自衛してね。
スーツ編続き
丈雄編②
秋茂編②
続いたねぇ。
ガチャ、俺は真下さんが寝ている筈の部屋のドアノブを引っ張って鍵が開いた事にホッとする。
真下さんを起こさない様にそっと部屋に入ると廊下に散らばった筈のスーツが無くなっており、俺はふとクローゼットを開けてみる、クローゼットには真下さんのスーツが掛かっており、ほっとため息を吐く。
真下さん、一度起きたんだ。
ベットの方を見ると真下さんがいるであろう膨らみが見え、テーブルの上にはビニール袋が置いてある、そっと覗くとドライフードがはいっていて、人型牛用のごはんだと言う事が分かった、きっとむぎわら君か司さんが届けてくれたんだろう。
様子、覗いてもいいかな?
俺は真下さんを起こさない様にそっとベットに近づいて真下さんの顔を覗く。
何時も見ているその寝顔にホッと胸を撫で下ろし俺は安心してその場にしゃがむ。
「っとに、、、よかったぁ。」
責任感も勿論有る、けれど純粋に真下さんを置いて行った事を心配していた。
寂しがり屋な真下さんが起きたら狭い部屋に1人だけ、そんな時真下さんはどう思うだろうかと、勝手に心が痛んだ、勿論、相手は俺より歳上、俺より頼もしいし、きっと色々自分で解決出来るだろう、それでも、俺は真下さんに寂しい思いや不安にさせてしまうこの状況に心が痛んだ。
「お帰り。」
「真下さん、、、。」
真下さんは薄く目を開け俺を見る。
「すみません、うるさかったですよね、寝てていいですよ、あ、色々食べ物とか、明日の服、ワイシャツとか新しいの持って来たんで、そっちの方も安心してください、何か気になる事が有ればまた戻って取ってきま、、、。」
真下さんはゆっくり起き上がって俺の頭を撫でる。
「心配かけて済まない、色々ありがとう、体調は大丈夫か?」
俺は真下さんの優しさに負けてベットに腰掛けている真下さんの足に額を付ける。
「ちょっと、無理してます、、、けど、貴方達の方を大切にしたいので。」
真下さんは俺の言葉に返事はしない、けれど俺が真下さんに甘えている間、ずっと優しく頭を撫でてくれる。
俺、疲れてたんだな、、、真下さんの優しさが凄く沁みる。
暫く真下さんに頭を撫でられ元気を取り戻した俺は持ってきた物を一通り片付けて真下さんと一緒に寝る。
「寝づらく無いですか?」
この部屋にベットは2つある、だからこそベットのサイズは1人用で2人では狭い。
「お陰で悟史君を抱き寄せられる。」
真下さんはそう言って寝息を立てる、やっぱり真下さんも疲れていたんだな、と俺も納得して真下さんのむっちり柔らかい胸筋に顔を埋めながら自分も目を閉じると、直ぐに眠気が襲って来て俺は意識を手放した。
次の日は少々眠いながらもワープゲートで真下さんと一緒に牧場へ帰り、朝の搾乳を終わらせ、また此方へ戻る。
「おはよ。」
「おはようございます、、、。」
ワープゲートに出迎えに来てくれた、むぎわら君も司さんも元気が無く萎れている。
「なんでそっちも疲れてるの?」
「朝食食べながら話すから、食堂行こう。」
俺の返信を待たずに、むぎわら君はくるりと回って食堂へ歩きだす、一度真下さんの方を向くが真下さんも困った様に耳を下げるだけだった。
ともかく俺達はむぎわら君について行き朝食を取ることにした。
「〜〜〜はぁ、大変だったのよ。」
むぎわら君はバイキング形式で山盛りにしたクロワッサンをひと口食べて長ーいため息を吐いた後何があったか説明してくれる。
「忘年会迄は普通だったんだけどね、、、。」
俺と別れた後、むぎわら君達は普通に忘年会に参加していたらしい、忘年会が終わった後、二次会の前に真下さんから連絡が入り水や食料を届けた後、真下さんに軽く事情聴取を取っていたら、真下さんが搾乳していた時に採血した俺の血液成分から気になる事が出て来て、司さんの搾乳機設定の話と同時進行で返事をする羽目になり、中々終わらない1日を過ごしてしまったらしい。
「採血するんじゃなかった、、、もう、お家帰りたい。」
「改めて、すみませんでした。」
むぎわら君な半泣きでクロワッサンをもぐもぐ頬張り、隣の司さんは耳が垂れしょんぼりと此方に頭を下げる。
「此方こそ、あの時は迷惑を掛けてすみませんでした、対応してくれて助かりました、改めて、ありがとうございます。」
真下さんは司さんに頭を上げてくださいとお願いして渋々司さんは頭を上げる。
「あの、2人とも、真下さんをありがとうございました、俺疲れて起きれなくて、、、本当にありがとうございました。」
「いいよ、というよりこっちがリスク管理出来なくてごめん。」
「すみませんでした。」
俺も真下さんについて2人に感謝を述べると、2人は逆に謝ってくる。
「お互いに疲れてるし、この話は一旦おしまい、今日はプレイベントを眺めるだけだから、みんなでダラダラ意見交換しながら色々見よう。」
「うん。」
むぎわら君は俺の返事に満足した様で席を立ち、チョコレートがコーティングされたドーナッツとくだもの、そしてプチケーキを皿に乗せ戻って来る。
「む、むぎわら君?」
「今日は特別、昨日頑張ったご褒美」
「う、うん。」
むぎわら君にお世話になった為強く言えず俺は皿が空になりおかわりに出掛けるむぎわら君を眺める事しか出来ない。
「太りますよ?」
「この体見て分かんない?もう充分肥えてますぅ、今日だけ、今日だけ。」
司さんも流石に暴食するむぎわら君が不安になったのか一言言うがむぎわら君の食欲を止める事は出来なかった。
会場に着くと早速入り口でパンフを受け取ったのでそれを開き流し見する、最新の搾乳機などの酪農系の展示スペースや、加工食品のスペース、広告スペース、飲食スペースと大まかに有り、思ったより賑やかな色のパンフレットに俺は驚く。
「適当に入り口近くからぶらーっと行く?」
「うん、真下さんは?」
「俺もそれで構わない。」
司さんの方も見るが彼も頷いて肯定的で、皆んなでむぎわら君を先頭にのんびり歩く事になった。
「搾乳機ってあんま分かってないんだよねぇ。」
「あー、まぁ、そうだよね。」
最新の搾乳機の素材に関する項目を眺めているとむぎわら君は呟く様にそう言った。
「実際に起動している所を見学するのもねぇ、環境変化でストレスになるって見学なんてのはもってのほかって感じだし、ただの機械見てもあんまメリットデメリットが分かんないから、AIがまとめた経験者のレポート流し読みする程度なんだよね。」
まぁ、巨根祭は除く、とむぎわら君は空気が重くなり俺は思わず笑ってしまう。
「そうだよねぇ、実際触らないとわからない事多いかも。」
搾乳機は実際機能が多い、ミルクライン、真空管、洗浄、パルクーラー、実際に経験して流れを理解する物を言葉だけで理解させようとするのは体感として難しいと思えた。
「消毒液も種類あるよね?」
「あるね、ヨウ素系の殺菌剤とか?」
フェノール、酸、アルカリ、逆性石鹸、クロルヘキジン、、、感染など色々な用途で様々な種類の消毒があり、つらつらと頭の中では思いつくが、まぁ、牛の搾乳はヨウ素系なのでそれだけ知っていれば良いだろうと言葉を控え、俺はのんびり機械を眺める。
自動搾乳機は進化が進んでいる様で昨日真下さんが使用した様な座って搾乳する機械がずらっと並んでいる。
近くのパンフレットを手に取り改めて分かりやすい説明を読んでいると隣に真下さんがやって来る、何気に真下さんの方を向くととても渋い顔をして機械を見ていた。
まぁね、昨日大変だったからね。
「真下さんはもう機械は懲り懲りですか?」
「そうだな、悟史君に慣れていると機械は不要と考えてしまうな。」
そう言って神妙に頷く真下さんを眺めてから、改めて俺は自動搾乳機を眺める。
自動洗浄、自動搾乳、自動集乳、、、搾乳や搾精には吸引パターンがあり、搾精には柔らかい医療シリコンが凹凸を様々に作り射精を負担なく促すらしい、、、負担なく??
