達が仲間なので寂しくは無いと思っているが、大岩社長が言っているのは同じ人間がいない事だろうと俺は口を開く。

 

「真下さん達が居るので寂しさを感じる事は無いです。」

少し前の俺なら悩んで建前で寂しく無いと言うだろう、けれどその峠は等に越えてしまった、だからこそ本音で俺は寂しく無いと言う事が出来た。

 

「そうか、鈴木君にバイトでも人を増やす事を提案してみたんだが、、、成る程、もう少し丁寧に人選しても良さそうだね。」

「現状、俺は大丈夫ですので、もし雇うならゆっくり選んでもらえると嬉しいです。」

 

元々不人気の雄牛だけを管理する場所で仕事をしたい人が見つからなかった、と言う事で異世界から俺が此処に来て皆んなの管理を任されていると言う事になっている。

 

この世界に来て此方の資料や新聞、研究論文に目を通しているが、それを踏まえて人型雄牛が安心して過ごせる様な人材の確保の難しさは理解しているつもりだ。

 

幸せになってほしい。

 

その願いが共有出来る人ととなら俺も喜んで一緒に仕事がしたい。

 

 

「さて、これから日差しが強くなってくる、日焼けが酷くならない様にしっかりと日焼け止めを塗り直そうか。」

「そうですね。」

お昼もしっかり食べて再び海に行こうかと言う所で日焼け止めを真下さんが推奨してくる。

 

、、、あれだ!!!夏の定番!日焼け止めを塗るイベントだっ!!!

 

家のマッサージとは違う、海と言う開放された環境でのスキンシップ!!是非!やりたい!!勿論!真下さんに!!!

 

「悟史君?」

「すみません、やってみたかったんです。」

真下さんにじっと見られてしまって恥ずかしさが勝ってしまい俺は真下さんと目を逸らす。

 

「全く、丁寧に塗ってくれよ?」

真下さんはそう言って俺の手に日焼け止めクリームを手渡す。

「いいんですか?」

「勿論、背中は自分で綺麗に塗れないからな。」

 

背中と言わず前も、いや、自粛しよう、塗れる事に感謝しよう。

「頑張ります。」

 

「俺も悟史さんに塗って貰うの待ち!その間秋茂さん塗ってあげる。」

「お、いいな、丈雄次俺な!」

「いいよー、相良さんはちょっとだけ待っててね。」

丈雄君は俺に塗って貰うのを待つ間秋茂君と相良さんに日焼け止めを塗る。

 

「はい、背中塗れましたよ。」

「ありがとうございます、前は自分で塗りますね。」

「正勝君も塗りましょう、日焼けは過ぎると火傷みたいになって痛いらしいですからね。」

「ぅえっ!?は、はい、よろしくお願いします。」

仲のいい友伸君と和夫さんはお互い背中を塗って、遠くでそわそわしていた正勝君を輪に入れて和やかに談笑している。

 

「華は背が綺麗だね」

「陽久様の為に普段見えぬ所もちゃんと手入れしております、好きなだけ触れてくださいませ。」

誠華君はいつも通りで、陽久さんも嬉しそうだ。

 

そんな賑やかな会話を横に俺は砂浜に敷かれた敷物にうつ伏せで横たわる真下さんを見て思わず喉が鳴る。

 

太陽照り付ける眩い海辺の景色、そして耳をくすぐる波の音、そんな理想的な屋外でパラソルの隙間から夏の日差しに照らされた真下さんの大きく逞しい背中は汗でしっとりとしていてキラキラと輝いていた。

 

これ、触っていいんだ、いや、俺はこの人の恋人だぞ!いや何言ってんだ、日焼け止めなんだからそもそもそんな下心、、、になる、下心しか起きないじゃ無いか。

 

「失礼します。」

俺は手に日焼け止めを取って手のひらで伸ばし真下さんの背中に触れる。

人型牛特有の暖かさ、そして皮膚の奥から伝わる柔らかくむっちりとした反発力のある筋肉、俺は手のひらから伝わる真下さんの逞しい背中の凹凸一つ一つを確かめる様に丁寧に、そして均一になる様日焼け止めを塗っていく。

 

「出来ましたよ。」

俺は手のひらの感触に感動したまま真下さんに背中を塗り終えた事を伝える。

「そうか。」

真下さんはそう言って今度は仰向けになる。

「?」

「?前も塗ってくれるだろう?」

さも当たり前と言う様に無防備に仰向けに横たわる真下さんみ前に俺は目の前の事が現実に感じられず真下さんの問いにゆっくりと頷く。

 

、、、っ!?!?

 

触っていいんだっ!

 

俺は少し混乱しながらもう一度日焼け止めの蓋を開けて両手で伸ばし、ま、真下さんの、、、真下さんの、、、胸下からお腹へ日焼け止めを伸ばす。

 

緊張しすぎて間違えた気もするけど、おっぱいは締め、そう、おっぱいはご褒美だから、、、今も大分ご褒美だけど。

 

真下さんと言う存在に勝手に振り回されて何時もより変な考え方をしている自覚はある、それを分かっていても尚、眼前の光景は官能的で暴力的だった。

 

胴回りも無事丁寧に塗り終わり俺は喉を鳴らして真下さんの胸に触れる、もっちりと弾力のある胸筋、沈む指先に筋肉の反発を感じ俺はゾクリと体の芯が震える、それでも必死に気持ちを隠して丁寧に日焼け止めを塗り伸ばす。

 

「っ。」

「すみません。」

「いや、大丈夫だ。」

真下さんのぷっくりとした乳首を掌が通過すると真下さんは小さく反応してくれて、波の揺れる音と共に自分も酔ったように真下さんに日焼け止めをそっと塗り込む、もっと乳首の硬さを掌で堪能したい、、、。

 

「悟史さんのえっちー。」

「うぐっ。」

後ろでニヤニヤ笑う丈雄君にそう言われて我に帰り俺のマッサージしていた手は止まる。

「俺は気にして無いよ。」

「すみません、本当、すみません。」

 

真下さんは気にしていない様だけど俺は自分の煩悩が暴走仕掛けた事に顔が熱くなる、でも叱られたとしても最後まで塗る手は止めたく無い、俺は丈雄君と真下さんに微笑まれるまま日焼け止めを塗っていく、、、もうなんだこれ。

 

「ぬ、塗れました。」

「ありがとう、、、真っ赤だな。」

「いや、本当に、すみません。」

 

丈雄君に図星を差され益々真下さんの体に意識してしまっても我欲で無理して突き進んだ為か顔の熱さがなかなか引かない。

 

「次俺!」

「はい、喜んで。」

 

丈雄君も真下さんと同じ様に俺に日焼け止めを塗ってもらおうと真下さんの寝ていた場所へ寝転がる。

 

丈雄君のその無邪気さに俺はホッとして気を取り直して丈雄君の背中に日焼け止めを塗っていく。

 

「ふふ、脇はくすぐったい。」

「ごめん。」

「全然いーよー、、、なんか、ごめんなさい?」

「いえ、こっちこそすみません。」

俺達は謝りながらも丈雄君と穏やかに会話し、背面の日焼け止めを塗り終わる。

 

「悟史さん、俺も前塗って?」

「勿論、させて頂きます。」

丈雄君は起き上がり両手を広げる、俺は座ったままの丈雄君に日焼け止めを塗る。

 

なんかこっちの方が隠れて塗っているようでよりえっちな感じがする!!

 

「丈雄君、狙ってた?」

丈雄君に思わずそんな事を聞くと丈雄君は目を細めてニッと微笑む。

「悟史さん俺に意識してるの?」

そのセリフに胸を刺されてキュっと胸が締まる。

 

「真下さんみたいに丁寧に塗ってね?」

「勿論、丁寧に塗りますとも。」

 

本当丈雄君は小悪魔だなぁ。

 

丈雄君の分も塗り終わり一息付いた所で俺は真下さんと丈雄君に挟まれ日焼け止めを塗られる。

 

「俺悟史さんのくすぐったい所知ってるもーん、此処くすぐったいでしょ。」

「っ、はい、そうです。」

「其処もだが、此処も中々反応いいぞ。」

「〜っ、っ。」

 

反応してしまうのはもうしょうがないと思う、俺はそれでも情けない声を出さないように口元をキツく結んだ。

 

 

その後丈雄君、秋茂君、友伸君はゴーグルを付けて海水に顔を付けて海の中を観察して遊び、その近くでは相良さんが浮き輪で浮いている達也君と正勝君を引っ張って遊んでいた。

 

陸では穏やかに和夫さんと誠華君、陽久さんがビーチバレーを楽しんでおり、俺は浮き輪で海を楽しむ真下さんの側でゆらゆらと海を泳いでいた。

 

「悟史君は水慣れしてるな。」

「何度か海には行った事があるので。」

 

家族旅行に部活仲間、友人など色々と海の思い出はあるから俺は海という存在に余り恐怖心は湧かないが、今日初めてここに来て慎重な子はかなり警戒しながら海と関わっていた、今は丈雄君と相良さんを中心に海への必要以上の警戒心は減ったように見える。

 

「俺は、どうして悟史君の様に浮かないのだろうな。」

「筋肉量とかですかね?」

真下さんも例に漏れず初めての海で浮く事も難しいらしく、浮き輪に乗せた腕に顎を乗せながら俺をのんびり眺めている。

 

