金剛心輝シャイニングディオーネ~世界一面倒くさい魔王とヒロインの純愛(?)凌辱バトル~ 作:johnny内藤
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――現在から遡ること数十年前。人間の世界を手中に収めるべく、魔王が軍勢を率いて侵攻を開始した。
闇のエナジーをパワーの源とし、邪悪な魔法を操る異界の住人たち――魔族。
彼らとの圧倒的な力の差を前に、人類はなす術なく蹂躙されていった。
そんな人々を救ったのが、シャイニングディオーネと名乗る戦士。
闇のエナジーと対をなす聖なるエナジーを身にまとい、人々を希望の光で照らす正体不明のヒロインだ。
何年にもわたる戦いの果てに、魔王はついにその身を滅ぼされる。
王を失った魔族は、一時的にその力を弱めたかのように思われた。だが――
今から十年前に起きた、魔族による大侵攻。
ひとつの都市を壊滅に追いやり、多くの悲劇を生んだ泥沼の戦い――
シャイニングディオーネはその激闘を潜り抜け、なんとか彼らを魔界に追い返すことに成功した。
人類の守護者の手で、ついに世界に平和がもたらされたのだ。
……そして現在。十年の沈黙を破り、魔界より破滅の使者が
それに呼応するように、再び立ち上がった正義のヒロイン。
地球のテクノロジーでは太刀打ちできない魔族から人々を救うため、シャイニングディオーネはたった独りの戦いを今日も続けるのだった――
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(だいぶ遅くなっちゃったな……叔母さん、怒ってなきゃいいけど)
事件があった街から自宅マンションに帰ってきた俺……
「……ただいま」
「あっ、曜」
恐る恐る玄関をくぐった俺を迎えたのは、リビングから聞こえてくる
この部屋の家主であり、ただひとりの同居人……俺にとっては叔母にあたる女性だ。
「ずいぶん遅かったねぇ。今日はちょっと向こうの街が魔族に襲われたって言うじゃない? 曜の身にも何かあったんじゃないかって、心配してたんだよ?」
「あーっと……そう? その……ちょっと寄るところがあって」
叔母さんはテーブルに向かい、ニュースを見ていたようだ。
『その街で火事の現場に飛び込んで、子供を助けてきました』なんて馬鹿正直に話したら、さらに余計な心配をかけてしまうだろう。
俺は曖昧にごまかしてこの場を切り抜けようとする。だが――
「……まさかそういう事件に自分から足を突っ込んで、危ないことしてないだろうね?」
「………………」
女の勘というのは、思った以上に鋭いようだ。
切れ長の目をさらに細めて、俺の顔をジーッと覗き込んでくる英子叔母さん。
身を乗り出したせいで、テーブルに乗った大きな胸がむにゃっと潰れている。
その刺すような視線と谷間のまぶしさから逃れるように、俺は無言で顔を背け続ける。
「はぁ……ま、曜ももう大人なんだし、根掘り葉掘りは聞かないけどさ。くれぐれも気を付けること……今のご時世、いつ怪物に襲われるかなんてわかったものじゃないんだからね?」
「うん、いや……まあその……」
俺はきょろきょろと視線をさまよわせ、なんとか言い繕おうとするが――
「……ごめん」
「ん、よろしい」
何を言っても、この人にはすべてお見通しのような気がする。俺があっさり白旗を上げると、叔母さんもすぐに表情をゆるませて顔を引っ込めた。
「フフッ……いくつになっても、曜は私のお説教だけは素直に聞くねぇ。感心感心♪」
(本当はずっと谷間を見せられてるのが、気まずかったからなんだけど……)
「さて……っと。それじゃご飯にしなよ。今日は曜が好きなの作っておいたから。それともお風呂にする?」
叔母さんもそれ以上追及するつもりはないらしく、いつも通り俺の世話を焼くべく椅子から立ち上がった。
「あ……じゃあ先に風呂に入ろうかな。飯の前に身体を流してすっきりしたいし」
「だろうねぇ。あんたの身体、さっきから焦げ臭いにおいをプンプンさせてるよ?」
叔母さんは意地悪な顔でニヤニヤ笑い、俺の胸の辺りに鼻を近づけて匂いを嗅ぐフリをする。
「……あれっ?」
――すると、何かに気づいた様子で目を丸くした。
「曜……それ、火傷?」
「えっ?」
叔母さんが指さした先を見ると、たしかに手のひらの一部が赤く変色し、水ぶくれが潰れた跡ができていた。
(ああ、あの子を助けた時に……)
たぶん焼けたドアノブを回した際についたものだ。
あの時はチラシごとノブをつかんで火傷を防ごうとしたのだが、どうやらあれっぽっちの枚数では不十分だったらしい。
「お湯で濡らしちゃって大丈夫? ひとりで頭洗える? なんなら一緒に入ってあげようか?」
「あーはいはい、いいから気にしないでよ。いつもみたいに、どうせすぐに治るから」
叔母さんの冗談を受け流した俺はいったん自室に戻り、着替えを取って脱衣所に向かう。
手のひらには特に痛みもなく、傷口はすでにふさがりかけていた。