初めて使った真下さんが搾乳室からどっと疲れた感じで出て来た事を思い出す。
「使い慣れるのに時間がかかる物かも知れませんね」
「なんなら俺はもうこの機械に座りたくないな。」
そこまで言う真下さんに少し笑ってしまう。
「真下さんの搾乳はこれからも俺がしまね。」
「出来ればずっとそれがいい。」
そう言って真下さんは機械を眺めながら俺の側に寄り添う。
次にこのスペースで2番目に大きい加工食品を見て俺は固まる。
滋養強壮剤、滾り、前に見た赤い牛の柄以外にも数点並んでいて驚く、滾りEX、ノンカフェイン、カロリーオフ、女性用鉄分入り、錠剤型、俺が知らないだけか、バリエーションが様々に展開されていて俺は立ち止まって眺めてしまう。
じ、需要あるんだなぁ。
「宜しければどうぞ。」
「あ、ありがとうございます。」
滾りブースにいる可愛い人型雌牛さんから俺は試食の滾りセットを受け取る。
ティッシュとか無意識に貰っちゃうんだよな。
「会社にこれいっぱい出回ってるんだけどさ、俺これあんま飲まないんだよね。」
「そうなの?」
俺はむぎわら君の方を見て質問する。
「んー、加工されているとは言え、人型成分はなぁ、魚の白子なら平気で食べるけど。」
「鈴木さんっていつもジュース系飲んでますよね?」
「カフェイン、バッチバチのエナドリね。」
司さんも思い出した様にそう言って、俺は良くゲームをしている人とかが愛好している缶ジュースを思い出していた。
「滋養強壮って大体お年寄りってイメージも強いしね、僕はまだ良いかなぁ。」
「彼女いるのに?」
「そう言う話はノーコメントでーす。」
司さんの質問をむぎわら君は受け流して、俺達を食品ブースの方へ連れて行く。
「悟史君は実際に使ったんだろ?」
「えぇ、飲みましたよ、普通に栄養剤的な味でした。」
むぎわら君について行こうと歩いていると真下さんに声を掛けられる。
「効果はあったか?」
「よくわかんないですね。」
すみませんと俺は軽く頭を下げる、そもそも原液、、、いやなんでもないです。
むぎわら君が辿り着いた場所はむぎわら君が好きそうな場所で乳製品のスイーツが所狭しと並んでいた、むぎわら君は嬉しそうに試食に向かい、粗品を嬉々として受け取っている。
「鈴木さーん?」
「これは昨日帰れなかった彼女へのお土産です、ついでに試食レポ好きな彼女の為にちゃんと試食しているんです。」
水を得た魚の様なむぎわら君とそれに戸惑いながらついて行く司さんを眺めてから俺も真下さんと一緒に展示品を見て行き試食させてもらう。
「美味しいか?」
「美味しいです。」
俺はチーズケーキに所で立ち止まってゆっくり咀嚼する。
ベイクド、スフレ、レア、シンプルな物からチョコやレモンを混ぜた物など小さな一口サイズの試食品でも濃厚にコッテリとした甘さが口の中に残り思わずうっとりしてしまう。
俺もむぎわら君の事とやかく言えないかも。
「すみません、真下さん。」
真下さんは人型雄牛、草食であり、搾乳牛でもある為食事内容は大まかに決まっている、そんな中多種多様なスイーツを俺だけ食べていて段々気後れしてしまう。
「ん?全然。」
真下さんは本当に気にしていない様にそう言う。
「真下さんは人型牛の方の食レポよろしくー。」
「わかった。」
遠くからむぎわら君がそう言うので俺達は人型牛の飼料の場所へ向かう。
「ご試食どうぞ。」
「ありがとうございます。」
真下さんが数種類のペレットを咀嚼しながらブースで受け取ったチラシの成分表を眺めている。
このブースは人型牛がちらほらと見受けられ、真下さんの様な大柄な牛は見当たらない、俺が目視出来ている牛が人型雌牛だけなのか、それとも女性の様に可愛いらしい人型雄牛が混ざっているのか未だに俺は判断が出来ない。
最新の人型牛カタログとか見れば系統がわかる様になるかな?
「悟史くん?」
「え?あ、はい、味はどうです?」
「3番目のモロヘイヤが雑味が少なく食べやすいかな、長く咀嚼していられる、丈雄君たちなら甘味のある人参が良いだろう。」
「ペレットなら数種類混ぜるという手も有りますけど、単体で出した方がいいですかね?」
「それも人それぞれだな、食事の完食時間も変わってしまうし、特に秋茂くんは別々に出すと咀嚼が遅くなる。」
「成る程。」
俺は真下さんの話を真剣に聞いてこれからの事をかんがえる、高級ペレットを与えられるのが1番良いのだが、それは現実的では無い。
栄養価が高く、ストレスなく食べられる味、食感、そして継続可能な価格、摂取した事による成乳の成分分析、考える事は色々ある。
「悟史君、次に行っても良いだろうか?」
「はい、よろしくお願いします。」
俺は真下さんと人型牛の飼料のブースを一通り周り意見交換をしていると、ぐったりしていたむぎわら君が完全回復して帰って来て、合流した俺達は広告ブースに足を運ぶ事となった。
「皆んなー!今日は来てくれてありがとうー!!」
「「「わーーーーーー!!!!!!」」」
ステージ上、お洒落な服を着た人型雌牛さんが良く通る明るい声で観客席に呼びかけると彩様々なペンライトが揺れ動き、ファン?の人達がそれに熱心に応える。
「今日のとっておき!新曲聴いてください!あなたに苺オレ!!」
「「「わーーーーーー!!!!」」」
「むぎわら君?」
「ん?」
観客席の応援する声と歌の大きさにむぎわら君は俺の声が聞き取れず耳を差し出して来る。
「これなに?」
「アイドルだね!イメージ向上目的だよ!!」
「成る程。」
騒音のなか少し大きめに声を発してくれるむぎわら君に俺は大袈裟に頷く。
よく見ると女性のファンもいる様で人型牛にとって確かに知ってもらう取っ掛かりには良い気がした。
ふと横を見ると真下さんと司さんが耳を畳んで渋い顔をしている、音が煩いのだろうと判断して俺達は早めにその場を離れる事にした。
「人型牛って人より聴覚いい?」
「そうだねいいよ。」
牛は人より聴覚が良く臆病だ、草食動物としての機能なんだろうけど、矢張り人型牛も耳が良いらしい。
「そう考えると、アイドルって大変そうだね。」
「確かに、マイク使ってるもんね、耳栓的に音量調整する機械を耳につけてるのかも。」
「成る程、真下さん、司さん、大丈夫ですか。」
俺は壁に寄りかかってぐったり気味の2人に声をかける。
「もう少し休ませて欲しい。」
「み、右に同じく。」
「飲み物買って来る、悟史君2人宜しく。」
「わかった。」
俺はむぎわら君が去って行くのを見守ってから2人の側に寄る。
「すみません、もう少し早く気付くべきでした。」
「いや、此方こそすまない」
真下さんは困った様に笑って、遠くで歌っているアイドルの方を見る。
「悟史君はアイドルとかには興味あるかい?」
「え?いえ、特にこれと言ったものは、、、流行りの歌としては良く聞いてたりしてましたけど。」
「そうか、俺もこう言うものを理解するには時間が掛かりそうだ。」
真下さんは耳を下げて此方を向く。
「得意な事は人それぞれですよ、俺は充分真下さんに助けられてます。」
「そうか、そうだな、ありがとう、悟史君。」
多分真下さんはアイドルと言う存在を理解するのが難しいと言う事を言ったんだろうけど、俺は歌って踊る真下さんを見てみたいなんて考えしまう、丈雄君も運動が好きだから似合いそうだな。
きっと眩しくてかっこよくて、俺牧場の皆んながアイドルになったら頑張って応援しちゃうかも。
そんな事を思っているとふと食品ブースに目が移る、そこには先程のアイドル衣装を着た人型雌牛のパネルがあり、その横にはよく見る牛乳瓶が並んでいる。
もえか、こすず、あきら、牛乳の前にはアイドルの顔と写真、セット購入でランダム写真贈呈らしい、、そうか、人型牛だもんな、賛否は出るだろうけどマーティングの一つとして売れそうだなと妙に納得してしまう。
これが真下さんとかだったら俺買っちゃうかも?いや、何時も冷蔵庫に勝手に一定量入っているし、なんなら直に、、、うん、俺贅沢な生活してるんだなぁ。
「悟史君?」
「え?あ、アイドルって需要高そうですね。」
「そうだな。」
俺はそう頷く真下さんの目線を辿る、人型牛を受け入れ賑わう観客席、これが足掛かりに成れば人型牛の対応も変わって来るかも知れない。
3人で遠くからアイドル達を眺めているとむぎわら君が戻って来て真下さんも司さんもある程度回復すると最後に子牛のブースへ案内された。
「かっ可愛いー。」
人型雌牛、雄牛、わかりやすく服のアクセントの色が変わっており、女の子は黄色、男の子は緑で、赤ん坊ブースではほっぺがふっくらした子牛たちがハイハイしたり、寝っ転がっていたりとアクリル板を挟んで眺めているだけでも癒される。
このブースを覗きに来た人達も皆穏やかに子牛達を見守っていて空気も穏やかだ。
「搾乳は基本、体の牛年齢18からだから、この子達の牧場入りはまだ先だねぇ。」
「子牛は子牛で隔離されているんだよね。」
「まぁ、年齢に合った刺激ってありますから、でも基本母親は側にいるよ。」
「そうか、そうだよね。」
俺は産まれたての子牛を思い出す、苦労して出産してヘトヘトなお母さん牛が産まれたての子牛を舐める、その仕草に何度も感動して来た。
命って、重くてあったかい。
バン!
命に感動していると目の前アクリル板が揺れる、俺は驚いて下を見ると1人の子牛が此方を見ていた。
何処かで見た事ある様な?