余りその分野では知識が無いので2人で頭を捻り、少し浅瀬で練習してみようかと俺は真下さんに提案する。

 

「俺が浮き輪を引っ張るので真下さんは浮き輪を掴んで浮く感覚を掴む、とかでどうでしょう。」

「成る程、悟史君、お願い出来るか?」

「勿論。」

 

俺達は鳩尾辺りまでの水位に移動して浮く練習をする。

 

「全身の力を抜いて、、、足が沈むなら少し重心を前にするとか、、、。」

真下さんは眉間に皺を寄せて真剣な表情をしながら浮き輪を掴み浮く事に集中している、俺はその様子を眺めながら浮き輪を引っ張り、海の中を泳ぎ歩く。

本当この人は可愛いし、かっこいい、そんな真下さんを観察しながら俺は海経験者として頼りにされるのが嬉しくて浮き輪を引っ張り続けた。

 

 

「貝殻持って来た。」

「秋茂さんありがとう、秋茂さんはどの貝殻が好き?」

「ん、、、このオレンジっぽいの?」

「じゃそれは目立つ場所に置こう!」

「うん。」

 

「はっ、崩しちゃいました。」

「濡れた砂で修復出来ないっすか?」

友伸君がスコップで砂を叩いていると予想よりも大きく砂山は崩れて慌てていたが、隣に座って作業している正勝君が濡れた砂を手に取り補強を手伝う。

「ありがとう正勝君。」

「いえ。」

 

「おい丈雄!砂と海水追加で持って来たぞ!!」

「相良さんありがとう!もっと大きくするなら何処に置けばいいかな?」

「それなら中央左寄りはどうでしょう?高い位置は私が置きましょう。」

「それでは崩れない用土台は華が確認しますね。」

 

「和夫さん器用ですね。」

「ありがとうございます、達也君も細かい作業が得意なんですね。」

「そう見えます?」

「ええ、とても上手ですよ。」

「、、、ありがとうございます。」

 

「悟史さんのお城どう?」

「ちゃんと出来てるか分からない、丈雄君はどう思う?」

「可愛い!」

「ありがとう。」

 

日が傾き始めた頃、俺達は少し涼しくなった砂浜に砂を寄せ集めて大きくてカオスな砂城を作っていた。

 

「丁寧に削ると言うのは難しいな。」

「真下さんは真面目派だねぇ、此処に貝置いていい?」

「ん?いいぞ?」

 

真下さんは砂を丁寧に分度器で撫で整形を楽しんでいて、丈雄君のお願いに快く頷いている。

 

むぎわら君に言われて最初は定規?分度器?と首を傾げていたが、実際に砂で遊び始めるとその使いやすさに納得する。

 

薄いプラスチックは水平線に綺麗に削りやすいし、凸凹している面を平らに慣らす時にも直線の辺は便利だ。

 

皆んなそれぞれ意見を交わしながらやりたい事をやって各性格が出ている城の形がゆるりと混じり合っている一塊になっていき不思議な気分になる。

 

今、凄く楽しい。

 

出来上がった砂の城は皆んなで相談しながら配置につきライフセーバーの2人に夕日をバックに写真を撮ってもらう。

 

「写真撮れたー?」

「撮れましたよ。」

丈雄君はライフセーバーさんの湊さんの手元にあるカメラを覗いてはしゃいでおり、友伸君や達也君、秋茂君もそれに加わる。

 

「改めて見るとかなり大きくなったな。」

「そうですね。」

 

相良さんや陽久さんを中心に大量に砂が運ばれ、皆思い思いに造形を楽しんだ、気付けば俺が両手を広げても収まらないサイズの砂城が出来上がっていた。

 

真下さんと意見を交わしつつ個性豊かな砂城をぐるりと見て回る。

 

貝殻がいっぱいな所、窓枠やレンガ壁が丁寧に彫られている部分、手で固めたであろう砂山、可愛い小さな山が幾つも並んでいる泉の様な場所、森を表現しているのか沢山小枝が刺さっている場所もある。

 

皆んなで作った作品、それがどうしようもなく嬉しくて口角が自然と上がってしまう。

 

「さて、そろそろ搾乳時間だな。」

「あ、そうですね。」

砂浜で夢中になって遊んだせいか何時もより搾乳時間がずれてしまった、俺は慌てて皆んなに声をかけて大岩社長が用意してくれたコテージへ向かい搾乳の準備に取り掛かる。

 

 

「真下さーん、これなぁに?」

「、、、搾乳機だな。」

「そうなの?」

丈雄の質問に此処での搾乳をスムーズに済ませる為に確認作業をしていて忙しい悟史に変わり、真下は天敵を見る様な目で椅子型の搾乳機を睨みつける。

 

「あぁ、牧場主無しで機械のみで搾乳出来る。」

「へー。」

「良かったら試してみますか?防音だし、安全システムもちゃんと付いてますから初めてでも大丈夫ですよ?」

2人が椅子型搾乳機を見つめていると横からライフセーバーの颯真が声をかける。

 

「座ってるだけで搾精も終わるし便利ですよ?」

「俺には合いませんでした。」

ライフセーバーの湊も説明に参加するが真下は耳を下げ首を横に振る。

 

「真下さんはやだったんだー。」

真下はそれに力強くうんと頷く、その姿に興味をもって丈雄は試してみたいと手を上げる。

 

「あの、俺もいいですか?人が介在しない機械には興味があります。」

達也も気になる様で小さく手を上げて申し出る。

 

「秋茂さん達は気になる?」

側にいた秋茂は首を横に振り両手を此方に向け拒絶する。

「怖い?」

頷く秋茂に丈雄は謝り、興味を持っていた相良も椅子型搾乳機はサイズが合わないと直様諦める。

 

結局、好奇心旺盛な丈雄と1人で済ませられる事に興味を持った達也が椅子型搾乳機を体験する事になった。

 

「それじゃ、手順は俺達で教えますね。」

「よろしくお願いします。」

悟史は事情を確認し、提案をしてくれた椅子型搾乳機の経験が有るライフセーバーの2人に任せる為に頭を軽く下げる。

 

「悟史さん行って来ます!」

「行って来ます。」

「2人共行ってらっしゃい、良かったら感想教えてね。」

 

 

搾乳機はいつものシステムと変わらずで滞りなく無事搾乳を終えて今は日の沈んだ砂浜で手持ち花火を楽しんでいた。

搾乳前に作った砂城は波と風に削られ少しずつ形が崩れていっている。

 

「花火もそうだけど、こう、、、あっという間だね。」

「ですね。」

丈雄君と友伸君は寂しそうに砂城を眺めつつ手持ち花火を遊んでいた。

「だからこそ、その時、1日1日の出来事がとっても大切に思えますね。」

「、、、うん。」

和夫さんはそう言って落ち込む2人の側に寄り添う。

 

「おい丈雄!友伸!打ち上げ花火だってよ!!見るか!?」

「見る!」

「見ます!!」

落ち込む2人の空気を裂くように相良は2人に明るく声を掛け、2人は今を大切にしようと頷き合い相良の元へ駆け寄っていく。

 

「丈雄君は大丈夫そうだけど、、、達也君は大丈夫?」

「、、、とりあえず今は大丈夫です。」

椅子型搾乳機体験後、丈雄君の様子はいつも通りの様子で問題は無さそうだったが、達也君の方は合わなかったのか耳を下げ気だるげな顔をしてほんのり顔が赤い。

 

真下さんのヒートに近い状態を思い出し、しっかり観察と聴取をしてみたが、そこまで酷い状態では無いと自己主張していて、今は俺と手を繋いで手持ち花火を遊んでいる。

 

少し離れた距離では並べられた打ち上げ花火が順に空に打ち上げられて歓声が波の音を消す。

 

「俺も椅子型は合わん。」

達也君の反対側に居る真下さんもパチパチと手持ち花火を光らせながら真剣な顔つきで達也君にそう言う。

「人型牛のサガなのか、物足りなさ、そして、どうしても人肌が恋しくなってしまう。」

「わかる気がします。」

真下さんのその呟きに達也君は小さく頷く。

 

「俺、人と関わるの苦手だし、1人で処理出来るなら楽だと思ってました、けど、いつも通りの搾乳の方が、なんだろう?絞りきれて楽?な感じがあります。」

「俺もそう思う。」

悩みながらも言葉を紡ぐ達也君に真下さんは頭を撫でその意見に肯定する。

 

「明日の朝はいつも通り悟史さんにお願いします。」

「うん、わかった。」

俺は消えた手持ち花火を水バケツへ突っ込み空いた手で達也君の頭を撫でた。

 

 

夕食も終わり、皆んながコテージにある大きなジェットバスで遊んでいる頃、俺は真下さんと共に大岩社長と熊坂さんに高そうなお酒が並ぶ空間に誘われる。

 

「牛安眠、うちの会社で作った無農薬米で作られた日本酒だよ、どうぞ。」

「ありがとうございます。」

 

熊坂さんも大岩社長から透き通る日本酒をコップに注がれ嬉しそうに豪快に呑み干す。

「っはぁ、いい酒だ。」

 

俺はつい真下さんの方を見てしまう、真下さんは直ぐに頷いてくれるので俺は大岩社長から頂いたお酒に口をつける。

 

最初に来るのは癖がない透き通る様な飲みやすさ、そして甘みの後にピリっと辛味が舌を刺激する。

 

