※この作品はR-18です。

金剛心輝シャイニングディオーネ~世界一面倒くさい魔王とヒロインの純愛(?)凌辱バトル~   作:johnny内藤

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第7話-6

 

 ◇

 

「……はぁ~~~……♡ はぁ~~~……♡ はぁ~~~……っっ♡♡♡」

 

 ――それからたっぷり数時間かけて、闇の宴は幕を下ろした。

 

 どこまでも広がっているかのようなアメジスティアの空間に、むせ返るような性臭が充満している。

 

 まるであの夜の再現のように、ディオーネには何人もの男の精液にまみれ、床に転がっていた。

 

 男たちもまたすべての精力を使い果たし、糸が切れたようにそれぞれの場所で倒れ込んでいる。

 

 一部始終を見届けた魔王は、傍らに控えていたアメジスティアに合図を送った。

 

 ――パチンッ

 

 その命を受け、アメジスティアが指を鳴らすと……全裸の男たちが闇に飲まれ、瞬時にその姿を消した。

 

「…………っっ!? く、くろ、かわくん……なにを……? まさかっ……!?」

 

 ディオーネはいまだに浅い絶頂を繰り返している身体を無理に起こし、悲痛な叫び声をあげた。

 

「……ん? あーいや、違う違う、殺してなんかいないって。連中には、元の世界に還ってもらっただけだ。もう用は済んだし、これ以上ここにいられても邪魔なだけだからな」

 

 魔王は仮面の前で手を振って、ディオーネからかけられた疑いを否定した。

 

「全員記憶は消したし……こ(・)の(・)間(・)の(・)件(・)も含めて、誰もお前とのことを覚えてるヤツはいないよ」

 

 その言葉に、ディオーネはひとまずホッと安堵した。

 

 魔王の目的は粛清や殺戮ではなく、ディオーネを彼らに犯させること、本当にただそれだけだったようだ。

 

「……まあ、ヤツらには個人的にすげームカついてるからな。生きて地上には還してやるが、全員あの姿のまま、駅前とか交番の前とかに適当に……フフッ……クックックックッ……」

 

(黒河くん……今日見た中で、一番魔王っぽいかも……)

 

 仮面の下に隠していた感情を、初めて表に出した魔王。その含み笑いに圧倒されて、ディオーネがゴクリと唾を飲んだ。

 

「……さて、と。さすがのお前も、これで理解しただろう? 闇のエナジーに後押しされたとは言え、ヤツらがしたことは、間違いなくヤツら自身の欲望によるものだ」

 

 魔王は態度を改め、淡々と……しかし独特の圧を感じさせる口調で、ディオーネに問いかけた。

 

「自分たちを守ってくれる正義のヒロインを嬲り者にして、愉しむことができる連中……そんなヤツらを、お前はまだ救いたいと思うのか?」

 

「………………」

 

 その問いに、ディオーネは静かに目を閉じた。

 

 まぶたの裏に浮かんでくるのは、抵抗できない自分の乳房を弄んだ男たちの顔。

 

 そして膣や口を犯し抜いて、何度も何度も絶頂を強制し、それを笑って見ている彼らの声。

 

 欲望のタガが外れた人間たちの、一番醜い部分を見せつけられたディオーネは――それでも毅然と前を見つめ、こう答えた。

 

「これくらい……黒河くんが失ったものに比べたら、へっちゃらです」

「………………」

「知っていますか? ダイヤモンドは不屈の象徴……その加護を受けた私は、どんな目に遭おうと絶対に負けないんです!」

 

「貴ッ……様ァ! 魔王様の御前で、何を調子に――!!」

 

 それまで脇に控えていたアメジスティアが激昂し、ディオーネに飛びかかろうとする。

 

 しかし魔王はそんな彼女を手で制して、ため息混じりに言った。

 

「……今日のところは俺たちの負けだな。はい、諦めて撤収撤収」

「し、しかし魔王様ッ!」

「コイツも無事に地上へ還してやってよ。大サービスで、衣装も身体の汚れも、全部きれいにした上でね」

「……かしこまりました」

 

 アメジスティアが不満げに……と言うより嫉妬混じりに眉をひそめて、その言葉にうなづいた。

 

「じゃあな、シャイニングディオーネ……でも次はこうはいかない。人間の悪意を一身に受けて、お前がどこで考えを変えてくれるか……せいぜい楽しみに観察させてもらうよ」

「ま……待ってください! くろかわくっ――」

 

 ――パチンッ

 

 そしてアメジスティアが指を鳴らすと……ディオーネの姿もまた、闇の中にかき消えていった。

 

 魔王は腰に手を当て、やれやれと面倒くさそうにうなだれた。

 

「なるほど……正義のヒロインってのは、ずいぶん諦めが悪いんだな。叔母さん、あんなのをずーーーっと相手にしてたんだ?」

「……はい。不屈の精神とやらで、何度倒しても向かってきて……ヤツらの系譜は、実に厄介極まりありません」

「フッ……ま、じっくり攻略していくとしようか。簡単に心を折られても面白くないし」

 

 魔王は軽い調子でうそぶいた。

 

 その飄々とした言葉の裏に隠された彼の真意は、側近のダークアメジスティアをもってしても計り知ることができない。

 

「じゃ、俺たちも帰ろうか。叔母さん、よろしく」

「ハッ! ……ですが魔王様、その前にひとつ……」

 

 アメジスティアが神妙な顔つきで、魔王に諫言する。

 

「この姿でいる時は、どうか私のことはアメジスティアと呼び捨てに。もっとどっしりとした魔王らしい態度を取っていただかないと、他の魔族にも示しがつきません」

「……はい」

「………………」

「…………うむ、わかったぞ?」

 

 以前自分も似たようなお願いをした手前、それを無下に断るわけにもいかず……魔王は慣れない口調で、渋々了承するのだった。

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