俺はしゃがんでアクリル板を叩く子牛を見る。
「さとし!!」
「え?あ!?」
温泉で迷子になってたさとし君だ!!俺は嬉しくなって手を振ると子牛のさとしは更にアクリル板を叩く。
「アクリルバンバンはおててたいたいするよ。」
俺はアクリル板の前に手を翳して元気なさとし君を止めようとするけど、さとし君は俺の名前を呼んでアクリル板をペシペシ叩いている。
それに気づいたエプロンをつけた人型雌牛の保育士さん?はさとし君に近寄って止めようとする。
「さとし!さとし!」
あぁ、うん、悟史です。さとし君は俺を指差して必死に保育士さんに訴えている。
「中って入れます?」
むぎわら君はぶら下げている通行証を保育士さんに見せ、保育士さんは納得した様にさとし君を抱っこして入り口に案内してくれる。
「此方で靴を脱いで消毒をお願いします。」
司さんと真下さんに入り口付近で待ってて貰い、むぎわら君と俺は子牛ブースにお邪魔する。
「さとし抱っこ。」
俺は保育士さんの確認を取ってからさとし君を抱っこさせて貰う。
「久しぶりだね、覚えててくれたんだ。」
「さとし!さとし!」
さとし君は指で自分と俺を交互に指す。
「そう、悟史だよ。」
えらいねぇ、と俺はさとし君の頭を撫でるとむぎわら君は震え始める。
「さとし、悟史なの?」
「うん、むぎわら君から貰った温泉チケットで行った温泉街で会ったんだよ。」
「凄く気に入られてるね。」
「うーん、まぁ、ねぇ。」
自分もなんでだかわからない、自由奔放な幼い甥っ子姪っ子も俺には謎な生物だったし、なんなら姉も謎生物だった。
抱っこされている子牛のさとし君は機嫌がいい様でお歌を歌いながら揺れている。
「まぁ、後ここだけだったし、ついでにのんびりしてれば?」
「え?それは気まずい。」
アクリル板に囲まれたブースでスーツの人が1人子牛を抱っこしている姿を色んな人に眺められるのは正直言って居心地悪い。
「まぁ、それもそっかー。」
「という事で、、、。」
さとし君を保育士さんに渡そうとさとし君を持ち上げるとさとし君は俺をがっしり掴んで離さない。
「さとし君?」
「さとしいっしょ。」
「うん、うーん。」
むぎわら君に助けを求めるがむぎわら君は朗らかに笑うだけだ。
「また会えるよ。」
「やっ!」
「駄目だね、遊んであげなよ、僕此処て座って眺めてるから。」
むぎわら君にそう言われて保育士さんの方を見ると意外にも快く頷いて下さり俺はさとし君と少し遊ぶ事になった。
と言ってもさとし君について行って遊びを見守ったり、時々一緒に遊んだりと言うだけで特に保育的な事はしていない、次第にさとし君は眠くなり俺に抱っこをせがみトントン背中を叩いて揺らしていたら完全に眠ってしまった、俺はそっとさとし君を保育士さんに預けその場を離れた。
「待たせてすみません。」
「いや、座って見てたから問題無い。」
「悟史さん子供慣れしてましたね。」
「姉の姪っ子甥っ子と遊んでましたから、多分それで?」
俺は外で待たせた2人に謝り、司さんに俺の家族事情を話す。
「子牛の牛舎もあっても良いかもな。」
「俺1人では自信ないですよ。」
子供は本当に不思議な生き物で、危険が分からずあっちこち飛び出すし、話を聞いて欲しいから同時に話しかけられるし、猫じゃらし抜くのに夢中になって黙々と集めていたり、黙々とどんぐり集めをしたりする。
俺もどんぐりと松ぼっくり玄関に並べて遊んでいたなぁ、自分でも幼い自分の考えは分からない。
話は戻って、そんな元気な子を預かる体制も余裕も今の所はない。
「けど、子供と触れ合うのは楽しいですね。」
「そうか。」
「と、言う事でお疲れ様でしたー、これ会社からのお土産、こっちが悟史くん仕様で、こっちが真下さん仕様、それと悟史君からお願いされたお土産の人型牛のペレットセット人数分。」
「ありがとう、むぎわら君。」
俺はむぎわら君から差し出された紙袋を受け取る。
「まぁ、また不備とか調整とかあったら其方に行くから、その時は宜しくね。」
「2人ともお疲れ様でした。」
「むぎわら君、司さん、お世話になりました。」
俺と真下さんはむぎわら君達にお別れを言ってワープゲートを潜る。
「帰って来たな。」
俺の家の見慣れた景色に真下さんも隣でため息を吐いてボソリとそう呟いてネクタイを緩め、メガネをメガネケースに丁寧にしまう。
「真下さん、お疲れ様でした、それとありがとうございました。」
「此方こそお疲れ様。」
俺達は疲れながらに笑い合って各自着替える為にそれぞれに別れる。
次に真下さんのスーツ姿を見るのは来年かな?
「写真撮っておけば良かったなぁ。」
今更ながらに思いついて後悔しながら何時もの半袖とサロペットに着替え、俺は畑の様子を見に行く。
毎日見ている景色に大きく息を吸って土の匂いを嗅ぐと体の力が抜けふらりとしゃがんでしまう。
「疲れてだんだなぁ。」
そりゃ普段と違う場所でずっと緊張してのだから疲れても仕方がないだろうと自分を納得させゆるゆると手前にある雑草を引っこ抜く。
「悟史さん、、、。」
「丈雄君?」
「お帰り、、、その、大丈夫?」
丈雄君は心配そうに俺の側にしゃがんで此方を覗く、そう言えば昨日の夕方は搾乳後寝てしまったし、朝の搾乳も忙しくて余り丈雄君達の様子を見てあげられなかった。
「ごめん、心配させたね、向こうで緊張しっぱなしで疲れちゃったけど、もう向こうに行く事は暫く無いから、これからは何時も通り過ごせるよ。」
「そっか、悟史さんお疲れ様」
「ありがとう、あと、ただいま。」
俺は軍手を脱いで丈雄君の頭を満足するまで撫でる、暫くすると丈雄君も一緒に雑草を抜いてくれる事になり、その際に向こうの話をぽつぽつと話た。
「丈雄君達にもペレットのお土産あるからね、種類はあるけど一つ一つは少量だから好きな時に食べていいと思う。」
「楽しみ!俺人参とカボチャ甘くて好き!」
「そっかぁ、、、。」
俺は顔を上げて畑の隅の苺の苗を見る、そろそろ冬支度に藁を敷き詰めないといけない。
苺、冬、、、。
「もうそろそろクリスマスと正月だね。」
「クリスマスはねぇちゃん達と赤い服着て夜はピカピカ光る牛舎でプレゼント貰ってた!正月は、、、んと、のんびりしてたかな?」
「プレゼントかぁ、何貰ってた?」
「いっぱい走るからって良い靴貰ってた、あと汗ばんでもさらさらする服?」
そう言って丈雄君は自身の繋ぎの中に着ている黒いネックシャツを引っ張る。
「そうか、お姉さん達に貰ってたんだ。」
丈雄君以外は繋ぎの中に何も着ないで中は牛柄ビキニのみだったから寒さ対策かな?と思っていたけど前のお姉さん達が丈雄君に送った速乾性のあるシャツを着てたのか、と1つ謎が解け頷く。
靴も、真下さんは長靴、秋茂君、陽久さんはサンダル、誠華君はシンプルスニーカーの中で丈雄君はランニングシューズだったので目を引いていた。
姉達に大切にされていたのだろう事が改めてわかり俺は微笑む。
「俺昔中高陸上部だったんだよ。」
「りくじょうぶ?」
「走るスポーツ、今度一緒に牧草の脇道一緒に走って見ようか?」
長い一本道なら牧草予定地の方がいいだろうと俺は丈雄君に提案してみるとわかりやすく目が輝いて丈雄君の耳が上がる。
「うん!」
俺はその後も丈雄君と色々雑談をしながら畑の手入れや収穫をする、クリスマスにプレゼント、皆んなに何を渡そうかな?俺はクリスマスのプレゼントを受け取って笑う真下さん達の事を思い浮かべて先の楽しみに胸躍らせた。
「華ちゃん!あそぼ!!」
「遊んで上げるので、それ以上近づかないで下さいまし。」
会議から暫くして、丈雄君のアタックにちょっとづつ誠華君は妥協する様になっている。
今日はサッカーをする様で俺は仲良く話す2人を穏やかに見守る。