「飲みやすいですね。」

「そうだろう、真下君はお茶にしておこうね。」

「お気遣いありがとうございます。」

真下さんは大岩社長から氷の入ったお茶を貰い口に付ける。

 

「さて、悟史くん、君に預けている牧場はどうだい?不便な所は無いかな?」

「不便、、、今の所思い付きませんね。」

 

お茶を飲む真下さんから視線を戻して俺は大岩社長に言われた事を考える、寧ろ前にいた動物の牛を飼うより心身共に楽ではある。

 

排泄物処理、敷き藁準備、繁殖体調管理に、子牛に餌やり、数十頭の搾乳に、片付け、餌準備、水の取り換え、、、そんな事は無く、俺が此処に来てする仕事はほぼ搾乳のみ、勿論管理の為に色々調べたり気を配っているが皆それぞれ自立しているので手持ち無沙汰な俺は環境整備や畑仕事などの方が1日の割合で多いぐらいだ。

 

サポートとしてむぎわら君もいるし、不便と思った事は一度も無いかもしれない。

 

「そうか、なら良かった。」

「それでもあれだろ?相手はほぼお前1人なんだろ?嫌にならねぇのか?俺ならいけるが素人さんが、今10頭ぐらいだろ?枯れねぇか?」

「はぁ。」

 

枯れる、と熊坂さんが言うので性欲処理の事だろうと思い俺は生返事が出てしまう。

 

別に全員毎日相手していないし、仲間同士の時もあるし、どちらか的にネコ役が多い俺は枯れると言う気持ちになる事はあんまり無い、、、気持ち良すぎて死ぬんじゃ無いかと思う事は何回かあるけど、、、真下さん達に注がれているせいか体調的には寝不足を感じるぐらいで疲れを感じる事は最近少なくなって来た、、、。

 

俺変容してない?

 

そう考えてむぎわら君が俺の血液を採取していた事を思い出す、まぁ不健康になるより、いいかな。

 

「俺ネコが多いですし、毎日全員を相手にする訳でもないので、まぁ大丈夫です。」

まぁ、体の不思議は脇に置いておこうと俺は無難な返答を熊坂さんにする。

 

「そうか、なら大丈夫そうか、真下は?コイツで満足か?」

「ええ、お気遣いありがとうございます。」

真下さんは俺を抱き寄せしっかりとそう言うので思わずドキリと顔が赤くなる。

 

「仲間良さそうでよかったよ。」

「はい。」

 

「そう言えばよぉ、」

 

そうして熊坂さんは最近の人型雄牛に付いて話し出す。

 

人型牛も、社会に出始め少しずつ人に認知される様になって来た、やはりネックなのが人に依存しやすい事と人より強い性欲、その事に相手側がしっかりとした知識が無いと人型牛に呑み込まれ壊れる事件も出て来たらしい。

 

「まぁ、うちで管理している子達はその辺も含めてしっかりした確認作業はしてるけどね?」

「それにしても人材はやっぱり足りねえと思うぞ。」

大岩社長の会社では管理する人含めてしっかりとした制度が整っているらしく堂々と穏やかにお酒を嗜んでいるが、熊坂さんは不服そうに前のめりになって人材不足を訴える。

 

「そうだねぇ、一応搾乳機という名目で性欲処理も可能な機械はあるのだけど、、、やはり個性か、人と関わる方が1番効率がいいってのはあるんだよねぇ。」

「本当、人じゃねぇと駄目ってなんだ?」

「それは私にもしっかりした答えが出て無くてね、其方も研究としてデータを集めているけど如何しても非科学的な分野まで集まってしまうと言うか。」

 

非科学的、、、なんだっけ?むぎわら君がソマ?なんとかとか言ってた気がする、結局科学と言うのはまだまだ未解明の事が多いからこそ今だに研究がなされている訳で、未解明の部分が非科学的、オカルト的な色に見えるのかもしれない。

 

「真下も機械は嫌なんだろ?暴走したって聞いたぞ。」

「その件に関してはご迷惑をお掛けしました、あの後むぎわら君や生体学の方々ときちんと情報共有はしましたが、同じ事例は多いらしくしっかりとした返答はまだ難しいらしいです。」

「まぁ、だろうな、大体その後人を欲する事しかわかってねぇし、まぁ大方機械慣れしてねぇってだけだと思うけどな。」

「そうかもしれません。」

 

今日椅子型搾乳機を試してみたのは丈雄君と達也君の2人で、症状が出たのは達也君の方のみ、、、寂しがり屋だから?

俺はポンと出た思い付きを酒を呑んで誤魔化す、いや、うーん、そうだとしても小さな要因だと思う、うん。

 

素人が意見してもなぁと俺は目の前に出されているスモークチーズとナッツを一緒に口に含んで咀嚼する。

 

「藤原さんは?何か思い付く事無いか?」

「んぐっ、ゲホっ、、、はい、えっと、、、。」

唐突に話を振られて食べ物が喉に詰まり咳をしながらなんて答えようかと考える。

 

「し、刺激が強いから?とか?」

「成る程?」

熊坂さんが続きを催促するので俺は以前真下さんから聞いた話を思い出しながら話す。

 

性欲処理と言っても、結局は精神的な波があるもので、行成強い刺激のみを与えてオーガズムに達したとしてもそれで満足かと言われれば満足いかない人は多いのでは無いだろうか?だからこそ前戯、丁寧な愛撫がある訳だし。

 

相手の様子を見て小さな波から大きな波へ持って行きそこでオーガズムを迎える、終えた後も小さな波へ戻す様に接する、多分?これだと思う???

 

以前は誠華君にそれでこっ酷く叱られたし、子孫繁栄、神の御使であった陽久さんもそう言う関わり方が好みでありその神を祀る村、手練れの村でもそう言う作法を重要視する雰囲気はあった。

 

もしかしから人型牛は性欲が強いばかりでさっさと済まそうと強い刺激を与えても満足のいくオーガズムに達無いと暴走するのでは無いか?

 

「とか?すみません、確かでは無いと思いますけど。」

1人で散々して来た部分での経験でもあるので少し恥ずかしいが、俺なりの意見を熊坂さんにそう伝えてみる。

 

「まぁ、そうだな、手順ってのが必要なのはそうだ。」

訓練士、と言うぐらいだから熊坂さんも色んな人型牛と関わって来たのだろう、そんな人から納得してもらえた様で俺は一安心して酒に口をつける。

 

「成る程、今度開発課に声を掛けておくよ。」

「あ、はい。」

大岩社長も納得した様で頷く。

 

その後も雑談が続き暫くして熊坂さんはソファーで寝息を立て始めた。

 

「悟史くん」

静かな雰囲気の中大岩社長の目は冷たく此方を見る。

「はい。」

「真下君に満足してるかい?」

「え?はい。」

仕事のパートナーとしてかな?と俺はその問いに頷く。

「今日いた2人のライフセーバー、かっこ良かっただろう?」

「そうですね?」

真下さんに似たむっちり筋肉タイプで胸もお尻も大きかった、顔も涼やかで穏やかな表情をしていて、、、あれ?雰囲気として真下さんに確かに似ていたかも?

「2人と真下君、交換する気は無いかい?」

「無いです、考えた事も有りません。」

 

俺は一気に酔いが覚め慌てて隣に座る真下さんの手を握る。

 

「、、、そうか、困らせてすまないね、少し話を聞いてくれないか?」

「はい。」

 

大岩社長はそう言って思い出話をしてくれる。

 

真下さんが住んでいた前の牧場、其処の牧場主と大岩社長は大岩さんが社長になる前からとても仲が良かったらしい。

お互いに人型牛の未来を考え、如何接するのがいいか日夜研究書類を読み漁り、色んな学問に手を付けて意見を交わし合う日々だったそうだ。

 

「真下は俺の事大好きでな、これいいだろう?」

「またその自慢か」

牧場主は何度目かわからない真下が作ったシロツメクサの花冠を頭に乗せ指差しニヤニヤと大岩に自慢する、人型雌牛の管理がメインで雌牛に好かれる話しも良く自慢する人だったが、その中でも頻繁に真下さんの名前は出ていたそうだ。

 

「幾ら自慢しても足りないな、ウチの人型牛は全員可愛い!だから真下も可愛い!そしてそんな子が、俺の為に一生懸命になって作ってくれたんだぞ?いいだろう?」

嬉しすぎて自慢したくてニヤニヤ笑うその人を邪魔くさくも羨ましくも感じていた大岩社長、雌牛にも好かれ、雄牛も大切にするその才能を大岩社長は信頼し尊敬ていた。

 

けれどそんな研鑽の日々も長くは続かない。

 

「真下君寂しそうにしてたよ。」

「だろうなぁ。」

見舞いに行った時、大きく育った真下の背中はとても小さく見え驚いた、それに対して牧場主はそうだろうと咳をしながら頷く。

「彼奴は、人を好き過ぎる、、、しかも仕事が丁寧だから雌牛にもよく好かれる。」

「真下君らしいね。」

「俺の跡継ぎはしっかり仕事が出来る奴だ、それは保証するが、、、真下の事は嫌いだろうな。」

「、、、確かに。」

 

雄牛が雌牛に好かれる、これは牧場主にとっては、ましては経験の浅い人間にとっては好ましく思われないだろう、そして人が好きな真下にとってその環境は辛いものとなるのは容易に想像出来た。

