金剛心輝シャイニングディオーネ~世界一面倒くさい魔王とヒロインの純愛(?)凌辱バトル~ 作:johnny内藤
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「………………」
俺はマンションのリビングで椅子に腰かけ、首から外したネックレスを眺めていた。
魔王として力に目覚めた日以来、毛先ほどの光も反射しないほどの黒さを保っていた魔宝石。その中に、砂糖を一粒落としたような、小さな白い輝きが混じっている。
つまりこれは俺の中にある魔王の力――闇のエナジーが、聖なるエナジーに侵食されたということだ。
こうなった原因……それは間違いなく、シャイニングディオーネから受けた浄化の影響だろう。
(……まさか姫菱と、
俺は魔宝石を握り締め、先日の出来事を述懐する。
あの日姫菱は自らの肉体を使い、俺を浄化すべく強硬手段に出た。
俺を見下ろしながら、精液ごと闇のエナジーの搾り取った彼女の表情。
膣肉でチンコをこするたび幸せそうに上げていた、耳をくすぐる喘ぎ声。
そして俺の身体や心を包み込み、その全てを受け止めてくれるかのような温かさ。
そのどれもが、俺にとっては――
「………………」
……おっといけない。浄化への対策を練ろうとしていたはずなのに、いつの間にかあの時のことばかり考えてしまっていた。
とにかく姫菱は俺を殺すのではなく、彼女の内に秘めた聖なるエナジーによって浄化する――つまり魔王としての力を失わせるという選択をしたようだ。
「…………フッ」
――目的もやり方も同じだなんて、すごい皮肉だ。そう思い、俺はついつい笑ってしまった。
優しく純真で、痛みに耐えながらも人々のために戦うシャイニングディオーネ。
そんな彼女を裏切った人間たちのために、これ以上アイツが正義のヒロインなどを続けることはない。
故に、俺は姫菱の中にある
(だからこそ、いま魔王の力を失くすわけにはいかない――)
先日は不覚を取り、彼女に犯されるという形で聖なるエナジーを注ぎ込まれてしまった。
やはり計算外だったのは、あの
……あの時の姫菱のエロさと可愛さといったら、それはもう。
「…………フ……」
――――ダンッ!!
「うわっ!?」
再び思い出の世界に突入しかけていたその時……すぐ目の前から大きな音が聞こえ、俺は我に返った。
英子叔母さんが、紅茶が入ったマグカップをテーブルの上に叩きつけたのだ。
「ほら、曜。お茶が入ったよ?」
「あ……ありがとう」
叔母さんはむっつりとした態度でそう言うと、俺からプイと顔を背け、キッチンで洗い物をし始めた。
「……あー」
俺はその背中に声をかけようとするのだが……あまりにもわかやすく垂れ流しになっている、不機嫌オーラという名の闇のエナジーに圧倒され、上手い言葉が見つからない。
とりあえず、出されたお茶を飲んでみよう。
「…………ずずずっ。あっ、叔母さん! 今日の紅茶すごく美味しい!」
「へー、そう。よかったねぇ」
「叔母さん、疲れてない? いつも家事をしてくれてありがとう。たまには俺も何か手伝おうか?」
「もう終わるから結構。あんたはそこに座って、のん気に考え事でもしてな」
……ご機嫌を取ろうとしたのだが、そのどちらも不発に終わった。
「え~っと……叔母さん、怒ってる? ここ数日、様子がおかしいみたいだけど……」
……そう。叔母さんの機嫌が悪いのは、いまに始まったことじゃない。
具体的には先日。俺が姫菱にさらわれて……まあ、
おそるおそる尋ねてみると、洗い物を終えた叔母さんがタオルで手を拭きながら、ドスドスと音を立ててこちらに近づいてくる。
「わかんないようなら言わせてもらうけどね……様子がおかしいのはあんたの方だよ、曜!」
「……はっ? 俺?」
とつぜん指を突きつけられて、訳のわからないことを言われた。
「そうだよ、この前……あんたがシャイニングディオーネと二人っきりになったあの日から、ず~っと変じゃないか。何か考え事をしては幸せそうな顔で物思いに耽ったり、私が声をかけても気づかなかったり……いまだって、どうせアイツのことを考えてたんだろう?」
(な、なんでわかった……って、いや! 別に俺は幸せそうになんか……!!)
図星を突かれた俺は、自分の顔がどうなっているかを確かめようと、思わず顔に手を伸ばしてしまった。
「曜はシ
「エッチって言うな! したけど! 保護者の口から改めて言われると、生々しくてなんかやだ!」
「こんな叔母さんのことなんて、もうどうでもいいんだろう? グスッ……。も、もしやあの子と二人きりになりたくて、次の戦いからはわざと負けたりないだろうね!?」
「情緒が!」
叔母さんはタオルの端を噛んで泣き出したと思えば、今度は怒りの形相で迫ってきた。感情のグラデーションがまったくなく、指摘するこっちの情緒まで不安定になってきそうだ。
「あーもう……ちょっとは落ち着いてくれよ。そんなこと、俺が考えてるわけないだろ?」
「だって……だって……!」
――要するに叔母さんは、俺がディオーネのことばかり考えているので不安と嫉妬を感じているらしい。
たしかに魔族のために戦っている(はずの)魔王が、正義のヒロインに骨抜きにされたとなれば、危機感を抱くのも当然だろう。
……別に姫菱に骨抜きにされた覚えなどないのだが、叔母さんのかわいいヤキモチを解消してあげるためにも、ここは魔王としての意志を示しておこう。
「わかってる……次の戦いでは、手ぬるいことはしないよ。アイツに二度と負けないためにも、これからは非情に徹する」
「…………ああっ。それでこそ魔王様です……♡」
保護者の役を演じることも忘れて、アメジスティアが英子叔母さんの姿のまましなだれかかってきた。
ちょっとチョロすぎやしないだろうか……などと心配になりつつ、俺はディオーネを堕とすための計画を、叔母さんに話し始めるのだった。