「さて、冬支度、、、雑草処理でもしようかな。」
俺は鎌を片手に気になっていた雑草と向き合う、寒くなって乾燥した雑草は刈りやすい、そして今の季節、炎天下で作業しなくて済むから体力も削られにくい、そんな楽な気候のうちに処理をしておくとその後が楽だ。
俺は気合いを入れつつ黙々と鎌を振り、大量の刈り取った雑草を大まかに移動させ、残った草を根っこから抜き、鍬で耕して行く。
「悟史君。」
「真下さん?何か有りました?」
「いや、手が空いたから手伝いたい、まだ作業は残ってるか?」
「それなら、此処から畑の少し奥まで雑草処理出来たらなぁ、と考えてました。」
俺は自宅の駐車場付近から畑の方を指差す、訳50m程、別に一日で終わらせるつもりは無いが寒さの中草木は元気に伸びた後がある。
「、、、枝も切った方がいいですね。」
伸びに伸びた枝で丈雄君達が怪我をするかも知れない。
「そうだな、取り敢えず大まかに草を刈ってくる。」
真下さんは自前の軍手をはめて俺の鎌を借りて草を大まかに刈っていく。
「手慣れてますね。」
「前の牧場でもよくやっていた、任せてくれ。」
暗い表情は無く明るく微笑む真下さんに俺もニコリと笑いお願いをしてから自分の作業に戻る。
俺、実は鍬を振る作業好きなんだよね、此処の土は固くて体力いるけど。
俺は夕飯の時間まで雑草作業をする、途中秋茂君もやってきて刈った雑草を運んでもらう、そろそろ雑草コンポストの場所も増やした方がいいかも知れない、俺は2人に手伝って貰って出来た雑草の山を見てそう思う。
「2人ともありがとうございます。」
「最近デスクワークが増えていたからな、気晴らしになってよかった。」
「俺も、体力余ってますし、草弄りは好きです。」
快くそう答えてくれる2人に俺は再び感謝を述べる。
「あ、そうだ、良かったら作業終わりのご褒美と言う事で、どうぞ。」
俺はポケットからシンプルな大豆と黒豆の炒り豆が入った袋を取り出す、2人は素直に手を出してくれたので2人の掌に適応量の炒り豆を置く。
「無塩ですから食べられると思いますよ。」
俺は成分が気になっている真下さんにパッケージ裏の成分表をみせる。
「そうだな、この量なら影響も無いだろうし、運動後にはこれくらいのカロリーを補充しても良いだろう。」
真下さんが納得している間にも秋茂君は頂きますとポリポリ豆を咀嚼していて耳が嬉しそうに動いている。
「秋茂君、どうだ?」
「うまいです。」
真下さんも頂きますと炒り豆を口に入れ咀嚼する、俺真下さんのゆっくり咀嚼する姿好きなんだよなぁ。
「うまいな」
「良かったです。」
本当些細な事かも知れない、けれど俺はこの穏やかな日常が好きだと改めて思う。
『集乳が終わりました。』
夕方の搾乳が終わり、一通り片付けが終わった後、俺はパルククーラーから転移装置を使って工場に生乳を送る。
実家ではタンクローリーが回収しに来ていたが、此方の世界の技術でタンクローリー自体数が少ないらしい。
「俺も慣れて来たなぁ。」
改めて不思議な転移技術に感嘆しながら俺はパルククーラーが自動で洗浄されている音を聞く。
「あ、洗浄液足りるかな?この前追加したのは、、、」
俺はパルククーラーのアルカリ洗剤と酸洗浄の入ったタンクをしゃがんで確かめる。
とすっ。
しゃがんでタンクの様子を眺めていると誰かに背中から抱きつかられる、大きさ的に丈雄君か、誠華君、、、細く無いので丈雄君のようだ。
「どうしたの?」
丈雄君が黙ったまま静かなので体調でも悪いのか俺は首を捻って彼を見ようとすると、半袖シャツの上から中指で乳首を弄られる。
え?なに?
「丈雄君?」
丈雄君は黙ったまま俺の乳首をつねったり、弾いたり、コリコリと誘う様に弄ぶ。
俺、乳首感じやすいんだけど、、、丈雄君のエッチな触り方に俺の乳首はぷくりと浮き出て、弄られる度に股間が反応してしまう。
「、、、丈雄君?どうしたの?」
あ、やばい、軽くイク。
乳首で軽くイってしまい、俺は背中が軽く仰反る、体がふわりと熱くなりどうしたものかと頭を悩ませる。
普段から性に積極的だし、俺を見かけると突進して来るけど、こんな相手を見ない、いやらしい触り方をしてくる事は無かった。
「悟史さん。」
「丈雄君、大丈夫?」
辛そうに俺の名前を呼んで暖かい吐息が俺の首筋に当たる、丈雄君はそっと俺の股間に触れて撫で上げ、柔らかな刺激を与える。
やばい、勃つかも。
手は優しいのにかなりガッツリと抱きつかれていて強く突き放す事も出来ず俺はなすがままに丈雄君に熱を与えられる。
既に半袖シャツの中から胸を揉まれ、乳首は散々いじめられてじんじんと熱を持ち、耳元で直に注がれる丈雄君の興奮した吐息に耐えられず俺は膝を突き腰が仰反る。
「んっ、、、んんっ、、ん、ふうっ、、、」
どうしたものか、そんな考えも気持ち良さにどんどん頭の隅に追いやられ、等々丈雄君にチャックを降ろされ情けなくそそり立つちんぽが外気にふれ、鈴口から垂れた我慢汁が地面にシミを作る。
「あっ、丈雄君?此処を汚すのは、、、丈雄君?」
「悟史さんの臭いクラクラする」
丈雄君は自身の硬くなったちんぽを俺に擦り付けながら俺のちんぽを拭き始める。
やばい、気持ちいいし、興奮する。
ひっそりとした狭い空間で逃げられずに快楽を与えられ、背徳感を認識してしまうと一気に俺の気持ちが昂り体の感度が上がってしまう。
「悟史さん気持ちい?」
「っ、良いけど、、、流石に此処はちょっと。」
俺の否定に丈雄君は不満そうに唸って俺の耳を甘噛みし、耳の輪郭をそっと舌で舐め回される。
それはやばい、それはやばい、グッと上がる体の快楽と素直にピクピク反応してしまう自身のちんぽに俺は焦る。
「っ、丈雄くん、それ、それは駄目だって。」
「駄目じゃない。」
丈雄君は拗ねた様にそう言って俺の話を聞かずにちんぽを拭き続ける、そこへ人型牛独特の暖かさもあるのか俺の体はどんどん熱くなり汗が滲み出て限界に体が震える。
や、やばい、まじで出る、、、。
場所が場所なだけに、汚したく無い気持ちがあり俺は必死に気持ち良さに耐えるが、丈雄君は緊張する俺をほぐす様に乳首や首、耳などを責めて来てふとした瞬間に出てしまいそうで、息を深く吸い喉奥に力を込めて必死に射精を我慢する。
「気持ち良く無い?俺じゃ、や?」
「まった、まった、それは駄目だって!丈雄くっ、、、!」
丈雄君は痺れを切らしたのか両手で俺のちんぽを攻め、右手は掌で亀頭をくるくると回し撫で、左手は金玉を時々触りながらも竿を刺激する。
丈雄君の両手の気持ち良さに限界が来て俺は喉を仰け反らせてちんぽから情けなく精子を飛ばす。
や、、、やっちゃった。
射精後の開放感とドクドクとした感覚に身を浸していると丈雄君は俺のサロペットに手をかけて脱がそうとしてくる。
「丈雄君、待った、駄目だって。」
「やだ。」
やばい、此処で掘られる、、、先程ちんぽを散々弄られていた時にもお尻に感じていた丈雄君の熱を思い出し、俺は入れられる事を覚悟してしまう。
「コラ。」
真下さんの声が聞こえると同時に背中の熱が離れやっと丈雄君から開放された事にホッとする。
「真下さん、助かりました。」
俺は脱がされかけたサロペットを肩にかけ直し吐き出し終わった自身を服に戻してチャックを上げる。
「丈雄君?ヒートしてるな?」
「ヒートってなに?」
真下さんが丈雄君を捕まえてじっと顔を覗き見るとゾッとする様な事を言う、丈雄君は真下さんの言葉がわかっていない様だ。
「さっき搾精しましたよ?」
以前、真下さんがヒートに似た状態になったのは自動搾乳機が満足出来ない形で搾乳をしたからだ、なら、今回丈雄君がヒートを起こしたのは、、、俺のせい?