 

大岩社長は真下のこの先を考え気が重くなる。

 

「それでも根性がある奴だ、、、弱音なんて吐かないさ、だからな。」

 

本当に、本当に駄目になりそうなら、真下の事をお願いしたい。

 

聞き取りにくい衰弱した声、それでも大岩社長はそれをしっかり聞き取り、色んな想いを胸にしまってしっかり頷く。

 

「わかった、もしその時が来たら買い取るよ、真下君ならしっかり仕事してくれそうだしね、いい人材だと思うよ。」

「だろう?俺が愛情いっぱい注いで育てたんだ、どの人型牛も俺の自慢の牛達だ。」

 

その約束をしてから間も無く、想像通りに未来は進み大岩社長は真下を買い取り、人型雄牛の保護を中心として運営する牧場を真下に任せる事にした。

 

 

「、、、。」

ポツポツと過去の話をする大岩社長、そしてその話にポロポロと静かに涙を流す真下さん、俺は真下さんの手をしっかり握りながら大岩社長の話が終わるまで社長の寂しそうな姿を見つめ続けた。

 

「だからね、大切な友人から預かった真下君を、、、まぁ自分も歳でね寂しくなったんだ、気の迷いだよ、困らせてすまないね。」

「いえ、聞かせてくれてありがとうございました。」

 

俺は素直で真っ直ぐな真下さんと言う存在が如何作り上げられたのか改めて知る。

 

本当にこの人は沢山愛されて育ったんだろう。

 

だからこそ真下さんはこんなにも深く人を愛せて優しい、何度その優しい心に俺は救われて来ただろうか、俺は真下さんを大切にして来た人達にそっと感謝する。

 

「大岩さん、俺は、悟史君の隣に居れて幸せです。」

期待に応えられずすみません、と真下さんは大岩社長に頭を下げる。

「謝る必要は無いよ、寧ろ此方の我儘に付き合わせてしまってすまないね、さ、お話しは此処までにして今日はゆっくり休むと良い、2人共今日は付き合ってくれてありがとう。」

「此方こそありがとうございました。」

 

大岩社長はこのコテージでは無く違うコテージで寝る様でこの建物は好きに使って良いと言い残し、ソファーでイビキをかいて寝ている熊坂さんを残して部屋を去る。

 

「話し合い終わりました?」

「はい。」

 

大岩社長が部屋を出て暫くするとライフセーバーの湊さんと颯真さんが顔を出す。

 

「熊坂さーん、おーい。」

「んがっ、あ?なんだ、如何した?」

「何って、相手して下さいよ。」

「あ?あぁわかったわかった、、、なんだ社長帰ったのか、じゃ俺らも移動するか。」

「お酒弱いのにカブ飲みしたでしょ熊坂さん。」

「うっせぇな、酒は煽って呑むもんなんだよ。」

「無理しないで長生きして下さいよ。」

「そうそう、熊坂さん見たいな人少ないんだからさぁ。」

「うるさい、うるさい。」

2人にちょっかいを出されて手で追い払う熊坂さんは俺達の方を見てニッと笑う。

 

「じゃ、お互いこの後頑張ろうな。」

「え?はい。」

 

熊坂さんはおやすみと軽快に俺達に声を掛けて部屋を出ていく。

 

「、、、少し夜風に当たらないか?」

「そうですね、そうしましょうか?」

静かになった部屋で俺は真下さんにそう提案されてラウンジチェアが並んでいるバルコニーに出てのんびり椅子に腰掛ける。

 

ほんのり酔った体に明るい月と波の音、ふわりと柔らかく当たる潮風が心地よく俺は目を細める。

 

「俺は、、、大切にされていたんだな。」

「そうですね。」

隣に座った真下さんは月を見ながらボソリとそう呟く。

 

「俺、何時も真下さんに救われて来たなって思ったんです。」

 

俺と言う存在を否定せず真っ直ぐに信じて側に居てくれた、そんな奇跡の様にも思える存在はその前に沢山の愛情を注いだ人が居て、その人の愛情を通して真下さんの真っ直ぐな愛情を今、俺が沢山受け取っている気がした。

 

「俺が幸せなのは、真下さんが凄く素敵な人なのは、真下さんを沢山愛した人が居たからなんですね。」

 

沢山受け取っている俺には何が出来るだろう、何を返せるだろうか。

 

「俺もいっぱい真下さんを大切にして、愛せるといいな。」

 

家族にも打ち明けられない、否定されるだろう、馬鹿にされるだろうと怯えて、怯え続けて何も出来なかった、孤独しか感じなかった、そう育った俺は、この人に何を返せるだろうか?

 

「既にいっぱい貰っているよ、それにこれからもいっぱい受け取るつもりだ。」

ラウンジチェアで横になった俺達は首だけ動かし目線を合わすと同じタイミングで笑ってしまう。

 

「俺、頑張りますね。」

「俺も同じ気持ちだ、これからも側に居てほしい。」

「勿論です。」

 

 

「悟史さーーーんっ」

「ぐえっ。」

真下さんとしんみりしていると丈雄君が走って来て俺の上に勢いよく乗る。

 

「ね!見て!少ない!!」

「!?」

勢いよくお腹に乗った丈雄君はいそいそと俺のお腹に乗り布地の少ない黒パンツを俺に見せる。

 

「風邪引くよ?」

「そうかも?」

丈雄君は普段着ている牛柄ビキニよりも更に布地の少ない黒パンツのみで俺の上に座っており、夏でも日の沈んだこの時間にバルコニーに居るのは寒いだろうと俺は自分の来ていたアロハシャツを丈雄君に被せる。

 

「へへ、ありがと悟史さん、あっ!ねぇ見て!このパンツね!後ろも凄くてお尻半分までしか上がらないの!!」

「す、凄いね。」

丈雄君は嬉しそうに後ろを向いて俺にお尻を見せる、黒パンツはサイズも小さいのか腰紐が低い位置にありお尻の真ん中に腰紐があって丈雄君の柔らかいお尻を半分にして食い込んでいる。

 

ビキニ型に日焼け跡と言う模様のある丈雄君が布地の少ないパンツを履いていると尚唆るものがある。

 

「如何したのこれ?」

「湊さんと颯真さんがこのコテージに色々水着を用意してあるって教えてくれて、これが一押しって教えてくれた!どう?悟史さん興奮する?」

「うん、、、いや、あのね?」

丈雄君は嬉しそうだし目の前の光景にはクラクラくるし隣には真下さんが居るから反応に困るしで俺は丈雄君の姿への感想に口篭る。

 

「丈雄君、それは何処にあった?」

「えっとベッドがいっぱい並んでいる所のお隣の部屋、クローゼットがいっぱい並んでて水着以外にもなんか色々あったよ?好きに着て良いって言われた。」

「成る程、悟史君、俺も着てくる、待っててくれ。」

「え!?」

「真下さんその間ちょっと悟史さんと遊んでていい?」

「いいが本番は俺が来てからだ、いいな。」

「はーい。」

「え?え?」

 

真下さんは颯爽とバルコニーを去り俺は困惑したまま丈雄君の方を見る。

 

「ふーん、エッチでしょ?」

「うん。」

 

嬉しそうにイタズラっ子な表情で此方に笑い掛ける丈雄君に思わず俺は喉を鳴らし頷く。

 

「あのね、湊さんが教えてくれたんだけど、この姿だと触れ合いが無くても体を揺らすと興奮してくれるって聞いたんだ、ちょっと悟史さん見てて。」

「、、、はい。」

 

相変わらずとんでもない子だな丈雄君は、と言うか湊さん、、、なんて事を教えてくれたんだ。

俺はドキドキと胸を高鳴らせて俺の上に跨る丈雄君を見上げる。

 

俺のお腹に両手を当てて木が風で揺れる様に、幼い子供が父親を朝起こしに来ている様な仕草で丈雄君はゆらゆら揺れる、シンプルに可愛いのだが。

 

「どう?」

「今日も可愛いです。」

「?」

 

丈雄君は不満そうに口を尖らす。

 

「そうじゃないんですけど。」

「上半身を揺らすんじゃ無くて、腰を揺らすのでは?」

「わかった!」

 

自分は何を教えているんだろう、ちょっと罪悪感を滲ませながら俺は膝立ちになり腰をゆっくり前後に揺らす丈雄君を凝視する。

 

「ふふ、悟史さん顔。」

「すみませんでした。」

「顔隠さなくていいよ、もっとちゃんと見て。」

「、、、。」

 

俺は丈雄君に振り回されながらも丈雄君のゆったりとした動きを眺める、酒のせいか、波の音のせいか、頭はぼんやりと理性の輪郭を暈していく、徐々に下半身に血が巡ってくる感覚がこそばゆい。

 

「後ろは?悟史さんお尻好き?」

「、、、好きです。」

 

丈雄君は後ろ向きに俺に跨って紐のみで金玉でさえはみ出て隠れていない状態のお尻を揺らし、時折尻尾の先で俺の顔を撫でる、その妖艶な画角に如何したって反応してしまう。

 

「悟史さん、触って?」

「失礼します。」

 

我慢出来なくなったのか丈雄君におねだりされて俺は手を伸ばし丈雄君の水着?がお歳暮のハムの様に食い込んだお尻を撫で所々肉薄で弾力ある手触りを堪能する。

 

「んっ、ふふ、くすぐったい。」

「嫌な時はちゃんと言ってね。」

「悟史さんになら何されたっていいもーん。」

「丈雄君、、、。」

 

本当、この子は、、、。

 

丈雄君にブンブン振り回されながらも丈雄君の反応の良い所を優しく撫でていく、暫くすると丈雄君は前向きに戻り俺のズボンを下着ごと脱がす。

 

「悟史さん大きくなったね。」

「丈雄君もね?」

 

後ろ姿でも丈雄君の膨らみが大きくなっていたのはわかっていたが、布地の少ない黒パンツは素材がかなり柔らかいのか丈雄君の勃起を邪魔する事なく布は伸びきり、その視界の暴力に喉を鳴らし俺は固まってしまう。

 

「悟史さん。」

にっこり、妖艶に、此方の反応を嬉しそう笑う丈雄君は俺と興奮を合わせてスリスリと腰を動かす、目の前ではそれに我慢出来ない俺が我慢汁をぷくりと溢れさせピクピク動いていた。

 

「待たせたな!」

「っ!!!」

 

丈雄君の妖艶さに脳が溶けている所に真下さんがやって来て俺の近くに堂々と立つ。

 

ハミで出るっ!?収まりきれてないっっ!!

 

真下さんも丈雄君と同じ物を着て来たのか真下さんのサイズでは納まり切らずにはみ出ている、顔の真横に近距離で現れたその衝撃的な映像に俺の思考は止まる。

 

「悟史さーん。」

「悟史君大丈夫か?」

「、、、。」

無言で頷く俺に丈雄君と真下さんは笑い合う、いや、笑い合わないで欲しい、だって、、、だってこれは流石に、、、流石に刺激が強すぎないか???

 

俺は一旦自分の顔を両手で隠し少し時間を貰う。

 

「真下さん、、、刺激が強いです。」

「着替えようか?」

「、、、いえ、俺が慣れなます、本当ちょっと待っててください。」

「そうか、じゃぁ少し待とうかな?」

「はい。」

 

 

コテージのジャグジーから上がりポワポワとした体をソファーに沈めて大人しく休憩していた秋茂と達也は真下が此方を一切見ず早歩きに一つの部屋へ入っていくのを黙って見守る。

 

真下が部屋から出て来ると先程の丈雄と同じ布地の少ないパンツを履きそのまま早足にベランダへ向かって行ってしまった。

 

「はみ出てましたけど?」

「出てたね。」

 

秋茂は先程嬉しそうに布地の少ない黒パンツを履き自慢していた丈雄の事を思い出す。

思わず視線が固定してしまって丈雄に何も言えず悟史の方へ飛び出す丈雄を無言で見送ってしまった、もう少し見ていたかったなと秋茂は残念に思う。

 

「、、、あぁ言う際どい下着着ていけば参加出来るとか?」

 

達也の呟きに秋茂は成る程と頷いてソファーからのそりと起き上がり先程真下が入った部屋を覗く、閉じられたクローゼットがいっぱいあり如何しようと入り口でじっと大量のクローゼットを見守ってしまう。

 

「探すの手伝いましょうか?」

 

入り口で固まる秋茂に達也は声を掛ける、あわよくば椅子型搾乳機のせいでいまだに残っている頭の隅に燻る未処理の感覚を処理する為にベランダで始まって居る行為に混ざれるかも知れない。

 

それにベッドルームから和夫さんの艶やかな声が聞こえて来てなんだかこの場所もゆっくり休めない、と、達也は色々言い訳を考え秋茂の事を手伝おうとした。

 

「ありがとう、お願いします。」

「いいですよ、1人のんびりするのも居心地悪いんで。」

達也は秋茂を置いて洋服部屋に入りクローゼットを片っ端から開けていく、秋茂もそれに倣いクローゼットを全ての開けるのを手伝う。

 

「わかり易くハンガーに掛かってますね、」

達也はそう言って手に取り色々秋茂に見せる。

「布が少ない方が参加しやすい?」

「今回はそうでしょうね?」

達也もその意見に頷く。

 

そして各々布地少なく際どい水着を手に取る。

 

秋茂は淡々と服を脱ぎ始めるので達也も置いていかれると少し焦り服を脱ぎ各々際どい水着を着用する、そして2人は真下が向かった元へ歩き出す。

 

 

「はぁ、、、やっぱり今日もしてますね。」

「だな。」

コテージのジャグジーで遊んだ後、皆んなそれぞれ雰囲気が変わり何となく居心地が悪くなった友伸は相良と夜の砂浜へ散歩に来ていた。

 

悟史達の泊まるコテージの方では艶めく声がひっそり聞こえて来て友伸は耳を下げる。

「やっぱり僕がジャージーだから、僕だけ取り残されてる気分です。」

 

参加するべきか、しかし気分もそんなに乗らないし、皆んなのように耐えられなくなるなんて事もない、普通の人間と比べても、もしかしたら自分は性欲が小さいのでは無いだろうか?そう友伸は悩んでしまう。

 

「ホルスタインっつうか、俺達はそう言うもんだと思ってたんだが、、、ジャージーってのは違うのか?」

友伸を肩に乗せこのグループで最年長の相良でもジャージーとの関わりは友伸が初めてだ、だからこそ友伸のそれは個体差なのか分からない。

 

「うーん、興味はそれなりにありますけど、積極的では無いと言うか、誘われてもやっぱり怖いと言うか、必要ない気もする様な、、、仲間内でもそんな感じでした。」

「そうか、じゃもう少し散歩すっか。」

「相良さんは良いんですか?」

「あ?俺は墓に片足突っ込んでる枯れた爺いだからな、いいんだよ。」

「もうちょっと僕たちと遊びましょ?」

墓に片足、そんな事を言う相良に友伸は今日の楽しかった事が湧き出て寂しくなってしまう。

「すぐ死ぬつもりはねぇよ。」

相良は友伸を抱き直してまたゆっくり砂浜を歩いた。

 

「おや?君達は混ざらないのかい?」

暫く砂浜を歩いたり月を眺めていると相良達は社長に呼び止められる。

「おう、気分じゃねぇんだ。」

「そうか、まだ就寝まで時間はあるし、良かったらこっちで少し休むかい?眠かったらそのまま寝てもいい、部屋は大きいからね。」

「、、、。」

相良は人間が嫌いだ、けれど目の前の人間は自分の牧場の中で1番偉い奴だ、相手を知る、と言う点では誘いに頷くのも良いと考える。

「あの、僕達、お邪魔じゃないですか?」

「そんな事ないよ、それに大きなコテージに1人はちょっと寂しく感じてしまってね。」

 

肩をすくめる大岩社長の言葉に2人共嘘は無いと感じ2人目線を合わせて相談する。

「あの、良いのでしょうか?」

「勿論、良いよ。」

「そんじゃ、世話になんわ。」

相良は友伸を抱き上げたまま社長の後ろを歩く。

 

 

「大丈夫そうか?」

「はい。」

真下さんのほぼ隠れていない極小黒ビキニの衝撃に耐え落ち着いた俺は改めて真下さんのいやらしい姿を拝む。

 

僅かに隠れている部分の膨らみを観察していると真下さんが一歩俺の方へ歩み寄る、俺はそれを了承と捉えて恐る恐る真下さんの膨らみを布の上から撫でる、ナイロン性のさらり、つるりとした手触りに改めてこれが下着ではなく水着だと認識する。

 

指先の多幸感を味わっていると真下さんのチンポは反応良く血が巡り始め僅かに被さっている水着の上からハリのあるカリが主張して来て其処を中指でくるくると撫でる様に刺激する。

 

「悟史くん。」

 

真下さんの顔が近づきそれに従順に口を開け真下さんと口を合わせる、丈雄君は時が戻った様に動き出し俺のチンポと自身のチンポを握り合わせて腰を振る。

 

「ズラすのは勿体無いかな?」

真下さんはそう言ってラウンジチェアに片足を掛けて俺の口元に勃起で引っ張られ鈴口の形がくっきりと見え我慢汁で水着の色が濃くなったチンポを差し出す、形と臭いに興奮しながら俺は抵抗無く真下さんの水着に舌を伸ばし水着の奥にある真下さんの勃起チンポの形を堪能する。

 

「悟史さん俺入れて欲しい。」

真下さんのチンポにうっとりしていると丈雄君は俺のお腹に乗ってお尻を向ける、何処から持って来たのか真下さんはサンオイルを俺に差し出す。

俺は有り難く受け取り丈雄君のヒクヒクと期待しているアナルにサンオイルを優しく塗り込む、余程我慢していたのか俺の指をつるりと呑み込み、物欲しそうにキュウっと締め付ける丈雄君のアナルの奥、既に感じて存在感を増している前立腺を押し擦る、丈雄君の反応は良く低く唸りながら腰を淫らに動かす。

 

「たかが布が少ないだけとは言え侮れないな。」

「っ、そう、ですね。」

真下さんは丈雄君の様子を眺めながら俺にサンオイルを塗り敏感な乳首を丁寧に指先で撫でられる。

 

「っうぅ〜っ、、、もういい?」

「良いよ。」

我慢出来なくなっている丈雄君に頷くと丈雄君はお尻を浮かし俺は丈雄君の水着の紐を指に掛け自身のチンポを丈雄君のアナルへ調整する。

 