「丈雄、誰としたい?」
「悟史さんとしたい。」
「、、、だろうな。」
真下さんは俺の戸惑いを無視して丈雄君を見続ける。
「悟史君いいか?」
「は、はい、早く行きましょう。」
こんな所でぼぅっとしている暇はない、早く対処してあげないと、そう思って俺は慌ててながらも丈雄君達と自宅へ帰る。
「ちょっと手だけ洗わせて下さい。」
「わかった、タオル借りるぞ。」
「はい。」
俺は急いで手を洗ってソファーに座っている丈雄君に近づく、俺に気づいた丈雄君は熱に浮かされた様な表情で俺を見る。
「む、ぶぅ、、、むぐ。」
「コラ、あとちょっと我慢しなさい。」
真下さんが俺達の間に入り濡れタオルで丈雄君の顔を乱雑に拭き、それから他の汚れている場所を拭き取って行く。
「悟史君も脱いでもらえるか?」
「え?あ、はい!」
既に真下さんによって丈雄君は脱がされ、俺も慌てて服を脱ぐ。
「よーし、いいぞ。」
真下さんの合図に丈雄君は俺に倒れ込む。
ぴちゃ。
重なり合った肌同士、丈雄君の温度の高い肌に熱を与えられながら俺は乳首を執拗に舐められる。
先程我慢していた感覚が敏感に戻ってきて俺は素直に声が出てしまう、そんな中真下さんは冷静に俺の体も拭いていてその真面目さにちょっと可笑しくなってしまう。
「悟史さんちゅうちゅうして。」
丈雄君は上によじ登り仰向けの俺へちんこを突き出し喉の奥を突く。
「う"っ、ぶっ、、、。」
丈雄君のちんぽが喉の上に当たり俺の体は吐き気で胃が迫り上がり体を跳ねさせるも、俺は丈雄君のちんぽを咥え続けて丈雄君は腰を動かし時々奥へちんぽを突き出す。
ぽたた、、、腹に水溜まりが出来たと思った頃には丈雄君の体は気持ちよさそうによがり始め、俺はちんぽを咥えながら周りを見渡す。
真下さんが丈雄君のアナルをほぐしていた様で、ローションで掻き回されている音が俺の耳にも届いた。
「悟史さんさっき出しちゃったもんね、次俺ね、ちゃんと気持ちよくするからね。」
丈雄君は目を細め八重歯をチラリと見せて笑う。
ゆっくり丈雄君が下がり俺の腰を上げて俺のアナルに人差し指を挿し入れる。
「う"。」
「コラ」
真下さんは俺の苦しさに気づいて持っていたローションを俺の尻にかける。
「真下さんありがとう。」
丈雄君は真下さんにお礼を言って丁寧に俺のアナルを解していく。
「悟史さん気持ちいい?」
「っ、気持ちいいよ。」
丈雄君は俺の反応に嬉しそうに笑い半勃ちのちんぽもローションと絡めてぬちぬちと撫でられる。
次第に緩やかな気持ち良さに声は漏れ、体は小刻みに揺れ、俺はドライオーガズムに達して体のドクドクと言う感覚に浸る。
かなり気持ちいい。
「真下さん、もういい?」
無言で頷く真下さんに丈雄君は嬉しそうに俺のけつ穴にちんぽを押し付ける、ゆっくり滑りよく沈むその感覚と圧迫感に俺は深く息を吐く。
「悟史さん、俺我慢したよ?偉いよね?いいよね?」
「う"っっ。」
俺は丈雄君に返事をしたくても激しい丈雄君の腰つきに内臓が圧迫されて声が出ない、ドチュドチュと激しい水を鳴らしながら俺の前立腺はドコドコと刺激を与えられあっという間にメスイキをし、全身に広がる快楽に目を瞑る。
丈雄君は相当我慢していた様で腰の振り方に容赦が無い。
「あ"っっっ、丈雄君、それやばいぃぃっっ。」
「悟史さん好き、大好き、悟史さん好き。」
丈雄君はヒートのせいか、乱暴な腰つきで快楽を貪る、その振動に俺の体は反応しまくって強めのメスイキを何度かしてしまい、意識が朦朧としてくる。
「悟史さん好き、んっう"んっっ!!」
お互い荒い呼吸と汗だくで湿度の上がった空間の中丈雄君は腰を逸らしてコッテリと濃い精子をびゅるるると長く俺の中に吐き出す。
「はぁ、ん、、、はぁ、、、あ、、、んっ」
終わったかな?と息深く呼吸して丈雄君を眺めていると今度は片膝を立てて自身の赤いけつ穴に俺のちんぽを当てがう。
「っっっっ!!!!」
「んっんんっっ、、、こっち、こっちも。」
俺のちんぽは丈雄君の腸壁に熱く包まれ、丈雄君にぐりぐりと気持ちのいい所を刺激され声が漏れる、やばい、締まるっ、漏れるっ、、、出るっ、、、!!
「んっ、んっ、悟史さん好き、こっちも好き、気持ちいい。」
俺が必死に耐えている間も丈雄君は腰を上げて俺にお尻を落としてリズミカルにパンパン音を鳴らす。
気持ち良さにだらしなく口を開け、誘う様に自身で乳首を弄り腰を畝らす丈雄君の景色に匂いも混ざって俺も引きづられるように腰を動かす。
「ん"ん"ん"んぅ〜〜〜っ!!!、、、あっ、悟史さんキス、キス。」
丈雄君は前に倒れ込み俺とつながったままキスをせがんでお互いに貪る様に舌を絡める。
皮膚の密着面積が上がり、お互い汗だくでしっとりとした肌がぴたりと隙間なくくっつき肌が擦れ合うだけでも気持ちいい。
「丈雄君ごめんっ!俺もう無理だからっ!!」
散々弄ばれて炙られて来た俺は丈雄君の尻を掴んで腰を突き上げ射精へ向かってスピードを上げて行く。
「あぁ〜、それっ、これぇっ、それ欲しかったっ!んぅぅ〜〜っ!!」
丈雄君の可愛い嬌声が側で響き俺の男性性が唸りを上げて丈雄君に熱を叩き込む。
射精が終わってもちんぽの疼きは止まらず丈雄君の中でピクピクと跳ねる。
「はぁ、はぁ、悟史さん好き、いっぱい出たね、、、次また俺の番ね?」
丈雄君は目を細めて甘ったるく微笑み捕食者の目を向ける。
あぁ、夕方の搾乳終わってて良かったな。
俺はその事にホッとしつつ、丈雄君が満足する迄弄ばれた。
いや、死ぬ。
真下さんから聞いていたヒート、会社の方でそれを体感した時は大胆な真下さん、ぐらいだったのに対して本格的なヒートは激しく、あれから丈雄君は俺の中に5回ほど精子を注ぎ込んで精子が泡立つ程に掻き回された。
その間にも弱いメスイキから強いメスイキまで色んな波の快楽に襲われて丈雄君に抱きつかれたままぐっすり眠ってしまった。
流石に2人を運ぶのは難しかったのだろう、俺達は重なり合ってソファーで寝ていた、真下さんの方も近くのソファーで寝ている様で、俺が目を覚まして周りを確認していると近くで真下さんの寝息が聞こえる。
なんで。
何がいけなかったのだろう?俺は鳩尾に頭を乗せてすやすや眠る丈雄君の頭を撫でながら考える。
真下さんのヒートを見てから帰宅後にヒートに付いて学び直した、人型牛は性欲が上手く発散されないと激しい発情の症状が出て周りの人や人型牛を襲う事もある、と。
これはそもそも前例が少なく、恐らく搾乳機で充分性欲が発散されて居るからでは?と言う憶測が一般的な様だった。
丈雄君はいつも通りに搾乳も搾精も変わりなくしていた、だからこそ、何がいけなかったのか現状思い浮かばない。
俺、ちゃんと丈雄君の事見てあげれていなかった、その事実に泣きそうになる、彼らに寄り添いたいと、良き牧場主で在りたいと思っていたのに、ちゃんと出来ていなかった。
「ちゃんと見てあげられなくてごめんな。」
俺はすやすやと寝息を立てる丈雄君の頭を気がすむまでそっと撫で続ける。
丈雄君はよく俺に大丈夫?って心配して声を掛けてくれて、そばに寄って来てくれていた、けどもしかしたらそれは俺に甘えたいサインだったのかも知れない、俺はあの時は?この時は?と丈雄君の仕草を思い出していた。
「悟史さん大好き。」
そっとお腹の上で丈雄君がむにゃむにゃと溢した言葉が温かくて俺はまた下唇を噛んで涙を堪えた。
「悟史さん、ごめんなさい。」
朝の搾乳前、真下さんに綺麗にされた丈雄くんはおずおずと身を小さくして此方へ謝って来た。
「こっちもちゃんと見てあげられ無くてごめんね。」
「違う、違うよ、その、最近華ちゃんと仲良くなりたくて色々頑張ってたけど、その、その分悟史さんと関わる事減っちゃったから、悟史さんの後ろ姿みたら、、、襲っちゃった。」
丈雄君はごめんなさい、とまた頭を下げる。
確かに丈雄君は皆んな仲良しがいい、と最近馴染み始めて来た誠華君と関わることが多くなって来ていた。
それで俺と関わる事が少なくなって?ヒート?どう言う事だ?
俺はヒートの原因がわかったもののうまく飲み込めずに真下さんの方を見る。
「俺も説明が難しいのだが、好きな人と関わりが薄くなると想いが募ってヒートになるのでは?と思っている。」
「は、はぁ、成る程?」
そんな教本、論文、研究結果、読んだ事ないぞ?
「丈雄君がそうなのか、もしかしたら俺もそうなるのかわからないし、ちょっと俺も返答に困る事例だな。」
「そうなんですね。」
取り敢えず、ヒートは危ない、と言うことはわかったので俺は丈雄君を側に招き抱き寄せる。
「もう、苦しくない?」
「うん、大丈夫、悟史さんにいっぱい撫でてもらったし、俺今日も頑張る!」
丈雄君はいつも通り元気いっぱいに明るい笑顔で俺に笑い掛ける、取り敢えず今はこれでいい様だ、俺はもう少し皆んなの事を見てあげようと改めて心に誓う。
「新しい牛かぁ。」
俺は炬燵で温もりながら鍋の具を小皿に移す、今日の夕飯は俺の家で鍋になり、人型雄牛達は出汁で煮込んだそのままで、俺はそこに胡麻ダレやポン酢を掛けて食べていた。
陽久さんはこのまま寝てもいい様に掛け布団と敷き布団を足して特別スペースを作り誠華くんが楽しそうに生き生きと陽久さんの面倒を見ていて、前回あげた猫のぬいぐるみが双子揃って布団に寝転がって居るのがまた微笑ましい。
「悟史さん、陽久様に大根を」
「あ、はいはい。」
陽久さんは大根を気に入った様で俺は大根を掬って隣に居る真下さんに小皿を回してもらう。
それはそうと。
「次の牛はどんな感じ?」
俺は先程提案して来たむぎわら君に質問する。
「ちょっと癖強な子達なんだけど、まぁ、根は良い方かなぁって。」
俺は背中にあるソファーに放置していた仕事用タブレットが光るのを見て体を捻ってタブレットを覗く。
プロフィールには元気そうな男の子と真逆な感じの大人しそうな男の子が写っている。
「、、、成る程、場合によっては躾が必要そうだな。」
「躾?」
隣の丈雄君も気になる様で俺のタブレットを覗く中真下さんは元気そうな子の方を指差す。
「大人しい子も扱いは難しいが、このメンバーならゆっくり馴染むだろう、けどこっちの子はヒエラルキーを勝手に作っていくタイプだな。」
「はぁ。」
改めて俺も元気そうな子の方のプロフィールを見る、項目には独善的と書かれていて、お節介ヒーロー気質なのだろうか、と頭を悩ませる。
「悟史さん達が決めたなら俺も頑張るよ?」
「あんまり背伸びし過ぎなくていいからね?」
最近もそのせいでヒートになってしまった丈雄君の頭を撫でて無理をさせない様言い聞かせる。
「真下さんからok貰ったから、出来るだけ悟史さんに甘えに行くね!」
恋人で、1番に幸せにする、寂しくさせない、と誓った真下さんも今回の事で丈雄君と話し合い、今の形に落ち着いたらしい。
真下さんに負担をかけてしまった分、俺ももっと意識して真下さんを安心させられる様に立派な牧場主を目指して人型雄牛の為になる様な行動を取っていこうと思う。
「あんまり我慢せずにおいで。」
「うん!」
俺達は新しく招く予定の牛をむぎわら君と相談しながら鍋をつつき、陽久さんがすっかり寝てしまった頃、食事も終わり、鍋のお片付けを残ったメンバーでしていると秋茂君がおずおずと俺にお願いをして来た。
「どうしたの?」
鍋の具について、嫌いな物があったのか、好きな物をもっと食べたかったのか、また鍋をしたいのか、、、そんな事を考えていると秋茂君にセックスの意見を聞きたいと聞かれて俺は固まる。
ん?
「俺、ちゃんと出来てるか分からなくて。」
「、、、うん。」
「真下さんは怖いし、華さんも無理で、、、丈雄の反応もよくわからないし、、、。」
「う"、うん。」
長い前髪の隙間から懇願する様な瞳が此方を見る。
捨てられた子犬!!
「えっと、成る程、えっと、、、真下さんと相談して来ていい?」
「お願いします。」
俺は余りの衝撃にフラフラと使用済みの皿を台所に持って行きながら食器を洗っている真下さんに相談しに行く。
さっき大切にするって決めたけど、為になる行動しようって決めたけど、どうして俺は毎回こう言う事は戸惑いが隠せないんだろう。
俺は自分の覚悟の弱さに落ち込みながら、真下さんに話しかける。
「成る程、確かに秋茂君は俺が苦手な様でトレーニングらしいトレーニングはしてなかったんだ、一応丈雄君が見て居る様だから大丈夫だと思っていたが、それでも頻度は一般的に見れば低いしな。」
どうしたものか?と真下さんは手を止めて悩む。
「真下さんが側にいる場合萎縮してしまう可能性もありますよね。」
「、、、体のサイズの違いも心配だ、隣の部屋でビデオカメラで監視するのなんてどうだろう?」
「ビデオカメラ」
その言葉に俺の顔は瞬時に真っ赤に染まってしまう。
撮影しながらするって事!?映像は真下さんが見るってコトォ!?!?
スケベ過ぎる。
俺、固定カメラでスタッフが居ない個室ものも好きなんだよな、、、いや、そうじゃなくて。
「なら俺も!観察手伝う!俺が秋茂さんに今の所1番詳しいし」
真っ赤になっている俺を無視して真下さんと丈雄君は話を進めていく。
「華ちゃんどうするー?」
「陽久さんの睡眠を邪魔しないよう、音は控えめにお願いします、私は陽久さんを見守りますので、後はご自由にどうぞ。」
「だって!こっちのお片付けは任せて!悟史さんお風呂入って来ていいよ!」
丈雄君は誠華君からも意見を貰ってあっさり予定を決められ俺は流れるまま秋茂君と俺の部屋へ行く事となった。
「カメラは勿論録画はしないから安心してくれ」
「2つも必要ですか?」
「死角で乱暴な事をされていては駆けつけるのが遅くなるかも知れないからな。」
俺の部屋にカメラが2台真下さんの手によって設置され真下さん様の仕事用タブレットが映像を受信出来るか確認が取られる。
「俺たち隣の部屋で見てるね」
「丈雄君も意見を頼む」
「今回は役に立つから任せて!」
あれよあれよと全てが終わり、俺は慌てるも真下さんは俺の方を見て朗らかに笑う。
「ちゃんと終わったら、しっかり俺の相手もしてくれよ。」
「あ、それは、はい。」
勿論と頷くと満足したように真下さんと丈雄君は俺の部屋を出て秋茂君と共に取り残される。
き、気まずい。
「よろしくお願いします。」
「う、うん。」
俺はゆっくり秋茂君の方を見ると秋茂君も緊張しているようで俺のベッドに小さくなってちょこんと座っている。
真下さんより身長が大きい秋茂君は普段大人しく雰囲気は小さく感じるが改めてしっかり見るとその大きさに俺も戸惑ってしまう。
皆んなを幸せにするって決めた、俺は酪農家!牧場主!と俺は気合いを入れ直して秋茂君の前に立つ、こっちが緊張していたら相手も萎縮してしまう、環境に敏感な秋茂君なら尚更だ。
「触ってもいい?」
「はい。」
まずは緊張を解そうと最近触れ合った事のある子牛のさとし君を思い出しながら優しく秋茂君の頭を撫でて、顔を撫でる。
角張った男性らしい顔つきに改めて驚きながらも秋茂君の耳も触っていく。
「っ。」
「くすぐったい?大丈夫?」
「だ、大丈夫です。」
真下さんが教えてくれた耳の付け根マッサージを秋茂君にしているとくすぐったいのか、恥ずかしいのか、俺の服をそっと掴みながら俺の腹に額をつけて来た。
少し心を開いてくれた秋茂君の頭を撫でて、俺は背中を撫でる。
「怖かったり、嫌だったら言ってね」
「今の所、怖くないし、嫌じゃ無いです、、、あの、キスしてみたいです。」
「いいよ。」
顔を上げてお願いして来た秋茂君に顔を寄せて俺達はそっと唇を触れさせ合う、秋茂君の唇は少しかさついていて、その奥に柔らかさを感じた。
「怖くない?」
無言で頷く秋茂君はもう一度と願うので俺は了承して唇をもう一度重ねて少し秋茂君の唇を俺の唇で挟んでみる、秋茂君も俺の反応に応えるように舌を出して俺の唇の形を確認するように撫でる。
少しジョリっとする秋茂君の舌、恐る恐る怯えるように小さく動く舌に俺は自分の舌を柔らかくくっ付けレロっと優しく舐めあげる。
「キスの時は舌は柔らかめの方が合わせやすいかも。」
真下さんや丈雄君とのキスを思い出して俺は緊張して息が上がっている秋茂君にそう言うと素直にコクリと頷いて口を開ける。
その健気さに俺も少しずつスイッチが入りキスが艶めいたものになり呼吸も少しだけ荒くなる。
「あ、あの、ベットに寝てください、その体勢辛いっすよね。」
「ありがとう、じゃあそうしようかな。」
初めて来た頃に比べて対応が柔らかい秋茂君に目を細める、この柔らかさはきっと丈雄君が与えた物だろう、俺がベットに寝そべると秋茂君が覆いかぶさって来てまた唇を重ね舌を合わせてお互い熱を分け合っていく。
「んっ、、、ふっ。」
自然とお互いに声が出て水音がやけに耳に届く、秋茂君の匂いに心地よく体が開いてくる。
「腕回していい?」
色々な恐怖体験をして来てトラウマを抱えた秋茂君に慎重に関わる、けれど秋茂君は素直に頷いて服を脱がす事にも成功した。
「、、、。」
「見っともない体ですみません。」
秋茂の膨らみに意識があった俺はふと怯える秋茂の体全体を眺める、ただの切り傷では無い傷跡が彼方此方にある。
搾精の時に当たり前に見る光景だけど、そう言えばじっくり見た事無いな。
「まだ痛む事はある?」
来た当初も赤く腫れていた場所や膿んでいた場所があったな、と懐かしくなる、人型牛より人の方が怖かった秋茂君の手当ては主に真下さん中心に行われていて俺は近づく事さえ戸惑っていた。
「無いです。」
「そう言えば、俺怖くない?」
「無いです、、、前運んだ時も凄い軽くて、大丈夫だなって思いました。」
運んだ時?、、、急いで夕方に搾乳して力尽きてその場で寝てしまって起きたら自室に居た時かな?