サンオイルのお陰でヌルヌルとゆっくりチンポは滞りなく沈み込み、丈雄君は我慢出来ないとビクビク腰を揺らす。

 

お互い何も言わないが如何したいのか伝わった様に腰を動かし摩擦の気持ちよさを堪能する。

 

スケベな景色も最高に興奮するし余程我慢していたのか丈雄君のケツマンコは嬉しそうに俺のチンポをきゅうきゅう吸って気持ちいい。

 

「んっうぅっ、あっ、んっ、、、悟史さんのちんぽ気持ちいぃっ、んっ、んんっ。」

「っ、はぁっ、俺も、丈雄君の中気持ちいいよ。」

 

丈雄君と一体感が増すと今度は丈雄君が此方を向き勃起してピンと張った極小黒ビキニテントを見せつけながら俺のチンポを深く堪能する様に本能に従って腰を振りチンポを揺らす。

 

「んっ、ん"っ、んん"っっ、はぁっ、悟史さん、キス。」

「っ、、、うん。」

 

サンオイルを塗った肌が丈雄君とくっ付くとお互いの密着度が上がり摩擦の心地よさに体を揺らしながら全身で丈雄君を味わう。

 

「っ、、、あっ、んん"っ、イク、イクイクイクッ!」

丈雄君は我慢出来ずに勢いよく射精して水着を貫通して俺の腹を汚す。

 

「っ〜っっ、、、んっ、、、。」

丈雄君はまだ足りないのか俺に引っ付いたままでゆっくりと体を揺らし僅かな摩擦を味わっている、その可愛さに俺は丈雄君が満足する迄体を撫でる。

 

「へへ。」

「気持ち良かった?」

「かなり。」

丈雄君はゆっくり腰を上げて俺との接続部分をしっかり見せてチンポを抜き、俺の足の間に座る。

「次悟史さんの番。」

「俺の事も忘れないでくれよ。」

「はい。」

俺は丈雄君にけつ穴を解されながら真下さんの熱々の勃起チンポを水着上から撫でこの先を期待する。

 

準備は滞りなく終わり俺は丈雄君を受け入れる。

「っ〜っ、はぁっ、、、俺本当悟史さん大好き。」

「ありがっ、、、んッッ。」

丈雄君は根本迄俺のケツマンコに突っ込むと満足そうに息を吐いて徐々に貪る様にテンポを上げて腰を振る、ギンギンに固くなっている丈雄君のチンポに前立腺を刺激され俺の余裕は無くなってくる。

 

「っ、あっ、、、んッッ、、、あっ、気持ちっ。」

「本当?良かったっ、、、もっと頑張るからね、いっぱい気持ち良くなってね。」

「ん"っん"ンッ!」

丈雄君にいっぱい気持ちいい所を突かれ真下さんのチンポの臭いを嗅ぎながら真下さんにチンポを拭かれる。

 

その気持ち良さに限界は早く俺は我慢出来ずに自身で腹を汚す。

「いっぱい出たね、次は俺ね?」

「ん"ん"ッッ!!ンッンッ!あ"っ、、あぁぁっ、っばっ、イクイクイクイクッッ。」

射精の心地よさを味わう時間も無く俺は更にケツマンコを刺激されドライイキを何度かかまして丈雄君の元気な精子を大量に中で受け取り、その気持ち良さに体が萎縮して喉が反る。

 

「はぁ、、、ふふ、いっぱい出たぁ。」

「、、、うん、、、。」

俺は濁った意識の中で必死に酸素を吸っていると其処へ秋茂君と達也君がジョックストラップ、、、ケツワレの下着?水着?を装着してベランダに出て来た。

 

「参加させてください。」

 

うん、そっか、参加するんだ、まぁ、その姿なら、そうか。

 

「秋茂君も達也君もおしゃれっ、なんかカッコいいデザインだね?」

「、、、これで大丈夫?」

「大丈夫じゃない?ね?悟史さん。」

「んぅ。」

 

丈雄君は俺に顔を寄せてねっとりと舌を食べられる、気持ち良さに俺も舌を合わせて満足するまで口を合わせ唾液の橋を作ると丈雄君は満足気に微笑む。

 

「悟史さん大好き。」

「俺も。」

丈雄君のチンポがゆっくり抜けて俺のけつ穴から精子がこぼれ落ちる。

 

「それじゃ、悟史君、次は俺だな。」

「達也君はその間俺達と慣らそう。」

 

真下さんは俺の脚上げて間に座り、達也君は秋茂君と丈雄君に挟まり隣のラウンジチェアに座る。

 

「秋茂さんも手伝って。」

「、、、よろしくお願いします。」

「わかった。」

秋茂君は達也君の意思を確認する為に様子を伺うが達也君は平気と言う様に秋茂君に頷く、それを皮切りに達也君は2人にサンオイルを塗り込まれる。

 

隣の様子を伺っていた俺もけつ穴に真下さんの勃起チンポの熱が伝わり少しずつ余裕を無くす。

 

「直ぐに入れられるな。」

「はい。」

 

それでも真下さんは水着越しにグリグリと焦らす様にチンポを擦る、俺の体は真下さんを求めてけつ穴がひくつき早く欲しいと脚を真下さんに絡める。

 

真下さんと目が合うと安心させる様に微笑まれ真下さんは水着をずらして俺の中へ血管浮き出た立派な大きいチンポを沈めて行く。

 

っ、あ〜っ、、、きたきたきたきた、真下さんの熱々チンポ、中が真下さんのチンポで焼ける、、、。

 

真下さんのチンポも喜んでいるのか俺の中でピクピクと反応している、何度も味わい従順になった体はそれだけで反応して理性があっという間に消えていく、俺は前屈みになった真下さんの首に腕を回してその時を待つ、近距離で欲情の篭った真下さんの瞳を見ると脳がそれだけで軽くイッてしまう。

 

本当にこの人に手懐けられている。

 

満足する様な服従感の後に体の芯から衝撃が走る。

 

「う"っ、ん"っ!」

ゆっくり、力強く真下さんは俺に腰を打ちつける、ゆっくり、これからたっぷり貪る事を宣言する様に、、、真下さんの雄に体がどんどん染まっていき全身が性感帯になっていく。

 

これからいっぱい中に出される、そう期待させるほど真下さんの膨らんだ金玉が俺のケツに当たりゾクゾクとメスイキの準備が整っていく。

 

バンッ!

 

「ん"っ、あ"っ、んんんんっあ"っ、んんッッ!!ア"ッ!!」

真下さんの腰のスピードは上がり前立腺を強めに刺激しながら俺の腸内を真下さんのチンポが暴れ回る。

 

やばい何やっても気持ちいい、真下さんのチンポ気持ち良すぎる、メスに成るっつ‼︎

 

乱暴な雄らしい腰つきに俺は何度もメスイキし、ドライイキしその気持ち良さに深く浸る、周りの環境など忘れて真下さん一色に染まる。

 

ぁあ"ーっ、クルクルクルクル、イ"、イク"っっ、結構デカいのクル。

 

既に俺のチンポは情けなく潮を吹いて腹をべちゃべちゃに汚している、そんな情け無いチンポは真下さんのお腹に潰され真下さんに情けなく声を溢す口内を蹂躙される。

 

「やばいやばいやばいっ、いっイ"ク"イ"グイ"グッッッッッッッっ!!!」

深めにメスイキした俺の体はガクガクと痙攣してチカチカと頭が光る。

 

「悟史君、、、悟史君。」

俺は真下さんに抱き起こされそのまま下から真下さんに突き上げられる。

 

真下さんとピッタリくっ付けて幸せだけど、、、死ぬ。

 

 

「悟史さん大変な事になってるね。」

「、、、。」

一方2人に遊び尽くされた達也はケツ穴を引き付かせ呼吸を荒らくし、体を赤く染め胸から乳を垂らしていた。

 

当初悟史に熱を解消して貰う予定だった達也は真下に組み付かれて性を搾り取られている悟史の姿に困り果てる。

 

この熱を如何しろと?

 

「達也君、俺と秋茂さんどっちがいい?」

「え?秋茂さん?」

もう誰でも良いはずなのに、丈雄に入れられるのはプライドが許さない達也は消去法で秋茂の名前を出す。

「秋茂さんいけそ?」

「多分。」

 

丈雄の問いに秋茂はコクリと頷き達也をテーブルの近くに立たせて腰を掴みそのまま自身のチンコを捩じ込んでいく。

 

、、、は?

 

「痛くない?」

「な、いです。」

 

秋茂の下反りチンコが達也の中に入ると前立腺がグイッと押されて想像以上に気持ちいい、、、これ、腰をいっぱい振られたら気持ちいいのでは、、、?