あれは秋茂君が運んでくれていたらしい。
「ごめん、秋茂君、ありがとう、迷惑かけちゃったね。」
「いえ、お疲れ様でした。」
お互い少し気不味い空気になり、俺は秋茂君に触っていいか提案する。
「、、、お願いします。」
「嫌な所は触らないから、いってね。」
「はい。」
素直な秋茂君に俺はそっと手を伸ばす、体毛の多いの毛並みを整えていく様に俺は彼の体を触る、傷が無ければ唯の筋肉質で大柄の男性、、、俺、大柄男性系好きかも。
まぁ、想像彼氏がぐいぐい来る大柄男子だったしなぁ。
「ふふ。」
「?」
「あ、ごめん思い出し笑い、俺大柄な男性が好きなんだなって。」
「?」
「あ、大丈夫!真下さん第一なんで。」
「?」
「、、、ごめん」
「いえ。」
俺は気まずさに気分を紛らわす為、もうちょっと大胆に触れていいか秋茂君に了承を貰って距離を縮めて俺は秋茂君の体を撫でる。
「っ!」
「ごめん、大丈夫?」
「、、、大丈夫です、俺も、いいですか?」
「いいよ。」
秋茂君の手は細めで節々がゴツゴツしていて触り心地が気持ち良い。
「んっ。」
俺が反応すると少し手を止め此方を見るがそれでも大丈夫と安心させて触れ合いを続ける、自然とお互い熱が戻り唇が重なる、そのまま熱に任せて俺はまたベットに寝そべり秋茂君の好きに動いてもらう。
秋茂君の舌が首筋を通り乳首を通る、舌が強弱を付けて俺の乳首を舐め回し俺の乳首は素直に形を変え、少し硬くなって来た所をちゅう、と吸われる。
緩やかな刺激から一転ピリピリと胸の刺激が波の様に体に広がる。
それに秋茂君は気づいた様で俺の乳首を歯で甘噛みしながら太腿を大まかに撫でて俺の性欲を炙って行く。
「気持ちいいですか?」
気持ちよくなって開放的になった俺は秋茂君のそっとした声にもゾクゾクと快楽の波がやって来る。
「気持ちいいよ。」
秋茂君は慎重に、丁寧に恐々と俺を触る。
「怖い?」
「、、、はい。」
「だよね、、、ちょっとおいで。」
俺は秋茂君に両腕を伸ばし、秋茂君は俺におずおずと身を埋める、ふわふわとした髪と秋茂君の匂いを感じながら俺は落ち着かせる様に頭を撫でる。
「、、、。」
「嫌じゃない?」
「嫌じゃ無いです。」
「良かった、ねえ、俺も触っていい?」
「、、、お願いします。」
俺は秋茂君にベットに座ってもらって足の間に座る、目の前には秋茂君の大きな金玉の上にちんぽがゆるりと鎮座していて俺は顔を近づける。
雄の匂いが脳を刺激して体毛の濃い秋茂君の毛が顔を擽る。
俺は秋茂君の足の付け根にキスをして秋茂君のちんぽの根本をそっと舌で撫でる。
「っ、、、。」
「怖くなったら止めるから、ちゃんと伝えてね。」
「はい。」
俺は相手の意思が汲み取れる様に秋茂君と手を絡めてまた金玉と腹の境界線を舌を広く使い刺激を与えていく。
上から声を押し殺す音が聞こえるが、まだ拒否の反応では無いと俺は未だ柔らかい秋茂君のちんぽに舌を這わせ根本と先を往復して舐める、次第にゆっくり秋茂君のちんぽは起き上がり強固な橋の形が整っていく。
「気持ちいい?」
秋茂君を見上げると皮膚の薄い部分は赤く染まっていて、そんな秋茂君は無言で俺に頷く。
「もうちょっと攻めてもいい?」
「はい。」
俺は立ち上がった秋茂君のちんぽに舌を這わせて隅々まで味わって行く、秋茂君の存在と反応に俺も熱が上がり下着から自身を取り出して半立ちの自分をシゴきながら鈴口から溢れ出た秋茂君の我慢汁を舌で味わう様に丁寧に舐めとる。
ちゅぅ、と軽く先を吸って唇を尖らせたまま秋茂君を見上げる、ぎゅっと握られた手は続けていい合図だと思いゆっくり秋茂君のちんぽを口の中に奥まで包む。
秋茂君の雄の匂いを嗅ぎながら秋茂君の嫌がる反応が無い事を確認してゆっくり唇を窄ませたままちんぽを優しく引き抜く。
「続けていい?」
秋茂君は無言で頷く、俺は秋茂君の手を握り直して舌を裏筋にぴとりと合わせながら首を動かして唇で数回カリ首を弾き根元迄ちんぽを呑み込む、、、あ、この形し易い。
そう思うと俺は呑み込む様に喉を開閉して行き秋茂君のちんぽを咽頭の方へ導き、開閉を続けてちんぽを刺激する。
「あ"!?それっ、だめです。」
秋茂君には刺激が強かったらしく俺は直ぐにちんぽから口を離す。
「ごめん、やり易いなってやっちゃった。」
「い、いえ、あの、次俺やるんで。」
「大丈夫そう?」
「大丈夫です。」
俺は秋茂君の言葉を信じてベットに足を伸ばして座る。
秋茂君は恐る恐る舌を伸ばして俺の亀頭を舐めていく、やっぱり怖いかな?
気持ち良さと相手を心配する気持ちで先程から快楽の炎は下火だ。
丈雄君から聞く話だと積極的な様だし、やはり相手が俺で人間だから戸惑いが有るのだろうか。
此方が積極的なのも相手は怖がるかも知れないと思うと如何にも難しいものがある。
「秋茂君は、何が怖い?」
「え?」
秋茂君は俺のちんぽを握ったまま顔を上げる。
見た目も良い、匂いも良い、ちんぽの形も好きだ、なら俺がこの中途半端な気持ちなのは、秋茂君の事を知らないからだ。
俺は秋茂君の頭を少し強引にわしゃわしゃと撫でる。
何が何だかわかっていないポカンとした秋茂君はとても可愛く見えた。
「俺が怖い?気持ちいいのが怖い?俺じゃ興奮しない?」
「え?あ?、、、と。」
直ぐに応えられない秋茂君を俺はまたわしゃわしゃ頭を撫でて遊ぶ。
「ちょっとお兄さんと一緒に寝てお話ししましょう。」
「は、はい。」
そう言えば、彼は年下だったな、と思い出す、人年数は俺より年上だけど、けど彼は年下だ。
俺達はベットに横になって布団を被りお互いの事を知ろうと話す。
「一緒に寝るのは怖くない?」
「無いです。」
「そっちの牛舎のベットどう?」
「足出ますけど、ふかふかで、寝心地いいです。」
「そう言えば薬は切れてあれから追加の確認したけど要らないって言ってたよね?最近寝れてる?」
「ね、寝れてます、後ぬいぐるみが良くて、、、ありがとうございます。」
「そっか、気に入ってくれて良かった。」
本当にたわいのない雑談を俺は秋茂君とする、丈雄君の話、真下さんの話、陽久さんに誠華さんの話し、お気に入りの日向ぼっこスペース、最近はバトミントンが楽しいって事、畑仕事を覚えて見たいと言う話。
丈雄君が今まで報告して来た事が多かったし、秋茂君の人間嫌いも相まってそっとしておくのがいいと思っていた、けど話し合ってみると彼は充実した生活が送れている様だった。
「なんか、良かった、偶に話しかけていい?」
「はい、大丈夫です。」
「そっか、ついでに少し触ってもいい?」
「はい。」
俺は側にいる秋茂君の頭を撫でる。
「秋茂君何時もふわふわしてるから触ってみたかったんだよね。」
メカクレというポイントも高いし、過去はあれど身体の傷は男らしさがあって好きだ、時々子犬の様に怯える姿も、ベンチでぼんやりしている姿も、見た目とのギャップがあっていい、そして何より相手を傷つけない様じっと観察して手を差し伸べる事が出来る。
「俺ね、ちゃんと秋茂君の事も好きだよ、この牧場で君と会えた事が嬉しいよ。」
俺は昔関わって来た実家の牛達の顔を思い出す、俺なりに丁寧に接して来たつもりだったし、なんとなく目があって意思が繋がってた気がした時に見た大きい瞳を思い出す。
当たり前に廃牛になる牛達に心が痛む事はおかしいと思っていた、もっと出来る事は無かったか、そう言う日は落ち込んだし、容赦なくそういう日こそ牛肉が我が家では出ていた。
命の重さを改めて思う。
「俺、君達の為にできる事をしたい。」
自身の価値を否定して生きてきた俺は此処に来て真下さんや丈雄君からいっぱい気持ちを貰お、その感情があった事さえ忘れていた事を今思い出した。
「秋茂君は秋茂君でいいよ、だから、俺と会ってくれてありがとう。」
秋茂君が俺の一方的な話に固まってしまって、自分が恥ずかしい話をしている事を何度か反芻して納得した頃、俺は秋茂君の頭を撫でる手を止める。
「ごめん、なんか、こんな事言われても、だよね。」
「いえ、なんか、わからないんですけど、えっと。」
秋茂君は戸惑いつつも俺に頭を突き出し丈雄君の様にすりすりと俺に近寄る。
もしかして人型牛特有の愛情表現だったりするんだろうか?