 

達也は体をゾクゾクと痺れさせ期待と驚きで頭が混乱する。

 

トンッ。

 

「ッ〜〜〜ッツ!!!!!」

 

秋茂が腰を動かしていくと気持ちいい所にチンコが当たり思わず喉が反り体がビクビクと大きめに痙攣する。

 

っばい、、、この人やばい。

 

暴れても簡単に取り押さえられるであろう体躯の大きい秋茂に後ろから適した場所を突かれる、雄に喰われる、その気持ち良さに達也は拙い所へ足を踏み入れたと思いながら秋茂のチンポに負けて乳を溢し、喉を鳴らす。

 

「大丈夫?」

「っは、だ、大丈夫なんで、、、がっつりお願いします。」

椅子型の搾乳機以降燻っていた情欲にここ迄火を大きくしてしまったならもう戻れない、心配する秋茂に達也はしっかり最後までとお願いする。

「ッ〜〜〜んんんんんんっ、、、はあっ、っば、う"ぅぅぅぅん"っっ!!!!」

 

「わぁ、、、秋茂さんのバックは最強だから。」

 

丈雄は経験者として初めて見る達也の姿に納得し、達也の側に行き達也の口を優しく貪った。

 

 

そう言えば俺、皆んなとジャグジーで遊ぶ前に大岩社長と話していたな、、、。

セックス三昧で、真下さんにイかされまくってグッタリと力が入らなくなった俺は真下さんに抱き抱えられ、人生初めてのジャグジーに運ばれて泡泡する気流に身を沈めていた。

 

「悟史さんあのね、このボタン押すとピカピカするんだよ!」

丈雄君はまだまだ元気でジャグジー端のボタンを押すとジャグジーの中がレインボーに光る。

 

「わぁ、凄いねぇ。」

流石大岩社長のプライベートビーチ、リッチだなぁと俺は眩しさに目を細める。

「眩しい。」

「そっか、じゃあ消すね。」

「ありがとう」

「ううん、眩しくしてごめんなさい。」

「俺的には面白い機能が見れて嬉しかったよ?」

眩しいと素直に言った達也君に丈雄君は直ぐにボタンを押してレインボーな光は消える、それに俺はお礼とフォローを入れるとニコリと丈雄君は笑ってくれる。

 

「さっきもそうでしたけど何でもあちこちボタン押して、ピカピカたのしんで、ガキっぽいっすね。」

「楽しいんだもん、押してみたくなるんだもん、達也君の意地悪ーっ。」

「うっわっ、飛び込んでくんな。」

「えへへーやだー。」

 

真下さんの刺激の強すぎる姿を堪能して丈雄君と真下さんとエッチな事をしていると、途中秋茂くんと達也君も参加して来て久しぶりの多数の空間に何時もより疲労感が出て俺はジャグジーの中で楽しそうに話し合っている3人を眺めながら目を細める。

 

、、、いや?真下さんだけでもかなり濃厚凄すぎ大変でしたが?

 

もういいや、疲れすぎて風呂に意識ごと沈みそう、、、。

 

「眠そうだな。」

「真下さん、すみません。」

「いい、好きなだけ頼ってくれ。」

ウトウトフラフラしていると真下さんが側に座って手を回し俺を支えてくれる、俺は遠慮なく真下さんに寄りかかり目を閉じる。

 

賑やかな3人の会話の奥、、、ベッドルームの方で和夫さんの声が聞こえてくる。

 

海に来る少し前から正勝君と和夫さんは段々と仲良くなっていて緊張はまだ見えるものの正勝君が皆んなの輪に混ざっていくのは意外と早かった。

 

「陽久さんと誠華君は別室で寝てるとは思うんですけど、相良さんと友伸君も別室ですかね?」

 

少し早めに寝てしまう陽久さんとそれに伴う誠華君は別室にある客室で先に寝るとぐっすり休んでいる。

 

友伸君と相良さんが和夫さんと正勝君の側に居るとも、陽久さん達と一緒にいるのも考えずらかった。

 

「如何やら大岩社長のコテージにいるそうだ、今日はこのままそこで泊まると連絡が来ていたよ。」

「そう、ですか。」

友伸君はホルスタイン型の人型牛の様に性欲に振り回される事が無い様で、そう言う空気は居づらいとは思っていたが誰よりも仲間思いで最近打ち解けて来た相良さんが側に居るなら心強い、2人はきっと大丈夫だろう。

 

けれどこの先の事も考え無いといけない気もする、今度ゆっくり友伸君と話す機会を設けないとな。

 

 

その後、俺はソファーで休憩させて貰い、その間真下さん達が片付けをしてくれている間に本格的に寝てしまった様で、気づけば俺はベッドルームにあるふかふかのベッドでぐっすり寝ていた、しっかり寝れて疲労が抜けたのかスッキリと目覚めてしまい二度寝はなんだか勿体無いと静かにベッドルームを抜けて涼しい早朝の海辺を1人で散歩する。

 

「っ、っ〜、はぁ、良い天気。」

 

背伸びをして柔らかい朝日に照らされる海を眺めていると全て飲み込まれそうな感覚になり、改めて世界の大きさと己のの小ささを思い知る。

 

「悟史さーん!」

海を眺めていると別荘の方から元気よく丈雄君に呼ばれて俺達は離れた場所でもわかる様にとお互いに大きく手を振る。

「そっち行っていい?」

「いいよー。」

 

秋茂君と共に丈雄君はコテージから出て来て一緒に早朝の砂浜を歩いたり、貝やシーグラス、流木や海藻などを拾ってゆるりと雑談をしたり、海を眺めたりする。

 

「ベッド大きくてふっかふかだったね、悟史さん秋茂さんぐっすり寝れた?俺ぐっすりしたー。」

「確かに寝心地よかったね。」

「俺多分すぐに寝てました。」

「そうそう秋茂さん直ぐに寝息立ててた、俺もその後すぐ寝ちゃった。」

 

ベッドの感想をお互いに言い合っていると昨日お世話になった人型雄牛のライフセーバーの湊さんと颯真さんがスイカを持って挨拶に来てくれる。

 

「おはようございます。」

「おはようございます。」

 

お互いに挨拶をしていると丈雄君はそわそわとスイカをじっと見つめる。

 

「悟史さんの畑にあった緑の丸いのに似てる。」

「俺の育てて居るのは小玉スイカだけど、同じスイカだね?」

「へぇー、スイカ育ててるんですか?」

「はい、色々と畑で育ててますよ。」

「悟史さんの野菜は美味しいよ!」

「良いっすね、食べてみたいなぁ。」

「送り先教えて貰えれば、、、送りましょうか?」

「良いんですか、楽しみだなぁ。」

「それより颯真、スイカスイカ。」

「あ、そうだった、昨日スイカ割りし損ねたんで、朝の搾乳終わりにスイカ割りしましょう。」

「やるー!ねっ!秋茂さんもやろー。」

「うん。」

 

「朝っぱらから元気だな丈雄。」

「相良さん友伸君おはよう!」

「おはようございます。」

湊さん達と話していると相良さんと友伸さんもやって来てスイカ割りの話に花が咲く。

「良いなぁ、俺もやるぞ。」

「僕もしてみたいです。」

「うん!皆んなでやろう!」

「元気な雄牛だなぁ。」

「お前も同じ雄牛だろ?湊。」

 

賑やかな会話をしながらコテージに戻り皆んなが起きて居る事を確認して搾乳室に来て貰い真下さんから順番に搾乳を始める。

 

「、、、真下さん。」

「?今日は搾精も頼む。」

「はい。」

真下さんが搾乳室に立つと昨日来ていた布面積の小さい黒パンツを履いていて相変わらずのはみ出具合に俺は顔が赤くなる。

 

刺激が強すぎて慣れない。

 

「終わった後もそのままだったりします?」

「流石にそれはな、、、昨日の水着を着るよ、持ち帰っても良いと確認を取ったから、偶に悟史君を喜ばせる用に使うかな?」

「、、、嬉しいです。」

攻めの姿勢を崩さない真下さんに俺は複雑な顔になってしまう、嬉しいし、刺激強いし、嬉しいし、本当、、、人型雄牛は業が深い。

 

俺は混乱したままそれでも仕事に集中しようと頑張って全員分と希望のあった湊さん、颯真さんの搾乳も無事終えた。

 

 

「あ、確かに軽いかも。」

「な。」

「良かったです。」

2人も朝は搾精を希望していてオレンジ色の水着に隠していた2人の立派なモノを見せて貰える事になった、2人は堂々と搾精を終えて軽く感想を交わして居る。

 

「椅子型について熊坂さんがぼやいてだけど、まぁ、これが理由なら納得かなぁ。」

「だな、まぁ椅子型はいつでも、1人で楽っちゃ楽だけど、ちゃんと人に搾乳して貰うと又感覚が違うな。」

「と言うか、悟史さん前立腺刺激するの上手いっすね、ピンポイントでしたもん。」

「確かに、凄え丁度いい感じでしっかり勃ったから射精した後も調子良かったもん。」

「あ、ありがとうございます。」

 

2人の意見は又熊坂さんと大岩社長の方へ届くだろう、今後椅子型はどの様な進化を遂げるのだろうか、ちょっと気になる所ではある。

 

 

「大きいですね。」

「立派だよねぇ。」

搾乳時間が終わりブルーシートにスイカが置かれ誰が割るか順番の話し合いがなされる中、達也君は大きなスイカを興味深そうに眺める。

「此処まで大きく育てるのって大変ですか?」

「肥料もそうだし、育て方も蔓の整枝とかお日様に満遍なく当てる玉直しとか結構手間をかけるかな、此処まで立派に育てるにはそれなりの技術がいるね。」

「へぇ。」

「本当は昨日スイカ割りを提案しようと思ったんだけど、昨日は、、、ふっ、大きな砂のお城に皆んな夢中だったから、、、ふふっ、なんか、提案が遅くなってごめんね。」

達也君とスイカを眺めていると大岩社長が昨日の予想外の出来事を思い出して笑っている。

「あんなに夢中になって皆んなで砂のお城を作るなんて思わなかったから、、、見てて此方も楽しかったよ、ふっ、、、ありがとうね。」

「えっと、はい。」

俺は如何答えていいか分からず返答を濁し、達也君は笑っている大岩社長を耳を下げ半目で眺めている。

 