嫌われてないと言うことで俺は再度秋茂君の頭を撫でる。
「そう言えば、秋茂君セックスについて悩んでたよね?具体的にはどんな事が気になってるの?」
「え?えっと、乱暴になってないかとか、ちゃんと気持ち良くさせているのか、、、とかです。」
先程の触れ合いを思い出して俺は問題ない様に感じると素直に感想を溢す、気持ちいいか、って事は気持ちの問題もあるしテクニックって言うなら、、、。
「下反りちんこはバックが最強。」
「はぁ。」
秋茂君のちんぽは勃起した時に橋がかかった様になる、つまりバックだとゴリゴリ前立腺に当たると言う事だ。
「表情見ないと相手の様子がわからなくて怖いです。」
「成る程、鏡置くか、ちょっと待ってね」
俺はベットから抜け出して室内にある姿見の布を取りガラガラとベットの方を向く様に調整する。
「んで、こう、すると相手の様子も見れるバックが出来るのでは、と。」
俺は横バック、背面側位の体勢を取る為に秋茂君に近づき背中をつけて片足を曲げて少しお尻を後ろに突き出す。
「、、、どう?」
特に興奮も何も無いので鏡に映る俺を見ても変なの、としか感じられず俺は首を捻って秋茂君の方を向く。
「鏡、いいっすね。」
「ね、興奮するよねぇ」
鏡1人プレイ楽しかったな、また気が向いたらやるか、と思っていると秋茂君は俺の体に手を回して抱きついて来る。
「密着し易いのも良いです。」
「うん。」
ただ戯れてただけなのに急に人型牛特有の暖かさが背中に広がってドキリとしてしまい、秋茂君のゴツゴツした手に興奮してしまう。
あ、あれ?
「ちょっと試して見ても良いですか?」
「で、出来そう?」
「いけます。」
「やってみようか。」
この部屋、今鏡だけじゃ無い、カメラも2台設置してある。
ベットの外側、その光景を見ながら秋茂君に突かれて興奮しない訳もなく。
「んっ、あ"っ、やばっ!んっ、あぁ。」
体格差のある男性に後ろからちんぽを突かれて情け無い顔を晒している俺に素直に興奮してしまう、あ、秋茂君のちんぽが俺のけつ穴に入る映像堪らん。
「大丈夫っすか?」
「だっ、んっ!結構いいっ!前凄え気持ちっ、んっ!ここ、やばっ。」
俺は下腹部を軽く押すと漏れそうな感じと何時もの気持ち良さが全体に広がって軽くメスイキをして視野がぼやける、気持ち良さにぼぅっとしていると秋茂君に起こされて膝立ちのまま腕を掴まれ腰を振られる。
「こっちも様子が見れて安心しますっ。」
「んっ、んんっ、そ、そうだねっ!あ"っ、ばっっ」
やばい、気持ちいい、この突き気持ちいい、気持ち良さに喉を逸らすと情け無い俺の表情が鏡に映り、視界の端にカメラを認識する。
俺、こんな情け無い顔真下さん達に見られてる、向こうで俺おかずにされてるかな?
「足上げます」
「んんっ!?」
俺は両足を持ち上げられ秋茂君に下から突き上げられる、その衝撃にバチバチと体が痺れ絶頂に体を逸らす。
「大丈夫ですか?」
「ち、ちょっと待って?」
秋茂君はわかりましたと俺の足をベットに降ろして俺を落ち着かせる為体を撫でる、強いメスイキをした今の俺にはそれも気持ち良くて体が跳ね、秋茂君に腕を回して呼吸を整える。
「んっ」
秋茂君も耐えられない様でじっとしてられないのかゆっくりしたスピードで叩きつける様に腰を振られる。
「んっ、はぁ。」
ま、前も、俺は太ももに添えられている秋茂君の手を快楽で濡れそぼりイキリ立つ俺のちんぽに誘導する。
触って欲しい、シゴいて欲しい。
「んっ、やばい、気持ちい。」
ゆっくりしたストローク、ガッツリ刺激される前立腺、そこに大きな雄の手が俺のちんぽを弄ぶ。
「っっ、、、あ"ぁ、、、出る。」
俺はところてんをかまして精液を鏡にかける、呼吸荒く快楽の海に浮いていると秋茂君も自分もと俺をしっかり抱いて腰のスピードが早くなる。
「ん"っ、あ"っ、いい、やばっ、、、んぅぅう"っんぅっ!!」
「俺も、気持ちいいです、い、イキたい。」
俺は気持ち良さに返事が出来ない、秋茂君の顔が近づいてきて俺は餌が近づいてきた雛のように秋茂君の唇を貪る。
それを了承と伝わったのか秋茂君は射精に向けて腰を振る、俺はその気持ち良さに耐えられず果てて揺れるちんぽから潮を噴き出し周りを汚す。
「はっ、凄いっすね、、、っっっあ"っぁ。」
「っっっ!!!」
秋茂君の熱い精子に中を犯されて俺は頭が白くなる。
あ、秋茂君のバック、やばい、変な事教えちゃったかも。
「んっ、あっ、んん、ふっ、、、。」
気持ち良さに震える俺に秋茂君は少し乱暴に俺の顎を持って最初の頃の怯える様なキスとは違うヒエラルキーを見せつける様な男らしいキスを俺に注ぐ。
やばい、メスになる、秋茂君の雌になっちゃう。
成長した喜びよりも気持ち良さが勝ってしまい俺は又キスだけでメスイキをして身体が震える。
「大丈夫っすか?」
「き、気持ち良すぎて、やばい。」
スッキリしたのか明るい話口調の秋茂君は力無くしな垂れる俺を膝に座らせて優しく顔を撫でて来る。
終始無言の時間、それでも秋茂君の手はしっかりと此方を思う優しさが伝わってきて俺は安心に目を閉じた。
「どうでした?」
俺が寝てしまっている間に掃除も終わっていて俺は真下さんに介助されながら一緒にお風呂に浸かる真下さんに意見を聞く。
「、、、悟史君のスケベ。」
「え?」
驚いて振り向くとそこには俺と目線を合わせず不機嫌そうな真下さんの顔があった、普段大人びた余裕のある微笑みの表情が多くて偶に寂しそうに此方を見る真下さんは見た事があるが、拗ね顔の真下さんの表情は初めて見るので俺は固まってしまう。
す、拗ねてる、俺より年上で何時も余裕のある真下さんが、、、拗ねてる。
俺はあまりの衝撃に真下さんをじっと見てしまう、眉間の皺でさえも可愛いく思えてしまい、それを口に出したらもっと拗ねられて嫌われるかも知れない、、、俺は口角が上がるのを認識して急いで片手で口を隠す。
「すみませんでした。」
真下さんは拗ねたまま横目で此方をじっと見る。
「俺の方が気持ちいいだろ。」
うん、俺は手で口元を隠したまま力強く頷く、俺の反応に少し満足したのか真下さんは俺に顔を寄せて来て俺の目を覗く。
「今日は疲れて居るだろうから諦めるが、ちゃんと相手してもらうからな?」
「はい。」
人型牛の性質上、だよな、と納得しつつも俺は人生で初めて恋人に可愛く嫉妬され、拗ねられて、わからセックスされるかも知れない現実にのぼせそうになる。
「そろそろ上ろう。」
俺は風呂から立ち上がった真下さんを揺れる湯船の中見上げる。
「大丈夫か悟史君。」
「大丈夫です。」
俺はにやけた顔を隠していた片手で鼻の根元を摘む、なんか、鼻血出るかも。
暫くして俺は約束していた丈雄君とのランニングを楽しんでいた、久々に走ると体の重さを感じるが思った以上に楽しく走れている事に驚く。
中高卒業してから時々嫌な事があると暇な時間に走り込みしてた事はあったけど、この世界に来てからは走る事も忘れてしまう程色んな事が休む間もなく訪れていた。寒い季節の走り込みは空気が冷たくて肺が気持ち良く、身体の体温上昇も不愉快さが無い。
「はぁ〜っ凄くスッキリした気分!!」
丈雄君は軽トラに置いていた水筒を飲み干して機嫌良く微笑む。
「ね、俺もかなりスッキリしたかも。」
俺も水筒の水を少し飲んでクールダウンの為に体をゆるゆると伸ばす、それを見た丈雄君も楽しそうに俺の真似をする。
「そう言えばさ、この前秋茂さんの指導あったでしょ?」
「あ、うん。」
なんで今?と疑問に思いながらもお互いストレッチをしながら丈雄君の話を聞く。
「真下さん隣で滅茶苦茶迫力あって俺怖った、なんかね眉毛の横?血管が出てた。」
「そうなんだ。」
やっぱりそうだったんだ、これもう一度真下さんとちゃんと話す必要がありそうだな。
「後ね、、、やっぱり秋茂さん、後ろだと凄かったよ。」
「そうかぁ。」
目的は果たしたな、と俺はどう言う感情で居ればいいのか分からず曖昧に微笑む。
「今度は手加減覚えてもらわなきゃ。」
最近悟史さんの気持ちがよくわかる様になって来た、と丈雄君は少し怒り気味だ。
「あと、俺も男の子したい!」
「うん、そうだよねぇ。」
男だしね、そうだよね、と俺も丈雄君と一緒になって頷いて笑い合う。
「さて、帰ろうか、今日はお昼過ぎに新しい2人が来るからね。」
「ね!俺楽しみ!」
俺達は今日来る新しい人型雄牛にわくわくしながら軽トラに乗り込む。
「出発進行!全力前進!超特急!!」
「安全運転で移動しまーす。」
書きたまったら更新するかも?