「悟史さーん順番決まったー!」

「はーい、じゃあ近くで待機してるねー。」

 

割る予定のスイカは3つ、スイカ割の順番は、秋茂君、友伸君、和夫さん、誠華君、陽久さん、正勝君、達也君、真下さん、相良さんの順番で、もし最後まで割れていなかった場合は社長、俺、湊さん、颯真さん、熊坂さんと一応見守る側も参加する事になっていた。

 

すぐにスイカは割れると思っていたが中々難しいらしく勢いよく外したり、スイカに当たったとしてもスイカはボインと跳ねるだけでヒビも入らない。

 

「中々割れないものですね。」

「良いスイカを用意したからねぇ。」

 

そう言うものなのか、と大岩社長とのんびり眺めて居ると陽久さんの順番になり何となく俺と大岩社長は今いる位置よりもスイカから距離を取る。

 

「華、よろしく頼んだよ。」

「お任せ下さいませ。」

 

誠華君の聞き取りやすい声音を聞きながらゆっくり進む陽久さんを見て居ると武道というか、舞踊というか、そう言う厳かな感じがして周りもそれを感じ取っているのか静かに陽久さんを見守って居る。

 

「そこです。」

「ふんぬっ!」

 

ドンッッ!!と鈍い音が鳴りスイカが飛び散る、陽久さんの力強い一振りに皆んなが驚いて固まって居る中、誠華君だけは頬を染めて陽久さんを褒め称えている。

 

「陽久さんってやっぱりカッコいいんだね。」

「何を当たり前の事を。」

「俺陽久さんには逆らわない様にします。」

「怖がらせてしまいましたな。」

「いえ、お見事でした。」

 

達也君の言葉に陽久さんは少し寂しそうにするが、側に居る丈雄君や誠華君が楽しそうに陽久さんに笑うので、その柔らかい空気に達也君の緊張も解れ陽久さんも達也君へ優しく笑いかける。

 

「さて、スイカはまだあります、正勝君。」

「あっ俺っ!?」

「頑張ってくださいね。」

「はいっ!」

陽久さんに緊急しながらもスイカ割りの棒を受け取る正勝君はソワソワと目隠しをしてスタートラインに立つ。

 

「正勝君頑張れー!」

「うっす!」

 

正勝君も馴染んで来たなぁ、そう思いながら俺は皆んなが声を張ってスイカの場所を教え合う穏やかな一幕を眺める。

 

その後スイカは最後の熊坂さんまで回って来たが割れたスイカは陽久さんが割ったスイカだけで残りの二つを目隠しで割る事は出来なかった。

 

「出来るだろうなと気軽に思っていたけど、案外難しいものだね。」

「そうですねぇ。」

 

俺も挑戦してみてスイカには当てたのだが位置も微妙にズレ、力も足りずにスイカを割る事は出来なかった。

 

「悟史さん!目隠し無しで割ってみてもいい?」

俺は一度大岩社長の方を見ると、いいよ、と承諾を得ると無事なスイカの側に居る丈雄君達に頷く。

 

「ふんっ!、、、ぬぅ。」

「っ!!、、、成る程。」

「、、、っ!!!」

「「おーっ!」」

丈雄君と達也君が目隠しのないままスイカに棒を振り下ろすがヒビを入れられても割る事は出来ない、秋茂君は振り下ろすコツを掴めたのか重心を綺麗に落としてスイカを割る事が出来た、それを2人は拍手して秋茂君を褒め称える。

 

秋茂君、剣道とか居合いとか習ったら様になりそうだなぁ。

 

「、、、友伸、和夫、ちょっと離れてろ、、、ふんっ!」

相良さんはスイカの前にしゃがみスイカに勢いよく拳を叩きつける、するとスイカは見事に爆発しスイカのカケラが勢いよく吹っ飛ぶ。

 

「相良さんパンチ強いね。」

丈雄君の驚きの声に友伸君は和夫さんにしがみ付きながら頷く。

「出来るもんだな。」

「ねー。」

相良さんは拳でスイカが割れた事にニッと笑って割れたスイカを持ち上げる。

「社長さんよぉ、食べていいんだよな?」

「勿論、構いませんよ、皆さんもどうぞ、最初の割れたスイカも切って食べ易くしてますから好きな所をどうぞ。」

「だってよ、ほれ。」

大岩社長に確認した相良さんは手に持った大きなスイカの破片を友伸君に差し出す。

「ありがとうございます。」

「またスイカが出て来たら俺が割ってやるからな。」

「そこは普通に切って食べましょうよ。」

友伸君は目を細めて相良さんを嗜めるが相良さんは子供の様にニカリと笑い、友伸君と和夫さんは相良さんにお礼を言って相良さんの叩き割ったスイカに口を付ける。

 

「大岩社長も、悟史君もどうぞ。」

「ありがとうございます。」

楽しそうな皆んなを社長さんと眺めて居ると湊君達が切ってくれたスイカを真下さんが持って来てくれる、俺達はお礼を言って其々スイカを受け取る。

 

「社長、塩入ります?」

「貰おうかな、悟史君は。」

「欲しいです。」

熊坂さんが塩を持って来てくれて有り難く使わせて貰う。

「美味しいのか?」

「甘さが引き立っていっぱい食べれますね。」

 

実家でも頂き物のスイカを消費する為によく塩を振って食べていた、甘味も引き立つし、味に甘味と塩味の緩急が出て飽きが来なくなる。

 

小さい頃は疑っていたが、塩を振って食べる食べ方を知ってしまうと、ただのスイカでは物足りなくなってしまった。

 

「そうなのか。」

「真下さんはスイカ食べた事あります?」

「あるぞ、水分補給に栄養もあってこの季節にはよく勧められたよ。」

「そうでしたか。」

懐かしい目で微笑む真下さんを見ながら俺は差し出されたスイカを手に取り齧る。

 

スイカを頬張る小さな真下さん、今より少し若い真下さん、、、どれも見てみたかったなぁ。

 

「うまっ。」

考え事をしながら齧ったスイカだが、舌先でスイカの濃い甘みを感じて思わず言葉が漏れる、しっかり糖度も高いし、新鮮なスイカなのか歯応えもシャキシャキしていてとても美味しい。

 

「それは良かった、いっぱい食べてくれ。」

「ありがとうございます。」

 

俺は大岩社長にお礼を言って皆んなとお腹が膨れる迄贅沢に沢山スイカを頬張る。

 

「スイカでお腹たぷんたぷん。」

「ね、俺も。」

皆んなで沢山スイカを食べた後、この後、朝食も、、、とは難しく少し休憩する事になり俺は丈雄君と波の側に座りダラダラと足に掛かる波を楽しんでいた。

 

「海って不思議、ずっと波があるんだよ?」

「そうだよねぇ、不思議だよね、波が無い日って無いんじゃ無いかなぁ。」

「夜もずーっとザザーンって波が聞こえてさ、なんかその音聞いてるとね、うとうとしてきて、もしかしてぐっすり寝れたのも波のお陰げかも。」

「確かに、波の音って癒されるよねぇ。」

 

やって来た波に腰まで浸かり、去って行く波に引っ張られる感覚に身を任せる、次に来た波は弱く低く、決まった高さの無い波に心地よさを感じる。

 

「牧場見学も楽しかったけど、海も楽しかったなぁ。」

「そうだね。」

「もう今日のお昼には帰るんだよね。」

「うん、その予定だよ。」

「、、、真下さん昨日の水着持ち帰るみたいだよ?」

「ゔっ、うん、ソウミタイダネ。」

「、、、俺も持ち帰るからさ、又遊ぼうね。」

「お手柔らかにお願い、します。」

丈雄君がイタズラに成功したと言う様にニコリと此方をみて笑う、それを俺は如何しても直視出来ず海に視線を戻してしまう。

 

今回の海旅行も色々あったなぁ。

 

「次は前行った陽久さんの村?だよね?」

「そう、すぐでは無いけど、その予定だよ。」

「んふふ、俺凄ぇ楽しみ。」

「そうだね、俺も、皆んなと思い出が増えて嬉しい。」

 

俺達2人はこの先の楽しい思い出が増える事に笑いあう、これから先もこんな思い出が作れるといいな。

 

「そろそろ朝食にしないか?準備は出来てるぞ。」

「はーいっ!」

丈雄君は真下さんにそう呼ばれて立ち上がりみんなの元へ駆けていく、俺は差し出された真下さんの手を掴み立ち上がる。

 

「楽しかったか?」

「ええ、真下さんは?」

「そうだなぁ、、、可愛い悟史君がいっぱい見れて満足かな。」

「真下さん?」

「半分冗談だ、楽しかったな。」

「はい。」

俺と真下さんはお揃いのブレスレットを重ねる様に手を繋いで皆んなの待つ朝食が並んだテーブルへ向かった。




滑り込みセーーーーーーフ!

夏の終わりに海編どうぞ!!!

次の盆のお話も早よ書きたいので自分と相談しつつ頑張りまーすっ。
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